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JP2008216858A - 電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置、及び電子機器 Download PDF

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秀年 村井
Tomoaki Sekime
智明 関目
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Abstract

【課題】電極の非対称性に起因する焼きつきの発生を低減した、電気光学装置、及び電子機器を提供する。
【解決手段】電気光学物質23を挟持する一対の基板21,22の一方の基板側21に、電気光学層23を駆動する第1及び第2電極41,11と、第1及び第2電極41,11の間に設けられる絶縁膜33と、第2電極11の電気光学物質50側に設けられ、電気光学物質50の初期配向方向を規制する配向膜34と、を備え、絶縁膜33は第2電極11から配向膜34側に露出された領域を有しており、少なくともこの領域の絶縁膜33と配向膜34との間に、配向膜34よりも抵抗値が低い電荷放出膜36が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気光学装置、及び電子機器に関するものである。
液晶表示装置(電気光学装置)の広視野角化を図る一手段として、液晶層(電気光学層)に対して基板方向の電界を発生させて液晶分子の配向制御を行う方式(以下、横電界方式と称する)を用いることが知られており、このような横電界方式としてIPS(In-Plane Switching)方式やFFS(Fringe-Field Switching)方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−131248号公報
しかしながら、特にFFS方式の液晶表示装置では電極構造の非対称性から、従来のTNモードと比較して電荷が残留し易く、結果として焼きつきが発生しやすいといった問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、電極の非対称性に起因する焼きつきの発生を低減した、電気光学装置、及び電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の電気光学装置は、電気光学物質を挟持する一対の基板の一方の基板側に、前記電気光学層を駆動する第1及び第2電極と、該第1及び第2電極の間に設けられる絶縁膜と、前記第2電極の前記電気光学物質側に設けられ、該電気光学物質の初期配向方向を規制する配向膜と、を備え、前記絶縁膜は前記第2電極から前記配向膜側に露出された領域を有しており、少なくとも前記領域の前記絶縁膜と前記配向膜との間に、前記配向膜よりも抵抗値が低い電荷放出膜が設けられることを特徴とする。
前記電気光学装置が、例えば第1及び第2電極との間で発生した電界によって液晶層を駆動するFFS方式の液晶表示装置である場合、FFS構造特有の電極形状の非対称性から電荷が蓄積し易く、蓄積した電界により液晶層の焼きつきを招くおそれがある。そこで、本発明を採用すれば、上記電荷の蓄積が起こる絶縁膜と配向膜との界面部分(第2電極から配向膜側に露出された領域の絶縁膜と配向膜との間)に電荷放出膜が設けられているので、前記電荷放出膜から電荷を逃がすことができる。よって、上述した電荷の蓄積に起因する焼きつきの発生を防止することができる。
また、上記電気光学装置においては、前記電荷放出膜は、前記第2電極を覆って前記絶縁膜上に形成されるのが好ましい。
このようにすれば、配向膜との界面全体に電荷放出膜が形成されるので、上述した電荷の蓄積をより確実に防止することができる。
また、上記電気光学装置においては、前記電荷放出膜は、前記絶縁膜よりも抵抗値が低いのが好ましい。
このようにすれば、電荷放出膜は、配向膜及び絶縁膜より抵抗値が小さくなるので、前記配向膜及び前記絶縁膜内に生じる電荷を電荷放出膜から確実に逃がすことができる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、上述したような焼きつきが防止された電気光学装置を備えているので、電子機器自体も表示品質が高く、高信頼性のものとなる。
以下、本発明における電気光学装置の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするために縮尺を適宜変更している。また、本実施形態では、電気光学装置としてFFS方式の液晶表示装置を例に挙げて説明する。ここで、図1は液晶表示装置の等価回路図、図2は液晶表示装置のサブ画素領域を示す部分拡大平面構成図、図3は図2のA−A’矢視断面図、図4は図2の光学軸配置を示す説明図である。
(液晶表示装置)
本実施形態における液晶表示装置1は、FFS方式を用いたカラー液晶表示装置であって、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色光を出力する3個のサブ画素領域で1個の画素を構成する液晶表示装置である。ここで、表示を構成する最小単位となる表示領域を「サブ画素領域」、一組(R、G、B)のサブ画素領域から構成される表示領域を「画素領域」と称する。
まず、液晶表示装置1の概略構成について説明する。液晶表示装置1は、図1に示すように、画素表示領域を構成する複数のサブ画素領域がマトリックス状に配置されている。
また、液晶表示装置1の画素表示領域を構成する複数のサブ画素領域には、それぞれ画素電極(第2電極)11と、画素電極11をスイッチング制御するためのTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)素子12とが形成されている。このTFT素子12は、ソースが液晶表示装置1に設けられた後述するデータ線駆動回路(液晶駆動部)16から延在するデータ線13に接続され、ゲートが液晶表示装置1に設けられた後述する走査線駆動回路17から延在する走査線14に接続され、ドレインが画素電極11に接続されている。
また、前記データ線13は、図2に示すように、Y軸方向に延在しており、走査線14及び共通線20は、X軸方向に延在している。なお、図2中では、対向基板の図示を省略している。したがって、データ線13、走査線14及び共通線20が平面視でほぼ格子状に配線されている。
半導体層42は、走査線14と平面視で重なる領域に部分的に形成されたアモルファスシリコンなどの半導体で構成されている。また、ソース電極43は、図2に示すように、平面視でほぼ逆L字状を有する配線であって、データ線13から分岐して半導体層42と導通している。そして、ドレイン電極44は、図2に示す−Y側の端部においてサブ画素領域(同図中、2点鎖線で示される領域)の端部において、画素電極11と、層間絶縁膜33を貫通するコンタクトホール33aを介して電気的に接続されている。これら半導体層42、ソース電極43及びドレイン電極44によってTFT素子12が構成される。したがって、TFT素子12は、データ線13及び走査線14の交差部近傍に設けられている。
共通電極41は、サブ画素領域に対応して平面視でほぼ矩形状を有しており、画素電極11(複数の帯状電極11b及び該複数の帯状電極11bの間)を覆う領域に形成されている。共通線20は、各サブ画素領域に対応して配置された共通電極41の端部と平面的に重なって(積層されて)電気的接続されている。また、前記共通電極41には共通線20を介してコモン電位が供給されている。
画素電極11は、平面視でほぼ梯子形状であって、例えばITO(酸化インジウムスズ)などの透光性導電材料で構成されており、その膜厚が50nm以下となっている。そして、画素電極11は、平面視で矩形の枠状の枠部11aと、ほぼX軸方向に延在すると共にY軸方向で間隔をあけて複数(15本)配置された帯状電極11bとを備えている。ここで、帯状電極11bは、その両端がそれぞれ枠部11aのうちのY軸方向に延在する部分と接続されている。
共通電極41は、平面視で図2に示すX軸方向に延在する帯状であって、画素電極11と同様に、例えばITOなどの透光性導電材料で構成されている。そして、共通電極41は、画素電極11よりも液晶層23から離間する側に配置されている。
以上より、画素電極11と共通電極41とは、絶縁層を構成するゲート絶縁膜32及び層間絶縁膜33を介して配置されている。これにより、画素電極11と共通電極41とがFFS方式の電極構造を構成している。
図1に示したように、液晶表示装置1は、データ線13を介して画像信号S1、S2、…、Snを各サブ画素領域に供給するデータ線駆動回路16と、走査線14を介して走査信号G1、G2、…、Gmを各サブ画素領域に供給する走査線駆動回路17と、を備えている。前記データ線駆動回路16は、画像信号S1〜Snをこの順で線順次で供給してもよく、互いに隣接する複数のデータ線13同士に対してグループごとに供給してもよい。
また、前記走査線駆動回路17は、走査信号G1〜Gmを所定のタイミングでパルス的に線順次で供給する。
そして、液晶表示装置1は、スイッチング素子であるTFT素子12が走査信号G1〜Gmの入力により一定期間だけオン状態とされることで、データ信号を画像信号S1〜Snとして上記データ線駆動回路16から所定のタイミングで画素電極11に書き込む構成となっている。そして、画素電極11を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1〜Snは、画素電極11と共通電極41との間で一定期間保持される。
ところで、FFS方式の液晶表示装置1は、ノーマリーブラック表示であり、画素電極及び共通電極間に印加する電圧に応じて、液晶分子の配向状態を変化させ、これによって白色表示をなすようになっている。
次に、液晶表示装置1の断面構成について、図3を参照しながら説明する。
液晶表示装置1は、図3に示すように、素子基板(基板)21と、素子基板21と対向配置された対向基板22と、素子基板21と対向基板22との間に挟持された液晶層23と、素子基板21の外面側(液晶層23と反対側)に設けられた偏光板24と、対向基板22の外面側に設けられた偏光板25とを備えている。そして、液晶表示装置1は、素子基板21の外面側から照明光が照射される構成となっている。
また、液晶表示装置1には、素子基板21と対向基板22とが対向する領域の縁端に沿ってシール材(図示略)が設けられており、このシール材、素子基板21及び対向基板22によって液晶層23が封止されている。
素子基板21は、例えばガラスや石英、プラスチックなどの透光性材料からなる基板本体31と、基板本体31の内側(液晶層23側)の表面に順に積層されたゲート絶縁膜32、層間絶縁膜(絶縁膜)33、及び前記液晶層23の初期配向方向を規制する配向膜34とを備えている。
また、前記素子基板21は、基板本体31の内側の表面に配置された走査線14、各サブ画素領域に対応して設けられた共通電極41及び各共通電極41を接続する共通線20と、ゲート絶縁膜32の内側の表面に配置されたデータ線13(図2に示す)、半導体層42、ソース電極43及びドレイン電極44と、層間絶縁膜33の内側の表面に配置された画素電極11とを備えている。ゲート絶縁膜32は、窒化シリコンや酸化シリコンなどのような絶縁性を有する透光性材料で構成されており、基板本体31上に形成された走査線14、共通線20及び共通電極41を覆うように設けられている。
前記層間絶縁膜33は、ゲート絶縁膜32と同様に、窒化シリコンや酸化シリコンなどの絶縁性を有する透光性材料で構成されており、ゲート絶縁膜32上に形成された半導体層42、ソース電極43及びドレイン電極44を覆うように設けられている。そして、層間絶縁膜33のうち平面視で画素電極11の枠部11aと重なる部分には、画素電極11とTFT素子12との導通を図るための貫通孔であるコンタクトホール33aが形成されている。
前記配向膜34は、例えばポリイミド(抵抗値;1014〜1015Ω)等の有機材料から構成されており、層間絶縁膜33上に形成された画素電極11を覆うように設けられている。そして、配向膜34の上面には、液晶層23を構成する液晶分子を配向規制するための配向処理が施されている。この配向膜34の配向方向は、図4に示す矢印R1方向のように、X軸と同方向となっている。
ところで、前記配向膜34及び前記層間絶縁膜33の界面部分には、前記配向膜よりも抵抗が低い電荷放出膜36が設けられている。ここで、界面部分とは、前記層間絶縁膜33は画素電極11から前記配向膜34側に露出された領域を有しており、該領域の前記配向膜34と前記配向膜34との間を意味している。この電荷放出膜36の抵抗値としては、10〜1013Ω程度が好ましい。電荷放出膜36の形成材料としては、例えばアルミナ皮膜(アルマイト;抵抗値が1012〜1013Ω)やセロハン(抵抗値;10〜1013Ω)等が用いられる。なお、上記材料に限定されず、例えば、V、WO、MoOを含むゾルゲル膜の比抵抗を調整することで、上記アルミナ皮膜と同程度の抵抗を得ることもできる。また、LiClO(過塩素酸リチウム)等の塩を含有する粘着剤の比抵抗を調整することで、上記セロハンと同程度の抵抗を得ることもできる。あるいは、上記範囲(1014〜1015Ω)を満足する材料であれば、例えば有機系の樹脂膜、金属酸化膜、Si系膜を採用しても良い。
なお、前記電荷放出膜36は必ずしも画素電極11を覆って前記層間絶縁膜33上に形成する必要は無く、前記電荷放出膜36は少なくとも前記層間絶縁膜33と前記配向膜34との界面部分に形成しておけばよい。なお、電荷放出膜36は画素電極11に接触する構成であってもよいし、前記層間絶縁膜33及び前記配向膜34間に電気的に浮いた(フローティング)状態に形成してもよい。
一方、対向基板22は、図4に示すように、例えばガラスや石英、プラスチックなどの透光性材料で構成され基板本体51と、基板本体51の内側(液晶層23側)の表面に順に積層されたカラーフィルタ層52及び配向膜53とを備えている。
カラーフィルタ層52は、サブ画素領域に対応して配置されており、例えばアクリルなどで構成されて各サブ画素領域で表示する色に対応する色材を含有している。
配向膜53は、例えばポリイミドなどの有機材料やシリコン酸化物などの無機材料で構成されており、その配向方向が配向膜34の配向方向と同方向(図4中、矢印R1方向)となっている。
偏光板24、25は、それぞれの透過軸が互いに直交するように設けられている。すなわち、偏光板24の透過軸は図4に示す矢印R2方向のようにY軸方向となっており、偏光板25の透過軸は矢印R3方向のように偏光板24の透過軸と直交するX軸方向となっている。
(液晶表示装置の駆動方法)
続いて、本発明の液晶表示装置の駆動方法の一実施形態として、上記構成に係る液晶表示装置1の駆動方法について説明する。本実施形態における液晶表示装置1は、FFS方式を用いた横電界方式の液晶表示装置であり、TFT素子12を介して画素電極11に画像信号(電圧)を供給することで、画素電極11と共通電極41との間に基板面方向の電界を生じさせ、この電界によって液晶を駆動する。そして、液晶表示装置1は、サブ画素領域ごとに透過率を変更させて表示を行う。
すなわち、画素電極11に電圧を印加しない状態において、液晶層23を構成する液晶分子は、図4に示す矢印R1方向に水平配向している。そして、画素電極11及び共通電極41を介して画素電極11を構成する帯状電極11bの延在方向に対して直交する方向に沿う電界を液晶層23に発生させると、この方向に沿って液晶分子が配向する。
液晶表示装置1において、照明光は、偏光板24を透過することで偏光板24の透過軸に沿う直線偏光に変換され、液晶層23に入射する。
そして、液晶層23がオフ状態(非選択状態)であれば、液晶層23に入射した直線偏光は、入射時と同一の偏光状態で液晶層23から出射する。この直線偏光は、直線偏光と直交する透過軸を有する偏光板25に吸収されて、サブ画素領域が暗表示となる。
一方、液晶層23がオン状態(選択状態)であれば、液晶層23に入射した直線偏光は、液晶層23により所定の位相差(1/2波長)が付与されて、入射時の偏光方向から90°回転した直線偏光に変換されて液晶層23から出射する。この直線偏光は、偏光板25の透過軸と平行であるため、偏光板25を透過して表示光として視認され、サブ画素領域が明表示となる。
ところで、従来のFFS方式の液晶表示装置では、画素電極及び共通電極間に電圧を印加すると、例えば層間絶縁膜及び配向膜などに電荷が蓄積するといった問題があった。これは、FFS構造特有の非対称性を有する電極形状に起因するものである。このようにして蓄積した電荷は液晶層の焼きつきを引き起こすおそれがある。
上記電荷の蓄積は、特に層間絶縁膜と配向膜との界面部分に生じやすい。そこで、本実施形態に係る液晶表示装置1によれば、上述したように前記配向膜34及び前記層間絶縁膜33の界面部分に電荷放出膜36が形成されている。この電荷放出膜36は、前記層間絶縁膜33及び前記配向膜34に比べて抵抗値が低くなっているので、画素電極11及び共通電極間41間に電圧を印加した際に発生する電荷を記電荷放出膜36から放出することができる。また、液晶表示装置1は、前記電荷放出膜36が層間絶縁膜33の全面に形成されているので、上述の電荷の放出を良好に行うことができる。さらに、前記電荷放出膜36は絶縁膜33及び配向膜34よりも抵抗値が小さいので、上記電荷を電荷放出膜36から確実に逃がすことができる。
以上述べたように、本実施形態の液晶表示装置1によれば、FFS構造特有の電荷の蓄積を抑制することで、液晶層の焼きつきを防止することができる。
(電子機器)
次に、上述した構成の液晶表示装置1を備える電子機器について説明する。なお、この実施形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明がこの実施形態に限定されるものではない。ここで、図5は、本発明の液晶表示装置を備える電子機器である携帯電話機を示す外観斜視図である。本実施形態における電子機器は、図5に示すような携帯電話機100であって、本体部101と、これに開閉可能に設けられた表示体部102とを有する。表示体部102の内部には表示装置103が配置されており、電話通信に関する各種表示が表示画面104において視認可能となっている。また、本体部101には操作ボタン105が配列されている。
そして、表示体部102の一端部には、アンテナ106が伸縮自在に取り付けられている。また、表示体部102の上部に設けられた受話部107の内部には、スピーカ(図示略)が内蔵されている。さらに、本体部101の下端部に設けられた送話部108の内部には、マイク(図示略)が内蔵されている。
ここで、表示装置103には、図1に示す液晶表示装置1が用いられている。
本実施形態に係る携帯電話機100によれば、上述したような焼きつきが防止された液晶表示装置1を表示体部102として備えているので、電子機器自体も表示品質が高く、高信頼性のものとなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
また、画素電極をスイッチング制御する駆動素子としてTFT素子を用いているが、TFT素子に限らず、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)素子など、他の駆動素子を用いてもよい。
また、液晶表示装置は、透過型の表示装置としているが、半透過反射型の液晶表示装置や反射型の液晶表示装置であってもよい。
さらに、液晶表示装置は、R、G、Bの3色の色表示を行うカラー液晶表示装置としているが、R、G、Bのいずれかまたは他の1色の色表示を行う単色の表示装置や、2色や4色以上の色表示を行う表示装置であってもよい。ここで、対向基板にカラーフィルタ層を設けずに、素子基板にカラーフィルタ層を設けてもよい。
また、液晶表示装置を備える電子機器としては、携帯電話機に限らず、パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ワークステーション、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、カーナビゲーション装置、ヘッドアップディスプレイ、デジタルビデオカメラ、テレビジョン受像機、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ページャ、電子手帳、電卓、電子ブックやプロジェクタ、ワードプロセッサ、テレビ電話機、POS端末、タッチパネルを備える機器などのような他の電子機器であってもよい。
液晶表示装置の等価回路図である。 液晶表示装置のサブ画素領域を示す部分拡大平面構成図である。 図2のA−A’矢視断面図である。 図2の光学軸配置を示す説明図である。 電子機器の一実施形態に係る携帯電話の構成を示す図である。
符号の説明
1…液晶表示装置(電気光学装置)、21…素子基板(一方の基板)、22…対向基板(他方の基板)、23…液晶層(電気光学層)、33…絶縁膜、34…配向膜、36…電荷放出膜、100…携帯電話(電子機器)

Claims (4)

  1. 電気光学物質を挟持する一対の基板の一方の基板側に、前記電気光学層を駆動する第1及び第2電極と、該第1及び第2電極の間に設けられる絶縁膜と、前記第2電極の前記電気光学物質側に設けられ、該電気光学物質の初期配向方向を規制する配向膜と、を備え、
    前記絶縁膜は前記第2電極から前記配向膜側に露出された領域を有しており、少なくとも前記領域の前記絶縁膜と前記配向膜との間に、前記配向膜よりも抵抗値が低い電荷放出膜が設けられることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記電荷放出膜は、前記第2電極を覆って前記絶縁膜上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記電荷放出膜は、前記絶縁膜よりも抵抗値が低いことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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