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JP2008025215A - 巾木の製造方法 - Google Patents

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JP2008025215A
JP2008025215A JP2006199083A JP2006199083A JP2008025215A JP 2008025215 A JP2008025215 A JP 2008025215A JP 2006199083 A JP2006199083 A JP 2006199083A JP 2006199083 A JP2006199083 A JP 2006199083A JP 2008025215 A JP2008025215 A JP 2008025215A
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JP
Japan
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groove
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sides
cut
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JP2006199083A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yasumura
武 安村
Mitsuo Terasono
三男 寺園
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】床面に対する追従性に優れた巾木を効率良く簡単に得ることができる巾木の製造方法を提供する。
【解決手段】帯板状の木製芯材1の表面1a及び両側面1bにわたり柔軟な化粧シート2を貼着して巾木素体3を形成し、巾木素体3の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝4を刻設することでこの凹状切溝4の底部分に化粧シート2のみが残存する柔軟変形部5を形成し、同凹状切溝5の溝巾中央Cで巾木素体3を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部5を有する巾木Aが対に得られるようにした巾木の製造方法。
【選択図】図1

Description

本願発明は、側端部分に柔軟変形部を有することで床面に対する追従性に優れた巾木を得る巾木の製造方法に関するものである。
従来から、図3に示すように、下縁となる側端部分に柔軟変形部5を有することで床面Fに対する追従性に優れた巾木Bは知られている(特許文献1:特開平11−324300号公報参照)。この場合、帯板状の木製芯材1の表面1a及び一方の側面(上側面)1bにわたり柔軟な化粧シート2を貼着し、他方の側面(下側面)1cにおいて同化粧シート2を貼着せずに外方へ突出延設することで柔軟変形部5を形成している。そして、この巾木Bは壁面Wに取着固定され、柔軟変形部5が床面Fに変形しながら当接して追従し隙間の発生を防止する。
特開平11−324300号公報
しかしながら、上記従来例である巾木Bは、その製造が難しくて生産効率も良くないのもであった。すなわち、巾木Bは一本一本各別に生産されるものであり、その際、柔軟変形部5を形成するために、木製芯材1の側面(下側面)1cから所定の寸法だけ化粧シート2の端縁を突出させた状態にして、この化粧シート2を同木製芯材1の表面1a及び側面(上側面)1bにわたって貼着させなければならず製造が困難となっていた。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、床面に対する追従性に優れた巾木を効率良く簡単に得ることができる巾木の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、帯板状の木製芯材の表面及び両側面にわたり柔軟な化粧シートを貼着して巾木素体を形成し、巾木素体の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝を刻設することでこの凹状切溝の底部分に化粧シートのみが残存する柔軟変形部を形成し、同凹状切溝の溝巾中央で巾木素体を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部を有する巾木が対に得られるようにした巾木の製造方法である。
また、本願請求項2記載の発明は、請求項1記載の巾木の製造方法において、凹状切溝の溝巾中央部分に化粧シートと共に木製芯材が残存する硬質錘部を形成してこの硬質錘部の両側に柔軟変形部を形成し、同硬質錘部の中央で巾木素体を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部とその先端縁に硬質錘部とを有する巾木が対に得られるようにしたことを特徴としている。
また、本願請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の巾木の製造方法において、木製芯材の表面巾方向中程部位に長手方向の断面略V字状で両内側面が湾曲凸面となったR溝を形成し、このR溝の両内側面に沿って化粧シートを貼着し、同R溝の溝巾中央で巾木素体を両側に切断分割することを特徴としている。
本願請求項1記載の発明である巾木の製造方法においては、巾木素体を両側に切断分割して巾木が対に得られるので生産効率が良い。しかも、この場合、巾木素体の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝を刻設することでこの凹状切溝の底部分に化粧シートのみが残存する柔軟変形部を形成し、同凹状切溝の溝巾中央で巾木素体を両側に切断分割しているので、切削切断加工によって両側の巾木に柔軟変形部が簡単に形成される。また、得られた巾木は、その柔軟変形部が床面に追従して変形し、同床面との間における隙間の発生を防止するものとなる。
また、本願請求項2記載の発明である巾木の製造方法においては、特に、側端部分に柔軟変形部とその先端縁に硬質錘部とを有する巾木が得られ、この場合、硬質錘部がその自重で床面に隙間なく当接して柔軟変形部は弛まず、同巾木の床面に対する追従性がより優れたものとなる。しかも、凹状切溝の溝巾中央部分に化粧シートと共に木製芯材が残存する硬質錘部を形成してこの硬質錘部の両側に柔軟変形部を形成し、同硬質錘部の中央で巾木素体を両側に切断分割して、追従性により優れた巾木が対にして簡単に得られる。
また、本願請求項3記載の発明である巾木の製造方法においては、特に、断面略V字状で両内側面が湾曲凸面となったR溝の溝巾中央で、同R溝をガイドにして巾木素体を簡単に切断分割することができる。しかも、得られた巾木にあっては、切断された部位で化粧シートが背方へR状に湾曲した形状となるので、この部位は床面に当接し易くなり納まりも良好となる。
図1は、本願請求項1〜3の全てに対応した一実施形態を示している。図2は、この実施形態によって得られた巾木Aの施工状態を示している。この実施形態の巾木の製造方法は、図1に示すように、帯板状の木製芯材1の表面1a及び両側面1bにわたり柔軟な化粧シート2を貼着して巾木素体3を形成し、巾木素体3の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝4を刻設することでこの凹状切溝4の底部分に化粧シート2のみが残存する柔軟変形部5を形成し、同凹状切溝4の溝巾中央Cで巾木素体3を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部5を有する巾木Aが対に得られる方法である。
この実施形態の巾木の製造方法では、凹状切溝4の溝巾中央部分に化粧シート2と共に木製芯材1が残存する硬質錘部6を形成してこの硬質錘部6の両側に柔軟変形部5を形成し、同硬質錘部6の中央Cで巾木素体3を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部5とその先端縁に硬質錘部6とを有する巾木Aが対に得られるようにしている。更に、木製芯材1の表面1aの巾方向中程部位に長手方向の断面略V字状で両内側面7aが湾曲凸面となったR溝7を形成し、このR溝7の両内側面7aに沿って化粧シート2を貼着し、同R溝7の溝巾中央Cで巾木素体3を両側に切断分割している。
以下、この実施形態の巾木の製造方法をより具体的詳細に説明する。この実施形態の巾木の製造方法では、図1(a)に示すように、断面長方形状で帯板状の木製芯材1が用いられ、この木製芯材1は合板、無垢材、繊維板等でなる。図1(b)に示すように、木製芯材1の表面1aの巾方向中程部位に長手方向の断面略V字状で両内側面7aが湾曲凸面となったR溝7を切削加工によって形成し、同切削加工によって、木製芯材1の表面1aの両側端部付近に長手方向の断面略コ字型溝8と、同表面1aと両側面1bとの角部分長手方向全長に傾斜した面取り部9とを形成している。なお、R溝7及び断面略コ字型溝8の溝深さは、木製芯材1の板厚の略半分程度に設定されている。
次に、図1(c)に示すように、前記R溝7、断面略コ字型溝8、面取り部9等が形成された木製芯材1の表面1a及び両側面1bにわたり、柔軟な化粧シート2を貼着して巾木素体3を形成する。化粧シート2は合成樹脂や不織布、或いは、これ等を積層した複合材でなり、木製芯材1の表面1a及び両側面1bに接着剤を介して貼着固定される。この場合、化粧シート2はR溝7、断面略コ字型溝8、面取り部9等の凹凸に沿って強固に接着されるものであるが、後に凹状切溝4として切削除去される部位には接着剤を塗布せず除去し易いようにしておいてもよい。また、化粧シート2は弾性に富む材質であってもよく、その両側端部2aが木製芯材1の裏面側に巻き込むように貼着されて剥離し難い。
そして、図1(d)に示すように、巾木素体3の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝4を刻設することでこの凹状切溝4の底部分に化粧シート2のみが残存する柔軟変形部5を形成し、その際、凹状切溝4の溝巾中央部分に化粧シート2と共に木製芯材1が残存する硬質錘部6を形成してこの硬質錘部6の両側に柔軟変形部5を形成している。この場合、化粧シート2が貼着された前記R溝7の裏側に木製芯材1が残存され、この木製芯材1の残存部分の裏面は谷状に切削除去されており、その両側の凹状切溝4も同時に切削除去されて柔軟変形部5及び硬質錘部6が形成される。
最後に、凹状切溝4の溝巾中央部分に形成された硬質錘部6の中央C(前記谷状に切削除去された部分の谷底中央)、すなわち、溝7の溝巾中央Cで巾木素体3を両側に切断分割することにより、図1(e)に示すように、側端部分に柔軟変形部5とその先端縁に硬質錘部6とを有する巾木Aが対に得られる。この場合、同形状で同寸の巾木Aが対にして得られ、切断部位においては化粧シート2の側端部2bが木製芯材1に段差無く埋設された状態となって剥離し難い。
前記製造方法によって得られた巾木Aは、図2に示すように施工される。巾木Aはその断面略コ字型溝8の底部分で、釘やネジ等の固着具10によって室内の壁面Wに取着固定される。この場合、木製芯材1の裏面が壁面Wに当接され、化粧シート2の上縁である側端部2aは同木製芯材1の裏面と壁面Wとで挟持された状態となって剥離し難く、化粧シート2の下縁である側端部2bは床面Fに当接される。ここでは、硬質錘部6がその自重で床面Fに追従して化粧シート2の側端部2bと共に当接し、その際、柔軟変形部5も床面Fに追従して変形するが弛みはしない。なお、柔軟変形部5が弾性変形するものであれば、その弾性復元力によって硬質錘部6及び化粧シート2の側端部2bは床面Fに対し確実に当接される。
したがって、この実施形態の巾木の製造方法においては、巾木素体3を両側に切断分割して巾木Aが対に得られるので、生産量は倍増し生産効率が良好となる。しかも、この場合、巾木素体3の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝4を刻設することでこの凹状切溝4の底部分に化粧シート2のみが残存する柔軟変形部5を形成し、同凹状切溝4の溝巾中央Cで巾木素体3を両側に切断分割しているので、切削切断加工によって両側の巾木Aに柔軟変形部5が簡単に形成される。また、得られた巾木Aは、その柔軟変形部5が床面Fに追従して変形し、同床面Fとの間における隙間の発生を防止するものとなる。
また、この実施形態の巾木の製造方法においては、側端部分に柔軟変形部5とその先端縁に硬質錘部6とを有する巾木Aが得られ、この場合、硬質錘部6がその自重で床面Fに隙間なく当接して柔軟変形部5は弛まず、同巾木Aの床面Fに対する追従性がより優れたものとなる。しかも、凹状切溝4の溝巾中央部分に化粧シート2と共に木製芯材1が残存する硬質錘部6を形成してこの硬質錘部6の両側に柔軟変形部5を形成し、同硬質錘部6の中央Cで巾木素体3を両側に切断分割することによって、追従性により優れた巾木Aを対にして簡単に得ることができる。
また、この実施形態の巾木の製造方法においては、断面略V字状で両内側面7aが湾曲凸面となったR溝7の溝巾中央Cで、同R溝7をガイドにして巾木素体3を簡単に切断分割することができる。しかも、得られた巾木Aにあっては、切断された部位で化粧シート2が背方へR状に湾曲した形状となるので、この部位は床面Fに当接し易くなり納まりも良好となる。
本願発明の一実施形態である巾木の製造方法を示す(a)〜(e)各段階における製品となるものの断面図。 同実施形態において得られた巾木の施工状態を示す断面図。 従来例である巾木の施工状態を示す断面図。
符号の説明
1 木製芯材
1a 表面
1b 側面
2 化粧シート
3 巾木素体
4 凹状切溝
5 柔軟変形部
6 硬質錘部
7 R溝
7a 内側面
C 中央

Claims (3)

  1. 帯板状の木製芯材の表面及び両側面にわたり柔軟な化粧シートを貼着して巾木素体を形成し、巾木素体の裏面巾方向中程部位に長手方向の凹状切溝を刻設することでこの凹状切溝の底部分に化粧シートのみが残存する柔軟変形部を形成し、同凹状切溝の溝巾中央で巾木素体を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部を有する巾木が対に得られるようにした巾木の製造方法。
  2. 凹状切溝の溝巾中央部分に化粧シートと共に木製芯材が残存する硬質錘部を形成してこの硬質錘部の両側に柔軟変形部を形成し、同硬質錘部の中央で巾木素体を両側に切断分割して、側端部分に柔軟変形部とその先端縁に硬質錘部とを有する巾木が対に得られるようにしたことを特徴とする請求項1記載の巾木の製造方法。
  3. 木製芯材の表面巾方向中程部位に長手方向の断面略V字状で両内側面が湾曲凸面となったR溝を形成し、このR溝の両内側面に沿って化粧シートを貼着し、同R溝の溝巾中央で巾木素体を両側に切断分割することを特徴とする請求項1又は2記載の巾木の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013023842A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Panasonic Corp 幅木の製造方法
JP2013108281A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Panasonic Corp 複数巾木結合体及び巾木製造方法
JP2016079696A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 城東テクノ株式会社 建物用枠材のカバー

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