JP2007292743A - 音叉型振動ジャイロ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動脚121,122とベースとの対向面に駆動脚121,122の面内振動(ベース面と平行方向の振動)及び面外振動(ベース面と垂直方向の振動)を静電容量変化によって検出する電極341,342,351,352(ベース側;371,372,381,382)を形成し、検出脚131,132とベースとの対向面に検出脚131,132の面外振動を静電容量変化によって検出する電極361,362(ベース側;391,392)を圧電検出電極32,33とは別に形成する。自己診断回路はこれら電極の静電容量変化によって検出される各検出電圧を用いて異常診断を行う。
【選択図】図2
Description
振動子は例えば圧電単結晶材料によって形成され、振動子を励振(共振駆動)するための駆動信号を供給する駆動電極とコリオリ力による振動を検出するための検出電極が振動子に配置される。
振動子は単なる柱状をなすもの、あるいは音叉形状をなすもの等、各種形状があり、特許文献1には方形板状をなす胴体部の互いに対向する両側面から一対の駆動脚と一対の検出脚とが互いに反対方向に突出形成され、さらに一対の駆動脚間に非励振駆動脚を備え、一対の検出脚間に非検出検出脚を備えた音叉型の振動子が記載されている。
特許文献2にはこのような自己診断機能を有する振動ジャイロの一構成が記載されており、この例では一対の検出電極から出力される検出電圧を加算し、その加算電圧と定電圧回路から出力される一定電圧とを比較することで異常診断を行うものとなっている。
この発明の目的は従来の欠点を解消し、検出電極からの検出電圧が0となるような異常に限らず、異常によって中途半端な出力となっている場合でも異常と診断することができ、さらに様々な視点から異常診断することができるようにした音叉型振動ジャイロを提供することにある。
極を形成し、一対の検出脚とベースとの互いの対向面に、それら検出脚の面外振動を静電容量の変化によって検出するための電極を形成し、それら電極の静電容量変化によって検出される各検出電圧を用いて異常診断を行う自己診断回路を具備する構成とされる。
[実施例1]
図1はこの発明による音叉型振動ジャイロの第1の実施例における振動子の搭載構造を示したものであり、図2は振動子に対する各種電極の配置を示し、図3及び4は振動子の振動を静電容量の変化によって検出するための電極詳細を示したものである。また、図5及び6はこの発明の第1の実施例の音叉型振動ジャイロが具備する自己診断回路を示したものである。まず、図1乃至4を参照して振動子の構成・搭載構造及び電極配置について説明する。
図2(a)は振動子10を図1(a)における上面10a側から、つまりベース22と反対側から見た図であり、駆動脚121,122には図2(b)に示したようにそれぞれその4面に駆動電極31(31a,31b)が幅方向中央に位置して形成されている。駆動電極31a同士及び31b同士はそれぞれ同一極性とされ、これら駆動電極31aと31b間に駆動信号が供給される。駆動電極31a,31bは駆動脚121,122の基端側に形成されている。
51,352が形成されている。一方、検出脚131,132には方形状をなす電極361,362がそれぞれその先端側に形成されている。電極341,342の櫛歯は駆動脚121,122の延伸方向と平行に延伸され、駆動脚121,122の幅方向に配列されている。例えば、図2(a)では電極341,342はそれぞれ4本の櫛歯を有するものとして示している。なお、それら4本の櫛歯をその一端側で連結する連結部の図示は省略している。
一対の駆動脚121,122の面内振動を検出する電極371,372の静電容量変化は、図5に示したように検出回路41,42によりそれぞれ電圧変化として検出され、これら検出回路41,42から出力される二つの検出電圧が加算手段43に入力されて加算される。加算手段43の出力は整流回路44及びローパスフィルタ45によって整流・平滑化され、出力S1となる。コンパレータ46には定電圧回路47から出力される一定電圧V1と出力S1とが入力される。
一対の駆動脚121,122の面外振動を検出する電極381,382の静電容量変化は、図6に示したように検出回路61,62によりそれぞれ電圧変化として検出され、これら検出回路61,62から出力される二つの検出電圧が加算手段63に入力されて加算される。加算手段63の出力は同期検波回路64に入力される。同期検波回路64は駆動回路71から出力される駆動信号の位相を90度遅らせて位相調整した信号によって、加算手段63から入力された信号を同期検波する。なお、図6では図示を省略しているが、駆動信号は駆動電極31(31a,31b)に入力され、これにより一対の駆動脚121,122が励振される。図6中、72は駆動信号の位相を位相調整し、90度遅らせる移相回路を示す。
て、コンパレータ67の出力Cと前述したコンパレータ54の出力Bとによって、駆動脚121,122の面内振動の振幅小及び大の双方の異常を診断できるものとなる。
一対の検出脚131,132の面外振動を検出する電極391,392の静電容量変化は、図6に示したように検出回路91,92によりそれぞれ電圧変化として検出され、これら検出回路91,92から出力される二つの検出電圧が減算手段93に入力されて減算される。減算手段93の出力は同期検波回路94に入力され、同期検波回路94は移相回路72から出力される信号によって減算手段93から入力された信号を同期検波する。同期検波回路94の検波出力は整流回路95及びローパスフィルタ96によって整流・平滑化され、さらにゲイン調整回路97によってゲイン調整されて出力S6となる。
同様に、出力S8も角速度未入力時における検出脚131,132の面外振動のアンバランスに対応した値となる。
出力S6,S7,S8,S0及び前述した出力S4をゲイン調整回路87によってゲイン調整した出力S5はコンパレータに入力されて比較される。コンパレータ88には出力S5とS8が入力され、コンパレータ98には出力S6とS8が入力される。また、コンパレータ105には出力S7とS0が入力される。即ち、各コンパレータ88,98及び105には変位(振動)を静電容量変化によって検出した出力と、圧電効果によって検出した出力とが入力されて、それらが比較される。各ゲイン調整回路87,97及び104は変位に対する静電容量の検出効率と圧電効果の検出効率との差を補正するもので、同一変位量に対する出力が等しくなるように各ゲイン調整回路87,97,104はゲイン調整を行う。
この例では異常検出用の電極を第1の実施例のように駆動脚121,122及び検出脚131,132にそれぞれ設けるのではなく、胴体部11の肩部に設けるものとする。
まず、図7を参照して胴体部11の肩部の振動について説明する。
以下、この例における各種異常診断について、図9に示した自己診断回路を参照して説明する。
肩部11aに設けられている電極15a−1,15a−2は同一極性であって、これら電極15a−1,15a−2から取り出される検出電圧と電極15bから取り出される検出電圧とが減算手段201に入力されて減算される(差動出力とされる)。同様に、肩部11bに設けられている電極16a−1,16a−2から取り出される検出電圧と電極16bから取り出される検出電圧とが減算手段202に入力されて減算される。
減算手段201,202から出力される二つの出力電圧が加算手段211に入力されて加算される。加算手段211の出力は同期検波回路212に入力され、同期検波回路212は上述した同期検波回路204と同様、移相回路72から出力される信号によって加算手段211から入力された信号を同期検波する。同期検波回路212の検波出力は整流回路213及びローパスフィルタ214によって整流・平滑化され、出力S12となる。コンパレータ215には定電圧回路216から出力される一定電圧V12Hと出力S12とが入力され、一方、コンパレータ217には定電圧回路218から出力される一定電圧V12Lと出力S12とが入力される。
肩部11cに設けられている電極17a−1,17a−2は同一極性であって、これら電極17a−1,17a−2から取り出される検出電圧と電極17bから取り出される検出電圧とが減算手段221に入力されて減算される(差動出力とされる)。同様に、肩部11dに設けられている電極18a−1,18a−2から取り出される検出電圧と電極18bから取り出される検出電圧とが減算手段222に入力されて減算される。
減算手段221,222から出力される二つの出力電圧が加算手段231に入力されて加算される。加算手段231の出力は同期検波回路232に入力され、同期検波回路232は移相回路72から出力される信号によって加算手段231から入力された信号を同期検波する。同期検波回路232の検波出力は整流回路233及びローパスフィルタ234によって整流・平滑化され、出力S14となる。コンパレータ235には定電圧回路236から出力される一定電圧V14と出力S14とが入力される。
この例では胴体部11の肩部11a〜11dの面外振動を圧電効果に替えて静電容量変化によって検出するようにしたものであり、これら静電容量変化によって検出した検出電圧を用いることによって駆動脚121,122及び検出脚131,132の面外振動の異常診断を行うものとする。振動子10はこの例では実施例1と同様、Zカット圧電単結晶を用いて形成されたもの及びXカット圧電単結晶を用いて形成されたもののいずれであってもよい。
両肩部11a,11bの面外振動を検出する電極271,272の静電容量変化は検出回路301,302によりそれぞれ電圧変化として検出され、これら検出回路301,302から出力される二つの検出電圧が減算手段303に入力されて減算される。減算手段303の出力は同期検波回路304に入力される。同期検波回路304は駆動回路71から出力される駆動信号の位相を90度遅らせて位相調整した信号(移相回路72から出力される信号)によって、減算手段303から入力された信号を同期検波する。同期検波回路304の検波出力は整流回路305及びローパスフィルタ306によって整流・平滑化され、出力S21となる。コンパレータ307には定電圧回路308から出力される一定電圧V21と出力S21とが入力される。
検出回路301,302から出力される二つの検出電圧が加算手段311に入力されて加算される。加算手段311の出力は同期検波回路312に入力され、同期検波回路312は上述した同期検波回路304と同様、移相回路72から出力される信号によって加算手段311から入力された信号を同期検波する。同期検波回路312の検波出力は整流回路313及びローパスフィルタ314によって整流・平滑化され、出力S22となる。コンパレータ315には定電圧回路316から出力される一定電圧V22Hと出力S22とが入力され、一方、コンパレータ317には定電圧回路318から出力される一定電圧V22Lと出力S22とが入力される。
両肩部11c,11dの面外振動を検出する電極281,282の静電容量変化は検出回路321,322によりそれぞれ電圧変化として検出され、これら検出回路321,322から出力される二つの検出電圧が減算手段323に入力されて減算される。減算手段323の出力は同期検波回路324に入力される。同期検波回路324は移相回路72から出力される信号によって、減算手段323から入力された信号を同期検波する。同期検波回路323の検波出力は整流回路325及びローパスフィルタ326によって整流・平滑化され、出力S23となる。コンパレータ327には定電圧回路328から出力される一定電圧V23と出力S23とが入力される。
検出回路321,322から出力される二つの検出電圧が加算手段331に入力されて加算される。加算手段331の出力は同期検波回路332に入力され、同期検波回路332は移相回路72から出力される信号によって加算手段331から入力された信号を同期検波する。同期検波回路332の検波出力は整流回路333及びローパスフィルタ334によって整流・平滑化され、出力S24となる。コンパレータ335には定電圧回路336から出力される一定電圧V24と出力S24とが入力される。
Claims (14)
- 板状圧電体より形成された振動子が支持部を介してベース上に、その板面がベース面と平行とされて搭載され、上記振動子は上記支持部によって支持された胴体部と、その胴体部の互いに対向する両側面から互いに反対方向に突出された一対の駆動脚と一対の検出脚とを備え、上記一対の駆動脚にそれら駆動脚を上記ベース面と平行方向に面内振動させるための駆動電極がそれぞれ形成され、上記一対の検出脚にそれら検出脚の上記ベース面と垂直方向の面外振動を検出するための検出電極がそれぞれ形成されている音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の駆動脚と上記ベースとの互いの対向面に、それら駆動脚の上記面内振動及び上記ベース面と垂直方向の面外振動をそれぞれ静電容量の変化によって検出するための電極を形成し、
上記一対の検出脚と上記ベースとの互いの対向面に、それら検出脚の上記面外振動を静電容量の変化によって検出するための電極を形成し、
それら電極の静電容量変化によって検出される各検出電圧を用いて異常診断を行う自己診断回路を具備する構成としたことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項1記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記自己診断回路は、上記一対の駆動脚の面内振動の異常を診断する回路と、上記一対の駆動脚の面外振動の異常を診断する回路と、上記一対の検出脚の面外振動及びジャイロ出力の異常を診断する回路とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項2記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の駆動脚の面内振動の異常を診断する回路は、
上記一対の駆動脚の面内振動をそれぞれ静電容量変化によって検出した二つの検出電圧を加算する加算手段と、
その加算手段の出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V1とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記二つの検出電圧を減算する減算手段と、
その減算手段の出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V2とを比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項2記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の駆動脚の面外振動の異常を診断する回路は、
上記一対の駆動脚の面外振動をそれぞれ静電容量変化によって検出した二つの検出電圧を加算する加算手段と、
その加算手段の出力を上記駆動電極に入力される駆動信号を位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V3とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記二つの検出電圧を減算する減算手段と、
その減算手段の出力を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V4とを比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項2記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の検出脚の面外振動及びジャイロ出力の異常を診断する回路は、
上記一対の駆動脚の面外振動をそれぞれ静電容量変化によって検出した二つの検出電圧を減算する第1の減算手段と、
その第1の減算手段の出力を上記駆動電極に入力される駆動信号を位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化し、さらにゲイン調整して第1の出力を
得る手段と、
上記一対の検出脚の面外振動をそれぞれ静電容量変化によって検出した二つの検出電圧を減算する第2の減算手段と、
その第2の減算手段の出力を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化し、さらにゲイン調整して第2の出力を得る手段と、
上記第2の減算手段の出力を上記駆動信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化し、さらにゲイン調整して第3の出力を得る手段と、
上記一対の検出脚の検出電極よりそれぞれ取り出した二つの検出電圧を減算して得た検出信号を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した第4の出力と、上記第1の出力とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記第2の出力と第4の出力とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記検出信号を上記駆動信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化して得た上記ジャイロ出力と、上記第3の出力とを比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項1記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記駆動脚の面内振動を検出するための電極は櫛歯形状をなすものとされていることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 板状圧電体より形成された振動子が支持部を介してベース上に、その板面がベース面と平行とされて搭載され、上記振動子は上記支持部によって支持された胴体部と、その胴体部の互いに対向する両側面から互いに反対方向に突出された一対の駆動脚と一対の検出脚とを備え、上記一対の駆動脚にそれら駆動脚を上記ベース面と平行方向に面内振動させるための駆動電極がそれぞれ形成され、上記一対の検出脚にそれら検出脚の上記ベース面と垂直方向の面外振動を検出するための検出電極がそれぞれ形成されている音叉型振動ジャイロにおいて、
上記胴体部における上記駆動脚側の両肩部及び上記検出脚側の両肩部に、それら肩部の上記ベース面と垂直方向の面外振動を圧電効果によって検出する電極をそれぞれ形成し、
それら電極によって検出される各検出電圧を用いて異常診断を行う自己診断回路を具備する構成としたことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項7記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記自己診断回路は、上記一対の駆動脚の面外振動の異常を診断する回路と、上記一対の検出脚の面外振動の異常を診断する回路とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項8記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の駆動脚の面外振動の異常を診断する回路は、
上記駆動脚側の両肩部の面外振動をそれぞれ検出した二つの検出電圧を減算する減算手段と、
その減算手段の出力を上記駆動電極に入力される駆動信号を位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V11とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記二つの検出電圧を加算する加算手段と、
その加算手段の出力を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V12H及びV12Lとをそれぞれ比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項8記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の検出脚の面外振動の異常を診断する回路は、
上記検出脚側の両肩部の面外振動をそれぞれ検出した二つの検出電圧を減算する減算手段と、
その減算手段の出力を上記駆動電極に入力される駆動信号を位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V13とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記二つの検出電圧を加算する加算手段と、
その加算手段の出力を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V14とを比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 板状圧電体より形成された振動子が支持部を介してベース上に、その板面がベース面と平行とされて搭載され、上記振動子は上記支持部によって支持された胴体部と、その胴体部の互いに対向する両側面から互いに反対方向に突出された一対の駆動脚と一対の検出脚とを備え、上記一対の駆動脚にそれら駆動脚を上記ベース面と平行方向に面内振動させるための駆動電極がそれぞれ形成され、上記一対の検出脚にそれら検出脚の上記ベース面と垂直方向の面外振動を検出するための検出電極がそれぞれ形成されている音叉型振動ジャイロにおいて、
上記胴体部における上記駆動脚側の両肩部及び上記検出脚側の両肩部と上記ベースとの互いの対向面に、それら肩部の上記ベース面と垂直方向の面外振動を静電容量の変化によって検出するための電極をそれぞれ形成し、
それら電極の静電容量変化によって検出される各検出電圧を用いて異常診断を行う自己診断回路を具備する構成としたことを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項11記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記自己診断回路は、上記一対の駆動脚の面外振動の異常を診断する回路と、上記一対の検出脚の面外振動の異常を診断する回路とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項12記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の駆動脚の面外振動の異常を診断する回路は、
上記駆動脚側の両肩部の面外振動をそれぞれ静電容量変化によって検出した二つの検出電圧を減算する減算手段と、
その減算手段の出力を上記駆動電極に入力される駆動信号を位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V21とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記二つの検出電圧を加算する加算手段と、
その加算手段の出力を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V22H及びV22Lとをそれぞれ比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。 - 請求項12記載の音叉型振動ジャイロにおいて、
上記一対の検出脚の面外振動の異常を診断する回路は、
上記検出脚側の両肩部の面外振動をそれぞれ静電容量変化によって検出した二つの検出電圧を減算する減算手段と、
その減算手段の出力を上記駆動電極に入力される駆動信号を位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V23とを比較して比較結果を出力する手段と、
上記二つの検出電圧を加算する加算手段と、
その加算手段の出力を上記位相調整した信号によって同期検波し、その検波出力を整流・平滑化した出力と、一定電圧V24とを比較して比較結果を出力する手段とを備えることを特徴とする音叉型振動ジャイロ。
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