JP2009075386A

JP2009075386A - 液晶モジュール

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Publication number: JP2009075386A
Application number: JP2007244889A
Authority: JP
Inventors: Yasuta Sakuma; 康太佐久間
Original assignee: Funai Electric Co Ltd
Current assignee: Funai Electric Co Ltd
Priority date: 2007-09-21
Filing date: 2007-09-21
Publication date: 2009-04-09
Anticipated expiration: 2027-09-21
Also published as: EP2040112A1; US20090079897A1; JP5092646B2; US7999882B2

Abstract

【課題】Ｕ形の冷陰極管の両端部を確実に位置決めして固定でき、しかも、コストダウンを図ることができる液晶モジュールを提供する。
【解決手段】Ｕ形の冷陰極管３の両端の端子に接続されたリード線１１を、リアフレーム１に形成された溝形開口１０から引き出すと共に、冷陰極管３の端子とリード線１１との接続部分を包み込むように冷陰極管３の両端部にそれぞれ取り付けられた小型のランプソケット１３を、リアフレーム１の溝形開口１０の両端部に位置決めして抜け出さないように嵌め込んだ構成の液晶モジュールとする。冷陰極管３の両端部に取り付けたランプソケットの位置決めリブを溝形開口１０の両端部の位置決めスリットに係合させ、ランプソケットの抜け止め爪を溝形開口１０の両端部の開口縁に下方から係止させて、Ｕ形の冷陰極管３の両端部を確実に位置決めして固定する。
【選択図】図４

Description

本発明は、テレビ、パソコンその他の電子機器に組み込まれる液晶モジュールに関し、特に、冷陰極管の固定構造を改良してコストダウンを図った液晶モジュールに関する。

従来の直下ライト方式の液晶モジュールは、リアフレームの内部に光反射シートを設けて、その上にＵ形に曲がった冷陰極管を配設し、この冷陰極管の上方に光学シートと液晶パネルを配置して、その上からベゼルで液晶パネルの周縁部を押さえた概略構造となっている。

このような液晶モジュールにおいては、図１４，図１５に示すように、Ｕ形の冷陰極管３の両端部に、シリコンゴムからなる共通の大型ランプソケット１５を一つ取り付け、冷陰極管３の両端の端子に接続されたリード線を引き出すためにリアフレーム１に形成された溝形開口１６を完全に塞ぐように、大型ランプソケット１５を溝形開口１６に嵌め込むことによって、冷陰極管３が固定されている。

一方、液晶モジュールのバックライトに用いられているＵ形のランプの両端部から２本のリード線を引き出し、これらのリード線に取り付けられたゴム製のスペーサをＵ形のランプの両端部に嵌合状に装着すると共に、これらのスペーサを保持枠部に各別に嵌合して位置決め保持した液晶表示装置が提案されている（特許文献１）。

また、Ｕ字状光源の両横管部の遊端に被せたランプソケットを、リアフレームのポケット部に差し込んでＵ字状光源を固定した固定構造も提案されている（特許文献２）。
特開２００６−３３０１６２号公報特開２００６−１７１１６７号公報

しかしながら、図１４に示すように、Ｕ形の冷陰極管３の両端部にシリコンゴムからなる共通の大型ランプソケット１５を一つ取り付け、この大型ランプソケット１５をリアフレーム１の溝形開口１６に嵌め込んで冷陰極管３を固定した液晶モジュールは、シリコンゴムからなる大型のランプソケット１５が高価であるため、液晶モジュールのコストアップを招くという問題があった。

このようなコストアップの問題は、前記特許文献１のように、ゴム製のスペーサをＵ形のランプの両端部に嵌合状に装着すると共に、これらのスペーサを保持枠部に各別に嵌合して位置決め保持した液晶表示装置や、Ｕ字状光源の両横管部の遊端に被せたランプソケットを、リアフレームのポケット部に差し込んでＵ字状光源を固定した固定構造では、一応解決することができる。けれども、これらの液晶表示装置や固定構造に用いるスペーサやランプソケットは、リアフレームの側壁外部に設けた箱形の保持枠部やポケット部に嵌め込まれて位置決め固定されるものであって、リアフレームに形成した溝形開口に嵌め込まれるものではないため、これらのスペーサやランプソケットを従来の液晶モジュールのランプソケットとしてＵ形冷陰極管の両端部に取り付けてリアフレームの溝形開口に嵌め込んでも、溝形開口から抜け出したり位置ずれしたりして、Ｕ形冷陰極管を満足に位置決め固定することはできない。

本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、Ｕ形の冷陰極管の両端部を確実に位置決めして固定することができ、しかも、コストダウンを図ることができる液晶モジュールを提供することにある。

上記課題を解決するため、本発明に係る液晶モジュールは、リアフレームの内部に光反射シートを設けて、その上にＵ形の冷陰極管を配設し、この冷陰極管の上方に光学シートと液晶パネルを配置した液晶モジュールにおいて、冷陰極管の両端の端子に接続されたリード線を、リアフレームに形成された溝形開口から引き出すと共に、冷陰極管の端子とリード線との接続部分を包み込むように冷陰極管の両端部にそれぞれ取り付けられた小型のランプソケットを、リアフレームの溝形開口の両端部に位置決めして抜け出さないように嵌め込んだことを特徴とするものである。

本発明の液晶モジュールにおいては、ランプソケットに形成された位置決め用の係合部を、リアフレームに形成された位置決め用の被係合部に係合させて、リアフレームの溝形開口の両端部に嵌め込んだランプソケットを位置決めすることが好ましく、具体的には、位置決め用の係合部としてランプソケットのソケット本体の下面に形成された位置決めリブを、位置決め用の被係合部としてリアフレームの溝形開口の両端部の開口縁に形成された位置決めスリットに係合させて、ランプソケットを位置決めすることが好ましい。

また、本発明の液晶モジュールにおいては、ランプソケットに形成された抜け止め用の係止部を、リアフレームに形成された抜け止め用の被係止部に係止させて、リアフレームの溝形開口の両端部に嵌め込んだランプソケットを抜け止めすることが好ましく、具体的には、抜け止め用の係止部としてランプソケットの脚部に形成された抜け止め爪を、抜け止め用の被係止部となるリアフレームの溝形開口の両端部の開口縁に下方から係止させて、ランプソケットを抜け止めすることが好ましい。

本発明の液晶モジュールは、Ｕ形の冷陰極管の両端部に共通の大型ランプソケットを取り付けないで、Ｕ形の冷陰極管の両端部に小型のランプソケットをそれぞれ取り付けたため、ランプソケットの材料費を大幅に節約でき、その分だけ液晶モジュールのコストダウンを達成することができる。そして、それぞれのランプソケットをリアフレームの溝形開口の両端部に位置決めして抜け出さないように嵌め込んだため、Ｕ形の冷陰極管の両端部をランプソケットを介してリアフレームに確実に取付固定することができる。

また、ランプソケットの位置決め手段として、ランプソケットに形成された位置決め用の係合部を、リアフレームに形成された位置決め用の被係合部に係合させる手段を採用して、ランプソケットをリアフレームの溝形開口の両端部に嵌め込んだ液晶モジュールは、係合部と被係合部の係合によりランプソケットの移動や位置ずれを確実に阻止してランプソケットをリアフレームの溝形開口の両端部に位置決めすることができる。特に、係合部としてランプソケットのソケット本体の下面に位置決めリブを形成し、被係合部としてリアフレームの溝形開口の両端部の開口縁に位置決めスリットを形成して、位置決めリブを位置決めスリットに嵌め込んで係合させた液晶モジュールは、位置決めリブや位置決めスリットの形成が容易であり、しかも、位置決めリブと位置決めスリットの係合によってランプソケットをリアフレームの溝形開口の両端部に確実に位置決めすることができる。

そして、ランプソケットの抜け止め手段として、ランプソケットに形成された抜け止め用の係止部を、リアフレームに形成された抜け止め用の被係止部に係止させる手段を採用して、ランプソケットをリアフレームの溝形開口の両端部に嵌め込んだ液晶モジュールは、被係止部に係止した係止部によってランプソケットの溝形開口の両端部からの抜け出しを確実に阻止してランプソケットを溝型開口の両端部に取付固定することができる。特に、係止部としてランプソケットの脚部に抜け止め爪を形成し、リアフレームの溝形開口の両端部の開口縁を被係止部として、抜け止め爪を開口縁に下方から係止させた液晶モジュールは、抜け止め爪の形成が容易であり、リアフレームに特別な被係止部を形成する必要がなく、しかも、開口縁に対する抜け止め爪の下方からの係止によってランプソケットをリアフレームの溝形開口の両端部に確実に取付固定することができる。

以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。

図１は本発明の一実施形態に係る液晶モジュールの分解斜視図、図２は同液晶モジュールの概略断面図、図３は光反射シートとＵ形の冷陰極管を取り付けたリアフレームの平面図、図４は側板を一部切り欠いた同リアフレームの部分斜視図、図５は裏返した同リアフレームの部分斜視図、図６はＵ形の冷陰極管に接続されたコネクタ付きのリード線の斜視図、図７はＵ形の冷陰極管とリード線との接続部分の断面図、図８〜図１３はそれぞれランプソケットの斜視図、Ａ−Ａ線断面図、正面図、平面図、右側面図、底面図である。

この液晶モジュールの全体構成を概説すると、図１，図２に示すように、リアフレーム１の内部に、逆台形状に折り曲げられた光反射シート２が設けら、その上に複数本（２本）のＵ形の冷陰極管３が配設されると共に、左右のランプフレーム４，４がリアフレーム１の左右の側板１ａ，１ｂの内側に取り付けられている。そして、冷陰極管３の上方には、光学シートとして光拡散シート５とプリズムシート６が重ねて配置され、これらのシート周縁部がＬ形の２つの樹脂フレーム７，７で押さえられている。この樹脂フレーム７，７の上には液晶パネル（液晶セル）８が載置され、その上から長短４本のベゼル９ａ，９ｂで液晶パネル８の周縁部が固定されて、液晶モジュールが組み立てられている。

上記のリアフレーム１は、図１に示すように、板金で製作された偏平な長方形の箱形フレームであって、その底板１ｃの右側端部には溝形開口１０が右側板１ｂに沿ってＵ形の冷陰極管３と同数（２つ）形成されている。

この溝形開口１ｄは、Ｕ形の冷陰極管３の両端に接続されたリード線１１，１１をリアフレーム１から引き出すために底板１ｃに形成されたもので、図４に示すように、この溝形開口１０の中央には、リード線１１，１１の先端のコネクタ１２を挿通する幅広のコネクタ挿通口１０ａが形成されており、両端部には、Ｕ形の冷陰極管３の両端部に取り付けられた小型のランプソケット１３，１３を嵌め込むソケット取付口１０ｂ，１０ｂが形成されている。そして、これらのソケット取付口１０ｂ，１０ｂには、位置決め用の被係合部として位置決めスリット１０ｃ，１０ｃが、溝形開口１０の長さ方向と直角方向に形成されている。

Ｕ形の冷陰極管３の両端部に取り付けられるランプソケット１３，１３は、シリコンゴムからなる弾性変形可能なソケットであって、図８〜図１３に示すように、直方体形状のソケット本体１３ａと、このソケット本体１３ａから下方へ突き出す脚部１３ｂを備えたものであり、ソケット本体１３ａの下面には、位置決め用の係合部として突片状の位置決めリブ１３ｃが、また、脚部１３ｂの後面下端部には、抜け止め用の係止部として抜け止め爪１３ｄが、一体に形成されている。そして、ソケット本体１３ａには、冷陰極管３の端部を挿入する円形空洞部１３ｅがソケット本体の前面から後面近くまで形成されており、ソケット本体１３ａの上面から円形空洞部１３ｅに達する切り割り部１３ｆが形成されている。更に、脚部１３ｂの下面からソケット本体１３ａの上面にかけて貫通孔１３ｇが形成されており、この貫通孔１３ｇにリード線１１が挿通されるようになっている。

上記のランプソケット１３は、図６，図７に示すように、Ｕ形の冷陰極管３の端部の端子３ａとリード線１１との接続部分を包み込んだ状態で、Ｕ形の冷陰極管３の端部にそれぞれ取り付けられている。

Ｕ形の冷陰極管３の両端部は、ランプソケット１３，１３を介して、次のようにリアフレーム１に取付固定されている。即ち、図３，図４，図５，図７に示すように、リード線１１，１１の先端のコネクタ１２をリアフレーム１の溝形開口１０のコネクタ挿通口１０ａに挿通して、リード線１１，１１を溝形開口１０からリアフレーム１の背後に引き出し、ランプソケット１３，１３の脚部１３ｂ，１３ｂを溝形開口１０の両端部のソケット取付口１０ｂ，１０ｂに嵌め込むと同時に、位置決めリブ１３ｃ，１３ｃを位置決めスリット１０ｃ，１０ｃに嵌め込んで係合させることにより、ランプソケット１３，１３を溝形開口１０の両端部に位置決めし、更に、ランプソケット１３，１３の抜け止め爪１３ｄ，１３ｄを、溝形開口１０の両端部の開口縁（ソケット取付口１０ｂ，１０ｂの口縁）に下方から係止させて抜け止めすることにより、Ｕ形の冷陰極管３の両端部がランプソケット１３，１３を介して、位置ずれしないように且つ脱落しないように、リアフレーム１の溝形開口１０に確実に取付固定されている。

そして、Ｕ形の冷陰極管３の反対側の曲げ加工された部分は、図１，図３に示すように、リアフレーム１の底板１ｃに固定されたランプホルダー１４の二股状の保持部１４ａに保持されて、位置ずれしないように取付固定されている。

上記構成の液晶モジュールは、Ｕ形の冷陰極管３の両端部に、従来の共通の大型ランプソケット１５を取り付けないで、小型のランプソケット１３，１３をそれぞれ取り付けているため、ランプソケット１３の材料費（高価なシリコンゴム代）を大幅に節約でき、その分だけ液晶モジュールのコストダウンを達成することができる。

しかも、ランプソケット１３のソケット本体１３ａの下面に形成した位置決めリブ１３ｃを、リアフレーム１の溝形開口１０の両端部の開口縁に形成した位置決めスリット１０ｃ，１０ｃに嵌め込んで、ランプソケット１３，１３をリアフレームの溝形開口１０の両端部に位置決めすると共に、ランプソケット１３の脚部１３ｂに形成した抜け止め爪１３ｄを溝形開口１０の両端部の開口縁に下方から係止させて抜け止めすることにより、ランプソケット１３，１３を溝形開口１０の両端部のソケット取付口１０ｂ，１０ｂに固定したため、これらのランプソケット１３，１３を介して、Ｕ形の冷陰極管３の両端部を、ガタツキや位置ズレや脱落などを生じることなく確実にリアフレーム１に取付固定できる。

以上のように、本発明の液晶モジュールは、ランプソケットを小型化してコストダウンを図ったものであるにも拘わらず、Ｕ形の冷陰極管をガタツキや位置ずれなく確実に取付固定できるので、バックライト機能を損なう心配がなく、高性能を維持することができる。

尚、上記の小型のランプソケット１３は、真っ直ぐな冷陰極管の両端に取り付けて使用できるものであることは言うまでもない。

本発明の一実施形態に係る液晶モジュールの分解斜視図である。同液晶モジュールの概略断面図である。光反射シートとＵ形の冷陰極管を取り付けたリアフレームの平面図である。側板を一部切り欠いた同リアフレームの部分斜視図である。裏返した同リアフレームの部分斜視図である。Ｕ形の冷陰極管に接続されたコネクタ付きのリード線の斜視図である。Ｕ形の冷陰極管とリード線との接続部分の断面図である。ランプソケットの斜視図である。ランプソケットのＡ−Ａ線断面図である。ランプソケットの正面図である。ランプソケットの平面図である。ランプソケットの右側面図である。ランプソケットの底面図である。従来の液晶モジュールにおけるＵ形の冷陰極管を取り付けたリアフレームの部分斜視図である。裏返した同リアフレームの部分斜視図である。

符号の説明

１リアフレーム
１ｃ底板
２光反射シート
３Ｕ形の冷陰極管
３ａ端子
５光拡散シート（光学シート）
６プリズムシート（光学シート）
８液晶パネル
１０溝形開口
１０ａコネクタ挿通口
１０ｂソケット取付口
１０ｃ位置決めスリット
１１リード線
１２コネクタ
１３ランプソケット
１３ａソケット本体
１３ｂ脚部
１３ｃ位置決めリブ
１３ｄ抜け止め爪

Claims

リアフレームの内部に光反射シートを設けて、その上にＵ形の冷陰極管を配設し、この冷陰極管の上方に光学シートと液晶パネルを配置した液晶モジュールにおいて、
冷陰極管の両端の端子に接続されたリード線を、リアフレームに形成された溝形開口から引き出すと共に、冷陰極管の端子とリード線との接続部分を包み込むように冷陰極管の両端部にそれぞれ取り付けられた小型のランプソケットを、リアフレームの溝形開口の両端部に位置決めして抜け出さないように嵌め込んだことを特徴とする液晶モジュール。
ランプソケットに形成された位置決め用の係合部を、リアフレームに形成された位置決め用の被係合部に係合させて、リアフレームの溝形開口の両端部に嵌め込んだランプソケットを位置決めしたことを特徴とする請求項１に記載の液晶モジュール。
位置決め用の係合部としてランプソケットのソケット本体の下面に形成された位置決めリブを、位置決め用の被係合部としてリアフレームの溝形開口の両端部の開口縁に形成された位置決めスリットに係合させて、ランプソケットを位置決めしたことを特徴とする請求項２に記載の液晶モジュール。
ランプソケットに形成された抜け止め用の係止部を、リアフレームに形成された抜け止め用の被係止部に係止させて、リアフレームの溝形開口の両端部に嵌め込んだランプソケットを抜け止めしたことを特徴とする請求項１に記載の液晶モジュール。
抜け止め用の係止部としてランプソケットの脚部に形成された抜け止め爪を、抜け止め用の被係止部となるリアフレームの溝形開口の両端部の開口縁に下方から係止させて、ランプソケットを抜け止めしたことを特徴とする請求項４に記載の液晶モジュール。