JP2007078808A - 投影装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクタ10は、投影光学系(投影レンズ121)を含む投射部2と操作部材103を含む制御部1とに分離され、両者は回動自在なヒンジ部3で支持され、ヒンジ部3による回転軸と垂直な平面に投射部2から光学像が投影されるように構成される。プロジェクタ10は、姿勢センサ130を用いてチェックした投射部2の姿勢に応じて投影画像を自動的に回転させる。液晶パネル122の有効画素領域を略正方形状に構成し、投影コンテンツが横長画像の場合、横長画像の長辺(横方向)を投影像の1辺(横方向)に対応させるとともに、横長画像の上下に余白を設け、これら余白に投影コンテンツの情報やプロジェクタ10の動作状態を示す情報を付加する。
【選択図】図3
Description
請求項1に記載の投影装置において、回転手段は、姿勢検出手段による検出信号に応じて光像形成素子に形成される像を回転させることもできる。
請求項1に記載の投影装置において、回転手段は、姿勢検出手段による検出信号に応じて光像形成素子を回転させることもできる。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の投影装置において、回転手段は、指示に応じて投影像を回転させるか否かを切替えることもできる。
請求項2に記載の投影装置において、光像形成素子は略正方形状の有効画素領域を有し、アスペクト比が1:1と異なる画像の長辺を投影像の1辺に対応させるとともに、画像の短辺方向に余白を設け、この余白に情報を付加して像を形成することもできる。
請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影装置はさらに、投射手段を収容する第1の筐体と、第1の筐体と異なる第2の筐体と、第1の筐体および第2の筐体とを回動自在に支持する回動支持部材とを備えてもよく、この場合の投射手段は回動支持部材の回転軸と垂直な平面へ投射し、姿勢検出手段は第1の筐体の姿勢を検出することもできる。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態による小型プロジェクタの三面図である。図1(a)は左側面図、図1(b)は平面図、図1(c)は正面図である。プロジェクタ10は、制御部1と投射部2とを構成するそれぞれの筐体がヒンジ部3によって回動自在に支持されている。ヒンジ部3は、投射部2の長手方向において端部寄りに配設され、ヒンジ部3の回転軸は制御部1および投射部2の対向するそれぞれの面と垂直である。ヒンジ部3には不図示のクリック機構が設けられており、制御部1および投射部2間の相対角θが、たとえば90度の位置、180度の位置、および270度の位置でそれぞれクリック機構がはたらく。なお、ヒンジ部3は上述したクリック位置でなくても、任意の角度で支持可能に構成されている。制御部1には、不図示のストラップなどを装着可能なストラップ取り付け部材15が備えられている。
CPU101は、投影レンズ121を光軸に直交する向きにシフトさせることによって光束Bの射出方向を変え、投射像をオフセットさせる。CPU101は、図2(a)の状態を判定した場合、光束Bの一部が載置平面でけられないように光束Bを面1aの延長面から離れる向きに射出させる。つまり、光束Bの上端が面1aの延長面より下に向くように投影レンズ121をシフトさせる。
投影レンズ121、液晶パネル122、LED光源123の一部を光軸に対して垂直方向にシフトさせる際には、そのシフト量に応じて投影するデータに対するキーストン補正を行う。投射像に上述したオフセットを与えるだけでは投射像が台形状に変化する。そこで、CPU101は投射像を台形状から長方形状に補正するために画像処理による電気的なキーストン補正を施す。CPU101内には、あらかじめ図2(a)〜図2(c)の各状態で投射像を方形状に補正するための初期補正値が記憶されている。CPU101は、この初期補正値をもとに、投影する像のデータに対してメモリ102上でキーストン補正処理を施す。
上述したプロジェクタ10のCPU101によって行われるメイン処理の流れについて、図4のフローチャートを参照して説明する。図4による処理は、操作部材103を構成するメインスイッチがオン操作されると起動する。図4のステップS1において、CPU101は電源回路107に指令を送り、LED光源123および液晶パネル122を除く各部へ通電を開始させてステップS2へ進む。
ソース2.無線通信ユニット210で受信されたデータによる画像および音声
ソース3.外部インターフェイス106から入力されたデータによる画像および音声
ソース4.プロジェクタ10の機能設定のための操作メニュー画像および音声
図5(a)は、投影画像が横長画像の場合の投影像を例示する図である。液晶パネル122の有効画素領域を全て用いると、投影像は略正方形状になる。図5(a)の例では、横長画像の長辺(横方向)を投影像の1辺(横方向)に対応させるとともに、横長画像の短辺方向(縦方向)の上下に余白を設け、これら余白に投影コンテンツの情報やプロジェクタ10の動作状態を示す情報を付加して略正方形状にする。図5(a)において「DSCN0001.JPG」はコンテンツのファイル名称であり、「5/100」はコンテンツファイルの数であり、「2005.5.1 10:10 」はファイル作成日時であり、アンテナを示すマークは無線通信ユニット210の通信状態を表し、電池を示すマークはバッテリー108の残容量を表す。なお、余白は横長画像の上部のみに設けても、横長画像の下部のみに設けてもよい。
図5(b)は、投影画像が縦長画像の場合の投影像を例示する図である。図5(b)の例では、縦長画像の長辺(縦方向)を投影像の1辺(縦方向)に対応させるとともに、縦長画像の短辺方向(横方向)の右側に余白を設け、この余白に投影コンテンツの情報やプロジェクタ10の動作状態を示す情報を付加して略正方形状にする。図5(b)の余白に付加されている情報は図5(a)の場合の付加情報と同様であるので説明を省略する。なお、余白は縦長画像の左側のみに設けても、横長画像の左右に設けてもよい。
(1)プロジェクタ10は、投影光学系(投影レンズ121、開口21)を含む投射部2と操作部材103を含む制御部1とに分離され、両者は回動自在なヒンジ部3で支持され、ヒンジ部3による回転軸と垂直な平面に投射部2から光学像が投影されるように構成される。これにより、制御部1を同じ状態に載置(もしくは把持)したまま、かつ、ヒンジ部3の回転軸方向へ投射したままで、ヒンジ部3を回動させるだけで容易に投射姿勢を変えることができる。
図6は、本発明の第二の実施形態による小型プロジェクタの三面図である。図6(a)は左側面図、図6(b)は平面図、図6(c)は正面図である。プロジェクタ10Bは、第一の実施形態と異なり1筐体で構成される。開口21の位置は、プロジェクタ10Bの正面長手方向において、一端寄り(本例では右側)に配設されている。プロジェクタ10Bには、不図示のストラップなどを装着可能なストラップ取り付け部材15が備えられている。
(1)プロジェクタ10Bの正面長手方向の一端寄りに開口21を配設し、プロジェクタ10B内で開口21と反対側(図8(a),(b)において下側)にバッテリー108を配設したので、開口21を上にして縦載置したプロジェクタ10Bの重心が下側に下がり、プロジェクタ10Bが安定する。
投影像の回転は、液晶パネル122上の形成像を電気的に回転させる方式の他に、投影レンズ121、液晶パネル122、およびLED光源123で構成される投射モジュールを物理的に回転させる方式で構成してもよい。図9は、この方式の投射モジュール30を説明する図である。
上述した投影像の余白に付加する電池マーク(バッテリー108の残容量を表す)の決定処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。図10による処理は、プロジェクタ10(10B)のメインスイッチがオンされている間にCPU101が所定時間ごとに起動する。図10のステップS51において、CPU101はバッテリー108の電圧チェックを行ってステップS52へ進む。電圧チェックは電源回路107で検出された検出信号を入力して行う。
2…投射部
3…ヒンジ部
10、10B…プロジェクタ
21…開口
30…投射モジュール
101…CPU
103…操作部材
108…バッテリー
124…投射制御回路
B…光束
Claims (6)
- 光像形成素子に形成された像を投射する投射手段と、
少なくとも前記投射手段の姿勢を検出し、検出信号を出力する姿勢検出手段と、
前記姿勢検出手段による検出信号に応じて前記投射手段から投射される投影像を回転させる回転手段とを備えることを特徴とする投影装置。 - 請求項1に記載の投影装置において、
前記回転手段は、前記姿勢検出手段による検出信号に応じて前記光像形成素子に形成される像を回転させることを特徴とする投影装置。 - 請求項1に記載の投影装置において、
前記回転手段は、前記姿勢検出手段による検出信号に応じて前記光像形成素子を回転させることを特徴とする投影装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の投影装置において、
前記回転手段は、指示に応じて前記投影像を回転させるか否かを切替えることを特徴とする投影装置。 - 請求項2に記載の投影装置において、
前記光像形成素子は略正方形状の有効画素領域を有し、アスペクト比が1:1と異なる画像の長辺を投影像の1辺に対応させるとともに、前記画像の短辺方向に余白を設け、この余白に情報を付加して像を形成することを特徴とする投影装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影装置において、
前記投射手段を収容する第1の筐体と、
前記第1の筐体と異なる第2の筐体と、
前記第1の筐体および前記第2の筐体とを回動自在に支持する回動支持部材とをさらに備え、
前記投射手段は前記回動支持部材の回転軸と垂直な平面へ投射し、
前記姿勢検出手段は前記第1の筐体の姿勢を検出することを特徴とする投影装置。
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