JP2007305635A - 窒化物半導体発光素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 転位密度が面内で分布している基板や下地となる半導体層上に窒化物半導体による層を形成して窒化物化合物半導体発光素子を作製するとき、ストライプ形状を、共振器端面側の幅が広くなるようにするとともに中央部分の幅が狭くなるような形状とする。
【選択図】 図2
Description
Journal of Electronic Materials. Vol.27 No.4 (1998) pp.160-165 Japanese Journal of Applied Physics. Vol.39 (2000) Part2 No.7A pp.L647-L650
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態における窒化物半導体発光素子の構成を示す概略断面図である。
このとき、n型GaN基板200は、その基板表面がc面(<0001>方向)となるc面GaN基板であり、その[1−100]方向に沿って帯状に転位密度の高い高転位密度領域250aが構成されるとともに、この高転位密度領域250aに挟まれるとともに高転位密度領域250aと平行となる領域に転位密度の低い低転位密度領域250bが構成される。そして、このn型GaN基板200において、高転位密度領域250aが、[11−20]方向と平行な方向に、その幅が50μm程度とされるとともに、400μm程度のピッチ(周期)で構成される。又、このように高転位密度領域250aが構成されることにより、高転位密度領域250aの間に形成される低転位密度領域250bは、その幅が350μm程度の幅で構成されることになる。しかしながら、高転位密度領域250aからの転位が面内方向に広がることがあるため、実質上、この低転位密度領域250bにおいて安定して使用できる領域幅は300μm弱となる。
このように高転位密度領域と低転位密度領域とを[1−100]方向にストライプ上に形成されたn型GaN基板200上に構成される窒化物半導体発光素子の製造工程について、以下に簡単に説明する。
上述のような製造行程を経て製造される窒化物半導体発光素子のリッジストライプ部212の構造について、図2を参照して説明する。尚、図2は、窒化物半導体発光素子の上面図であり、リッジストライプ部212のストライプ形状を示す図である。まず、共振器長をL1とする窒化物半導体発光素子において、このリッジストライプ部212は、窒化物半導体発光素子の一方の端面Xから共振器長方向([1−100]方向)の長さL2となる領域Laと、領域Laに隣接するとともに共振器長方向の長さL3となる領域Lbと、領域Lbに隣接するとともに共振器長方向の長さL4となる領域Lcと、領域Lcに隣接するとともに共振器長方向の長さL5となる領域Ldと、領域Ldと隣接するとともに窒化物半導体発光素子の他方の端面Yから共振器長方向の長さL6となる領域Leと、を備える。
このような構成の窒化物半導体発光素子の第1例として、共振器長L1を600μmとするとともに、領域La,Leそれぞれの長さL2,L6を50μmとし、領域Lb,Ldそれぞれの長さL3,L5を75μmとし、領域Lcの長さL4を350μmとする。そして、領域La,Leの幅(ストライプ幅)W1を10μmとするとともに、領域Lcの幅(ストライプ幅)W2を5μmとする。
又、上述の第1例の窒化物半導体発光素子と比較するための一比較例として、図3のように幅(ストライプ幅)W4を10μmで一定とするとともに共振器長L1を600μmとするストライプ形状のリッジストライプ部212を備える窒化物半導体発光素子を作製する。尚、この窒化物半導体発光素子は、第1及び第2例と同様の窒化物半導体層がn型GaN基板200に積層されたものである。
又、上述の第1例の窒化物半導体発光素子と比較するための別の比較例として、図3のように幅(ストライプ幅)W4を5μmで一定とするとともに共振器長L1を600μmとするストライプ形状のリッジストライプ部212を備える窒化物半導体発光素子を作製する。尚、この窒化物半導体発光素子は、第1及び第2例と同様の窒化物半導体層がn型GaN基板200に積層されたものである。
又、本実施形態の窒化物半導体発光素子の第2例として、共振器長L1を600μmとするとともに、領域La,Leそれぞれの長さL2,L6を50μmとし、領域Lb,Ldそれぞれの長さL3,L5を75μmとし、領域Lcの長さL4を350μmとする。そして、領域La,Leの幅(ストライプ幅)W1を20μmとするとともに、領域Lcの幅(ストライプ幅)W2を10μmとする。
又、上述の第2例の窒化物半導体発光素子と比較するための一比較例として、リッジストライプ部212の構成を図2のような構成とするとともに、領域La,Leの幅(ストライプ幅)W1を20μmとするとともに、領域Lcの幅(ストライプ幅)W2を5μmとする。又、第1例及び第2例の窒化物半導体発光素子と同様、共振器長L1を600μmとするとともに、領域La,Leそれぞれの長さL2,L6を50μmとし、領域Lb,Ldそれぞれの長さL3,L5を75μmとし、領域Lcの長さL4を350μmとする。
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図4は本実施形態における窒化物半導体発光素子の構成を示す概略断面図である。尚、図4の構成において、図1と同一の目的で構成する部分については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。本実施形態では、第1の実施形態と異なり、基板としてサファイア基板を用いるとともに、この基板表面に、選択成長技術を用いて低転位密度領域を備えた半導体層を下地層として形成する。そして、更に、この下地層の上に窒化物化合物半導体による窒化物半導体層を形成し、窒化物半導体発光素子を作製する。
201 n型GaNコンタクト層
202 n型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
203 n型GaNガイド層
204 GaInN多重量子井戸活性層
205 p型Al0.2Ga0.8Nキャリアバリア層
206 p型GaNガイド層
207 p型Al0.1Ga0.9Nクラッド層
208 p型GaNコンタクト層
209 p型電極
210,310 n型電極
211 絶縁層
212 リッジストライプ部
400 下地層
401 サファイア基板
402 バッファ層
403 窒化物化合物半導体層
404 成長抑制膜(マスク)
405 窒化物化合物半導体層
Claims (8)
- 帯状の転位密度の分布を備えた半導体層に窒化物半導体が積層されて構成され、電流狭窄するためのストライプ構造が形成される窒化物半導体発光素子において、
前記ストライプ構造が、転位密度の低い領域の直上に形成されるとともに、光出射端面におけるストライプ幅が前記端面以外におけるストライプ幅よりも広いことを特徴とする窒化物半導体発光素子。 - 前記半導体層に備えられた帯状の転位密度の分布が、光出射面となる端面に対して垂直方向に延び、
前記ストライプ構造が、電流狭窄するための絶縁層に挟まれるとともに表面から突出したリッジとして形成され、
前記リッジとして形成される前記ストライプ構造が、転位密度の低い領域の直上に前記端面に対して垂直方向に延びたストライプ形状で形成されるとともに、前記端面におけるストライプ幅が前記端面以外におけるストライプ幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。 - 前記ストライプ構造が、
前記端面側に設けられるとともにストライプ幅が最も広い第1領域と、
前記ストライプ形状の中央部に設けられるとともにストライプ幅が最も狭い第2領域と、
前記第1領域と前記第2領域との間に設けられるとともにストライプ幅が前記第1領域のストライプ幅から前記第2領域のストライプ幅に変化している第3領域と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の窒化物半導体発光素子。 - 前記ストライプ構造の前記第3領域の長さを50μm以上とすることを特徴とする請求項3に記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記ストライプ構造において、前記端面側におけるストライプ幅を10μm以上とすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記ストライプ構造において、最も広いストライプ幅W1と最も狭いストライプ幅W2との比W1/W2を2以下とすることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記転位密度の分布を備える前記半導体層が、窒化物半導体からなる窒化物半導体基板であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
- 前記転位密度の分布を備える前記半導体層が、基板上に構成された窒化物半導体層による下地層であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
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2006
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