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JP2007196855A - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

助手席用エアバッグ装置 Download PDF

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JP2007196855A
JP2007196855A JP2006017927A JP2006017927A JP2007196855A JP 2007196855 A JP2007196855 A JP 2007196855A JP 2006017927 A JP2006017927 A JP 2006017927A JP 2006017927 A JP2006017927 A JP 2006017927A JP 2007196855 A JP2007196855 A JP 2007196855A
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郁雄 山田
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Abstract

【課題】膨張完了時や乗員拘束時におけるエアバッグの乗員拘束面の上方移動を抑制できる助手席用エアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】助手席用エアバッグ装置Mは、エアバッグ24が、インパネ上面1aの突出用開口22の下方に配置されたケース13に取り付けられて収納され、膨張用ガスGの流入時、インパネ上面1aの突出用開口22の周縁付近からインパネ1の後方までの領域を塞ぐように展開膨張する。エアバッグ24は、エアバッグ本体25と支持バッグ44とを備える。エアバッグ本体25は、突出用開口22の周縁付近から後方へ延びて後面を乗員を受け止める乗員拘束面27とするように膨張を完了させる。支持バッグ44は、膨張完了時における上下方向で対向するエアバッグ本体25の周壁における前端側の下面26fと突出用開口の周縁の前側部位2a付近におけるインパネ上面1aとの間で膨張を完了させる。
【選択図】図12

Description

本発明は、作動時に、助手席前方のインストルメントパネルの上面側に形成された突出用開口から助手席側に突出して展開膨張するエアバッグを備えて構成される助手席用エアバッグ装置に関する。
従来、この種の助手席用エアバッグ装置では、エアバッグが、外周壁を構成するエアバッグ本体の内部に、所定の外周壁の部位相互を連結する複数のテザーを配設させて構成されていた(例えば、特許文献1参照)。この助手席用エアバッグ装置では、展開膨張時のエアバッグが、極力、上方へ向って突出することを抑えて、乗員側の後方側へ突出するように、種々のテザーを配設させていた。すなわち、この助手席用エアバッグ装置では、エアバッグへの膨張用ガスの流入時に、所定のテザーが膨張初期のエアバッグ本体の上方への突出を規制し、その後の膨張において、他のテザーによってエアバッグ本体を後方側へ展開膨張させるように構成されていた。
特表2001−524052号公報
しかし、従来の助手席用エアバッグ装置では、エアバッグ本体に配置されて上方への突出を規制するように上下方向に沿って配設されるテザーが、インストルメントパネルにおけるエアバッグの突出用開口の後縁近傍に配設されているだけであり、その部位より後方側のエアバッグ本体の部位では、インストルメントパネルの上面から上方への移動を抑制する点に不十分であった。そのため、膨張完了時のエアバッグにおける後面側の乗員拘束面が、乗員を受け止める際に、上方へ移動する虞れがあり、その上方移動を抑制する点に改善の余地があった。
特に、エアバッグの突出用開口を備えたインストルメントパネルが、デザイン上の観点等により、その上面側を前方側に向かって下向きに傾斜させているような構成であれば、膨張を完了させたエアバッグは後上がりとなって、一層、エアバッグの後面側の乗員拘束面が、乗員拘束時、上方移動し易くなってしまう。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張完了時や乗員拘束時におけるエアバッグの乗員拘束面の上方移動を抑制できる助手席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る助手席用エアバッグ装置は、作動時に、膨張用ガスを流入させて助手席前方のインストルメントパネルの上面側に形成された突出用開口から助手席側に突出するように展開膨張して、インストルメントパネルの上面側における突出用開口の周縁付近からインストルメントパネルの後方までの領域を塞ぐように配置されるエアバッグを備え、
エアバッグが、突出用開口の下方に配置されたケースに取り付けられて収納される助手席用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、突出用開口の周縁付近から後方へ延びて後面を乗員を受け止める乗員拘束面とするように膨張を完了させる袋状のエアバッグ本体と、膨張完了時における上下方向で対向するエアバッグ本体の周壁における前端側の下面と突出用開口の周縁の前側付近におけるインストルメントパネル上面との間で膨張を完了させる袋状として、エアバッグ本体より容積を小さくする支持バッグと、を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明に係る助手席用エアバッグ装置では、エアバッグが展開膨張を完了させれば、エアバッグ本体が、上下方向で対向するエアバッグ本体の周壁における前端側の下面とインストルメントパネル上面との間に支持バッグを介在させて、膨張を完了させる。すなわち、支持バッグが、エアバッグ本体の前端側下面で楔のような作用を奏してエアバッグ本体を支持することから、エアバッグのケースへの取付箇所付近を中心とする前方側への揺動を抑制する。そのため、エアバッグ本体の後面の乗員拘束面は、エアバッグ本体の前端側における支持バッグの楔作用により、展開膨張完了時は勿論のこと、車両衝突時に前進してくる乗員と当たっても、上方へ移動することを抑制され、正面において安定して乗員を受け止めることができる。
したがって、本発明に係る助手席用エアバッグ装置では、膨張完了時や乗員拘束時におけるエアバッグの乗員拘束面の上方移動を抑制することができて、乗員を安定して保護することができる。
なお、このようなエアバッグにおける乗員拘束面の上方移動の抑制効果は、エアバッグの突出用開口を備えたインストルメントパネルが、デザイン上の観点等により、その上面側を前方側に向かって下向きに傾斜させていても、同様に確保することができる。
そして、エアバッグの支持バッグは、エアバッグ本体を経て膨張用ガスを流入させるように、ガス流入口をエアバッグ本体の周壁に開口させていることが望ましい。このような構成では、エアバッグ本体の膨張が、支持バッグの膨張より優先されることから、エアバッグの膨張時、エアバッグ本体は、迅速に膨張を完了させ、そして、その後に、安定して支持バッグに支持される。すなわち、エアバッグ本体は、支持バッグの膨張完了前に、ある程度の内圧を確保して膨張を完了させているため、乗員が通常より早い時期に乗員拘束面に当接する事態となっても、反力を確保した乗員拘束面で受け止めることができる。
また、支持バッグのガス流入口が、膨張完了時のエアバッグ本体の周壁における前部側の下面に開口される場合には、エアバッグの支持バッグは、可撓性を有したシート状の支持バッグ素材から袋状の周壁を形成される構成として、支持バッグ素材を、前後方向の長さを短くするように左右方向に延びる折目を付けて折り重ねた蛇腹折りをされ、そして、蛇腹折りした折り重ね体をガス流入口の下方を覆って、折り重ね体の外周縁をガス流入口の周縁におけるエアバッグ本体の周壁に結合させることにより、支持バッグを形成することが望ましい。このような構成では、支持バッグ素材の外周縁を平面縫いするような平面的な結合作業により、蛇腹折りされたタック部分を利用して袋状に膨張可能な支持バッグ自体を形成でき、かつ、支持バッグをエアバッグ本体に取り付けることができる。すなわち、このような構成では、エアバッグの製造工数・コストを低減することができる。
さらに、支持バッグの周壁が、延設部位を備えて、この延設部位を、エアバッグ本体における膨張用ガスを流入させるための流入用開口の周縁を補強する補強布として使用してもよい。このような構成では、エアバッグ本体の膨張用ガスの流入用開口の周縁を補強するための補強布分、エアバッグの構成部材点数を少なくでき、エアバッグの構成部材の管理や運搬等の取り扱いが容易となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の助手席用エアバッグ装置Mは、図1と図2に示すように、助手席前方のインストルメントパネル(以下、インパネとする)1の上面1a側に搭載されるトップマウントタイプとしている。この助手席用エアバッグ装置Mは、折り畳まれたエアバッグ24と、エアバッグ24に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ24及びインフレーター8を収納保持するケース13と、エアバッグ24をケース13に取り付けるためのリテーナ10と、折り畳まれたエアバッグ24を覆うエアバッグカバー17とを備えて構成されている。
なお、実施形態の前後・上下・左右の方向は、車両に搭載された状態における車両の直進時の前後・上下・左右の方向に一致するものである。
また、助手席用エアバッグ装置Mを搭載するインパネ1は、実施形態の場合、上面1aが通常のインパネより前方に向かって下向きに傾斜している。
そして、エアバッグカバー17は、実施形態の場合、インパネ1と一体的に形成されている。このエアバッグカバー17は、周囲に薄肉の破断予定部20を配置させた二つの扉部18を配設させて構成されている。破断予定部20は、インパネ1の上方から見てH字形状に配置されており、二つの扉部18が、それぞれ、前端側と後端側とをヒンジ部19として前後両側に開くように構成されている。そして、前後の二つの扉部18が、膨張するエアバッグ24に押されて破断予定部20を破断させて前後両側に開けば、エアバッグ24が助手席に着座した乗員側に突出可能な略長方形形状の突出用開口22が形成されることとなる(図11〜12参照)。
また、エアバッグカバー17の部位には、前後の扉部18の配置位置を囲むように、裏面側から下方へ突出する略四角筒形状の連結壁部21が配設されている。連結壁部21には、前後方向で対向する部位の所定位置に、複数の係止孔21aが貫通されている。これらの係止孔21aには、ケース13に形成された係止爪15aが挿入され、連結壁部21が係止爪15aに係止されている。各係止爪15aの連結壁部21の係止は、連結壁部21とケース13との連結状態を確保して、膨張時のエアバッグ24が円滑に二つの扉部18を押し上げて破断予定部20を破断できるようにするためである。
ケース13は、上端側に長方形状の開口13aを有した板金製の略直方体形状に形成され、長方形板状の底壁部14と、底壁部14の外周縁から略四角筒形状にエアバッグカバー17側の上方へ延びる周壁部15とを備えて構成されている。底壁部14は、左右方向に長く延びた長方形板状としており、中央に、インフレーター8の上部側を下方からエアバッグカバー17側の上方へ挿入可能な略円形に開口した挿入孔14aを備えている。底壁部14の挿入孔14aの周縁には、リテーナ10の各ボルト10aを挿通可能な取付孔14bが形成されている。また、底壁部14には、ケース13を車両のボディ3側に連結させるためのブラケット14cが底壁部14の左右両側部位の下面側に固定されている。各ブラケット14cには、ボルト6を螺合させるためのナット14dが固着されている。ボディ3側には、リインフォースメント4から延びるブラケット5が配設され、ボルト6は、ブラケット5の取付座5aを貫通してナット14dに螺合されることとなる。各ボルト6のナット14dへの締め付けにより、ケース13すなわち助手席用エアバッグ装置Mがボディ3側に取付固定されることとなる。
また、ケース13の周壁部15には、車両の前後の部位の上端に、ケース13の外方でかつ下方へ反転する複数の係止爪15aが形成されている。各係止爪15aは、既述したように、エアバッグカバー17の連結壁部21の係止孔21aに挿入されて連結壁部21を係止している。実施形態の周壁部15は、車両搭載状態で、膨張時のエアバッグ24がインパネ1の突出用開口22から乗員側となる後方側へ向かい易いように、上端の開口13a側を四角筒形状の連結壁部21とともに鉛直方向から後方側に向けて軸方向を若干後方側に傾斜させている(図1参照)。
インフレーター8は、外周にフランジ部8bを突出させた略円柱状として、フランジ部8bの上方側に、膨張用ガスを吐出可能な複数のガス吐出口8aを配設させて構成されている。フランジ部8bは、略四角環状(略正方形板状)として、その四隅のそれぞれにリテーナ10の各ボルト10aを挿通させる取付孔8cを貫通させている。各取付孔8cは、ケース13の底壁部14の各取付孔14bと対応する位置に配置されるとともに、取付孔14bの内径寸法と同一の内径寸法としている。
リテーナ10は、インフレーター8を下方から挿入可能な四角環状として、四隅に下方に延びるボルト10aを突設させて構成されている。
エアバッグ24は、図1と図3〜6に示すように、エアバッグ本体25と支持バッグ44とを備えて構成されている。エアバッグ本体25は、エアバッグ24の膨張完了時、突出用開口22の周縁(開口周縁)2付近から後方へ延びて後面を乗員を受け止める乗員拘束面27とするように膨張を完了させる袋状としている。また、支持バッグ44は、エアバッグ本体25より容積を小さくして、膨張完了時における上下方向で対向するエアバッグ本体25の周壁26における前端側の下面(前端側下面)26fと突出用開口22の開口周縁2の前側部位2a付近におけるインパネ1の上面1aとの間で膨張を完了させる袋状としている。
さらに、実施形態のエアバッグ本体25は、内部にテザー38を配設させて構成されている。エアバッグ本体25の周壁26は、膨張完了時のエアバッグ本体25の後面側に配置されて略鉛直面に沿うように配設される乗員側壁部26aと、乗員側壁部26aの外周縁から前方に延びて閉塞させている筒状部26bとから構成されている。テザー38は、2枚のテザー用布39を結合させて形成されている。そして、テザー38は、膨張完了時のエアバッグ本体25内におけるインパネ1の後面1bの上方付近に配置されて、エアバッグ本体25の周壁26における上下で対向する上壁部26cと下壁部26dとの部位相互を連結するように配設されている。このテザー38は、各テザー用布39の端部39b側を上壁部26cや下壁部26dに縫合させるとともに、接近している端部39a相互を縫合させて、エアバッグ本体25内の左右方向の中央位置において左右方向に沿って配設されている。そして、テザー38の上下方向の長さは、上壁部26cと下壁部26dとを相互に接近させるように、相互の離隔距離を規制する長さに設定されている。なお、このテザー38は、左右の縁38a・38bを筒状部26bの周壁から離して配設されており、流入用開口28から流入した膨張用ガスGは、左右の縁38a・38bと筒状部26bの内周面との間を経て後方側に流れることとなる(図4参照)。
そして、エアバッグ本体25は、テザー38によって前部室33と後部室34との前後で2室に区画される構成としている。前部室33は、エアバッグ本体25の膨張完了時に、前後方向に延びる略直方体形状としてテザー38の前方側に配置されて、インパネ1の上面1a側における突出用開口22の周縁(開口周縁)2に当接して支持される。開口周縁2は、開いた扉部18の裏面18a側やその周囲におけるインパネ1の上面1aの部位となる。
また、前部室33は、下面33a側の前部側に膨張用ガスを流入させる流入用開口28を備え、流入用開口28の周縁には、4個の取付孔29が貫通されている。流入用開口28には、インフレーター8の上部側が挿入され、各取付孔29には、リテーナ10の各ボルト10aが挿入されることとなる。そのため、流入用開口28の周縁の取付孔29の配置部位が、リテーナ10を利用したケース13の底壁部14への取付部位26eとなる。また、エアバッグ本体25における筒状部26bの左右の側面部位には、それぞれ、余剰の膨張用ガスを排出するベントホール30が開口されている。
後部室34は、エアバッグ本体25の膨張完了時に上下方向に延びる略直方体形状として、インパネ1の上面1a側における前部室33の後方に連なる上部34aと、下部側の下方延設部34bとを備えて構成されている。下方延設部34bは、エアバッグ本体25の膨張完了時、開口周縁2となるインパネ1の上面1aより下方に突出させて膨張し、さらに、前面が、インパネ1の後面1bに当接可能な支持面34cとして、前方移動を規制されるように構成されている。また、後部室34の後面は、エアバッグ本体25の膨張完了時において、前方移動する乗員を受け止めるための乗員拘束面27を構成する。
なお、エアバッグ本体25の周壁26には、エアバッグ本体25内の流入用開口28の周縁に配置される補強布31と、エアバッグ本体25外の流入用開口28の周縁に配置される補強布32とが配設されており、補強布31や補強布32にも、流入用開口28と取付孔29とが開口されている。さらに、補強布32は、流入用開口28の周縁の他に、支持バッグ44との結合部位(縫合部位)を補強するものであり、後述するガス流入口36も開口されている。
支持バッグ44は、エアバッグ本体25を経て膨張用ガスを流入させるように、ガス流入口36をエアバッグ本体25の周壁26に配設させている。詳しくは、ガス流入口36は、前部室33の下面33a側における流入用開口28の前方側部位に、すなわち、エアバッグ本体25の周壁26の下壁部26dにおける前部側の左右方向の中央付近に、開口されている。さらに、実施形態の場合、このガス流入口36は、エアバッグ24の膨張完了時、ケース13の領域から離脱した前方側であって、開口周縁2の前側部位2aの上方位置に配設されている。
そして、実施形態の支持バッグ44は、可撓性を有した長方形のシート状の支持バッグ素材46から袋状の周壁45を形成される構成としている(図3、図5〜6、図10参照)。なお、支持バッグ素材46は、エアバッグ本体25の周壁26を構成する第1基布41、第2基布42、補強布31、補強布32、及び、テザー用布39とともに、可撓性を有したポリエステルやポリアミド等の合成繊維からなる糸で織った織布から形成されている。
支持バッグ素材46から支持バッグ44を形成する場合には、図7のAに示すように、平らに展開した支持バッグ素材46の前後方向の長さを短くするように、左右方向に延びる山折りの折目FMと谷折りの折目FVとを付けて折り重ねた蛇腹折りをして、折り重ね体48を形成する。そして、ガス流入口36の下方を覆うように折り重ね体48を前部室33の下面33aに当てて、折り重ね体48の外周縁48aをエアバッグ本体25の周壁26に対して縫合糸Sによる縫合により結合させれば、支持バッグ44を形成することができる(図3と図10参照)。
なお、実施形態の支持バッグ素材46は、エアバッグ本体25の流入用開口28の周縁を補強する補強布としての延設部位47を備えており、延設部位47における流入用開口28の周縁も、補強布31や補強布32とともに、縫合糸Sにより縫合されている。
この実施形態のエアバッグ24の製造について説明する。まず、エアバッグ本体25の外周壁を構成する第1基布41は、図6に示すように、略長方形形状の上側部41aと下側部41eとを連結させた形状とするとともに、上側部41aと下側部41eとの相互の連結部位から離れた先端を略等辺台形とする形状に形成されている。第2基布42は、略正六角形状に近似した略円形状に形成されている。これらの第1基布41や第2基布42は、平面的な縫合作業によって立体的なエアバッグ本体25を縫製できるように、設定されている。
なお、第2基布42は、エアバッグ本体25の乗員側壁部26aの略全域を構成し、第1基布41は、エアバッグ本体25の筒状部26bの略全域を構成することとなり、上側部41aが筒状部26bの上側の上壁部26cを形成し、下側部41eが筒状部26bの下側となって前部側に流入用開口28を配置させた下壁部26dを形成することとなる。
そして、このエアバッグ24の製造では、まず、上記のように、支持バッグ素材46を蛇腹折りして折り重ね体48を形成しておき、図6と図7のA・Bに示すように、第1基布41におけるエアバッグ本体25の内周面側となる流入用開口28の周縁に、補強布31を配置し、エアバッグ本体25の外周面側となる流入用開口28とガス流入口36との周縁に補強布32と折り重ね体48とを重ね、縫合糸Sを使用して、四枚重ねの状態で流入用開口28の周縁を縫合するとともに、折り重ね体48の外周縁48aを、補強布32を介在させて、エアバッグ本体25の周壁26に縫合する。
その後、図8のA・Bに示すように、各テザー用布39の端部39bを上側部41aと下側部41eとに縫合する。そして、図8のB・Cに示すように、第1基布41の上側部41aと下側部41eとの間で左右方向に延びる第1基準線L1で折り返し、縫合糸Sを利用して、第1基準線L1の近傍の上側部41aと下側部41eとの一方の直線状の片縁部41bと片縁部41fとの相互を縫合するとともに、他方の直線状の片縁部41cと片縁部41gとの相互を縫合する。なお、図8のCでの第1基準線L1での折り返しは、上側部41aと下側部41eとにおけるエアバッグ本体25の外表面側となる面相互を、接触させるように、折り返している。また、実施形態の場合、後部室34の下方延設部34bが上部34aより大きな容積に設定されており、下側部41eの等辺台形部位が上側部41aの等辺台形部位より大きな形状として、残部周縁41hが残部周縁41dから突出する状態としている。なお、残部周縁41dは、上側部41aの周縁における下側部41eとの連結部位、片縁部41b、及び、片縁部41cを除いた等辺台形部位の外周縁であり、残部周縁41hは、下側部41eの周縁における上側部41aとの連結部位、片縁部41f、及び、片縁部41gを除いた等辺台形部位の外周縁である。
その後、図8のC・Dに示すように、テザー用布39の端部39a相互を縫合する。この時、縫合し易いように、上側部41aと下側部41eとの第1基準線L1側から折り重ねて、第1基準線L1側の部位を各テザー用布39の端部39b側に接近させて縫合する。
その後、図9のA・Bに示すように、上側部41aと下側部41eとの等辺台形部位の底辺に位置する第2基準線L2で折り曲げて、上側部41aと下側部41eとの縫合していない残部周縁41dと残部周縁41hとを相互に離隔するように広げる。これらの残部周縁41dと残部周縁41hとを広げた外形形状は、第2基布42の外形形状と同形状としている。
そして、第2基布42を重ね、図9のCに示すように、縫合糸Sを利用して、重ねた外周縁相互を縫合すれば、エアバッグ本体25を袋状に形成することができ、かつ、エアバッグ24を製造することができる。
なお、各部位を縫合した縫い代が、エアバッグ本体25の外周面側に露出しないように、エアバッグ本体25を袋状に形成した後には、図9のD・Eに示すように、流入用開口28を利用して、エアバッグ本体25を裏返しておく。
上記のように製造したエアバッグ24の車両への搭載を説明すると、まず、各取付孔29からボルト10aを突出させるように、内部にリテーナ10を配設させた状態で、エアバッグ24を折り畳み、さらに、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ24を破断可能なラッピング材52(図2参照)でくるんでおく。
そして、各ボルト10aを上方から取付孔14bに挿通させつつ、折り畳んだエアバッグ24を開口13aからケース13の底壁部14上に載置させる。ついで、インフレーター8の上部側を下方から挿入孔14aと流入用開口28とに挿入させるとともに、底壁部14から下方に突出している各ボルト10aをインフレーター8のフランジ部8bの取付孔8cに挿通させる。その後、インフレーター8のフランジ部8bから突出した各ボルト10aにナット11を締結させれば、ケース13の底壁部14に対して折り畳んだエアバッグ24とインフレーター8とを取り付けることができる。
その後、車両に搭載されたインパネ1におけるエアバッグカバー17の連結壁部21内にケース13の周壁部15を挿入させて、ケース13の各係止爪15aを連結壁部21の係止孔21aに挿入させて連結壁部21に係止させる。そしてさらに、各ブラケット14cのナット14dに対してブラケット5を経てボルト6を締結すれば、助手席用エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
なお、助手席用エアバッグ装置Mの車両への搭載は、予め、インパネ1のエアバッグカバー17に対してエアバッグ24とインフレーター8とを取り付けたケース13を組み付けておき、インパネ1を車両に取り付ける際にボルト6を利用して助手席用エアバッグ装置Mをボディ3側に連結固定して、助手席用エアバッグ装置Mを車両に搭載してもよい。
助手席用エアバッグ装置Mの車両への搭載後、助手席用エアバッグ装置Mが作動してインフレーター8の各ガス吐出口8aから膨張用ガスGが吐出されれば、エアバッグ24が、膨張して、ラッピング材52を破断するとともに、エアバッグカバー17の破断予定部20を破断させて二つの扉部18を図1〜2、図11のA・B、図12〜13に示すように前後に開かせることにより、エアバッグ24は、エアバッグカバー17における二つの扉部18の開いた突出用開口22から大きく突出し、膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態の助手席用エアバッグ装置Mでは、図12〜13に示すように、エアバッグ24が展開膨張を完了させれば、エアバッグ本体25が、上下方向で対向するエアバッグ本体25の周壁26における前端側下面26fとインパネ1の上面1aとの間に支持バッグ44を介在させて、膨張を完了させる。すなわち、支持バッグ44が、エアバッグ本体25の前端側下面26fで楔のような作用を奏してエアバッグ本体25を支持することから、エアバッグ24のケース13における底壁部14への取付部位26e付近を中心とする前方側への揺動を抑制する。そのため、エアバッグ本体25の後面の乗員拘束面27は、エアバッグ本体25の前端25a側における支持バッグ44の楔作用により、展開膨張完了時は勿論のこと、車両衝突時に前進してくる乗員Pと当たっても、上方へ移動することを抑制され、正面27aにおいて安定して乗員Pを受け止めることができる。
したがって、実施形態の助手席用エアバッグ装置Mでは、膨張完了時や乗員拘束時におけるエアバッグ24の乗員拘束面27の上方移動を抑制することができて、乗員Pを安定して保護することができる。
なお、このようなエアバッグ24における乗員拘束面27の上方移動の抑制効果は、エアバッグ24の突出用開口22を備えたインパネ1が、デザイン上の観点等により、その上面1a側を前方側に向かって下向きに傾斜させていても、同様に確保することができる。
また、実施形態では、エアバッグ24の膨張完了時、エアバッグ本体25は、周壁26の上壁部26cと下壁部26dとが相互に離隔され、かつ、乗員側壁部26aが流入用開口28から離れて略鉛直方向に沿うような状態として、膨張を完了させ、また、支持バッグ44は、折り重ね体48の外周縁48aから離れた左右方向の中央付近における蛇腹折りの折目FMと折目FVとからなるタック部分48bが、前後方向に延ばされて、膨張を完了させることとなる。
そして、実施形態では、エアバッグ24の支持バッグ44が、エアバッグ本体25を経て膨張用ガスGを流入させるように、ガス流入口36をエアバッグ本体25の周壁26に開口させている。このような構成では、図11と図12に示すように、エアバッグ本体25の膨張が、支持バッグ44の膨張より優先されることから、エアバッグ24の膨張時、エアバッグ本体25は、迅速に膨張を完了させ、そして、その後に、安定して支持バッグ44に支持される。すなわち、エアバッグ本体25は、支持バッグ44の膨張完了前に、ある程度の内圧を確保して膨張を完了させているため、乗員Pが通常より早い時期に乗員拘束面27に当接する事態となっても、反力を確保した乗員拘束面27で受け止めることができる。
また、実施形態では、支持バッグ44のガス流入口36が、膨張完了時のエアバッグ本体25の周壁26における前端側下面26fに開口されて、エアバッグ24の支持バッグ44が、可撓性を有した長方形状のシート状の支持バッグ素材46から袋状の周壁を形成されている。すなわち、支持バッグ素材46が、前後方向の長さを短くするように左右方向に延びる山折りと谷折りの折目FMと折目FVとを付けて折り重ねた蛇腹折りをされ、そして、蛇腹折りした折り重ね体48が、ガス流入口36の下方を覆って、折り重ね体48の外周縁48aをガス流入口36の周縁におけるエアバッグ本体25の周壁26に結合させることにより、支持バッグ44を形成している。このような構成では、支持バッグ素材46の外周縁を平面縫いするような平面的な結合作業により、蛇腹折りの折目FMと折目FVからなるタック部分48bを利用して袋状に膨張可能な支持バッグ44自体を、形成でき、かつ、支持バッグ44をエアバッグ本体25に取り付けることができる。すなわち、このような構成では、エアバッグ24の製造工数・コストを低減することができる。
実施形態では、特に、支持バッグ44が、長方形板状の支持バッグ素材46の外周縁における四辺を直線縫いするような縫合作業で、袋状に形成できて、一層、簡便にエアバッグ24を製造することができる。
さらに、実施形態の場合、支持バッグ44の周壁45が、延設部位47を備えて、この延設部位47を、エアバッグ本体25における膨張用ガスGを流入させるための流入用開口28の周縁を補強する補強布として使用している。このような構成では、エアバッグ本体25の膨張用ガスGの流入用開口28の周縁を補強するための補強布分、エアバッグ24の構成部材点数を少なくでき、エアバッグ24の構成部材の管理や運搬等の取り扱いが容易となる。
なお、この支持バッグ44を構成する支持バッグ素材46に関して、図14〜16に示すエアバッグ24Aのように、支持バッグ素材46の延設部位47の無い支持バッグ素材46Aを使用して、支持バッグ44Aをエアバッグ本体25に配設させてもよい。なお、このエアバッグ24Aのエアバッグ本体25Aは、補強布32の無い点を除いて、実施形態のエアバッグ24のエアバッグ本体25と同一のものである。
さらに、蛇腹折りで折り畳んだ折り重ね体48の外周縁48aを平面縫いすることを考慮せずに、図17〜18に示すエアバッグ24Bのように構成してもよい。このエアバッグ24Bでは、エアバッグ本体25Bに対して二枚の内側布46B1と外側布46B2とからなる支持バッグ44Bが結合されて、構成されている。内側布46B1と外側布46B2とは、支持バッグ素材46Bを構成するものであり、相互に外周縁を縫合されて結合される長方方形状として、内側布46B1の中央付近に、エアバッグ本体25Bのガス流入口36と連通して膨張用ガスを流入させるための開口49が配設されている。このエアバッグ24Bでは、開口49の周縁を利用して、エアバッグ本体25Bに内側布46B1が縫合され、内側布46B1の外周縁に外側布46B2の外周縁を縫合させて、支持バッグ44Bが形成されている。なお、このエアバッグ24Bのエアバッグ本体25Bも、補強布32の無い点を除いて、実施形態のエアバッグ24のエアバッグ本体25と同一のものである。
また、支持バッグは、折り畳み当初からエアバッグ本体の外表面側に配置されていなくとも、エアバッグの膨張完了時までに、楔作用を確保できるように、上下方向で対向するエアバッグ本体の周壁における前端側の下面と突出用開口の周縁の前側付近におけるインパネ上面との間で膨張を完了させるように構成してもよい。例えば、図19〜21に示すエアバッグ24Cのように構成してもよい。このエアバッグ24Cでは、折り畳み収納時から膨張初期までの間において、図21に示すように、エアバッグ本体25C内に支持バッグ44Cの周壁45Cが押し込まれた状態として、エアバッグの膨張完了時点までの間で、周壁45Cが、エアバッグ本体25Cのガス流入口36からエアバッグ本体25C外に突出して、支持バッグ44Cが、上下で対向する図示しないエアバッグ本体の周壁における前端側の下面と突出用開口の周縁の前側付近におけるインパネ上面との間で膨張を完了させることとなる。なお、このエアバッグ24Cのエアバッグ本体25Cも、補強布32の無い点を除いて、実施形態のエアバッグ24のエアバッグ本体25と同一のものである。
さらに、エアバッグ本体の膨張を支持バッグの膨張より優先させる構成を考慮しなければ、インフレーターからの膨張用ガスを流入させる流入用開口に関して、エアバッグ本体でなく、支持バッグにも設けたり、あるいは、支持バッグだけに設けてよく、例えば、図22〜23に示すエアバッグ24Dのように構成してもよい。このエアバッグ24Dは、支持バッグ44Dがエアバッグ本体25D自体の流入用開口28の周縁に結合されて配設され、支持バッグ44Dだけが実施形態のインフレーター8を挿入させるための流入用開口50を備えて構成されている。支持バッグ44Dの支持バッグ素材46Dは、二枚の内側布46D1と外側布46D2とから構成されて、内側布46D1と外側布46D2とは、相互に外周縁を縫合されて結合される長方形形状として、内側布46D1の中央付近に、エアバッグ本体25Dの流入用開口28と連通してエアバッグ本体25D側へ膨張用ガスを流入させるための開口49が配設されている。また、外側布46D2には、実施形態のインフレーター8を挿入させるための流入用開口50が配設され、流入用開口50の周縁には、実施形態のリテーナ10の各ボルト10aを挿通させるための取付孔51が配設されている。なお、このエアバッグ24Dのエアバッグ本体25Dは、補強布31、補強布32、及び、取付孔29の無い点を除いて、実施形態のエアバッグ24のエアバッグ本体25と同一のものである。そして、このエアバッグ24Dでは、支持バッグ44Dの流入用開口50の周縁が実施形態のケース13の底壁部14への取付部位となる。
そして、このエアバッグ24Dでは、膨張完了時、支持バッグ44Dが、上下方向で対向するエアバッグ本体25Dの周壁における前端側下面26fと実施形態の突出用開口22の周縁の前側部位2a付近におけるインパネ1の上面1aとの間で膨張を完了させる部位、すなわち、楔作用を確保する部位を備えるとともに、流入用開口50の周縁付近におけるケース13内で膨張する部位も備えることとなる。
本発明に係る一実施形態の助手席用エアバッグ装置の使用状態を示す車両前後方向の概略縦断面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の前後方向の概略拡大縦断面図である。 実施形態に使用するエアバッグのエアバッグ本体を単体で膨張させた際の斜視図である。 実施形態に使用するエアバッグのエアバッグ本体を単体で膨張させた際の平面図である。 実施形態に使用するエアバッグを単体で膨張させた際の縦断面図である。 実施形態に使用するエアバッグの構成材料を示す展開図である。 実施形態に使用するエアバッグの製造工程を説明する図である。 実施形態に使用するエアバッグの製造工程を説明する図であり、図7の後の工程を示す。 実施形態に使用するエアバッグの製造工程を説明する図であり、図8の後の工程を示す。 図9のX−X部位の概略部分断面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の作動時を順に説明する前後方向の概略縦断面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の作動時におけるエアバッグの膨張完了時を示す概略縦断面図である。 実施形態の助手席用エアバッグ装置の作動時におけるエアバッグの膨張完了時を示す概略平面図である。 実施形態の変形例におけるエアバッグのエアバッグ本体を単体で膨張させた際の斜視図である。 図14に示すエアバッグの支持バッグ付近を示す概略部分断面図である。 図14に示すエアバッグを単体で膨張させた際の概略縦断面図である。 実施形態の他の変形例におけるエアバッグを単体で膨張させた際の斜視図である。 図17に示すエアバッグを単体で膨張させた際の概略縦断面図である。 実施形態のさらに他の変形例におけるエアバッグを単体で膨張させた際の斜視図である。 図19に示すエアバッグを単体で膨張させた際の概略縦断面図である。 図19に示すエアバッグの支持バッグの膨張状態を順に説明する図である。 実施形態のさらに他の変形例におけるエアバッグを単体で膨張させた際の斜視図である。 図22に示すエアバッグを単体で膨張させた際の概略縦断面図である。
符号の説明
1…(インストルメントパネル)インパネ、
1a…(インパネの)上面、
1b…後面、
2…開口周縁、
2a…前側部位、
13…ケース、
22…突出用開口、
24・24A・24B・24C・24D…エアバッグ、
25・25A・25B・25C・25D…エアバッグ本体、
26…(エアバッグ本体の)周壁、
26f…前端側下面、
27…乗員拘束面、
28…流入用開口
36…ガス流入口、
44・44A・44B・44C・44D…支持バッグ、
45・45C…(支持バッグの)周壁、
46・46A・46B・46D…支持バッグ素材、
47…延設部位、
48…折り重ね体、
48a…外周縁、
M…助手席用エアバッグ装置、
P…乗員。

Claims (4)

  1. 作動時に、膨張用ガスを流入させて助手席前方のインストルメントパネルの上面側に形成された突出用開口から助手席側に突出するように展開膨張して、前記インストルメントパネルの上面側における前記突出用開口の周縁付近から前記インストルメントパネルの後方までの領域を塞ぐように配置されるエアバッグを備え、
    前記エアバッグが、前記突出用開口の下方に配置されたケースに取り付けられて収納される助手席用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、前記突出用開口の周縁付近から後方へ延びて後面を乗員を受け止める乗員拘束面とするように膨張を完了させる袋状のエアバッグ本体と、膨張完了時における上下方向で対向する前記エアバッグ本体の周壁における前端側の下面と前記突出用開口の周縁の前側付近における前記インストルメントパネル上面との間で膨張を完了させる袋状として、該エアバッグ本体より容積を小さくする支持バッグと、を備えて構成されていることを特徴とする助手席用エアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグの支持バッグが、前記エアバッグ本体を経て膨張用ガスを流入させるように、ガス流入口を前記エアバッグ本体の周壁に開口させていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。
  3. 前記支持バッグのガス流入口が、膨張完了時の前記エアバッグ本体の周壁における前部側の下面に開口され、
    前記エアバッグの支持バッグが、可撓性を有したシート状の支持バッグ素材から袋状の周壁を形成される構成として、
    前記支持バッグ素材が、前後方向の長さを短くするように左右方向に延びる折目を付けて折り重ねた蛇腹折りをされ、蛇腹折りされた折り重ね体が、前記ガス流入口の下方を覆って、外周縁を前記ガス流入口の周縁における前記エアバッグ本体の周壁に結合させることにより、前記支持バッグが、形成されていることを特徴とする請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置。
  4. 前記支持バッグの周壁が、延設部位を備え、該延設部位が、前記エアバッグ本体における膨張用ガスを流入させるための流入用開口の周縁を補強する補強布を構成していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の助手席用エアバッグ装置。
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