JP2008224417A - 計測方法および計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】計測画像のばらつきになどに起因にする誤計測や計測失敗が生じるのを低減して安定した計測を可能にする。
【解決手段】計測画像23と、特徴的なパターン17を含む第1のテンプレート画像16とを、テンプレートマッチングした後、更に、サーチ範囲を限定して、第1のテンプレート画像16の部分画像であって、計測すべきパターン18を含む第2のテンプレート画像20をテンプレートマッチングして計測位置を求めるようにしている。
【選択図】図5
【解決手段】計測画像23と、特徴的なパターン17を含む第1のテンプレート画像16とを、テンプレートマッチングした後、更に、サーチ範囲を限定して、第1のテンプレート画像16の部分画像であって、計測すべきパターン18を含む第2のテンプレート画像20をテンプレートマッチングして計測位置を求めるようにしている。
【選択図】図5
Description
本発明は、例えば、基板や部品などの計測対象を撮像した計測画像とテンプレート画像とをテンプレートマッチングさせて位置や寸法などの計測を行う計測方法および計測装置に関する。
計測対象を撮像した画像データに基づいて画像処理を行うことにより、計測対象を測定・評価する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
計測対象、例えば、液晶パネルのガラス基板を撮像して、その計測画像からガラス基板上のパターンの寸法を計測する計測装置においては、予め教示用画像を用いて計測位置の教示が行われる。
教示用画像は、例えば、図7に示すように、基板の一部である計測領域、この例では、特徴的なパターンである円形のパターン17および直径Dを計測すべきパターン18を含む基板の一部を予め撮像した画像であり、この教示用画像としては、例えば、パターンの形状などが同等であるものが多数存在する計測対象を撮像した画像を用いるのが好ましい。
この教示用画像に対して、例えば、図8に示すような特徴的な円形のパターン17を含む予め登録されているテンプレート画像16を用いて、図9に示すように、テンプレートマッチングを行い、マッチングしたときの位置を基準として、計測すべきパターン18の矢符で示される計測位置を指定するのに必要なパラメータを入力することにより、これらパラメータおよびテンプレート画像16を含む計測レシピが作成されて登録され、教示が終了する。
実際の計測においては、基板の計測領域を撮像し、その計測画像と、予め教示された前記計測レシピのテンプレート画像16とを、テンプレートマッチングし、マッチングしたときの位置を基準として、計測レシピのパラメータに従って計測画像におけるパターン18の計測位置を検出し、その直径Dを計測する。
特許3765061号公報
しかしながら、実際の計測対象である基板は、例えば、製造プロセスのばらつきなどに起因して基板上に形成される薄膜のパターンの位置や形状などが異なる場合がある。例えば、図10の計測画像23に示すように、特徴的な円形のパターン17と、直径Dを計測すべき円形のパターン18との距離が、上述の図7の教示用画像19とは異なる場合があり、かかる場合には、上述のテンプレート画像16でテンプレートマッチングしたときに、図11に示すように計測位置がずれてしまい、計測すべきパターン18の直径Dが計測されないことになる。
このため、テンプレート画像として、図12に示すように、計測すべき円形のパターン18のみを含む画像を用いることが考えられるが、かかるテンプレート画像20では、特徴的なパターンを含まないために、計測すべきパターンと同様のパターンが存在するような場合には、図13に示すように、テンプレート画像20が、計測すべき円形のパターン18とは別のパターン17にマッチングされてしまい、計測すべき円形のパターン18の直径が計測できないといった課題がある。
本発明は、上述のような点に鑑みて為されたものであって、誤計測や計測失敗が生じるのを低減して安定な計測を行えるようにすることを目的とする。
(1)本発明の計測方法は、計測対象を撮像した計測画像と、予め登録されているテンプレート画像とを、マッチングさせて計測位置を求めて計測を行う方法であって、少なくとも第1,第2の前記テンプレート画像を予め登録し、前記計測画像と前記第1のテンプレート画像とのマッチングを行った後、サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像とのマッチングを行うものである。
計測対象とは、位置や寸法などを計測する対象をいい、例えば、基板、部品などをいう。
マッチングは、正規化相関法やその他の公知の方法を用いることができる。
テンプレート画像は、計測対象を撮像した画像から切り出されるのが好ましく、この計測対象は、同等のものが多数存在するものから選択されるのが好ましい。
第2のテンプレート画像は、第1のテンプレート画像の一部の画像であってもよいし、別の画像であってもよい。
サーチ範囲は、第2のテンプレート画像が誤った位置にマッチングされないように限定するのが好ましい。
第2のテンプレート画像でマッチングした後、更に、サーチ範囲を限定し、第3のテンプレート画像でマッチングしてもよく、同様に、第4以降のテンプレート画像で更にマッチングするようにしてもよい。
本発明の計測方法によれば、第1のテンプレート画像を用いたマッチングによって、第1段階の位置決めを行い、この位置決めした位置から、サーチ範囲を限定して第2のテンプレート画像を用いたマッチングを行うことによって、第2段階の位置決めを行なって計測位置を求めるといったことが可能となる。 これによって、1回のテンプレートマッチングだけでは、計測位置にずれが生じて正しく計測できないような場合であっても、少なくとも第2段階の位置決めを行なって計測位置を求めることによって、計測位置のずれを解消して精度よく計測することが可能となり、誤計測や計測失敗を低減して計測の安定性を高めることができる。
(2)本発明の計測方法の一つの実施形態では、前記サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像をマッチングさせた画像に基づいて、前記計測位置を求めるようにしてもよい。
第2のテンプレート画像は、計測位置を含む画像であってもよいし、含まない画像であってもよい。
この実施形態によると、第1のテンプレート画像を用いたマッチングと、サーチ範囲を限定した第2のテンプレート画像を用いたマッチングとの2回のテンプレートマッチングによって、計測位置を求めて計測することができる。
(3)本発明の計測方法の他の実施形態では、前記第1のテンプレート画像は、特徴的なパターンを含む画像であり、前記第2のテンプレート画像は、前記第1のテンプレート画像の部分画像である。
特徴的なパターンは、計測画像の他の部分とは異なる特別なパターンであるのが好ましいが、同様のパターンを含んでもよい。
この実施形態によると、第1のテンプレート画像は、特徴的なパターンを含んでいるので、誤った位置にマッチングされるのを回避できる一方、第2のテンプレート画像は、第1のテンプレート画像の部分画像であるので、第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲およびその近傍をサーチ範囲として効率的にマッチングを行うことができる。
(4)上記(3)の実施形態では、前記部分画像には、前記計測位置を含むようにしてもよい。
この実施形態によると、例えば、特徴的なパターンと計測位置との距離が、教示用画像とは異なるような計測画像であっても、特徴的なパターンを含む第1のテンプレート画像でテンプレートマッチングした後に、計測位置を含む第2のテンプレート画像でテンプレートマッチングするので、第2のテンプレート画像をマッチングさせた画像から計測位置を精度よく求めることができる。
(5)上記(3)または(4)の実施形態では、前記サーチ範囲を、前記計測画像の前記第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲の一部であって、かつ、前記部分画像を含む範囲に限定してもよい。
この実施形態によると、サーチ範囲を、計測画像の第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲の一部に限定しているので、第2のテンプレート画像が誤った位置にマッチングされるのを回避できるとともに、効率的なマッチングが可能となる。
(6)本発明の計測装置は、計測対象を撮像する撮像部と、予めテンプレート画像が登録される記憶部と、前記計測対象を撮像した前記撮像部からの計測画像と前記テンプレート画像とのマッチングを行うマッチング部と、マッチング結果に基づいて、計測位置を求めて計測を行う計測部とを備え、前記記憶部には、少なくとも第1,第2の前記テンプレート画像が登録され、前記マッチング部は、前記計測画像と前記第1のテンプレート画像とのマッチングを行った後、サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像とのマッチングを行うものである。
本発明の計測装置によれば、第1のテンプレート画像を用いたマッチングによって、第1段階の位置決めを行い、この位置決めした位置から、サーチ範囲を限定して第2のテンプレート画像を用いたマッチングによって、第2段階の位置決めを行なって計測位置を求めるといったことが可能となり、これによって、1回のテンプレートマッチングによって計測位置を求める構成に比べて、誤計測や計測失敗を低減して計測の安定性を高めることができる。
(7)本発明の計測装置の他の実施形態では、前記計測部は、前記サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像をマッチングさせた画像に基づいて、前記計測位置を求めて計測を行うようにしてもよい。
この実施形態によると、第1のテンプレート画像を用いたマッチングと、サーチ範囲を限定した第2のテンプレート画像を用いたマッチングとの2回のテンプレートマッチングによって、計測位置を求めて計測することができる。
(8)本発明の計測装置の一つの実施形態では、前記第1のテンプレート画像は、特徴的なパターンを含む画像であり、前記第2のテンプレート画像は、前記第1のテンプレート画像の部分画像である。
この実施形態によると、第1のテンプレート画像は、特徴的なパターンを含んでいるので、誤った位置にマッチングされるのを回避できる一方、第2のテンプレート画像は、第1のテンプレート画像の部分画像であるので、第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲およびその近傍をサーチ範囲として効率的にマッチングを行うことができる。
(9)上記(8)の実施形態では、前記部分画像には、前記計測位置を含むようにしてもよい。
この実施形態によると、例えば、特徴的なパターンと計測位置との距離が、教示用画像とは異なるような計測画像であっても、特徴的なパターンを含む第1のテンプレート画像でテンプレートマッチングした後に、計測位置を含む第2のテンプレート画像でテンプレートマッチングするので、第2のテンプレート画像をマッチングさせた画像から計測位置を精度よく求めることができる。
(10)上記(8)または(9)の実施形態では、前記計測部は、前記サーチ範囲を、前記計測画像の前記第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲の一部であって、かつ、前記部分画像を含む範囲に限定してもよい。
この実施形態によると、サーチ範囲を、計測画像の第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲の一部に限定しているので、第2のテンプレート画像が誤った位置にマッチングされるのを回避できるとともに、効率的なマッチングが可能となる。
本発明によれば、計測画像と第1のテンプレート画像とのマッチングを行った後、その状態でサーチ範囲を限定して第2のテンプレート画像とのマッチングを行うので、1回のテンプレートマッチングによって計測位置を求める構成に比べて、テンプレートマッチングの精度が向上し、誤計測や計測失敗を低減して計測の安定性を高めることができる。
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
以下、図面によって本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一つの実施の形態に係る計測装置の概略構成を示す斜視図である。
この実施形態の計測装置1は、計測対象である基板2の計測領域を撮像して画像を取り込むための画像取り込み装置3と、この画像取り込み装置3に相互に情報伝送可能に接続されて、取り込んだ画像を処理して計測を行なうととともに、各部の制御を行なう制御装置4とを備えており、制御装置4は、画像取り込み装置3を制御する制御プログラムを実行するコンピュータを内蔵している。
画像取り込み装置3は、基台5と、その上に設置された一対のガイドレール6に沿って移動可能なテーブル7と、このテーブル7を跨ぐ形で基台5上の固定位置に架設された門型の架台8と、この架台8内に設けられた図示しないカメラ移動機構と、カメラ移動機構に支持された撮像部としてのカメラ9とを備えている。
矩形板状のテーブル7は、図示しないリニアモータなどの駆動機構によって図のy方向に移動可能である。カメラは、y方向に直交する図のx方向を可動方向とするカメラ移動機構によって、x方向に移動可能である。
基台5上には、テーブル7の移動方向であるy方向に沿って延びるリニアスケール10が設けられる一方、テーブル7には、該テーブル7と一体的に移動する図示しないエンコーダヘッドが設置されており、リニアスケール10とエンコーダヘッドとによって、テーブル7のy方向の移動量を測定するリニアエンコーダが構成される。
各エンコーダヘッドには、投光部と受光部とが備えられ、投光部から出射されてリニアスケール10で変調された反射光を受光部で受けることにより、テーブルの移動量に応じた数のパルス信号を得ることができる。また、各リニアスケール10の1箇所には原点パターンが設けられていることにより、テーブル位置の原点信号を得ることもできる。
架台8に内蔵されるカメラ移動機構は、テーブル7上に載置された基板2を撮像するカメラ9を、x方向に移動させるものである。このカメラ移動機構は、リニアエンコーダを備えており、このリニアエンコーダでカメラ9のx方向の移動量を測定しながら、制御装置4から指令されたx座標にカメラ9を移動させる。
カメラ9は、顕微鏡のように対物レンズを有する構成となっており、2次元CCD撮像素子を備える。対物レンズの交換により撮像倍率を変更できるようになっている。
制御装置4は、キーボードやマウスなどの入力装置とディスプレイなどの出力装置とを備えており、画像取り込み装置3に対してリアルタイムに指令を送ったり、画像取り込み装置3で撮像した画像を観察したり、画像取り込み装置3を制御するプログラムを入力したりできるようになっている。画像取り込み装置3を制御するプログラムは、ネットワークを経由して、外部からダウンロードすることもできる。
図2は、図1の計測装置1の要部の構成を示すブロック図であり、図1に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
制御装置4は、カメラ9からの画像信号が入力される入力部11と、テンプレート画像を含む計測レシピおよび制御プログラムなどが記憶される記憶部12と、入力部11からの計測画像と記憶部12のテンプレート画像とのテンプレートマッチングおよびそれに基づく計測演算などを行うとともに、テーブル7やカメラ移動機構を制御するための演算を行う演算部13と、演算部13の演算結果に基づいて、ディスプレイ等の出力装置14に計測結果などを表示出力するとともに、テーブル7やカメラ9の移動機構15への制御出力を与える出力部16とを備えている。
この実施形態では、計測対象である基板2上の薄膜のパターンの位置や形状などのばらつきに起因して誤計測や計測失敗が生じるのを低減して、安定な計測を行えるようにするために次のように構成している。
すなわち、この実施形態では、予め、第1,第2のテンプレート画像および対応するパラメータを含む計測レシピを計測装置1に登録し、実際の計測画像に対して、先ず、第1のテンプレート画像をマッチングさせ、その後、マッチングさせた画像に対して、サーチ範囲を限定して、第2のテンプレート画像をマッチングさせて計測位置を検出し、計測を行うものである。
この実施形態では、第1のテンプレート画像16は、上述の従来例と同様の図8に示す特徴的なパターン17および直径Dを計測すべき円形のパターン18を含む画像であり、この第1のテンプレート画像16は、上述の図7に示される教示用画像19から切り出されたものである。
また、第2のテンプレート画像20は、上述の図12に示すように、第1のテンプレート画像16の部分画像であって、特徴的なパターン17を含まず、直径を計測すべき円形のパターン18を含む画像である。
この第2のテンプレート画像20と計測画像とのテンプレートマッチングは、計測画像と第1のテンプレート画像16とのテンプレートマッチングを行なった後、その状態からサーチ範囲を限定して行う。
この実施形態では、サーチ範囲は、計測画像に第1のテンプレート画像をマッチングさせた状態において、図3に示すように、第1のテンプレート画像16の、第2のテンプレート画像20(上記部分画像)を含む範囲であって、特徴的なパターン17を殆ど含まない矩形の範囲21に限定される。
この実施形態では、予め、各テンプレート画像16,20および教示用画像を用いて、限定するサーチ範囲や計測位置の教示が行われる。
すなわち、図7の教示用画像19に対して、第1のテンプレート画像16をテンプレートマッチングしたときの位置を基準として、第2のテンプレート画像20によるサーチ範囲を指定するのに必要なパラメータを入力することにより、パラメータおよび第1のテンプレート画像16を含む計測レシピが作成されて登録され、更に、第2のテンプレート画像20を、限定されたサーチ範囲でサーチして教示用画像19にテンプレートマッチングさせたときの位置を基準として、計測すべきパターン18の計測位置を指定するのに必要なパラメータを入力することにより、パラメータおよび第2のテンプレート画像20を含む計測レシピが作成されて登録される。
次に、実際の計測時には、テーブル7上に、計測対象である基板2を載置し、カメラ9の視野内に、基板2の計測領域が収まるように、カメラ移動機構によってカメラ9をx方向に移動させるとともに、テーブル7をy方向に移動させて基板2の計測領域を撮像して計測画像を取り込む。
この実施形態では、取り込んだ計測画像と、予め登録した第1のテンプレート画像16とをテンプレートマッチングし、そのマッチングした状態からサーチ範囲を限定して第2のテンプレート画像20をテンプレートマッチングし、このマッチングした画像に基づいて、計測レシピのパラメータに従って計測位置を検出して従来と同様に直径の計測を行う。
図4は、この実施形態のテンプレートマッチングの手順を示す図である。
計測対象である基板2の計測領域を撮像して得られた同図(a)の計測画像22に対して、予め登録している同図(b)の第1のテンプレート画像16を、同図(c)に示すようにテンプレートマッチングし、その後、上述のようにサーチ範囲を限定して、同図(d)の第2のテンプレート画像20を、同図(e)に示すようにマッチングさせ、このマッチングさせた画像に基づいて、計測レシピのパラメータに従って矢符で示される計測位置が検出されて直径Dの計測が行われる。
図5は、上述の図7の教示用画像19に比べて、図5(a)に示すように、特徴的なパターン17と計測すべきパターン18との距離が離れている計測画像23に対するテンプレートマッチングを示す図である。
この計測画像23に対して、予め登録している同図(b)の第1のテンプレート画像16を、同図(c)に示すようにテンプレートマッチングする。この状態では、第1のテンプレート画像16における計測すべきパターン18と、計測画像23の実際の計測すべきパターン18との位置がずれており、正しく計測することはできない。
この実施形態では、この状態から、サーチ範囲を限定して、同図(d)の第2のテンプレート画像20をマッチングさせるので、第2のテンプレート画像20に含まれる計測すべきパターン18を、実際の計測画像23の計測すべきパターン18に正確にマッチングさせることができ、これによって、計測レシピのパラメータに従って矢符で示される計測位置を検出して直径Dの計測を行うことができる。
図6は、この実施形態の動作説明に供するフローチャートである。
先ず、予め登録されている計測レシピから第1のテンプレート画像16を読み出し(ステップn1)、計測画像とテンプレートマッチングし(ステップn2)、次に、計測レシピから第2のテンプレート画像20を読み出し(ステップn3)、第1のテンプレート画像16でマッチングした計測画像に対して、サーチ範囲を限定して、第2のテンプレート画像をテンプレートマッチングし(ステップn4)、マッチングした画像に基づいて、計測位置を検出して直径を計測し(ステップn5)、計測に成功したか否かを判断し(ステップn6)、成功したときには、認識成功とし(ステップn7)、失敗したときには、認識失敗(ステップn8)として、例えば、表示出力する。
本発明は、テンプレートマッチングを用いて位置や寸法などを計測する計測装置などに有用である。
1 計測装置
2 基板
3 画像取り込み装置
4 制御装置
9 カメラ
2 基板
3 画像取り込み装置
4 制御装置
9 カメラ
Claims (10)
- 計測対象を撮像した計測画像と、予め登録されているテンプレート画像とを、マッチングさせて計測位置を求めて計測を行う方法であって、
少なくとも第1,第2の前記テンプレート画像を予め登録し、
前記計測画像と前記第1のテンプレート画像とのマッチングを行った後、サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像とのマッチングを行うことを特徴とする計測方法。 - 前記サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像をマッチングさせた画像に基づいて、前記計測位置を求める請求項1に記載の計測方法。
- 前記第1のテンプレート画像は、特徴的なパターンを含む画像であり、
前記第2のテンプレート画像は、前記第1のテンプレート画像の部分画像である請求項1または2に記載の計測方法。 - 前記部分画像には、前記計測位置を含む請求項3に記載の計測方法。
- 前記サーチ範囲を、前記計測画像の前記第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲の一部であって、かつ、前記部分画像を含む範囲に限定する請求項3または4に記載の計測方法。
- 計測対象を撮像する撮像部と、予めテンプレート画像が登録される記憶部と、前記計測対象を撮像した前記撮像部からの計測画像と前記テンプレート画像とのマッチングを行うマッチング部と、マッチング結果に基づいて、計測位置を求めて計測を行う計測部とを備え、
前記記憶部には、少なくとも第1,第2の前記テンプレート画像が登録され、
前記マッチング部は、前記計測画像と前記第1のテンプレート画像とのマッチングを行った後、サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像とのマッチングを行うことを特徴とする計測装置。 - 前記計測部は、前記サーチ範囲を限定して前記第2のテンプレート画像をマッチングさせた画像に基づいて、前記計測位置を求めて計測を行う請求項6に記載の計測装置。
- 前記第1のテンプレート画像は、特徴的なパターンを含む画像であり、
前記第2のテンプレート画像は、前記第1のテンプレート画像の部分画像である請求項6または7に記載の計測装置。 - 前記部分画像には、前記計測位置を含む請求項8に記載の計測装置。
- 前記計測部は、前記サーチ範囲を、前記計測画像の前記第1のテンプレート画像がマッチングされた範囲の一部であって、かつ、前記部分画像を含む範囲に限定する請求項8または9に記載の計測装置。
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2007
- 2007-03-13 JP JP2007063091A patent/JP2008224417A/ja active Pending
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