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JP2008259934A - 液状樹脂の塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体ウェーハ等の円形状の基板の表面または裏面に液状樹脂を塗布するにあたって、被塗布面に塗布されずに落下した樹脂を容易に除去する。
【解決手段】塗布装置10に樹脂受けパン13を設け、樹脂受けパン13内に水を供給する。スロットダイ60のスロット62は、チャックテーブル20上に保持された基板1へ樹脂を排出する。このとき、基板1が塗布開始位置から塗布終了位置まで移動することで、基板1上に樹脂が塗布されるとともに、落下領域4周辺に排出された樹脂が樹脂受けパン13内に落下する。樹脂受けパン13は、樹脂受けパン13内の水Wで落下した樹脂を受ける。樹脂が混合した水Wを排水口13aから排出受け15へ排出することにより樹脂受けパン13内から樹脂が除去される。
【選択図】図3

Description

本発明は、スロットダイによって液状樹脂を円形状の基板の表面あるいは裏面に塗布するに採用して好適な塗布装置に関する。
近年の半導体デバイス技術においては、MCP(マルチ・チップ・パッケージ)やSiP(システム・イン・パッケージ)といった複数の半導体チップを積層して接合した積層型パッケージが、高密度化や小型化を達成する上で有効に利用されている。このような技術においてチップどうしを接合するには、チップの裏面に形成した接着剤層を利用しており、接着剤層としては、DAF(Die Attach Film)と呼ばれる樹脂製の接着フィルムが一般的である。このDAFは、多数の半導体チップが形成されている半導体ウェーハの裏面に貼られ、該ウェーハに形成されている切断予定ラインに沿って半導体ウェーハを切断、分割して半導体チップに個片化する際に、同時に切断されて半導体チップの裏面に貼着された状態とされる。
接着フィルムの貼着方法としては、例えば、ローラと基板との間に接着フィルムを挟み、ローラを押し当てることで基板に接着フィルムを貼着する方法がある。この場合、接着フィルムは、半導体ウェーハの裏面に貼着された後、円形状である半導体ウェーハの形状に合わせて周縁部が切除される。また、予め円形状にカットされている接着フィルムを用いる場合もある。接着フィルムの膜厚としては、5〜60μm程度が好ましく、半導体チップの積層条件などにより、膜厚を変化させる必要がある(特許文献1等参照)。
半導体チップへの接着剤層の形成方法としては、半導体ウェーハに樹脂フィルムを貼着させる方法以外に、液状の樹脂を塗布する方法もある。この液状の樹脂の塗布方法としては、回転させたウェーハの中心に滴下した樹脂を遠心力により全面に行き渡らせて塗布するスピンコート法や、スロットダイを用い、このスロットダイのスロットから樹脂を排出しながら塗布する方法などがある(特許文献2等参照)。
特開2003−324080号公報 特開平9−285759号公報
上記樹脂フィルムは、通常、長尺な帯状に成形されたものがロール状に巻かれて蓄積されている。このような樹脂フィルムは、粘着性能や保存性能などがロール状に巻かれた状態で維持できなければならない。そのため、樹脂フィルムは、樹脂をフィルム状に形成して、ロール状に巻くことを考慮して作製しなければならず、液状のまま保存できる液状樹脂に比べ付加要素を多数加えて作製する必要がある。その結果、樹脂フィルムは液状樹脂に比べコストが上昇してしまう。
一方、スロットダイによって塗布する方法は液状の樹脂を使用するため、上記のようにフィルム状にする場合の理由では、コストの上昇は生じない。しかしながら、円形状の半導体ウェーハに対して直線的に移動させて塗布することにより、移動の過程において、樹脂が塗布される面(被塗布面)から外れたスロットから排出される樹脂は塗布されずに、そのまま装置自体へ落下してしまう。これにより、装置から樹脂を除去する必要が生じ、その結果、メンテナンスにかかる時間が長期化して生産効率の低下を招くおそれがある。
よって本発明は、半導体ウェーハ等の円形状の基板の表面または裏面に液状樹脂を塗布するにあたって、被塗布面に塗布されずに落下した樹脂を容易に除去することができ、結果としてメンテナンス時間を短縮し生産効率の向上を図ることができる液状樹脂の塗布装置を提供することを目的としている。
本発明の液状樹脂の塗布装置は、円形状の基板を、基板の一の面が露出し、かつ略水平な状態に保持する保持手段と、液状の樹脂を排出するスロットが、基板の直径と同等か、もしくは基板の直径を超える長さを有し、そのスロットが、保持手段に保持された基板の上方に、基板と平行で、かつ基板の直径に対応するように対向配置されるスロットダイと、保持手段とスロットダイとを、スロットに略直交し、かつ略水平な方向に相対移動させる移動手段と、移動手段により保持手段に保持された基板の一の面にスロットダイのスロットから樹脂の塗布が開始される塗布開始位置から樹脂の塗布が終了する塗布終了位置までスロットダイと保持手段とを相対移動させるときに、スロットから排出される樹脂を受ける樹脂受けパンとを具備することを特徴としている。
本発明の塗布装置によれば、スロットダイのスロットから樹脂が排出されて、そのスロットダイの直下を保持手段に保持された円形状の基板が相対的に通過することで、樹脂が基板に塗布される。このとき、基板に塗布されずに落下した樹脂は樹脂受けパンで受けられる。このため、樹脂の付着を樹脂受けパン内に抑えることができ、装置の他の部分への樹脂による汚染を抑えることができる。よって、メンテナンスを容易にし、メンテナンスの作業時間を短縮させることができる。
本発明の塗布装置の樹脂受けパン内には、水が供給されることが好ましい。この形態によれば、スロットダイのスロットから排出され、保持手段に保持された基板に塗布されずに落下した樹脂は、パン内の水に落下して水と混合した状態となる。この混合水を排出することにより、樹脂をより容易に排出させることができる。パン内に供給される水は、例えば一定量を貯留しておき、定期的に排出される。また、常に供給しながら排出するようにして流水の状態にしてもよい。
本発明によれば、液状樹脂を使用して基板の接着剤層の形成を行うとともに、塗布装置に、スロットから排出される液状樹脂を受ける樹脂受けパンを具備し、そのパン内に水を供給することで、基板へ塗布されずに落下した樹脂を装置へ付着させずに容易に除去することができ、その結果、メンテナンス時間を短縮し、生産効率の向上が図れるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
[1]塗布装置の構成
図1は、本発明に係る液状樹脂の塗布装置を示している。この塗布装置10は、円盤状の基板の表面または裏面に所定の液状の樹脂を塗布するものである。樹脂は、前述のDAFとなる接着剤用の樹脂などであり、目的や用途によって、基板の表面または裏面に塗布される。本実施形態では基板として半導体ウェーハ(以下、ウェーハと略称する)1を例示している。ウェーハ1は、その表面に多数のチップ2が格子状に区画されて形成されているものであり、チップ2の表面には、ICやLSI等の図示せぬ電子回路が形成されている。図1ではウェーハ1は裏面側を上にした状態であり、したがってチップ2は破線で示している。また、ウェーハ1の周面の所定箇所には、半導体の結晶方位を示すV字状の切欠き(ノッチ)3が形成されている。なお、図1のX方向およびY方向は互いに直交する水平な方向を示し、Z方向は水平面に直交する鉛直方向を示している。
塗布装置10は、Y方向に長い長方形状の基台11を有しており、この基台11上には、支持枠12を介して樹脂受けパン13が設置されている。支持枠12および樹脂受けパン13はともに矩形状で、支持枠12の内部は空間とされている。その支持枠12内には外部から排水管15が挿入されており、この排水管15は、樹脂受けパン13の隅に形成された排水口13aに接続されている。基台11のX方向の一側面には、排水管15からの排水を受ける排水受け14が配設されている。樹脂受けパン13の内側には、ウェーハ1が水平に保持されるようになっている。樹脂受けパン13は、本発明に係るものであり後で詳述する。
図2に示すように、基台11上には、長手方向(Y方向)に延びる一対のガイドレール30が設置されており、各ガイドレール30には、一対のY軸スライダ31がY方向に摺動自在に取り付けられている。都合4つのY軸スライダ31は、上面に固定されたY軸移動ベース32によって連結されている。Y軸移動ベース32は、基台11に回転可能に支持されたY方向に延びるボールねじ33と、このボールねじ33を正逆回転させるパルスモータ34(図1参照)とにより、ガイドレール30に沿ってY方向に移動させられる。ボールねじ33は、ガイドレール30間に配されており、Y軸移動ベース32に螺合している。また、ボールねじ33は、回転自在ではあるが軸方向には移動不能とされている。Y軸移動ベース32は、パルスモータ34が作動してボールねじ33が回転すると、その回転方向に応じたY方向に、ガイドレール30に沿って移動するようになっている。上記支持枠12および樹脂受けパン13は、Y軸移動ベース32に固定されており、Y軸移動ベース32と一体にY方向に移動するようになっている。
支持枠12の移動方向両端部には蛇腹状のカバー16a,16bの一端がそれぞれ取り付けられている。これらカバー16a,16bの他端は、基台11上にそれぞれ対向配置されている壁部17a、17b内壁面に、それぞれ取り付けられている。これら、カバー16a,16bは、支持枠12の移動路を覆い、その移動路に樹脂等が落下することを防ぐもので、支持枠12の移動に伴って伸縮する。また、上記排水受け14は、支持枠12と一体にY方向に移動する排水管15の移動を阻害しない長さに設定されている。
ウェーハ1は、図3に示す円盤状のチャックテーブル20の上面に、樹脂の被塗布面が露出する状態で、同心状に保持される。チャックテーブル20は一般周知の真空チャック式のものであり、水平な上面に、ウェーハ1を吸着、保持する多孔質の吸着エリア21が形成されている。この吸着エリア21は、チャックテーブル20の外形をなす円盤状の枠体22の上面に形成された浅い凹部22aに嵌合されている。吸着エリア21を囲む枠体22の環状の上面は、吸着エリア21の上面と同一平面とされている。チャックテーブル20は、その下面の中心にテーブルベース23を有している。テーブルベース23は、Y軸移動ベース32の中央部に立設されている。このテーブルベース23は樹脂受けパン13の底部を貫通しており、その貫通部分は水漏れを防ぐようにシール処理されている。チャックテーブル20上に同心状に吸着、保持されるウェーハは、チャックテーブル20の直径よりも大きい直径を有し、かつ、樹脂受けパン13の内側に収まる大きさのものとされる。
図1に示すように、基台11上の樹脂受けパン13の周囲であってX方向の一端側には、コラム41が立設されており、このコラム41の前面(樹脂受けパン13側の面)に、ウェーハ1に樹脂を塗布するスロットダイ60が、昇降自在に設けられている。スロットダイ60は、図2に示すボールねじ式の昇降機構50によって昇降させられる。
昇降機構50は、コラム41の内部にY方向に離間して設けられたZ方向に延びる一対のリニアガイド51と、これらリニアガイド51間に配されたZ方向に延びるボールねじ52とを備えている。各リニアガイド51には、それぞれスライダ52が摺動自在に装着されており、これらスライダ52は、スライダベース53によって連結されている。スライダベース53の背面にはブロック54が固定されており、このブロック54に、ボールねじ55が螺合して貫通している。ボールねじ55は図示せぬモータによって回転し、ボールねじ55が回転すると、その回転方向に応じてブロック54、およびこのブロック54と一体のスライダベース53が、各リニアガイド51に沿って上昇したり下降したりするようになっている。
図1に示すように、コラム41の前面には開口42が形成されており、この開口42は、スライダベース53以外の昇降機構50を覆うスライドカバー43によって塞がれている。このスライドカバー43は、スライダベース53の上下の端部に取り付けられており、スライダベース53の上下動に伴って伸縮する構成となっている。
図2に示すように、スロットダイ60は、昇降機構50を構成するスライダベース53の前面に、X方向に延びるアーム59を介して取り付けられている。スロットダイ60は、所定長さを有するバー状のダイブロック61を主体としている。このダイブロック61の断面形状は、矩形の下側が三角形状に突出した五角形を呈しており、長手方向に沿って峰状に延びる下端の突端縁に、樹脂の排出口であるスロット62(図4参照)形成されている。このスロット62は、ダイブロック61のほぼ全長にわたる長さを有している。スロット62からは樹脂が帯状に排出されるが、その樹脂を被塗布面に一様に押さえ付けるブレードやローラといった塗布部材が、スロット62の片側に配されてダイブロック61に取り付けられている。
上記構成のスロットダイ60は、ダイブロック61の長手方向をX方向と平行にしてアーム59の先端に取り付けられており、昇降機構50によってアーム59とともに昇降させられるようになっている。スロットダイ60には、ダイブロック61内に液状の樹脂を供給する図示せぬ樹脂供給手段が設けられている。この樹脂供給手段は、スロットダイ60の昇降に追従できるようになされている。
スロットダイ60は下降することによりチャックテーブル20上に保持されたウェーハ1に近接して平行に対向し、ウェーハ1の被塗布面とスロット62との間隔が樹脂の塗布に適した間隔になった高さで、スロットダイ60は停止させられる。この塗布状態において、X方向に延びるスロットダイ60のスロット62は、チャックテーブル20の直径方向に延び、かつ先端側および基端側(アーム59側)の端部がチャックテーブル20上に同心状に保持されるウェーハ1の外周縁上に至るように配置される。
このようにして、スロットダイ60のスロット62は、チャックテーブル20上に同心状に保持されるウェーハ1の直径に対応するように、長さおよび配置が設定される。この設定の必須条件は、図4(a)に示すように、スロット62の長さがウェーハ1の直径と同等であって、スロット62の基端(図で左端)および先端(図で右端)がウェーハ1の外周縁に一致している形態である。
この他には、スロット62がウェーハ1の直径よりも長い場合の3つの形態が考えられる。1つは図4(b)に示すように、スロット62の先端がウェーハ1の外周縁1Aに一致し、かつ基端側がウェーハ1の外周縁1Bよりも外側に出ている形態であり、2つ目は、図4(c)に示すように、スロット62の先端側がウェーハ1の外周縁1Aを通過し、かつ基端がウェーハ1の外周縁1Bに一致している形態である。さらに3つ目は、図4(d)に示すように、スロット62の両端側いずれもが、ウェーハ1の外周縁1A、1Bを通過している形態である。
[2]樹脂受けパン
樹脂受けパン13の内部には、図3に示すようにウェーハ1に塗布されずに落下する樹脂を受ける水Wが貯留される。この水は、排水管15の途中などに設けられるバルブを開くことで、排水口13aから適宜なタイミングで排水受け14へ排水され、廃液処理設備などに送られる。排出後、樹脂受けパン13内の水は排出された水量分減少してしまうので、水を加えて一定量にしておく。なお、樹脂受けパン13内に水を供給する方法として、水供給装置などを用いて、常に樹脂受けパン13内へ水を供給して、樹脂受けパン13内から水を排出する流水式としてもよい。その場合、樹脂受けパン13内の水を排出口13aから排出し続けることで、落下した樹脂が樹脂受けパン13内から常に除去されるため、樹脂受けパン13内の水Wを比較的きれいな状態に保つことができ、かつバルブの開閉作業が不要になる。
図4に示すように、スロット62から排出された樹脂が必ず樹脂受けパン13内に落下する落下領域4の広さは、スロットダイ60の長さまたはウェーハ1の直径に応じて変化する。樹脂受けパン13の大きさは、落下領域4をカバーするに十分な面積を有している。
[3]塗布装置の動作
以上が本実施形態の塗布装置10の構成であり、続いて該装置10の動作を説明する。
まずはじめに、チャックテーブル20を予め真空運転させておき、このチャックテーブル20上に、樹脂の塗布が必要とされる被塗布面(表面または裏面)を上に向けて露出させたウェーハ1を、同心状に載置する。図1および図3では、多数のチップ2が形成された裏面が被塗布面とされている。ウェーハ1は載置と同時にチャックテーブル20の吸着エリア21上に吸着、保持される。続いて、チャックテーブル20を、ウェーハ1へ樹脂の塗布を開始する位置である塗布開始位置に移動させる。
次いで、図5(a)に示すように昇降機構50によってスロットダイ60を下降させ、ウェーハ1の被塗布面に対してスロット62が適宜間隔離れた位置になった高さで、スロットダイ60を停止させる。スロットダイ60に液状の樹脂を供給し、パルスモータ34を作動させてチャックテーブル20を移動させる。樹脂はスロット62から圧力がかかった状態で帯状に排出され、塗布部材でウェーハ1の被塗布面に押さえ付けられながら、図5(b)に示すようなY方向に移動するウェーハ1の被塗布面上に一様に塗布される。ウェーハ1が1度Y方向に移動する間に樹脂は被塗布面の全面に塗布されるが、塗布厚さ等の条件により、必要に応じてウェーハ1は移動速度を変化させる。また、チャックテーブル20の移動速度は、例えば1〜10mm/秒とされるが、塗布する樹脂の粘度や塗布厚さに応じて適宜に調整される。
図5(c)に示すように、チャックテーブル20が樹脂の塗布が終了する塗布終了位置まで移動し、必要な膜厚を得られたら、スロット62からの樹脂の排出を停止させるとともにチャックテーブル20の移動を停止させ、スロットダイ60を退避位置まで上昇させて、樹脂の塗布を終える。樹脂の塗布中にウェーハ1の外周縁から余剰の樹脂が落下するが、その落下する樹脂は樹脂受けパン13内の水で受けられ、適宜排水受け14に排水される。これによって粘度の高い樹脂を用いた場合であっても、その落下した樹脂を円滑に排出させることができる。樹脂が塗布されて必要な樹脂膜が形成されたウェーハ1は、樹脂膜の硬化処理等の後処理がなされる。その後処理は、引き続きチャックテーブル20上でなされるか、またはチャックテーブル20から取り上げられて所定の場所に運搬されて行われる。
[4]本実施形態の作用効果
上記実施形態によれば、樹脂受けパン13を設け、この樹脂受けパン13内に水を供給することで、ウェーハ1に樹脂を塗布する際にウェーハ1の周囲から落下した樹脂を容易に除去することができる。よって、メンテナンスの時間を短縮することができ、生産効率の向上を図ることができる。なお、図4(a)に示すようにスロットダイ60のスロット62の長さがウェーハ1の直径と同等で直径に対応して配置されている形態では、図4(b)〜(d)に比べ落下領域4が狭いため、スロット62から排出された樹脂が樹脂受けパン13内に落下する量が比較的少なくなる。そのため、ウェーハ1の直径に対するスロット62の余剰長さをできるだけ小さくなるように調整することにより、樹脂の使用量を最小限に抑えることができる。
本発明の樹脂受けパンを備える塗布装置の斜視図である。 図1に示す塗布装置のスロットダイの昇降機構およびチャックテーブルの移動機構を示した斜視図である。 樹脂受けパン内に水が供給されている状態を示した側面図である。 ウェーハに対するスロットダイのスロットの位置関係を模式的に示す図である。 図1に示す塗布装置によって、ウェーハに樹脂が塗布される様子を示した側面図である。
符号の説明
1…ウェーハ(基板)
13…樹脂受けパン
30…ガイドレール(移動手段)
31…Y軸スライダ(移動手段)
32…Y軸移動ベース(移動手段)
33…ボールねじ(移動手段)
34…パルスモータ(移動手段)
60…スロットダイ
62…スロット

Claims (2)

  1. 円形状の基板を、該基板の一の面が露出し、かつ略水平な状態に保持する保持手段と、
    液状の樹脂を排出するスロットが、前記基板の直径と同等か、もしくは基板の直径を超える長さを有し、そのスロットが、前記保持手段に保持された基板の上方に、該基板と平行で、かつ該基板の直径に対応するように対向配置されるスロットダイと、
    前記保持手段と前記スロットダイとを、前記スロットに略直交し、かつ略水平な方向に相対移動させる移動手段と、
    前記保持手段に保持された基板の前記一の面に前記スロットダイの前記スロットから樹脂の塗布が開始される塗布開始位置から樹脂の塗布が終了する塗布終了位置まで前記スロットダイと前記保持手段とを前記移動手段により相対移動させるときに、前記スロットから排出される樹脂を受ける樹脂受けパンとを具備することを特徴とする液状樹脂の塗布装置。
  2. 前記樹脂受けパン内に水が供給されることを特徴とする請求項1に記載の液状樹脂の塗布装置。
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