JP2008292905A - 画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器 - Google Patents
画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008292905A JP2008292905A JP2007140220A JP2007140220A JP2008292905A JP 2008292905 A JP2008292905 A JP 2008292905A JP 2007140220 A JP2007140220 A JP 2007140220A JP 2007140220 A JP2007140220 A JP 2007140220A JP 2008292905 A JP2008292905 A JP 2008292905A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- image
- image display
- image data
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
【課題】シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することができる画像表示装置の駆動装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置の駆動装置は、画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動する。データ振り分け手段は、現フレームの画像データと、現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分け、補正手段は、1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいてオーバードライブを行う。更に、書き込み手段は、オーバードライブを行った画像データとは別に、所定の階調を有するデータを書き込む。これにより、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することができる。よって、1フレーム前のデータを記憶させるフレームメモリの容量を削減でき、シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することが可能となる。
【選択図】図5
【解決手段】画像表示装置の駆動装置は、画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動する。データ振り分け手段は、現フレームの画像データと、現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分け、補正手段は、1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいてオーバードライブを行う。更に、書き込み手段は、オーバードライブを行った画像データとは別に、所定の階調を有するデータを書き込む。これにより、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することができる。よって、1フレーム前のデータを記憶させるフレームメモリの容量を削減でき、シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することが可能となる。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器に関する。
液晶表示装置などのホールド型表示の画像表示装置において、フレーム期間で同じ画像が表示されることによって、動画ぼやけが発生することが知られている。特許文献1には、画像表示期間を短くするインパルス型表示を適宜用いることによって、このような動画ぼやけを改善する技術が記載されている。具体的には、この技術では、画像データを書き込む前に黒表示用のデータを書き込む駆動方式(以下、「黒挿入駆動」又は「黒挿入」とも呼ぶ。)を用いることによって、画像表示期間を短くしている。
また、液晶表示装置における動画ぼやけの他の発生要因として、液晶応答の遅さがある。特許文献2には、現在の画像データの階調に対応する電圧よりも高い電圧を印加する「オーバードライブ」を用いることで、液晶の応答を速くすることによって、動画ぼやけを改善する技術が記載されている。
上記した特許文献1に記載の黒挿入駆動では、黒表示用のデータの書き込み時間が長いほどインパルス型表示に近づくため、動画ぼやけを改善することはできるが、明るさが落ちてしまうという課題があったまた、特許文献2に記載されたオーバードライブでは、1フレーム前の映像情報を保持するための記憶容量の大きなフレームメモリと、現在の映像情報を比較するためのルックアップテーブルとが必要となり、コストアップしてしまう場合があった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することができる画像表示装置の駆動装置、駆動方法、画像表示装置、および投射型表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の1つの観点では、画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動するための駆動装置は、現フレームの画像データと、前記現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分けるデータ振り分け手段と、前記1フレーム前の画像データに対応するデータを記憶する記憶手段と、前記現フレームの画像データを、前記記憶手段に記憶された前記1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいてオーバードライブ補正する補正手段と、前記補正手段によってオーバードライブ補正された画像データを前記画像表示装置に対して書き込むと共に、前記オーバードライブ補正された画像データとは別に所定の階調を有するデータを前記画像表示装置に対して書き込む処理を行う書き込み手段と、を備えることを特徴とする。
上記の画像表示装置の駆動装置は、画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動するために好適に利用される。具体的には、データ振り分け手段は、現フレームの画像データと、当該現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分け、記憶手段は、1フレーム前の画像データに対応するデータを記憶する。そして、補正手段は、1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいて補正する。具体的には、補正手段はオーバードライブを行う。更に、書き込み手段は、オーバードライブ補正された画像データとは別に所定の階調を有するデータを書き込む処理を行う。このような書き込みを行うことにより、前フレームからのスタート階調(前フレームにおいて応答を始める階調)を所定の範囲に限定することができる。これにより、記憶手段と補正手段へ供給するデータの情報量を削減することが可能となる。したがって、上記の画像表示装置の駆動装置によれば、シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することが可能となる。
上記の画像表示装置の駆動装置において好適には、前記データ振り分け手段は、元の画像データが有する情報量を削減することによって生成したデータを、前記1フレーム前の画像データに対応するデータとして出力する。
上記の画像表示装置の駆動装置の一態様では、前記データ振り分け手段は、前記所定の階調を有するデータにおける階調値、及び前記所定の階調を有するデータを書き込む時間の少なくともいずれかに基づいて、前記1フレーム前の画像データに対応するデータを生成する。つまり、前記データ振り分け手段は、書き込み手段によって書き込まれるデータによって削減可能な情報量分を削減した後の画像データを生成する。
上記の画像表示装置の駆動装置の他の一態様では、前記1フレーム前の画像データに対応するデータは、所定の階調によって表現される。これにより、記憶手段の容量を更に効率的に削減することが可能となる。
上記の画像表示装置の駆動装置において、前記書き込み手段は、前記オーバードライブ補正された画像データを書き込む前に前記所定の階調を有するデータを書き込むことによって、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することが好ましい。この場合、前記書き込み手段は、前記所定の階調を有するデータを挿入する表示画像上の領域を変化させることによって、前記スタート階調を調整する。
更に好適には、前記書き込み手段は、前記所定の階調を有するデータとして、黒表示用のデータを書き込む。つまり、書き込み手段は、黒挿入駆動を行う。これにより、上記の画像表示装置の駆動装置によれば、黒挿入によるホールド型表示改善とオーバードライブによる液晶応答改善をわずかなコストアップで同時に実現し、良好な動画像を得ることが可能となる。つまり、液晶応答とホールド型表示による動画ぼやけとを同時に改善すると共に、オーバードライブ実現に必要なコストアップ及び黒挿入駆動による明るさ低下を効果的に抑制することができる。
上記の画像表示装置の駆動装置において、前記書き込み手段は、前記所定の階調を有するデータにおける階調値を変化させることによって、前記スタート階調を調整することが好ましい。
また、前記データ振り分け手段はセレクタであり、前記記憶手段はフレームメモリであることが好ましい。
また、上記の画像表示装置の駆動装置は、照明装置と、画像表示装置の駆動装置により変調された光を投射する投射装置と、を備える投射型表示装置に適用することが好ましい。
更に、上記の画像表示装置の駆動装置は、各種の電子機器に好適に適用することができる。
本発明の他の観点では、画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動するための駆動方法は、現フレームの画像データと、前記現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分けるデータ振り分け工程と、前記1フレーム前の画像データに対応するデータを記憶する記憶工程と、前記現フレームの画像データを、前記記憶工程で記憶された前記1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいてオーバードライブ補正する補正工程と、前記補正工程によってオーバードライブ補正された画像データを前記画像表示装置に対して書き込むと共に、前記オーバードライブ補正された画像データとは別に所定の階調を有するデータを前記画像表示装置に対して書き込む処理を行う書き込み工程と、を備える。上記の画像表示装置の駆動装置の駆動方法によっても、オーバードライブに要するメモリの容量を削減することができ、シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本実施形態に係る画像表示装置の駆動装置を適用した、液晶プロジェクタ1000の概略構成を示すブロック図である。液晶プロジェクタ1000は、主に、光源1100と、ダイクロイックミラー1108a、1108bと、反射ミラー1106と、リレーレンズ1122、1123、1124と、液晶パネル14R、14G、14Bと、クロスダイクロイックプリズム1112と、投射レンズ系1114と、を有する。なお、液晶プロジェクタ1000は、液晶ライトバルブとして機能する3つの液晶パネル14R、14G、14Bを用いた、3板式の投射型液晶装置として構成されている。
図1は、本実施形態に係る画像表示装置の駆動装置を適用した、液晶プロジェクタ1000の概略構成を示すブロック図である。液晶プロジェクタ1000は、主に、光源1100と、ダイクロイックミラー1108a、1108bと、反射ミラー1106と、リレーレンズ1122、1123、1124と、液晶パネル14R、14G、14Bと、クロスダイクロイックプリズム1112と、投射レンズ系1114と、を有する。なお、液晶プロジェクタ1000は、液晶ライトバルブとして機能する3つの液晶パネル14R、14G、14Bを用いた、3板式の投射型液晶装置として構成されている。
光源1100は、照明装置に相当し、メタルハライド等のランプ1102とランプ1102の光を反射するリフレクタ1101とから構成されている。青色光・緑色光反射のダイクロイックミラー1108aは、光源1100からの白色光のうちの赤色光のみを透過させると共に、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は反射ミラー1106で反射され、液晶パネル14R(以下、「赤色用液晶パネル14R」とも呼ぶ。)に入射される。
一方、ダイクロイックミラー1108aで反射された光のうち、緑色光は、緑色光反射のダイクロイックミラー1108bによって反射され、液晶パネル14G(以下、「緑色用液晶パネル14G」とも呼ぶ。)に入射される。一方、青色光は、ダイクロイックミラー1108bも透過する。青色光に対しては、光路長が緑色光、赤色光と異なるのを補償するために、入射レンズ1122、リレーレンズ1123、出射レンズ1124を含むリレーレンズ系からなる導光手段1121が設けられ、これらを介して青色光が液晶パネル14B(以下、「青色用液晶パネル14B」とも呼ぶ。)に入射される。
赤色用液晶パネル14R、緑色用液晶パネル14G、及び青色用液晶パネル14Bは、いわゆる液晶ライトバルブとして機能する。以下では、これらを区別しないで用いる場合には、単に「液晶パネル14」と呼ぶ。液晶パネル14は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものである。液晶パネル14は、供給された画像データに応じて入射光の偏光方向を変調する。なお、液晶パネル14R,G,Bは、それぞれ、供給された各色光ごとの画像信号に応じて入射光を変調する。また、液晶パネル14R,G,Bは、それぞれが白黒表示の液晶パネルであり、共通の液晶パネルが用いられている。
各液晶パネル14により変調された3つの光はクロスダイクロイックプリズム1112に入射する。このプリズムは、4つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されたものである。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光が形成される。合成された光は、投射光学系である投射レンズ系1114によってスクリーン1120上に投射され、画像が拡大されて表示される。なお、投射レンズ系1114は、投射装置に相当する。
次に、図2を参照して、液晶パネル14を駆動する回路について説明する。図2は、液晶パネル14を駆動する走査線駆動回路11及びデータ線駆動回路12などの概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、駆動回路10は走査線駆動回路11及びデータ線駆動回路12に対する制御を行うと共に、走査線駆動回路11及びデータ線駆動回路12は液晶パネル14に対する制御を行う。具体的には、駆動回路10は、クロック信号clkと、垂直走査信号VSと、水平走査信号HSと、画像データDとを取得する。垂直走査信号VSは垂直同期信号に対応し、水平走査信号HSは水平同期信号に対応し、これらは画像データD(画像信号)と一緒に入力される。駆動回路10は、これらの取得した信号に基づいて、スタートパルスDYと、走査側転送クロックCLYと、データ転送クロックCLXと、データ信号Dsと、を生成する。スタートパルスDYは、走査側(Y側)に対する走査の開始タイミングで出力されるパルス信号である。走査側転送クロックCLYは、走査側(Y側)の水平走査を規定する信号である。データ転送クロックCLXは、データ線駆動回路12へデータを転送するタイミングを規定する信号である。データ信号Dsは、画像データDに対応するデータである。なお、駆動回路10、走査線駆動回路11、及びデータ線駆動回路12は、その他にも各種の信号が入出力されるが、本実施形態と特に関係の無いものについては説明を省略する。
走査線駆動回路11は、駆動回路10から、スタートパルスDY及び走査側転送クロックCLYを取得し、液晶パネル14の走査線14aに対して走査信号G1、G2、G3、…、Gnを出力する。具体的には、走査線駆動回路11は、駆動回路10から供給されるスタートパルスDYを走査側転送クロックCLYに従って転送し、走査線14aの各々に走査信号G1、G2、G3、…、Gnとして順次排他的に供給するものである。また、データ線駆動回路12は、駆動回路10から、データ転送クロックCLXと、データ信号Dsとを取得し、液晶パネル14のデータ線14bに対してデータ信号d1、d2、d3、…、dmを出力する。
液晶パネル14(前述した赤色用液晶パネル14R、緑色用液晶パネル14G、及び青色用液晶パネル14Bに対応する)は、液晶(LCD)を含んで構成され、画像信号に規定された画像を表示する。具体的には、液晶パネル14は、走査線14aと、データ線14bと、画素14cとを備える。詳しくは、液晶パネル14には、n本の走査線14aが、図2においてX(行)方向に延在して形成され、m本のデータ線14bがY(列)方向に沿って延在して形成されている。そして、画素14cは、走査線14aとデータ線14bとの各交差に対応して設けられて、マトリクス状に配列されている。なお、各色液晶パネル14には、分離されたRGB光がそれぞれ供給されるため、同一の白黒パネル3枚によって構成されている。
[液晶パネルの駆動方法]
次に、本実施形態において、液晶パネル14に対して行う駆動方法について具体的に説明する。本実施形態では、液晶の応答性を改善するために、現在のフレーム(以下、「現フレーム」と呼ぶ。)の画像における階調に対応する電圧よりも、高い電圧を印加することによって、液晶パネル14を駆動する。つまり、「オーバードライブ」を用いる。以下で、本実施形態に係るオーバードライブについて具体的に説明する。
次に、本実施形態において、液晶パネル14に対して行う駆動方法について具体的に説明する。本実施形態では、液晶の応答性を改善するために、現在のフレーム(以下、「現フレーム」と呼ぶ。)の画像における階調に対応する電圧よりも、高い電圧を印加することによって、液晶パネル14を駆動する。つまり、「オーバードライブ」を用いる。以下で、本実施形態に係るオーバードライブについて具体的に説明する。
本実施形態では、現フレームの画像データと、当該現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分けて、1フレーム前の画像データに対応するデータをフレームメモリに記憶させる。そして、フレームメモリに記憶された1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいて、現フレームの画像データに対してオーバードライブを行う。更に、本実施形態では、オーバードライブを行った画像データを液晶パネル14に書き込むと共に、この画像データとは別に所定の階調を有するデータを液晶パネル14に書き込む。具体的には、オーバードライブを行った画像データを書き込む前に、黒表示用のデータを液晶パネル14に書き込む(つまり、「黒挿入駆動」言い換えると「黒挿入」を実行する)。こうするのは、黒表示用のデータを書き込む表示画像上の領域を変化させることによって、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定するためである。なお、スタート階調は、前フレームにおいて応答を始める階調(つまり1フレーム前の画像データの階調)に対応する。
上記のような黒挿入駆動を行った場合、液晶パネル14における透過率は低下する傾向にある。これにより、黒挿入駆動を行った場合の透過率に対応する階調は、黒挿入駆動を行わない場合の元の階調よりも減少すると言える。つまり、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することができる。したがって、このような黒挿入駆動を行うことにより、オーバードライブを行う際に用いる1フレーム前のデータとして、元の1フレーム前の画像データではなく、元の画像データが有する情報量を削減することによって生成した画像データを用いることができると言える。つまり、黒挿入駆動を行うことによって削減可能な情報量分を削減した後の画像データを、フレームメモリに記憶させておけば良いと言える。したがって、本実施形態では、元の画像データが有する情報量を削減することによって生成した画像データを、1フレーム前の画像データに対応するデータとしてフレームメモリに記憶させる。つまり、フレームメモリには、1フレーム前の画像データをそのまま記憶させない。そして、このように情報量を削減したデータに基づいて、現フレームの画像データに対してオーバードライブを行う。以上により、本実施形態によれば、シンプルな構成によって画像ぼやけを抑制することが可能となる。また、フレームメモリの容量を削減することができ、オーバードライブ実現に必要なコストアップを削減することが可能となる。
ここで、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る液晶パネル14の駆動方法について具体的に説明する。
図3は、黒挿入駆動を具体的に説明するための図である。図3(a)は1垂直期間における垂直走査信号VSを示し、図3(b)はスタートパルスDYを示し、図3(c)は走査側転送クロックCLYを示し、図3(d)及び図3(e)は任意の時刻における表示画像例を示している。この例では、図3(b)において、スタートパルスDY1は黒表示用のスタートパルスに対応し、スタートパルスDY2a、DY2bは画像表示用のスタートパルスに対応する。なお、ここでは、スタートパルスDY2a及びスタートパルスDY2bのいずれか一方を用いた場合を例に挙げて説明する。
図3(d)はスタートパルスDY2aを用いた場合の表示画像を示し、図3(e)はスタートパルスDY2bを用いた場合の表示画像を示している。ここで、図3(d)及び図3(e)において、符号B1a、B1bで示す位置は、任意の時刻においてスタートパルスDY1によって走査線が走査されている位置を示しており、符号B2a、B2bで示す位置は、任意の時刻において、それぞれスタートパルスDY2a、DY2bによって走査線が走査されている位置を示している。更に、領域R1a、R1bはそれぞれスタートパルスDY1によって黒表示用のデータが書き込まれた黒表示領域を示しており、領域R2a、R2bはそれぞれスタートパルスDY2a、DY2bによって画像データが書き込まれた画像表示領域を示している。なお、この例では、液晶パネル14に対して印加する電圧(駆動電圧)の極性を、所定のタイミングで切り替えている。そのため、表示画像内に、正極性の電圧によってデータが書き込まれた領域(正極性領域)と、負極性の電圧によってデータが書き込まれた領域(負極性領域)とが存在する。
図3(d)及び図3(e)から明らかなように、黒表示領域R1a、R1bは画像表示用のデータで時系列的に書き換えられていることがわかる。また、画像表示用のスタートパルスDY2a、DY2bの発生タイミングによって、表示画像において黒表示領域R1a、R1bが占める割合(以下、「黒挿入割合」と呼ぶ。)が異なることがわかる。この例では、黒表示領域R1aよりも黒表示領域R1bのほうが、表示画像において占める割合が大きい。言い換えると、スタートパルスDY2aよりもスタートパルスDY2bを用いたほうが、黒挿入を行う時間が長くなると言える。よって、黒表示用のスタートパルスの発生タイミングを変えることにより、黒挿入を行う時間を変化させることができる。即ち、画像表示用のスタートパルスDYの発生タイミングを調整することで、黒表示用のデータを書き込む表示画像上の領域を変化させることによって、前フレームからのスタート階調を調整することが可能となる。
図4は、黒表示用のデータを書き込むことによって、オーバードライブに用いる画像データを削減できることを説明するための図である。具体的には、図4(a)は、透過率100%から透過率0%への応答と透過率との関係を示す図である。言い換えると、黒挿入を行う時間(横軸)と液晶の透過率(縦軸)との関係を示している。図4(b)は、入力階調(横軸)と液晶の透過率(縦軸)との関係を示す図である。なお、図4(a)及び図4(b)に示すような関係は一例であり、液晶パネル14の特性によって決まるものである。また、ここでは、1フレームが16.6(ms)であり、基準階調は10ビット(1024)である場合を例に挙げている。
図4(a)より、例えば黒挿入を2(ms)行うと、透過率は40%にまで落ちることがわかる。この透過率40%は、図4(b)を参照すると、入力階調で「512」に相当することがわかる。これより、画像データを書き込む前に上記のような黒挿入を行うことによって、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することが可能であることがわかる。つまり、この例で示したような黒挿入を行うことにより、オーバードライブを行う際に用いる1フレーム前のデータとして、元の「1024」の入力階調を有する画像データを用いる必要はなく、「512」の入力階調を有する画像データを用いれば良いということが言える。言い換えると、黒挿入によって完全に透過率0%まで応答しない場合でも、10ビットの画像データを9ビットにまで削減した画像データを、オーバードライブに用いることができると言える。この場合、9ビットにまで情報量を削減した画像データを、オーバードライブ用のフレームメモリに記憶させておけば良い。
以上より、本実施形態では、黒表示用のデータを書き込むことで前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することによって、元の画像データが有する情報量を削減した画像データを用いてオーバードライブを行う。これにより、画像データを記憶するフレームメモリの容量を削減することができ、オーバードライブ実現に必要なコストアップを削減することが可能となる。
このようなオーバードライブは、前述した駆動回路10によって実行される(図2参照)。ここで、図5を参照して、駆動回路10の構成について具体的に説明する。
図5は、本実施形態に係る駆動回路10の概略構成を示すブロック図である。駆動回路10は、主に、制御部200と、セレクタ部201と、フレームメモリ202と、オーバードライブ用LUT(ルックアップテーブル)203と、D/Aコンバータ204と、を有する。なお、図5は、駆動回路10における本願の特徴ある構成部位の主要部の抜粋図を示している。
駆動回路10は、前述した液晶プロジェクタ1000などに適用され、液晶パネル14(前述した赤色用液晶パネル14R、緑色用液晶パネル14G、及び青色用液晶パネル14Bに対応する)に対する駆動制御を実行する。駆動回路10は、上記したようなオーバードライブなどを実行し、本発明における画像表示装置の駆動装置として機能する。つまり、駆動回路10は、本発明におけるデータ振り分け手段、記憶手段、補正手段、及び書き込み手段として機能する。なお、駆動回路10は、図示しない分周回路や、PLL(Phase-locked loop)を含む逓倍回路などを内蔵しており、液晶パネル14を駆動するために必要な制御信号を生成可能に構成されている。
制御部200は、前述したクロック信号clkと、垂直走査信号VSと、水平走査信号HS(図2参照)とを取得して、スタートパルスDYや、走査側転送クロックCLYや、データ転送クロックCLXなどを生成する。そして、制御部200は、これらの信号に基づいて、セレクタ部201、フレームメモリ202、及びD/Aコンバータ204を制御するための制御信号を供給する。例えば、制御部200は、セレクタ部201がフレームメモリ202に対してデータを書き込むタイミングを規定する制御信号s1を、セレクタ部201に対して供給する。
セレクタ部201は、画像データD1(現フレームの画像データに対応する)を取得して、現フレームの画像データと、当該現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分ける処理を行う。そして、セレクタ部201は、振り分けられた、現フレームの画像データD2をオーバードライブ用LUT203に供給すると共に、1フレーム前の画像データに対応するデータD3をフレームメモリ202に書き込む。この場合、セレクタ部201は、制御部200から供給される制御信号s1に基づいて、データD3をフレームメモリ202に書き込む。
具体的には、セレクタ部201は、元の画像データが有する情報量を削減することによって生成した画像データを、1フレーム前の画像データに対応するデータD3としてフレームメモリ202に記憶させる。この場合、セレクタ部201は、記憶しているルックアップテーブルに基づいて、データD3を生成する。具体的には、セレクタ部201は、入力される現フレームの画像データD1と出力すべきデータD3とが対応付けられたルックアップテーブルを参照して、入力された画像データD1に対応するデータD3を出力する。このルックアップテーブルには、黒挿入駆動を行うことによって削減可能な情報量分を削減した後のデータが記憶されている。なお、削減可能な情報量とは階調数である。
なお、セレクタ部201が用いるルックアップテーブルは、入力される現フレームの画像データD1と黒挿入を行う時間(言い換えると黒挿入割合)とに応じて、黒挿入を行った後のデータD3の情報量が決まるため、このような関係に基づいて作成される。また、セレクタ部201は、黒挿入を行う時間に応じて複数のルックアップテーブルを有することができ、実際に黒挿入を行う時間に基づいて複数のルックアップテーブルを切り替えることができる。こうするのは、黒挿入を行う時間に応じて、黒挿入によって削減可能な情報量が変わるためである。
フレームメモリ202は、セレクタ部201から供給された1フレーム前の画像データに対応するデータD3を記憶する。そして、フレームメモリ202は、制御部200から供給される制御信号s2のタイミングで、記憶しているデータD3に対応するデータD4をオーバードライブ用LUT203に対して出力する。
オーバードライブ用LUT203は、セレクタ部201から現フレームの画像データD2を取得すると共に、フレームメモリ202から1フレーム前の画像データに対応するデータD4を取得する。そして、オーバードライブ用LUT203は、現フレームの画像データD2に対してオーバードライブを行う。具体的には、オーバードライブ用LUT203は、記憶しているルックアップテーブルに基づいてオーバードライブを行う。詳しくは、オーバードライブ用LUT203は、ルックアップテーブルに基づいて、画像データD2とデータD4とに対応する画像データD5を求め、これをD/Aコンバータ204に出力する。そして、D/Aコンバータ204は、入力された画像データD5をデジタル信号からアナログ信号に変換して、これを液晶パネル14に供給する。
以上説明した駆動回路10によれば、画像データを書き込む前に黒表示用のデータを書き込むことで前フレームからのスタート階調を限定することによって、フレームメモリ202とオーバードライブ用LUT203への入力ビット数を削減することができる。また、駆動回路10によれば、黒挿入によるホールド型表示改善とオーバードライブによる液晶応答改善をわずかなコストアップで同時に実現し、良好な動画像を得ることが可能となる。つまり、液晶応答とホールド型表示による動画ぼやけとを同時に改善すると共に、オーバードライブ実現に必要なコストアップ及び黒挿入駆動による明るさ低下を効果的に抑制することができる。
[変形例]
上記では、黒挿入を2(ms)行う例を示したが(図4参照)、他の例では、2(ms)よりも長い時間、黒挿入を行うことができる。例えば、図4に示すような表示特性を有する液晶パネル14に対して4(ms)の黒挿入を行うことであっても良い。この場合、図4(a)に示すように、1フレーム(16.6ms)のうち4(ms)の黒挿入を行うと、透過率は0%まで落ちることがわかる。このような黒挿入を行った場合、1フレーム前の画像データは一律0階調であると仮定することができる。つまり、前フレームは必ず0階調から応答を始めると考えられる。以上より、黒表示用のデータを書き込む時間をある程度長い時間に設定した場合には、オーバードライブを行うために、1フレーム前の画像データに対応するデータをフレームメモリ202に保持する必要がなくなると言える(なお、黒表示用のデータを書き込む時間は、液晶パネル14の表示特性に応じて規定される)。つまり、フレームメモリ202を用いずに、オーバードライブを実行する駆動回路を構成することができる。
上記では、黒挿入を2(ms)行う例を示したが(図4参照)、他の例では、2(ms)よりも長い時間、黒挿入を行うことができる。例えば、図4に示すような表示特性を有する液晶パネル14に対して4(ms)の黒挿入を行うことであっても良い。この場合、図4(a)に示すように、1フレーム(16.6ms)のうち4(ms)の黒挿入を行うと、透過率は0%まで落ちることがわかる。このような黒挿入を行った場合、1フレーム前の画像データは一律0階調であると仮定することができる。つまり、前フレームは必ず0階調から応答を始めると考えられる。以上より、黒表示用のデータを書き込む時間をある程度長い時間に設定した場合には、オーバードライブを行うために、1フレーム前の画像データに対応するデータをフレームメモリ202に保持する必要がなくなると言える(なお、黒表示用のデータを書き込む時間は、液晶パネル14の表示特性に応じて規定される)。つまり、フレームメモリ202を用いずに、オーバードライブを実行する駆動回路を構成することができる。
なお、黒表示用のデータを書き込む時間は、予め決めた時間に固定しても良いし、入力される画像データに応じて変えても良い。入力される画像データに応じて黒表示用のデータを書き込む時間を変える場合には、演算回路などが入力された画像データ等に基づいてフィードバック制御を行うことによって、適切な書き込む時間を決定することができる。そして、セレクタ部は、黒表示用のデータを書き込み時間に対応付けられて記憶されたルックアップテーブルを参照して、決定された時間に応じた量だけ、元の画像データが有する情報量を削減した画像データをフレームメモリに出力する。
また、上記では、オーバードライブを行った画像データとは別に液晶パネル14に書き込むデータとして、黒表示用のデータを用いるデータを示したが、これに限定はされない。他の例では、黒表示用のデータの代わりに、白表示用のデータを用いることができる。更に他の例では、黒や白以外のグレースケールで表された色を用いることができる。これらのデータを書き込むことによっても、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に適切に限定することができる。
更に、液晶パネル14に書き込むデータの階調を、黒や白などの1つに固定することに限定はされない。他の例では、液晶パネル14に書き込むデータの階調値を変化させることができる。例えば、グレースケールにおける階調値を変化させることができる。
図6は、液晶パネル14に書き込むデータの階調値を変化させた場合の具体例を示す図である。図6(a)は1垂直期間における垂直走査信号VSを示し、図6(b)はスタートパルスDYを示し、図6(c)は走査側転送クロックCLYを示し、図6(d)及び図6(e)は任意の時刻における表示画像例を示している。図6(b)において、スタートパルスDY3は画像表示用とは別に用いるスタートパルスに対応し、スタートパルスDY4は画像表示用のスタートパルスに対応する。具体的には、この例では、スタートパルスDY3を用いて書き込むデータの階調値を変化させる。また、この例では、スタートパルスDY3とスタートパルスDY4との発生タイミングの時間差T1を固定する。つまり、スタートパルスの発生タイミングを変化させるのではなく、液晶パネル14に書き込むデータの階調値を変化させる。
具体的には、図6(d)はスタートパルスDY3を用いて書き込むデータとして濃いグレーを用いた場合の表示画像を示し、図6(e)はスタートパルスDY3を用いて書き込むデータとして薄いグレーを用いた場合の表示画像を示している。ここで、図6(d)及び図6(e)において、符号B3a、B3bで示す位置は、任意の時刻においてスタートパルスDY3によって走査線が走査されている位置を示しており、符号B4a、B4bで示す位置は、任意の時刻において、スタートパルスDY4によって走査線が走査されている位置を示している。なお、スタートパルスDY3とスタートパルスDY4との発生タイミングの時間差T1を固定しているため、符号B4a、B4bで示す表示画像上の位置は概ね同じである。更に、領域R3a、R3bはそれぞれスタートパルスDY3によって所定の階調を有するデータが書き込まれた表示領域を示しており、領域R4a、R4bはそれぞれスタートパルスDY4によって画像データが書き込まれた画像表示領域を示している。なお、この例では、液晶パネル14に対して印加する電圧(駆動電圧)の極性を、所定のタイミングで切り替えている。そのため、表示画像内に、正極性の電圧によってデータが書き込まれた領域(正極性領域)と、負極性の電圧によってデータが書き込まれた領域(負極性領域)とが存在する。
図6(d)及び図6(e)より、領域R3a、R3bの面積は概ね同一であるが、領域R3a、R3bに対応する表示画像における色の濃さが異なる(つまり階調が異なる)ことがわかる。こうなるのは、スタートパルスDY3とスタートパルスDY4との発生タイミングの時間差T1を固定しているが、スタートパルスDY3を用いて書き込むデータの階調値を変化させているからである。このように液晶パネル14に書き込むデータの階調値を変化させることによっても、前フレームからのスタート階調を適切に調整することができる。つまり、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に、適切に限定することができる。なお、液晶パネル14に書き込むデータの階調値は、入力される画像データなどに応じて変えることができる。この場合、書き込むデータの階調値に応じた量だけ元の画像データが有する情報量を削減した画像データを、オーバードライブに用いることができる。
なお、前述した実施形態においては、画像表示装置であるプロジェクタ1000は、3枚の液晶パネル14を備えた3板式プロジェクタであるものとして説明したが、例えば、1枚の透過式液晶パネルによってカラー画像を投射する単板式のプロジェクタであっても良い。
また、プロジェクタ1000の光変調素子である液晶パネル14は、透過式の液晶ライトバルブであるものとして説明したが、これに限定するものではない。例えば、反射式液晶パネルの一種であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を光変調素子として用いる構成であっても良い。なお、この場合、プロジェクタ1000の光学系は、LCOSに合わせた構成とする必要がある。
更に、上記では、本発明を液晶プロジェクタ1000に適用した実施形態を示したが、これに限定はされない。つまり、他の電子機器に対しても、本発明を適用することができる。例えば、液晶テレビや、携帯電話や、パーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソコン)などのホールド表示型の電子機器に適用することができる。
これらの構成であっても、前述した実施形態における作用効果と同等の作用および効果を得ることができる。
10 駆動回路、 11 走査線駆動回路、 12 データ線駆動回路、 14 液晶パネル、 14a 走査線、 14b データ線、 14c 画素、 200 制御部、 201 セレクタ部、 202 フレームメモリ、 203 オーバードライブ用LUT、 1000 液晶プロジェクタ
Claims (12)
- 画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動するための駆動装置であって、
現フレームの画像データと、前記現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分けるデータ振り分け手段と、
前記1フレーム前の画像データに対応するデータを記憶する記憶手段と、
前記現フレームの画像データを、前記記憶手段に記憶された前記1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいてオーバードライブ補正する補正手段と、
前記補正手段によってオーバードライブ補正された画像データを前記画像表示装置に対して書き込むと共に、前記オーバードライブ補正された画像データとは別に所定の階調を有するデータを前記画像表示装置に対して書き込む処理を行う書き込み手段と、を備えることを特徴とする画像表示装置の駆動装置。 - 前記データ振り分け手段は、元の画像データが有する情報量を削減することによって生成したデータを、前記1フレーム前の画像データに対応するデータとして出力することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記データ振り分け手段は、前記所定の階調を有するデータにおける階調値、及び前記所定の階調を有するデータを書き込む時間の少なくともいずれかに基づいて、前記1フレーム前の画像データに対応するデータを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記1フレーム前の画像データに対応するデータは、所定の階調によって表現されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記書き込み手段は、前記オーバードライブ補正された画像データを書き込む前に前記所定の階調を有するデータを書き込むことによって、前フレームからのスタート階調を所定の範囲に限定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記書き込み手段は、前記所定の階調を有するデータを挿入する表示画像上の領域を変化させることによって、前記スタート階調を調整することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記書き込み手段は、前記所定の階調を有するデータとして、黒表示用のデータを書き込むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記書き込み手段は、前記所定の階調を有するデータにおける階調値を変化させることによって、前記スタート階調を調整することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置の駆動装置。
- 前記データ振り分け手段はセレクタであり、
前記記憶手段はフレームメモリであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像表示装置の駆動装置。 - 照明装置と、前記照明装置から射出される光を変調する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像表示装置の駆動装置と、前記画像表示装置の駆動装置により変調された光を投射する投射装置と、を備えることを特徴とする投射型表示装置。
- 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像表示装置の駆動装置を有することを特徴とする電子機器。
- 画像表示領域内に配列された複数の画素を有する画像表示装置を表示駆動するための駆動方法であって、
現フレームの画像データと、前記現フレームに対して1フレーム前の画像データに対応するデータとに振り分けるデータ振り分け工程と、
前記1フレーム前の画像データに対応するデータを記憶する記憶工程と、
前記現フレームの画像データを、前記記憶工程で記憶された前記1フレーム前の画像データに対応するデータに基づいてオーバードライブ補正する補正工程と、
前記補正工程によってオーバードライブ補正された画像データを前記画像表示装置に対して書き込むと共に、前記オーバードライブ補正された画像データとは別に所定の階調を有するデータを前記画像表示装置に対して書き込む処理を行う書き込み工程と、を備えることを特徴とする画像表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007140220A JP2008292905A (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007140220A JP2008292905A (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008292905A true JP2008292905A (ja) | 2008-12-04 |
Family
ID=40167652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007140220A Withdrawn JP2008292905A (ja) | 2007-05-28 | 2007-05-28 | 画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008292905A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101528927B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2015-06-16 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치와 그 구동방법 |
CN106448603A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-02-22 | 京东方科技集团股份有限公司 | 控制电路、控制装置、栅极驱动器、显示装置及驱动方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003084739A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-19 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置の駆動方法及び装置 |
JP2004253827A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-09-09 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
WO2006030842A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | 表示装置の駆動方法、駆動装置、そのプログラムおよび記録媒体、並びに、表示装置 |
JP2008139797A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置およびその駆動方法 |
JP2008262105A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 | ディスプレーのマルチフレーム極性反転オーバードライブ方法 |
-
2007
- 2007-05-28 JP JP2007140220A patent/JP2008292905A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003084739A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-19 | Lg Philips Lcd Co Ltd | 液晶表示装置の駆動方法及び装置 |
JP2004253827A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-09-09 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
WO2006030842A1 (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | 表示装置の駆動方法、駆動装置、そのプログラムおよび記録媒体、並びに、表示装置 |
JP2008139797A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置およびその駆動方法 |
JP2008262105A (ja) * | 2007-04-13 | 2008-10-30 | ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 | ディスプレーのマルチフレーム極性反転オーバードライブ方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101528927B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2015-06-16 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치와 그 구동방법 |
CN106448603A (zh) * | 2016-11-10 | 2017-02-22 | 京东方科技集团股份有限公司 | 控制电路、控制装置、栅极驱动器、显示装置及驱动方法 |
CN106448603B (zh) * | 2016-11-10 | 2019-07-09 | 京东方科技集团股份有限公司 | 控制电路、控制装置、栅极驱动器、显示装置及驱动方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7973781B2 (en) | Image display device and projector | |
JP4918007B2 (ja) | 液晶表示装置用アレイ基板の製造方法 | |
US7786964B2 (en) | Display apparatus and display control method therefor | |
US20100110112A1 (en) | Backlight apparatus and display apparatus | |
JP6051544B2 (ja) | 画像処理回路、液晶表示装置、電子機器及び画像処理方法 | |
US20160366383A1 (en) | Electro-optic apparatus and control method thereof | |
JP2006106689A (ja) | 液晶パネルの表示方法、液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2020107984A (ja) | 画像投射装置およびその制御方法 | |
JP5924478B2 (ja) | 画像処理装置、プロジェクターおよび画像処理方法 | |
US20120320107A1 (en) | Display device | |
US11070776B2 (en) | Light source drive device, light source drive method, and display apparatus | |
JP2007333770A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置用駆動回路、及び電気光学装置の駆動方法、並びに電子機器 | |
US8896508B2 (en) | Electro-optical device, driving method therefor, and electronic apparatus | |
US20120319934A1 (en) | Electro-optical device, method of driving the same, and electronic apparatus | |
JP2010250043A (ja) | 電気光学装置 | |
JP5076647B2 (ja) | 画像表示装置、その駆動方法並びに電子機器 | |
JP2008292905A (ja) | 画像表示装置の駆動装置、その駆動方法並びに投射型表示装置、電子機器 | |
US20180336812A1 (en) | Image display apparatus, liquid crystal display method, and liquid crystal display program | |
JP2005077638A (ja) | 映像表示装置、投射型表示装置 | |
US20050156841A1 (en) | Image signal correction method, correction circuit, electro-optical device, and electronic apparatus | |
JP6578686B2 (ja) | 映像処理回路、電子機器及び映像処理方法 | |
JP2012208292A (ja) | 液晶表示装置、電子機器、及びデータ信号生成方法。 | |
KR102251180B1 (ko) | 영상데이터 변환장치 및 이를 포함하는 표시장치 | |
JP2006343766A (ja) | 液晶パネルの表示方法、液晶表示装置及び電子機器 | |
JP2007033522A (ja) | 画像出力装置及び画像表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100406 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20120327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120515 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20120711 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |