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JP2007185719A - 下穴加工用の切れ刃を備えたドリル - Google Patents

下穴加工用の切れ刃を備えたドリル Download PDF

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JP2007185719A
JP2007185719A JP2006003491A JP2006003491A JP2007185719A JP 2007185719 A JP2007185719 A JP 2007185719A JP 2006003491 A JP2006003491 A JP 2006003491A JP 2006003491 A JP2006003491 A JP 2006003491A JP 2007185719 A JP2007185719 A JP 2007185719A
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JP
Japan
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drill
prepared hole
ridge lines
tip portion
cutting edge
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Pending
Application number
JP2006003491A
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English (en)
Inventor
Jiichi Muraki
治一 村木
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YAMAMURA SYSTEM GIKEN KK
Original Assignee
YAMAMURA SYSTEM GIKEN KK
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Publication date
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Abstract

【課題】下穴加工を事前に行うことなく穴開け加工が可能な折れにくいドリルを提案すること。
【解決手段】ツイストドリル1の先端部分3は四角錐形状をしており、ドリル中心軸線1aを頂点として等角度間隔で形成されている4本の稜線5〜8のうち、一対の稜線7、8は、下穴加工用の切れ刃稜線とされている。これら切れ刃稜線7、8が被加工面に食い込み、円錐状の下穴が形成されるので、センタードリルなどを用いて事前に穴開け加工位置に下穴を形成しておく必要がない。また、先端部分3のチゼルを小さくするためにねじれ溝4を深くすることも必要なくなるので、ドリル本体2の断面欠損が少なく、折れにくいドリルを実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、微細なねじ穴などを加工するために用いるドリルに関し、特に、センタードリルやセンターポンチを用いて事前に下穴加工を行うことなく、穴開け加工を行うことのできるドリルに関するものである。
ドリルの先端部分にはチゼルと呼ばれる部分が形成されており、穴開け加工に当たっては、先にセンタードリルあるいはセンターポンチを用いてチゼル半径以上の下穴を付けておく必要がある。下穴加工を行わないと、ドリル先端側の切れ刃部分が被加工面に食い込まずに被加工面上を移動する歩行現象と呼ばれる現象が起き、穴開け加工ができない。
従来のドリルでは、先端部分が刃物として不完全なために、ねじれ溝を深くし、シンニングを行って、チゼルをできるだけ小さくする必要がある。
また、下穴加工用のセンタードリルはドリル径に合わせて何本か用意する必要があり、細い穴用のセンタードリル、例えば直径が0.1mm以下のものは破損しやすい。このため、センタードリルの保管、管理が大変である。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、センタードリルなどを用いて下穴加工を事前に行うことなく穴開け加工が可能なドリルを提案することにある。
また、ねじれ溝を深くしてチゼルを小さくすることなく、容易に穴開け加工を行うことのできる折れにくいドリルを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のドリルは、ドリル本体と、このドリル本体の先端部分とを有し、前記ドリル本体の外周面には、当該外周面に形成した2本のねじれ溝により、二つの切れ刃が形成されており、前記先端部分は四角錐形状をしており、その一対の稜線が円錐状の下穴を加工するための切れ刃稜線とされていることを特徴としている。
また、本発明のドリルは、ドリル本体と、このドリル本体の先端部分とを有し、前記ドリル本体の外周面には、当該外周面に形成した3本のねじれ溝により、三つの切れ刃が形成されており、前記先端部分は三角錐形状をしており、その3本の稜線が円錐状の下穴を加工するための切れ刃稜線とされていることを特徴としている。
本発明のドリルでは、その先端部分が四角錐形状あるいは三角錐形状とされ、それらの稜線が下穴加工用の切れ刃稜線とされている。したがって、センタードリルなどを用いて円錐状の下穴を予め形成しておくことなく、穴開け加工を行うことができる。
また、チゼルを小さくするためにねじれ溝を深くする必要がないので、ねじれ溝を形成することによるドリル本体の断面欠損が少なくてすむ。この結果、従来に比べて強度が高く、折れにくいドリルを実現できる。特に、直径が0.3mm以下の微細穴加工用の細いドリルは折れやすいので、本発明の構成を採用するのに適している。
以下に、図面を参照して本発明を適用したドリルの実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明を適用したツイストドリルを示す図であり、(a)はその先端側の部分を示す側面図であり、(b)は直交する方向から見た場合の側面図であり、(c)は先端側から見た場合の端面図である。
本例のツイストドリル1は、ドリル本体2と、その先端部分3とを備えており、ドリル本体2の後端にはネックを介してシャンクが形成されている(図示せず)。ドリル本体2の外周面には切粉排出用の2本のねじれ溝4が形成されており、これらねじれ溝4の先端側の縁端が切れ刃4aとなっている。
先端部分3はドリル中心軸線1aを頂点とする四角錐形状となっており、ドリル中心軸線1a上に位置する頂点から等角度間隔で形成された4本の稜線5〜8を備えている。これらの稜線のうち、180度の角度間隔の一対の稜線7、8は、円錐状の下穴を加工するための切れ刃稜線とされている。これら一対の切れ刃稜線7、8のドリル中心軸線1aとのなす角度θ1は、直交する一対の稜線5、6のドリル中心軸線1aとなす角度θ2より大きくなるように設定されている。すなわち、より鋭角な稜線5、6の側に逃げが形成されている。
この構成のドリル1の先端部分3を被加工面に押し付けて切り込みを開始すると、先端部分3の一対の切れ刃稜線7、8が被加工面に食い込み、円錐状の下穴が形成される。形成した下穴にドリル本体2の切れ刃4aの先端が食い込み、穴開け加工が行われる。したがって、ドリル1が被加工面に食い込まずに歩行現象が起きて、穴開け加工ができないという不具合は発生しない。
このように、本例では、ドリル1の先端部分3を四角錐形状とし、その一対の稜線7、8を下穴加工が可能な切れ刃としてある。よって、センタードリルなどを用いて下穴を予め付けておくことなく、ドリル1を用いて被加工面に直接、穴開け加工を行うことが可能である。
また、従来のドリルのように、ねじれ溝4を深くして先端部分のチゼルを小さくしておく必要がない。このため、本例のドリル1では従来に比べてねじれ溝4を浅くすることができる。図2(a)は本例のドリル1におけるドリル本体2の横断面図であり、図2(b)は同一径の従来のドリルにおける一般的なドリル本体の横断面図である。これらの図から分かるように、本例のドリル1ではねじれ溝4によるドリル本体2の断面欠損が少なく、したがって、ドリル本体2の断面積を大きくすることができ、当該ドリル本体2の強度が上がるので、折れにくいドリルを実現できる。
(実施の形態2)
図3は本発明を適用した三つ溝ドリルを示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその先端面を示す端面図である。
本例の三つ溝ドリル11は、ドリル本体12と、このドリル本体12の先端部分13とを有しており、ドリル本体12の外周には3本のねじれ溝14が形成され、各ねじれ溝14の先端側の縁端が切れ刃14aとなっている。先端部分13はドリル中心軸線11aを頂点とする三角錐形状をしており、等角度間隔で形成されている3本の稜線15は円錐状の下穴を形成するための切れ刃稜線とされている。各切れ刃稜線15の外周端は、それぞれ、ドリル回転方向に面している主切れ刃16の内周側の端に交差しており、各主切れ刃16の外周側の端がそれぞれ切れ刃14aに連続している。
この構成の三つ溝ドリル11の場合においても、その先端部分13に形成されている3本の切れ刃稜線15が被加工面に食い込み、当該被加工面に円錐状の下穴を開けることができる。したがって、センタードリルを用いて事前に穴加工位置に下穴を形成しておく必要がない。また、先端部分13のチゼルを小さくするためにねじれ溝14を深くする必要がないので、ドリル本体12の断面欠損を少なくでき、その強度を高めることができる。よって、折れにくいドリルを得ることができる。
本発明のドリルは、その先端部分を四角錐形状あるいは三角錐形状とし、それらの稜線を、下穴加工用の切れ刃としてある。したがって、穴開け加工において事前にセンタードリルなどを用いて被加工面に下穴を形成しておく必要がない。また、ドリル先端部分のチゼルを小さくするためにねじれ溝を深くする必要がないので、ドリル本体の断面欠損を少なくでき、その分、ドリル本体の強度を高めることができる。
よって、本発明を、内径が0.3mm以下の微細穴を開けるための細いドリルに適用することができる。また、M1.4〜M6といった小さなねじ穴を形成するための穴開け加工に用いるドリルに適用することができる。
本発明を適用したツイストドリルを示す図であり、(a)はその先端側の部分を示す側面図であり、(b)は直交する方向から見た場合の側面図であり、(c)は先端側から見た場合の端面図である。 (a)は図1のツイストドリルのドリル本体の横断面図であり、(b)は従来の同一径のツイストドリルの横断面図である。 本発明を適用した三つ溝ドリルを示す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその先端面を示す端面図である。
符号の説明
1 ツイストドリル
1a ドリル中心軸線
2 ドリル本体
3 先端部分
4 ねじれ溝
4a 切れ刃
5、6 切れ刃稜線
7、8 稜線
11 三つ溝ドリル
11a ドリル中心軸線
12 ドリル本体
13 先端部分
14 ねじれ溝
14a 切れ刃
15 切れ刃稜線
16 主切れ刃

Claims (2)

  1. ドリル本体と、
    このドリル本体の先端部分とを有し、
    前記ドリル本体の外周面には、当該外周面に形成した2本のねじれ溝により、二つの切れ刃が形成されており、
    前記先端部分は四角錐形状をしており、その一対の稜線が円錐状の下穴を加工するための切れ刃稜線とされていることを特徴とするドリル。
  2. ドリル本体と、
    このドリル本体の先端部分とを有し、
    前記ドリル本体の外周面には、当該外周面に形成した3本のねじれ溝により、三つの切れ刃が形成されており、
    前記先端部分は三角錐形状をしており、その3本の稜線が円錐状の下穴を加工するための切れ刃稜線とされていることを特徴とするドリル。
JP2006003491A 2006-01-11 2006-01-11 下穴加工用の切れ刃を備えたドリル Pending JP2007185719A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011080012A1 (de) * 2009-12-30 2011-07-07 Robert Bosch Gmbh Gesteinsbohrwerkzeug zur dreh-schlagenden bearbeitung von beton, gestein, mauerwerk und dergleichen materialien
US9238272B2 (en) 2010-12-28 2016-01-19 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Drill

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