JP2007509827A - 流体小出し部材 - Google Patents
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Abstract
小出し流体用のシステムに使用される部品を提供する。弾性的なダイアフラム34がダイアフラムポンプ30用に提供される。ダイアフラム34は、加圧部52と環状の底壁54とを含み、底壁は、ポンプ30のハウジング32内にダイアフラム34を取り付けるための周縁取り付けフランジ60に連結部58を介して結合されている。ポンプハウジング32は拘束壁70を有し、拘束壁がダイアフラムフランジ60に対してスエージングされる。ポンプハウジング32は、出口弁38と、出口弁38の通気を防止するための、弁に隣接する拘束構造部130,132とを備えた吐出構造物36を有している。出口弁38は、フランジ160を含み、該フランジは、拘束壁120により拘束され、該拘束壁は、吐出構造物36から突出し、出口弁フランジ160を係止するようにスエージングされる。
Description
本発明は流体、例えば液体を小出しするための構成部品に関する。該構成部品は小出し液体用、例えばハンドソープ用のダイアフラムポンプに使用するのに特に好適である。
種々の流体小出しシステムには、種々の構成部品が使用されている。流体小出しシステムには、通常、流体溜めと、流体溜めに直接又は導管を介して接続された吐出構造物とが含まれている。
ある従来型の流体溜めは、流体小出しポンプ内の加圧キャビティであり、該ポンプはキャビティの凸状壁部を画成する弾性変形可能なダイアフラムを有し、流体は、一方向入り口構造物を介してキャビティに流入し、出口の吐出構造物を介して吐出される。このダイアフラムは、通常、内側へ押されることで、キャビティ内の流体を加圧し、ポンプの吐出構造物介して流体をキャビティから押し出される。このダイアフラムは、通常、ポンプハウジング内に取り付けられている。ダイアフラムの周縁部は、ダイアフラムに最大設計力又は最大設計圧力が加わった場合にも、シールが不全にならないように、ポンプハウジングによって適宜に液密に拘束されねばならない。
ある従来型の流体溜めは、流体小出しポンプ内の加圧キャビティであり、該ポンプはキャビティの凸状壁部を画成する弾性変形可能なダイアフラムを有し、流体は、一方向入り口構造物を介してキャビティに流入し、出口の吐出構造物を介して吐出される。このダイアフラムは、通常、内側へ押されることで、キャビティ内の流体を加圧し、ポンプの吐出構造物介して流体をキャビティから押し出される。このダイアフラムは、通常、ポンプハウジング内に取り付けられている。ダイアフラムの周縁部は、ダイアフラムに最大設計力又は最大設計圧力が加わった場合にも、シールが不全にならないように、ポンプハウジングによって適宜に液密に拘束されねばならない。
望ましい改良ポンプは、個別部品数が低減されたポンプハウジング内へダイアフラムを比較的迅速かつ正確に組み付けでき、かつまたポンプのダイアフラムが最大設計力又は最大設計圧を受けたときに、ポンプハウジングとダイアフラムとの間に液密シールが十分に維持される拘束システムを備えたポンプである。
更に、ダイアフラム自体の設計の改良が望ましいが、その場合、ダイアフラムは、ポンプハウジング内のダイアフラムの正しい配置に容易に適応し、かつダイアフラムに加わる応力が低減されるように、据付力及び拘束力に耐えられるものであるのが好ましいだろう。
また、流体小出しシステム用の改良型吐出構造物を得ることが望ましいが、該吐出構造物には、他の装置の間で、流体小出し容器又は流体小出しポンプのなかに使用できる流体吐出構造物が含まれる。この改良型流体吐出構造物は、好ましくは、(1)システム内への周囲大気の通気が防止され、(2)出口弁38に対するシステムの液撃圧又は水撃作用が最小化される一方向吐出弁システムを含むものである。
更に、ダイアフラム自体の設計の改良が望ましいが、その場合、ダイアフラムは、ポンプハウジング内のダイアフラムの正しい配置に容易に適応し、かつダイアフラムに加わる応力が低減されるように、据付力及び拘束力に耐えられるものであるのが好ましいだろう。
また、流体小出しシステム用の改良型吐出構造物を得ることが望ましいが、該吐出構造物には、他の装置の間で、流体小出し容器又は流体小出しポンプのなかに使用できる流体吐出構造物が含まれる。この改良型流体吐出構造物は、好ましくは、(1)システム内への周囲大気の通気が防止され、(2)出口弁38に対するシステムの液撃圧又は水撃作用が最小化される一方向吐出弁システムを含むものである。
更に、吐出構造物は改良設計の吐出弁を備えることが望ましかろうが、その場合、該吐出弁は、1つ以上の吐出構造物部品への取り付けに容易に適応できもので、それによって、とりわけ、液密シールが確保され、個別部品の数が減らされ、弁を正しく保持するのに十分な拘束力が得られるものでなければならない。
改良型の小出しシステム部品は、また好ましくは、手荒な取り扱いや酷使に対する抵抗力を有し、漏れの生じないものでなければならない。
更に、これらの改良型システムの部品は、効率的な、高品質の大量生産技術に適応し、不合格品の発生率が低減されることが望ましい。
本発明により、前述の長所や特徴を有する設計に適応できる改良型小出しシステムが得られる。
改良型の小出しシステム部品は、また好ましくは、手荒な取り扱いや酷使に対する抵抗力を有し、漏れの生じないものでなければならない。
更に、これらの改良型システムの部品は、効率的な、高品質の大量生産技術に適応し、不合格品の発生率が低減されることが望ましい。
本発明により、前述の長所や特徴を有する設計に適応できる改良型小出しシステムが得られる。
本発明は、流体小出しシステムに使用できる改良型部品を提供するものである。本発明の一態様は液体供給源から液体を小出しする吐出構造物である。吐出構造物は、液体供給源からの液体との流体連通を確保するための流路を画成する吐出導管を含んでいる。吐出構造物は弾性的な弁を含み、該弾性的な弁が、(1)始めは事実上未変形の閉じた形状で吐出導管の流路を横切って延び、(2)液体に接触する内側と、外部の周囲大気に曝露される外側とを有し、(3)該内側の一部と、自己シール式常時閉オリフィスとを画成するヘッドを備え、かつ(4)内側の一部を画成し、弁ヘッドの周縁から延びるスリーブを有することで、弁内側の一部に対する圧力が予め決めた値だけ弁外側に加わる圧力を上回った時に、外方への弁ヘッドの運動に順応し開弁形状が生じる。
吐出構造物は、また、弁が始めの事実上未変形の閉状態にある場合、吐出導管内に配置され弁ヘッドのところで弁内側と接触している拘束構造部を含んでいる。拘束構造部と吐出導管とは一緒に少なくとも1つの流路を画成するが、この流路は、弁ヘッドを横方向に越えて弁スリーブのところで弁内側の一部に対する供給源からの液体流を初期調節するための流路である。拘束構造部は、弁外側に対する周囲の外気圧が弁内側の圧力を上回った場合に、閉じたオリフィスが内方へ開くのを防止する。拘束構造部は、またダイアフラムのドーム52に急激に高い起動力が加わった場合に、出口弁38に対する水撃圧の効果を最小化する。
本発明の別の態様は、弾性的な圧力起動式弁の周縁取り付けフランジに関し、該圧力起動式弁は、液体製品を外方への流れ方向で吐出でき、かつ(1)自己シール式常時閉小出しオリフィスを画成するヘッドと、(2)ヘッド周縁部から延びるスリーブとを有している。周縁取り付けフランジは、弁保持構造物の拘束壁によって拘束されるようになっており、しかも、拘束壁は、周縁取り付けフランジを囲むように変形される。周縁取り付けフランジは、スリーブの周縁部から長手方向軸線を中心として概して環状に延びる弾性材料を含み、該弾性材料は、流れ方向に対して軸線方向内方と軸線方向外方とに延びている。概して環状の形状のこの材料は、長手方向軸線を中心として半径方向外方に配置されている。この弾性材料は、断面で見て、次の複数の表面により少なくとも部分的に画成される表面区域を有している:すなわち、
スリーブから概して軸線方向外方に延びる第1表面と、
スリーブから概して軸線方向内方へ延びる第2表面とである。
スリーブから概して軸線方向外方に延びる第1表面と、
スリーブから概して軸線方向内方へ延びる第2表面とである。
一好適実施例では、前記フランジは、また1つ以上の次の表面を含んでいる:
第1表面から概して軸線方向外方かつ半径方向外方の双方に延びる第3表面、
第2表面から概して軸線方向内方かつ半径方向外方の双方に延びる第4表面、それも第3と共に概して末広面をなしている表面、
第3表面から概して軸線方向内方かつ半径方向外方の双方に延びる第5表面、
第4表面から概して軸線方向外方かつ半径方向外方の双方に延びる第6表面。
第1表面から概して軸線方向外方かつ半径方向外方の双方に延びる第3表面、
第2表面から概して軸線方向内方かつ半径方向外方の双方に延びる第4表面、それも第3と共に概して末広面をなしている表面、
第3表面から概して軸線方向内方かつ半径方向外方の双方に延びる第5表面、
第4表面から概して軸線方向外方かつ半径方向外方の双方に延びる第6表面。
本発明の別の態様は、改良型のダイアフラムポンプに関するものである。このポンプは、弾性変形可能な加圧部を画成するように成形された弾性材料製のダイアフラムと、連結部と、取り付けフランジとを含んでいる。弾性変形可能な加圧部は、外側から見ると凸状の未変形形状を有し、かつ流体加圧用の内部から見ると凹状の受容部を画成している。連結部は、加圧部の周縁から延びている。取り付けフランジは、(a)連結部の周縁から概して半径方向に延び、(b)連結部より厚手であり、(c)連結部から外部へ向って外方へ延びる第1表面を有し、(d)連結部から内方へ外部とは反対方向に延びる第2表面を有している。
この改良型ポンプは、更に入り口と出口を画成するポンプハウジングを含んでいる。ポンプハウジングは、ダイアフラム取り付けフランジを拘束する拘束構造部を含んでいる。拘束構造部は横表面と端面とを有する突出壁部を含んでいる。ポンプが流体を加圧していない場合は、壁部端面は、ダイアフラム連結部から間隔をおいて位置し、壁部横表面はダイアフラム取り付けフランジ第2表面から間隔を置いて位置している。この構成によりポンプハウジング内へのダイアフラムの組み付けが容易になる。
本発明の別の態様は、ポンプ用の改良型ダイアフラムである。このダイアフラムは、弾性材料で成形されることで、次の少なくとも3つの特徴を有している:
(A)弾性変形可能な加圧部。この部分は、(1)外部から見ると凸状の未変形形状を有し、(2)凸形状の下には、加圧部の変形により加圧される流体を受容するための受容部を画成している。
(B)応力遮断連結部。この連結部は、(1)加圧部の周縁から延び、(2)非線形の断面形状を有している。
(C)取り付けフランジ。この取り付けフランジは、(1)応力遮断連結部の周縁から延び、(2)ポンプの拘束構造部内に配置できる。
(A)弾性変形可能な加圧部。この部分は、(1)外部から見ると凸状の未変形形状を有し、(2)凸形状の下には、加圧部の変形により加圧される流体を受容するための受容部を画成している。
(B)応力遮断連結部。この連結部は、(1)加圧部の周縁から延び、(2)非線形の断面形状を有している。
(C)取り付けフランジ。この取り付けフランジは、(1)応力遮断連結部の周縁から延び、(2)ポンプの拘束構造部内に配置できる。
本発明の更に別の態様も、ポンプ用の改良型ダイアフラムだが、この場合には、ポンプが、非弾性変形可能な外側拘束壁を含む拘束構造部を有している。ダイアフラムは、少なくとも次の部分を画成するように成形された弾性材料を含んでいる:
(A)弾性変形可能な加圧部。この加圧部は、(1)外部から見ると凸状の未変形形状を有し、(2)流体加圧用の内部から見ると凹状の受容部を画成している。
(B)取り付けフランジ。この取り付けフランジは、(1)加圧部の周縁と結合され、(2)ポンプ内に配置されて、外側拘束壁が取り付けフランジを囲むように非弾性変形可能にされており、(3)スリーブ周縁から延びる概して環状の弾性材料を有し、しかも、この弾性材料は、次の表面により部分的に形成された表面区域を有している:
(a)末広の内側表面と外側表面。この場合、内側表面は加圧部へのフランジの連結部の内側に位置し、外側表面は加圧部へのフランジの連結部の外側に位置している。
(b)末広の外側表面から延びる第1コーナー表面。
(c)第1コーナー表面から横方向に延びる表面。
(d)横方向に延びる表面から延びる第1コーナー表面。
(A)弾性変形可能な加圧部。この加圧部は、(1)外部から見ると凸状の未変形形状を有し、(2)流体加圧用の内部から見ると凹状の受容部を画成している。
(B)取り付けフランジ。この取り付けフランジは、(1)加圧部の周縁と結合され、(2)ポンプ内に配置されて、外側拘束壁が取り付けフランジを囲むように非弾性変形可能にされており、(3)スリーブ周縁から延びる概して環状の弾性材料を有し、しかも、この弾性材料は、次の表面により部分的に形成された表面区域を有している:
(a)末広の内側表面と外側表面。この場合、内側表面は加圧部へのフランジの連結部の内側に位置し、外側表面は加圧部へのフランジの連結部の外側に位置している。
(b)末広の外側表面から延びる第1コーナー表面。
(c)第1コーナー表面から横方向に延びる表面。
(d)横方向に延びる表面から延びる第1コーナー表面。
本発明のその他の利点及び特徴は、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、添付図面から、容易に明らかになろう。
本明細書の一部を形成する添付図面では、類似の部材には類似の符号が全図面を通じて使用されている。
本明細書の一部を形成する添付図面では、類似の部材には類似の符号が全図面を通じて使用されている。
本発明には多くの異なる形式の実施例が可能だが、本明細書及び添付図面には、本発明の種々の態様のうちの幾つかの特定の形式のみが開示されている。本発明は、しかし、そのように説明された実施例に限定されるものではない。本発明の範囲は、添付特許請求の範囲に指摘されている。
説明を容易にするために、本発明の構成部品及び組立体は、直立姿勢で説明されており、上、下、水平等の用語は直立姿勢を基準にして使用されている。しかし、本発明の構成部品及び組立体は、ここで説明する直立姿勢以外の配向で製造、保管、輸送、使用、販売できることを理解されたい。
説明を容易にするために、本発明の構成部品及び組立体は、直立姿勢で説明されており、上、下、水平等の用語は直立姿勢を基準にして使用されている。しかし、本発明の構成部品及び組立体は、ここで説明する直立姿勢以外の配向で製造、保管、輸送、使用、販売できることを理解されたい。
本発明の構成部品は、種々の流体小出しシステム、特に液体小出しシステムに使用できる。本発明の種々の構成部品は、流体供給源から直接又は導管を介して接続できる吐出構造物内に使用するのに特に好適である。本発明の構成部品は、特に、入り口及び出口を有する加圧可能なキャビティ形式の流体溜めを有する流体小出しポンプに使用可能である。本発明の態様は、特に、キャビティの凸状壁部を画成する弾性変形可能なダイアフラムを有する小出しダイアフラムポンプと共に使用するのに特に適しており、その場合、流体は、前記キャビティ内へ入り口の一方向弁構造物を介して流入し、出口の吐出構造物を介して吐出される。このダイアフラムは、通常、内側へ押されることで、キャビティ内の流体を加圧し、吐出構造物を介してキャビティから流体が押し出される。
本発明の流体小出し部品は、ダイアフラムポンプに使用するのに特に好適であり、図1−図21には、現時点で好適なダイアフラムポンプの一形式を示してある。このポンプは、これらの図の多くで全体が符号30で示されている。ポンプ30は、石鹸、ローション、ハンドケア製品のための壁取り付け式ディスペンサ(分配容器)に使用するのに特に適している。
概して、ポンプ30の作動態様は、米国特許第6,216,916号に記載のポンプの態様に幾分似ている。米国特許第6,216,916号に記載の壁取り付け式ディスペンサは、加圧チャンバ90を画成する可とう性のダイアフラム又はドーム60と、入り口接続部52と、出口接続部又は吐出口200とを含む種々の主な構成部品を有するポンプを備えている。
概して、ポンプ30の作動態様は、米国特許第6,216,916号に記載のポンプの態様に幾分似ている。米国特許第6,216,916号に記載の壁取り付け式ディスペンサは、加圧チャンバ90を画成する可とう性のダイアフラム又はドーム60と、入り口接続部52と、出口接続部又は吐出口200とを含む種々の主な構成部品を有するポンプを備えている。
ここに説明する本発明の理論によれば、ポンプ30は、米国特許第6,216,916号に示されたディスペンサ10に似たディスペンサに、米国特許第6,216,916号に開示された既述のポンプシステムと似た形式で組み込むことができる。
本特許出願の図1−図21に示したポンプ30は、また他の適当なディスペンサ又は他の異なる流体小出しシステム内に使用することもできる。更に、ポンプ30の個別の構成部品又は小組立部品の幾らかは、本発明の種々の態様の理論により、ポンプを含まない別の種類の流体小出しシステムに組み込むこともできる。
図4に見られるように、ポンプ30で採用した改良設計は、4つの別個の部材、すなわち(1)概して剛性のポンプ体32、(2)弾性変形可能な加圧ドーム又はダイアフラム34、(3)注ぎ口又は導管36、(4)小出し弁又は吐出弁又は出口弁38を含んでいる。
本特許出願の図1−図21に示したポンプ30は、また他の適当なディスペンサ又は他の異なる流体小出しシステム内に使用することもできる。更に、ポンプ30の個別の構成部品又は小組立部品の幾らかは、本発明の種々の態様の理論により、ポンプを含まない別の種類の流体小出しシステムに組み込むこともできる。
図4に見られるように、ポンプ30で採用した改良設計は、4つの別個の部材、すなわち(1)概して剛性のポンプ体32、(2)弾性変形可能な加圧ドーム又はダイアフラム34、(3)注ぎ口又は導管36、(4)小出し弁又は吐出弁又は出口弁38を含んでいる。
ポンプ体又はポンプハウジング32は、流体入り口構造物又は導管42を含んでいる。導管42は、適当な液体供給源からの液体の流れに役立つ。例えば、導管42は、液体石鹸を入れた絞り可能な袋(図示せず)に結合できる。
ポンプ体又はポンプハウジング32は、また注ぎ口又は吐出構造物36と連通する内部出口通路を画成する中空ボス44を含んでいる。吐出構造物36は、図9に示すように、ボス44の端部にスナップばめにより組み付けられるように設計されている。この目的のために、注ぎ口36の入り口端部には、図9に示すように、ポンプハウジングのボス44の環状ビード50にスナップばめするための環状溝48が設けられている。この2つの部品は、はめ合わされて流体密に結合するように設計されている。スナップばめによる係合と内部でのはめ合わせ形状との特定の詳細な設計は、何らかの適当な従来式の又は特別な設計でよい。
ポンプ体又はポンプハウジング32は、また注ぎ口又は吐出構造物36と連通する内部出口通路を画成する中空ボス44を含んでいる。吐出構造物36は、図9に示すように、ボス44の端部にスナップばめにより組み付けられるように設計されている。この目的のために、注ぎ口36の入り口端部には、図9に示すように、ポンプハウジングのボス44の環状ビード50にスナップばめするための環状溝48が設けられている。この2つの部品は、はめ合わされて流体密に結合するように設計されている。スナップばめによる係合と内部でのはめ合わせ形状との特定の詳細な設計は、何らかの適当な従来式の又は特別な設計でよい。
2部品の第2の係合形式も存在する。その場合は、図9に見られるように、ポンプハウジングのボス44の遠位端へのテーパばめと、注ぎ口36のはめ合わせ部分でのテーパばめとによって、2部品が係合する。
ポンプハウジング32と、対応する注ぎ口36との双方(ただし出口弁38とダイアフラム34ではない)は、ポリプロピレンのホモポリマーで成形されるのが好ましい。
ダイアフラム又は膜34は、概してドーム形状であり、ポンプの外部から見て、中心の凸状部、つまりドーム52(図8及び図9)を有している。ダイアフラム34は、ポンプハウジング32と協働して内部の凹状キャビティ又は溜めを画成し、それにより入り口導管42からポンプへ流入する液体が保有される。ドーム52は、内方へ変形させることで液体を加圧できる。ドーム52は、弾性変形可能な加圧部が特徴である。アーチ形のドーム形状自体は、不可欠なものではない。適当な他の形状を用いて加圧可能なキャビティを形成してもよい。
ポンプハウジング32と、対応する注ぎ口36との双方(ただし出口弁38とダイアフラム34ではない)は、ポリプロピレンのホモポリマーで成形されるのが好ましい。
ダイアフラム又は膜34は、概してドーム形状であり、ポンプの外部から見て、中心の凸状部、つまりドーム52(図8及び図9)を有している。ダイアフラム34は、ポンプハウジング32と協働して内部の凹状キャビティ又は溜めを画成し、それにより入り口導管42からポンプへ流入する液体が保有される。ドーム52は、内方へ変形させることで液体を加圧できる。ドーム52は、弾性変形可能な加圧部が特徴である。アーチ形のドーム形状自体は、不可欠なものではない。適当な他の形状を用いて加圧可能なキャビティを形成してもよい。
ドーム52の外側には、より堅固な構成の成形部品の使用に適応する段状部又は隆起部53(図6及び図9)が設けられている。この隆起部は、ドーム52自体が正しく機能するのに不可欠のものではない。
ダイアフラム34は、好ましくは弾性材料で成形されるが、この弾性材料は、エラストマー、例えば、シリコーンゴムを含む合成熱硬化性ポリマーでよいが、シリコーンゴムは、例えば、米国のダウ・コーニング社がD.C.9280−70の商品名で販売しているものでよい。別の適当なシリコーンゴム製品は、米国のヴァーカー・シリコーン社からヴァーカー3003−70Aの商品名で販売されている。これらの材料は、双方ともショアA硬さ70の硬度を有している。ダイアフラム34は、また他の熱硬化性材料、他のエラストマー材料、熱可塑性ポリマー、熱可塑性エラストマーのいずれかでも成形できるが、これらの材料には、例えば熱可塑性プロピレン、エチレン、ウレタン、スチレン、これらのハロゲン化対応品を基材とする材料も含まれる。
ダイアフラム34は、好ましくは弾性材料で成形されるが、この弾性材料は、エラストマー、例えば、シリコーンゴムを含む合成熱硬化性ポリマーでよいが、シリコーンゴムは、例えば、米国のダウ・コーニング社がD.C.9280−70の商品名で販売しているものでよい。別の適当なシリコーンゴム製品は、米国のヴァーカー・シリコーン社からヴァーカー3003−70Aの商品名で販売されている。これらの材料は、双方ともショアA硬さ70の硬度を有している。ダイアフラム34は、また他の熱硬化性材料、他のエラストマー材料、熱可塑性ポリマー、熱可塑性エラストマーのいずれかでも成形できるが、これらの材料には、例えば熱可塑性プロピレン、エチレン、ウレタン、スチレン、これらのハロゲン化対応品を基材とする材料も含まれる。
ダイアフラム34の独特の構成により、ダイアフラム34は、常態では図1、図8、図9に示した未変形形状を維持し、これが「自己維持される」非作動形状である。図3、図4、図9に示すように、ダイアフラム34は、加圧部又はドーム52の底部を取り巻いて環状底壁54を含んでいる。図9に示すように、環状底壁54の、ドーム52から半径方向内方に突出する部分は、弾性的な可とう性フラップ56を形成している。
図3、図9、図10に見られるように、ダイアフラムの底壁54の外周縁は、環状の連結部58に終わり、連結部58と一体になっている。好適実施例では、連結部58は、後で詳述するが、応力遮断機能を果たしている。連結部58は、ダイアフラムの底壁54を取り付けフランジ60と結合している。取り付けフランジ60は、後で詳述するが、ポンプハウジング32(図9)によって拘束されるようになっている。
図3、図9、図10に見られるように、ダイアフラムの底壁54の外周縁は、環状の連結部58に終わり、連結部58と一体になっている。好適実施例では、連結部58は、後で詳述するが、応力遮断機能を果たしている。連結部58は、ダイアフラムの底壁54を取り付けフランジ60と結合している。取り付けフランジ60は、後で詳述するが、ポンプハウジング32(図9)によって拘束されるようになっている。
図3及び図9に見られるように、ポンプハウジング32には、入り口導管42の内端に位置する入り口弁座64として機能する環状面が形成されている。入り口弁座64は、ダイアフラム34のキャビティ内圧が導管42内の液体圧に等しいか、それを上回る場合、ダイアフラム底壁54の内表面が密封接触するようにされている。導管42内の液体圧が、ダイアフラム34のキャビティ内圧を十分な値だけ超過すると(キャビティ内圧が導管42の内圧以下に減少するさいのように)、ダイアフラム底壁54の弾性的な可とう性フラップ56が、図21に見られるように、弁座64から離間するように強制され、これによって、入り口導管42内の流体が、図21に示すように、ダイアフラム34のキャビティ内へ流入できる。
図3に見られるように、ポンプハウジング32は、先ず適当な熱可塑性材料で成形して、ダイアフラム34を受容可能な形状を有するようにされる。この目的にために、ポンプハウジング32は、「成形し放し」の形状のままにされ、非弾性変形可能な外側拘束壁70が外方へ突出している。図3及び図10に見られるように、ポンプハウジング32は、また環状の内側突出壁72をも含んでいる。内側突出壁72と外側拘束壁70との間の環状の隙間は、ダイアフラム34がポンプハウジング32内に取り付けられるさいに、ダイアフラム取り付けフランジ60を受容し保持する環状の受容部として機能する。
取り付けフランジ60がポンプハウジング内側突出壁72と外部拘束壁70との間に配置されるように、ダイアフラム34がハウジング内に正しく配置された後、外側拘束壁70が、図9及び図10に示した形状に非弾性変形(すなわち塑性変形)される。変形前の、図3に示すように「成形し放し」で外方へ突出する配向を有している外側拘束壁70は、加熱することで図10に示すような形状に変形することができる。
取り付けフランジ60がポンプハウジング内側突出壁72と外部拘束壁70との間に配置されるように、ダイアフラム34がハウジング内に正しく配置された後、外側拘束壁70が、図9及び図10に示した形状に非弾性変形(すなわち塑性変形)される。変形前の、図3に示すように「成形し放し」で外方へ突出する配向を有している外側拘束壁70は、加熱することで図10に示すような形状に変形することができる。
外側拘束壁70の加熱及び変形のための現時点で好ましい一方法では、拘束壁70は、超音波ホーン(図示せず)によって変形される。超音波ホーンは、外側拘束壁70を超音波エネルギーで加熱し、図10に示す形状に強制的に変形する。この方法は、超音波スエージングとして知られたものである。
変形された外側拘束壁70の外側曲率は、事実上、超音波ホーン内で形成される凹面の形状によって規定される。ホーン内の凹面は、外側拘束壁70を受容し係合するように、環状の下方に開いた溝を画成する。ホーンは、従来型の超音波スラスター組立体に従来式に接続される。
拘束壁を弾性材料製フランジを囲むように超音波により変形させる方法は、米国特許第5,115,950号5欄及び6欄に詳細に記載されている。弾性材料製フランジを囲むように超音波により拘束壁を変形させる方法は、また米国特許第6,273,307号に、その図13に関連して説明されている。米国特許第5,115,950号に開示された超音波スエージングの方法及び装置は、妥当な範囲及び両立しない範囲を参照して、本明細書に援用するものである。
変形された外側拘束壁70の外側曲率は、事実上、超音波ホーン内で形成される凹面の形状によって規定される。ホーン内の凹面は、外側拘束壁70を受容し係合するように、環状の下方に開いた溝を画成する。ホーンは、従来型の超音波スラスター組立体に従来式に接続される。
拘束壁を弾性材料製フランジを囲むように超音波により変形させる方法は、米国特許第5,115,950号5欄及び6欄に詳細に記載されている。弾性材料製フランジを囲むように超音波により拘束壁を変形させる方法は、また米国特許第6,273,307号に、その図13に関連して説明されている。米国特許第5,115,950号に開示された超音波スエージングの方法及び装置は、妥当な範囲及び両立しない範囲を参照して、本明細書に援用するものである。
好ましくは、超音波スエージング(swazing:かしめ)装置で図10に示した形状に拘束壁70を超音波によって変形させるには、該装置の超音波ホーンを、当初、外方へ突出している拘束壁70と接触するように移動させ、力を加える一方、超音波システムを動作させて超音波エネルギーを、次の2条件の1つが最初に生じるまで加える:
(1)超音波ホーンが、ダイアフラムのフランジ60に対する予め決めた位置(すなわち、超音波装置の定置部分に対するホーンの予め決めた最大延び距離)に達すること、
(2)2−1/2秒の経過。
(1)超音波ホーンが、ダイアフラムのフランジ60に対する予め決めた位置(すなわち、超音波装置の定置部分に対するホーンの予め決めた最大延び距離)に達すること、
(2)2−1/2秒の経過。
現時点で好適な方法では、この結果、拘束壁70に対し約308kg(約680ポンド)のスエージ力が加えられる。次いで、超音波エネルギーが切られ、ホーンが引っ込められる。拘束壁70が図10に示した形状に正しく変形された後は、ダイアフラムフランジ60上に極めてわずかな圧縮力が加わるが、この圧縮力はきわめてわずかなので、フランジの「成形し放し」形状に比してフランジ60の変形は事実上生じない。
ポンプハウジング32とダイアフラムフランジ60が各々有している形状により、ポンプハウジング32内にダイアフラム34の比較的迅速かつ正確な取り付けが容易になることに加えて、続く拘束壁70の変形が容易になることで、ダイアフラムが最大設計圧を受けた場合に外れるのを防止するのに十分に強力な拘束係合が得られる。ポンプが、例えば既述の米国特許第6,216,916号に大体説明されているようなハンドソープ・ディスペンサ内に使用される場合、ダイアフラムを含む内部ポンプ構成部品に対する通常の最大設計圧は、平方インチ(約6.45平方センチメートル)当たり約22.7kg(約50ポンド)のゲージ圧にできよう。
ポンプハウジング32とダイアフラムフランジ60が各々有している形状により、ポンプハウジング32内にダイアフラム34の比較的迅速かつ正確な取り付けが容易になることに加えて、続く拘束壁70の変形が容易になることで、ダイアフラムが最大設計圧を受けた場合に外れるのを防止するのに十分に強力な拘束係合が得られる。ポンプが、例えば既述の米国特許第6,216,916号に大体説明されているようなハンドソープ・ディスペンサ内に使用される場合、ダイアフラムを含む内部ポンプ構成部品に対する通常の最大設計圧は、平方インチ(約6.45平方センチメートル)当たり約22.7kg(約50ポンド)のゲージ圧にできよう。
図10に見られるように、ポンプハウジング32は、内側壁72と外側拘束壁70との間に画成される溝を有している。参照しやすくするために、図10には4個の矢印が示されている。すなわち矢印75、矢印77、矢印79、矢印81である。矢印75は、ダイアフラム34とダイアフラムフランジ60とに対し概して軸線方向外方を示している。矢印77は、ダイアフラム34とそのフランジ60とに対し概して軸線方向内方を示している。矢印79は、ダイアフラムとそのフランジ60とに対し概して半径方向外方を示している。矢印81は、ダイアフラム34とそのフランジ60とに対し概して半径方向内方を示している。
以下の記述及び特許請求の範囲では、溝の表面とフランジ60の表面とを、溝及びフランジを半径方向に切断した断面について説明する(例えば図9及び図10)。
以下の記述及び特許請求の範囲では、溝の表面とフランジ60の表面とを、溝及びフランジを半径方向に切断した断面について説明する(例えば図9及び図10)。
溝は、少なくとも部分的に、概して半径方向又は垂直の第1表面82と傾斜した第2表面84とで画成されている。傾斜面84は、(1)概して軸線方向内方(矢印77の方向に、ダイアフラムドームが突出しているポンプ起動側に対して)と、(2)半径方向外方(矢印79の方向に、ダイアフラムの中心に対して)との双方に延びていることを特徴とする。傾斜面84の下端には内側コーナー又は湾曲面86が形成され、この湾曲面が、拘束壁70の内側の半径方向内方向きの僅かに曲線状又は凹状の面87に続いている。凹状の面87は、コーナー86から幾分半径方向外方へ(ダイアフラムに対し、かつ矢印79の方向に)延び、かつコーナー86から、概して軸線方向外方(矢印75の方向)へ、ダイアフラムが突出しているポンプ起動側へ延びている。ポンプハウジングの拘束壁70の遠位端部分は、凹状面87の外端のところで変形され、フランジ上へ曲げられる。
ダイアフラムフランジ60は、ポンプハウジング32内への配置が容易になり、ポンプハウジング32内でのフランジ60の拘束が容易になるように、独特の形状を有している。特に、ダイアフラムフランジ60は、図10の断面に示した次の複数表面によって画成される1表面区域を有している:
(a)概して直線状の、軸線方向外方へ延びる表面90。この表面は、連結部58がフランジ60に結合している区域から外方(矢印79の方向)へ延びている。
(b)概して直線状の、内方へ延びる表面92。この表面は、連結部58がフランジ60に結合している区域から軸線方向内方(矢印77の方向)へ延びている。
(c)表面92から半径方向外方及び軸線方向内方の双方へ延びる内側末広表面94。この表面は、概して直線状で、連結部58とのフランジ60の結合箇所の軸線方向内方に位置する。
(d)外側末広表面96。この表面は、概して直線状で、表面90から半径方向外方かつ軸線方向外方の双方に延び、連結部58へのフランジ60の結合箇所の軸線方向外方に位置する。
(e)外側末広表面96から延びるコーナー表面98、
(f)横方向に延びる表面100。この表面は、第1コーナー表面98から延び、かつダイアフラムに対し横方向又は半径方向外方(矢印79)へ延びている。
(g)横方向に延びる表面100から延びる第2コーナー表面102。
(h)第2コーナー表面102から延びる横方向の周縁表面104。
(a)概して直線状の、軸線方向外方へ延びる表面90。この表面は、連結部58がフランジ60に結合している区域から外方(矢印79の方向)へ延びている。
(b)概して直線状の、内方へ延びる表面92。この表面は、連結部58がフランジ60に結合している区域から軸線方向内方(矢印77の方向)へ延びている。
(c)表面92から半径方向外方及び軸線方向内方の双方へ延びる内側末広表面94。この表面は、概して直線状で、連結部58とのフランジ60の結合箇所の軸線方向内方に位置する。
(d)外側末広表面96。この表面は、概して直線状で、表面90から半径方向外方かつ軸線方向外方の双方に延び、連結部58へのフランジ60の結合箇所の軸線方向外方に位置する。
(e)外側末広表面96から延びるコーナー表面98、
(f)横方向に延びる表面100。この表面は、第1コーナー表面98から延び、かつダイアフラムに対し横方向又は半径方向外方(矢印79)へ延びている。
(g)横方向に延びる表面100から延びる第2コーナー表面102。
(h)第2コーナー表面102から延びる横方向の周縁表面104。
第2コーナー表面102に隣接する周縁表面104の角縁部は、表面104の残りの部分に対して軸線方向外方かつ半径方向外方に位置する外端として画成できる。表面104は、第2コーナー表面102から軸線方向内方及び半径方向内方の双方に、外コーナー又は屈曲表面106を介して末広の内表面84に接続される内端まで延びている。コーナー106のところの周縁表面104の角縁部は、表面104の内端として特徴付けられる。したがって、第2コーナー表面102に続く表面104の外端は、コーナー106のところの周縁表面104の内端より、ダイアフラム加圧部(例えばドーム52)から横方向又は半径方向に更に外方(矢印79)に位置している。
ポンプハウジング32は、ポンプハウジング32内へのダイアフラム34の組付けが容易になり、かつダイアフラムフランジ60の受容が容易になるように構成されている。この目的のために、ポンプハウジング内側壁72が遠位端110と、半径方向外方向きの横表面112とを有することに注意されたい。ポンプハウジング外側拘束壁70がダイアフラムフランジ60の周囲に正しく変形されていて(図10)、ポンプがポンプ内の液体を加圧するように起動されていない場合、次の条件が満たされるのがこのましい:
(1)ダイアフラムドーム52と底壁54とが著しい変形又は過剰な応力にさらされないこと、
(2)ダイアフラム連結部58の内表面が、図10に見られるように、ポンプハウジング内壁端面110から間隔をおいて位置していること、
(3)ダイアフラムフランジ横表面92が、図10に見られるように、ポンプハウジング内壁横表面112から間隔をおいて位置していること。
(1)ダイアフラムドーム52と底壁54とが著しい変形又は過剰な応力にさらされないこと、
(2)ダイアフラム連結部58の内表面が、図10に見られるように、ポンプハウジング内壁端面110から間隔をおいて位置していること、
(3)ダイアフラムフランジ横表面92が、図10に見られるように、ポンプハウジング内壁横表面112から間隔をおいて位置していること。
横表面112とダイアフラムフランジ表面92との間の間隔を設けることは、ダイアフラムフランジ60を係止するようにポンプハウジング外側拘束壁70を変形させる前に、ポンプハウジング内の正しい位置にダイアフラムフランジ60を取り付けるように調整する上で特に望ましい。
ポンプが起動される場合、特にその起動によりダイアフラム34に隣接して比較的高い圧力が発生する場合、ダイアフラムフランジ壁の一部92が、特にポンプハウジング内側壁端面110近くでポンプハウジング内側壁横表面112に接触する。この接触が、ダイアフラムフランジ60の脱出防止に役立つ。これにより、ダイアフラム34は、ポンプハウジング32内に適切に拘束され、漏れ止めシール接触がポンプ内に存続する。
ポンプが起動される場合、特にその起動によりダイアフラム34に隣接して比較的高い圧力が発生する場合、ダイアフラムフランジ壁の一部92が、特にポンプハウジング内側壁端面110近くでポンプハウジング内側壁横表面112に接触する。この接触が、ダイアフラムフランジ60の脱出防止に役立つ。これにより、ダイアフラム34は、ポンプハウジング32内に適切に拘束され、漏れ止めシール接触がポンプ内に存続する。
ダイアフラム連結部58の内表面とポンプハウジング内側壁端面110との間隔により、ダイアフラム34は、外側拘束壁70が変形されてダイアフラムフランジ60を係止する前に、ポンプハウジング32内へ容易に配置することができる。更に、連結部58とポンプハウジング突出内壁72の端面110との間隔により、次の状況の間、連結部58の幾らかの量の運動又はたわみが可能になる:
(1)ポンプハウジング内にダイアフラム34を配置する間、
(2)引き続きダイアフラムフランジ60に対してポンプハウジング外側拘束壁70を変形させる間、
(3)ポンプの操作又は作動の間。
(1)ポンプハウジング内にダイアフラム34を配置する間、
(2)引き続きダイアフラムフランジ60に対してポンプハウジング外側拘束壁70を変形させる間、
(3)ポンプの操作又は作動の間。
幾つかの用途では、特にポンプ最大設計圧力が比較的低い用途の場合には、突出する内側壁72は設けなくともよい。
本発明の一態様によれば、連結部58は、好ましくは応力遮断の特徴を有する部分として機能する。図10に示した好適実施形式では、連結部58はアーチ形断面を有している。更に、現時点で考えられる最適実施形式では、連結部58は、その半径方向長さ(すなわち、図10の概して矢印79の方向での連結部長さ)の少なくとも大半部分にわたり均一の厚さを有している。更に、現時点で最適の実施形式の場合、連結部58は、ポンプの外部から見て、ダイアフラムの加圧部の周囲の環状凹部を形成している。連結部は、図10に示した最適実施形式では、断面で見た場合、概してU字形であることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、連結部58は、好ましくは応力遮断の特徴を有する部分として機能する。図10に示した好適実施形式では、連結部58はアーチ形断面を有している。更に、現時点で考えられる最適実施形式では、連結部58は、その半径方向長さ(すなわち、図10の概して矢印79の方向での連結部長さ)の少なくとも大半部分にわたり均一の厚さを有している。更に、現時点で最適の実施形式の場合、連結部58は、ポンプの外部から見て、ダイアフラムの加圧部の周囲の環状凹部を形成している。連結部は、図10に示した最適実施形式では、断面で見た場合、概してU字形であることを特徴としている。
この新規な応力遮断連結部58は、ダイアフラム34の、ダイアフラムフランジ60の半径方向内方の部分への応力の伝達を遮断又は少なくとも最小化するのに役立つ。このことは、特に、フランジ60を係止するようにポンプハウジング外側拘束壁70を変形又はスエージングする工程の間に、重要である。拘束壁70を変形してフランジ60を係止するようにする動作が、往々にしてダイアフラムの弾性材料内に幾らかの量の応力を発生させることが分かっている。連結部58のアーチ形状は、応力が、連結部58から半径方向内方へ延びるダイアフラム内方部分へ伝達されるのを特に効果的に最小化することが判明した。
ダイアフラムフランジ60の種々の独特な表面により、種々の利点が得られる。特に、表面94(図10A)は、隣接するポンプハウジング表面84の幾何形状に対応しているので、組み立て時にフランジ60がずれる恐れが最小化され、このことが、また設計がより複雑な幾何形状を有する場合に比して、組み立ての労を低減する。
ダイアフラムフランジ60の種々の独特な表面により、種々の利点が得られる。特に、表面94(図10A)は、隣接するポンプハウジング表面84の幾何形状に対応しているので、組み立て時にフランジ60がずれる恐れが最小化され、このことが、また設計がより複雑な幾何形状を有する場合に比して、組み立ての労を低減する。
フランジ表面104と、ポンプハウジング外側拘束壁70の幾分アーチ形の対応表面87とにより、拘束壁70の変形方法が改善されるように超音波エネルギーが方向付けられることで、超音波変形工程が助けられる。
図10に見られるように、拘束壁70の内表面87は、拘束壁底部(コーナー86)から拘束壁70に沿ってダイアフラムドームから更に横方向(図10の矢印79の方向)に距離を増しつつ、ダイアフラムフランジ60上に変形される拘束壁70の自由端部へ向かう構成を有している。拘束壁内表面87の形状は、拘束壁底部の全体的なテーパ付け又は先細化に役立ち、拘束壁70の外方部分の目標変形形状への変形を容易にしている。
図10に見られるように、拘束壁70の内表面87は、拘束壁底部(コーナー86)から拘束壁70に沿ってダイアフラムドームから更に横方向(図10の矢印79の方向)に距離を増しつつ、ダイアフラムフランジ60上に変形される拘束壁70の自由端部へ向かう構成を有している。拘束壁内表面87の形状は、拘束壁底部の全体的なテーパ付け又は先細化に役立ち、拘束壁70の外方部分の目標変形形状への変形を容易にしている。
ダイアフラムフランジのコーナー表面102は、好ましくは図10に示すように丸くされているが、概して直線状又は角をなしていてもよい。表面102により、ダイアフラムフランジ60のその部分の幾何形状が、変形される拘束壁70の内表面の幾何形状に合致せしめられることで、ダイアフラムフランジ60の拘束が強化され、ポンプ操作時のポンプの加圧により発生する脱出力に抗する組立体の抵抗能力が高められる。
ダイアフラムフランジ表面100は、好ましくは概して直線状だが、僅かに湾曲していてもよい。表面100により、ダイアフラムフランジ60のその区域を拘束壁70の隣接内表面の幾何形状に合致させることができるので、ダイアフラムフランジの拘束が強化され、ポンプの加圧により発生する脱出力に抗する組立体の抵抗能力が高められる。
ダイアフラムフランジ表面100は、好ましくは概して直線状だが、僅かに湾曲していてもよい。表面100により、ダイアフラムフランジ60のその区域を拘束壁70の隣接内表面の幾何形状に合致させることができるので、ダイアフラムフランジの拘束が強化され、ポンプの加圧により発生する脱出力に抗する組立体の抵抗能力が高められる。
ダイアフラムフランジ表面98は、好ましくは僅かに湾曲しているが、直線状でもよい。表面98により、ダイアフラムフランジ60のその区域を拘束壁70の隣接内表面の幾何形状に合致させることができるので、ダイアフラムフランジの拘束が強化され、ポンプ加圧時に発生する脱出力に抗する組立体の抵抗能力が高められる。
ダイアフラムフランジ表面96は、好ましくは概して直線状だが、僅かに湾曲していてもよい。表面96により、ダイアフラムフランジ60のその部分を、拘束壁70の隣接内表面の幾何形状に合致させることができるので、ダイアフラムフランジの拘束が強化され、ポンプ加圧時に発生する脱出力に抗する組立体の抵抗能力が高められる。
ダイアフラムフランジ表面96は、好ましくは概して直線状だが、僅かに湾曲していてもよい。表面96により、ダイアフラムフランジ60のその部分を、拘束壁70の隣接内表面の幾何形状に合致させることができるので、ダイアフラムフランジの拘束が強化され、ポンプ加圧時に発生する脱出力に抗する組立体の抵抗能力が高められる。
ポンプの新規な吐出構造物によって、以下で論議するような操作上の利点が得られる。この吐出構造物は、図9、図11、図12に示すような、吐出導管又は注ぎ口36と、圧力動作式の弾性的な出口弁38との組立体を含むのが特徴である。この吐出構造物の構成部品(すなわち注ぎ口36と弁38)は、ポンプ30とは異なる小出しシステムに使用することもできる。
図11及び図12には、吐出導管又は注ぎ口36が、弁38の周囲に注ぎ口36の遠位端を変形させる前の「成形し放し」の形状で示されている。以下で説明するように、弁38は、好ましくは、独特のフランジ構造を備えることで、吐出導管又は注ぎ口36の遠位端の変形に適応でき、それによって、組み立てが容易になり、かつ注ぎ口36の遠位端変形後の弁の妥当な拘束が容易になる。弁のフランジは、また弁の脱出に抗する抵抗力を高め、弁38と注ぎ口36との流体密の係合を強化する拘束構成の確保に好都合である。
図11及び図12には、吐出導管又は注ぎ口36が、弁38の周囲に注ぎ口36の遠位端を変形させる前の「成形し放し」の形状で示されている。以下で説明するように、弁38は、好ましくは、独特のフランジ構造を備えることで、吐出導管又は注ぎ口36の遠位端の変形に適応でき、それによって、組み立てが容易になり、かつ注ぎ口36の遠位端変形後の弁の妥当な拘束が容易になる。弁のフランジは、また弁の脱出に抗する抵抗力を高め、弁38と注ぎ口36との流体密の係合を強化する拘束構成の確保に好都合である。
図12に示すように、吐出導管又は注ぎ口36は、「成形し放し」の形状では、注ぎ口36の端部に弁38を最初に配置するのに好都合なように、非弾性変形可能な拘束壁120が外方へ突出している。引き続いて、この拘束壁120の遠位端が、以下で説明するように、弁38の周縁部上へ非弾性変形によりスエージングされる。
図12に示すように、吐出導管又は注ぎ口36は、後述するような一定の操作条件下での内方への弁38の運動を拘束するために、内方へくぼんだ拘束構造部を含んでいる。図12及び図20に示すように、拘束構造部には、(1)穴の開いていない中心の平らな接触面130と、(2)穴の開いていない周縁の湾曲面132とが形成されている。
図12に示すように、吐出導管又は注ぎ口36は、後述するような一定の操作条件下での内方への弁38の運動を拘束するために、内方へくぼんだ拘束構造部を含んでいる。図12及び図20に示すように、拘束構造部には、(1)穴の開いていない中心の平らな接触面130と、(2)穴の開いていない周縁の湾曲面132とが形成されている。
図20に見られるように、吐出導管又は注ぎ口36は環状壁136を含み、複数の脚138が環状壁136を拘束構造部の周縁湾曲面132と結合している。複数の流路140が複数連結脚138間に画成されている。図12及び図20に見られるように、連結脚138各々の外方向きの面は、外方へ僅かに傾斜又は湾曲している。図20を見ると、平らな面130、湾曲面132、脚138、環状壁136が、共同して拘束構造部を形成しており、これによって、図16に示すように、弁が適切に取り付けられ、閉状態にある場合、弁38は、内方へ変形又は移動しないように拘束される。
図13及び図14には、吐出弁、つまり小出し弁、つまり出口弁38が単独で示されている。現時点で好適な実施形式では、この弁は、「圧力により開放可能な」弁であり、弁の前後に十分な圧力差が生じた場合(例えば一方の側で圧力が上昇し、他方の側で圧力が降下した場合)に、開弁する。
図13及び図14には、吐出弁、つまり小出し弁、つまり出口弁38が単独で示されている。現時点で好適な実施形式では、この弁は、「圧力により開放可能な」弁であり、弁の前後に十分な圧力差が生じた場合(例えば一方の側で圧力が上昇し、他方の側で圧力が降下した場合)に、開弁する。
図13及び図14に示した現時点で好適な実施形式では、弁38は、柔軟で弾性的かつ弾力的な可とう性材料により一体構造物として成形される。この材料は、エラストマー、例えば、米国のダウ・コーニング社がD.C.99−595−HCの商品名で販売しているシリコーンゴム等を含む合成熱硬化性ポリマーを含んでいる。別の適当なシリコーンゴム材料は、米国のヴァッカー・シリコーン社がヴァッカー3003−40の名称で販売している。両材料とも、ショアA硬さ40の硬度を有している。弁38は、また他の熱硬化性材料、他のエラストマー材料、熱可塑性ポリマー、熱可塑性エラストマーのいずれかでも成形でき、これらの材料には、また熱可塑性プロピレン、エチレン、ウレタン、スチレン、これらのハロゲン化された対応品を基材とする材料も含まれている。
弁38の設計形状及び操作特性は、米国特許第5,409,144号に符号3dで示された弁の形状及び特性に事実上類似している。該特許の説明は、ここに引用することにで、本発明に関連する範囲で、かつまた本発明と矛盾しない範囲で、本明細書に援用するものである。
弁38の設計形状及び操作特性は、米国特許第5,409,144号に符号3dで示された弁の形状及び特性に事実上類似している。該特許の説明は、ここに引用することにで、本発明に関連する範囲で、かつまた本発明と矛盾しない範囲で、本明細書に援用するものである。
本明細書の図13及び図14に示すように、弁38は、ヘッド又はヘッド部分150を含み、該ヘッド部分は、可とう性で、外方へ向って凹状に構成されている(弁38を注ぎ口36内に取り付けた場合に、弁38の外部から見て)。ヘッド150には、ヘッドを貫通して延びる少なくとも1つの、好ましくは2つの小出しスリット152が形成され、該スリットが自己シール式の常時閉オリフィスを形成している。弁38の好適実施形式は、2つの互いに直角に交差する等長のスリット152を有している。これらの交差スリット152により、ヘッド152には、4つの概して扇形のフラップ又は花弁状部が形成されている。これらのフラップは、既述の米国特許第5,409,144号に記載された周知の形式で、圧力差が十分な大きさに増大するのに応じて、スリット152の交差箇所から外方へ開かれる。
弁38は、内側が注ぎ口36の概して内部を向き、外側が注ぎ口36から概して外部を向いている。弁38の内側は、液体に接触するようになっており、外側は、周囲の外気にさらされている。
弁38は、内側が注ぎ口36の概して内部を向き、外側が注ぎ口36から概して外部を向いている。弁38の内側は、液体に接触するようになっており、外側は、周囲の外気にさらされている。
弁38は、薄手のスカート又はスリーブ154を含み、このスカートが弁ヘッド150から軸線方向外方かつ半径方向外方へ延びている。スカート154の外端部は、より厚手に拡張された周縁フランジ160で終わっており、該フランジは概してばち形の横断面を有している。
図14を見ると、弁ヘッド150の内側は、円形で平らな中央面164と、中央面164を取り囲む周囲の湾曲面166とを有している。スリット152は弁ヘッドの平らな中央面164から横方向に弁ヘッド周縁の湾曲面166へ延びている。
弁38が吐出導管36内に正しく配置され(図9、図15、図16、図20、図21)、弁ヘッド150が閉状態にある場合、弁38は、注ぎ口36の端部から引込んだ位置にある。しかし、弁ヘッド150が、加圧液体によって引込んだ位置から外方へ押し出されると、弁は、図19及び図20に示すように、開弁される。より詳しく言えば、弁38の内側に加えられる圧力が、予め決められた値だけ外部の周囲圧を上回ると、弁38は、凹状又は引込み位置から外方へ押し出され、図18、図19、図20に示すような外方へ延びた開位置となる。
図14を見ると、弁ヘッド150の内側は、円形で平らな中央面164と、中央面164を取り囲む周囲の湾曲面166とを有している。スリット152は弁ヘッドの平らな中央面164から横方向に弁ヘッド周縁の湾曲面166へ延びている。
弁38が吐出導管36内に正しく配置され(図9、図15、図16、図20、図21)、弁ヘッド150が閉状態にある場合、弁38は、注ぎ口36の端部から引込んだ位置にある。しかし、弁ヘッド150が、加圧液体によって引込んだ位置から外方へ押し出されると、弁は、図19及び図20に示すように、開弁される。より詳しく言えば、弁38の内側に加えられる圧力が、予め決められた値だけ外部の周囲圧を上回ると、弁38は、凹状又は引込み位置から外方へ押し出され、図18、図19、図20に示すような外方へ延びた開位置となる。
開弁過程の間、弁ヘッド150は、始め外方へ変位する一方、依然として概して凹状の閉状態を維持する。凹状ヘッド150の始めの外方への移動は、相対的に薄手で可とう性のスカート154によって可能になる。スカート154は、凹状の休止位置から加圧位置へ移動し、この位置で注ぎ口36の開放端部へ向かって外方へ延びることになる。しかし、弁38は、ヘッド150が完全に延びきる位置までの事実上全行程を移動するまでは、開かない(すなわちスリット152は開かない)。実際には、弁ヘッド150は、外方へ移動するにつれて、半径方向内方向きの圧縮力にさらされるが、この圧縮力は、更なるスリット152の開放に抵抗する傾向がある。更に、弁ヘッド150は、前方へ移動する間、またスリーブ154が延びきった位置に達した後も、概してその外方へ凹状の形状を維持する。しかし、内側の圧力が外部圧力に比して十分に大きくなると、スリット152は延びた弁ヘッド150内で開放され、製品が小出しされる。
図16に見られるように、注ぎ口36は、弁38が注ぎ口36の遠位端内に正しく配置された場合、弁フランジ160の一部を受容し係止するための環状の弁座170を形成する。弁38が、図16に示すように、注ぎ口36内に正しく配置された場合、弁ヘッド内側の中央の平らな表面164は、注ぎ口36の中央の平らな対応表面130に対して座着する。同じように、弁ヘッド内側の周縁部の湾曲表面166は、注ぎ口周縁部の湾曲表面132に接触し座着する。
注ぎ口の表面130,132は、吐出導管又は注ぎ口36の弁拘束構造部の一部であり、弁ヘッド150が更に注ぎ口36の内方へたわむのを防止する。これによって、周囲外気圧が注ぎ口36の内圧を超過しても、注ぎ口及びポンプ内へ弁38を介して周囲大気が通気するのが常に防止される。通気が生じれば、望ましくない事態が起こるだろう。なぜなら、液体を小出しする次の操作では、混入した空気のため吐出する液体量が減少するからである。
注ぎ口の表面130,132は、吐出導管又は注ぎ口36の弁拘束構造部の一部であり、弁ヘッド150が更に注ぎ口36の内方へたわむのを防止する。これによって、周囲外気圧が注ぎ口36の内圧を超過しても、注ぎ口及びポンプ内へ弁38を介して周囲大気が通気するのが常に防止される。通気が生じれば、望ましくない事態が起こるだろう。なぜなら、液体を小出しする次の操作では、混入した空気のため吐出する液体量が減少するからである。
図16を見ると、注ぎ口36の遠位端のところの流路140が、弁38のヘッド150の周縁部に又は周縁部をこえて、横方向外方に配列されていることが分かる。したがって、事実上弁ヘッド150の内側表面全体が、注ぎ口36の内部拘束構造部によって、通気力に抗して支持され拘束されることができる。
注ぎ口36内の液体がポンプの起動により加圧された場合、流路140内の液体は、弁スリーブ154に対して作用する。弁スリーブ154の前後の圧力差が十分に大きくなると、弁スリーブ154が外方へ強制され、弁ヘッド150は、注ぎ口の弁拘束表面130,132との座着接触を解除され外方へ押し出される。このため、液体は、弁ヘッド150の内側表面と注ぎ口の弁拘束表面130,132との間を移動し、弁ヘッド150の内側表面を加圧できる。この結果、弁38の内側表面に対しより大きい全力が作用し、弁は外方へ延び、開弁され、図20に示す小出し位置を占める。
注ぎ口36内の液体がポンプの起動により加圧された場合、流路140内の液体は、弁スリーブ154に対して作用する。弁スリーブ154の前後の圧力差が十分に大きくなると、弁スリーブ154が外方へ強制され、弁ヘッド150は、注ぎ口の弁拘束表面130,132との座着接触を解除され外方へ押し出される。このため、液体は、弁ヘッド150の内側表面と注ぎ口の弁拘束表面130,132との間を移動し、弁ヘッド150の内側表面を加圧できる。この結果、弁38の内側表面に対しより大きい全力が作用し、弁は外方へ延び、開弁され、図20に示す小出し位置を占める。
図14には、弁フランジ160の新規な、利点を有する断面形状が示されている。この弁フランジ160によって、注ぎ口36内への弁の正しい組み付けが容易になり、注ぎ口の拘束壁120が弁フランジ160を囲んで非弾性変形又はスエージングされるのに好都合になり、更に弁の脱出に抗する抵抗性0が高められるように、かつまた弁フランジ160と注ぎ口36との間の漏れを防止する密封係合が強化されるように、弁38を注ぎ口36に効果的に取り付けられる。
以下の論議及び特許請求の範囲の記載では、弁フランジ160の複数表面を、半径方向に切断した弁38の断面について説明する(図14及び図16)。
弁フランジ160は、縦軸線172(図14)を中心として概して環状にスリーブ154の周縁部から延びる弾性材料であることを特徴とする。該スリーブは、弁を通過して流体が流れる方向に対し軸線方向内方と軸線方向外方とに延びている。弁フランジ160を形成する概して環状の弾性材料は、縦軸線172を中心として、該縦軸線の半径方向外方に配置されている。フランジ160を形成する弾性材料は、次の複数表面によって少なくとも部分的に画成される表面区域を有している:
弁フランジ160は、縦軸線172(図14)を中心として概して環状にスリーブ154の周縁部から延びる弾性材料であることを特徴とする。該スリーブは、弁を通過して流体が流れる方向に対し軸線方向内方と軸線方向外方とに延びている。弁フランジ160を形成する概して環状の弾性材料は、縦軸線172を中心として、該縦軸線の半径方向外方に配置されている。フランジ160を形成する弾性材料は、次の複数表面によって少なくとも部分的に画成される表面区域を有している:
(A)スリーブ154から概して軸線方向外方へ延びる第1表面191、
(B)スリーブ154から概して軸線方向内方へ延びる第2表面192、
(C)第1表面191から概して軸線方向外方と半径方向外方の双方へ延びる第3表面193、
(D)第2表面から概して軸線方向内方と半径方向外方の双方へ延びることで第3表面と共に末広表面を形成する第4表面194、
(E)第3表面193から概して軸線方向内方と半径方向外方の双方へ延びる第5表面195、
(F)前記第4表面から概して軸線方向外方と半径方向外方の双方へ延びる第6表面196、
(G)第6表面196から概して軸線方向外方へ延びる第7表面又は肩表面197、
(H)第7表面197から概して軸線方向内方へ延びる第8表面198、
(I)第8表面198から概して軸線方向外方へ延びる第9表面199、
(J)第9表面199から概して半径方向内方へ延びる第10表面又はリップ210。
(B)スリーブ154から概して軸線方向内方へ延びる第2表面192、
(C)第1表面191から概して軸線方向外方と半径方向外方の双方へ延びる第3表面193、
(D)第2表面から概して軸線方向内方と半径方向外方の双方へ延びることで第3表面と共に末広表面を形成する第4表面194、
(E)第3表面193から概して軸線方向内方と半径方向外方の双方へ延びる第5表面195、
(F)前記第4表面から概して軸線方向外方と半径方向外方の双方へ延びる第6表面196、
(G)第6表面196から概して軸線方向外方へ延びる第7表面又は肩表面197、
(H)第7表面197から概して軸線方向内方へ延びる第8表面198、
(I)第8表面198から概して軸線方向外方へ延びる第9表面199、
(J)第9表面199から概して半径方向内方へ延びる第10表面又はリップ210。
弁フランジ160の前述の形状は、注ぎ口の拘束壁120(図12)を超音波変形によってスエージングし、図1及び図16に示す非弾性変形された拘束形状にするのに特に適している。
注ぎ口の拘束壁120の超音波スエージングは、ダイアフラムフランジ60の周囲にポンプハウジング拘束壁70を超音波スエージングする場合について既に説明した方法と事実上等しい方法によって実施できる。注ぎ口拘束壁120を超音波スエージングする場合、現時点で好適な一方法によれば、超音波ホーンが、拘束壁120に対し約487kg(約1075ポンド)のスエージング力が加えられる。しかし、非超音波式のスエージング技術を含む他のスエージング方法を使用してもよいことは、理解されよう。
現時点で最も好適な方法では、拘束壁120は、弁フランジ160に対してスエージングされることにより、弁フランジ160を約0−0.10mm(0.000−0.004インチ)、最も好ましくは約0.10mm(.004インチ)圧縮する。
注ぎ口の拘束壁120の超音波スエージングは、ダイアフラムフランジ60の周囲にポンプハウジング拘束壁70を超音波スエージングする場合について既に説明した方法と事実上等しい方法によって実施できる。注ぎ口拘束壁120を超音波スエージングする場合、現時点で好適な一方法によれば、超音波ホーンが、拘束壁120に対し約487kg(約1075ポンド)のスエージング力が加えられる。しかし、非超音波式のスエージング技術を含む他のスエージング方法を使用してもよいことは、理解されよう。
現時点で最も好適な方法では、拘束壁120は、弁フランジ160に対してスエージングされることにより、弁フランジ160を約0−0.10mm(0.000−0.004インチ)、最も好ましくは約0.10mm(.004インチ)圧縮する。
構成部品を既述のように組み立てて、操作可能なポンプ30が得られた後、ポンプ30は、例えば液体石鹸等の流体供給源に接続され、液体を小出しするように操作又は起動される。ポンプ30は、特に米国特許第6,216,916号に図示かつ説明されている種類のディスペンサ10に組み付けるのに適している。
どんな場合でも、ポンプ30は、可とう性のドーム52を、直接又は機械手段(例えば米国特許第6,216,916号に示されている起動レバー31)を介して間接的に押し込むことで、起動される。可とう性の弾性的なドーム52は、十分な力で押し込まれことでキャビティ内の液体を加圧し、図19に示すように、幾分変形するか、凹みを生じる。
どんな場合でも、ポンプ30は、可とう性のドーム52を、直接又は機械手段(例えば米国特許第6,216,916号に示されている起動レバー31)を介して間接的に押し込むことで、起動される。可とう性の弾性的なドーム52は、十分な力で押し込まれことでキャビティ内の液体を加圧し、図19に示すように、幾分変形するか、凹みを生じる。
ドーム52のキャビティ内の液体を加圧することで、入り口導管の弁座64を覆うダイアフラムフラップ56の内側表面に力が加わる。これによって、フラップ56の外側表面と弁座64との流体密接触が強化される。ドーム52のキャビティ内の加圧液体は、ボス44内の出口流路から、吐出構造物又は注ぎ口36内へ押し出され、出口弁38のスリーブ154に対して押し付けられる。これによって、図19に示すように、出口弁38が開かれる。
使用者が弾性的なドーム52を押し終わると、ドーム52は、元の、応力の加わらない外方へ突出した形状に戻る。これにより、ドーム52内のキャビティの容積が増し、キャビティ内圧が降下する。キャビティ内圧の降下により、ダイアフラムフラップ56は、(図21に見られるように)弁座から離間する。通常、入り口導管42内には、常時、液体が存在するので、入り口導管42内の液体が、開放された入り口フラップ56からドーム52のキャビティ内へ、ひいてはキャビティと連通しているポンプ内の他の吐出通路内へ流入する。拘束構造部130,132(図16)のため、降下したキャビティ内圧の影響で出口弁ヘッド150が内側へ開くことはない。拘束構造部は、またドーム52が急激に高い動作圧にさらされた場合、出口弁38に加わる水撃の効果を最小化することができる。
押し込み力がダイアフラムドーム52から除去された場合、吐出注ぎ口36内の液体圧は、事実上周囲大気圧(又はポンプ内の静水頭のため大気圧より僅かに高い圧力)に戻る。次いで、出口弁38の固有弾性のために、弁38は、自己シール式の常時閉状態に戻る(図1及び図14−図16)。出口弁38の図示の好適実施形式では、弁38が十分な弾性エネルギーを有していることで、弁上方のポンプ内に液体が残っている場合でも自己シール式の閉状態を維持できる。これは、閉じた弁38に対して、前記液体が及ぼす静水頭圧は、弁38を開くには十分でないからである。
本発明についての以上の詳細な説明及び図面から容易に分かることだろうが、数多くの変化形及び変更態様が、本発明の新規な概念又は原則の精神及び範囲を逸脱することなく実施可能である。
本発明についての以上の詳細な説明及び図面から容易に分かることだろうが、数多くの変化形及び変更態様が、本発明の新規な概念又は原則の精神及び範囲を逸脱することなく実施可能である。
10 ディスペンサ
30 ポンプ
34 ダイアフラム
36 吐出導管、注ぎ口
38 出口弁
42 入り口導管
44 ポンプハウジングのボス
48 環状溝
52 ドーム
53 段状部、隆起部
54 環状底壁
56 可とう性フラップ
58 連結部
60 ダイアフラムの取り付けフランジ
64 入り口弁座
70 ダイアフラム取り付けフランジの外側拘束壁
72 内側壁
75,77,79,81 矢印
82 垂直面
84 斜めの面
86 屈曲面
87 僅かに湾曲した面、凹面
90 概して直線状の軸線方向が違法に延びる面
92 概して直線状の、内方へ延びる面
94 内側の末広面
96 外側の末広面
98 第1コーナー面
100 横方向に延びる面
102 第2コーナー面
104 周縁面
106 外側コーナー面又は湾曲面
110 内壁遠位端
112 横表面
120 出口弁の周縁フランジ拘束壁
130 弁拘束構造部の平らな面
132 弁拘束構造部の周縁湾曲面
136 環状壁
138 脚
140 流路
150 弁のヘッド、ヘッド部分
152 小出しスリット
154 スリーブ
160 出口弁の周縁フランジ
164 弁ヘッドの平らな中央面
166 弁ヘッドの湾曲周縁面
172 弁ヘッドの縦軸線
191 フランジの第1表面
192 フランジ第2表面
193 フランジ第3表面
194 フランジ第4表面
195 フランジ第5表面
196 フランジ第6表面
197 フランジ第7表面
198 フランジ第8表面
199 フランジ第9表面
210 フランジ第10表面
30 ポンプ
34 ダイアフラム
36 吐出導管、注ぎ口
38 出口弁
42 入り口導管
44 ポンプハウジングのボス
48 環状溝
52 ドーム
53 段状部、隆起部
54 環状底壁
56 可とう性フラップ
58 連結部
60 ダイアフラムの取り付けフランジ
64 入り口弁座
70 ダイアフラム取り付けフランジの外側拘束壁
72 内側壁
75,77,79,81 矢印
82 垂直面
84 斜めの面
86 屈曲面
87 僅かに湾曲した面、凹面
90 概して直線状の軸線方向が違法に延びる面
92 概して直線状の、内方へ延びる面
94 内側の末広面
96 外側の末広面
98 第1コーナー面
100 横方向に延びる面
102 第2コーナー面
104 周縁面
106 外側コーナー面又は湾曲面
110 内壁遠位端
112 横表面
120 出口弁の周縁フランジ拘束壁
130 弁拘束構造部の平らな面
132 弁拘束構造部の周縁湾曲面
136 環状壁
138 脚
140 流路
150 弁のヘッド、ヘッド部分
152 小出しスリット
154 スリーブ
160 出口弁の周縁フランジ
164 弁ヘッドの平らな中央面
166 弁ヘッドの湾曲周縁面
172 弁ヘッドの縦軸線
191 フランジの第1表面
192 フランジ第2表面
193 フランジ第3表面
194 フランジ第4表面
195 フランジ第5表面
196 フランジ第6表面
197 フランジ第7表面
198 フランジ第8表面
199 フランジ第9表面
210 フランジ第10表面
Claims (20)
- 液体供給源から液体を小出しするための吐出構造物において、
前記吐出構造物が、
前記液体供給源からの液体と流体連通するための流路を形成する吐出導管と、
弾性的な圧力起動式弁とを含み、該弁が、(1)始めは事実上未変形の閉状態で前記吐出導管流路を横切って延び、(2)前記液体が接触する内側と周囲外気にさらされる外側とを有し、(3)前記内側部分と自己シール式常時閉オリフィスとを画成する弁ヘッドと、(4)前記内側部分を画成する、前記弁ヘッド周縁部から延びるスリーブとを有することで、前記弁内側部分に加わる圧力が前記弁外側に加わる圧力を予め決められた値だけ上回ると、前記弁ヘッドの外方への運動に順応して開弁形状となり、前記吐出構造物が更に
拘束構造部を含み、前記弁が始めの事実上未変形の閉状態にある時には、前記拘束構造部が前記吐出導管内の前記弁ヘッドのところで前記弁内側に接触する位置にあり、前記拘束構造部と前記吐出構造物とが一緒に少なくとも1つの流路を画成し、それにより前記弁内側の一部に対する前記供給源からの液体の流れが前記弁ヘッドを横方向に越えて前記弁スリーブのところで初期調節され、弁の外側に作用する周囲外圧が弁内側に作用する圧力を上回った場合、前記閉じたオリフィスが内方へ開くことが前記拘束構造部によって防止される、液体供給源から液体を小出しするための吐出構造物。 - 前記弁ヘッドの前記内側が中央の平らな面と周縁の湾曲面とを含み、
前記オリフィスが前記弁ヘッドを貫通するスリットによって形成され、該スリットが前記弁ヘッドの中央の平らな面から横方向に前記弁ヘッド周縁部の湾曲面内へ延びており、
前記拘束構造部が、(1)前記弁ヘッド中央の平らな面に対応接触する無孔の平らな中央接触面と、(2)前記弁ヘッドの平らな面から前記スリットを少なくとも横方向に越える箇所まで、前記弁ヘッド周縁湾曲面に対応接触するための無孔の周縁湾曲面とを画成している、請求項1に記載された吐出構造物。 - 前記吐出導管が、複数連結脚を介して前記拘束構造部の周縁部と一体の環状壁を含むことで、前記弁ヘッドを横方向に越えて前記弁スリーブのところに前記弁内側に対する流れを調節する複数流路が画成される、請求項1に記載された吐出構造物。
- 前記吐出導管が、前記液体の供給源用の加圧可能な溜めを有するポンプの一部である、請求項1に記載された吐出構造物。
- 弾性的な圧力起動式弁のための周縁取り付けフランジであって、該弁が外方への流れ方向で流体製品を吐出でき、かつまた弁ヘッドを有し、該弁ヘッドが、自己シール式の常時閉小出しオリフィスを形成し、前記弁ヘッドの周縁部から延びるスリーブを有しており、また前記周縁取り付けフランジが拘束壁によって拘束されるようにされており、該拘束壁が、前記周縁取り付けフランジを囲むように非弾性変形される形式のものにおいて、前記周縁取り付けフランジが、
縦軸線を中心として概して環状に前記スリーブの周縁部から延びる弾性材料を含んでおり、前記スリーブが前記流れ方向に対し軸線方向内方かつ軸線方向外方へ延び、前記概して環状の形状が前記縦軸線を中心として縦軸線の半径方向外方に位置し、前記弾性材料が、次の表面、すなわち
前記スリーブから概して軸線方向外方に延びる第1表面と、
前記スリーブから概して軸線方向内方に延びる第2表面と、
前記第1表面から概して軸線方向外方かつ半径方向外方へ延びる第3表面と、
前記第2表面から概して軸線方向内方かつ半径方向外方へ延び、第3表面と共に概して末広にされた第4表面とによって少なくとも部分的に形成される表面部分を含んでいる、弾性的な圧力起動式弁の周縁取り付けフランジ。 - 更に、前記第3表面から概して軸線方向内方と半径方向外方の双方に延びる第5表面を含む、請求項5に記載された弁周縁取り付けフランジ。
- 更に、前記第4表面から概して軸線方向外方と半径方向外方の双方へ延びる第6表面を含む、請求項6に記載された弁周縁取り付けフランジ。
- 更に、前記第6表面から概して軸線方向外方へ延びる第7表面と、
前記第7表面から概して軸線方向内方へ延びる第8表面とを含む請求項7に記載された弁周縁取り付けフランジ。 - 更に前記第8表面から概して軸線方向外方へ延びる第9表面と、
前記第9表面から概して軸線方向内方へ延びる第10表面とを含む、請求項8に記載された弁周縁取り付けフランジ。 - ダイアフラムポンプにおいて、
(A)弾性材料製のダイアフラムが含まれ、該ダイアフラムが、
(1)(a)外部から見ると未変形の凸状形状を有し、(b)内部から見ると凹状の、加圧流体受容区域を画成する弾性変形可能な加圧部と、
(2)前記加圧部の周縁部から延びる連結部と、
(3)(a)前記連結部の周縁部から概して半径方向に延び、(b)前記連結部より薄手であり、(c)前記連結部から外方へ外部へ向って延びる第1表面を有し、かつ(d)前記連結部から内方へ外部とは反対方向に延びる第2表面を有する取り付けフランジとを画成するように成形されており、また
B.ポンプハウジングが含まれ、該ポンプハウジングが、入り口と出口とを画成し、更に、前記ダイアフラム取り付けフランジを拘束するための拘束構造部を含んでおり、該拘束構造部が、横表面と端面とを有する突出壁を含み、前記突出壁端面は、前記ポンプが前記流体を加圧していない場合には、前記ダイアフラム連結部から間隔を有しており、前記突出壁横表面は、前記ポンプが前記流体を加圧していない場合には、前記ダイアフラム取り付けフランジ第2表面から間隔を有しており、それによって、前記ポンプハウジング内への前記ダイアフラムの組みつけが容易にされている、ダイアフラムポンプ。 - 前記取り付けフランジ第2表面が、事実上円筒形の内表面を画成している、請求項10に記載されたポンプ。
- 前記連結部がアーチ形である、請求項10に記載されたポンプ。
- 前記連結部が、拘束構造部の前記突出壁端面へ向って突出しているが、接触はしていない凸状表面を画成している、請求項10に記載されたポンプ。
- 前記ポンプが前記流体を加圧すると、拘束構造部の前記突出壁横表面の少なくとも一部が前記取り付けフランジの一部と接触する、請求項10に記載されたポンプ。
- ポンプ用のダイアフラムにおいて、前記ダイアフラムが弾性材料を含み、該弾性材料が、
(A)(1)外部から見て未変形の凸状部を有し、(2)加圧部の変形により加圧される流体を受容する区域が、前記凸状部の下に画成されている弾性変形可能な加圧部と、
(B)前記加圧部の周縁から延び、非線形の断面形状を有する応力遮断連結部と、
(C)(1)前記応力遮断連結部の周縁から延び、(2)前記ポンプの拘束構造部内に配置できる取り付けフランジとを形成するように成形されている、ポンプ用のダイアフラム。 - 前記ダイアフラムが前記加圧部底部を囲む環状底壁を含み、前記応力遮断連結部がアーチ形断面を有し、前記環状底壁を前記取り付けフランジに結合している、
請求項15に記載されたダイアフラム。 - 前記アーチ形断面が、その半径方向長さの少なくとも大部分にわたり一様の厚さを有している、請求項16に記載されたダイアフラム。
- 前記アーチ形断面が、外部から見て、前記加圧部周囲に凹状の環状溝を画成している、請求項17に記載されたダイアフラム。
- 非弾性変形可能な外側拘束壁を含む拘束構造部を有するポンプ用ダイアフラムにおいて、該ダイアフラムが弾性材料を含み、該弾性材料が、
(A)(1)外部から見ると未変形の凸状部、並びに(2)内部から見ると凹状の加圧流体用受容区域を画成している弾性変形可能な加圧部と、
(B)取り付けフランジとを画成するように成形されており、前記取り付けフランジが、(1)前記加圧部周縁と結合されており、(2)前記ポンプ内に配置されることで、前記外側拘束壁を前記取り付けフランジの周囲に非弾性変形させることが可能になり、かつまた(3)前記スリーブの周縁部から延びる概して環状の弾性材料を有しており、しかも、前記材料が次の表面、すなわち
(a)内側と外側との末広表面であって、内側末広表面が前記加圧部への前記フランジの結合箇所の内方に位置し、外側末広表面が前記加圧部への前記フランジの結合箇所の外方に位置している表面と、
(b)前記外側末広表面から延びる第1コーナー表面と、
(c)前記第1コーナー表面から横方向に延びる表面と、
(d)前記横方向に延びる表面から延びる第2コーナー表面とによって部分的に画成される表面区域を有している、ポンプ用ダイアフラム。 - 前記概して環状の弾性材料の前記表面区域が、更に横の周縁表面を含み、該周縁表面が外側のへりと内側のへりとを有し、しかも前記外側のへりが、前記内側のへりより前記加圧部から更に横に位置している、請求項19に記載されたダイアフラムポンプ。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070717 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100521 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101102 |