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JP2007280920A - 有機電界発光素子及びその製造方法 - Google Patents

有機電界発光素子及びその製造方法 Download PDF

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JP2007280920A JP2006233524A JP2006233524A JP2007280920A JP 2007280920 A JP2007280920 A JP 2007280920A JP 2006233524 A JP2006233524 A JP 2006233524A JP 2006233524 A JP2006233524 A JP 2006233524A JP 2007280920 A JP2007280920 A JP 2007280920A
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Abstract

【課題】抵抗が低い配線を構成して消費電力及び駆動電圧を下げることで、素子の電気的特性を向上させ得る有機電界発光素子及びその製造方法を提供することにある。
【解決手段】本発明の有機電界発光素子及びその製造方法は、発光部Aとパッド部Bを有する基板300と、発光部に配列された第1電極310と、第1電極上に複数の画素開口部を画定する格子状の絶縁層パターン340と、絶縁層パターン上に形成された隔壁層360と、画素開口部上に形成された有機薄膜層と、第1電極と直交する有機薄膜層上の第2電極380と、第1電極と接続する第1電極母線パターン320と、第2電極と接続する第2電極母線パターン390と、第2電極母線パターン間のバリア膜365を含むことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、有機電界発光素子に関し、更に配線パターンの抵抗を下げることのできる有機電界発光素子及びその製造方法に関する。
一般的に、有機電界発光素子(OLED)は平板ディスプレイ素子の一つであり、ウェハ上の陽電極層と陰電極層との間に有機電界発光層である有機薄膜層を介在してなり、非常に薄い厚さのマトリックス状となっている。
このような有機電界発光素子は、低い電圧で駆動が可能であるうえ、薄型であるというなどの長所がある。更に、狭い光視野角、遅い応答速度など、従来のLCDにおいて問題点として指摘されてきた欠点を解決でき、他の形態のディスプレイに比べ、特に中型以下において、例えば「TFT LCD」と同等であるか、またはそれ以上の画質を有することができるほか、製造工程が単純である点で次世代平板ディスプレイとして注目されている。
図1は、従来技術に係る有機電界発光素子の一部を示す図である。
図1に示すように、従来の有機電界発光素子は、まず発光部Aとパッド部Bとに区分される基板100を含む。基板100の発光部A上に、ストライプ状に平行に配列される複数の第1電極110が形成されている。また、このような第1電極110上には、前記第1電極110と直交するように配列された複数の第2電極120が形成されている。このように互いに直交する第1電極110と第2電極120とが交わる部分で有機電界発光素子の画素130が画定される。そして、このような画素130上で前記第1電極110及び第2電極120の間には、有機発光層などを含む有機薄膜層140が形成されている。
前記基板100のパッド部B上には、前記第1電極110及び第2電極120に接続された複数の電極母線パターン150、160が形成されている。このような複数の電極母線パターン150、160は、通常は前記第1電極110とともに形成されるが、第1電極110と同様にITOなどの透明導電物質からなり得る。また、選択的に第1電極110の所定領域の上にその抵抗を更に下げるために、クロムなどからなる補助電極(図示せず)が形成され得る。このような場合、電極母線パターン150、160は、前記第1電極110及び補助電極とともに形成され、それにより、ITO及びクロム(Cr)などが順次積層されてなることができる。更に、図示はしていないが、このように形成されている有機電界発光素子のパッド部B上に前記第1電極110、第2電極120及び電極母線パターン150、160と電気的に接続されて、パッド部Bに電気的信号を印加することで有機電界発光素子を駆動するためのTCP(Tape carrier package)が装着される。
しかしながら、パッド部Bの電極母線パターン150、160の抵抗が低いほど,有機電界発光素子の駆動時に配線による電圧降下が減り、それによって低い駆動電圧及び消費電力を有する素子を製造できる。そのため、電極母線パターン150、160の抵抗を下げる方法が必要である。
米国特許出願公開第2005/0046343号明細書 米国特許出願公開第2005/0236629号明細書
本発明の目的は抵抗が低い配線を構成して消費電力及び駆動電圧を下げることで、素子の電気的特性を向上させることができる有機電界発光素子及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る有機電界発光素子は、発光部とパッド部とを有する基板と、前記基板の発光部上に一方向に配列されている第1電極と、前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極及び前記基板の上に格子状に形成された絶縁層パターンと、前記絶縁層パターン上に前記第1電極と直交して形成された隔壁層と、前記画素開口部上に形成された有機薄膜層と、前記有機薄膜層上に前記第1電極と直交するように形成された第2電極と、前記基板の前記パッド部上に前記第1電極と接続して形成された第1電極母線パターンと、前記基板の前記パッド部上に前記第2電極と接続して形成され、第2電極形成物質を含む第2電極母線パターンと、前記第2電極母線パターンの間に形成されているバリア膜とを備えることを特徴とする。
そして、上記目的を達成するために、本発明の第1実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法は、第一電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上に一方向を向いた第1電極を形成する過程と、前記第1電極を形成しながら、前記第1電極と接続し、前記第1電極形成物質を含む第1電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、前記第1電極を形成しながら、前記第1電極形成物質を含む第2電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、前記隔壁層を形成しながら、前記第2電極母線パターンの間にバリア膜を形成する過程と、前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、前記有機薄膜層の上に前記第1電極と直交して第2電極を形成する過程と、前記第2電極を形成しながら、前記第2電極母線パターン上に第2電極形成物質を蒸着する過程とを含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法は、第一電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上に一方向を向いた第1電極を形成する過程と、前記第1電極を形成しながら、前記第1電極と接続し、前記第1電極形成物質を含む第1電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、前記第1電極を形成しながら、前記第1電極形成物質を含む第2電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、前記隔壁層を形成しながら、前記第1電極母線パターンおよび前記第2電極母線パターンの間にバリア膜を形成する過程と、前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、前記有機薄膜層の上に前記第1電極と直交して第2電極を形成する過程と、前記第2電極を形成しながら、前記第1電極母線パターンと前記第2電極母線パターンとの上に第2電極形成物質を蒸着する過程とを含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法は、第一電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上に一方向を向いた第1電極を形成する過程と、前記第1電極を形成しながら、前記第1電極と接続し、前記第1電極形成物質を含む第1電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、前記隔壁層を形成しながら、前記第2電極母線パターンの間にバリア膜を形成する過程と、前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、前記第1電極母線パターンを保護するためにマスク膜パターンを形成する過程と、前記有機薄膜層の上に前記マスク膜パターンを使用して前記第1電極と直交するように第2電極を形成する過程と、前記第2電極を形成しながら、前記バリア膜間に第2電極形成物質を蒸着して、第2電極母線パターンを形成する過程とを含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の第4実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法は、第一電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上の一方向を向いた第1電極を形成する過程と、前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、前記隔壁層を形成しながら、前記基板の前記パッド部にバリア膜を形成する過程と、前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、前記有機薄膜上に前記第一電極と直交する第2電極を形成する過程と、前記第2電極を形成しながら、前記バリア膜間に第2電極形成物質を蒸着して、第1電極電極母線パターンおよび第2電極母線パターンを形成する過程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る有機電界発光素子及びその製造方法によれば、基板のパッド部上のバリア膜により第2電極と接続される第2電極母線パターンを分離し、第2電極母線パターン上に抵抗の低い物質を蒸着することで、抵抗の低い配線を構成して消費電力及び駆動電圧が低くなり、電気的特性を向上させることができるという効果を奏する。
また、基板のパッド部上のバリア膜により第2電極と接続される第2電極母線パターンを分離し、第2電極母線パターンを抵抗の低い物質のみで形成することで、抵抗の低い配線を構成して消費電力及び駆動電圧が低くなり、電気的特性を向上させることができるという効果を奏する。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の最良な実施の形態について詳細に説明する。しかし、本発明は様々な形態で実現することができ、ここで説明する実施の形態に限定されない。図面において複数の層及び領域を明確に表現するために厚さを拡大して表した。明細書全体において類似する部分には同一符号を付している。
図2は、本発明に係る有機電界発光素子の一部を示す図である。そして、図3から図9は、本発明の第1実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法を説明するために示す図である。特に、図9は、図8のI-I'線に沿って切断した断面図である。
図2を参照すれば、本発明に係る有機電界発光素子は、発光部Aとパッド部Bとに区分されている基板300と、発光部Aの基板300上に一方向に配列されている第1電極310と、第1電極310上に複数の画素開口部を画定するように、第1電極310及び基板の上に格子状に形成されている絶縁層パターン340と、絶縁層パターン340上に第1電極310と直交して形成されている隔壁層360と、画素開口部上に形成されている有機薄膜層(図示せず)と、発光部Aの基板300上に第1電極310と直交するように配列されている第2電極380と、パッド部Bの基板300上に第1電極310と接続されるように形成されている第1電極母線パターン320と、パッド部Bの基板300上に第2電極380とともに同じ物質で形成されて電気的に互いに接続された性質を有している第2電極母線パターン390、及び第2電極母線パターン390の間に形成されたバリア膜365とを有する。ここで、バリア膜365は基板300の発光部Aに形成されている隔壁層360と接続されている。
また、図示はしていないが、バリア膜365は、第1電極母線パターン320間及び第2電極母線パターン330間、または第1電極母線パターン320間あるいは第2電極母線パターン330間に形成され得る。
以下、図3から図9を参照して、本発明の第1実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法を説明する。
図3に示すように、発光部Aとパッド部Bを含む基板300上に一方向に平行に配列される第1電極310を形成する。第1電極310を形成しながら、前記基板300のパッド部Bに後で外部駆動回路と接続するために、第1電極母線パターン320及び第2電極母線パターン330といった電極母線を形成する。ここで、第1電極母線パターン320は第1電極310と接続され、第2電極母線パターン330は後で形成される第2電極と接続される。
基板300は、一般的にガラスで作られ、第1電極310は、インジウムスズ酸化物(ITO)またはインジウム亜鉛酸化物(IZO)といった透明導電性物質で形成される。そして、第1電極母線パターン320及び第2電極母線パターン330は、それぞれ第1電極310とともに形成され、第1電極310と同様にITOやIZOなどの透明導電物質から形成される。また、第1電極310の所定領域の上に第1電極310の抵抗を更に下げるために、クロム(Cr)やモリブデン(Mo)といった抵抗及び比抵抗の低い物質からなる補助電極(図示せず)を形成する場合、第1電極母線パターン320及び第2電極母線パターン330は第1電極310及び補助電極とともに形成する。それによりITOとクロム(Cr)、またはIZOとクロムが順々に積層した層構造が形成される。
図4に示すように、基板300の第1電極310上に、平面図で、格子形状を持ち、第1電極310上に画素開口部350を画定する絶縁層パターン340を形成する。絶縁層パターン340によって形成される画素開口部350は、画素が形成される画素形成領域を画定する。
次に、図5に示すように、絶縁層パターン340を含む基板300の全面にネガティブタイプのフォトレジスト膜を積層した後、露光及び現像を施し、逆傾斜を有する隔壁層360を形成する。隔壁層360は、第1電極310と直交して一定間隔をおいて平行に配列される。後続する工程で形成される第2電極が隣接する構成要素と短絡しないように、隔壁層360はオーバーハング構造を有する。
このように、基板300の全面に隔壁層360を形成しながら、第2電極母線パターン330の間にバリア膜365を形成する。ここで、バリア膜365は隔壁層360と接続されていることが好ましい。バリア膜365は、パッド部B上に形成されている第2電極母線パターン330の間に位置し、第2電極母線パターン330を分離する役割を果たす。このとき、バリア膜365は隔壁層360と同じ物質、例えばネガティブタイプのフォトレジスト膜で形成され得る。
次に図6に示すように、画素が形成された画素開口部上に有機発光層などを含む有機薄膜層370を形成する。有機薄膜層370は、第1電極310上の絶縁層パターン340によって形成される画素開口部上に、図示はしていないが、正孔注入層、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含む積層構造からなる。
次に、図7に示すように、パッド部B上の第1電極母線パターン320が形成されている領域をカバーするマスク膜パターン375を形成する。ここで、マスク膜パターン375は、後続する工程で第2電極を蒸着する際に第1電極母線パターン(図示せず)を保護する役割を果たす。
次に、図8と図9に示すように、有機薄膜層370上に第1電極310と直交する第2電極380を形成する。第2電極380は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)を含む電極形成用金属物質、またはそれらの合金から形成し得る。
このとき、有機薄膜層370上に前記第2電極380を形成しながら、基板300のパッド部Bに第2電極380の形成物質を拡張して蒸着する。ここで、第2電極380を形成する物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)を含む電極形成用金属物質、またはそれらの合金から形成し得る。
従って、第2電極母線パターン390は、ITOもしくはIZO上に第2電極を形成する物質が積層した構造、またはITOとクロム(Cr)もしくはIZOとクロム(Cr)が順に積層した構造の上に第2電極を形成する物質が蒸着された構造を含む積層構造からなる。
このように、ITOとクロム(Cr)、またはIZOとクロムが順に積層される構造330a、330bで形成されている第2電極母線パターン330上に第2電極を形成する物質、例えばアルミニウム(Al)を蒸着することにより、蒸着領域に対して従来よりも抵抗が約1/10〜1/8低くなる。後で外部駆動回路と接続して有機電界発光素子を駆動する際に消費電力及び駆動電圧が低くなり、素子の電気的特性を向上させることができる。
図10から図13に、本発明の第2実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法を示す。図13は、図12のV−V’線に沿って切断した断面図である。
まず、図3及び図4に示すように、発光部Aとパッド部Bを含む基板300上に第1電極310及び第1電極母線パターン320及び第2電極母線パターン330を形成する。次に、基板300の第1電極310上に画素開口部350を画定する格子状の絶縁層パターン340を形成する。
次に、図10に示すように、基板300の全面にフォトレジスト膜を積層した後、露光及び現像を施し、逆傾斜を有する隔壁層360を形成する。隔壁層360は第1電極310と直交して一定間隔をおいて平行に配列され、オーバーハング構造を有する。
このような隔壁層360を形成しながら、第1電極母線パターン320の間及び第2電極母線パターン330の間にバリア膜365を形成する。バリア膜365は、後で第2電極を形成する物質の蒸着時に第1電極母線パターン320間及び第2電極母線パターン330間に短絡が生じるのを防止する役割を果たす。ここで、第2電極母線パターン330の間のバリア膜365は、隔壁層360と接続されていることが好ましい。また、第1電極母線パターン320の間のバリア膜365は、隔壁層360と接続し得る。
続いて、図11に示すように、画素開口部350上に有機発光層などを含む有機薄膜層370を形成する。
次に、図12及び図13に示すように、有機薄膜層370上に第1電極310と直交する第2電極380を形成する。有機薄膜層370上に第2電極380を形成しながら、基板300のパッド部Bに第2電極を形成する物質を拡張して蒸着し、パッド部B上に第2電極形成物質が積層されている第1電極母線パターン395及び第2電極母線パターン390を形成する。ここで、第1電極母線パターン395は、ITOとクロム(Cr)またはIZOとクロムが順に積層された構造320a、320bを含み得る。このとき、第2電極を形成する物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)を含む。また、第1電極母線パターン395及び第2電極母線パターン390は、予め形成されたバリア膜365により分離されているため、第2電極を形成する物質を蒸着する際にマスクを用いることなく、蒸着することができる。
このように、ITOとクロム(Cr)またはIZOとクロムが順に積層された構造で形成されている母線パターン上に、第2電極を形成する物質が蒸着された構造からなる第1電極母線パターン395及び第2電極母線パターン390の抵抗は更に低くなる。その結果、後で第1電極母線パターン395及び第2電極母線パターン390を外部駆動回路と接続させて有機電界発光素子を駆動する際に、消費電力及び駆動電圧が低くなり、有機電界発光素子の電気的特性を向上させることができる。
図14から図20に、本発明の第3実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法を示す。図20は、図19のX-X'線に沿って切断した断面図である。
図14に示すように、発光部Aとパッド部Bを含む基板400上に一方向に平行に配列された第1電極410を形成する。第1電極410を形成しながら、基板400のパッド部Bに後で外部駆動回路と接続するための配線パターン、例えば第1電極母線パターン420を形成する。第1電極母線パターン420は、第1電極410と接続される。
第1電極410は、ITOまたはIZOといった透明導電性物質で形成する。そして、第1電極母線パターン420は、第1電極410とともに形成され、第1電極410と同様にITOなどの透明導電物質からなる。また、選択的に第1電極410の所定の領域の上に第1電極410の抵抗を更に下げるために、抵抗及び比抵抗の低い物質、例えばクロム(Cr)またはモリブデン(Mo)などからなる補助電極(図示せず)を形成し得る。この場合、第1電極母線パターン420は、第1電極410及び補助電極とともに形成することができ、それによりITOとクロム(Cr)またはIZOとクロムが順に積層された構造で形成することができる。
一方、パッド部Bで第1電極母線パターン420が形成されている領域を除いた残りの領域、例えば第2電極と接続される第2電極母線パターンが形成される領域は、後で第2電極を形成するために電極物質を蒸着する時にともに形成することができる。これについての詳細は、後述する。
図15に示すように、基板400の発光部A上に配置されている第1電極410上に、平面図が格子形状であり、第1電極410上に画素開口部450を画定する絶縁層パターン440を形成する。ここで、絶縁層パターン440によって形成された画素開口部450は、画素が形成される画素形成領域を画定する。
次に、図16に示すように、絶縁層パターン440を含む基板400の全面にフォトレジスト膜を積層した後、露光及び現像を施し、逆傾斜を有する隔壁層460を形成する。隔壁層460は、第1電極410と直交して一定間隔をおいて平行に配列され、後続する工程で形成される第2電極が、隣接する構成要素と短絡しないように、オーバーハング構造を有する。
このとき、隔壁層460を形成しながら、パッド部Bまで拡張してバリア膜465を形成する。ここで、バリア膜465は隔壁層460と接続されていることが好ましい。バリア膜465は、後で形成される第2電極配線パターンの間に配置されて前記第2配線パターンを分離する役割を果たす。このとき、バリア膜465は、隔壁層460と同じ物質で、例えばネガティブタイプのフォトレジスト膜で形成できる。
次に、図17に示すように、画素開口部上に有機発光層などを含む有機薄膜層470を形成する。図示はしていないが、有機薄膜層470は、第1電極410上に絶縁層パターン440で形成されている開口部上に、正孔注入層、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を含む積層構造を有する。
次に、図18に示すように、パッド部B上の第1電極母線パターン420が形成されている領域をカバーするマスク膜パターン480を形成する。ここで、マスク膜パターン480は、後続する工程で第2電極を形成する物質を蒸着する際に、第1電極母線パターン420を遮断する役割を果たす。
次に、図19及び図20に示すように、有機薄膜層470上に第1電極410と直交する第2電極490を形成する。第2電極490は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)を含む金属物質の単一層または2つ以上の層を有する複数層からなり得る。
有機薄膜層470上に前記第2電極490を形成しながら、基板400のパッド部Bに第2電極を形成する物質を拡張して蒸着し、パッド部B上に第2電極母線パターン500を形成する。第2電極を形成する物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)のような金属物質である。このとき、第2電極母線パターン500は、予め形成されたバリア膜465により分離される。
上述したように、第2電極母線パターン500が第2電極を形成する物質、例えばアルミニウム(Al)で形成されると、第2電極母線パターン500の抵抗は第2電極母線をITOとクロム(Cr)またはIZOとクロム(Cr)を順に積層させた多層構造として形成した場合に比べて更に低くなる。
それにより、後で外部駆動回路と接続して有機電界発光素子を駆動する際に、消費電力及び駆動電圧が低くなり、素子の電気的特性を向上させることができる。更に、第2電極を形成する物質を含む単一層で形成することによって、ITOとクロム(Cr)またはIZOとクロムが順に積層された構造で形成される場合よりも、欠陥の発生が減少する。結果として、素子の信頼性が向上する。
図21から図26に、本発明の第4実施形態に係る有機電界発光素子の製造方法を示す。図26は、図25のY-Y'線に沿って切断した断面図である。
図21に示すように、発光部Aとパッド部Bを含む基板400上に一方向に平行に配列される第1電極410を形成する。ここで、第1電極410は、ITOまたはIZOを含む透明導電性物質で形成される。
一方、パッド部Bで配線パターン、例えば第1電極と接続される第1電極母線パターン及び第2電極と接続される第2電極母線パターンが形成される領域は、後で第2電極を形成するための電極物質の蒸着時にともに形成することができる。これについての詳細は、後述する。
図22に示すように、基板400の発光部A上に配置されている第1電極410上に画素開口部450を画定する格子形状の絶縁層パターン440を形成する。
次に、図23に示すように、絶縁層パターン440を含む基板400の全面にフォトレジスト膜を積層した後、露光及び現像を施し、逆傾斜を有する隔壁層460を形成する。隔壁層460は、第1電極410と直交して一定間隔をおいて平行に配列され、後続する工程で形成される第2電極が、隣接する構成要素と短絡しないように、オーバーハング構造を有する。
隔壁層460を形成しながら、パッド部Bまで拡張してバリア膜465を形成する。バリア膜465は、後で第2電極を形成する物質を蒸着する際に、配線パターンの間に短絡が生じるのを防止する役割を果たす。
次に、図24に示すように、画素開口部上に有機発光層などを含む有機薄膜層470を形成する。有機薄膜層470は、図示はしていないが、第1電極410上の絶縁層パターン440により形成される開口部上に、正孔注入層、正孔輸送層、有機電界発光層及び電子輸送層が積層される構造で形成され得る。
次に、図25及び図26に示すように、有機薄膜層470上に第1電極410と直交する第2電極490を形成する。第2電極490は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)を含む金属物質で単一層または2つ以上の層を有する複数層からなり得る。
有機薄膜層470上に前記第2電極490を形成しながら、基板400のパッド部Bに第2電極を形成する物質を拡張して蒸着し、パッド部B上に第1電極母線パターン510及び第2電極母線パターン500を形成する。ここで、第2電極を形成する物質は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)または銀(Ag)である。このとき、第1電極母線パターン510及び第2電極母線パターン500は、予め形成されているバリア膜465により分離されているため、第2電極を形成する物質を蒸着する際にマスクを用いることなく、蒸着することができる。また、第2電極母線パターン500は、第2電極490と接続され、第2電極母線パターン500の間のバリア膜465は隔壁層460と接続されていることが好ましい。
このように、第1電極母線パターン510及び第2電極母線パターン500を、第2電極を形成する物質、例えばアルミニウム(Al)を拡張し蒸着した場合には、第1電極母線パターン510及び第2電極母線パターン500をITOとクロム(Cr)またはIZOとクロムが順に積層された構造で形成した場合に比べて抵抗が更に低くなることができる。
これにより、後で外部駆動回路と接続して有機電界発光素子を駆動する際に、消費電力及び駆動電圧が低くなり、素子の電気的特性を向上させることができる。更に、第1及び第2電極母線パターンを、第2電極を形成する物質を含む単一層で形成することで、ITOとクロム(Cr)またはIZOとクロムが順次積層された構造で形成される場合よりも欠陥の発生が減少する。結果として、素子の信頼性を向上させることができる。
本発明は最適な実施例について開示し説明してきたが、請求項に画定されたこの発明の精神と要旨を逸脱しない範囲で種々変更や修正が可能であることはこの技術に精通したものなら言うまでもない。
従来技術に係る有機電界発光素子を示す平面図である。 本発明に係る有機電界発光素子を示す平面図である。 本発明の第1実施形態を示す平面図であり、第1電極及び、第1電極母線パターン、第2電極母線パターンの配置を示す。 本発明の第1実施形態を示す平面図であり、絶縁層パターン及び画素開口部を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第1実施形態を示す平面図であり、隔壁層及びバリア膜を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第1実施形態を示す平面図であり、有機薄膜層を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第1実施形態を示す平面図であり、マスク膜パターンを形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第1実施形態を示す平面図であり、第2電極を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第1実施形態を示す図であり、図8のI−I'線に沿って切断した断面図である。 本発明の第2実施形態を示す平面図であり、隔壁層及びバリア膜を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第2実施形態を示す平面図であり、有機薄膜層を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第2実施形態を示す平面図であり、第2電極を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第2実施形態を示す図であり、図12のV−V'線に沿って切断した断面図である。 本発明の第3実施形態を示す平面図であり、第1電極及び第1電極母線を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第3実施形態を示す平面図であり、絶縁層パターン及び画素開口部を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第2実施形態を示す平面図であり、隔壁層及びバリア膜を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第3実施形態を示す平面図であり、有機薄膜層を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第3実施形態を示す平面図であり、マスク膜パターンを形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第3実施形態を示す平面図であり、第2電極および第2電極母線パターンを形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第3実施形態を示す図であり、図19のX−X’線に沿って切断した断面図である。 本発明の第4実施形態を示す平面図であり、第1電極を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第4実施形態を示す平面図であり、絶縁層パターン及び画素開口部を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第4実施形態を示す平面図であり、隔壁層及びバリア膜を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第4実施形態を示す平面図であり、有機薄膜層を形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第4実施形態を示す平面図であり、第2電極および第1電極母線パターン、第2電極母線パターンを形成した後の素子の形状を示す。 本発明の第4実施形態を示す図であり、図19のY−Y’線に沿って切断した断面図である。
符号の説明
100,300,400 基板
110,310,410 第1電極
120,380,490 第2電極
130 画素
140 有機薄膜
150,160 電極母線パターン
320,395,420,510 第1電極母線パターン
320a 第1電極パターン第1層(ITOもしくはIZO)
320b 第1電極パターン第2層(Cr)
330,390,500 第2電極母線パターン
330a 第2電極パターン第1層(ITOもしくはIZO)
330b 第2電極パターン第2層(Cr)
340,440 絶縁層パターン
350,450 画素開口部
360,460 隔壁層
365,465 バリア膜
370,470 有機薄膜層
375,480 マスク膜パターン

Claims (19)

  1. 有機電界発光素子であって、
    発光部とパッド部とを有する基板と、
    前記基板の発光部上に一方向に配列されている第1電極と、
    前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極及び前記基板の上に格子状に形成された絶縁層パターンと、
    前記絶縁層パターン上に前記第1電極と直交して形成された隔壁層と、
    前記画素開口部上に形成された有機薄膜層と、
    前記有機薄膜層上に前記第1電極と直交して形成された第2電極と、
    前記基板の前記パッド部上に前記第1電極と接続するように形成された第1電極母線パターンと、
    前記基板の前記パッド部上に前記第2電極と接続して形成され、第2電極形成物質を含む第2電極母線パターンと、
    前記第2電極母線パターンの間に形成されているバリア膜と
    を備えることを特徴とする有機電界発光素子。
  2. 前記第1電極母線パターン間に形成されたバリア膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の、有機電界発光素子。
  3. 前記第2電極母線パターンの間に形成された前記バリア膜が前記隔壁層と接続することを特徴とする請求項2に記載の、有機電界発光素子。
  4. 前記第1電極母線パターンが、インジウムスズ酸化物(ITO)もしくはインジウム亜鉛酸化物(IZO)の単一層構造、またはITOとクロム(Cr)の積層構造もしくはIZOとクロム(Cr)の積層構造を含むことを特徴とする請求項1に記載の、有機電界発光素子。
  5. 前記第2電極形成物質が、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、及びそれらの合金からなる群から選ばれる金属物質であることを特徴とする請求項1に記載の、有機電界発光素子。
  6. 前記第2電極母線パターンが、ITOと第2電極形成物質またはIZOと第2電極形成物質との積層構造を含むことを特徴とする請求項5に記載の、有機電界発光素子。
  7. 前記第2電極母線パターンが、ITOとクロム(Cr)と第2電極形成物質とを含む積層構造またはIZOとクロム(Cr)と第2電極形成用物質とを含む積層構造であることを特徴とする請求項5に記載の有機電界発光素子。
  8. 前記第2電極母線パターンが、前記第2電極形成物質の単一層構造を備えることを特徴とする請求項5に記載の、有機電界発光素子。
  9. 有機電界発光素子を形成する方法であって、
    第1電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上に一方向を向いた第1電極を形成する過程と、
    前記第1電極を形成しながら、前記第1電極と接続し、前記第1電極形成物質を含む第1電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、
    前記第1電極を形成しながら、前記第1電極形成物質を含む第2電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、
    前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、
    前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、
    前記隔壁層を形成しながら、前記第2電極母線パターンの間にバリア膜を形成する過程と、
    前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、
    前記有機薄膜層の上に前記第1電極と直交して第2電極を形成する過程と、
    前記第2電極を形成しながら、前記第2電極母線パターン上に第2電極形成物質を蒸着する過程と
    を含むことを特徴とする有機電界発光素子の製造方法。
  10. 有機電界発光素子を形成する方法であって、
    第1電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上に一方向を向いた第1電極を形成する過程と、
    前記第1電極を形成しながら、前記第1電極と接続し、前記第1電極形成物質を含む第1電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、
    前記第1電極を形成しながら、前記第1電極形成物質を含む第2電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、
    前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、
    前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、
    前記隔壁層を形成しながら、前記第2電極母線パターンの間にバリア膜を形成する過程と、
    前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、
    前記有機薄膜層の上に前記第1電極と直交して第2電極を形成する過程と、
    前記第2電極を形成しながら、前記第1電極母線パターンと前記第2電極母線パターンとの上に第2電極形成物質を蒸着する過程と
    を含むことを特徴とする有機電界発光素子の製造方法。
  11. 前記第2電極母線パターンの間に形成された前記バリア膜が、前記隔壁層と接続することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
  12. 前記第1電極母線パターンは、ITOもしくはIZOの単一層構造、またはITOとクロム(Cr)の積層構造もしくはIZOとクロム(Cr)の積層構造を含むことを特徴とする請求項9に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
  13. 前記第2電極形成物質が、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)及びそれらの合金からなる群から選ばれる金属物質であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
  14. 前記第2電極母線パターンが、ITOと第2電極形成物質の積層構造またはIZOと第2電極形成物質との積層構造を含むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
  15. 前記第2電極母線パターンが、ITOとクロム(Cr)と第2電極形成物質との積層構造、またはIZOとクロム(Cr)と第2電極形成用物質との積層構造を含むことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
  16. 有機電界発光素子を形成する方法であって、
    第1電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上に一方向を向いた第1電極を形成する過程と、
    前記第1電極を形成しながら、前記第1電極と接続し、前記第1電極形成物質を含む第1電極母線パターンを前記基板の前記パッド部上に形成する過程と、
    前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状の絶縁層パターンを形成する過程と、
    前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、
    前記隔壁層を形成しながら、前記第2電極母線パターンの間にバリア膜を形成する過程と、
    前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、
    前記第1電極母線パターンを保護するためにマスク膜パターンを形成する過程と、
    前記有機薄膜層の上に前記マスク膜パターンを使用して前記第1電極と直交して第2電極を形成する過程と、
    前記第2電極を形成しながら、前記バリア膜間に第2電極形成物質を蒸着して、第2電極母線パターンを形成する過程と
    を含むことを特徴とする有機電界発光素子の製造方法。
  17. 有機電界発光素子を形成する方法であって、
    第1電極が形成される発光部とパッド部とを有する基板上の一方向を向いた第1電極を形成する過程と、
    前記第1電極上に複数の画素開口部を画定するために、前記第1電極と前記基板の上に格子状に絶縁層パターンを形成する過程と、
    前記第1電極と直交する隔壁層を前記絶縁層パターンの上に形成する過程と、
    前記隔壁層を形成しながら、前記基板の前記パッド部にバリア膜を形成する過程と、
    前記画素開口部上に有機薄膜層を形成する過程と、
    前記第2電極を形成しながら、前記バリア膜間に第2電極形成物質を蒸着して、第1電極電極母線パターンおよび第2電極母線パターンを形成する過程と
    を含むことを特徴とする有機電界発光素子の製造方法。
  18. 前記第2電極母線パターン間の前記バリア膜を前記隔壁層に接続しつつ、前記第2電極母線パターンを前記第2電極と接続することを特徴とする請求項16または請求項17に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
  19. 前記第2電極形成用物質が、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)及びそれらの合金からなる群から選ばれる金属物質を含むことを特徴とする請求項16または請求項17に記載の、有機電界発光素子の製造方法。
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