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JP2005208136A - 投影装置、投影方法及びプログラム - Google Patents

投影装置、投影方法及びプログラム Download PDF

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JP2005208136A
JP2005208136A JP2004011948A JP2004011948A JP2005208136A JP 2005208136 A JP2005208136 A JP 2005208136A JP 2004011948 A JP2004011948 A JP 2004011948A JP 2004011948 A JP2004011948 A JP 2004011948A JP 2005208136 A JP2005208136 A JP 2005208136A
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Hiromichi Hamada
洋通 浜田
Takashi Kokubo
孝志 小久保
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

【課題】投影光軸を中心として装置筐体を回転させて縦置きまたは横置きとする場合に、投影する画像のアスペクト比等も考慮して常に上下関係が適正な画像を投影表示する。
【解決手段】装置筐体の姿勢を検出する縦横センサ43と、このセンサ43で得た検出結果に基づいてビデオRAM34で展開記憶される画像を回転処理した上で画像のサイズを変換する制御部40と、このサイズが変換された画像を投影表示する表示エンコーダ33、表示駆動部35、空間的光変調素子(SOM)36、光源ランプ37及び投影レンズ12を含む投影系とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、投影画像の回転機能を有する投影装置、投影方法及びプログラムに関する。
従来、装置内に傾斜センサを備え、投影光軸が略水平方向となるように装置を設置した横置きの場合と、投影光軸が略反重力方向となるように装置を設置した縦置きの場合とを検出して、縦置きでは反転した投影画像をミラーによりオーバーヘッドプロジェクタ装置の如く前方に反射させることで、設置姿勢にかかわらず同一の方向(略水平方向)に画像を投影させるようにしたプロジェクタ装置が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2001−154262号公報
上記特許文献1に記載された技術は、装置からの投影光軸が反重力方向となるような縦置きの状態で設置することを前提として、横置きの状態と同じくスクリーンに対する投影光軸が略水平となるようにミラーにより反射させるものである。
したがって、例えばプロジェクタ装置の設置スペースの制約等から、あくまでも投影レンズの向き及び投影光軸を略水平方向に保ちながらも、装置筐体を縦あるいは横に設置するような状態、換言すれば、投影レンズからの投影光軸を中心として装置筐体を回転し、縦または横に設置するような状態については想定していない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、投影光軸を中心として装置筐体を回転させて縦置きまたは横置きとする場合に、投影する画像のアスペクト比等も考慮して常に上下左右の関係が適正な画像を投影表示することが可能な投影装置、投影方法及びプログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、装置筐体の姿勢を検出する検出手段と、この検出手段で得た検出結果に基づいて投影すべき画像を回転処理する回転手段と、この回転手段で回転処理された画像のサイズを変換するサイズ変換手段と、このサイズ変換手段でサイズが変換された画像を投影表示する投影手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、装置筐体の姿勢を検出する検出手段と、この検出手段で得た検出結果に基づいて、投影すべき画像の光像を形成する光像形成素子を光源からの照射光の光軸に対して回転させる回転手段と、この回転手段で回転された光像形成素子を用いて画像を投影表示する投影手段とを具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記検出手段は、上記投影手段による投影光軸を中心として装置筐体の縦横方向を検出する縦横センサでなることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記検出手段は、装置筐体の載置方向によりオン/オフ動作するスイッチでなることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記投影手段は、上記サイズ変換手段でサイズが変換された画像の投影表示位置を可変設定することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、装置筐体の姿勢を検出する検出工程と、この検出工程で得た検出結果に基づいて投影すべき画像を回転処理する回転工程と、この回転工程で回転処理された画像のサイズを変換するサイズ変換工程と、このサイズ変換工程でサイズが変換された画像を投影表示する投影工程とを有したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、画像を投影表示する投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、装置筐体の姿勢を検出する検出ステップと、この検出ステップで得た検出結果に基づいて投影すべき画像を回転処理する回転ステップと、この回転ステップで回転処理された画像のサイズを変換するサイズ変換ステップと、このサイズ変換ステップでサイズが変換された画像を投影表示する投影ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、投影光軸を中心として装置筐体を回転させて縦置きまたは横置きとする場合に、投影する画像のアスペクト比等も考慮した上で画像のサイズを調整し、常に上下左右の関係が適正な画像を投影表示することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、投影光軸を中心として装置筐体を回転させて縦置きまたは横置きとする場合に、投影する画像のサイズを変えることなく、常に上下左右の関係が適正な画像を投影表示することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて、装置筐体がどちらの回転方向で縦または横に設置されたのかを正確に把握することができる。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて、例えば装置の脚部近傍に該脚部の長さより若干長い操作切片を有する簡単なオン/オフ・スイッチを配設することで、該脚部を用いた設置姿勢にあるか否かを容易に判断できるため、構造をより簡略化して低コストで設置姿勢に応じた投影を行なう装置を実現できる。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、設置環境やユーザの好みに応じて、任意にサイズが変換された画像の投影表示位置を可変させることができる。
請求項6記載の発明によれば、投影光軸を中心として装置筐体を回転させて縦置きまたは横置きとする場合に、投影する画像のアスペクト比等も考慮した上で画像のサイズを調整し、常に上下左右の関係が適正な画像を投影表示することが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、投影光軸を中心として装置筐体を回転させて縦置きまたは横置きとする場合に、投影する画像のアスペクト比等も考慮した上で画像のサイズを調整し、常に上下左右の関係が適正な画像を投影表示することが可能となる。
以下本発明をプロジェクタ装置に適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、同実施の形態に係るプロジェクタ装置10の外観構成を示すもので、図1(A)は主として筐体前面及び上面の、図1(B)は筐体背面及び下面のそれぞれ配置構成を示す。
図1(A)に示すように、直方体状の本体ケーシング11の前面に、投影レンズ12、二対の位相差センサ131,132、及び前面カバー14が配設される。
投影レンズ12は、後述するマイクロミラー素子等の空間的光変調素子で形成された光像を投影するためのものであり、ここでは合焦位置及びズーム位置(投影画角)を任意に可変できるものとする。
位相差センサ131,132は、それぞれ被写体像に対する視差から三角測距の原理に基づいて被写体までの距離、具体的には投影画像面までの距離を測定する。
具体的には、縦に配置された一対の位相差センサ131で縦方向の被写体までの距離を測定し、横に配置されたもう一対の位相差センサ132で横方向の被写体までの距離を測定する。
前面カバー14は、このプロジェクタ装置10の投影動作時以外、特に携帯時に上記投影レンズ12と位相差センサ131,132とを保護するべく、手動で左右にスライドさせるもので、その表面側には蓄光リング15、Ir受信部16、及びスライドバー17が配設される。
蓄光リング15は、半透明状の蓄光素材を含んだ樹脂製リングが前面カバー14に埋設して形成されるもので、前面カバー14を閉じて上記投影レンズ12等が外部から見えない状態で、プロジェクタ装置10の光源のランプがオンされて投影レンズ12から光が放射されているか否かを判断することができる一方で、上述した蓄光素材により光源のランプがオフされた後も微光を発し、薄暗い環境下でもその位置がわかるようになっており、平坦な前面カバー14のデザイン上のアクセントともなるものである。
Ir受信部16は、図示しないこのプロジェクタ装置10のリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光(Ir)を受信する。
スライドバー17は、前面カバー14に埋設された、例えばメッキ処理したステンレス鋼でなる帯状突起であり、前面カバー14を上記矢印A,B方向にスライド操作する場合の手がかりとする一方で、上記蓄光リング15と同様に、平坦な前面カバー14のデザイン上のアクセントともなるものである。
また、本体ケーシング11の上面には、キー/インジケータ部18及びスピーカ19が配設される。
キー/インジケータ部18は、電源キー、ズームキー、フォーカスキー、入力切換キー、メニューキー、上下左右各方向へのカーソルキー、及び「Enter」キー等からなる各種操作キーと、電源/待機状態や温度異常等をLEDの点滅/点灯により表示するインジケータを備える。
スピーカ19は、動画の再生時等の音声を拡声出力する。
また、図1(B)に示すように本体ケーシング11の背面には、入出力コネクタ部20、Ir受信部21、及びACアダプタ接続部22が配設される。
入出力コネクタ部20は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器との接続のためのUSB端子、映像入力用のミニD−SUB端子、S端子、及びRCA端子と、音声入力用のステレオミニ端子等からなる。
Ir受信部21は、上記Ir受信部16と同様に、図示しないリモートコントローラからのキー操作信号が重畳された赤外光(Ir)を受信する。
ACアダプタ接続部22は、電源となる図示しないACアダプタからのケーブルを接続する。
さらに、本体ケーシング11の下面には、背面寄りに一対の固定脚部23,23が取り付けられると共に、前面寄りに高さ調節が可能な調整脚部24が取り付けられる。
調整脚部24は、そのねじ回転位置を手動で操作することにより、正確には上記投影レンズ12の投影方向及び撮影レンズ13の撮影方向の鉛直方向成分、すなわち仰角を調整する。
加えて、上記固定脚部23,23の略中央には、固定脚部23,23の軸長より若干長めの軸長を有する操作切片を突出させた簡単なオン/オフ・スイッチ25を配設する。このオン/オフ・スイッチ25は、固定脚部23,23及び調整脚部24を用いて本体ケーシング11を横置きする場合に載置位置に操作切片が当接されて自動的にオンとなる。
次に図2により上記プロジェクタ装置10の電子回路の機能構成について説明する。図中、入出力コネクタ部20より入力された各種規格の画像信号が、入出力インタフェース(I/F)31、システムバスSBを介して画像変換部32で所定のフォーマットの画像信号に統一された後に、表示エンコーダ33へ送られる。
表示エンコーダ33は、送られてきた画像信号をビデオRAM34に展開記憶させた上でこのビデオRAM34の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部35に出力する。
この表示駆動部35は、送られてきた画像信号に対応して適宜フレームレート、例えば30[フレーム/秒]でデジタルミラーデバイスのような空間的光変調素子(SOM)36を表示駆動するもので、この空間的光変調素子36に対して、例えば超高圧水銀灯等の光源ランプ37が出射する高輝度の白色光を照射することで、その反射光で光像が形成され、上記投影レンズ12を介して図示しないスクリーンに投影表示される。
しかるに、上記投影レンズ12はレンズモータ(M)38に駆動されて光軸上のズーム位置及びフォーカス位置を適宜移動する。
加えて、空間的光変調素子36は必要に応じてモータ39の駆動により画像形成面に沿ってその画像形成の中心位置(光源ランプ37からの光軸中心)を中心として90°回転する。
上記各回路のすべての動作制御を司るのが制御部40である。この制御部40は、CPUと、後述する姿勢制御の処理を含む該CPUで実行される動作プログラムを固定的に記憶したROM、及びワークメモリとして使用されるRAM等により構成される。
この制御部40にはまた、システムバスSBを介して画像記憶部41、音声処理部42、縦横センサ43、上記オン/オフ・スイッチ(SW)25、及び測距処理部44が接続される。
画像記憶部41は、例えばフラッシュメモリ等でなり、スクリーンまでの測距のためのチャート画像等の画像データを記憶するもので、制御部40に指示された画像データを適宜読出して上記表示エンコーダ33へ送出し、それらの画像を投影レンズ12により投影表示させる。
音声処理部42は、PCM音源等の音源回路を備え、投影表示動作時に与えられる音声データをアナログ化し、上記スピーカ19を駆動して拡声放音させる。
縦横センサ43は、このプロジェクタ装置10の本体ケーシング11が設置されている姿勢、具体的には投影レンズ12の投影光軸を中心に回転して載置されている状態が、上記固定脚部23,23、調整脚部24及びオン/オフ・スイッチ25を設けた下面側を下に横置き設置されているか、上記図1(A)で示した本体ケーシング11の左側の側面を下にして縦置き設置されているか、または上記図1(B)で示した本体ケーシング11の右側の側面を下にして縦置き設置されているかを検出してその検出信号を制御部40へ出力する。
オン/オフ・スイッチ25は、上述した如く固定脚部23,23、調整脚部24及びオン/オフ・スイッチ25を設けた下面側を下に横置き設置されている際にオンとなるもので、そのオン/オフ状態は適宜制御部40にモニタされる。
測距処理部44は、上記位相差センサ131,132をそれぞれ駆動して、投影表示されたチャート画像中の任意のポイント位置までの距離を測定する。
なお、上記キー/インジケータ部18におけるキー操作信号は直接制御部40に入力され、また制御部40は上記キー/インジケータ部18の各インジケータを直接点灯/点滅駆動する一方で、上記前面カバー14に設けられたIr受信部16及び本体ケーシング11の背面側に設けられるIr受信部21での赤外光受信信号も直接制御部40に入力する。
なお、上記空間的光変調素子36は、所定のアスペクト比、例えば縦3:横4の矩形の表示領域を有するものとし、本体ケーシング11が横置きに設置されている場合には、その表示領域全域を用いて表示を行なうものとする。
また、上記オン/オフ・スイッチ25と縦横センサ43は、その双方が共に必要となるものではなく、いずれか一方により本体ケーシング11の設置状態を検出することができるもので、以下にその動作を分けて説明する。
次に上記実施の形態の動作について説明する。
図3は、電源が投入され、入出力コネクタ部20のいずれかのコネクタから画像信号が入力されて画像の投影状態にある場合に、制御部40が実行する投影画像の向きに関する処理の一例を示すもので、ここでは上記縦横センサ43の検出信号に基づいた制御を実行するものとし、その制御は制御部40が内部のROMに記憶されている動作プログラムに基づいて実行する。
その処理当初には、縦横センサ43の検出出力により本体ケーシング11が横置きに設置されているか否かを判断する(ステップS01)。
ここで、上記固定脚部23,23及び調整脚部24を形成した本体ケーシング11の下面が下となるように本体ケーシング11が横置きに設置されていると判断した場合には、入力されている画像信号をそのまま用いて上記表示エンコーダ33、ビデオRAM34、表示駆動部35、及び空間的光変調素子36でなる表示系の各回路で画像を表示させ、これに光源ランプ37からの光を照射して反射項で光像を形成させ、投影レンズ12により投影表示させる(ステップS02)。
図4(A)は、この横置きの状態で空間的光変調素子36により形成される光像を例示するものであり、ここでは文字列「ABC」の画像を表示するものとしている。図示する如く本体ケーシング11を横置きに設置して使用する場合には、空間的光変調素子36の表示領域全域を有効に使用して上下左右の関係が適正な画像を投影表示させることができる。
また、上記ステップS01で本体ケーシング11が横置きには設置されていないと判断した場合には、本体ケーシング11の右側面または左側面を下にして本体ケーシング11が縦置きされているものとし、縦横センサ43の出力によりその方向に対応して入力画像を右または左に90°回転変換する(ステップS03)。
例えば、縦横センサ43の検出出力により本体ケーシング11の右側面を下に、左側面を上にして縦置き設置されていると判断した場合には、入力画像を左方向に90°回転させた画像を変換処理により生成する。
次いで、この回転させた画像を空間的光変調素子36の表示領域のアスペクト比に対応してサイズ変換、具体的には縮小処理する(ステップS04)。
すなわち、空間的光変調素子36の表示領域のアスペクト比が縦3:横4であれば、縮小率を75[%]として入力画像を縮小処理するもので、これにより元の画像は面積比で約56.3[%](=(3/4)2 )に縮小されることとなる。
こうして回転とサイズ変換とがなされた画像をビデオRAM34の所定領域、例えば本来の横長画像の左側の半分強の領域に展開させた上で投影表示を行なうことにより、結果的に本体ケーシング11が縦置きに設置された状態でも上下左右の関係及び画像のアスペクト比が適正な画像が投影表示されることとなる(ステップS05)。
図4(B)は、本体ケーシング11の右側面を下に、左側面を上にした縦置きの状態で空間的光変調素子36により形成される光像を例示するものであり、ここでも文字列「ABC」の画像を表示するものとしている。図示する如く本体ケーシング11を縦置きに設置して使用する場合には、本来横長の画像を表示するべくアスペクト比が決定されている空間的光変調素子36を縦に用いて、横長の画像を表示するべく、縮小した画像を表示することとなる。そのため、空間的光変調素子36の表示領域の一部は空白領域BCとして表示には使用されないが、それでも上下左右の関係が適正な画像を投影表示させることはできる。
上記ステップS03〜S05の処理については、特に本体ケーシング11の右側面を下に、左側面を上にした縦置きの状態で使用される場合について説明したが、逆に本体ケーシング11の左側面を下に、右側面を上にした縦置きの状態で使用する場合には、当然ながらステップS03で入力画像を右方向に90°回転させた画像を変換処理により生成し、ステップS04でこれをサイズ変換、具体的には縮小処理した後に、その画像をステップS05で画像をビデオRAM34の所定領域、例えば本来の横長画像の右側の半分強に展開させた上で投影表示を行なうことにより、やはり結果的に本体ケーシング11が縦置きに設置された状態でも上下左右の関係及び画像のアスペクト比が適正な画像が投影表示されることとなる。
このように、ステップS01で縦横センサ43からの検出出力に応じて本体ケーシング11が設置されている姿勢、具体的には横置きであるのか、右側面または左側面を下にした縦置きであるのかを判断した上で、その姿勢に対応して必要により画像を回転、縮小して表示させる、という処理を繰返し実行することにより、その時点で本体ケーシング11が設置されている姿勢に対応して常に上下左右の関係とアスペクト比が適正な画像を投影表示させることができる。
なお、上記実施の形態では、本体ケーシング11が縦置き設置されている場合に入力画像を回転、縮小して例えば上記図4(B)に示したように一律に空間的光変調素子36の所定位置に表示させるものとして説明したが、空間的光変調素子36における縮小した画像の表示位置をユーザの操作により任意可変できるものとしてもよい。
すなわち、制御部40は、上記ステップS01で縦横センサ43からの検出出力に応じて本体ケーシング11が縦置きであると判断し、ステップS03〜S05の処理を実行する、という過程を繰返しながら、同時にユーザによるキー/インジケータ部18のカーソル移動キーの操作を受付け、その操作方向に応じて図5中に矢印Aで示す如く空間的光変調素子36における画像の表示領域と空白領域BCの各位置を移動設定するようにしてもよい。
こうすることで、投影対象となるスクリーン側の状況も含めたプロジェクタ装置10の使用環境やユーザの好みに応じて、任意に画像の投影表示位置を可変させることができるようになる。
また、上記実施の形態の動作では、縦横センサ43の検出信号に基づいて本体ケーシング11が横置き設置されているか、または本体ケーシング11の右側面を下にして縦置き設置されているか、または本体ケーシング11の左側面を下にして縦置き設置されているかを正確に判断するものとして説明した。
このように、縦置きの方向、換言すれば、横置きの状態から投影光軸を中心として本体ケーシング11をどちらの方向に90°回転して縦置き設置したかを判断してその回転方向に合わせて投影内容の方向を適切に切り換えることができる。
しかしながら、縦横センサ43はその部品単価が高く、且つ上記図1で示したように本体ケーシング11に対して投影レンズ12や操作系部材であるキー/インジケータ部18が左右どちらか一方(ここでは本体ケーシング11の左側)に偏っている装置の場合には、往々にして、投影対象となるスクリーンとの関係も含め、それらが上側となるようにして縦置き設置されることが多く、縦横センサ43に代わる、より簡易で安価な検出機構を用いるものとしてもよい。
以下、上記縦横センサ43に変えてオン/オフ・スイッチ25の検出信号により本体ケーシング11の設置姿勢を検出して投影表示する画像を切り換える場合を本発明の他の動作例として説明する。
この他の動作例においても基本的な処理内容は上記図3に示した内容とほぼ同様であるので、その図示は省略し、同一ステップには同一符号を付して説明する。
すなわち、その処理当初には、オン/オフ・スイッチ25の検出出力があるか否かにより本体ケーシング11が横置きに設置されているか否かを判断する(ステップS01)。
ここで、上記固定脚部23,23及び調整脚部24を形成した本体ケーシング11の下面が下となるように本体ケーシング11が横置きに設置されていると判断した場合には、オン/オフ・スイッチ25が設置場所に当接されてオン状態となるので、その検出信号によりこれを判断し、入力されている画像信号をそのまま用いて上記表示エンコーダ33、ビデオRAM34、表示駆動部35、及び空間的光変調素子36でなる表示系の各回路で画像を表示させ、これに光源ランプ37からの光を照射して反射項で光像を形成させ、投影レンズ12により投影表示させる(ステップS02)。
また、上記ステップS01でオン/オフ・スイッチ25がオン状態とはなっておらず、本体ケーシング11が縦置き設置されていると判断した場合には、基本的に本体ケーシング11がその右側面を下に、左側面を上にして縦置き設置されているものとして、入力画像を一律に左方向に90°回転変換し(ステップS03)、さらにこの回転させた画像を空間的光変調素子36の表示領域のアスペクト比に対応してサイズ変換、具体的には縮小処理する(ステップS04)。
こうして回転とサイズ変換とがなされた画像をビデオRAM34の所定領域、例えば本来の横長画像の左側の半分強の領域に展開させた上でそれに基づいて空間的光変調素子36により上記図4(B)に示した如く投影表示を行なうことにより、結果的に本体ケーシング11が縦置きに設置された状態でも上下左右の関係及び画像のアスペクト比が適正な画像が投影表示されることとなる(ステップS05)。
このように、固定脚部23,23及び調整脚部24を用いた設置姿勢にあるか否かを固定脚部23,23間に設けたオン/オフ・スイッチ25により容易に判断できるため、上記縦横センサ43を用いる場合に比して構造をより簡略化し、低コストで設置姿勢に応じた投影制御を行なうプロジェクタ装置10を実現できる。
なお、上記実施の形態はいずれも空間的光変調素子36に表示する画像の内容を回転、サイズ変更して投影表示させる場合について説明したものであるが、上述した如くサイズ変更、具体的には画像の縮小を行なうことで、空間的光変調素子36の表示領域を有効に活用できず、空白領域BCを生じてしまうことにもなる。
そこで、空間的光変調素子36が例えば液晶表示パネルのような透過型の素子である場合や、デジタルミラーデバイスのような反射型の素子でもその表示面に沿って素子自体を回転させて同様に光像を形成することができる場合には、本体ケーシング11の設置状態を検出してその検出信号に対応し、必要により空間的光変調素子36を回転させるものとしてもよい。
上記モータ39はそのために設けたものであり、上記表示画像の回転とサイズ変更の処理に代えて、空間的光変調素子36自体をその表示面に沿って、且つ照射光軸の中心と一致する表示面の中心点位置を移動させないように回転駆動することで、投影表示する画像のサイズを変えることなく、したがって空間的光変調素子36の表示領域を有効に使用したまま、常に上下左右の関係が適正な画像を投影表示することが可能となる。
さらには、空間的光変調素子36をモータ39により回転駆動するのではなく、空間的光変調素子36の配設位置は固定とした上で、投影光路中にミラーやプリズム等の光学素子を挿脱可能として、投影表示される画像を任意に回転させることも考えられる。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の一形態に係るプロジェクタ装置の外観構成を示す斜視図。 同実施の形態に係る電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る姿勢制御の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係る本体ケーシングの設置姿勢に対応した、空間的光変調素子で形成される画像を例示する図。 同実施の形態に係る他の動作例による空間的光変調素子で形成される画像を例示する図。
符号の説明
10…プロジェクタ装置、11…本体ケーシング、12…投影レンズ、131,132…位相差センサ、14…前面カバー、15…蓄光リング、16…Ir受信部、17…スライドバー、18…キー/インジケータ部、19…スピーカ(SP)、20…入出力コネクタ部、21…Ir受信部、22…ACアダプタ接続部、23…固定脚部、24…調整脚部、25…オン/オフ・スイッチ(SW)、31…入出力インタフェース(I/F)、32…画像変換部、33…表示エンコーダ、34…ビデオRAM、35…表示駆動部、36…空間的光変調素子(SOM)、37…光源ランプ、38…レンズモータ(M)、39…モータ(M)、40…制御部、41…画像記憶部、42…音声処理部、43…縦横センサ、44…測距処理部、BC…空白領域、SB…システムバス。

Claims (7)

  1. 装置筐体の姿勢を検出する検出手段と、
    この検出手段で得た検出結果に基づいて投影すべき画像を回転処理する回転手段と、
    この回転手段で回転処理された画像のサイズを変換するサイズ変換手段と、
    このサイズ変換手段でサイズが変換された画像を投影表示する投影手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  2. 装置筐体の姿勢を検出する検出手段と、
    この検出手段で得た検出結果に基づいて、投影すべき画像の光像を形成する光像形成素子を光源からの照射光の光軸に対して回転させる回転手段と、
    この回転手段で回転された光像形成素子を用いて画像を投影表示する投影手段と
    を具備したことを特徴とする投影装置。
  3. 上記検出手段は、上記投影手段による投影光軸を中心として装置筐体の縦横方向を検出する縦横センサでなることを特徴とする請求項1または2記載の投影装置。
  4. 上記検出手段は、装置筐体の載置方向によりオン/オフ動作するスイッチでなることを特徴とする請求項1または2記載の投影装置。
  5. 上記投影手段は、上記サイズ変換手段でサイズが変換された画像の投影表示位置を可変設定することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  6. 装置筐体の姿勢を検出する検出工程と、
    この検出工程で得た検出結果に基づいて投影すべき画像を回転処理する回転工程と、
    この回転工程で回転処理された画像のサイズを変換するサイズ変換工程と、
    このサイズ変換工程でサイズが変換された画像を投影表示する投影工程と
    を有したことを特徴とする投影方法。
  7. 画像を投影表示する投影装置に内蔵されたコンピュータが実行するプログラムであって、
    装置筐体の姿勢を検出する検出ステップと、
    この検出ステップで得た検出結果に基づいて投影すべき画像を回転処理する回転ステップと、
    この回転ステップで回転処理された画像のサイズを変換するサイズ変換ステップと、
    このサイズ変換ステップでサイズが変換された画像を投影表示する投影ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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