JP2008096952A - 光走査装置及びカラー画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の被走査面16M,16Yに対して、光ビームを出射する光源と、該光源を出射した光ビームを偏向する偏向器(ポリゴンスキャン)14bと、該偏向器14bにより偏向された光ビームを、光スポットとして被走査面上を走査する走査光学素子15-1M,15−2M,15−1Y,15−2Yと、それらを収納するためのハウジング部材23M1,23Y1とから構成される複数のステーションを備えた光走査装置20M1,20Y1において、温度変化に伴う走査線曲がりの方向が、各被走査面16M,16Y間で揃うように、走査光学素子15-1M,15−2M,15−1Y,15−2Yはハウジング部材23M1,23Y1に固定されてなる。
【選択図】図2
Description
すなわち、近年、走査特性の向上を意図して、光走査装置の結像光学系に、非球面に代表される特殊な面を採用することが一般化しており、このような特殊な面を容易に形成でき、なおかつコストも安価な樹脂材料で製作された結像光学系が多用されているが、樹脂材料の結像光学系は、温度や湿度の変化の影響を受けて光学特性が変化しやすく、このような光学特性の変化は、走査線の曲がり具合や等速性も変化させる。このため、例えば、数十枚のカラー画像の形成を連続して行う場合に、画像形成装置の連続運転により機内温度が上昇し、結像光学系の光学特性が変化して、各光書込装置の書き込む走査線の曲がり具合や等速性が次第に変化し、色ずれの現象により、初期に得られたカラー画像と、終期に得られたカラー画像とで色合いの全く異なるものになることがある。
特許文献3には、複数の光源と、ポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射された各レーザビームをそれぞれ複数の被照射対象物に収束させる複数の光学部材からなる光学系とを備えるマルチビーム光源走査装置において、複数の光学部材のうち少なくとも1つの光学部材は、各レーザビームの全てが通過するように構成され、各レーザビームの全てが通過する光学部材は、単一の素材からなる単一の部材で構成された光源走査装置が記載されている。
(1)複数の被走査面に対して、光ビームを出射する光源と、該光源を出射した光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器により偏向された光ビームを、光スポットとして被走査面上を走査する走査光学素子と、それらを収納するためのハウジング部材と、から構成される複数のステーションを備えた光走査装置において、温度変化に伴う走査線曲がりの方向が、各被走査面間で揃うように、前記走査光学素子はハウジング部材に固定されてなることを特徴とする光走査装置。
(2)複数の被走査面に対して、光ビームを出射する光源と、該光源を出射した光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器により偏向された光ビームを、光スポットとして被走査面上を走査する走査光学素子と、それらを収納するためのハウジング部材と、から構成される複数のステーションを備えた光走査装置において、前記走査光学素子の焦線の湾曲に伴う走査線曲がりの方向が、各被走査面間で揃うように、前記走査光学素子のハウジング部材への取付面を設定してなることを特徴とする光走査装置。
(3)光ビームの光路を折り曲げるための折り返しミラーをさらに備え、走査線曲がりの方向が、各被走査面間で揃うように、折り返しミラーの配備数を設定してなることを特徴とする(1)または(2)に記載の光走査装置。
(4)前記走査光学素子は、接着工法によりハウジング部材に接着固定されることを特徴とする(1)または(2)に記載の光走査装置。
(5)前記走査光学素子の主走査方向の長さをLとするとき、該走査光学素子の光軸から主走査方向に±L/4以内の領域内に、該走査光学素子の上面又は下面がハウジング部材と接している領域が設けられていることを特徴とする(4)に記載の光走査装置。
(6)前記走査光学素子は、ばね部材によりハウジング部材に押圧固定されることを特徴とする(1)または(2)に記載の光走査装置。
(7)前記走査光学素子は、2つ以上の樹脂製の光学素子レンズから構成され、前記偏向器から感光体までの光路に沿って、該偏向器に光学的に近い順で最も偏向器に近い位置に配備された光学素子レンズをレンズL1、ついでi番目に配備された光学素子レンズをレンズLi(i=2,3,4・・・)とするとき、前記偏向器からレンズL1までのハウジング部材に沿った物理的な距離(ハウジング部材内を熱伝導する距離)D1が、該偏向器から前記レンズLi間の距離Diよりも小さいことを特徴とする(2)に記載の光走査装置。
(8)前記ステーションの少なくとも一つは、他とは異なるハウジング部材に収納されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の光走査装置。
(9)複数の感光体上に静電潜像を形成するための露光装置を備え、該静電潜像を複数色のトナーにて顕像化したのち、記録媒体上に重ね合わせて多色画像を形成するカラー画像形成装置において、前記露光装置として、(1)〜(8)のいずれかに記載の光走査装置を適用したことを特徴とするカラー画像形成装置。
(10)露光手段により感光手段上に形成された静電潜像を、少なくとも2色のトナーにより顕像化し、記録媒体上に転写/定着して、カラー画像を出力するカラー画像形成装置において、前記露光手段は、少なくとも複数の光源手段と、前記光源手段からの複数の光ビームを偏向する偏向器と、複数の結像素子からなり前記偏向器により偏向された複数の光ビームを複数の感光手段上に光走査する走査光学系とをハウジング部材の内部に収納した光走査装置であり、前記複数の結像素子は、樹脂製の結像素子が各光ビームに対して少なくとも1つが対応するように副走査方向に重ねて配置されてなる結像素子群Aを含み、より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子群Aのうち、ハウジング内部の温度変動に伴なう感光手段上での走査線形状の変化が大きい結像素子を通るようにしてなることを特徴とするカラー画像形成装置。
(11)前記光走査装置を構成するハウジング部材の材質は樹脂製であって、前記偏向器の回転駆動に伴う発熱が、該偏向器の回転による気流によりハウジング内部に拡散することを防止するための遮蔽部材を、偏向器近傍に備え、より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子群Aのうち、重力加速度の向きとは逆方向の上側に配備された結像素子を通るようにしてなることを特徴とする(10)に記載のカラー画像形成装置。
(12)前記光走査装置を構成するハウジング部材の材質は金属製であって、前記偏向器の回転駆動に伴う発熱が、該偏向器の回転による気流によりハウジング内部に拡散することを防止するための遮蔽部材を、偏向器近傍に備え、より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子群Aのうち、ハウジング部材と接している結像素子を通るようにしてなることを特徴とする(10)に記載のカラー画像形成装置。
(13)前記ハウジング部材と前記結像素子群Aとの間に、下記条件式を満たす断熱部材を配備したことを特徴とする(12)に記載のカラー画像形成装置。
条件式:H/κ>0.008
(ここで、断熱部材の厚さ:H[m]、断熱部材の熱伝導率:κ[W/(m・K)])
(14)前記偏向器と感光手段の間に光ビームの光路を折り返すための折り返しミラーを少なくとも1枚配備し、温度変化に伴う感光手段上の走査線形状の曲がりの方向が同じ特性になるように、折り返しミラーの配備数、及びハウジング部材に対する前記結像素子群Aの結像素子の取付面を設定したことを特徴とする(10)に記載のカラー画像形成装置。
(15)前記結像素子群Aのうち、最上段の結像素子の上面には、気流による熱伝達を抑制するためのカバー部材が配備されていることを特徴とする(10)に記載のカラー画像形成装置。
(16)前記結像素子群Aは、少なくとも副走査方向のばね力によりハウジング部材に押圧固定されることを特徴とする(10)〜(15)のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
(17)前記結像素子群Aをハウジング部材に押圧固定するばね力を発生するスプリング部材を、前記カバー部材に配備したことを特徴とする(15)に記載のカラー画像形成装置。
(18)前記結像素子群Aの結像素子は、入射面または射出面の少なくとも一方の副走査方向のパワー(屈折力)がゼロであることを特徴とする(10)に記載のカラー画像形成装置。
(19)前記結像素子群Aのうち、前記ハウジング部材と接している結像素子は、該ハウジング部材との当接部を主走査方向に複数有しており、前記当接部のうち少なくとも2ヶ所は、当該結像素子における前記光ビームが走査されて通過するエリア(有効エリア)よりも主走査方向に外側に配備されていることを特徴とする(10)に記載のカラー画像形成装置。
(20)前記走査光学系は、前記光ビームごとに複数の結像素子からなる結像素子群Bを有し、前記結像素子群Aの結像素子は、前記結像素子群Bの中で前記偏向器に対して光学的に最も近い位置に配備されていることを特徴とする(18)に記載のカラー画像形成装置。
(21)前記結像素子群Bについて、前記偏向器から感光体までの光路に沿って、該偏向器に光学的に近い順で最も偏向器に近い位置に配備された光学素子レンズをレンズL1、ついでi番目に配備された光学素子レンズをレンズLi(i=2,3,4・・・)とするとき、前記偏向器からレンズL1までのハウジング部材に沿った物理的な距離(ハウジング部材内を熱伝導する距離)D1が、該偏向器から前記レンズLi間の距離Diよりも小さいことを特徴とする(20)に記載のカラー画像形成装置。
(22)露光手段により感光手段上に形成された静電潜像を、少なくとも2色のトナーにより顕像化し、記録媒体上に転写/定着して、カラー画像を出力するカラー画像形成装置において、前記露光手段は、少なくとも複数の光源手段と、前記光源手段からの複数の光ビームを偏向する偏向器と、複数の結像素子からなり前記偏向器により偏向された複数の光ビームを複数の感光手段上に光走査する走査光学系とをハウジング部材の内部に収納した光走査装置であり、前記複数の結像素子は、樹脂製であって異なる感光手段上に至る複数の光ビームにより共用される少なくとも1つの結像素子aを含み、より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子aにおいて、ハウジング内部の温度変化に伴う感光手段上での走査線形状の変化が大きい位置を通るようにしてなることを特徴とするカラー画像形成装置。
(23)前記結像素子aは、入射面または射出面の少なくとも一方の副走査方向のパワー(屈折力)がゼロであることを特徴とする(22)に記載のカラー画像形成装置。
(24)前記結像素子aは、ハウジング部材との当接部を主走査方向に複数有しており、前記当接部のうち少なくとも2ヶ所は、当該結像素子における前記光ビームが走査されて通過するエリア(有効エリア)よりも主走査方向に外側に配備されていることを特徴とする請求項22に記載のカラー画像形成装置。
(25)前記走査光学系は、前記光ビームごとに複数の結像素子からなる結像素子群Bを有し、前記結像素子aは、前記結像素子群Bの中で前記偏向器に対して光学的に最も近い位置に配備されていることを特徴とする(23)に記載のカラー画像形成装置。
(26)前記結像素子群Bについて、前記偏向器から感光体までの光路に沿って、該偏向器に光学的に近い順で最も偏向器に近い位置に配備された光学素子レンズをレンズL1、ついでi番目に配備された光学素子レンズをレンズLi(i=2,3,4・・・)とするとき、前記偏向器からレンズL1までのハウジング部材に沿った物理的な距離(ハウジング部材内を熱伝導する距離)D1が、該偏向器から前記レンズLi間の距離Diよりも小さいことを特徴とする(25)に記載のカラー画像形成装置。
請求項2の発明によれば、複数ステーションからなる光走査装置において、温度変化に伴う光学素子の焦線曲がりの方向が、各ステーション間で揃うように走査光学素子をハウジング部材に固定したので、この光走査装置を多色画像形成装置の露光装置として適用した場合に、「色ずれ」の少ない高品位な出力画像を得ることができる。
請求項3の発明によれば、光路中に配備した折り返しミラーの配備数を適宜設定することにより、走査線曲がりの方向が各ステーション間で揃えることが可能となる。
請求項4の発明によれば、光学素子を接着工法によりハウジング部材に固定したので、組付けコストの低コスト化を図ることができる。
請求項5の発明によれば、走査光学素子の主走査方向の長さをLとするとき、走査光学素子の中心部から±L/4以内の領域内に、接着部を設けたので、温度変化に伴う走査光学素子の焦線曲がりの発生を低減することができる。
請求項6の発明によれば、走査光学素子をばね部材によりハウジング部材に押圧固定したので、温度変化時にも走査光学素子は実質的に自由膨張可能となり焦線曲がりの発生を抑制することができる。
請求項7の発明によれば、ポリゴンスキャナからの発熱が光学ハウジング部材内を伝導する距離を、第1走査レンズと比較して第2走査レンズのほうを遠くしたので、第2走査レンズの走査線曲がり成分の発生を低減することができる。
請求項8の発明によれば、各感光体ドラム(被走査面)に対応するステーション(光学系)を異なるハウジング部材に収納することにより、各ステーション間の光学特性の偏差の発生を低減することができる。
請求項9の発明によれば、請求項1〜8記載の光走査装置を多色画像形成装置の露光装置として適用した場合に、「色ずれ」(多色トナー像間の副走査方向のずれ)の少ない高品位な出力画像を得ることができる。
請求項10の発明によれば、温度変化過渡時の走査線曲がり変動が大きくなるステーションを、視覚感度の低いトナー色に対応させることで、カラー画像品質に対する視覚的な印象に及ぼす「色ずれ」の影響を小さくすることができる。すなわち、主としてポリゴンスキャナの発熱に起因する走査レンズでの走査線形状の変化が大きいステーション側に、視覚感度が低いトナー色を対応させたため、視覚的なカラー画像の劣化を低減できる。また、同一形状(光学設計/メカ設計)の走査レンズが副走査方向に複数積み重ねられている構成なので、走査レンズをモールド成形にて製造する場合には、単品の光学性能の確保が容易(光学面の面形状の維持、複屈折発生の抑制)となる。
請求項11の発明によれば、二層(二段)以上に積み重ねられた走査レンズのうち、樹脂製光学ハウジング内部の自然対流による伝熱の影響を受けやすい、上層側のステーションの走査レンズを視覚感度の低い色成分に対応させることにより、カラー画像品質に対する視覚的な印象に及ぼす「色ずれ」の影響を小さくすることができる。また、視覚感度の高い色成分を下層側のステーションとするとよい。
請求項12の発明によれば、二層以上に積み重ねられた走査レンズのうち、金属製光学ハウジングと直接接触する下層側の走査レンズにおいては、その接触部近傍で局所的な温度分布の影響により走査線曲がり変動が発生するので、下層側のステーションを視覚感度の低い色成分に対応させることにより、カラー画像品質に対する視覚的な印象に及ぼす「色ずれ」の影響を小さくすることができる。また、視覚感度の高い色成分を上層側のステーションとするとよい。
請求項13の発明によれば、金属製光学ハウジングと走査レンズの間に断熱部材を配備することで、下層側の走査レンズにおいて局所的な温度分布が発生することを抑制することができるので、走査線曲がり変動の発生量を効果的に低減することができる。
請求項14の発明によれば、温度変化に伴い不可避的に発生した(感光体ドラム上の)走査線曲がりの方向を揃えることで、「色ずれ」の発生量を低減できるので、高品質な出力画像を得ることができる。
請求項15の発明によれば、二層以上に積み重ねられた走査レンズの上側に、光学ハウジング内部の自然対流(比較的高温な気流)が上層側の走査レンズに直接当たることを避けるためのカバー部材を設けることで、走査線曲がり変動を低減できるので、高品質な出力画像を得ることができる。
請求項16の発明によれば、走査レンズを(熱膨張率の異なる)光学ハウジングに対してスプリング部材により押圧固定したので、温度変化が発生しても走査レンズの自由膨張が阻害されることはない。そのため、走査線曲がり変動を低減できるので、高品質な出力画像を得ることができる。
請求項17の発明によれば、前記カバー部材にスプリング部材を一体的に保持した構成としたので、部品点数を削減することができ、組立性が向上する。
請求項18、23の発明によれば、走査レンズの副走査方向のパワーがゼロなので、ポリゴンスキャナ発熱による走査レンズ内部の屈折率分布の発生や光学面形状変化の影響を受けづらく、温度変化過渡時の走査線曲がり変動の発生を低減することにより、「色ずれ」影響をさらに小さくすることができる。
請求項19、24の発明によれば、結像素子の有効エリア内における走査線曲がり変動の発生を低減することで、「色ずれ」影響をさらに小さくすることができる。すなわち、走査レンズの光学ハウジング部材との当接部(2ヶ所)を有効エリア(主走査方向)より外側に配備したので、画像領域内部での走査線曲がり形状の変化が小さくなり、「ステーション間の色ずれ」の低減を図ることができる。
請求項20、25の発明によれば、副走査方向のパワーをゼロである結像素子(第1走査レンズ)を熱源(偏向器)の近傍に配備することにより、感光体側に配備された第2走査レンズに複走査方向のパワーを集約することができるので、走査光学系が縮小光学系となり、部品ばらつきや組立ばらつき(公差変動)に対して安定化できる。
請求項21、26の発明によれば、副走査方向のパワーが大きい結像素子を熱源(偏向器)から遠ざけることにより(ポリゴンスキャナから副走査方向のパワーを集約した第2走査レンズまでの熱伝導の到達距離を遠くすることにより)、第2走査レンズに及ぼすポリゴンスキャナの発熱の影響を低減することができる。
請求項22の発明によれば、主としてポリゴンスキャナの発熱に起因する走査レンズでの走査線形状の変化が大きいステーション側に、視覚感度が低いトナー色を対応させたため、視覚的なカラー画像の劣化を低減できる。また、第1走査レンズを異なる感光手段上に2本のレーザ光により共用される構成としたため、第1走査レンズ内部の副走査方向の温度分布が連続になることから、上段側と下段側の走査線形状の差異を小さくすることができ、「ステーション間の色ずれ」の低減を図ることができる。
なお、以下の説明においては、走査光学系を構成する結象素子として「走査レンズ」に本発明を適用する構成ついて記述しているが、「走査ミラー」等の結像素子に適用する構成としても構わない。また、光源から、カップリングレンズ、シリンドリカルレンズ、偏向器(ポリゴンミラー)、走査レンズ、折り返しミラー等を介し、感光体(被走査面)に至るレーザビームの光路や光学素子、及びそれらを保持する機械的構造等を総称して、「ステーション」と呼ぶことにする。ここでは、複数のステーションそれぞれにおいて対応する感光体上で、1本のレーザビームを走査させる「シングルビーム走査方式」の光走査装置について主として説明しているが、1つの感光体上を同時に複数本のレーザビームで走査する「マルチビーム走査方式」に展開しても構わない。
図1は、光走査装置の模式図である。
半導体レーザ等の光源(不図示)から出射したレーザ光は、カップリングレンズ(不図示)の作用により略平行光束に変換された後、シリンドリカルレンズ(不図示)の作用により、ポリゴンミラー(偏向器)14の偏向反射面に主走査に長い線像(副走査方向に結像した線像)として結像する。ポリゴンミラー14はいわゆるポリゴンモータ14aに組み付けられてポリゴンスキャナを構成し、高速(数万rpm)で回転するため、ポリゴンミラー14のエッジ部における風損により騒音や発熱の原因となる。またポリゴンモータ14aにおいては、軸受けや駆動用回路基板によっても発熱する恐れがある。そのため、騒音や気流による熱の拡散を防止するため、ポリゴンスキャナ14bは側壁19にて周囲を囲まれることが多い。その際、レーザビームが透過可能なように、一部には透明基板(防音ガラス)18を配備する。
まず、温度変化に伴う走査線曲がりの方向を、各ステーションにて一致させる構成を説明する。
図2は、図1にて説明した光走査装置を2つ備えたカラー画像(2色画像)形成装置の模式図である。本発明の説明に不要な現像装置、転写装置、定着装置等は図示していない。なお以下では、2ステーション式光走査装置(2色画像形成装置)について説明するが、より多くのステーションを有する光走査装置(多色画像形成装置)における任意の2ステーションに対して適用しても構わない。なお「ステーション」とは、光走査装置内の光源装置から被走査面(感光体ドラム)までの光路や光学素子及びそれらを支持する機械的構造等を指すものとする。また、前記光源装置はマルチビーム光源でもよく、1つの被走査面を複数のレーザビームで同時に走査するマルチビーム走査方式も本発明の範疇に含まれる。
つぎに、走査レンズの固定方法としての接着工法について説明する。
第1走査レンズ15−1や第2走査レンズ15−2を光学ハウジング23に固定する場合、低コスト化を図るためには、接着工法を採用することが望ましい(請求項4)。またこのとき、走査レンズの主走査方向の長さをLとするとき、該走査光学素子の中心部から±L/4以内の領域内に、該走査光学素子の上面又は下面がハウジング部材と接している領域が設けられているようにすることが望ましい(請求項5)。
つぎに、走査レンズの固定方法としてのばねによる押圧固定を説明する。
熱膨張量の差異による走査レンズの変形を防止するには、走査レンズが実質的に自由膨張(比例拡大/比例縮小)可能なように、ばね部材を用いて光学ハウジングに押圧固定すればよい(請求項6)。温度変化後部品内部の温度分布が発生している状態では走査レンズの屈折率分布や走査レンズの形状が変化し走査線曲がりが発生する恐れがあるが、時間が経過し温度分布が一定となれば屈折率分布や形状変化が元の状態に復帰でき、走査線形状変化も低減できる。
実施例1では2つの独立した光走査装置が各々ステーションを構成する例を示した(請求項8)。この構成により、設計値として、各ステーション(光走査装置)間の光学特性(特に、走査線形状)の偏差の発生の低減を図ることができるので、光走査装置の組立/調整の容易化を達成できる。また、光走査装置が各々独立しているので、ポリゴンスキャナ等の部品が故障したときの交換作業の容易化を図ることができる。例えばユーザ先で修理を行う場合、現場で故障した部品を交換するのではなく、光走査装置そのものを新品に交換し、故障した光走査装置は修理工場等にて別途修理すればよい。
その際、「色ずれ」を低減するためには、図7に示す構成ではなく、図6に示すようにポリゴンスキャナ及び走査レンズを組付けることが望ましい。すなわち、光学ハウジング232上において、図3(b)の関係が実現できるように、第1/第2走査レンズ15−1M,15−2Mの固定面側(光学ハウジング232との接触面)と、第1/第2走査レンズ15−1Y,15−2Yの固定面側(光学ハウジング232との接触面)を両光走査装置20M2、20Y2において、統一する。
図8,図9に比較例として、2つのステーションM及びYを共通の光学ハウジング934に収納した光走査装置90M4,90Y4の一例を示す。図8に示すように、光走査装置の小型化や、画像形成装置内での感光体ドラム間隔等のメカレイアウト的な制約のため、各ステーションにはレーザビームの光路を折り曲げるための折り返しミラーが1枚ずつ配備されている。図9は折り返しミラーを配備しない状態の光学レイアウトを展開して示した平面図であるが、ポリゴンミラー14を中心として、ステーションMとYが左右両側に対称的に配備されている。
これに対して、両ステーションに配備された折り返しミラーの枚数の差が偶数の場合、図10に示すように、光学ハウジング233におけるポリゴンスキャナ14bの設置面に対し、一方の第1走査レンズ15−1Mは同一面側に設置し、他方の第1走査レンズ15−1Yは反対面側に設置することができる(請求項2)。この構成により、感光体ドラム16M及び16Y上の走査線曲がりの方向を揃えることができるので、「色ずれ」の発生を低減することができる(図3(b)の状態)。
比較例3では、両ステーションに配備された折り返しミラーの枚数の差が偶数の場合について検討した。メカレイアウト上、折り返しミラーの枚数の差が奇数となる場合には、図12に示すように、光学ハウジング235におけるポリゴンスキャナ14bの設置面側に、第1走査レンズ15−1M及び15−1Yを設置すればよい。図12では、折り返しミラーの枚数は、ステーションM側が2、ステーションY側が3であり、その差は1(奇数)となっている。このように、走査線曲がりの方向が各感光体ドラム上において揃うように、折り返しミラーの配備数を設定することで、「色ずれ」を低減することができる(請求項3)。
感光体ドラム16上の走査線曲がりは、第1走査レンズ15−1の成分と第2走査レンズ15−2の成分の加算として表されるため、少なくともいずれか一方の変動成分を小さくすれば、走査線曲がり全体の変動も小さくすることができる。ポリゴンスキャナ14bから走査レンズまでの距離(光学ハウジング23に沿った熱伝導の距離)が長くなるに従い、ポリゴンスキャナ14bの発熱の影響は小さくなり、その変動成分の発生量も低減できる。一般に、第1走査レンズ15−1とポリゴンスキャナ14bの間に折り返しミラーを配備することはないが、第1走査レンズ15−1と第2走査レンズ15−2の間には折り返しミラーが配備されることは多い。
ステーションY(光走査装置90Y5)においては、光学ハウジング部材内の熱伝導の観点からは、第2走査レンズ15−2Yは、熱源となるポリゴンスキャナ14bと第1走査レンズ15−1Yの間に設置されている。そのため、図10や図11の例では第2走査レンズ15−2Yはポリゴンスキャナ14bの発熱の影響をほとんど受けることはないが、図13の構成では問題となる恐れがある。
電子写真プロセスを利用して複数の感光体上に形成されたトナー像を記録媒体上に重ね合わせてカラー画像を出力するカラー画像形成装置の露光装置として、前述した本発明の光走査装置を適用することにより、「色ずれ」の少ない高品位な出力画像を得ることができる。
(2−1)金属製の光学ハウジングの場合のカラー画像形成装置
(実施例5)
図14を用いて、本発明の実施例5を説明する。
図14は、図1の光走査装置の内部に2つのステーションを備えたカラー画像(2色画像)形成装置の模式図である。本発明の説明に不要な現像装置、転写装置、定着装置等は図示していない。また、ここでは2色画像として、例えば、視覚感度の低いイエロー(Y)と視覚感度の高いブラック(K)の2色のトナーの画像を重ね合わせることを想定する(中間転写ベルト上及び/又は記録媒体上にて重ね合わせる)。
ここまでは、少なくともポリゴンミラーから第1走査レンズまでの光路において、2つのステーションが副走査方向に積み重ねられた構成(2段)について説明しているが、本発明ではそれを3段以上とする構成でも構わない。本実施例ではその構成例を説明する。
本図におけるポリゴンスキャナ14bは、ポリゴンモータ14aに3枚のポリゴンミラー14−1、14−2及び14−3を組みつけられた構成である。また、ポリゴンミラー14−1にて偏向反射されるレーザビームに対応するステーションをST1、ポリゴンミラー14−2にて偏向反射されるレーザビームに対応するステーションをST2、ポリゴンミラー14−3にて偏向反射されるレーザビームに対応するステーションをST3、と呼ぶことにする。
図17、図18は、実施例7のカラー画像形成装置を説明する4色画像形成装置の一部を示す。4色として、例えば、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)のトナーを重ね合わせることを想定する。
図19は、実施例8のカラー画像形成装置を説明する2色画像形成装置の一部を示す。
光学ハウジング23の材質が熱伝導率の高い金属であっても、第一走査レンズ15−1−1と光学ハウジング23との間に下記条件式を満足する「断熱部材」32を配備することで、光学ハウジング23の熱が第一走査レンズ15−1−1に伝導しにくくなるため、第一走査レンズ15−1−1のボス部近傍に温度分布が発生しにくくなる。
(ここで、断熱部材の厚さ:H[m]、断熱部材の熱伝導率:κ[W/(m・K)])
以上のところまでは、光学ハウジングの材質が熱伝導率の高い金属である場合について説明した。ここでは、光学ハウジングの材質が熱伝導率の低い樹脂である場合について説明する。
実施例9を説明する図20における構成部品は図14の構成部品と同じであるが、本図においては、光学ハウジング23の材質は樹脂である。そのため、ポリゴンスキャナ14b周囲には防音ガラス18及び側壁19が配備されているため、ポリゴンスキャナ14bから発生した熱はポリゴンミラー14−1及び14−2の回転に伴い気流と共に拡散することはなく、また、光学ハウジング23は低熱伝導性の材質であるため、光学ハウジング部材内の熱伝導により拡散する距離も、金属製光学ハウジングの場合と比較して、非常に小さい。
実施例10を説明する図22においては、図20の構成に対して、第一走査レンズ15−1−2の上方に「カバー部材」33を配備することで、光学ハウジング23内部の自然対流による気流(ポリゴンスキャナ14bの発熱により暖められた空気)が、直接、走査レンズ15−1−2に当たることを回避することができる。これにより、走査レンズ15−1−2内部の温度分布の発生を低減させることができる。
比較的熱膨張率の小さい材質(アルミ等)製の光学ハウジングに、相対的に熱膨張率の大きい樹脂製の走査レンズを収納する場合には、走査レンズをスプリング部材にて押圧固定することが望ましい。このような構成を採用することにより、光走査装置の温度が変化しても、走査レンズの自由膨張が阻害されることはないので、走査線曲がり変動の発生を抑制することが可能となる。
ポリゴンスキャナ14bでの発熱量が大きく、光学ハウジングが熱伝導率の高い金属製の場合には、その部材内を伝導して第一走査レンズに到達する熱が非常に多くなり、実施例5〜8にて示した対策では不十分となることもある。また、光学ハウジングが熱伝導率の低い樹脂製の場合には、光学ハウジング内部の自然対流の影響が、上層側の走査レンズだけではなく、下層側の走査レンズにも及ぶ恐れがある。
図25に、実施例13を説明する2色画像形成装置(カラー画像形成装置)の一部を示す。
本実施例の画像形成装置は、実施例5(図14)の構成において、第1走査レンズ15−1−1a及び15−1−2aの光学面(入射側及び/又は出射側)の副走査方向の曲率をゼロ(曲率半径を∞)とした構成である。
また、第1走査レンズ15−1−1a及び15−1−2aの入射面側及び出射面側両面の曲率をゼロとし、光学素子の屈折率をゼロとすればより効果的である。
図26は、図14におけるポリゴンミラー14−1から感光体ドラム16−1表面までの光路(ステーションST1側)を展開して示した平面図(上面図)である。また、第1走査レンズ15−1−1に備えられたボス(3ヶ所)の配備位置(3面図)を、図27に示す。
また、図28及び図29は、本実施例14に対する比較例の構成を示す。
実施例14(図26、図27)においては、第1走査レンズ15−1−1の主走査方向両側に設けられた2ヶ所のボスは、有効エリアの主走査方向外側に配備されている。一方、比較例(図28、図29)においては、第1走査レンズ15−1−1cの主走査方向両側に設けられた2ヶ所のボスは、有効エリアの主走査方向内側に配備されている。
・副走査方向の走査開始タイミングを調整する、
・感光体ドラムの回転位相を調整する、
・別途光路偏向素子を配備し、副走査方向に微小角度光路偏向する、
等により補正することにより、出力画像の「色ずれ」の発生を抑制できる。
図31に、実施例15を説明する2色画像形成装置(カラー画像形成装置)の構成を示す。
実施例5の場合(図14)とは異なり、1つの第1走査レンズ15−1−12(結像素子a)が、2つのステーションST1及びST2により共用されている。このような構成であれば、ポリゴンスキャナ14bにて発生した熱は、図中の矢印のように光学ハウジング部材内部を伝導して、取付面30を介して第1走査レンズ15−1−12に到達するが、第1走査レンズ15−1−12の内部においては連続的な温度分布を形成する。一方、実施例5の場合には、2段重ねとなっているため、第1走査レンズ下段15−1−1と上段15−1−2の間で、温度分布が断続的(不連続)になる。この現象の違いは、温度変化の過渡時に顕著に現れる。そのため、本実施例においては、2つのステーションST1、ST2間の走査線曲がり変動の偏差の発生量を低減することが可能となり、出力画像における「色ずれ」を低減することができる。
図32に、実施例16を説明する2色画像形成装置(カラー画像形成装置)の一部を示す。
実施例16(図32)の構成においては、第1走査レンズ15−1−12aの光学面(入射側及び出射側)の副走査方向の曲率をゼロ(曲率半径を∞)としたが、いずれか一方のみ曲率をゼロとしても構わない。本構成によれば、実施例15(図31)と実施例13(図25)の効果を同時に得ることができる。
図31の2色画像形成装置(カラー画像形成装置)において、第1走査レンズ15−1−12に備えられた3ヶ所のボスの配備位置として、主走査方向両側に設けられた2ヶ所のボスを、光走査に関する有効エリアの主走査方向外側に配備するとよい。これにより、実施例15のように、第1走査レンズ15−1−12上段側と下段側の走査線形状の偏差の発生量を低減すると共に、実施例14のように、画像領域における走査線形状変化の発生自体を低減することができる。
実施例13(図25)や実施例16(図32)の構成のように、熱源となるポリゴンスキャナ14bに光学的に最も近いレンズを、副走査方向の曲率がゼロである走査レンズ(15−1−1a,15−1−2a,15−1−12a)とすることが望ましい。例えば、図25(図14)においてポリゴンミラー14−1からの光ビームに対応する第1走査レンズ15−1−1aと第2走査レンズ15−2−1とからなる結像素子群Bのうち、第1走査レンズ15−1−1aをポリゴンスキャナ14bに光学的に最も近いレンズとする。なお、「光学的に最も近い」とは、レーザビームの光路に沿った距離が最も短いこと、を意味する。
図33は、実施例18の2色画像形成装置(カラー画像形成装置)の構成図である。また、図34にその比較例を示す。
まず図34に示す比較例の場合には、図中の矢印で示すように、ポリゴンスキャナ14bから発生した熱は光学ハウジング部材を熱伝導し、ポリゴンスキャナ14b取付面に対して裏面に組み付けられた第2走査レンズ15−2−2cに到達する。ポリゴンスキャナ14bから第2走査レンズ15−2−2cまでの距離D2は、ポリゴンスキャナ14bから第1走査レンズ15−1−12aまでの距離D1より短いため、第2走査レンズ15−2−2−2cの方がポリゴンスキャナ14bの発熱の影響を強く受ける。さらに、第1走査レンズ15−1−12aの副走査方向の曲率を(光学設計上)ゼロとし、第2走査レンズ15−2−2−2c側に副走査方向のパワーを集約したため、ポリゴンスキャナ14bの発熱の影響はさらに大きくなりやすくなる。
14a ポリゴンモータ
14b ポリゴンスキャナ
15 走査光学系
15−1,15−1M,15−1Y,15−1−1,15−1−2,15−1−3,15−1−1a,15−1−2a,15−1−12a,15−1−1c,15−1−2c,15−1−1−L,15−1−1−R,15−1−2−L,15−1−2−R 第1走査レンズ
15−2,15−2M,15−2Y,15−2−1,15−2−2,15−2−3,15−2−2c,15−2−1−L,15−2−1−R,15−2−2−L,15−2−2−R 第2走査レンズ
16,16M,16Y,16−1,16−2,16−3,16−1−L,16−2−L,16−1−R,16−2−R 感光体ドラム(被走査面)
18 防音ガラス
19 側壁
20M1,20Y1,20M2,20Y2,20M3,20Y3,20M4,20Y4,20M5,20Y5,90M1,90Y1,90M2,90Y2,90M3,90Y3,90M4,90Y4,90M5,90Y5 光走査装置
22 光源装置
23,23M1,23Y1,232,233,234,235,93M1,93Y1,93M2,93Y2,933,934,935 光学ハウジング
24 折り返しミラー
30 取付面
31 中間転写ベルト
32 断熱部材
33 カバー部材
34 ステー
35 スプリング部材
Claims (26)
- 複数の被走査面に対して、光ビームを出射する光源と、該光源を出射した光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器により偏向された光ビームを、光スポットとして被走査面上を走査する走査光学素子と、それらを収納するためのハウジング部材と、から構成される複数のステーションを備えた光走査装置において、
温度変化に伴う走査線曲がりの方向が、各被走査面間で揃うように、前記走査光学素子はハウジング部材に固定されてなることを特徴とする光走査装置。 - 複数の被走査面に対して、光ビームを出射する光源と、該光源を出射した光ビームを偏向する偏向器と、該偏向器により偏向された光ビームを、光スポットとして被走査面上を走査する走査光学素子と、それらを収納するためのハウジング部材と、から構成される複数のステーションを備えた光走査装置において、
前記走査光学素子の焦線の湾曲に伴う走査線曲がりの方向が、各被走査面間で揃うように、前記走査光学素子のハウジング部材への取付面を設定してなることを特徴とする光走査装置。 - 光ビームの光路を折り曲げるための折り返しミラーをさらに備え、走査線曲がりの方向が、各被走査面間で揃うように、折り返しミラーの配備数を設定してなることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
- 前記走査光学素子は、接着工法によりハウジング部材に接着固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
- 前記走査光学素子の主走査方向の長さをLとするとき、該走査光学素子の光軸から主走査方向に±L/4以内の領域内に、該走査光学素子の上面又は下面がハウジング部材と接している領域が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
- 前記走査光学素子は、ばね部材によりハウジング部材に押圧固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
- 前記走査光学素子は、2つ以上の樹脂製の光学素子レンズから構成され、前記偏向器から感光体までの光路に沿って、該偏向器に光学的に近い順で最も偏向器に近い位置に配備された光学素子レンズをレンズL1、ついでi番目に配備された光学素子レンズをレンズLi(i=2,3,4・・・)とするとき、前記偏向器からレンズL1までのハウジング部材に沿った物理的な距離(ハウジング部材内を熱伝導する距離)D1が、該偏向器から前記レンズLi間の距離Diよりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
- 前記ステーションの少なくとも一つは、他とは異なるハウジング部材に収納されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
- 複数の感光体上に静電潜像を形成するための露光装置を備え、該静電潜像を複数色のトナーにて顕像化したのち、記録媒体上に重ね合わせて多色画像を形成するカラー画像形成装置において、
前記露光装置として、請求項1〜8のいずれかに記載の光走査装置を適用したことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 露光手段により感光手段上に形成された静電潜像を、少なくとも2色のトナーにより顕像化し、記録媒体上に転写/定着して、カラー画像を出力するカラー画像形成装置において、
前記露光手段は、少なくとも複数の光源手段と、前記光源手段からの複数の光ビームを偏向する偏向器と、複数の結像素子からなり前記偏向器により偏向された複数の光ビームを複数の感光手段上に光走査する走査光学系とをハウジング部材の内部に収納した光走査装置であり、
前記複数の結像素子は、樹脂製の結像素子が各光ビームに対して少なくとも1つが対応するように副走査方向に重ねて配置されてなる結像素子群Aを含み、より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子群Aのうち、ハウジング内部の温度変動に伴なう感光手段上での走査線形状の変化が大きい結像素子を通るようにしてなることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記光走査装置を構成するハウジング部材の材質は樹脂製であって、前記偏向器の回転駆動に伴う発熱が、該偏向器の回転による気流によりハウジング内部に拡散することを防止するための遮蔽部材を、偏向器近傍に備え、
より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子群Aのうち、重力加速度の向きとは逆方向の上側に配備された結像素子を通るようにしてなることを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置。 - 前記光走査装置を構成するハウジング部材の材質は金属製であって、前記偏向器の回転駆動に伴う発熱が、該偏向器の回転による気流によりハウジング内部に拡散することを防止するための遮蔽部材を、偏向器近傍に備え、
より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子群Aのうち、ハウジング部材と接している結像素子を通るようにしてなることを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置。 - 前記ハウジング部材と前記結像素子群Aとの間に、下記条件式を満たす断熱部材を配備したことを特徴とする請求項12に記載のカラー画像形成装置。
条件式:H/κ>0.008
(ここで、断熱部材の厚さ:H[m]、断熱部材の熱伝導率:κ[W/(m・K)]) - 前記偏向器と感光手段の間に光ビームの光路を折り返すための折り返しミラーを少なくとも1枚配備し、
温度変化に伴う感光手段上の走査線形状の曲がりの方向が同じ特性になるように、折り返しミラーの配備数、及びハウジング部材に対する前記結像素子群Aの結像素子の取付面を設定したことを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置。 - 前記結像素子群Aのうち、最上段の結像素子の上面には、気流による熱伝達を抑制するためのカバー部材が配備されていることを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置。
- 前記結像素子群Aは、少なくとも副走査方向のばね力によりハウジング部材に押圧固定されることを特徴とする請求項10〜15のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
- 前記結像素子群Aをハウジング部材に押圧固定するばね力を発生するスプリング部材を、前記カバー部材に配備したことを特徴とする請求項15に記載のカラー画像形成装置。
- 前記結像素子群Aの結像素子は、入射面または射出面の少なくとも一方の副走査方向のパワー(屈折力)がゼロであることを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置。
- 前記結像素子群Aのうち、前記ハウジング部材と接している結像素子は、該ハウジング部材との当接部を主走査方向に複数有しており、前記当接部のうち少なくとも2ヶ所は、当該結像素子における前記光ビームが走査されて通過するエリア(有効エリア)よりも主走査方向に外側に配備されていることを特徴とする請求項10に記載のカラー画像形成装置。
- 前記走査光学系は、前記光ビームごとに複数の結像素子からなる結像素子群Bを有し、
前記結像素子群Aの結像素子は、前記結像素子群Bの中で前記偏向器に対して光学的に最も近い位置に配備されていることを特徴とする請求項18に記載のカラー画像形成装置。 - 前記結像素子群Bについて、前記偏向器から感光体までの光路に沿って、該偏向器に光学的に近い順で最も偏向器に近い位置に配備された光学素子レンズをレンズL1、ついでi番目に配備された光学素子レンズをレンズLi(i=2,3,4・・・)とするとき、前記偏向器からレンズL1までのハウジング部材に沿った物理的な距離(ハウジング部材内を熱伝導する距離)D1が、該偏向器から前記レンズLi間の距離Diよりも小さいことを特徴とする請求項20に記載のカラー画像形成装置。
- 露光手段により感光手段上に形成された静電潜像を、少なくとも2色のトナーにより顕像化し、記録媒体上に転写/定着して、カラー画像を出力するカラー画像形成装置において、
前記露光手段は、少なくとも複数の光源手段と、前記光源手段からの複数の光ビームを偏向する偏向器と、複数の結像素子からなり前記偏向器により偏向された複数の光ビームを複数の感光手段上に光走査する走査光学系とをハウジング部材の内部に収納した光走査装置であり、
前記複数の結像素子は、樹脂製であって異なる感光手段上に至る複数の光ビームにより共用される少なくとも1つの結像素子aを含み、
より視覚感度の低いトナー色に対応した光ビームが、前記結像素子aにおいて、ハウジング内部の温度変化に伴う感光手段上での走査線形状の変化が大きい位置を通るようにしてなることを特徴とするカラー画像形成装置。 - 前記結像素子aは、入射面または射出面の少なくとも一方の副走査方向のパワー(屈折力)がゼロであることを特徴とする請求項22に記載のカラー画像形成装置。
- 前記結像素子aは、ハウジング部材との当接部を主走査方向に複数有しており、前記当接部のうち少なくとも2ヶ所は、当該結像素子における前記光ビームが走査されて通過するエリア(有効エリア)よりも主走査方向に外側に配備されていることを特徴とする請求項22に記載のカラー画像形成装置。
- 前記走査光学系は、前記光ビームごとに複数の結像素子からなる結像素子群Bを有し、
前記結像素子aは、前記結像素子群Bの中で前記偏向器に対して光学的に最も近い位置に配備されていることを特徴とする請求項23に記載のカラー画像形成装置。 - 前記結像素子群Bについて、前記偏向器から感光体までの光路に沿って、該偏向器に光学的に近い順で最も偏向器に近い位置に配備された光学素子レンズをレンズL1、ついでi番目に配備された光学素子レンズをレンズLi(i=2,3,4・・・)とするとき、前記偏向器からレンズL1までのハウジング部材に沿った物理的な距離(ハウジング部材内を熱伝導する距離)D1が、該偏向器から前記レンズLi間の距離Diよりも小さいことを特徴とする請求項25に記載のカラー画像形成装置。
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