JP2008209329A - 自動分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
各分析項目で使用する試薬について、過去の分析実績から、試薬の交換または追加が必要となる時期を予測することで、検査室の計画的,効率的な運用に寄与できる自動分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
過去の分析実績から、分析項目毎の試薬消費量を日時や分析グループなどの情報とリンクして記憶しておき、当該日時での分析において、各試薬の交換時期がいつになるかを、それらの傾向から予測し、提示することを最も主要な特徴とした自動分析装置。
【選択図】図1
各分析項目で使用する試薬について、過去の分析実績から、試薬の交換または追加が必要となる時期を予測することで、検査室の計画的,効率的な運用に寄与できる自動分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
過去の分析実績から、分析項目毎の試薬消費量を日時や分析グループなどの情報とリンクして記憶しておき、当該日時での分析において、各試薬の交換時期がいつになるかを、それらの傾向から予測し、提示することを最も主要な特徴とした自動分析装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、血液,尿などの生体サンプルの定性・定量分析を行う自動分析装置に係り、特に各分析項目の試薬交換または追加が必要となる時期を過去の分析実績から予測することができる自動分析装置に関する。
従来の自動分析装置では、特許文献1に記されているように、分析項目毎に一日の分析に必要な試薬量をあらかじめ登録しておき、一日の分析開始時に試薬の残量から必要な試薬量が搭載させているかをチェックし、アラーム表示を行う機能がある。
しかし、この方法では、例えば曜日や時間によって分析項目の依頼数が大きく異なる場合には正しいチェックができない。また、曜日や時間ごとに登録できるような機能を提供したとしても、入力が煩雑になり作業効率は低下してしまう。
特に、近年の自動分析装置は処理能力の向上に伴い、試薬の交換,追加が頻繁に行われるようになってきており、これらの作業に対する負担を軽減することが望まれている。
本発明の目的は、煩雑な入力がなく、かつ実際の試薬交換,追加の時期をより正確に予測し、オペレータに対して、その時期を提示できる機能は効率的な検査室の運用に対してメリットがある自動分析装置を提供することにある。
本発明は、過去の分析来歴を、分析項目毎の試薬消費量を日付,時間帯や検査種類などの情報とリンクして記憶し、それらを統計処理することにより、予測に使用する判定ルールを作成する。この判定ルールは、日々の分析状況を累積し、常に更新しておくことにより、より現実に近い判定が可能となるが、特異な検査状況が発生するなど、判定ルール作成用のデータから除外したい場合があるので、判定ルール採用する分析実施期間をユーザが指定できるようにすることが望ましい。また、装置の日々検査実績からルールを作成するのではなく、装置外部にて作成したデータを登録できるようにする方法を採ってもよい。
作成した判定ルールは装置内の不揮発性の記憶媒体に記憶させておき、試薬の管理画面を表示するタイミングや、ユーザの判定指示がされたタイミングにより実行される。判定は、記憶されているデータに基づく判定ルールに対し、指定する曜日,時間帯,測定項目名,当該試薬の現時点での試薬残量を入力値とし、出力結果として、予想されるその日の当該項目の分析数及び試薬の総使用量と、現在使用中の試薬残量がなくなり、交換、追加が必要になる時間が出力結果とする。試薬ディスク上に同一検査項目用の試薬を複数設置可能で、一つの試薬容器の残量がなくなった場合に、自動的に同一項目の別試薬容器から分注を継続して行う機能を有する自動分析装置においては、当該分析項目の試薬容器残量の合計値を試薬残量として管理することで、試薬単位での管理を可能とする。
上記判定により導き出された試薬交換時期の予想結果を画面上に表示する。この際、交換が必要となる時刻を画面で表示する、交換までに要する時間を表示するなどの方法が考えられる。また、この表示方法は画面上にリスト表示した試薬の一覧リスト上で、交換が必要な時刻が近い順に並べて表示するなどすれば、ユーザが試薬交換の計画を立てるのに有益な情報となる。
本発明の自動分析装置は、試薬の交換時期を正確に予測できる為に、オペレータは試薬の準備、交換作業を計画的に行うことができ、作業効率が向上できるという利点がある。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明装置の一実施例の構成図であって、検体試料の複数分析項目を測光方式によって分析する多項目化学分析装置の全体構成を示す概略図である。
図1において、試薬ディスク31には、複数の分析項目に対応した試薬容器26が設置される。試薬分注器25により分注された試薬分注量はコンピュータ1により処理され、日付,曜日,時間などの情報と共にハードディスクドライブ2に格納される。コンピュータ1は、それらの情報を元に各曜日,時間帯により分析項目毎の試薬消費の推移データを、ハードディスクドライブ2に記憶しておく。
上記、ハードディスクドライブ2内に記憶されている各曜日,時間帯ごとの各項目の試薬消費予測データと、現在の日付(曜日),時間帯、及び当該測定項目の試薬残量から、試薬残量がなくなり、試薬容器の交換,追加が必要となる時間を算出する判定ルールを作成する。
図2に、分析項目[AST]の月曜日の分析項目数の時間帯による試薬消費量の推移の例を示す。このように分析の件数は、時間ごとに異なり、朝は入院患者の検体測定依頼が発生するので非常に多く、時間経過に伴い減少していく。また、昼過ぎに外来患者の分析が開始されるとまた分析件数のピークが発生する。このように、検査数は時間帯によって一定ではない。また曜日によっても、その傾向はあり、例えば月曜日の朝は土日に貯まった入院患者検体が多いことから分析件数が他の曜日に比べて非常に多くなる。従って、特開平8−262031に記されている方式のように分析項目毎に一つのしきい値にてチェックする方法では、試薬交換が必要な時間帯の予測が困難であることが明白である。
図3に、本発明による判定結果を表示するための画面例を示す。一般的に自動分析装置の試薬管理画面では、試薬ディスク内のポジションごとに、分析項目名,残量,製造ロット,製造通し番号,有効期限などが表示されており、交換が必要な試薬についてはリストの上部に表示するなどして、ユーザの注意を喚起する工夫がされている。本発明では、それらの情報に加えて、上記説明内でコンピュータ1により算出された、使用予測量と試薬の交換が必要となる時期を、分析項目ごとに表示している。
例えば、図3の例では、ASTの分析用の試薬が試薬ディスク内のポジション1−1と1−2の2箇所に設置されている。そのうちポジション1−2は既に残量が0になっており、ポジション1−1が使用されていて、残量が100であることが判る。それに対して、本日の分析条件から、コンピュータが図2に示したような使用量の推移から算出した使用予測量は200であり、14:30付近に試薬の交換が必要となるという予測値を提示している。同じくALTは15:00に、LDは17:55に交換が必要となる予測値を提示している。画面のリスト表示は、上部から試薬交換が必要となる順に表示したり、交換予測時期までの時間により色を変えたりするなどの手段を用いることでより使い勝手のよい機能となる。
上記実施例1で説明したように、ハードディスクドライブ2上には、試薬交換時期を予測するためのデータと判定ルールを登録する。実施例1では、試薬交換時期の予測をするためのデータが曜日,時間帯を元に作成しているのに対して、請求項3にて述べた、あらかじめ登録されている分析項目毎の消費量の組合せから選択する方法を説明する。
これは、施設により曜日とは関係なく、検査の種類に特徴がある場合に有効な方法である。例えば、定期健診が実施される場合は一般的な検査項目が大量に分析され、透析患者,感染症患者など疾患により特徴のある検査項目セットが大量に分析されることもある。そこで、図には示していないが、CRT6にて表示する画面にて、特徴のある分析項目数の傾向を示す組合せ名を登録、その組合せを実施する際に、画面からの指示にて、判定ルールの更新を行い、結果をハードディスクドライブ2に登録する。後の判定方法や画面での表示方法については実施例1と同様である。
1 マイクロコンピュータ
2 メモリエリア
3 ハードディスクドライブ
5 キーボード
6 CRT(表示装置)
7 インターフェイス
19 反応容器移動機構
20 反応容器
21 検体容器
22 検体移動機構
23 検体バーコード読取器
24 検体分注器
25 試薬分注器
26 試薬容器
28 試薬ID読取器
29 液面検知器
30 検体容器高さ検知器
31 試薬ディスク
2 メモリエリア
3 ハードディスクドライブ
5 キーボード
6 CRT(表示装置)
7 インターフェイス
19 反応容器移動機構
20 反応容器
21 検体容器
22 検体移動機構
23 検体バーコード読取器
24 検体分注器
25 試薬分注器
26 試薬容器
28 試薬ID読取器
29 液面検知器
30 検体容器高さ検知器
31 試薬ディスク
Claims (5)
- 分析項目毎の試薬消費量または試薬消費回数を時系列で記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された情報と、分析項目毎の試薬残量の情報に基づき、試薬の交換または追加が必要となる時期を予測する予測手段を備えたことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
試薬の交換または追加が必要となる時期の予測が、分析を実施する月,日,曜日,時間帯の内、少なくとも一つの条件により決定されることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
試薬の交換または追加が必要となる時期の予測が、あらかじめ登録されている分析項目毎の消費量の組合せから選択することができることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
指定した時間内に交換または追加が必要となる試薬を画面上に他の試薬と異なる手段にて表示する機能を備えたことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項4記載の自動分析装置において、
交換または追加が必要となるまでの時間が短い順番に画面上に表示する手段を備えたことを特徴とする自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007048361A JP2008209329A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 自動分析装置 |
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---|---|
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Family Applications (1)
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2007
- 2007-02-28 JP JP2007048361A patent/JP2008209329A/ja active Pending
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