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JP2008207895A - エレベータのドア安全装置 - Google Patents

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JP2008207895A
JP2008207895A JP2007044114A JP2007044114A JP2008207895A JP 2008207895 A JP2008207895 A JP 2008207895A JP 2007044114 A JP2007044114 A JP 2007044114A JP 2007044114 A JP2007044114 A JP 2007044114A JP 2008207895 A JP2008207895 A JP 2008207895A
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Japan
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door
car
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car door
alarm
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JP2007044114A
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Naoki Yamazaki
直樹 山崎
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Elevator Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】乗りかご内の乗客がかごドアに触れて指が挟まれるような危険が生じたときにその警報を発して安全を図ることができるエレベータのドア安全装置を提供する。
【解決手段】乗りかご1の出入口2を開閉するかごドア5と、乗りかご1内の乗客がかごドアのドアパネル5a,5bに触れたときにそれを検出するタッチセンサ10a,10bと、乗りかご1内に警報を発するためのブザー25とを具備し、乗りかご1内の乗客がドアパネル5a,5bに手を触れたときにそれをタッチセンサ10a,10bで検出してブザー25を鳴らし、乗客に注意を喚起する。かごドア5の戸開動作中に手を触れたときには、それとほぼ同時にブザー25を鳴らし、かごドア5の戸閉動作中あるいは戸閉状態のもとで手を触れたときには、所定時間経過後にブザー25を鳴らす。
【選択図】 図2

Description

この発明は、エレベータを利用する乗客がドアに指を挟まれるような危険を防止するエレベータのドア安全装置に関する。
エレベータを利用する乗客がドアに指を挟まれるような危険を防止する安全装置としては、例えば特開2000−153978公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1のものは、エレベータホールの乗り場ドアが開くときに、そのドアと三方枠との間に指が挟まれないようにしたものである。すなわち、乗りかごが目的階の手前の所定距離にまで達したときに、その目的階のエレベータホールに乗り場ドアが開く旨の警報を発して注意を喚起するようにしたものである。
特開2000−153978公報
しかしながら、エレベータにはエレベータホールの乗降口に乗り場ドアが、乗りかごの出入口にかごドアが設けられ、乗りかごがエレベータホールに着床したときにそのかごドアと乗り場ドアとが連動して開くものである。したがって、エレベータホールに警報が発せられても、乗りかご内の乗客にはそれが伝わらない。乗りかご内の乗客は、かごドアと接近している場合が多く、かごドアが開くときにそのかごドアに手を触れて指が挟まれてしまう恐れがある。特に子供などにあっては、かごドアに手を触れることが多く、より高い安全性が求められる。
また、特許文献1のものでは、乗り場ドアに手を触れたか否かに関わらず、乗り場ドアが開く前に必ず警報が発せられる。つまり、乗客が乗り場ドアから十分に離れて特に危険がないときでも頻繁に警報が発せられ、その頻繁な警報で乗客が騒がしさを感じてしまう恐れがある。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、乗りかご内の乗客がかごドアに触れて指が挟まれるような危険が実際に生じたときにその警報を発して安全を図ることができるエレベータのドア安全装置を提供することにある。
請求項1の発明は、乗りかごの出入口を開閉するかごドアと、前記乗りかご内の乗客が前記かごドアに触れたときにそれを検出するタッチセンサと、乗りかご内に警報を発することが可能な警報手段と、乗りかご内の乗客が前記かごドアに触れたときの前記タッチセンサによる検出信号に基づき前記警報手段を制御して前記乗りかご内に警報を発する制御手段とを具備することを特徴としている。
請求項2の発明は、前記タッチセンサが、前記かごドアにおける前記乗りかごの内部に向く表面のほぼ全体に渡って設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記かごドアが多段片開き式のドア構造であって、前記制御手段が、前記かごドアが戸開動作中のときには、前記タッチセンサの検出信号の出力とほぼ同時に前記警報手段を制御して前記乗りかご内に警報を発し、前記かごドアが戸閉動作中あるいは戸閉状態にあるときには、前記タッチセンサの検出信号の出力から所定時間経過後に前記警報手段を制御して前記乗りかご内に警報を発することを特徴としている。
請求項4の発明は、前記タッチセンサと前記制御手段は手動操作が可能なスイッチを介して電気的に接続され、そのスイッチが前記乗りかごに設けられたスイッチボックス内に配設されていることを特徴としている。
この発明によれば、乗りかご内の乗客がかごドアに触れて指が挟まれるような危険が生じたときにその警報を発して安全を図ることができるエレベータのドア安全装置を提供する。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は乗りかごの内部からその出入口側を見た斜視図で、図2はその出入口のかごドアの斜視図である。図1に示すように、乗客が乗る乗りかご1は、前面に出入口2を有し、この出入口2の脇に立柱3が設けられている。そして出入口2にその開閉用の例えば多段片開き式のかごドア5が設けられている。
かごドア5は一対のドアパネル5a,5bを有し、これらドアパネル5a,5bが互いに重なるように配置して出入口2の左右側の同じ方向に異なる速度で移動することにより出入口2を開閉するようになっている。すなわち戸開時には一方のドアパネル5aが他方のドアパネル5bのほぼ2倍の速度で図における右方向の戸袋側に移動し、戸閉時には一方のドアパネル5aが他方のドアパネル5bのほぼ2倍の速度で図における左方向の戸当り側に移動する。そして一方のドアパネル5aの戸当り側の縁部にはドアセフティ6が取り付けられている。
各ドアパネル5a,5bにはそれぞれタッチセンサ10a,10bが設けられている。これらタッチセンサ10a,10bは、ドアパネル5a,5bの乗りかご1の内部に面する表面の全体と戸当り側の端面の全体とに渡って取り付けられている。なお、図2においてはタッチセンサ10a,10bの配設領域を明瞭にするためにその領域に斜線を施してある。
タッチセンサ10a,10bは、図に3示すように、乗りかご1の運行やかごドア5の開閉などを制御する制御手段としての制御盤12に接続され、乗りかご1内の乗客がタッチセンサ10a,10bに触れたときにその検出信号が制御盤12に送られる。制御盤12は乗りかご1が昇降する昇降路内、あるいはその昇降路の上部の機械室内に設置されている。
立柱3の表面には操作盤15が組み付けられている。この操作盤15には行先の目的階を登録するための登録ボタン16やかごドア5の強制開閉用の操作ボタン17などが配設されている。操作盤15の下部にはスイッチボックス20が設けられている。このスイッチボックス20の前面の開口部には施錠が可能なカバー21が取り付けられている。そしてこのスイッチボックス20の内部にタッチセンサ10a,10bと制御盤12との電気的な接続を手動で遮断することが可能なスイッチ22が設けられている。
立柱3の表面上部には警報手段としてのブザー25及び警報ステッカー26が設けられている。図3に示すように、ブザー25は制御盤12に接続され、その制御盤12により制御される。制御盤12はブザー25の動作開始時間を調整することが可能なタイマー13を備えている。警報ステッカー26の表面には、警報の表示として、例えば『このエレベータはドアに触れるとブザーが鳴ります。ドアに触れないで下さい。けがをする恐れがあります。』などという文言が付されている。
ところで、従来一般のエレベータにおいて、乗りかご1内の乗客がかごドア5の戸開動作中にそのかごドア5に手を触れると、ドアパネル5aと5bとの重なり部分の隙間やドアパネル5bと立柱3との間の隙間に指が引き込まれて挟まれる恐れがある。
この発明ではこのような危険を回避することができる。その作用について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、乗りかご1内に乗っている乗客の手がかごドア5に触れたか否かが判断される(S1)。かごドア5に手が触れていないときにはタッチセンサ10a,10bがオフ状態にあり、手が触れるとタッチセンサ10a,10bがオンし、その信号が制御盤12に送られる。かごドア5に手を触れ、タッチセンサ10a,10bがオンしたときには、かごドア5が戸開動作中であるか否かが判断される(S2)。かごドア5が戸開動作中であるときには、制御盤12による制御で直ちにブザー25が鳴動し(S3)、乗客に注意が喚起される。
ブザー25の鳴動後には、乗客がかごドア5から手を離したか否かが判断される(S4)。つまり、タッチセンサ10a,10bがオフしたか否かが判断され、乗客が手を離し、タッチセンサ10a,10bがオフしたときにはブザー25の鳴動が停止する(S5)。手を離さず、タッチセンサ10a,10bがオン状態を維持するときにはブザーの鳴動が継続する。
このように、かごドア5の戸開動作中にかごドア5に手を触れると、直ちにブザー25が鳴って注意が喚起され、このため乗客はかごドア5から速やかに手を離すことになり、よってかごドア5に指を挟まれるような危険を回避することができる。ブザー25は乗客がかごドア5から手を離すまで鳴り続け、したがって確実に注意を喚起することができる。
ステップ2において、かごドア5が戸開動作中でないときには、かごドア5が戸閉状態、あるいは戸閉動作中であるかかが判断される(S6)。かごドア5が戸閉状態、あるいは戸閉動作中であるときには、制御盤12のタイマーによりタッチセンサ10a,10がオンしてから所定時間、例えば2秒間が経過したか否かが判断される(S7)。2秒間が経過したときには、制御盤12による制御でブザー25が付勢されて鳴動し(S3)、乗客に注意が喚起される。なお、ステップ6で、かごドア5が戸閉状態、あるいは戸閉動作中でないと判断されたときは、ステップ2とステップ6の判断が繰り返される。
このように、かごドア5が戸閉状態、あるいは戸閉動作中にかごドア5に手を触れると、それから2秒間後にブザー25が鳴って注意が喚起され、このため乗客はかごドア5から手を離すことになり、よってかごドア5に指が挟まれるような危険を回避することができる。
かごドア5に手を触れて指が挟まれる危険性が高いのは、かごドア5が戸開動作中にあるときである。なぜなら、かごドア5の戸開動作中にその双方のドアパネル5a,5bとの重なり部分の隙間に指が引き込まれたり、ドアパネル5bと立柱3との間の隙間に指が引き込まれたりし易いからである。本実施形態では、このような最も危険が生じやすい戸開動作中にはかごドア5に手を触れるとほぼ瞬間にブザー25が鳴って注意が喚起され、危険の少ない戸閉動作中や戸閉状態のときには、手を触れてから2秒後に余裕をもってブザー25が鳴る。
ブザー25が鳴るのは、乗りかご1内の乗客が不用意にかごドア5に手を触れたときだけであり、したがってブザー25が頻繁に鳴ることはなく、このため特に騒がしさを感じるようなことはない。
なお、かごドア5が戸開状態にあるときは、かごドア5に手を触れてもブザー25は鳴らず、このためかごドア5の戸開状態のもとで乗りかご1に対して乗客が乗降するときに、かごドア5に手を触れてもブザー25がなることがない。
次に、エレベータの保守点検時の作業の流れについて図5を参照して説明する。エレベータの保守点検時には、かごドア5に手を触れてもブザー25が鳴らないようにする。すなわち、図5に示すように、エレベータの保守点検に先立ち、まず操作盤15のスイッチボックス20を開き、内部のスイッチ22をオンからオフに切り換え(S1)、タッチセンサ10a,10bと制御盤12との電気的接続を遮断する。
次に、かごドア5に実際に手を触れてブザー25が鳴らないことを確認する(S2)。この後、乗りかご1のかごドア5などを動作させながら実際の保守点検作業を実施する(S3)。この際、スイッチ22がオフで、タッチセンサ10a,10bと制御盤12との電気的接続が遮断されているから、作業員がかごドア5に手を触れてもブザー25が鳴るようなことがない。
点検作業が終了した後には、スイッチ22をオンからオフに切り換える(S4)。次に、かごドア5に実際に手を触れてブザー25が鳴動することを確認する(S5)。この確認をもって保守点検の作業工程の終了とする。
なお、前記実施形態では、かごドアが2枚のドアパネルを用いる多段片開き式構造となっているが、2枚以上のドアパネルを用いる多段片開き式のドア構造や、1枚のドアパネルのみが左右に移動する片開き式のドア構造、あるいは複数枚のドアパネルが左右に対称的に移動する両開き式のドア構造などの場合であってもよい。
また、警報手段としては、ブザーを用いる場合のほか、チャイムや合成音声器などを用いることも可能である。
この発明の一実施形態に係るエレベータ乗りかごの出入口部分の斜視図。 その乗りかごのかごドアの構造を示す斜視図。 その乗りかごの電気回路の構成を示すブロック図。 その乗りかごの作用の流れを示すフローチャート。 その乗りかごの保守点検時の作業の流れを示す作業工程図。
符号の説明
1…乗りかご
2…出入口
3…立柱
5…かごドア
5a.5b…ドアパネル
10a.10b…タッチセンサ
12…制御盤
13…タイマー
15…操作盤
20…スイッチボックス
25…ブザー
26…警報ステッカー

Claims (4)

  1. 乗りかごの出入口を開閉するかごドアと、
    前記乗りかご内の乗客が前記かごドアに触れたときにそれを検出するタッチセンサと、
    乗りかご内に警報を発することが可能な警報手段と、
    乗りかご内の乗客が前記かごドアに触れたときの前記タッチセンサによる検出信号に基づき前記警報手段を制御して前記乗りかご内に警報を発する制御手段と、
    を具備することを特徴とするエレベータのドア安全装置。
  2. 前記タッチセンサは、前記かごドアにおける前記乗りかごの内部に向く表面のほぼ全体に渡って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのドア安全装置。
  3. 前記かごドアは多段片開き式のドア構造であって、前記制御手段は、前記かごドアが戸開動作中のときには、前記タッチセンサの検出信号の出力とほぼ同時に前記警報手段を制御して前記乗りかご内に警報を発し、前記かごドアが戸閉動作中あるいは戸閉状態にあるときには、前記タッチセンサの検出信号の出力から所定時間経過後に前記警報手段を制御して前記乗りかご内に警報を発することを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータのドア安全装置。
  4. 前記タッチセンサと前記制御手段は手動操作が可能なスイッチを介して電気的に接続され、そのスイッチが前記乗りかごに設けられたスイッチボックス内に配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエレベータのドア安全装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104787060A (zh) * 2015-04-29 2015-07-22 陕西科技大学 一种防止地铁车门被乘客挤压的装置及方法
CN109748179A (zh) * 2017-11-01 2019-05-14 上海峰景移动科技有限公司 一种新型电梯自动门防夹持系统

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