JP2008162662A - Sealed container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、密閉容器、さらに詳しくは、容器本体と蓋体とからなる合成樹脂製の容器であって、密閉状態を維持した状態で、食品、その他ペースト状、粉末状のものを収納する密閉容器に関する。 The present invention relates to a hermetically sealed container, and more specifically, a synthetic resin container comprising a container body and a lid, and is used to store food, other pastes, and powders in a sealed state. Concerning the container.
従来、この種の密閉容器としては、たとえば下記特許文献1乃至3等に記載のものがある。すなわち、これら特許文献1乃至3に開示された密閉容器は、上面に開口部を有する容器本体と、該容器本体の上端部に嵌合可能な嵌合溝を有する蓋体とからなり、該容器本体の上部外周面に環状の突起が形成されてなるとともに、該突起が係合可能な係合溝部が前記蓋体の嵌合溝内の内壁面に形成され、且つ該係合溝部が形成された嵌合溝の内壁面の薄肉部分がシール解除部として形成され、該シール解除部より下部を切除することによって前記蓋体が容器本体から取り外されて開封可能に構成されたものである。
Conventionally, as this type of sealed container, for example, there are those described in
そして、このような密閉容器は、シール解除部より下部を切除しない限り、開封できないような構造に形成されているので、被収納物はもちろん、それに付随して発生する液体等の漏洩も好適に防止できるような密閉シール状態が維持される。このため、液体等を付随的に発生させる漬物、梅干し、その他の各種惣菜類等の食品収納用として幅広く適用されている。 Such a sealed container is formed in such a structure that it cannot be opened unless the lower part is cut off from the seal release part. A hermetically sealed state that can be prevented is maintained. For this reason, it is widely applied to food storage such as pickles, plum pickles, and other various side dishes that generate liquids incidentally.
しかしながら、上記のような従来の密閉容器は、シール解除部より下部を切除しない限り、開封できないような構造には一応形成されているが、場合によっては、蓋体の端縁を鋭利な刃物等でこじ開ければ、不用意に開口するおそれもある。 However, the conventional sealed container as described above is temporarily formed in a structure that cannot be opened unless the lower part is cut off from the seal release portion. However, in some cases, the edge of the lid body is a sharp blade or the like. If you open it, you may open it carelessly.
そこで、本発明者等は、このような問題点を解決するために、下記特許文献4に係る発明をなした。この発明に係る密閉容器は、当該特許文献4の特許請求の範囲にも記載されているように、容器本体の上部周縁に、外周立上り片と内周立上り片とが形成され、蓋体の周縁部には、容器本体の外周立上り片と内周立上り片間の溝部に挿入可能な立下り片が形成されて、容器本体への蓋体の嵌合時に前記外周立上り片が内周立上り片の外側に位置してシール状態とされ、しかも開封時には前記容器本体の外周立上り片が周方向に分断されることによりシール解除される構成にしたものである。
Therefore, the present inventors made an invention according to
この容器は、蓋体が容器本体に嵌合された状態において、蓋体の立下り片が容器本体の外周立上り片と内周立上り片間の溝部に挿入されることとなるため、蓋体の立下り片の下端部を把持することができず、またその立下り片の下端部には鋭利な刃物等を引っかける部分がなく、従って、その鋭利な刃物等でこじあけても不用意に開口することがなく、密閉容器としての密閉状態を確実に維持することができるものである。 In this container, since the falling piece of the lid is inserted into the groove between the outer peripheral rising piece and the inner peripheral rising piece of the container main body when the lid is fitted to the container main body, The lower end portion of the falling piece cannot be gripped, and the lower end portion of the falling piece has no portion for catching a sharp blade, etc. Therefore, even if it is pryed with the sharp blade, it opens carelessly. And the sealed state as a sealed container can be reliably maintained.
しかし、この特許文献4に係る発明では、蓋体の立下り片が容器本体の外周立上り片と内周立上り片間の溝部に挿入されているだけであるので、蓋体の立下り片の下端部を把持することを阻止しているだけであって、必ずしも溝部から蓋体の立下り片が抜け出すのを阻止しているわけではない。
However, in the invention according to
本発明は、上記のように、蓋体が容器本体に嵌合された状態において、蓋体の外周縁部を把持し、或いは刃物等を引っかける部分をなくして密閉状態を維持しつつ、さらに容器本体の溝部からの蓋体の外周縁部の抜け出しを好適に阻止することができ、それによって密閉嵌合状態をより確実に維持することのできる密閉容器を提供することを課題とするものである。 As described above, according to the present invention, in the state where the lid is fitted to the container main body, the outer peripheral edge of the lid is grasped, or the portion that hooks the blade or the like is eliminated and the container is maintained in a sealed state, and the container is further sealed. It is an object of the present invention to provide a sealed container that can suitably prevent the outer peripheral edge of the lid from slipping out of the groove of the main body, and thereby can maintain the sealed fitting state more reliably. .
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、上面に開口部3を有する容器本体1と、該容器本体1に嵌合可能な蓋体2とからなる合成樹脂製の密閉容器において、前記容器本体1の上部周縁部には溝部19が形成されてなるとともに、前記蓋体2の周縁部には外周片24が形成されて、前記容器本体1への蓋体2の嵌合時に前記外周片24が前記溝部19内に挿入され、且つ該溝部19を形成する溝部形成片6の一部の内面側には、前記外周片24が前記溝部19内に挿入される際に、弾発付勢力に抗して外周片24が溝部19内に挿入されるのを可能とし、外周片24が溝部19内に挿入された後は、弾発付勢力によって前記外周片24の溝部19からの抜け出しを阻止しうるような弾発付勢手段が設けられていることを特徴とする密閉容器を提供するものである。
The present invention has been made to solve such a problem, and is made of a synthetic resin made of a
弾発付勢手段としては、たとえば溝部形成片6の外周片7から内周片8側に向かって斜め下向きに突設された弾発係止片18のようなものが使用される。このような弾発係止片18は、容器本体1及び蓋体2が、四角のコーナー部に円弧状部を有する平面略長方形状に形成された上で、そのようなコーナー部の円弧状部における容器本体1の溝部形成片6に形成されることが望ましい。
As the bullet urging means, for example, one such as a
本発明は、上述のように構成されているので、蓋体を容器本体に嵌合する際には、弾発付勢手段の弾発付勢力に抗して蓋体の外周片を溝部内に挿入することができ、また蓋体の外周片を溝部内に挿入した後は、反作用としての弾発付勢手段の弾発付勢力によって蓋体の外周片が溝部からの抜け出るのが好適に阻止されることとなる。 Since the present invention is configured as described above, when the lid body is fitted to the container body, the outer peripheral piece of the lid body is placed in the groove portion against the elastic urging force of the elastic urging means. After the outer peripheral piece of the lid can be inserted into the groove, it is preferable to prevent the outer peripheral piece of the lid from coming out of the groove by the elastic biasing force of the elastic biasing means as a reaction. Will be.
従って、蓋体が容器本体に嵌合された状態において、蓋体の外周片が容器本体の溝部に挿入されて、その蓋体の外周片の下端部を把持することができず、またその下端部に鋭利な刃物等でこじあけても不用意に開口することがないという面での密閉性を維持しつつ、さらに上記のような弾発付勢手段の弾発付勢力によって蓋体の外周片の溝部からの抜け出しを好適に防止することができるので、容器の密閉性がより一層良好になるという効果がある。 Therefore, in a state where the lid is fitted to the container body, the outer peripheral piece of the lid is inserted into the groove portion of the container main body, and the lower end of the outer peripheral piece of the lid cannot be gripped. The outer peripheral piece of the lid body by the elastic urging force of the elastic urging means as described above while maintaining the sealing property that it does not open carelessly even if it is pry open with a sharp blade etc. As a result, it is possible to suitably prevent the container from coming out of the groove portion, so that there is an effect that the sealing property of the container is further improved.
また、弾発付勢手段として、溝部形成片の外周片から内周片側に向かって斜め下向きに突設された弾発係止片のようなものを使用する場合には、簡単な構成で上記のような弾発付勢力による外周片の溝部からの抜け出し防止を実現できるという効果がある。 Further, as a bullet urging means, when using a thing such as a bullet locking piece projecting obliquely downward from the outer peripheral piece of the groove forming piece toward the inner peripheral piece side, the above configuration is simplified. Thus, there is an effect that it is possible to prevent the outer peripheral piece from coming out of the groove portion by such a bullet urging force.
さらに、容器本体及び蓋体が、四角のコーナー部に円弧状部を有する平面略長方形状に形成された上で、そのようなコーナー部の円弧状部における容器本体の溝部形成片に上記のような弾発係止片が形成される場合には、その弾発係止片の弾発付
勢力やその弾発付勢力に抗した可撓性をより向上させることができるという効果がある。
Furthermore, after the container body and the lid are formed in a substantially rectangular shape having an arcuate portion at a square corner portion, the groove forming piece of the container body in the arcuate portion of such a corner portion is as described above. In the case where a simple bullet locking piece is formed, there is an effect that the bullet biasing force of the bullet locking piece and the flexibility against the bullet biasing force can be further improved.
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施形態の密閉容器は、容器本体1と蓋体2とからなる。容器本体1は、図4及び図5に示すように、四角のコーナー部に円弧状部を有する平面略長方形状に形成されたポリプロピレン製のもので、上面に開口部3を有する有底浅箱状に形成されている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 to 3, the sealed container of this embodiment includes a
容器本体1の上端部4には、図6に示すように、外向きに延設された延設部5を介して溝部形成片6が形成されている。この溝部形成片6は、外周片7と内周片8、及びその外周片7と内周片8間の底面部9とで形成されている。そして、底面部9と内周片8との連設部10は、薄肉状に形成されている。
As shown in FIG. 6, a
このような溝部形成片6は容器本体1の略全周にわたって形成され、それに伴い、薄肉状の連設部10も略全周にわたって形成されている。従って、この溝部形成片6の外周片7と底面部9とは、後述のように連設部10を介して内周片8から全周にわたって分断できるように構成されている。
Such a
この図6に示されている断面構造は、上述のように略全周にわたって形成された溝部形成片6の断面構造であるが、この溝部形成片6の外周片7と底面部9とを連設部10を介して内周片8から分断する場合の起点となる部分(図4のB部分)や、円弧状部を有する容器本体1の四角のコーナー部(図4のC部分)においては、上記図6とは異なる断面構造を有している。
The cross-sectional structure shown in FIG. 6 is a cross-sectional structure of the
図7は上記分断起点となる部分の部分拡大平面図であり、図8は、容器本体の四角コーナー部の部分拡大平面図であり、図9は、図7のD−D線断面図、図10は図7のE−E線断面図、図11は図7のF−F線断面図であり、図12は図8のG−G線断面図である。 FIG. 7 is a partially enlarged plan view of the portion serving as the dividing starting point, FIG. 8 is a partially enlarged plan view of a square corner portion of the container body, and FIG. 9 is a cross-sectional view taken along the line DD in FIG. 10 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG. 7, FIG. 11 is a cross-sectional view taken along line FF in FIG. 7, and FIG. 12 is a cross-sectional view taken along line GG in FIG.
図4に示すように、分断起点となる部分(B部分)は、容器本体1の四角のコーナー部のうちの1箇所(C部分)に近接する位置に設けられており、その部分においては、密閉容器のシール解除の際に上記外周片7と底面部9を内周片8から分断する起点となる摘み片11が形成されている。
As shown in FIG. 4, the part (B part) serving as the separation starting point is provided at a position close to one place (C part) of the square corner parts of the
この摘み片11は、図4、図5、図7、図10に示すように、平面略台形状の上片12と、側面略長方形状の側片13とからなる断面略L字状に形成され、その摘み片11の側片13と内周片8との間には、底面部6は形成されておらず、図7、図10に示すように空間部14が形成されている。摘み片11の側片13は、前記溝部形成片6の外周片7に連続して一体的に形成されている。また、摘み片11の側片13の外側には、図5及び図10に示すように、該摘み片11を把持する際の滑り止めとなる多数の突起15が形成されている。
As shown in FIGS. 4, 5, 7, and 10, the
摘み片11の端部に隣接する位置には、図7、図10に示すように切欠き溝16が形成されており、このような切欠き溝16が形成されていることによって、上記摘み片11を把持して外周片7と底面部9を内周片8から分断する作業を容易に行うことができる。
As shown in FIGS. 7 and 10, a
摘み片11の側片13と内周片8との間には、上記のように空間部14が形成されることで、底面部9が全く存在しないが、その空間部14に近接する底面部9の部分には、図7及び図11に示すように、細い透孔17が2箇所に穿設されている。
Between the
容器本体1の四角コーナー部においては、図8及び図12に示すように、弾発係止片18が、外周片7の比較的上部から、斜め下向きに突設されている。この弾発係止片18は、後述するように、蓋体2の外周片24が、溝部形成片6の溝部19内に嵌入される際には、その蓋体2の外周片24によって押し下げられるが、蓋体2の外周片24が嵌入された後は、上向きの弾発付勢力によって、蓋体2の外周片24に当接するとともに、蓋体2の外周片24が上側に抜けるのを阻止する機能を有するものである。容器本体1がポリプロピレンで構成されているので、その容器本体1の一部である弾発係止片18も適度な上向きの弾発付勢力を有しており、さらに、その上向きの弾発付勢力に抗して、下向きに撓み易い適度な可撓性も有している。
As shown in FIGS. 8 and 12, at the square corner portion of the
弾発係止片18の略中央には、切欠溝20が形成されている。このような切欠溝20が形成されることによって、上記下向きに撓む可撓性が良好となる。このような弾発係止片18は、四角コーナー部に2箇所ずつ、容器本体1の全体で図4に示すように、計8箇所に形成されている。
A
この弾発係止片18が突設された外周片7と、内周片8との間にも、上記摘み片11が形成されている箇所と同様に底面部6が形成されておらず、図8、図12に示すように空間部21が形成されている。この空間部21が存在しないと、上記のような弾発係止片18が外周片7に内向きに突設されるような構造のものを金型で成型した後に脱型するのが困難となるので、その脱型を容易にするという成型上の便宜によるものである。
The
蓋体2も、容器本体1と同様にポリプロピレン製のものであり、図13及び図14に示すように、四角のコーナー部に円弧状部を有する平面略長方形状に形成されている。蓋体2の周縁部においては、図15に示すように、内周片22、該内周片22から外向きに延設された延設部23、及び該延設部23に連設された外周片24が形成され、この内周片22、延設部23、外周片24で包囲される溝部25が前記容器本体1の上端部4、延設部5、及び内周片8に外嵌入される部分となる。
The
蓋体2の外周片24は、容器本体1の内周片8への当接部分となる当接片26と、容器本体1の溝部19への挿入部分となる挿入片27とで構成され、該挿入片27の下端部には、係合突起28が外向きに突設されている。挿入片27は、垂直よりもわずかに斜め外側に向くように形成されているが、当接片26は、該挿入片27よりもさらに斜め外側に向くように形成されている。この当接片26の傾斜角度は、容器本体1の外周片24の上部24aの傾斜角度と略同じ角度であるが、当接片26の傾斜角度の方がわずかに大きくなるように設定されている。
The outer
これは、蓋体2の内周片22、延設部23、外周片24で包囲される溝部25が、前記容器本体1の上端部4、延設部5、及び内周片8に外嵌入された直後、つまり蓋体2の挿入片27が容器本体1の溝部19内に挿入された直後には、当接片2が容器本体1の外周片24の上部24aからわずかに離間して、いわゆるあそびのための隙間29が形成され、挿入片27が容器本体1の溝部19内に挿入された後は、上記弾発係止片18の弾発付勢力によって挿入片27が押圧され、それによって当接片2が容器本体1の外周片24側に付勢し、当接片2が外周片24に当接するようにするためである。
This is because the
そして、上記のような蓋体2の外周片24の挿入片27が、容器本体1の溝部形成片6の溝部19内に挿入されることによって、容器本体1と蓋体2とが嵌合状態となる。
Then, the
このように蓋体2の挿入片27を容器本体1の溝部19内に挿入する場合において、先ず図16に示すように、係合突起28が形成された挿入片27の下端部で、容器本体1の外周片7の内側に斜め下向き突設された弾発係止片18の弾発付勢力に抗して
、該弾発係止片18を押し下げながら挿入片27を溝部19内に挿入する。
Thus, when inserting the
このようにして弾発係止片18の弾発付勢力に抗して挿入片27を溝部19内に挿入した直後には、蓋体2の当接片26の傾斜角度が、容器本体1の外周片24の上部24aの傾斜角度よりわずかに大きくなるように設定されているので、図17に示すように、いわゆるあそびのための隙間29が形成された状態となる。
Immediately after the
しかし、外周片24の挿入片27は、弾発係止片18の弾発付勢力に抗して溝部19内に挿入されたので、その挿入された挿入片27に対しては、弾発係止片18の弾発付勢力が作用して図18に示すように挿入片27が容器本体1の内周片8側に押圧される。
However, since the
従って、上記のような隙間29を介して容器本体1の外周片24の上部24aからわずかに離間していた外周片24の当接片26は、該外周片24の上部24aに当接することとなり、上記のような隙間29がなくなって、挿入片27が溝部19から抜けるのが阻止されることとなり、ひいては蓋体2が容器本体から離脱するのが好適に防止されることとなる。
Therefore, the
また、この場合において、挿入片27の下端部には係合突起28が形成されているので、挿入片27が溝部19から上向きに抜け出ようとしても、挿入片27側に付勢している弾発係止片18の下端部に係合するので、挿入片27の溝部19からの抜け出しがより確実に阻止されることとなる。従って、この状態において、容器本体1と蓋体2との嵌合状態が確実に維持されることとなるのである。
Further, in this case, since the engaging
次に、上記のようにして蓋体2を密閉状態で容器本体1に嵌合させた後、蓋体2を
容器本体1から離脱させて容器本体1を開封する場合には、先ず、摘み片11を把持して周方向に引張る。この引張力によって、内周片8と底面部9との連設部10が分断される。この場合において、内周片8と、摘み片11の側片13との間に空間部14が形成されているため、摘み片11の引っ張りによる分断を非常に容易に行うことができるのである。
Next, when the
そして、図19に示すように、外周片7を周方向に捲るように引き剥がして容器本体1と蓋体2とのシール状態を解除する。このようにして外周片7を周方向に捲るように引き剥がすことで、蓋体2の挿入片27を押圧していた弾発係止片18を突設する外周片7の部分も内周片8から離脱することになるので、図20に示すように、弾発係止片18による挿入片27の係止状態、及び係合突起28との係合状態が解除されることとなる。
Then, as shown in FIG. 19, the outer
このように外周片7が引き剥がされて容器本体1と蓋体2とのシール状態が解除されると、係合突起28が形成されている蓋体2の外側片24の下端部は外部に裸出することとなる。
When the outer
従って、指等で蓋体2の外周片24の下端部を把持することが可能となり、指等で把持した蓋体2の外周片24の下端部を持ち上げることによって、図21に示すように蓋体2と容器本体1との嵌合状態を解除しつつ、蓋体2を容器本体1から離脱させることが可能となる。
Accordingly, it is possible to grip the lower end portion of the outer
尚、上記実施形態では、弾発係止片18が、容器本体1の四角コーナー部に2箇所ずつ、容器本体1の全体で計8箇所に形成されていたが、弾発係止片18の個数は該
実施形態に限定されるものではなく、たとえば図22に示すように、容器本体1の四角コーナー部に1箇所ずつ、容器本体1の全体で計4箇所に形成されていてもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上記実施形態では、上記のような溝部形成片6の外周片7に内向きに突設した弾発係止片18によって、溝部19内に挿入される蓋体2の挿入片27に対して弾発付勢力を作用させることとしたが、このような挿入片27に対して弾発付勢力を作用させる手段は、上記のような弾発係止片18に限定されるものではなく、たとえばスプリングのようなものを作用させることも可能である。また、このスプリングのようなものは、上記のような弾発係止片18の弾発付勢力が弱い場合に、その弾発付勢力を強めるために、該弾発係止片18の背面側に設けることも可能である。
Moreover, in the said embodiment, with respect to the
さらに、上記実施形態では、弾発係止片18の略中央には切欠溝20が形成されていたため、弾発係止片18が下向きに撓むという可撓性がより良好となる効果があるが、このような弾発係止片18に切欠溝20が形成することは本発明に必須の条件ではない。
Furthermore, in the above-described embodiment, the
さらに、容器本体1や蓋体2の形状も、上記実施形態のような四角のコーナー部に円弧状部を有する平面略長方形状に限定されるものではない。ただし、このような形状とした場合には、このようなコーナー部の円弧状部における容器本体の溝部形成片に上記のような弾発係止片を形成することで、その弾発係止片の弾発付勢力やその弾発付勢力に抗した可撓性をより向上させることができる。
Further, the shapes of the
さらに、上記実施形態では、容器本体1及び蓋体2が、ともにポリプロピレンで構成されていたが、容器本体1や蓋体2の材質はこれに限らず、たとえばポリエチレンで構成されていてもよく、要は合成樹脂で構成されていればよい。ただし、上記のような弾発係止片18に、挿入片27を係止させるような弾発付勢力と、その弾発付勢力に抗して撓むような可撓性との双方を具備させる観点からは、上記のようなポリプロピレンやポリエチレンで容器本体1が構成されることが望ましい。
Furthermore, in the said embodiment, although the container
さらに、上記実施形態では、容器の開封手段の分断起点部として、上片12及び側片13からなる断面略L字状の摘み片11を形成したが、分断起点部の構造はこのようなものに限定されない。
Furthermore, in the said embodiment, although the picking
1…容器本体 2…蓋体
3…開口部 6…溝部形成片
7…外周片 8…内周片
18…弾発係止片 19…溝部
24…外周片
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