JP2008144642A - キャニスターフィルタ構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二層以上の短繊維層の積層体であって、密度差を有し、少なくとも密層部1aは親水性繊維を主体とした層構成よりなると共に、積層体全体に樹脂加工が施され、通気抵抗が40Pa以下で、破裂強力が5.0kPa以上、初期圧縮弾性率が1.0N/cm2・100%以上である不織布1,2よりなるキャニスターフィルタで、両面より活性炭3を挟んで構造体Aとして燃料タンクに取り付け可能とした。なお、短繊維層を構成する繊維は疎水性繊維あるいは親水性繊維の単独又は混繊よりなり、また繊度の異なる繊維を混繊することが好適である。
【選択図】 図1
Description
しかし、上記のものも耐熱性の効果があるにしても、活性炭の粒子やダスト粒子によって不織布フィルタが目詰まりを起こして、その結果、通気抵抗が大幅に上昇して燃料蒸気の吸着能力が大幅に減少するという問題を有していた。そこで本出願人はこれを改善すべく吸気系を通って漏れ出してくる燃料蒸気の外気への拡散を防止する燃料蒸気捕集器、いわゆるキャニスターの不織布フィルタにおいて、粒状活性炭の微粒子が抜けにくく、ダスト等による目詰まりを起こしにくい不織布フィルタを先に提案した。(例えば特許文献3参照)
繊度6.6デシテックス(dtex)、繊維長51mmのポリエステル繊維(PET)25重量%と、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維45重量%、3.3デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)30重量%とからなる目付質量45g/m2の粗層用繊維ウエブと、繊度2.2デシテックス(dtex)、繊維長51mmのポリエステル繊維30重量%と、繊度3.3デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)70重量%とからなる目付質量45g/m2の中層用繊維ウエブと、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維10重量%、1.45デシテックス、繊維長38mmのポリエステル繊維10重量%、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)80重量%とからなる目付質量45g/m2の密層用繊維ウエブを積層した後、密層側より、深さ9mm、打ち込み本数30本/cm2でニードルパンチ処理を施し層間交絡した。引き続きこの交絡処理された繊維層をアクリル酸エステルを主成分(A−2−5)とするバインダーに浸漬し密層側から吸引して樹脂付着を調整して、乾燥温度145℃で乾燥し、樹脂付着量を25.0質量%付与した。得られたキャニスターフィルタ用不織布は目付質量は180g/m2であった。
繊度6.6デシテックス(dtex)、繊維長51mm のポリエステル繊維(PTE)25重量%と、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維35重量%、3.3デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)40重量%とからなる目付質量70g/m2の粗層用繊維ウエブと、繊度2.2デシテックス(dtex)、繊維長51mmのポリエステル繊維70重量%と、繊度5.6デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)20重量%と繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維 (Ry)10重量%とからなる目付質量45g/m2の中層用繊維ウエブと、繊度1.3デシテックス、繊維長44mmのポリエステル繊維30重量%、1.7デシテックス、繊維長32mmのレーヨン繊維(Ry)70重量%からなる目付質量50g/m2の密層用繊維ウエブを積層した後、密層側より、深さ9m、 打ち込み本数30本/cm2でニードルパンチ処理を施し層間交絡した。引き続きこの交絡処理された繊維層をアクリル酸エステルを主成分(A−2−5)とするバインダーに浸漬し密層側から吸引して樹脂付着を調整して乾燥温度145℃で乾燥し樹脂付着量を31.3質量%付与した。得られたキャニスターフィルタ用不織布は目付質量は240g/m2であった。
繊度6.6デシテックス(dtex)、繊維長51mmのポリエステル繊維(PET)50重量%と、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維50重量%とからなる目付質量32g/m2の粗層用繊維ウエブと、繊度1.7デシテックス(dtex)、繊維長38mmのポリエステル繊維26重量%と、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維63重量%と繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)11重量%とからなる目付質量48g/m2の中層用繊維ウエブと、繊度1.5デシテックス、繊維長32mmのレーヨン繊維40重量%、2.2デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維30重量%と、繊度1.4デシテックス、繊維長32mmのビニロン繊維(V)30重量%とからなる目付質量88g/m2の密層用繊維ウエブを積層した後、密層側より、深さ9mm、打ち込み本数30本/cm2でニードルパンチ処理を施し層間交絡した。引き続きこの交絡処理された繊維層をアクリル酸エステルを主成分(A−2−5)とするバインダーに浸漬し密層側から吸引して樹脂付着を調整して乾燥温度145℃で乾燥し、樹脂付着量を25.3質量%付与した。得られたキャニスターフィルタ用不織布は目付質量は225g/m2であった。
繊度6.6デシテックス(dtex)、繊維長51mmのポリエステル繊維(PET)50重量%と、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維50重量%とからなる目付質量32g/m2の粗層用繊維ウエブと、繊度1.7デシテックス(dtex)、繊維長38mmのポリエステル繊維26重量%と、繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのポリエステル繊維63重量%と繊度2.2デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維(Ry)11重量%とからなる目付質量48g/m2の中層用繊維ウエブと、繊度1.5デシテックス、繊維長32mmのレーヨン繊維40重量%、2.2デシテックス、繊維長51mmのレーヨン繊維30重量%と、繊度1.4デシテックス、繊維長32mmのビニロン繊維(V)30重量%とからなる目付質量98g/m2の密層用繊維ウエブを積層した後、密層側より、深さ9mm、打ち込み本数30本/cm2でニードルパンチ処理を施し層間交絡した、引き続きこの交絡処理された繊維層をアクリル酸エステルを主成分(A−2−5)とするバインダーに浸漬し密層側から吸引して樹脂付着(SA)を調整して62g/m2になるように付与し、引き続き、密層側からバブル(泡)付与法(CO)により樹脂付着で10g/m2になるように付与し、その後、乾燥温度145℃で乾燥し、樹脂付着量を28.8質量%付与とした。得られたキャニスターフィルタ用不織布は目付質量260g/m2であった。
1a:密層部
1b:粗層部
3:活性炭
4:ガソリンタンク
5:燃料タンクの蓋
6:通気孔
7:活性炭内の構造物
A:キャニスターフィルタ構造体
Claims (9)
- 二層以上の短繊維積層体であって、密度差を有し、少なくとも密層部は親水性繊維を主体とした構成であると共に、該積層体全体は樹脂加工が施された不織布よりなり、その通気抵抗が40Pa以下で、破裂強力が5.0kPa以上、初期圧縮弾性率が1.0N/cm2・100%以上であるキャニスターフィルタを両面として、内部に活性炭を挟んで燃料タンクに取り付けられていることを特徴とするキャニスターフィルタ構造体。
- 前記キャニスターフィルタを両面として内部に活性炭を挟んで構造体となし、燃料タンクの燃料入口部の蓋内部に取り付けられている請求項1記載のキャニスターフィルタ構造体。
- 活性炭部が内部にランダムにコイル状クリンプが付与された長繊維繊維束の集合体を内蔵している請求項1または2記載のキャニスターフィルタ構造体。
- フィルタ用不織布の短繊維層を構成する繊維が疎水性繊維あるいは親水性繊維のそれぞれ単独又は混繊からなる請求項1,2または3記載のキャニスターフィルタ構造体。
- 親水性繊維がレーヨン繊維あるいはビニロン繊維であり、疎水性繊維がポリエステル繊維である請求項1,2,3または4記載のキャニスターフィルタ構造体。
- 短繊維層を構成する繊維が繊度の異なる繊維の混繊である請求項1〜5の何れか1項に記載のキャニスターフィルタ構造体。
- 短繊維層を構成する繊維の繊度が細繊度は1.0〜5.0デシテックスの範囲であり、太繊度は5.0〜10.0デシテックスの範囲であって、細/太繊度の混繊比率が30/70重量%から50/50重量%である請求項6記載のキャニスターフィルタ構造体。
- 不織布の目付質量が150〜300g/m2で、厚さが2.0〜4.0mmの範囲である請求項1〜7項の何れか1項に記載のキャニスターフィルタ構造体。
- 積層体全体に施された樹脂加工用樹脂(バインダー)がアクリル系樹脂であり、付着量が繊維層に対し20〜50重量%の範囲である請求項1〜8項の何れか1項に記載のキャニスターフィルタ構造体。
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- 2006-12-08 JP JP2006331494A patent/JP2008144642A/ja active Pending
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