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JP2008073818A - 電子部品および複合電子部品 - Google Patents

電子部品および複合電子部品 Download PDF

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JP2008073818A JP2006257761A JP2006257761A JP2008073818A JP 2008073818 A JP2008073818 A JP 2008073818A JP 2006257761 A JP2006257761 A JP 2006257761A JP 2006257761 A JP2006257761 A JP 2006257761A JP 2008073818 A JP2008073818 A JP 2008073818A
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健一 上坂
Yoshihiro Koshido
義弘 越戸
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Abstract

【課題】MEMS素子とASICとの接合電極同士が1対1に対応しない場合でも両者を接続可能とし、ワイヤ−ボンディングによるMEMS素子の損傷の問題を回避しつつ、MEMS素子とASICを備えたより小型の電子部品・複合電子部品を構成する。
【解決手段】MEMS素子10に対して再配線層20を接合し、再配線層20の上面に接合電極26を形成し、再配線層20の上部にASIC30を実装する。再配線層20上の外部端子用パッド25にASIC30より高いバンプ27を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、MEMS素子とASICとを備え、MEMS素子とASICとを電気的・機械的に接続してなる電子部品およびそれを備えた複合電子部品に関するものである。
従来、電気的または機械的な力で動作する稼働部を備えるMEMS素子は、慣性計測や圧力検出、温度計測、マイクロ流体システム、光通信、無線通信等に向けた素子として開発されている。このようなMEMS素子はASICとともに用いることによって機能性の高い電子部品となる。このようなMEMS素子とASICとを備えた電子部品については特許文献1,2が示されている。
特許文献1には、MEMS素子の上面にASICを搭載するための凹部および接合電極を備え、その凹部にASICをバンプを介して接続するようにした構成が示されている。
また特許文献2には保護ケース内にMEMS素子とICチップとを積層状態で収容した構成が示されている。
特表2005−528235号公報 特開2005−169541号公報
ところがMEMS素子とASICとでは、元々要求される機能を実現するために必要な製造上のプロセスが異なり、それぞれに最適な設計および製造がなされている。そのため、MEMS素子・ASICそれぞれの小型化が進み、MEMS素子の接続電極とASICの接続電極とを1対1に対応させて接続することが困難になってきている。
ここでMEMSジャイロとその信号を扱うASICとのサイズおよび構成の違いの例を図1に示す。図1においてMEMS素子10の上面にはASICの外部端子(バンプ)を接合するための接合電極11が形成されている。また、このMEMS素子10上の上面には接合電極11の周囲を除くほぼ全面にグランド電極14が形成されている。一方、ASIC30には接続電極(電極パッド)32が形成されている。
このようにMEMS素子上の接合電極11は、その周囲がグランド電極14で囲まれているので、接合電極11をMEMS素子上に最小化して設けるとしても、各接合電極11がグランド電極14で囲まれている分、配列ピッチの縮小化には限界が生じ、小型化されたASIC30に設けられている接合電極32の電極間隔より広くなってしまう。そのため、MEMS素子とASICのそれぞれの小型化の進展に伴い、MEMS素子10の接合電極11とASIC30の接合電極32とを1対1に対応させて接続することが困難になってきている。
また、ワイヤ−ボンディングによってMEMS素子10とASIC30とを電気的に接続する構造も考えられるが、MEMS素子10がMEMSジャイロである場合、MEMS素子10とASIC30との電気的接続を図るために超音波を用いてワイヤ−ボンディングを行うと、超音波振動によりMEMSジャイロに内蔵されている櫛歯状電極同士が接触したり、櫛歯状電極が破壊したりするため、実質的にワイヤ−ボンディングを行うことができなかった。
そこで、この発明の目的は、MEMS素子とASICの接合電極同士が1対1に対応しない場合でも両者を接続可能とし、ワイヤ−ボンディングによるMEMS素子の損傷の問題を回避しつつ、MEMS素子とASICを備えたより小型の電子部品およびそれを備えた複合電子部品を提供することにある。
(1)この発明の電子部品は、MEMS素子とASICとを備え、MEMS素子とASICとを電気的・機械的に接続した構造をなし、MEMS素子およびASICのそれぞれは、全体に矩形の板状をなし、一方の主面に接合電極を備え、MEMS素子の接合電極に接合される接合電極を第1面に備え、ASICの接合電極に接続される接合電極を第1面とは反対の第2面に備え、第1面の接合電極と第2面の接合電極との間を導通させる配線を備えた再配線層を有し、MEMS素子とASICとの間に再配線層を介在させた構造を特徴とするものである。
(2)前記ASICの実装領域は前記再配線層の領域より狭く、再配線層に対するASICの実装領域外の再配線層の第2面にASICの実装高さより高い複数のバンプを備え、これらのバンプの少なくとも幾つかは再配線層の第1面または第2面の接合電極と電気的に導通している。
(3)また、例えば前記再配線層の第2面にキャビティを形成し、そのキャビティの底面にASICを実装する。
(4)また、前記キャビティの周縁部に、前記再配線層の第1面または第2面に備えた接合電極に導通する接合電極を有し、キャビティを覆う蓋を備え、該蓋の外面に、キャビティ周縁部の接合電極に導通するバンプを設ける。
(5)また、前記蓋の内面に、前記再配線層の第1面または第2面に備えた接合電極に導通する薄膜受動素子を形成する。
(6)また、前記蓋の外面に、当該蓋よりヤング率の小さな応力緩和層を設ける。
(7)また、前記ASICは樹脂により封止され、該樹脂に前記再配線層の第1面または第2面の接合電極と電気的に導通するビアを備え、該ビアにバンプを設ける。
(8)また、前記樹脂は前記バンプおよび前記ビアに比べてヤング率が小さいものとする。
(9)また、前記再配線層に、前記第1面または第2面の接合電極に導通する薄膜受動素子を形成する。
(10)この発明の複合電子部品は、前記電子部品を、前記MEMS素子を実装面として基板に実装し、前記再配線層の第2面にワイヤーボンディング用パッドを形成し、該ワイヤーボンディング用パッドと基板上の電極との間をワイヤーボンディングして構成したことを特徴とするものである。
(11)また、この発明の複合電子部品は、前記電子部品を、前記バンプを介して基板に実装し、該基板に前記電子部品を覆う金属キャップを取り付けたものである。
(12)また、この発明の複合電子部品は、前記電子部品を、前記バンプを介して基板に実装し、該基板上で前記電子部品全体を樹脂封止したものである。
(13)前記基板には、前記電子部品と電気的に導通する実装電極を形成するとともに、該実装電極に受動素子を実装してもよい。
(14)前記基板の内部には、前記電子部品と電気的に導通する導体膜からなる受動素子を形成してもよい。
(1)MEMS素子とASICとの間に再配線層を介在させて積層したことにより、MEMS素子の接合電極とASICの接合電極とを1対1に対応させて接続できるようになる。またMEMS素子の接合電極に対してワイヤ−ボンディングを行う必要がないので、MEMS素子が例えばMEMSジャイロのように超音波振動によって悪影響を受ける素子である場合でもASICとの電気的接続が可能となる。
(2)特に、再配線層に対するASICの実装領域外にASICの実装高さより高いバンプを備えることによって、これらのバンプの形成およびバンプを介しての実装基板への電子部品の実装が容易となる。
(3)また再配線層にキャビティを形成し、その底面にASICを実装することによってASICの実装高さに対するバンプの高さを容易に稼ぐことができる。
(4)また、前記キャビティを覆う蓋を備え、その蓋の外面に再配線層の接合電極に導通するバンプを設けることによって、それ以外の特別な樹脂モールドや金属キャップ等を用いることなくASICの耐環境性を高めた小型の電子部品が得られる。
(5)前記蓋の内面に薄膜受動素子を形成することにより、限られた空間内に必要な回路を構成することができ、全体に小型化できる。
(6)また、前記蓋の外面に応力緩和層を設けることによって外部からの衝撃および応力が緩和されて信頼性が向上する。
(7)前記ASICを樹脂により封止し、その封止樹脂にビアおよびバンプを設けることによって外部からの衝撃・応力を緩和することができ、且つ湿度に対する信頼性が向上する。
(8)上記封止樹脂をバンプおよびビアに比べてヤング率の小さなものとすることにより応力緩和効果が向上する。
(9)再配線層に薄膜受動素子を形成することにより、チップ状の受動素子を設ける場合に比べて小型化できる。
(10)中間に再配線層を介在させてMEMS素子とASICとを積層してなる電子部品を基板に実装し、再配線層のワイヤ−ボンディング用パッドと基板上の電極との間をワイヤ−ボンディングすることによって、基板を介して電子機器の回路基板上に実装することになり、外部からの衝撃・応力がより緩和できる。
(11)前記バンプを設けた電子部品をそのバンプを介して基板に実装し、基板に金属キャップを取り付けることにより、ワイヤ−ボンディングを用いる場合より小型化でき、ワイヤ−ボンディングのできないMEMS素子でも実装可能となる。
(12)上記金属キャップに代えて樹脂封止を行っても同様である。
(13)上記基板に電子部品とともに受動素子を実装することにより、受動素子の要する小型の複合電子部品が構成できる。
(14)上記基板の内部に受動素子を形成することにより回路基板への実装面積が削減できる。
《第1の実施形態》
図2は第1の実施形態に係る電子部品の製造工程における各段階での断面図である。また図3はその電子部品の全体の外観斜視図である。
この電子部品の製造工程を図2中の記号に合わせて順に説明する。
(a)MEMS素子10上に接合用の電極11を形成する。この接合電極11は例えば蒸着およびリフトオフによりパターニングする。この接合電極11の膜構成は例えばCu,Sn,Au,Tiおよびそれらの組み合わせとする。なお、MEMS素子10内部の構造は図示していない。
(b)Siまたはガラスからなる再配線層20の第1面にMEMS素子との接合用の電極21を形成する。この接合電極21は例えば蒸着およびリフトオフによりパターニングする。この接合電極の膜構成は例えばCu,Sn,Au,Tiおよびそれらの組み合わせとする。再配線層20には例えばSiやガラス等を用いる。
(c)MEMS素子10と再配線層20に形成した接合電極同士が一致するようにアライメントし加熱・加圧により接合する。なお、接合後、再配線層20を研磨などにより所望の厚さまで薄化してもよい。
(d)再配線層20の第2面の所定位置に接合電極21に達するビアホール22を形成する。再配線層20がSiであればRIE(反応性イオンエッチング)、ガラスであればレーザ加工またはサンドブラスト法等により形成する。
(e)再配線層20のビアホール22に対してCuのメッキにより導電性材料を充填してビア23を形成する。図2ではビアホール22に導電性材料を完全に充填した例を示したが、ビア23は次の工程で形成される配線24と導通するように形成されていればよく、導電性材料をビアホール22内を完全に充填することなく半分程度充填するようにしてもよい。
(f)再配線層20の上面に配線24を形成する。
(g)再配線層20の配線24上に外部端子用のパッド25を形成する。
(h)再配線層20の配線24上に接合用の電極26を形成する。この接合電極26は例えば蒸着およびリフトオフによりパターニングする。この接合電極26の膜構成は例えばCu,Sn,Au,Tiおよびそれらの組み合わせとする。
(i)ASIC30の片面に形成された配線31上に、MEMS素子に接合された再配線層20との接合用電極32を形成する。この接合電極32は例えば蒸着およびリフトオフによりパターニングする。この接合電極32の膜構成は例えばCu,Sn,Au,Tiおよびそれらの組み合わせとする。
(j)MEMS素子10と接合された再配線層20と、ASIC30に形成された接合電極とが一致するようにアライメントし、加熱・加圧により接合する。また、この時、図3に示すように再配線層20の上にチップコンデンサ等の受動素子61を実装してもよい。さらには再配線層20内に薄膜受動素子を形成してもよい。
(k)再配線層20上の外部端子用パッド25にASIC30より高いバンプ27を形成する。
以上のようにしてMEMS素子10とASIC30との間に再配線層20を介在させた電子部品100を構成する。この電子部品100を回路基板上に実装する際には、再配線層20に設けたバンプ27を介して実装する。
このような構成により、MEMS素子10にワイヤ−ボンディングを行う必要がないのでワイヤ−ボンディングのできない、例えばMEMSジャイロ等にも適用できる。
《第2の実施形態》
図4は第2の実施形態に係る電子部品の製造工程における各段階での断面図である。
この電子部品の製造工程を図4中の記号に合わせて順に説明する。
(a)MEMS素子10上に接合用の電極11を形成する。
(b)再配線層20の第1面にMEMS素子との接合用の電極21を形成する。
(c)MEMS素子10と再配線層20に形成した接合電極同士が一致するようにアライメントし加熱・加圧により接合する。
上記工程(a)〜(c)の詳細は図2に示した工程(a)〜(c)と同様である。但し、この第2の実施形態では再配線層20の厚みが図2に示したものに比べて厚い。
(d)再配線層20の第2面にキャビティ28を形成する。再配線層20がSiなら異方性エッチングやRIEにより形成し、ガラスであればサンドブラスト等により形成する。
(e)再配線層20のキャビティ内にビアホール22を形成する。
(f)再配線層20のビアホール22に対してCuのメッキにより導電性材料を充填してビア23を形成する。
(g)再配線層20の上面に配線24を形成する。また、再配線層20の配線上に外部端子用のパッド25を形成する。
(h)再配線層20の配線24上に接合用の電極26を形成する。
(i)ASIC30の片面に形成された配線31上に、MEMS素子に接合された再配線層20との接合用電極32を形成する。
(j)MEMS素子10と接合された再配線層20と、ASIC30に形成された接合電極とが一致するようにアライメントし、加熱・加圧により接合する。
(k)再配線層20上の外部端子用パッド25にバンプ27を形成する。
上記工程(e)〜(k)の詳細は図2に示した工程(d)〜(k)と同様である。
以上に示した第2の実施形態によれば、第1の実施形態で述べた効果以外に、次のような効果を奏する。
(1)ASIC30を再配線層20のキャビティ内に実装することによりASIC30への衝撃が吸収され信頼性が向上する。
(2)ASICを搭載するためのキャビティをMEMS素子10の片面に形成するわけではないのでMEMS素子の機械的強度の劣化が生じない。
《第3の実施形態》
図5は第3の実施形態に係る電子部品の製造工程における各段階での断面図である。また図6は完成した電子部品の断面図である。
この電子部品の製造工程を、図5中の記号に合わせて順に説明する。この電子部品の製造工程の途中までは第2の実施形態で示したものと同様であるので、図5ではその同一工程を省略して途中から示している。
(a)MEMS素子10に再配線層20を接合し、再配線層20に形成したキャビティ内にASIC30を実装した状態である。この状態は図4の(j)と同様である。
(b)再配線層20のキャビティの外側に接合電極29を形成する。この接合電極29は例えば蒸着およびリフトオフによりパターニングする。この接合電極29の膜構成は例えばCu,Sn,Au,Tiおよびそれらの組み合わせとする。
(c)蓋基板40に接合電極45を形成する。この接合電極45も、例えば蒸着およびリフトオフによりパターニングする。また接合電極45の膜構成は例えばCu,Sn,Au,Tiおよびそれらの組み合わせとする。この工程で蓋基板40の裏面に接合電極45に導通する薄膜キャパシタを形成してもよい。
(d)MEMS素子10と接合した再配線層20に対して蓋基板40を加熱・加圧により接合する。
(e)蓋基板40にビアホール41を形成する。蓋基板がSiであればRIE、ガラスであればレーザやサンドブラスト法等により形成する。
(f)蓋基板40のビアホール41に導電性材料(例えばCuやNi)をメッキすることにより充填しビア46を形成する。
また、ビア46の最表層にはAu等の酸化防止膜を形成してもよい。また、蓋基板40の表面に応力緩和層としての樹脂膜42を形成してもよい。この樹脂膜42は蓋基板40よりヤング率が小さいものとする。
(g)蓋基板40に形成したビア46に外部端子としてのバンプ43を形成する。
上記蓋基板40の内面または内層に薄膜導体と薄膜誘電体層からなるキャパシタなどの薄膜受動素子を形成してもよい。
このようにして図6に示すような電子部品101を構成する。図6に示す例では、蓋基板40の内面に、接合電極45に導通する2つの薄膜導体と、この2つの薄膜導体で挟まれる薄膜誘電体層とでキャパシタとして作用する薄膜受動素子44を形成している。
《第4の実施形態》
図7は第4の実施形態に係る電子部品の製造工程における各段階での断面図、図8は完成した電子部品の斜視図である。
この電子部品の製造工程を、図7中の記号に合わせて順に説明する。この電子部品の製造工程の途中までは第1の実施形態で示したものと同様であるので、図7ではその同一工程を省略して途中から示している。
(a)MEMS素子10に再配線層20を接合し、再配線層20上にASIC30を実装した状態である。この状態は図2の(j)と同様である。
(b)再配線層20の上部に実装したASIC30の周囲をエポキシ樹脂50で封止する。このエポキシ樹脂50は後に述べるバンプ53およびビア52に比べてヤング率が小さい。
(c)樹脂50に例えばレーザやリソグラフィによりビアホール51を形成する。
(d)上記ビアホール51内に導電性材料(例えばCuやNi)をメッキすることにより充填しビア52を形成する。このビア52の最表層にはAu等の酸化防止膜を形成してもよい。
(e)ビア52の最表層に外部端子としてのバンプ53を形成する。
これにより図8に示すような電子部品102を構成する。但し図8では樹脂50内の構成を示すために、樹脂部分を仮想的に分離して表している。
《第5の実施形態》
図9は第5の実施形態に係る複合電子部品の製造時の各工程での断面図である。また図10は完成した複合電子部品の斜視図である。
この電子部品の製造工程を、図9中の記号に合わせて順に説明する。
(a)第1の実施形態として示した図2の(j)の段階での電子部品(図2のバンプ27を形成する前の状態)である。
(b)このように再配線層20を介してMEMS素子10にASIC30を積層した電子部品を、例えばダイボンダで基板(プリント基板)70の上に実装する。この時、図10に示すように基板70の上にチップコンデンサ等の受動素子62を実装してもよい。また、基板70の内部に導体膜の形成等によって受動素子を作りこんでもよい。
(c)再配線層20の電極と基板70上の電極との間をワイヤ−63でワイヤ−ボンディングする。この時、再配線層20が超音波振動を吸収して(再配線層20が超音波振動の緩衝層として作用し)、MEMS素子10には超音波振動が加わらないのでMEMS素子が例えばMEMSジャイロであっても問題は生じない。
(d)基板70の上部を金属キャップ81で覆う。また、この金属キャップ81に代えて樹脂で封止(樹脂モールド)してもよい。
このようにして図10に示すような複合電子部品110を構成する。なお、基板70の下面には電子機器の回路基板に実装するための電極を形成していて、回路基板に対して表面実装する。
《第6の実施形態》
図11は第6の実施形態に係る複合電子部品の斜視図である。但しその内部を透視した状態で示している。図11において電子部品102は第4の実施形態として図8に示したものと同様の電子部品である。これを基板(プリント基板)70上に実装(マウント)する。また基板70の上にはチップコンデンサ等の受動素子62を実装してもよい。基板70の上は金属キャップで覆うか樹脂80で封止する。
このようにして電子部品102と基板70とを含む複合電子部品111を構成する。
次に、MEMS素子とASICとを再配線層を介して積層した構造のその他の構成例について図12〜図14を参照して説明する。
図12に示す例では、先ずMEMS素子10、再配線層20およびASIC30をそれぞれウエハーレベルで積層し、加熱・加圧によって層間を接合し、ウエハー状態のMEMS素子10側からビアホールを形成し、そのビアホール内に導電性材料を充填することのよってビア90を形成する。その後、ウエハー状態のMEMS素子の図における下面側に樹脂膜12を形成し、バンプ13を形成する部分を開口し、その開口部にバンプ13を形成する。
その後、ビア90の中心線を通る位置でウエハーを切断・ブレイクすることによって単体の電子部品を得る。このことによって電子部品の側面にビア90が設けられた構成となり、これらのビア90がMEMS素子10とASIC30との間で電気的接続を行う。
再配線層20の内部には薄膜導体層による受動素子を作りこんでもよい。
図13に示す例では、MEMS素子10と再配線層20とをウエハーレベルで積層し、再配線層20の上に個別のASIC30を実装する。この時、再配線層20の上に受動素子61を実装してもよい。この再配線層20の上部にはASIC30および受動素子61を樹脂80で封止する。その後、MEMS素子10と再配線層20との積層状態のウエハーを切断・ブレイクする。
図14に示す例は、図12で示した電子部品とともに受動素子62を基板70の上に実装して樹脂80でモールドしたものである。
このような構成によりMEMS素子10およびASIC30に対する衝撃・応力が緩和できる。
それぞれ小型化されたMEMS素子およびASICの構造を示す図である。 第1の実施形態に係る電子部品の製造時の各工程での断面図である。 同電子部品の斜視図である。 第2の実施形態に係る電子部品の製造時の各工程での断面図である。 第3の実施形態に係る電子部品の製造時の各工程での断面図である。 同電子部品の断面図である。 第4の実施形態に係る電子部品の製造時の各工程での断面図である。 同電子部品の斜視図である。 第5の実施形態に係る複合電子部品の製造時の各工程での断面図である。 同複合電子部品の斜視図である。 第6の実施形態に係る複合電子部品の斜視図である。 他の複合電子部品の斜視図である。 他の複合電子部品の斜視図である。 他の複合電子部品の斜視図である。
符号の説明
10−MEMS素子
11−接合電極
12−応力緩和層
13−バンプ
14−グランド電極
20−再配線層
21−接合電極
22−ビアホール
23−ビア
24−配線
25−外部端子用パッド
26−接合電極
27−バンプ
28−キャビティ
29−接合電極
30−ASIC
31−配線
32−接合電極
40−蓋基板
41−ビアホール
42−応力緩和層
43−バンプ
44−薄膜受動素子
45−接合電極
46−ビア
50−樹脂
51−ビアホール
52−ビア
53−バンプ
61,62−受動素子
63−ワイヤ
70−基板
80−樹脂
81−金属キャップ
90−ビア
100,101,102−電子部品
110,111−複合電子部品

Claims (14)

  1. MEMS素子とASICとを備え、前記MEMS素子と前記ASICとを電気的・機械的に接続してなる電子部品において、
    前記MEMS素子および前記ASICのそれぞれは、全体に矩形の板状をなし、一方の主面に接合電極を備え、
    前記MEMS素子の接合電極に接合される接合電極を第1面に備え、前記ASICの接合電極に接続される接合電極を第1面とは反対の第2面に備え、第1面の接合電極と第2面の接合電極との間を導通させる配線を備えた再配線層を有し、
    前記MEMS素子と前記ASICとの間に前記再配線層を介在させた電子部品。
  2. 前記ASICの実装領域は前記再配線層の領域より狭く、前記再配線層に対する前記ASICの実装領域外の前記再配線層の第2面に、前記ASICの実装高さより高い複数のバンプを備え、これらのバンプの少なくとも幾つかは前記再配線層の第1面または第2面の接合電極と電気的に導通している、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記再配線層の前記第2面にキャビティを形成し、該キャビティの底面に前記ASICを実装してなる請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記キャビティの周縁部に、前記再配線層の第1面または第2面に備えた接合電極に導通する接合電極を有し、前記キャビティを覆う蓋を備え、該蓋の外面に、前記キャビティ周縁部の接合電極に導通するバンプを設けた請求項3に記載の電子部品。
  5. 前記蓋の内面に、前記再配線層の第1面または第2面に備えた接合電極に導通する薄膜受動素子を形成した請求項4に記載の電子部品。
  6. 前記蓋の外面に、当該蓋よりヤング率の小さな応力緩和層を設けた請求項4または5に記載の電子部品。
  7. 前記ASICは樹脂により封止され、該樹脂に前記再配線層の第1面または第2面の接合電極と電気的に導通するビアを備え、該ビアにバンプを設けた請求項1に記載の電子部品。
  8. 前記樹脂は前記バンプおよび前記ビアに比べてヤング率が小さい請求項7に記載の電子部品。
  9. 前記再配線層に、前記第1面または第2面の接合電極に導通する薄膜受動素子を形成した請求項1〜8のうちいずれか1項に記載の電子部品。
  10. 請求項1に記載の電子部品を、前記MEMS素子を実装面として基板に実装し、前記再配線層の第2面にワイヤーボンディング用パッドを形成し、該ワイヤーボンディング用パッドと前記基板上の電極との間をワイヤーボンディングしてなる複合電子部品。
  11. 請求項2〜9のうちいずれか1項に記載の電子部品を、前記バンプを介して基板に実装し、該基板に前記電子部品を覆う金属キャップを取り付けてなる複合電子部品。
  12. 請求項2〜9のうちいずれか1項に記載の電子部品を、前記バンプを介して基板に実装し、該基板上で前記電子部品全体を樹脂封止してなる複合電子部品。
  13. 前記基板に、前記電子部品と電気的に導通する実装電極を形成するとともに、該実装電極に受動素子を実装した請求項10〜12のうちいずれか1項に記載の複合電子部品。
  14. 前記基板の内部に、前記電子部品と電気的に導通する導体膜からなる受動素子を形成した請求項10〜13のうちいずれか1項に記載の複合電子部品。
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