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JP2008294656A - 同期保護回路およびその保護方法 - Google Patents

同期保護回路およびその保護方法 Download PDF

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JP2008294656A
JP2008294656A JP2007136876A JP2007136876A JP2008294656A JP 2008294656 A JP2008294656 A JP 2008294656A JP 2007136876 A JP2007136876 A JP 2007136876A JP 2007136876 A JP2007136876 A JP 2007136876A JP 2008294656 A JP2008294656 A JP 2008294656A
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Tomoyuki Terayama
知幸 寺山
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Abstract

【課題】フレームパルスの位相の跳躍による同期外れを正確に判断することができる同期保護回路およびその保護方法を提供。
【解決手段】FP同期回路10は、ずれ算出部28で入力したタイミング信号52とエッジ検出信号38の位相の一致を判定し、タイミング信号52に対する位相差情報として含む位相差信号74を算出し、平均値算出部30で位相差信号74の位相差情報を蓄積した位相差量の平均値76を算出し、可変生成部32からの平均値76を基に可変ウインドウ信号78を生成し、基準生成部26でタイミング信号52を基に基準ウインドウ信号70を生成し、ウインドウ生成部22で監視用ウインドウ信号62を生成し、ウインドウチェック部20で監視用ウインドウ信号62のウインドウ範囲内にエッジ検出信号38の有無を示す確認信号66を生成し、同期保護部24で確認信号66と検出信号58とを基に同期保護を確認し、同期保護における状態信号82を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、同期保護回路およびその保護方法に関するものであり、たとえば通信装置で使用するフレームパルス同期回路に関し、このフレームパルス同期回路におけるジッタ・ワンダによる同期外れを抑止する方法に関するものである。
一般に、従来のフレームパルス(FP:Frame Pulse)同期回路は、エッジ検出回路、保護回路およびタイミング生成回路を有する。FP同期回路は、この回路に供給されるフレームパルスのエッジをエッジ検出回路に供給されるクロックを基にエッジ検出回路で検出し、保護回路およびタイミング生成回路に検出結果であるエッジ検出信号を出力する。
保護回路は、一致検出部、ウインドウチェック部、ウインドウ生成部および同期保護部を有する。エッジ検出信号は、一致検出部、ウインドウチェック部およびタイミング生成回路にそれぞれ、供給される。タイミング生成回路には、同期保護部から同期外れ時にタイミングパルスの再生指令としてのリセット信号が供給される。タイミング生成回路は、エッジ検出信号を基に、リセット信号が入力されるたびに、フレームパルスにおける位相監視用タイミングパルスを生成し、生成した位相監視用タイミングパルスを一致検出部およびウインドウ生成部に出力する。
ウインドウチェック部は、ウインドウ生成部で生成されたウインドウ信号を入力し、エッジ検出信号とウインドウ信号を基にチェックし、チェック結果であるチェック信号を同期保護部に出力する。また、一致検出部は、エッジ検出信号と位相監視用タイミングパルスを基に一致検出の有無を示す一致検出信号を同期保護部に出力する。同期保護部は、一致検出信号とチェック信号を基に同期状態を示す状態信号とリセット信号を出力している。
FP同期回路におけるタイミング生成回路は、フレームパルスのエッジ検出信号を入力し、このエッジ検出信号と同一位相にあって、フレームパルスと同一周期のパルスを位相監視用タイミングパルスとして生成する。ウインドウチェック回路では、このエッジ検出信号がウインドウ内にあることを確認し、そのチェック結果を出力している。また、一致検出部では、エッジ検出信号と位相監視用タイミングパルスの位相が一致するか否かを比較して、一致検出信号を出力する。同期保護回路では、チェック結果信号と一致検出信号を基にエッジ検出信号と位相監視用タイミングパルスの位相が一致することを確認している。
ここで、ジッタ・ワンダが気にならないシステムにおいては一致検出信号を、ジッタ・ワンダが気になるシステムにおいてはチェック結果信号を用いて、位相一致を監視している。
さらに、同期保護回路は、位相が複数回連続で一致した場合、後方保護機能により同期状態に遷移させ、複数回連続で不一致だった場合、前方保護機能により同期外れ状態、ハンティング状態に遷移させて、同期保護の状態を監視している。
ところで、フレームパルスのジッタ・ワンダが問題になるシステムにおいてウインドウ生成部は、フレームパルス位相監視用タイミングパルスをウインドウの中心に設定し、想定されるジッタ・ワンダの大きさ分とするウインドウ幅を設けている。また、同期保護回路は、同期状態および前方保護状態において、入力フレームパルスのエッジ検出信号がこのウインドウの範囲内に入っていれば、位相が一致しているとみなす方法が一般的である。これにより、システムは、入力フレームパルスのジッタ・ワンダによる同期外れの防止している。このような同期保護の一例に特許文献1がある。特許文献1は、検出したフレームパルスの位相と、フレーム同期状態において周期的に生成される規則的なフレームパルスとの位相関係が相対的に少しずれても、一致/不一致検査で不一致信号の出力を防止する回路および方法を提案している。
特開平9−289507号公報
しかしながら、上述したようなウインドウによるジッタ・ワンダの対策方法は、ジッタ・ワンダが想定以上に大きく、ウインドウ幅以上となることがあると、同期外れとなってしまうことがある。本来、ジッタ・ワンダでは同期外れには遷移せず、フレームパルスの位相が跳躍した場合だけ、同期外れと判断することが望ましい。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、フレームパルスの位相の跳躍による同期外れを正確に判断することができる同期保護回路およびその保護方法を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するために、供給されるパルスの同期を保護し、同期の状態信号を出力する同期保護回路において、この回路は、監視用のタイミング信号と供給されるパルスにおける検出したエッジ検出信号を入力し、これらの入力した信号の位相が一致するか否か判定し、タイミング信号に対する位相差情報として含む位相差信号を算出するずれ算出手段と、この位相差信号が含む位相差情報を蓄積して、位相差を求め、蓄積した位相差量の平均値を算出する平均値算出手段と、算出した平均値をトリガに可変ウインドウ信号を生成する可変信号生成手段と、タイミング信号をトリガに基準ウインドウ信号を生成する基準信号生成手段と、この基準ウインドウ信号、可変ウインドウ信号、ならびに基準および可変ウインドウ信号の区間で表されるウインドウ幅を有する監視用ウインドウ信号を生成するウインドウ生成手段と、この監視用ウインドウ信号におけるウインドウの範囲内にエッジ検出信号が存在するか否かを確認する確認信号を生成する確認手段と、この確認信号と、監視用のタイミング信号とエッジ検出信号が一致するか否か検出する検出信号とを基に同期保護する同期保護手段とを含み、この同期保護手段は、同期保護における状態信号を生成することを特徴とする。
また、本発明は上述の課題を解決するために、供給されるパルスの同期を保護し、同期の状態信号を出力する同期保護方法において、この方法は、監視用のタイミング信号と供給されるパルスにおける検出したエッジ検出信号を入力し、これらの入力した信号の位相が一致するか否か判定し、タイミング信号に対する位相差情報として含む位相差信号を算出する第1の工程と、この位相差信号が含む位相差情報を蓄積して、位相差を求め、蓄積した位相差量の平均値を算出する第2の工程と、算出した平均値をトリガに可変ウインドウ信号を生成する第3の工程と、タイミング信号をトリガに基準ウインドウ信号を生成する第4の工程と、この基準ウインドウ信号、可変ウインドウ信号、ならびに基準および可変ウインドウ信号の区間で表されるウインドウ幅を有する監視用ウインドウ信号を生成する第5の工程とを含み、この方法は、この監視用ウインドウ信号におけるウインドウの範囲内にエッジ検出信号が存在するか否かを確認する確認信号を生成して、この確認信号と、監視用のタイミング信号とエッジ検出信号が一致するか否か検出する検出信号とを基に同期保護し、同期保護における状態信号を生成することを特徴とする。
本発明に係る同期保護回路およびその保護方法によれば、ずれ算出手段で入力した監視用のタイミング信号とエッジ検出信号の位相が一致するか否か判定し、タイミング信号に対する位相差情報として含む位相差信号を算出し、平均値算出手段でこの位相差信号が含む位相差情報を蓄積して、位相差を求め、蓄積した位相差量の平均値を算出し、可変信号生成手段で算出した平均値をトリガに可変ウインドウ信号を生成し、基準信号生成手段でタイミング信号をトリガに基準ウインドウ信号を生成し、ウインドウ生成手段で基準ウインドウ信号、可変ウインドウ信号、ならびに基準および可変ウインドウ信号の区間で表されるウインドウ幅を有する監視用ウインドウ信号を生成し、確認手段で監視用ウインドウ信号におけるウインドウの範囲内にエッジ検出信号が存在するか否かを確認する確認信号を生成し、同期保護手段で確認信号と、監視用のタイミング信号とエッジ検出信号が一致するか否か検出する検出信号とを基に同期保護を確認し、確認結果である状態信号を生成することにより、ジッタ・ワンダによって供給されるパルスが位相監視用タイミング信号からずれが生じ、従来のウインドウ幅の範囲を超えても、ジッタ・ワンダに応じてウインドウ幅を可変させて、ジッタ・ワンダによる同期外れを抑止することができる。
次に添付図面を参照して本発明による同期保護回路の一実施例を詳細に説明する。図1を参照すると、本発明による同期回路の実施例は、ずれ算出部28で入力した監視用のタイミング信号52とエッジ検出信号38の位相が一致するか否か判定し、タイミング信号52に対する位相差情報として含む位相差信号74を算出し、平均値算出部30で位相差信号74が含む位相差情報を蓄積して、位相差を求め、蓄積した位相差量の平均値76を算出し、可変生成部32で算出した平均値76をトリガに可変ウインドウ信号78を生成し、基準生成部26でタイミング信号52をトリガに基準ウインドウ信号70を生成し、ウインドウ生成部22で基準ウインドウ信号70、可変ウインドウ信号78、ならびに基準および可変ウインドウ信号の区間で表されるウインドウ幅を有する監視用ウインドウ信号62を生成し、ウインドウチェック部20で監視用ウインドウ信号62におけるウインドウの範囲内にエッジ検出信号38が存在するか否かを確認する確認信号66を生成し、同期保護部24で確認信号66と、監視用のタイミング信号52とエッジ検出信号38が一致するか否か検出する検出信号58とを基に同期保護を確認し、確認結果である状態信号82を生成することにより、ジッタ・ワンダによって供給されるフレームパルス36が位相監視用タイミング信号52からずれが生じ、従来のウインドウ幅の範囲を超えても、ジッタ・ワンダに応じてウインドウ幅を可変させて、ジッタ・ワンダによる同期外れを抑止することができる。
本実施例は、本発明の同期保護回路をFP(Frame Pulse)同期回路10に適用した場合である。本発明と直接関係のない部分について図示および説明を省略する。以下の説明で、信号はその現れる接続線の参照番号で指示する。
FP同期回路10は、図1に示すように、エッジ検出回路12、FP保護回路14およびタイミング生成回路16を含む。FP同期回路10におけるエッジ検出回路12およびタイミング生成回路16は、これまでの構成要素に同じである。本実施例のFP同期回路10は、FP保護回路14の構成要素に特徴がある。
FP保護回路14は、一致検出部18、ウインドウチェック部20、ウインドウ生成部22および同期保護部24の他に、基準生成部26、ずれ算出部28、ずれ平均算出部30および可変生成部32を含む。
エッジ検出回路12は、供給されるクロック34を基に供給されるフレームパルス36のエッジを検出し、検出したエッジ検出信号38をFP保護回路14およびタイミング生成回路16に出力する。エッジ検出信号38は、FP保護回路14における一致検出部18の一端40側、ウインドウチェック部20の一端42側、ずれ算出部28の一端44側およびタイミング生成回路16の一端46側にそれぞれ、供給される。タイミング生成回路16の他端48側には、同期保護部24からハンティング指令としてのリセット信号50が供給される。タイミング生成回路16は、これらの2入力信号38および50を基にフレームパルスにおける位相監視用タイミングパルス52を生成し、生成した位相監視用タイミングパルス52を一致検出部18の他端54側、基準生成部26およびずれ算出部28の他端56側に出力する。
一致検出部18は、エッジ検出信号38と位相監視用タイミングパルス52の位相が一致するか否かを比較し、一致検出の有無を示す一致検出の有無を示す検出信号を生成する機能を有する。一致検出部18は、一致検出信号58を同期保護部24の一端60側に供給する。
ウインドウチェック部20には、ウインドウ生成部22で生成された監視用ウインドウ信号62を他端64側に供給される。ウインドウチェック部20は、エッジ検出信号38と監視用ウインドウ信号62を基にウインドウ内に含まれるか否かをチェックし、チェック結果であるチェック信号66を生成する機能を有する。ウインドウチェック部20は、チェック信号64を同期保護部24の他端68側に供給する。
基準生成部26は、従来の記述で開示したウインドウ生成部に相当する機能を有し、FP位相監視用タイミングパルス52を中心とした基準ウインドウ信号70を生成する。ウインドウ幅は想定されるジッタ・ワンダの大きさとする。基準生成部26は、基準ウインドウ信号70をウインドウ生成部22の一端72側に出力する。
ずれ算出部28は、フレームパルスにおけるエッジ検出信号38とタイミングパルス52の位相を比較し、得られる位相差をフレームパルス検出用クロック34のサイクル数で表す位相差信号74を出力する機能を有する。ずれ算出部28は、カウンタを含み、図示しないクロック34を用いて、カウントしている。この位相差信号74は、後述するようにサイクル数の情報である位相差情報を含み、フレームパルスのエッジ検出信号38がFP位相監視用タイミングパルス52の前後のどちらに位置しているかを示す情報も含んでいる。ずれ算出部28は、位相差信号74をずれ平均算出部30に出力する。
ずれ平均算出部30は、ずれ算出部28から位相差信号74を受信し、位相差信号74の位相差情報を所定の量だけ蓄積し、蓄積した位相差における時間あたりの位相差をずれ平均値を算出する機能を有する。ずれ平均算出部30は、平均値の算出において想定されるフレームパルスのジッタ・ワンダのバラツキの大きさに応じて蓄積する位相差情報の量を大きくすることが望ましい。ずれ平均算出部30は、算出した位相差の平均値76を可変生成部32に出力する。
可変生成部32は、ずれ平均算出部30から出力された位相差の平均値76を中心としたウインドウを生成する機能を有する。ウインドウ幅は想定されるジッタ・ワンダの大きさに設定する。可変生成部32は、生成した可変ウインドウ信号78をウインドウ生成部22の他端80側に出力する。
ウインドウ生成部22は、基準ウインドウ信号70と可変ウインドウ信号78を基にこれらのウインドウ信号の区間を含めた広い区間で形成される監視用ウインドウ信号62を生成する機能を有する。ウインドウ生成部22は、監視用ウインドウ信号62をウインドウチェック部20の他端64側に供給する。
ウインドウチェック部20は、フレームパルスのエッジ検出信号38が監視用ウインドウ信号62の範囲内にあるか否かを確認している。
同期保護部24は、一致検出信号58とチェック信号66を基に同期状態を示す状態信号82とリセット信号50を生成する機能を有する。同期保護部24は、状態信号82を出力し、リセット信号50をタイミング生成回路16の他端48側に出力する。
このようにFP同期回路10は、フレームパルスのエッジ検出信号36を入力し、このエッジ検出信号38と同一位相にあって、フレームパルスと同一周期のパルスを位相監視用タイミングパルス52として生成し、ウインドウチェック部20でエッジ検出信号38がウインドウ内にあるか否かを確認し、チェック信号66を生成し、同期保護部24で、チェック信号66と一致検出信号58を基にエッジ検出信号38と位相監視用タイミングパルス52の位相が一致することを確認している。
次に本実施例におけるFP同期回路10の動作について記述する。図2(A)および(B)に示すフレームパルス36およびクロック34がエッジ検出回路12に入力されると、エッジ検出回路12は、図2(C)に示す1クロック後の立ち上がりタイミングに応じてエッジ検出信号38をずれ算出部28に出力する。
ここで、本実施例でフレームパルスは8kHz、FPエッジ検出用クロックは155.52MHzを適用している。
ずれ算出部28は、エッジ検出信号38とFP位相監視用タイミングパルス52を入力する。ずれ算出部28は、FP位相監視用タイミングパルス52に対するFPエッジ検出信号36の位相差を算出する。ずれ算出部28における位相差は、入力するクロック34を用いてカウントさせて、図2(D)に示す内蔵するタイミングパルス生成用カウンタ値を基に求める。すなわちFPエッジ検出信号38と図2(E)に示すFP位相監視用タイミングパルス52がレベル“H”の際におけるこのカウンタ値がゼロでFPエッジ検出信号38とタイミングパルス52と位相が一致を示し、カウンタ値が1以上9,720以下でタイミングパルスに対してFPエッジ検出信号38が位相遅れと判定し、カウンタ値が9,721以上19,439以下でFPエッジ検出信号38が位相進みと判定する。
位相遅れの場合、位相差はカウンタ値で表され、位相進みの場合、値19,440からカウンタ値を引いた値が位相差となる。ずれ算出部28は、図2(F)に示すように、たとえば位相の進みで極性“0”、位相遅れで極性“1”を出力する。また、ずれ算出部28は、図2(G)に示すように、位相差情報の一つとして位相差の絶対値、すなわち大きさをも生成する。ずれ算出部28は、算出した位相差信号74をずれ平均算出部30に出力する。
ずれ平均算出部30は、ずれ算出部より出力された位相差信号74を位相差情報としてFPエッジ検出信号38をトリガに蓄積する。ずれ平均算出部30は、一定の位相差情報を蓄積した後に蓄積した位相差の平均値76を算出する。この平均値76を算出後、蓄積した位相差情報をクリアし、新たに蓄積を開始する。ずれ平均算出部30はこの工程を繰り返し、算出した平均値76を可変生成部32に出力する。
ところで、基準生成部26は、図3(A)のクロック34に同期した図3(B)のタイミングパルス52を入力する。基準生成部26は、図3(C)に示すタイミングパルス52を中心としたウインドウ信号70を生成する。基準生成部26は、生成した基準ウインドウ信号70をウインドウ生成部22の一端72側に供給する。また、ずれ平均算出部30は、図3(D)に示すずれ平均値76を可変生成部32に出力する。ずれ平均値76は、図3(B)のタイミングパルス52の位置と大きくずれている。
可変生成部32は、最新の位相差平均値であるずれ平均値76を中心とした可変ウインドウ信号78を生成する。可変生成部32は、ずれ平均算出部からのずれ平均値76をトリガに用い、更新情報として可変ウインドウ信号78を生成し、ウインドウ生成部22の他端80側に供給する。
ウインドウ生成部22は、基準ウインドウ信号70、可変ウインドウ信号78および両ウインドウの区間84をFP位相確認用ウインドウ信号62として生成する。ウインドウ生成部22は、可変ウインドウ信号78が更新される毎にFP位相確認用ウインドウ信号62も更新し、出力する。
ウインドウチェック部20は、供給されるFP位相確認用ウインドウ信号62の範囲内にFPエッジ検出信号38が存在するかを確認する。同期保護部24は、複数回連続で存在しなかった場合、同期外れと判定した状態信号82を出力し、リセット信号50を出力し、タイミング生成回路16にフレームパルス位相監視用タイミングパルスを再生させる。また、同期保護部24は、複数回連続で存在する場合、同期状態にあると判定した状態信号82を出力する。また、エッジ検出信号を受信によりタイミングパルスを再生直後、リセット信号50はリセット状態を解除する。
本実施例は、フレームパルスのエッジ検出信号38がウインドウの範囲内にあるか否かを確認する場合について開示したが、本発明は、位相跳躍した場合にも適用できる。この場合、FPパルスエッジ検出信号38の位相は、ウインドウに対して進みおよび遅れのいずれか一方に偏る。
したがって、本発明を適用したFP同期回路10は、ウインドウに対して進み/遅れの情報を用いた同期外れ判定することもできる。これは、FPのエッジ検出信号38がウインドウの範囲外であり、かつウインドウに対して進んでいる状態が複数回連続した場合、またはウインドウの範囲外であり、かつウインドウに対して遅れている状態が複数回連続した場合、位相同期外れとする。さらに、FP同期回路10は、ウインドウの範囲外で、ウインドウに対して進み/遅れを跨ぐような場合、揺らぎと判定し、同期外れとはしない。
また、本実施例は、基準ウインドウ信号70および可変ウインドウ信号78のウインドウ幅を固定としていたが、これに限定されず、ウインドウ幅を可変として適用してもよい。前述のFPエッジ検出信号38とFP位相監視用タイミングパルス52の位相差のずれ平均値76を算出している区間において、基準ウインドウ信号70または可変ウインドウ信号78のウインドウを跨ぐFPエッジ検出信号38が存在した場合、この跨いだエッジ検出信号38の位相差を基準ウインドウ信号70、可変ウインドウ信号78のウインドウ幅として設定する。これにより、当初想定していたジッタ・ワンダの大きさよりも、実際のシステムで設定したウインドウ幅の方が大きかった場合、実際のジッタ・ワンダに対応したウインドウ幅とすることができる。
また、本実施例は、同期保護部24に内蔵する後方保護回路において、FPのエッジ検出信号38とタイミングパルス52が複数回連続して、一致した場合、同期状態へ遷移することとしたが、同期保護部24は、後方保護においても、FPのエッジ検出信号38とFP位相監視用タイミングパルス52の位相差の平均値76を用いることができる。
このように動作させることにより、ジッタ・ワンダによってFPがFP位相監視用タイミングパルス52からずれが生じ、従来のウインドウ幅の範囲を超えたても、ジッタ・ワンダに応じてウインドウ幅を可変させて、ジッタ・ワンダによる同期外れを抑止することができる。
本発明に係る同期保護回路を適用したFP同期回路における概略的な構成を示すブロック図である。 図1に示したずれ算出部における位相差の算出およびタイミング関係を記述するタイミングチャートである。 図1のFP同期回路に用いる各ウインドウ信号のタイミング関係を記述するタイミングチャートである。
符号の説明
10 FP同期回路
12 エッジ検出回路
14 FP保護回路
16 タイミング生成回路
18 一致検出部
20 ウインドウチェック部
22 ウインドウ生成部
24 同期保護部
26 基準生成部
28 ずれ算出部
30 ずれ平均算出部
32 可変生成部

Claims (6)

  1. 供給されるパルスの同期を保護し、同期の状態信号を出力する同期保護回路において、該回路は、
    監視用のタイミング信号と前記供給されるパルスにおける検出したエッジ検出信号を入力し、これらの入力した信号の位相が一致するか否か判定し、前記タイミング信号に対する位相差情報として含む位相差信号を算出するずれ算出手段と、
    該位相差信号が含む前記位相差情報を蓄積して、位相差を求め、蓄積した位相差量の平均値を算出する平均値算出手段と、
    算出した平均値をトリガに可変ウインドウ信号を生成する可変信号生成手段と、
    前記タイミング信号をトリガに基準ウインドウ信号を生成する基準信号生成手段と、
    該基準ウインドウ信号、前記可変ウインドウ信号、ならびに前記基準および前記可変ウインドウ信号の区間で表されるウインドウ幅を有する監視用ウインドウ信号を生成するウインドウ生成手段と、
    該監視用ウインドウ信号におけるウインドウの範囲内に前記エッジ検出信号が存在するか否かを確認する確認信号を生成する確認手段と、
    該確認信号と、前記監視用のタイミング信号と前記エッジ検出信号が一致するか否か検出する検出信号とを基に同期保護する同期保護手段とを含み、
    該同期保護手段は、前記同期保護における状態信号を生成することを特徴とする同期保護回路。
  2. 請求項1に記載の回路において、前記ずれ算出手段は、前記タイミング信号に対するクロック信号によるカウント値を基に、ずれとして表われる位相差の進みと遅れを表す極性、位相差の大きさを表す絶対値を前記位相差情報として生成することを特徴とする同期保護回路。
  3. 請求項1に記載の回路において、前記可変信号生成手段は、前記蓄積した位相差量の平均値を用いて、ウインドウ幅を可変させることを特徴とする同期保護回路。
  4. 供給されるパルスの同期を保護し、同期の状態信号を出力する同期保護方法において、該方法は、
    監視用のタイミング信号と前記供給されるパルスにおける検出したエッジ検出信号を入力し、これらの入力した信号の位相が一致するか否か判定し、前記タイミング信号に対する位相差情報として含む位相差信号を算出する第1の工程と、
    該位相差信号が含む前記位相差情報を蓄積して、位相差を求め、蓄積した位相差量の平均値を算出する第2の工程と、
    算出した平均値をトリガに可変ウインドウ信号を生成する第3の工程と、
    前記タイミング信号をトリガに基準ウインドウ信号を生成する第4の工程と、
    該基準ウインドウ信号、前記可変ウインドウ信号、ならびに前記基準および前記可変ウインドウ信号の区間で表されるウインドウ幅を有する監視用ウインドウ信号を生成する第5の工程とを含み、
    該方法は、該監視用ウインドウ信号におけるウインドウの範囲内に前記エッジ検出信号が存在するか否かを確認する確認信号を生成して、該確認信号と、前記監視用のタイミング信号と前記エッジ検出信号が一致するか否か検出する検出信号とを基に同期保護し、同期保護における状態信号を生成することを特徴とする同期保護方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、第1の工程は、前記タイミング信号に対するクロック信号によるカウント値を基に、ずれとして表われる位相差の進みと遅れを表す極性、位相差の大きさを表す絶対値を前記位相差情報として生成することを特徴とする同期保護方法。
  6. 請求項4に記載の方法において、第3の工程は、前記蓄積した位相差量の平均値を用いて、ウインドウ幅を可変させることを特徴とする同期保護方法。
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