JP2008043884A - メタノール水蒸気改質用触媒 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリカ担体に銅粒子を担持してなるメタノール改質触媒であって、銅粒子の含有量が、20〜60重量%であるメタノール改質触媒。
【選択図】なし
Description
武石薫ら、"銅系触媒によるメタノールの水蒸気改質"、日本化学会第79春季年会講演番号2J202、2001年3月
1. シリカ担体に銅粒子を担持してなるメタノール水蒸気改質用触媒であって、銅粒子の含有量が、20〜60重量%であるメタノール水蒸気改質用触媒。
2. 銅粒子の含有量が、30〜50重量%である、上記項1に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
3. さらに亜鉛を含有するメタノール水蒸気改質用触媒であって、銅粒子の含有量が、20〜50重量%である上記項1に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
4. 銅粒子の含有量が、25〜45重量%である、上記項3に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
5. 亜鉛の含有量が、銅粒子100重量部に対して、60重量部以下である上記項3又は4に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
6. ゾルゲル法により製造してなる上記項1〜5のいずれかに記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
7. 珪素のアルコキシドを用いてゾルゲル法により製造することを特徴とする上記項1〜6のいずれかに記載のメタノール水蒸気改質用触媒の製造方法。
8. 上記項1〜7のいずれかに記載の触媒の存在下にメタノールを水蒸気改質することを特徴とする水素の製造方法。
本発明のメタノール水蒸気改質用触媒は、シリカ担体に銅粒子を担持してなる触媒であって、銅粒子の含有量が、20〜60重量%である。
本発明のメタノール改質触媒は、珪素のアルコキシドを用いてゾルゲル法により製造することが好ましい。ゾルゲル法により製造することにより、銅粒子をシリカ担体中に均一に分散させることができる。その結果、後述する還元処理において、銅粒子のシンタリングを効果的に防止できる。また、亜鉛を添加した場合、銅粒子及び/又はシリカ上に亜鉛を高分散化させる効果も得られる。特に、ゾルゲル法により製造することにより、亜鉛を有効に銅粒子と相互作用させることができる。
本発明の水素の製造方法は、前記触媒の存在下にメタノールを水蒸気改質することを特徴とする。
メタノール改質触媒の製造
硝酸銅、テトラメトキシシラン、水及びメタノールをモル比で0.63:1.0:5.4:2.0となるよう混合し、その混合物を室温(25℃)下で攪拌することにより均一な溶液(ゾル)を調製した。
還元後、続けて、反応器にメタノール、水蒸気及びアルゴンからなる混
合ガス(容積比 メタノール:水蒸気:アルゴン=1:1.5:1)を空間速度21000ml/g・hの条件下、250℃で供給することによりメタノールを選択的に水素及び二酸化炭素に変換した。供給開始から6時間経過後におけるメタノール転化率は49%であった。なお、一酸化炭素は検出されなかった。すなわち、一酸化炭素の選択率は、0.06%以下であることがわかる。
メタノール改質触媒の製造
硝酸銅、硝酸亜鉛、テトラメトキシシラン、水及びメタノールをモル比で0.43:0.058:1.0:4.8:1.8となるよう混合する以外は実施例1と同様の方法により、砕片状の触媒前駆体を得た。
還元後、続けて、反応器にメタノール、水蒸気及びアルゴンからなる混合ガス(容積比 メタノール:水蒸気:アルゴン=1:1.5:1)を空間速度21000ml/g・hの条件下、250℃で供給することによりメタノールを選択的に水素及び二酸化炭素に変換した。供給開始から6時間経過後におけるメタノール転化率は50%であり、一酸化炭素の選択率は0.1%であった。
メタノール改質触媒の製造
硝酸銅、硝酸亜鉛、テトラメトキシシラン、水及びメタノールをモル比で0.49:0.13:1.0:0.13:5.6:2.0となるよう混合する以外は実施例1と同様の方法により、砕片状の触媒前駆体を得た。
還元後、続けて、反応器にメタノール、水蒸気及びアルゴンからなる混
合ガス(容積比 メタノール:水蒸気:アルゴン=1:1.5:1)を空間速度21000ml/g・hの条件下、250℃で供給することによりメタノールを選択的に水素及び二酸化炭素に変換した。供給開始から6時間経過後におけるメタノール転化率は42%であり、一酸化炭素の選択率は0.08%であった。
市販の銅−亜鉛−アルミナ系メタノール改質触媒(重量比 銅:亜鉛:アルミナ=1.0:1.1:0.3)を固定床流通式反応装置の反応器に充填した後、250℃で1時間反応器に水素(水素濃度15%、アルゴン希釈)を流すことにより還元した。
硝酸銅、テトラメトキシシラン、水及びメタノールをモル比で0.10:1.0:2.6:1.3となるよう混合する以外は実施例1と同様の方法により、触媒前駆体を得た。得られた触媒前駆体中の銅粒子の含有量は10重量%であった。
メタノール改質触媒の製造
硝酸銅、硝酸亜鉛、テトラメトキシシラン、水及びメタノールをモル比で0.67:0.056:1.0:5.3:2.0となるよう混合する以外は実施例1と同様の方法により、触媒を製造した。
還元後、続けて、反応器にメタノール、水蒸気及びアルゴンからなる混
合ガス(容積比 メタノール:水蒸気:アルゴン=1:1.5:1)を空間速度21000ml/g・hの条件下、300℃で供給することによりメタノールを選択的に水素及び二酸化炭素に変換した。供給開始から6時間経過後におけるメタノール転化率は66%であり、一酸化炭素の選択率は0.6%であった。
市販の銅−亜鉛−アルミナ系メタノール改質触媒(重量比 銅:亜鉛:アルミナ=1.0:1.1:0.3)を固定床流通式反応装置の反応器に充填した後、300℃で1時間反応器に水素(水素濃度15%、アルゴン希釈)を流すことにより還元した。
メタノール改質触媒の製造
実施例1で得られた砕片状の触媒前駆体を、固定床流通式反応装置の反応器に充填した後、250℃で1時間反応器に水素(水素濃度15%、アルゴン希釈)を流すことにより前記触媒前駆体中の酸化銅を銅粒子に還元した。
還元後、続けて、反応器にメタノール、水蒸気、酸素及びアルゴンから
なる混合ガス(容積比 メタノール:水蒸気:酸素:アルゴン=1:1.5:0.14:1)を空間速度22000ml/g・hの条件下、250℃で供給することによりメタノールを選択的に水素及び二酸化炭素に変換した。供給開始から6時間経過後におけるメタノール転化率は86%であり、一酸化炭素の選択率は0.7%であった。
市販の銅−亜鉛−アルミナ系メタノール改質触媒(重量比 銅:亜鉛:アルミナ=1.0:1.1:0.3)を固定床流通式反応装置の反応器に充填した後、250℃で1時間反応器に水素(水素濃度15%、アルゴン希釈)を流すことにより還元した。
Claims (8)
- シリカ担体に銅粒子を担持してなるメタノール水蒸気改質用触媒であって、銅粒子の含有量が、20〜60重量%であるメタノール水蒸気改質用触媒。
- 銅粒子の含有量が、30〜50重量%である、請求項1に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
- さらに亜鉛を含有するメタノール水蒸気改質用触媒であって、銅粒子の含有量が、20〜50重量%である請求項1に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
- 銅粒子の含有量が、25〜45重量%である、請求項3に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
- 亜鉛の含有量が、銅粒子100重量部に対して、60重量部以下である請求項3又は4に記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
- ゾルゲル法により製造してなる請求項1〜5のいずれかに記載のメタノール水蒸気改質用触媒。
- 珪素のアルコキシドを用いてゾルゲル法により製造することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のメタノール水蒸気改質用触媒の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の触媒の存在下にメタノールを水蒸気改質することを特徴とする水素の製造方法。
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