JP2007088842A - 撮像装置、および撮像素子の駆動方法 - Google Patents
撮像装置、および撮像素子の駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007088842A JP2007088842A JP2005275443A JP2005275443A JP2007088842A JP 2007088842 A JP2007088842 A JP 2007088842A JP 2005275443 A JP2005275443 A JP 2005275443A JP 2005275443 A JP2005275443 A JP 2005275443A JP 2007088842 A JP2007088842 A JP 2007088842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- signal
- pixels
- additions
- imaging device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims abstract description 64
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 15
- 238000007792 addition Methods 0.000 claims description 63
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 30
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 17
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 10
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 7
- 238000005375 photometry Methods 0.000 claims description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 2
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 2
- 230000005570 vertical transmission Effects 0.000 abstract 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 26
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 11
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 10
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 9
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 6
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 5
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 4
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 238000003705 background correction Methods 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 108010076504 Protein Sorting Signals Proteins 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Abstract
【課題】 ベイヤ配列の色フィルタ構成の撮像素子を備えた撮像装置において、暗いところでも綺麗なカラー画像信号を生成し、高品位なライブビューカラー画像、または動画像を形成することが可能な撮像装置、および撮像素子の駆動方法を提供する。
【解決手段】 撮像素子をライブビューモード、または動画モードで駆動させる場合、複数の種類の色フィルタが配置された複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ複数本の垂直転送部に読み出し、読み出した信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様にする。
【選択図】 図3
【解決手段】 撮像素子をライブビューモード、または動画モードで駆動させる場合、複数の種類の色フィルタが配置された複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ複数本の垂直転送部に読み出し、読み出した信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様にする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、撮像装置に関し、特にライブビューカラー画像のS/Nを向上させる撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置では、多機能、高画質化が進展するに伴い、光学ファインダーと同じ様に、撮影待機画像の視認や、微妙なフォーカス調整といった操作を表示装置で行いたいというニーズ対し、撮影待機画像(ライブビュー画像ともいう。)を、LCDモニタ等に表示するライブビュー機能を備えた撮像装置が普及するに至っている。
ライブビュー動作は、通常、撮像素子から定期的な間隔で画素間引きを行いながら電荷を読み出して画像信号を生成し、撮影における画角等を決定する為に、最終的にLCDモニタやEVF等へ表示する動作モードである。
一方、CCD(Charge Coupled Device)に代表される撮像素子おいては、高画素、高密度化が加速しているが、1画素当たりの光電変換量が減少し、感度が低下することにより、画像信号の信号レベルが低くなり、S/Nの低下を招いている。特に間引き読み出しを行なうライブビュー動作、または動画撮影動作においては、S/Nの低下は著しく、画像再現性や画質に大きな影響を与えるため、高品位な画像形成を実現するにはS/Nを向上させる必要がある。そして、撮像装置の分野ではライブビュー画像のS/Nを向上させる技術がこれまでも種々検討されてきた。
たとえば縦ストライプ配列の色フィルタ構成の撮像素子を備えた撮像装置において、垂直方向に一定の間隔で間引きを行なって電荷を読み出し、読み出した電荷を垂直加算して画像信号を生成する。すなわち、垂直加算することにより間引きによって減少した信号量を補償し、ライブビューカラー画像のS/Nを向上させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−308075号公報
この様に、ライブビュー画像のS/Nを向上させる撮像装置の技術がこれまでも種々検討されてきた。
特許文献1に開示されている撮像装置は、ライブビュー動作時に間引きによって減少した信号量を垂直加算することによって補償し、S/Nを向上させる様にしている。しかしながら、暗い場所で撮影を行なう場合等は、撮像素子への入射光量の絶対量が低下するが、この様な入射光量の絶対量までも補償されるものではない。すなわち、暗い場所で撮影を行なう場合等においては、綺麗なライブビューカラー画像を得ることは困難なものと考えられる。
さらに、特許文献1に開示されている撮像装置は、縦ストライプ配列の色フィルタ構成の撮像素子を備えた撮像装置に関するものであり、近年多用されている、ベイヤ配列の色フィルタ構成の撮像素子を備えた撮像装置におけるライブビューカラー画像ののS/Nを向上させる技術を示唆するものではなかった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、ベイヤ配列の色フィルタ構成の撮像素子を備えた撮像装置において、撮像装置の高価格化や複雑化を招くことなく、暗いところでも綺麗なカラー画像信号を生成し、高品位なライブビューカラー画像、または動画像を形成することが可能な撮像装置、および撮像素子の駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の(1)乃至(9)のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
(1) 2次元マトリクス状に配列されていて、被写体光学像を光電変換して信号電荷を生成する複数個の画素と、
前記複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の前記色フィルタが市松状に配列された色フィルタ構成と、
前記複数個の画素から読み出された前記信号電荷を、各列毎に垂直転送する複数本の垂直転送部と、を有する撮像素子と、
前記撮像素子の駆動を制御する駆動制御信号を生成する駆動信号生成手段と、
前記駆動信号生成手段の作動を制御する駆動信号制御手段と、を有する撮像装置であって、
前記駆動信号制御手段は、前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする撮像装置。
前記複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の前記色フィルタが市松状に配列された色フィルタ構成と、
前記複数個の画素から読み出された前記信号電荷を、各列毎に垂直転送する複数本の垂直転送部と、を有する撮像素子と、
前記撮像素子の駆動を制御する駆動制御信号を生成する駆動信号生成手段と、
前記駆動信号生成手段の作動を制御する駆動信号制御手段と、を有する撮像装置であって、
前記駆動信号制御手段は、前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする撮像装置。
(2) 前記撮像装置は、前記撮像素子から読み出された画像信号に基づいて前記撮像素子に取り込まれた画像を表示する表示手段を有し、
前記撮像素子を撮影待機モードで駆動させ、生成された前記画像を前記表示手段に表示する場合、または前記撮像素子を動画モードで駆動させ、動画撮影を行なう場合、
前記駆動信号制御手段は、前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置。
前記撮像素子を撮影待機モードで駆動させ、生成された前記画像を前記表示手段に表示する場合、または前記撮像素子を動画モードで駆動させ、動画撮影を行なう場合、
前記駆動信号制御手段は、前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置。
(3) 前記駆動信号制御手段は、加算回数を変化させる様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の撮像装置。
(4) 前記駆動信号制御手段は、前記加算回数に応じて、前記表示手段に表示される前記画像の表示レートを変化させる様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする上記(2)または(3)に記載の撮像装置。
(5) 前記撮像装置は、前記画素で生成される前記信号電荷の飽和量を調整するサブストレート電圧を生成するサブストレート電圧生成手段を有し、
前記サブストレート電圧生成手段は、前記加算回数に応じて、前記サブストレート電圧を生成することを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置。
前記サブストレート電圧生成手段は、前記加算回数に応じて、前記サブストレート電圧を生成することを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(6) 前記撮像装置は、被写体の明るさを検出する測光手段と、
前記撮像素子の露出調整を行なう、電子シャッタ、または絞りと、
前記測光手段の検出結果に基づいて、前記電子シャッタ、または前記絞りの作動を制御する露出制御手段と、を有し、
前記加算回数に応じた、所定の前記表示レートで前記画像を前記表示手段に表示させる場合、
前記測光手段により検出された被写体の明るさが、予め設定された基準値を上回る時には、
前記露出制御手段は、シャッタ速度を高速に、または絞りを小さくする様に、前記電子シャッタ、または前記絞りを制御することを特徴とする上記(2)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置。
前記撮像素子の露出調整を行なう、電子シャッタ、または絞りと、
前記測光手段の検出結果に基づいて、前記電子シャッタ、または前記絞りの作動を制御する露出制御手段と、を有し、
前記加算回数に応じた、所定の前記表示レートで前記画像を前記表示手段に表示させる場合、
前記測光手段により検出された被写体の明るさが、予め設定された基準値を上回る時には、
前記露出制御手段は、シャッタ速度を高速に、または絞りを小さくする様に、前記電子シャッタ、または前記絞りを制御することを特徴とする上記(2)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(7) 前記撮像装置は、被写体の明るさを検出する測光手段と、
前記撮像素子から読み出された前記画像信号を増幅するアンプと、
前記測光手段の検出結果に基づいて、前記アンプの作動を制御をするアンプ制御手段と、を有し、
前記加算回数に応じた、所定の前記表示レートで前記画像を前記表示手段に表示させる場合、
前記測光手段により検出された被写体の明るさが、予め設定された基準値を下回る時には、
前記アンプ制御手段は、前記アンプの増幅度を大きくする様に、前記アンプを制御することを特徴とする上記(2)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置。
前記撮像素子から読み出された前記画像信号を増幅するアンプと、
前記測光手段の検出結果に基づいて、前記アンプの作動を制御をするアンプ制御手段と、を有し、
前記加算回数に応じた、所定の前記表示レートで前記画像を前記表示手段に表示させる場合、
前記測光手段により検出された被写体の明るさが、予め設定された基準値を下回る時には、
前記アンプ制御手段は、前記アンプの増幅度を大きくする様に、前記アンプを制御することを特徴とする上記(2)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(8) 2次元マトリクス状に配列されていて、被写体光学像を光電変換して信号電荷を生成する複数個の画素と、
前記複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の前記色フィルタが市松状に配列された色フィルタ構成と、
前記複数個の画素から読み出された前記信号電荷を、各列毎に垂直転送する複数本の垂直転送部と、を有する撮像素子の駆動方法であって、
前記複数個の画素で生成された前記信号電荷を読み出す場合、
前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成することを特徴とする撮像素子の駆動方法。
前記複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の前記色フィルタが市松状に配列された色フィルタ構成と、
前記複数個の画素から読み出された前記信号電荷を、各列毎に垂直転送する複数本の垂直転送部と、を有する撮像素子の駆動方法であって、
前記複数個の画素で生成された前記信号電荷を読み出す場合、
前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成することを特徴とする撮像素子の駆動方法。
(9) 加算回数を変化させて加算することを特徴とする上記(8)に記載の撮像素子の駆動方法。
上記(1)、(2)、(3)に記載の発明では、複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の色フィルタが市松状に配列されたベイヤ配列の色フィルタ構成を有する撮像素子を、撮影待機モード(ライブビューモードともいう。)、または動画モードで駆動する場合、複数の種類の色フィルタが配置された複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ複数本の垂直転送部に読み出す様にした。すなわち1つの垂直転送部には、同じ色の信号電荷を読み出す様にしたので色情報を失うことなく加算を行うことができる様になる。
また、間引きを行なわずに、大部分の画素で生成された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷を加算する様にしているので、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を補償することができ、良好なS/Nの綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を得ることができる様になる。
さらに加算回数を変化させることができる様にしているので、被写体の明るさに応じて最適な加算回数を選択することにより、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を適切に補償することができ、良好なS/Nの綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を得ることができる様になる。
また、加算回数を変化させることができる様にしているので、加算回数を露出制御の1つのパラメータとすることができる様になる。
上記(8)、(9)に記載の発明では、複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の色フィルタが市松状に配列されたベイヤ配列の色フィルタ構成を有する撮像素子において、複数個の画素で生成された信号電荷を読み出す場合、複数の種類の色フィルタが配置された複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ複数本の垂直転送部に読み出す様にした。すなわち1つの垂直転送部には、同じ色の信号電荷を読み出す様にしたので色情報を失うことなく加算を行うことができる様になる。
また、間引きを行なわずに、大部分の画素で生成された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷を加算する様にしているので、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を補償することができ、良好なS/Nの綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を得ることができる様になる。
さらに加算回数を変化させることができる様にしているので、被写体の明るさに応じて最適な加算回数を選択することにより、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を適切に補償することができ、良好なS/Nの綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を得ることができる様になる。
本発明に係る撮像装置の具体的な実施形態としては、デジタルカメラが代表的であるが、この他にカメラ付きの携帯電話機や、デジタルビデオカメラ等も含まれる。
図1を用いて、本発明に係る撮像装置の代表的な実施形態の1つであるデジタルカメラの外観を説明する。図1(a)は、本発明に係るデジタルカメラ1の側面図、図1(b)は背面図である。図1(a)に示す様に、デジタルカメラ1は、カメラ本体部2、およびレンズユニット3から構成される。
レンズユニット3は、図示しないマクロズームからなる撮影レンズ、絞り、およびシャッタ等から構成される。
カメラ本体部2は、LCD(Liquid Crystal Display;液晶表示素子)からなるLCDモニタ211、EVF(Electronic View Finder;電子ビューファインダ)210、およびデジタルカメラ1を図示しないパーソナルコンピュータに接続する外部接続端子を有しており、後述するCCDエリアセンサ50で取り込まれた画像信号に所定の信号処理を施し、LCDモニタ211やEVF210への画像表示や、後述するメモリカード277などの記録媒体への画像記録、あるいはパーソナルコンピュータへの画像の転送といった処理を行う。
図1(a)に示す様に、カメラ本体部2の上面には、必要時にホップアップされる内蔵フラッシュ212が設けられている。
また、図1(b)に示す様に、カメラ本体部2の背面の略中央部には撮影画像の表示や記録画像の再生表示、またはメニュー画面や、各種状態表示等のGUI表示を行うLCDモニタ211とEVF210が設けられている。すなわち、LCDモニタ211、EVF210は、本発明に係る撮像装置における表示手段として機能するものである。
カメラ本体部2の上面には、図1(b)に示す様に、シャッタボタン201と、シャッタボタン201の近くには、デジタルカメラ1の動作モードを設定するモード設定ダイアル203が設けられている。モード設定ダイアル203で設定されるデジタルカメラ1の動作モードには、「静止画モード」、「動画モード」、「再生モード」等がある。
たとえば、静止画モードは、撮影待機状態(ライブビュー状態)から露光制御のプロセスを経て撮影にいたる写真撮影を行うモードであり、動画モードは、撮影待機状態(ライブビュー状態)にCCDエリアセンサ50から読み出された動画像信号に基づいて動画撮影を行なうモードである。また、再生モードは、メモリカード277に記録された撮影画像をLCDモニタ211やEVF210に再生表示するモードである。
また、カメラ本体部2の背面上部には、図1(b)に示す様に、メインスイッチ202と、メインスイッチ202の近くには、デジタルズームのズーム倍率を変更する為のデジタルズームボタン209が設けられている。
また、カメラ本体部2の背面下部には、図1(b)に示す様に、LCDモニタ211にメニューを表示する為のメニューボタン207と、メニューボタン207の近くには、LCDモニタ211に画像を表示する為のクイックビューボタン208が設けられている。
さらに、カメラ本体部2の背面の略中央部には、各種設定を行う為の選択/決定ボタン206が設けられている。選択/決定ボタン206は、各種設定の選択を行う為のジョグダイアル(十字キー)204と、ジョグダイアル(十字キー)204で選択された設定を確定する為の決定ボタン205から構成される。
次に、本発明における撮像素子に該当するCCDエリアセンサ50(以下、CCD50と略称する。)の構成を、図3を用いて説明する。図3は、本発明におけるCCD50の構成を示す模式図である。
CCD50は、図3に示す様に、受光領域52に本発明における画素に該当するフォトダイオード51を2次元マトリクス状に配列し、それぞれのフォトダイオード51には、R(赤)光、G(緑)光、B(青)光の各色透過フィルタが市松模様状に配置された(ベイヤ配列)カラーエリア撮像センサで、レンズユニット3により結像された被写体光像を光電変換して、R(赤)光、G(緑)光、B(青)光の各色成分の画像信号(各画素単位で受光された画素信号の信号列からなる信号)を生成する。
フォトダイオード51は、図3に示す様に、本発明における垂直転送部に該当する垂直シフトレジスタ53と接続され、さらに、垂直シフトレジスタ53は、CCD50の下部に設けられた水平シフトレジスタ54と接続され、フォトダイオード51に蓄積された信号電荷は、これらの部位を介して出力部55で増幅されて外部に出力される。
ここで、この様な構成のCCD50において、ライブビューモード時、または動画モード時に行われる信号電荷の読み出し動作について図5を用いて説明する。図5は、CCD50の駆動制御信号のタイムチャートである。なお、動画モード時に行なわれる信号の読み出し動作は、ライブビューモード時に行なわれる信号の読み出し動作と、同じ動作であるので説明は省略する。
本発明は、CCD50をライブビューモード、または動画モードで駆動する場合、1つの垂直シフトレジスタ53には、同じ色の信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷を加算して信号量を増加させることにより、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を補償することができ、良好なS/Nの綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を生成するものである。
フォトダイオード51で生成された信号電荷は、図5に示す様に、CCD50を駆動させる後述のタイミングジェネレータ246から時刻t1、およびt2に出力される電荷読み出しパルスφSG1により垂直シフトレジスタ54に読み出される。この時、各列の垂直シフトレジスタ53には、図3に示す様に、たとえば、1列、2列には、偶数行のR信号、G信号がそれぞれ出力され、また、3列、4列には、奇数行のG信号、B信号がそれぞれ出力され、2列毎にR信号、G信号とG信号、B信号が交互に出力される様に、各フォトダイオード51の図示しない読み出し電極が配線されている。この様にして、各列の垂直シフトレジスタ53には、R信号、G信号、B信号のいずれか1色の信号電荷が読み出される。
信号電荷が垂直シフトレジスタ53に読み出されると、次に、タイミングジェネレータ246は、図5に示す様に、時刻t3からt4にかけて、垂直転送パルスφV1乃至φV4をたとえば連続して5回出力して、1列につき5個の信号電荷を垂直シフトレジスタ53から水平シフトレジスタ54に転送する。またこの間、水平転送パルスφH1、φH2の出力を停止させて水平転送動作を停止させている。この様にして垂直シフトレジスタ53から水平シフトレジスタ54に転送された5個の信号電荷は、水平シフトレジスタ54において加算される。
加算が終了すると、図5に示す様に、時刻t4から水平転送パルスφH1、φH2の出力を再開して、加算された信号電荷を水平方向に転送する。水平転送された信号電荷は、出力部55を経て外部に出力される。この様な動作を繰り返すことにより各々のフォトダイオード51で生成された1画面分に相当する電荷信号が垂直方向に5画素づつ加算されてCCD50から出力される。
また、加算回数は、後述するカメラ制御CPU291の制御により、たとえば被写体の明るさ等に応じて変化させることができる。
また、サブストレート電圧Vsは、フォトダイオード51で生成される信号電荷の飽和レベルを調整する電圧であり、後述するカメラ制御CPU291より、加算回数に応じて最適な電圧が与えられる。水平シフトレジスタ54は、加算によって大きな量の信号電荷を転送することになるが、水平シフトレジスタ54が転送を行なうことができる信号電荷量には上限があり、信号電荷量が該上限を上回る様な場合には、転送不良を招きノイズが発生する。そこで、加算回数が多くなり、加算によって生成される信号電荷量が多くなる様な場合には、サブストレート電圧Vsを調整して、フォトダイオード51で生成される信号電荷の飽和レベルを下げ、加算前の信号電荷量を制限する。その結果、加算を行なっても信号電荷量が前記上限を上回らないようにする。
ここで、サブストレート電圧Vsと飽和電子数の関係を図4を用いて説明する。図4は、サブストレート電圧Vsと飽和電子数(飽和電荷量)の関係の1例を示す模式図である。図4に示す様に、サブストレート電圧Vsを高い電圧に設定することにより、飽和電子量を減少させることができる。したがって、加算回数に応じて最適なサブストレート電圧Vsを設定することにより、加算後の信号電荷量が前記上限を上回らない様にすることができるので、安定して水平転送が行なわれる。
次に、デジタルカメラ1の制御系について図2を用いて説明する。図2は、本発明に係わるデジタルカメラ1の制御系のブロック図である。なお、図2では、図1に示した部材と同じ部材には同一の番号を付与した。
タイミングジェネレータ246は、後述する基準クロック発生部271から送信される基準クロックに基づいて、CCD50の駆動制御信号を生成するものである。タイミングジェネレータ246で生成される駆動制御信号には、たとえば、CCD50における露出開始、および終了タイミングを制御する積分開始/終了のタイミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平同期信号、垂直同期信号、転送信号等)などのクロック信号が挙げられ、これらのクロック信号がCCD50に供給されるとCCD50では各クロック信号に対応した駆動制御が行われる。すなわち、タイミングジェネレータ246は、本発明に係る撮像装置における駆動信号生成手段として機能するものである。
また、タイミングジェネレータ246で生成される駆動制御信号は、後述するカメラ制御CPU291の制御により、たとえば被写体の明るさ等に応じて制御される。
次に、信号処理回路242は、CDS回路243、AGC回路244より構成され、これらの構成部を介して画像信号に所定の処理が行われる。以下、信号処理回路242で行われる画像信号への所定の処理について説明する。
CDS(相関二重サンプリング)回路243は、CCD50から読み出された画像信号より読み出し時に発生するノイズの低減や、OBクランプ動作を行って黒レベルの補正を行うものである。
AGC(自動利得制御)回路244は、本発明におけるアンプに該当し、後述するカメラ制御CPU291の制御により、CDS回路243で処理された画像信号のゲインを、たとえば被写体の明るさ等に応じて調整する。
A/D変換器245は、AGC回路244から入力された画像信号を構成する各画素信号をデジタル信号に変換するものである。A/D変換器245は、基準クロック発生部271から入力されるA/D変換用クロックに基づき、アナログ信号の各画素信号をたとえば14ビットのデジタル信号に変換する。
この様に、CCD50で読み出された画像信号は、信号処理回路242で所定の処理が施されて、デジタル画像信号に変換される。デジタル化された画像信号は、画像処理CPU261に取り込まれて所定の処理が行われる。
画像処理CPU261は、マイクロコンピュータからなり、デジタルカメラ1で行われる画像信号処理動作を統括的に制御するものである。以下、画像処理CPU261で行われるデジタル画像信号への処理について説明する。
最初に、画像処理CPU261に取り込まれた画像信号は、CCD50から出力される画像信号の読出しに同期して画像メモリ275に書き込まれる。すなわち、画像処理CPU261で行われる処理に使用されるデジタル画像信号は、画像メモリ275にいったん記録したものを画像メモリ275から取り出し、各ブロックにおける処理に使用される。
画像処理CPU261は、図2に示す様に、たとえば黒レベル補正部263、画素補間部264、解像度変換部265、ホワイトバランス制御部266、ガンマ補正部267、マトリックス演算部268、シェーディング補正部269、画像圧縮部270等からなる画像処理部262、および基準クロック発生部271、画像サイズ変換部272等から構成され、画像処理部262は画像メモリ275より取り出したデジタル画像信号に周知の画像信号処理を施すものである。そして、これらの部位で所定の処理を施されたデジタル画像信号は、再度、画像メモリ275に格納される。
基準クロック発生部271は、デジタルカメラ1の駆動制御に使用される基準クロックを生成し、これを各回路に供給する回路である。本発明における基準クロックの具体例としては、タイミングジェネレータ246に使用される基準クロックや、A/D変換器245に使用されるA/D変換用クロックなどが挙げられ、基準クロック発生部271でこれらのクロックを生成する。
画像サイズ変換部272は、ライブビューモード時、または動画モード時に加算を行うことにより、LCDモニタ211、EVF210等へ表示する画像のサイズが変動するのを防止するために、後述するカメラ制御CPU271の制御により、加算回数に応じて画像の拡大、または縮小を行なうことにより加算回数に係らず一定のサイズの画像を生成する。
次に、LCDモニタ211は、CCD50で取り込まれた画像信号の表示や、GUI表示を行う。
LCD駆動回路279は、画像処理CPU261により画像メモリ275から読み出された画像信号を一時記憶するバッファメモリ(VRAM)を備えており、該画像信号をフィールド画像としてLCDモニタ211に画像表示させる。
次に、カメラ制御CPU291は、マイクロコンピュータからなり、後述のスイッチ群295の各スイッチ操作によるスイッチ信号に基づき、カメラ本体部2、及びレンズユニット3の各部材の駆動をシーケンシャルに制御してデジタルカメラ1の撮影動作を統括制御する。
また、カメラ制御CPU291は、CCD50から読み出された画像信号に基づいて、デジタルカメラ1の露出制御を行なう。具体的には、カメラ制御CPU291は、CCD50から取り込まれて画像メモリ275に書き込まれた画像データより、選択された測光エリア内の画像データを読み出し、読み出した画像データに基づいて露出制御データを算出する。そして算出した露出制御データと予め設定されている後述のプログラム線図に基づいて、シャッタ速度、絞り値、AGC回路244のゲイン、さらにCCD50で行なわれる信号電荷の加算回数を決定する。そして決定したそれぞれの制御値に基づいて絞り352、AGC回路244、タイミングジェネレータ246を制御することにより、最適な露出制御が行なわれる。この様に、CCD50は、本発明に係る撮像装置における測光手段として機能する。またカメラ制御CPU291は、本発明に係る撮像装置における露出制御手段、アンプ制御手段、および駆動信号制御手段として機能する。この様に、本発明においては、シャッタ速度、絞り値、撮影感度(AGC回路244のゲインに相当)等の従来の3つの露出制御パラメータに、加算回数を4つ目のパラメータとして加えることにより、シャッタ速度、絞り値、撮影感度を独立して設定することができる様になるので、自由度の高い撮影条件設定を行うことができる様になる。また、より暗い領域まで安定した露出制御を行なうことができる様になる。
また、カメラ制御CPU291は、前述の露出制御により決定した加算回数に応じて、CCD50の最適なサブストレート電圧を生成する。この様に、カメラ制御CPU291は、本発明に係る撮像装置におけるサブストレート電圧生成手段として機能する。
また、カメラ制御CPU291は、ライブビューモード時、または動画モード時に加算を行うことにより、LCDモニタ211、EVF210等へ表示する画像のサイズが変化するのを防止するために、前述の露出制御により決定した加算回数に応じて、画像の拡大、または縮小を行うことにより、加算回数に係らず一定のサイズの画像を生成する様に、画像サイズ変換部272の作動を制御する。
次に、図2中のスイッチ群295は、図1のシャッタボタン201、メインスイッチ202、モード設定ダイアル203、選択/決定ボタン206、メニューボタン207、クイックビューボタン208、デジタルズームボタン209などに対応するスイッチである。
ここで、画素加算回数を露出制御パラメータの1つとして用いた露出制御動作の詳細について図6を用いて説明する。図6は、本発明に係るデジタルカメラ1における露出制御プログラム線図の1例を示す模式図である。尚、以下説明に用いるシャッタ速度SS、絞り値FNo、撮影感度Sv(Sense Balue;AGC回路244のゲインに相当)、加算回数等の露出制御値、および露出値Ev(Exposure Balue)、被写体輝度Bv(Bright Value)等の値については、1例を示すものであり、撮像素子の感度、画素数等に応じて適宜変更可能であることは勿論である。
本発明においては、ライブビュー動作時、または動画モード時には、シャッタ速度SS、絞り値Fno、撮影感度Sv(AGC回路244のゲインに相当)、および加算回数を露出制御パラメータとしてデジタルカメラ1の露出制御を行なう。
最初に被写体が明るい場合、たとえば露出値がEv16以上では、図6に示す様に、絞りをF11、AGC回路244のゲインを0dB、加算数を3(加算回数2)の固定値にして、シャッタ速度SSを変化させて露出制御する。
次に、被写体の明るさが低下した、たとえば露出値がEv16からEv8の範囲においては、AGC回路244のゲイン、および加算数は、露出値がEv16以上の時と同じ設定の固定値として、シャッタ速度SS、および絞り値Fnoを変化させて露出制御する。
そして、さらに被写体の明るさが低下した場合、たとえば露出値がEv8以下では、図6に示す様に、絞り値は、開放FNo2.8の固定値になるので、AGC回路244のゲインをアップ、または加算数を増加させて撮影感度Svを上げることにより露出制御を行なう。なお、シャッタ速度SSについては、低速化させるものの1/12秒程度が限界である。これは、シャッタ速度SSの低速化に伴うフレームレートの低下により、表示画像が駒送りの様なぎこちない動きになるのを防止するためである。
ここで、露出値がEV8以下に低下した時の、AGC回路244のゲイン、または加算数の変化の様子を図7を用いて説明する。図7は、本発明に係るデジタルカメラ1における被写体輝度Bvと撮影感度Svの関係の1例を示す模式図である。
被写体輝度がBv2.4(図6におけるEv8に相当)以上の時は、前述した様に、AGC回路244のゲインを0dB、加算数を3(加算回数2)の固定値にする。
次に、被写体輝度がBv2.4を下回り、たとえば被写体輝度がBv2.4からBv0.4の範囲においては、図7に示す様に、被写体輝度Bvが低下するのに応じて、AGC回路244のゲインを0dBから12dBまでアップさせることにより撮影感度Svを上げる様にしている。AGC回路244のゲインをアップさせるとS/Nが低下するので、通常は、12dB程度を上限としている。したがって、通常のデジタルカメラにおいては、たとえば被写体輝度がBv2.4をさらに下回る様な場合、AGC回路244のゲインを12dBよりアップさせるここができないので適正な露出量を得ることができなくなる。すなわち、暗いところでは、S/Nの良好な綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を得ることができなくなる。そこで、本発明においては、図7に示す様に、被写体輝度がBv2.4をさらに下回る様な場合には、被写体輝度Bvが低下するのに応じて、加算数を3からたとえば6まで増加させることにより撮影感度Svを上げる様にしている。この様にして、暗いところでも、S/Nの良好な綺麗なライブビュー画像、または動画像を得ることができる様になる。
次に、加算回数とフレームレートの関係を図8を用いて説明する。図8は、本発明に係るデジタルカメラ1における加算数とフレームレート(以下、表示レートと称する。)の関係の1例を示す模式図である。加算回数を多くすると、CCD50がら読み出される画像信号の水平ライン数が少なくなることより表示レートは、図8に示す様に、速くなる。また、加算回数を少なくすると、CCD50がら読み出される画像信号の水平ライン数が多くなることより表示レートは遅くなる。
一方、表示レートが早くなりすぎると、画像信号の処理が追従できなくなる。また表示レートが遅くなりすぎると、LCDモニタ211、EVF210等に表示される画像が駒送りの様なぎこちない動きになる。そこで、本発明においては、カメラ制御CPU291は、表示レートの適正な範囲を予め設定しておき、表示レートが該範囲からはずれ様ない様に、シャッタ速度、絞り352、あるいはAGC回路244のゲインを、制御して加算回数を大きく変化させない様にしている。
具体的には、被写体が明るくなると、加算回数が減少し表示レートが遅くなる。そこで、カメラ制御CPU291は、被写体の明るさについて基準となる上限値を予め設定しておく。そして、CCD50で測光された被写体の明るさが該上限値を上回る様な場合には、タイミングジェネレータ246を制御してシャッタ速度を速く、または絞り352を制御して絞りを小さくすることにより露光量を減少させる。その結果、加算回数を増やすことができるので、表示レートの低下を防止することができる様になる。
一方、被写体が暗くなると、加算回数が増加し表示レートが速くなる。そこで、カメラ制御CPU291は、被写体の明るさについて基準となる下限値を予め設定しておく。そして、CCD50で測光された被写体の明るさが該下限値をした回る様な場合には、AGC回路244を制御してゲインを大きくすることにより信号量を増大させる。その結果、加算回数を少なくことができるので、表示レートの上昇を防止することができる様になる。
この様に、本発明に係わる撮像装置では、ベイヤ配列の色フィルタ構成を有する撮像素子を、ライブビューモード、または動画モードで駆動する場合、1つの垂直転送部には、同じ色の信号電荷を読み出す様にしたので色情報を失うことなく加算を行うことができる様になる。
また、間引きを行なわずに、大部分の画素で生成された信号電荷を読み出し、読み出した信号電荷を加算する様にしているので、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を補償することができ、良好なS/Nの綺麗なライブビューカラー画像、または動画像を得ることができる様になる。
さらに、被写体の明るさに応じて加算回数を変化させることにより、暗い場所で撮影を行なう場合等においても、低下した信号量を適切に補償することができるので、良好なS/Nの綺麗な画像信号生成し、高品位なライブビューカラー画像、または動画像を形成することが可能な撮像装置、および撮像素子の駆動方法の提供を可能にした。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は前述の実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、適宜変更、改良が可能であることは勿論である。たとえば、前述の実施の形態においては、測光手段としてCCDエリアセンサを用いて説明したが、SPD(Silicon Photo Diode)の様な専用の測光センサを用いてもよい。
また、静止画モードにおいても、前述したライブビューモード、または動画モードで行なわれる信号電荷の読み出し方法と同じ方法で信号電荷を読み出してもよい。
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体部
201 シャッタボタン
202 メインスイッチ
203 モード設定ダイアル
204 ジョグダイアル(十字キー)
205 決定ボタン
206 選択/決定ボタン
207 メニューボタン
208 クイックビューボタン
209 デジタルズームボタン
210 電子ビューファインダ(EVF)
211 LCDモニタ
212 内蔵フラッシュ
242 信号処理回路
243 CDS回路
244 AGC回路
245 A/D変換器
246 タイミングジェネレータ
247 絞り/シャッタ駆動回路
248 フォーカス/ズームモータ駆動回路
261 画像処理CPU
262 画像処理部
263 黒レベル補正部
264 画素補完部
265 解像度変換部
266 ホワイトバランス制御部
267 ガンマ補正部
268 マトリックス演算部
269 シェーディング補正部
270 画像圧縮部
271 基準クロック発生部
272 画像サイズ変換部
275 画像メモリ
276 メモリカードドライバ
277 メモリカード
278 外部通信I/F
279 LCD駆動回路
280 EVF駆動回路
291 カメラ制御CPU
292 フラッシュ制御回路
295 スイッチ群(シャッタボタン他)
3 レンズユニット
351 フォーカス/ズームモータ
352 絞り
50 CCDエリアセンサ
51 フォトダイオード
52 受光領域
53 垂直シフトレジスタ(垂直CCD)
54 水平シフトレジスタ(水平CCD)
55 出力部
2 カメラ本体部
201 シャッタボタン
202 メインスイッチ
203 モード設定ダイアル
204 ジョグダイアル(十字キー)
205 決定ボタン
206 選択/決定ボタン
207 メニューボタン
208 クイックビューボタン
209 デジタルズームボタン
210 電子ビューファインダ(EVF)
211 LCDモニタ
212 内蔵フラッシュ
242 信号処理回路
243 CDS回路
244 AGC回路
245 A/D変換器
246 タイミングジェネレータ
247 絞り/シャッタ駆動回路
248 フォーカス/ズームモータ駆動回路
261 画像処理CPU
262 画像処理部
263 黒レベル補正部
264 画素補完部
265 解像度変換部
266 ホワイトバランス制御部
267 ガンマ補正部
268 マトリックス演算部
269 シェーディング補正部
270 画像圧縮部
271 基準クロック発生部
272 画像サイズ変換部
275 画像メモリ
276 メモリカードドライバ
277 メモリカード
278 外部通信I/F
279 LCD駆動回路
280 EVF駆動回路
291 カメラ制御CPU
292 フラッシュ制御回路
295 スイッチ群(シャッタボタン他)
3 レンズユニット
351 フォーカス/ズームモータ
352 絞り
50 CCDエリアセンサ
51 フォトダイオード
52 受光領域
53 垂直シフトレジスタ(垂直CCD)
54 水平シフトレジスタ(水平CCD)
55 出力部
Claims (9)
- 2次元マトリクス状に配列されていて、被写体光学像を光電変換して信号電荷を生成する複数個の画素と、
前記複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の前記色フィルタが市松状に配列された色フィルタ構成と、
前記複数個の画素から読み出された前記信号電荷を、各列毎に垂直転送する複数本の垂直転送部と、を有する撮像素子と、
前記撮像素子の駆動を制御する駆動制御信号を生成する駆動信号生成手段と、
前記駆動信号生成手段の作動を制御する駆動信号制御手段と、を有する撮像装置であって、
前記駆動信号制御手段は、前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする撮像装置。 - 前記撮像装置は、前記撮像素子から読み出された画像信号に基づいて前記撮像素子に取り込まれた画像を表示する表示手段を有し、
前記撮像素子を撮影待機モードで駆動させ、生成された前記画像を前記表示手段に表示する場合、または前記撮像素子を動画モードで駆動させ、動画撮影を行なう場合、
前記駆動信号制御手段は、前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成する様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記駆動信号制御手段は、加算回数を変化させる様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記駆動信号制御手段は、前記加算回数に応じて、前記表示手段に表示される前記画像の表示レートを変化させる様に、前記駆動信号生成手段の作動を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置は、前記画素で生成される前記信号電荷の飽和量を調整するサブストレート電圧を生成するサブストレート電圧生成手段を有し、
前記サブストレート電圧生成手段は、前記加算回数に応じて、前記サブストレート電圧を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像装置は、被写体の明るさを検出する測光手段と、
前記撮像素子の露出調整を行なう、電子シャッタ、または絞りと、
前記測光手段の検出結果に基づいて、前記電子シャッタ、または前記絞りの作動を制御する露出制御手段と、を有し、
前記加算回数に応じた、所定の前記表示レートで前記画像を前記表示手段に表示させる場合、
前記測光手段により検出された被写体の明るさが、予め設定された基準値を上回る時には、
前記露出制御手段は、シャッタ速度を高速に、または絞りを小さくする様に、前記電子シャッタ、または前記絞りを制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像装置は、被写体の明るさを検出する測光手段と、
前記撮像素子から読み出された前記画像信号を増幅するアンプと、
前記測光手段の検出結果に基づいて、前記アンプの作動を制御をするアンプ制御手段と、を有し、
前記加算回数に応じた、所定の前記表示レートで前記画像を前記表示手段に表示させる場合、
前記測光手段により検出された被写体の明るさが、予め設定された基準値を下回る時には、
前記アンプ制御手段は、前記アンプの増幅度を大きくする様に、前記アンプを制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 2次元マトリクス状に配列されていて、被写体光学像を光電変換して信号電荷を生成する複数個の画素と、
前記複数個の画素に対応して複数の種類の色フィルタが配置され、少なくとも一種類の前記色フィルタが市松状に配列された色フィルタ構成と、
前記複数個の画素から読み出された前記信号電荷を、各列毎に垂直転送する複数本の垂直転送部と、を有する撮像素子の駆動方法であって、
前記複数個の画素で生成された前記信号電荷を読み出す場合、
前記複数の種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素のうち、同じ種類の色フィルタが配置された前記複数個の画素で生成された信号電荷を、それぞれ前記複数本の前記垂直転送部に読み出し、読み出した前記信号電荷を垂直方向に加算して信号電荷を生成することを特徴とする撮像素子の駆動方法。 - 加算回数を変化させて加算することを特徴とする請求項8に記載の撮像素子の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275443A JP2007088842A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 撮像装置、および撮像素子の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005275443A JP2007088842A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 撮像装置、および撮像素子の駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007088842A true JP2007088842A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37975380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005275443A Pending JP2007088842A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | 撮像装置、および撮像素子の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007088842A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011229815A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Canon Inc | 生体情報イメージング装置および生体情報イメージング方法 |
WO2012127772A1 (ja) * | 2011-03-24 | 2012-09-27 | パナソニック株式会社 | 固体撮像素子および当該素子を備える撮像装置 |
JP2013232979A (ja) * | 2013-07-23 | 2013-11-14 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像方法 |
US8838371B2 (en) | 2009-02-27 | 2014-09-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Driving assisting apparatus |
-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005275443A patent/JP2007088842A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8838371B2 (en) | 2009-02-27 | 2014-09-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Driving assisting apparatus |
JP2011229815A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Canon Inc | 生体情報イメージング装置および生体情報イメージング方法 |
WO2012127772A1 (ja) * | 2011-03-24 | 2012-09-27 | パナソニック株式会社 | 固体撮像素子および当該素子を備える撮像装置 |
JP5128726B1 (ja) * | 2011-03-24 | 2013-01-23 | パナソニック株式会社 | 固体撮像素子および当該素子を備える撮像装置 |
US8760529B2 (en) | 2011-03-24 | 2014-06-24 | Panasonic Corporation | Solid-state image sensor and image capture device including the sensor |
JP2013232979A (ja) * | 2013-07-23 | 2013-11-14 | Canon Inc | 撮像装置及び撮像方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102025903B (zh) | 图像采集设备 | |
US7978240B2 (en) | Enhancing image quality imaging unit and image sensor | |
JP5241355B2 (ja) | 撮像装置とその制御方法 | |
JP5347707B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP5123137B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
US20110122301A1 (en) | Imaging device and imaging method | |
JP4622790B2 (ja) | 撮像素子および撮像装置 | |
JP4616429B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP5138521B2 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
JP5277863B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
US20060109357A1 (en) | Solid-state image pickup apparatus with high- and low-sensitivity photosensitive cells, and an image shooting method using the same | |
JP2011087050A (ja) | デジタルカメラ | |
US20070269133A1 (en) | Image-data noise reduction apparatus and method of controlling same | |
JP5091781B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2007027845A (ja) | 撮像装置 | |
JP2010068331A (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2006261929A (ja) | 撮像装置 | |
JP5310331B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2007088842A (ja) | 撮像装置、および撮像素子の駆動方法 | |
JP2003189193A (ja) | 撮像装置 | |
JP2006352621A (ja) | 撮像装置 | |
JP2007088843A (ja) | 撮像装置、および撮像素子の駆動方法 | |
JP2006267599A (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP5169540B2 (ja) | 撮像装置および撮像方法 | |
JP2007074363A (ja) | 撮像装置 |