JP2008006668A - 直液式塗布具 - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブ機構を備え、インキタンク内にインキとその後端面に追従体を設けた直液式筆記具において、早書きや上書きなどあらゆる筆記方法においてもインキタンク内への空気の混入を防ぐことができる直液式塗布具を提供する。
【解決手段】軸筒先端部10aから前部12aが突出するペン芯12の後方に、バルブ機構部16と、塗布液タンク18を設けており、該塗布液タンク18内の塗布液20の後端には該タンク18の内周壁18aと密接状であって塗布液20の消費と共に該塗布液20に追従する追従体22が設けられているバルブ機構付き直液式塗布具であり、弁体40Aは、内周端部がペン芯12の外側面に押圧状態で密着し、かつ、ペン芯12の移動によって該内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯12外側面と塗布液タンク18との外気流通を遮断する構成とした。
【選択図】図2
【解決手段】軸筒先端部10aから前部12aが突出するペン芯12の後方に、バルブ機構部16と、塗布液タンク18を設けており、該塗布液タンク18内の塗布液20の後端には該タンク18の内周壁18aと密接状であって塗布液20の消費と共に該塗布液20に追従する追従体22が設けられているバルブ機構付き直液式塗布具であり、弁体40Aは、内周端部がペン芯12の外側面に押圧状態で密着し、かつ、ペン芯12の移動によって該内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯12外側面と塗布液タンク18との外気流通を遮断する構成とした。
【選択図】図2
Description
本発明は、バルブ機構および追従体を設けた塗布液タンク内にインキなどの塗布液を収容した直液式塗布具に関する。
直液式塗布具における流出機構においては、バルブを使用したものが多々ある。
また、バルブ機構を使用した直液式筆記具において殆どの場合、インキタンク内にインキのみ存在している事が多いが、稀にインキ以外にインキ後端にインキの消費に伴い前進する追従体を設けているものがある(例えば特許文献1参照)。
この機構の特徴としては温度や気圧に変化に左右されない為、意図せずに多量のインキが流れ出すいわゆるドバ落ちを低減する作用があり、更に通常筆記時には安定してインキを供給でき、筆跡の掠れや筆跡途切れを低減できる。
しかしながら、インキ供給の構造が複雑であることから実用化されていないと共に、上向きで筆記した場合においてはインキがペン芯と接触し難くなり、減圧状態になったインキタンク内に空気が混入する恐れがある。
空気が混入した場合においては温度変化などにより空気が膨張し、インキ垂れや筆記不良が発生してしまう恐れがある。
特開2003−136883号公報
本発明は、前記従来の問題点を解決するためのものであって、バルブ機構を備え、塗布液タンク内に塗布液とその後端面に追従体を設けた直液式筆記具において、早書きや上書きなどあらゆる筆記方法においても塗布液タンク内への空気の混入を防ぐことができるバルブ機構付き直液式塗布具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために案出された本発明のバルブ機構付き直液式塗布具は、次の構成を有する。
本発明は、軸筒先端部から前部が突出するペン芯の後方に、ペン芯への力の非作用時に弾発部材の押圧によって閉弁されると共に該力の作用時に開弁してペン芯に塗布液を導くバルブ機構部を設け、このバルブ機構部の後方にバルブ機構部に連通する塗布液タンクを設けており、該塗布液タンク内の塗布液の後端には該タンクの内周壁と密接状であって塗布液の消費と共に該塗布液に追従する栓体状又はグリース状の追従体が設けられている塗布具において、バルブ機構部は、ペン芯の後部に連結された弁棒と、該弁棒の前方に位置して可撓性のあるゴム弾性体からなる弁体とが当接・離脱することによって閉弁・開弁する弁機能を有し、この弁体は、内周端部がペン芯の外側面に押圧状態で密着し、または、ペン芯に一体的に密着する外被部材の外側面に押圧状態でさらに密着しており、ペン芯の移動によって前記弁体の内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯または外被部材の外側面と塗布液タンクとの外気流通を遮断する構成としたことを特徴とするバルブ機構付き直液式塗布具である。
また、本発明においては、軸筒先端部には、バルブ機構部前方に、ペン芯を摺勤可能にガイドするガイド部材が設けられており、ペン芯外側面とガイド部材内周面との間のクリアランスを塗布液で満たされる毛細管力が作用する構造としたことが好適である。
また、本発明においては、バルブ機構部の塗布液タンク側のバルブ開口部付近を、毛細管力を作用させる構造としたことが好適である。
また、本発明においては、バルブ機構部が、前記ガイド部材を前側内部に嵌着すると共に、ガイド部材後方に弁棒とその弁棒を前方に向けて弾発する弾発部材とを収容する筒状支持部材を有し、この筒状支持部材には、後端部に塗布液タンク内と弁体を連通する連通孔が形成されていることが好適である。
また、本発明においては、前記塗布液タンク側のバルブ開口部付近の毛細管力を作用させる構造が、筒状支持部材内周面または弁棒外周面に形成したものであることが好適である。
本発明によれば、バルブ機構部が、ペン芯の後部に連結された弁棒と、該弁棒の前方に位置して可撓性のあるゴム弾性体からなる弁体とが当接・離脱することによって閉弁・開弁する弁機能を有し、この弁体が、内周端部がペン芯の外側面に押圧状態で密着し、または、ペン芯に一体的に密着する外被部材の外側面に押圧状態でさらに密着しており、ペン芯の移動によって前記弁体の内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯または外被部材の外側面と塗布液タンクとの外気流通を遮断する構成としたので、構造を簡易的にでき、且つ、外部からの空気の混入を抑制できる。
なお、ペン芯外側面とガイド部材内周面との間のクリアランスを塗布液で満たされる毛細管力が作用する構造とし、または、バルブ機構部の塗布液タンク側のバルブ開口部付近を、毛細管力を作用させる構造としたことによって、そのクリアランスに塗布液を満たして塗布液タンクへの外気浸入をより一層効果的に防止できる。
なお、ペン芯外側面とガイド部材内周面との間のクリアランスを塗布液で満たされる毛細管力が作用する構造とし、または、バルブ機構部の塗布液タンク側のバルブ開口部付近を、毛細管力を作用させる構造としたことによって、そのクリアランスに塗布液を満たして塗布液タンクへの外気浸入をより一層効果的に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は比較例に係るバルブ機構付き直液式塗布具を示す。
図1は比較例に係るバルブ機構付き直液式塗布具を示す。
図2は本発明の実施形態1、図3は本発明の実施形態2、図4は本発明の実施形態3にそれぞれ係るバルブ機構付き直液式塗布具の各説明図である。図5は図4のA−A線に沿う断面図である。図6は本発明の実施形態4に係るバルブ機構付き直液式塗布具の説明図である。なお、図1〜図4および図6において、(a)は非筆記時における形態であり、(b)は筆記時およびバルブ開弁時における形態を示す図である。
なお、図1と同様部分に図2〜図6では同一符号を付する。
比較例と実施形態1〜4の共通部分では、図1〜図6に示すように、使用者が握る軸筒(軸本体)10先端部10aから前部12aが突出するペン芯12の後方に、ペン芯12への力の非作用時にコイルスプリングからなる弾発部材14の押圧によって閉弁されると共に該力の作用時に開弁してペン芯12に塗布液を導くバルブ機構部16を設け、このバルブ機構部16の後方に該バルブ機構部16に連通する塗布液タンク18を設けており、該塗布液タンク18内の塗布液20の後端には該タンク18の内周壁18aと密接状であって塗布液20の消費と共に該塗布液20に追従する栓体状又はグリース状の追従体22が設けられているバルブ機構付き直液式塗布具である。なお、軸筒10の後端部には通気孔10bの形成された尾栓10cによって塞がれており、追従体22が移動する際に通気孔10bを通して外気が導入されるため軸筒10内の空間部の内圧が低下で追従体22の移動を拘束することが無く、スムーズに塗布液20の消費に追従体22が追従する。
そして、軸筒先端部10aには、バルブ機構部16前方に、ペン芯12を摺勤可能にガイドする中空円筒状のいわゆるクチプラと称されるガイド部材24が設けられている。
バルブ機構部16は、前記ガイド部材24を前側内部に嵌着すると共に、ガイド部材24後方に弁棒26とその弁棒26を前方に向けて弾発する弾発部材14とを収容する筒状支持部材28を有し、この筒状支持部材28には、後端部に塗布液タンク18内と弁体(比較例の弁体30,実施形態の弁体40A〜40D)を連通する連通孔32が形成されている。
塗布液20は、例えば粘度が1〜10,000(m・Pa・s)のインキが好適である。
ペン芯12は、樹脂製または繊維製の成形芯であり、樹脂としてはPOM、PP、ナイロン、PEが好ましく、繊維としてはPET,アクリル、ナイロン、羊毛が好ましい。
なお、ペン芯12は、上記の素材によって一体に形成されたものの他、外周に液密性のある樹脂製フィルムまたは筒体等の外被部材が一体に密着する構造とすることができる。
なお、ペン芯12は、上記の素材によって一体に形成されたものの他、外周に液密性のある樹脂製フィルムまたは筒体等の外被部材が一体に密着する構造とすることができる。
弾発部材14はステンレス製のコイルスプリングが好適であるが、その他、弁棒26を前方に付勢できるものであれば、板状であったりエラストマーであったり等、形状、材質は問わない。
バルブ機構部16では、ガイド部材24の後端部面と筒状支持部材28の後方小径の縮径段部28aとの間に弁体30の外周部が挟持されていることにより、弁体30はバルブ機構部16内に固定されている。弁体30,40A〜40Dの中央孔には、ペン芯12の前部12aよりも小径の後部12bが挿通している。
弁棒26は、前部に開口部26aが形成されて大径になり、後部が中実で小径に形成されている。この開口部26a内にペン芯12の後部小径部が挿入されて緊密に固定される。そして、バルブ機構部16が、前記ガイド部材24を前側内部に嵌着すると共に、ガイド部材24後方に弁棒26とその弁棒を前方に向けて弾発する弾発部材14とを収容する筒状支持部材28を有し、この筒状支持部材28には、後端部に塗布液タンク18内と弁体26を連通する連通孔32が形成されている。
詳しくは、筒状支持部材28は後部が概ね壁状に閉鎖した前端部が開放した概略容器形状を呈し、後端部に形成された透孔28bにペン芯12後部の小径部分が前後動自在に装着されている。筒状支持部材28の側面部に適宜寸法・数の連通孔32が形成されている。
弾発部材14は、弁棒26の大径の前部12a外周面の段部と筒状支持部材28後端の壁状部との間に介装されて弁棒26を周囲に位置して設けられている。
ここで、バルブ機構部16は、ペン芯12の後部12bに連結された弁棒26の前端部と、該弁棒26の前方に位置して可撓性のあるゴム弾性体からなる弁体30、弁体40A〜40Dとが当接・離脱することによって閉弁・開弁する弁機能を有している。
比較例の弁体30は、中央部に孔の形成された厚板穴あきコイン状であり、単に弁体30内周面がペン芯後部12b外周に緩く摺接しているのみである。
これに対して、実施形態1〜4の弁体40A〜40Dは、外周部に比べて内周部が薄く形成され、内周部の中央孔42の内径がペン芯後部12bの外径と同じかそれよりも小径に形成されている。好ましくは、弁体40A〜40Dの中央孔42の内径はペン芯後部12b外径よりも小径に形成され、ペン芯後部12bに食い込むまたは噛み込む状態になる構成とする。
したがって、この実施形態1〜4の弁体40A〜40Dは、内周端部がペン芯12の外側面に押圧状態で密着し、かつ、ペン芯12の移動によって該内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯12外側面と塗布液タンク18との外気流通を遮断する構成とした。
実施形態1〜4では、可撓性の弁体40A〜40Dがペン芯12の側面に嵌着され、且つ、可撓性の弁体30の後端がコイルスプリングからなる弾発部材14の押圧により弁棒26前端と当接し、外部と塗布液タンク18を遮断する構造となっている。
筆圧およびそれ以上の押圧力によりペン芯12が後退することによりバルブ機構部16が開弁し、それと同時にペン芯12に嵌着された可撓性の弁体40Aもペン芯12と共に変形しながら摺動する。それにより弁体40A〜40Dと弁棒26とからなるバルブが開弁した際にインキ等塗布液がペン芯12に接触し塗布液が供給され、一時的に塗布液タンク18内が減圧になり、外部から空気が入り込もうとするが、ペン芯12と可撓性の弁体40A〜40Dが嵌着されていることにより、外部からの空気の混入を防ぐ形態を示す。
ここで、実施形態2の直液式塗布具では、図3に示すように、軸筒先端部10aには、バルブ機構部16前方に、ペン芯12を摺勤可能にガイドするガイド部材24が設けられていて、ペン芯12外側面(前部12aの外側面)とガイド部材24内周面との間のクリアランス(間隙)を塗布液で満たされる毛細管力が作用する間隔寸法の構造としたものである。
例えば、粘度1〜10,000(m・Pa・s)の塗布液では、クリアランスを10〜3000(μm)にすることが好適である。
また、下記実施形態3のようにバルブ開口付近を凹凸形状とする場合は、寸法が0〜5(mm)の凹凸を設けることが好適である。
また、下記実施形態3のようにバルブ開口付近を凹凸形状とする場合は、寸法が0〜5(mm)の凹凸を設けることが好適である。
実施形態2の直液式塗布具では、ペン芯12とペン芯12の摺勤をガイドするガイド部材24とのクリアランスを摺動可能な限り狭くすることで毛細管力によりそのクリアランスがインキ等の塗布液で満たされる構造となるので、このクリアランスからの空気が塗布液タンク18側に混入するのを効果的に防ぐ形態にできる。
次に実施形態3に係る直液式塗布具では、図4に示すように、バルブ機構部16の塗布液タンク18側のバルブ開口部付近を、毛細管力を作用させる構造としている。
詳しくは、前記塗布液タンク18側のバルブ開口部付近の毛細管力を作用させる構造が、筒状支持部材28内周面または弁棒26外周面に形成したものである。
塗布液タンク側のバルブ開口部付近に毛細管力が作用し、上向き筆記時などにおいても塗布液がペン芯12に接触し易いように、弁棒26前端部外周面とバネ受けとなる筒状支持部材28内周面のクリアランスを狭くすることにより空気の混入を防ぐ形態になっている。
図5(a)〜(d)は、図4のA−A線に沿う断面図であって、筒状支持部材28内周面と弁棒26前端部外周面のクリアランス形状の各例について示すものである。
図5(a)に示すクリアランスは、筒状支持部材28内周面と弁棒26前端部外周面がいずれも平坦面または平滑面になっているものである。この場合、樹脂成形の金型を簡易な構成とすることができる。
図5(b)に示すクリアランスは、筒状支持部材28内周面が凹凸面形状(軸方向に連続または非連続)を呈し、弁棒26前端部外周面が平坦面または平滑面になっているものである。
図5(c)に示すクリアランスは、筒状支持部材28内周面が平坦面で、弁棒26前端部外周面が凹凸面形状(軸方向に連続または非連続)になっているものである。
図5(d)に示すクリアランスは、筒状支持部材28内周面と弁棒26前端部内周面がいずれも凹凸面形状(軸方向に連続または非連続)になっているものである。この場合、筒状支持部材28内周面と弁棒26前端部内周面の互いの凹凸位置が対応するものになっていることが好適である。
図6は、図3に示した実施形態2、図4に示した実施形態3の両方のクリアランスによる機能を併用して設けた実施形態4に係る直液式塗布具である。
この実施形態4に係る直液式塗布具では、ペン芯12とペン芯12の摺勤をガイドするガイド部材24とのクリアランスを摺動可能な限り狭くすることで毛細管力によりそのクリアランスがインキ等の塗布液で満たされる構造とすると共に、バルブ機構部16の塗布液タンク18側のバルブ開口部付近を、毛細管力を作用させる構造としたものである。
なお、上記の各実施形態1〜4においては、弁体は、内周端部がペン芯の外側面に押圧状態で密着しており、ペン芯の移動によって前記弁体の内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯の外側面と塗布液タンクとの外気流通を遮断する構成としたが、その他、本発明において、ペン芯に一体的に密着する外被部材を用いたペン芯構造の場合、弁体が外被部材の外側面に押圧状態でさらに密着するようにし、ペン芯の移動によって前記弁体の内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯の外被部材の外側面と塗布液タンクとの外気流通を遮断する構成とすることができる。
10 軸筒
10a 軸筒先端部
12 ペン芯
12a ペン芯前部
12b ペン芯後部
14 弾発部材
16 バルブ機構部
18 塗布液タンク
18a 塗布液タンクの内周壁
20 塗布液
22 追従体
24 ガイド部材
26 弁棒
26a 弁棒開口部
28 筒状支持部材
28a 筒状支持部材の縮径段部
28b 筒状支持部材の透孔
32 筒状支持部材の連通孔
40A〜40D 実施形態1〜4の弁体
42 弁体の中央孔
10a 軸筒先端部
12 ペン芯
12a ペン芯前部
12b ペン芯後部
14 弾発部材
16 バルブ機構部
18 塗布液タンク
18a 塗布液タンクの内周壁
20 塗布液
22 追従体
24 ガイド部材
26 弁棒
26a 弁棒開口部
28 筒状支持部材
28a 筒状支持部材の縮径段部
28b 筒状支持部材の透孔
32 筒状支持部材の連通孔
40A〜40D 実施形態1〜4の弁体
42 弁体の中央孔
Claims (5)
- 軸筒先端部から前部が突出するペン芯の後方に、ペン芯への力の非作用時に弾発部材の押圧によって閉弁されると共に該力の作用時に開弁してペン芯に塗布液を導くバルブ機構部を設け、このバルブ機構部の後方にバルブ機構部に連通する塗布液タンクを設けており、該塗布液タンク内の塗布液の後端には該タンクの内周壁と密接状であって塗布液の消費と共に該塗布液に追従する栓体状又はグリース状の追従体が設けられている塗布具において、
バルブ機構部は、ペン芯の後部に連結された弁棒と、該弁棒の前方に位置して可撓性のあるゴム弾性体からなる弁体とが当接・離脱することによって閉弁・開弁する弁機能を有し、
この弁体は、内周端部がペン芯の外側面に押圧状態で密着し、または、ペン芯に一体的に密着する外被部材の外側面に押圧状態でさらに密着しており、
ペン芯の移動によって前記弁体の内周端部が密着状態を維持しつつ変形して、ペン芯または外被部材の外側面と塗布液タンクとの外気流通を遮断する構成としたことを特徴とするバルブ機構付き直液式塗布具。 - 軸筒先端部には、バルブ機構部前方に、ペン芯を摺勤可能にガイドするガイド部材が設けられており、
ペン芯外側面とガイド部材内周面との間のクリアランスを塗布液で満たされる毛細管力が作用する構造としたことを特徴とする請求項1に記載のバルブ機構付き直液式塗布具。 - バルブ機構部の塗布液タンク側のバルブ開口部付近を、毛細管力を作用させる構造としたことを特徴とする請求項1に記載のバルブ機構付き直液式塗布具。
- バルブ機構部が、前記ガイド部材を前側内部に嵌着すると共に、ガイド部材後方に弁棒とその弁棒を前方に向けて弾発する弾発部材とを収容する筒状支持部材を有し、
この筒状支持部材には、後端部に塗布液タンク内と弁体を連通する連通孔が形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のバルブ機構付き直液式塗布具。 - 前記塗布液タンク側のバルブ開口部付近の毛細管力を作用させる構造が、筒状支持部材内周面または弁棒外周面に形成したものであることを特徴とする請求項4に記載のバルブ機構付き直液式塗布具。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016056067A1 (ja) | 2014-10-07 | 2016-04-14 | 株式会社エポックケミカル | 筆記具用インク貯留部材及びこれを用いたバルブ式筆記具 |
CN115023298A (zh) * | 2020-01-17 | 2022-09-06 | 可美科丝创意有限公司 | 涂料涂布用具 |
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2006
- 2006-06-29 JP JP2006178937A patent/JP2008006668A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016056067A1 (ja) | 2014-10-07 | 2016-04-14 | 株式会社エポックケミカル | 筆記具用インク貯留部材及びこれを用いたバルブ式筆記具 |
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