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JP2007512323A5 - - Google Patents

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JP2007512323A5
JP2007512323A5 JP2006541084A JP2006541084A JP2007512323A5 JP 2007512323 A5 JP2007512323 A5 JP 2007512323A5 JP 2006541084 A JP2006541084 A JP 2006541084A JP 2006541084 A JP2006541084 A JP 2006541084A JP 2007512323 A5 JP2007512323 A5 JP 2007512323A5
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Description

13およびR14は、それぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルを表す;また、
15およびR16は、それぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルを表すか、またはR15およびR16は、それらが結合する窒素原子と共に4員ないし7員の飽和へテロ環状環を形成し、該環は所望によりヒドロキシルから選択される少なくとも1個の置換基で置換され得る
合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物が提供される。
(c) tが少なくとも1であり、基Rが−NHSO14を表す場合、式(VI):
Figure 2007512323
(式中、t'は0、1、2、3または4であり、R3'は式(I)のRで定義したとおりであるが、−NHSO14以外である;また、m、R、n、R、q、X、Y、Z、R、R、R、RおよびRは式(I)に定義したとおりである)
で示される化合物と、式(VII):
Figure 2007512323
(式中、Lは脱離基(例えば、塩素などのハロゲン原子)を表し、R14は式(I)に定義したとおりである)
で示される化合物とを、適当な塩基(例えば、ピリジン)の存在下に反応させること;
(d) tが少なくとも1であり、基Rが−CH−R 17 (式中、R 17 は2個の窒素原子を含む5員ないし7員の飽和へテロ環状環であり、該環は2個のオキソ基によって置換されている)を表す場合、式(VIII):
Figure 2007512323
(式中、t'は0、1、2、3または4であり、R3'は式(I)のRで定義したとおりであるが、−CH −R 17 以外である;また、m、R、n、R、q、X、Y、Z、R、R、R、RおよびRは式(I)に定義したとおりである)
で示される化合物とアルキル グリシネート(例えば、エチル グリシネート)とを還元剤(例えば、NaCNBH)の存在下に反応させ、次いで、イソシアン酸金属塩と反応させること;
そして、所望により、(a)、(b)、(c)または(d)の後に、医薬的に許容し得る塩または溶媒和物を形成させること;
を含む方法を提供する。
(7) 癌、特に、非小細胞肺癌(NSCLC)および扁平上皮癌;
(8) 血管新生がケモカインレベルの上昇と関連する疾患;および
(9) 嚢胞性線維症、卒中、心臓、脳、末梢四肢における再灌流障害、および敗血症。
従って、本発明は、治療に使用するための、本明細書にてすでに定義した式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得その塩もしくは溶媒和物を提供する。
本発明はまた、本明細書にてすでに定義した式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物を、医薬的に許容し得るアジュバント、希釈剤または担体と組合わせて含有してなる医薬組成物をも提供する。
本発明はさらに、本明細書にてすでに定義した式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物を、医薬的に許容し得るアジュバント、希釈剤または担体と混合することを含む本発明医薬組成物の製造法をも提供する。

Claims (19)

  1. 式(I):
    Figure 2007512323
    [式中、
    mは0、1、2、3または4である;
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシまたはスルホンアミドである;
    Xは、結合、−CH−または−O−を表し、Yは、結合、−CH−または−O−を表し、またZは、結合、−O−、−NH−または−CH−を表す;ただし、いずれの時点でもX、YおよびZの一つのみが結合を表すことができる;ただし、XおよびYが共に同時に−O−を表すことはない;
    nは0、1または2である;
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、C−CアルキルまたはC−Cハロアルキルを表す;
    qは0または1である;
    tは0、1、2、3、4または5である;
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−C(O)H、−NR10、−CHC(O)NR1112、−CHNHC(O)R13、−NHSO14、−SONR1516、−CH−R17、C−Cアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、C−Cシクロアルキルであるか、またはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、フェニルおよび飽和もしくは不飽和の5員ないし10員のヘテロ環状環系(該環系は窒素、酸素および硫黄から選択される少なくとも1個の環ヘテロ原子を含んでなる)から選択される基(各基は所望によりハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C−Cアルキル、C−CアルコキシおよびC−Cアルコキシカルボニルから選択される少なくとも1つの置換基で置換されている)である;
    、R、R、RおよびRはそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、C−CアルキルまたはC−Cハロアルキルを表す;
    およびR10はそれぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルを表す;
    11およびR12はそれぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルを表すか、またはR11およびR12はそれらが結合する窒素原子と共に4員ないし7員の飽和へテロ環状環を形成し、該環は所望によりヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換され得る;
    13およびR14はそれぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルを表す;また
    15およびR16はそれぞれ独立して、水素またはC−Cアルキルを表すか、または R15およびR16はそれらが結合する窒素原子と共に4員ないし7員の飽和へテロ環状環を形成し、該環は所望によりヒドロキシルから選択される少なくとも1つの置換基で置換され得る;
    17は少なくとも1個の窒素原子を含む5員ないし7員の飽和へテロ環状環であり、該環は所望により1つ以上のオキソ基で置換され得る]
    で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物。
  2. XおよびYが以下の表に示す意味を有する請求項1記載の化合物。
    Figure 2007512323
  3. Zが−O−または−CH−を表す請求項1または請求項2に記載の化合物。
  4. qが1である請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. mが1であり、Rがハロゲンを表す請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. がそれぞれ独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、−C(O)H、−NR10、−CHC(O)NR1112、−CHNHC(O)R 13、−NHSO14、−SONR1516、−CH−R17、C−Cアルキルカルボニル、フェニルカルボニル、C−Cシクロアルキルであるか、またはC−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、フェニルおよび飽和もしくは不飽和の5員ないし6員のヘテロ環状環系(該環系は窒素、酸素および硫黄から選択される1個、2個、3個または4個の環ヘテロ原子を含んでなる)から選択される基(各基は所望によりハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、カルボキシル、C−Cアルキル、C−CアルコキシおよびC−Cアルコキシカルボニルから選択される1つ、2つ、3つまたは4つの置換基で置換されている)である請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 飽和または不飽和の5員ないし6員のヘテロ環状環系が、イソオキサゾリル、ピロリル、モルホリニル、ピペリジニルまたはオキサジアゾリルである請求項6記載の化合物。
  8. 以下の化合物から選択される請求項1記載の化合物:
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2−メトキシフェノキシ)プロパン−2−オール塩酸塩;
    2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}フェノール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェノキシ]プロパン−2−オール塩酸塩;
    2−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}フェニル)−N−メチルアセトアミド・トリフルオロ酢酸塩;
    (3S)−1−[(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}フェニル)アセチル]ピロリジン−3−オール;
    N−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンジル)アセトアミド;
    2−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−4−メトキシフェニル)−N−メチルアセトアミド;
    2−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−4−ヒドロキシフェニル)−N−メチルアセトアミド・トリフルオロ酢酸塩;
    2−(4−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−2−メトキシフェニル)−N−メチルアセトアミド;
    (2S)−1−(2−アミノ−5−メトキシフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール・ビス(トリフルオロ酢酸)塩;
    N−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−4−ヒドロキシフェニル)メタンスルホンアミド・トリフルオロ酢酸塩;
    N−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−4−メトキシフェニル)メタンスルホンアミド・トリフルオロ酢酸塩;
    (2S)−1−(4−ブロモ−2−フルオロフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(3−エチニルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,4−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(4−クロロ−2−イソオキサゾール−5−イルフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (4−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}フェニル)(フェニル)メタノン;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,3,4,6−テトラクロロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2−シクロヘキシル−5−メチルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−フェノキシプロパン−2−オール;
    (2S)−1−(2−ブロモフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンズアルデヒド;
    5−tert−ブチル−2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンズアルデヒド;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(1,1':3',1"−テルフェニル−2'−イルオキシ)プロパン−2−オール;
    1−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−5−メトキシフェニル)エタノン;
    1−(5−ブロモ−2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}フェニル)エタノン;
    (2S)−1−(4−クロロ−2−イソプロピル−5−メチルフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,3−ジメチル−4−ニトロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,4−ジクロロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2E)−3−(4−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−3−メトキシフェニル)アクリル酸エチル;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2−メチル−3−ニトロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    5−クロロ−2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンズアルデヒド;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2−フルオロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(3−フルオロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(4−フルオロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(2−クロロフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(3−クロロフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(4−クロロフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(3−ブロモフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(4−ブロモフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(2−tert−ブチル−5−メチルフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ)プロパン−2−オール;
    1−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−4,5−ジメトキシフェニル)エタノン;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2,3,5,6−テトラフルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(4−クロロ−3−エチルフェノキシ)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[3−(2,5−ジメチル−1H−ピロール−1−イル)フェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2−(ヒドロキシメチル)フェノキシ]プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]プロパン−2−オール;
    3−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンゾニトリル;
    2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンゾニトリル;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2−モルホリン−4−イルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,3−ジフルオロ−6−ニトロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,3,6−トリクロロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(4−フルオロ−2−メトキシフェノキシ)プロパン−2−オール;
    5−クロロ−2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}−3−メチルベンズアルデヒド;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[4−(4−メチルピペリジン−1−イル)−2−ニトロフェノキシ]プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2,4−ジクロロ−3,5−ジメチル−6−ニトロフェノキシ)プロパン−2−オール;
    1−(3,5−ジクロロ−2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}フェニル)プロパン−1−オン;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(4−エチルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(2−エチルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(3−エチルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−(3−モルホリン−4−イルフェノキシ)プロパン−2−オール;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)フェノキシ]プロパン−2−オール;
    4−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロピル]オキシ}ベンゾニトリル;
    (2S)−1−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−3−[2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)フェノキシ]プロパン−2−オール;
    1−(2−{[(2S)−3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ]ベンジル}イミダゾリン−2,4−ジオン;
    (2S)−{2−クロロ−5−[3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ]フェノキシ}酢酸;
    (2S)−{2,4−ジクロロ−5−[3−(5−クロロ−1'H,3H−スピロ[1−ベンゾフラン−2,4'−ピペリジン]−1'−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ]フェノキシ}酢酸;
    およびそのいずれか1つの医薬的に許容し得る塩および溶媒和物。
  9. 請求項1に定義した式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の製造法であって、
    (a) 式(II):
    Figure 2007512323
    (式中、m、R、n、R、q、X、YおよびZは式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物と、式(III):
    Figure 2007512323
    (式中、t、R、R、R、R、RおよびRは式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物とを反応させること;または
    (b) 式(IV):
    Figure 2007512323
    (式中、m、R、n、R、q、X、Y、Z、R、R、R、RおよびRは式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物と、式(V):
    Figure 2007512323
    (式中、tおよびRは式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物とを適当な塩基の存在下に反応させること;または
    (c) tが少なくとも1であり、基Rが−NHSO14を表す場合、式(VI):
    Figure 2007512323
    (式中、t'は0、1、2、3または4であり、R3'は式(I)のRで定義したとおりであるが、−NHSO14以外である;また、m、R、n、R、q、X、Y、Z、R、R、R、RおよびRは式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物と、式(VII):
    Figure 2007512323
    (式中、Lは脱離基を表し、R14は式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物とを、適当な塩基の存在下に反応させること;
    (d) tが少なくとも1であり、基Rが−CH−R17(式中、R17は2個の窒素原子を含む5員ないし7員の飽和へテロ環状環であり、該環は2個のオキソ基によって置換されている)を表す場合、式(VIII):
    Figure 2007512323
    (式中、t'は0、1、2、3または4であり、R3'は式(I)のRで定義したとおりであるが、−CH−R17以外である;また、m、R、n、R、q、X、Y、Z、R、R、R、RおよびRは式(I)に定義したとおりである)
    で示される化合物とアルキル グリシネートとを還元剤の存在下に反応させ、次いで、イソシアン酸金属塩と反応させること;
    そして、所望により、(a)、(b)(c)または(d)の後に、医薬的に許容し得る塩または溶媒和物を形成させる;
    ことを含む方法。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物を、医薬的に許容し得るアジュバント、希釈剤または担体と共に含有してなる医薬組成物。
  11. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物と医薬的に許容し得るアジュバント、希釈剤または担体とを混合することを含む請求項10記載の医薬組成物の製造法。
  12. 治療に使用するための請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物。
  13. ケモカインレセプターの活性を調節することが有益であるヒトの疾患または症状を処置するための医薬の製造における請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の使用。
  14. 関節リウマチの処置に使用するための医薬の製造における請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の使用。
  15. 慢性閉塞性肺疾患の処置に使用するための医薬の製造における請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の使用。
  16. 喘息の処置に使用するための医薬の製造における請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の使用。
  17. 多発性硬化症の処置に使用するための医薬の製造における請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の使用。
  18. 炎症性疾患の処置方法であって、請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の治療有効量を、それを必要とする患者に投与することを含む方法。
  19. 気道疾患の処置方法であって、請求項1ないし8のいずれか1項に記載する式(I)で示される化合物または医薬的に許容し得るその塩もしくは溶媒和物の治療有効量を、それを必要とする患者に投与することを含む方法。
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