JP2007048915A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
外部との電気的接続が容易で、チップの破損を抑制することが可能な半導体装置を提供すること。
【解決手段】
本発明は、支持半導体層(10)と、支持半導体層(10)上に設けられた絶縁層(12)と、絶縁層(12)上に設けられた上部半導体層(14)を有するチップと、チップが、支持半導体層側で実装された実装基板(30)と、チップの上部半導体層(14)および絶縁層(12)に形成された開口部を通り、支持半導体層の表面から電気的に接続する接続手段(22)(ワイヤ)と、を有することを特徴とする半導体装置である。
【選択図】 図3
外部との電気的接続が容易で、チップの破損を抑制することが可能な半導体装置を提供すること。
【解決手段】
本発明は、支持半導体層(10)と、支持半導体層(10)上に設けられた絶縁層(12)と、絶縁層(12)上に設けられた上部半導体層(14)を有するチップと、チップが、支持半導体層側で実装された実装基板(30)と、チップの上部半導体層(14)および絶縁層(12)に形成された開口部を通り、支持半導体層の表面から電気的に接続する接続手段(22)(ワイヤ)と、を有することを特徴とする半導体装置である。
【選択図】 図3
Description
本発明は半導体装置に関し、特にSOI構造を有し、機械的に駆動する微細な駆動部を有する半導体装置に関する。
SOI基板を用いた半導体装置として、特許文献1に、物体に加わる回転角速度を検出するために用いられる角速度センサが開示されている。また、特許文献2に、光スイッチとして用いられるマイクロミラーが開示されている。これらの半導体装置は、2重のジンバル部を有している。例えば、角速度センサは、一方のジンバル部を振動させ、もう一方のジンバル部の振動を検出することにより角速度を検出する。また、マイクロミラーは、一方のジンバル部はx軸を中心に駆動し、他方のジンバル部はy軸を中心に駆動させることにより、ミラー部を駆動させる。このように、これら半導体装置においては、機械的に駆動する駆動部を有している。
図1(a)ないし図2(b)を用い、従来のSOI基板を用いた半導体装置について説明する。図1(a)は従来例1に係る半導体装置の断面図である。積層パッケージ30にSOI構造のチップがボンディング材24によりダイボンドされている。チップは、支持半導体層10、絶縁層12および上部半導体層14が積層されSOI構造を有している。上部半導体層14上には電極18が形成され、
積層パッケージ30のパッド32とワイヤ22で接続されている。さらに、絶縁層12に接続孔16を設け、接続孔16内に金属を形成することにより支持半導体層10と上部半導体層14とを接続し、電極18と接続している。このように、従来例1においては、積層パッケージ30にダイボンド実装し、上部半導体層14上の電極18にワイヤ接続することにより上部半導体層14および支持半導体層10と積層パッケージ30とを電気的に接続している。
積層パッケージ30のパッド32とワイヤ22で接続されている。さらに、絶縁層12に接続孔16を設け、接続孔16内に金属を形成することにより支持半導体層10と上部半導体層14とを接続し、電極18と接続している。このように、従来例1においては、積層パッケージ30にダイボンド実装し、上部半導体層14上の電極18にワイヤ接続することにより上部半導体層14および支持半導体層10と積層パッケージ30とを電気的に接続している。
図1(b)は従来例2に係る半導体装置の断面図である。支持半導体層10とは電気的に接続しない場合の例である。接続孔16を設けていないこと以外は図1(a)と同じである。従来例2においては、積層パッケージ30にダイボンド実装し、上部半導体層14上の電極18にワイヤ接続することにより上部半導体層14と外部とを電気的に接続している。
図1(c)は従来例3に係る半導体装置の断面図である。支持半導体層10の裏面に電極20を設け、電極20にバンプ26を形成し、積層パッケージ30に実装している。さらに、絶縁層12に接続孔16を設け、接続孔16内に金属を形成することにより上部半導体層14と支持半導体層10とを接続し、バンプ26と接続している。従来例3においては、支持半導体層10下に形成した電極20にバンプを形成することにより上部半導体層14および支持半導体層10と積層パッケージ30とを電気的に接続している。
図2(a)は従来例4に係る半導体装置の断面図である。支持半導体層10の裏面に電極20を設け、バンプ26を用い積層パッケージ30に実装している。さらに上部半導体層14上に電極18を設け、電極18とパッド32とをワイヤ22で接続している。接続孔16内に金属を形成することにより上部半導体層14と支持半導体層10とを接続している。従来例4においては、バンプ26とワイヤ22により上部半導体層14および支持半導体層10と積層パッケージ30とを電気的に接続している。
図2(b)は従来例5に係る半導体装置の断面図である。支持半導体層10の裏面に電極20を設け、バンプ26を用い積層パッケージ30に実装している。さらに上部半導体層14上に電極18を設け、電極18とパッド32とをワイヤ22で接続している。従来例5においては、バンプ26を用い支持半導体層10と積層パッケージ30とを、ワイヤ22を用い上部半導体層14と積層パッケージ30とを電気的に接続している。
特開平7−3337号公報
特開2003−15064号公報
従来例3ないし5においては、支持半導体層10と積層パッケージ30との接続は、バンプ26を用い行う。しかしながら、バンプ26の形成工程において、バンプを積層パッケージ30と接続する際に、超音波の印加や熱圧着を行う。この工程において、チップが破損するという課題がある。例えば、前述の角速度センサやマイクロミラーにおいては、ジンバル部、ジンバル部を駆動する駆動部およびジンバル部を保持するトーションバが破損しやすい。また、実装後、実装面の検査が出来ないという課題がある。一方、従来例1および2においては、バンプ26を用いておらず、バンプ26の形成工程によりチップが破損するという課題、または、実装後実装面の検査が出来ないという課題を解消することができる。しかし、従来例1においては、支持半導体層10と積層パッケージ30との接続は接続孔16を介して行う。このため、チップの面積が大きくなる、またインダクタンスが大きくなるという課題がある。従来例2においては、支持半導体層10と積層パッケージとを接続することができない。
本発明は、上記課題に鑑み、外部(例えばパッケージ)との電気的接続が容易で、チップの破損を抑制することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
本発明は、支持半導体層と、該支持半導体層上に設けられた絶縁層と、該絶縁層上に設けられた上部半導体層を有するチップと、該チップが、前記支持半導体層側で実装された実装基板と、該チップの前記上部半導体層および前記絶縁層に形成された開口部を通り、前記実装基板に設けられた端子と前記支持半導体層の表面または表面上の端子とを電気的に接続する接続手段と、を具備することを特徴とする半導体装置である。本発明によれば、支持半導体層とワイヤ接続できるため、支持半導体層と外部との電気的接続が容易となる。また、バンプを用い実装していないため、チップの破損を抑制することができる。
本発明は、チップは駆動部を有することを特徴とする半導体装置とすることができる。本発明によれば、バンプを用いた実装で破損しやすい駆動部を有する半導体装置において、チップの破損を抑制することが出来る。
本発明は、前記電気的接続手段は金属ワイヤまたはフレキシブルプリント基板の配線であることを特徴とする半導体装置とすることができる。
本発明は、前記接続手段は、前記上部半導体層および前記支持半導体層の表面と電気的に接続することを特徴とする半導体装置とするこができる。本発明によれば、上部半導体層と外部とを接続する際に、支持半導体層を介して電気的に接続しなくともよい。これにより、上部半導体層と外部との電気的接続が容易となる。
本発明によれば、前記上部半導体層と前記支持半導体層とを接続する接続部を有し、前記接続手段は前記支持半導体層を介し前記上部半導体層と電気的に接続することを特徴とする半導体装置とすることができる。本発明によれば、製造工程を削減することができる。また、パッケージを薄層化することができる。
本発明によれば、外部との電気的接続が容易で、チップの破損を抑制することが可能な半導体装置を提供することができる。
以下、図面を参照に本発明の実施例について説明する。
図3(a)は実施例に係る半導体装置の断面図である。チップは、支持半導体層10、支持半導体層10上に設けられた絶縁層12および絶縁層12上に設けられた上部半導体層14のSOI構造を有している。チップは支持半導体層10側でボンディング材24により積層パッケージ30にダイボンド実装されている。支持半導体層10および上部半導体層14は砒素等をドープしたN型シリコン半導体であり、絶縁層12は酸化シリコン膜である。また、チップは、例えば2重のジンバル部を有する角速度センサである。上部半導体層14および絶縁層12を支持半導体層10まで除去し、支持半導体層10の表面を暴露し、この表面と積層パッケージ30のパッド32とがワイヤで接続されている。すなわち、ワイヤ22を用い、上部半導体層14および絶縁層12に形成された開口部を通り、支持半導体層10の表面から積層パッケージ30に電気的に接続している。上部半導体層14上には電極18が形成され、支持半導体層10と電極18とがワイヤ22で接続されている。電極18はアルミニウムで形成され、ワイヤ22はアルミニウムを主に含むワイヤである。
図3(b)は実施例2に係る半導体装置の断面図である。実施例1に加え、支持半導体層10上に電極19を設け、電極19上にワイヤ22をボンディングする。これにより、支持半導体層10とワイヤ22との接続抵抗を低減することが出来る。また、上部半導体層14上に電極18を形成せず、絶縁層12を貫通する接続孔25を設け、上部半導体層14と支持半導体層10とを電気的に接続する。上部半導体層14と積層パッケージ30とは支持半導体層10を介し接続している。これにより、ワイヤの本数およびワイヤ長を削減することが出来る。
図3(c)は実施例3に係る半導体装置の断面図である。実施例2に加え、上部半導体層14上に電極18を設け、上部半導体層14と支持半導体層10との接続は接続孔25に加え電極18と電極19間のワイヤ接続によっても行う。
図3(d)は実施例4に係る半導体装置の断面図である。実施例3の接続孔25を設けず、上部半導体層14上の電極18および支持半導体層10上の電極19から積層パッケージ30にワイヤ22接続を行う。これにより、接続孔25を形成する製造工程を削減することができる。
図4(a)は実施例5に係る半導体装置の断面図である。実施例4の電極18および電極19を設けず、直接上部半導体層14および支持半導体層10にワイヤ22を接続する。これにより、電極を形成する製造工程を削減することができる。
図4(b)は実施例6に係る半導体装置の断面図である。上部半導体層14aの膜厚tは実施例1ないし実施例5の上部半導体層14よりも厚い。絶縁層12に接続孔25を設け、上部半導体層14aと支持半導体層10とを電気的に接続する。支持半導体層10に直接ワイヤ22を接続する。上部半導体層14と外部とは支持半導体層10を介して接続する。実施例6のように上部半導体層14aの膜厚が厚い場合、上部半導体層14aにワイヤ22を接続すると、ワイヤ22が長くなり、インダクタンスが付加される。また、ワイヤ22の高さが高くなり、パッケージの薄層化が難しくなる。そこで、実施例6のように、上部半導体層14と積層パッケージ30との電気的接続を、支持半導体層10を介して行うことにより、上記課題を解決することが出来る。
図4(c)は実施例7に係る半導体装置の断面図である。実施例6の積層パッケージ30のバッド32aを積層パッケージ30のダイアタッチ面に設ける。これにより、ワイヤ22の高さをより低くすることができ、パッケージを薄層化することができる。
実施例1ないし実施例7によれば、ワイヤ22を用い、上部半導体層14および絶縁層12に形成された開口部を通り、積層パッケーシ30(実装基板)に設けられたパッド32、32a(端子)と支持半導体層10の表面または表面上の電極19(端子)とを直接ワイヤ(接続手段)を用い接続している。よって、従来例1のように、上部半導体層14を介し、支持半導体層10と積層パッケージ30とを接続しなくともよい。これにより、インダクタンスが付加されること、あるいは接続孔の面積を必要とすることがない。このように、外部との電気的接続が容易となる。また、従来例3ないし5のように支持半導体層10と積層パッケージ30とを接続するためバンプ26を形成する必要がない。よって、バンプ形成工程において、例えばチップの有する駆動部が破損することを防止できる。よって、チップの破損を抑制することができる。また、実装後、実装面の検査も可能となる。
また、実施例4および5のように、ワイヤ22は、上部半導体層14および支持半導体層10の表面と直接または電極18、19を介し電気的に接続している。これにより、上部半導体層14と積層パッケージ30とを接続する際に、支持半導体層10を介して電気的に接続しなくともよい。これにより、インダクタンスが付加されること、あるいは接続孔の面積を必要とすることがない。
さらに、実施例2、実施例6および実施例7のように、上部半導体層14と支持半導体層10とを接続する接続孔25(接続部)を有し、ワイヤ22は、支持半導体層10を介し上部半導体層14と電気的に接続している。これにより、ワイヤ22の本数を減らすことが出来る。また、電極18を形成する製造工程を削減することができる。また、ワイヤ22の高さを低くし、パッケージを薄層化することができる。
次に、実施例1ないし実施例7で用いた角速度センサチップとその製造工程について説明する。図5は角速度センサチップの上視図である。図5を参照に、第1のジンバル部80は、その相対する1組の側面に形成された第1のトーションバー82により第2のジンバル部86に機械的に接続している。また、他の1組の相対する側面に櫛歯電極84を有する。各櫛歯電極84は一方の電極群が第1のジンバル部80に、もう一方の電極群が第2のジンバル部86に固定される。第2のジンバル部86は、その相対する1組の側面に形成された第2のトーションバー88によりフレーム部92に機械的に接続している。また、他の1組の相対する側面に平行平板電極90を有する。各平行平板電極90は一方の電極が第2のジンバル部86に、もう一方の電極がフレーム部92に固定される。
左右の平行平板電極90に交互に電圧を印加することにより、第2のジンバル部86を振動させる。これにより、角速度を検知する。そして、第1のジンバル部80の振動を櫛歯電極84によって検出する。このように、振動を検出する駆動部として櫛歯電極84、振動を誘起する駆動部として平行平板電極90を第1のジンバル部80および第2のジンバル部86に設けている。このような駆動部およびジンバル部80、86を保持するトーションバー82、88は微細な構造であり、バンプ形成工程において破損しやすい。
次に、この角速度センサの製造工程につき図6(a)ないし図8(d)を用い説明する。図6(a)ないし図8(d)は図5のAからKの断面を示している。A−Bはフレーム部92、B−Cは第2のトーションバー88、C−Dは第2のジンバル部86、D−EおよびE−Fは櫛歯電極84、F−Gは第1のジンバル部80、G−Hは第1のトーションバー82、H−Iは第2のジンバル部の一部、I−Jは平行平板電極90並びにJ−Kはフレーム部92である。
図6(a)を参照に、0.01〜0.1Ωcm程度の低効率となるように砒素等をドープしたシリコン基板50、54の表面を熱酸化法により500nmの酸化シリコン膜52,56を形成する。図6(b)を参照し、酸化シリコン膜52、56を合わせて、1100℃程度の熱処理を行う。これにより酸化シリコン膜52と56が密着し、一体の酸化シリコン膜52となる。シリコン基板50、54を研磨し、それぞれ100μm程度の膜厚とする。これにより、各膜厚100μm/1μm/100μmを有する、シリコン基板54(以下、支持半導体層54)、酸化シリコン膜52(以下、絶縁層52)およびシリコン基板50(以下、上部半導体層50)構造のSOI基板が得られる。
図6(c)を参照に、支持半導体層54上にエッチングマスク層58として膜厚100〜1000nm程度の酸化シリコン膜を形成する。図6(d)を参照に、マスク層58の支持半導体層54をエッチングすべき領域(トーションバー、櫛歯電極、平行平板電極となるべき領域)に開口部70a、70bを形成する。図6(e)を参照に、開口部70a(トーションバーとなるべき領域)にフォトレジスト62を形成する。
図7(a)を参照に、マスク層58およびフォトレジスト62をマスクに支持半導体層54を約30〜40μmエッチングする。エッチングは弗酸(HF)系溶液を用いたウェットエッチングまたは、SF6およびC4F8を用いたRIEエッチングにより行う。図7(b)を参照に、フォトレジスト62を除去する。図7(c)を参照に、マスク層58をマスクに支持半導体層54をエッチングする。エッチングはSF6およびC4F8を用いたRIEエッチングにより行う。これにより、支持半導体層54に絶縁層52に達する溝70eが形成される。また、トーションバーとなるべき領域には支持半導体層54を約30μm残した溝70dが形成される。図7(d)を参照に、支持半導体層54に形成された溝70d、70eにフォトレジスト64を埋込み、ハンドリング用の基板66に貼り付ける。
図8(a)を参照に、図6(c)ないし図6(e)と同様に、上部半導体層50上にマスク層60として酸化シリコン膜を形成する。マスク層60の所定領域に開口部72bを形成する。トーションバーとなるべき領域にフォトレジスト68を形成する。図7(b)および図7(c)と同様に、マスク層60およびフォトレジスト68をマスクに上部半導体層50を30〜40μm程度エッチングする。図8(b)を参照に、フォトレジスト68を除去し、マスク層60をマスクに上部半導体層50をエッチングする。これにより、上部半導体層50に絶縁層52に達する溝72eが形成される。また、トーションバーとなるべき領域には上部半導体層50を約30μm残した溝72dが形成される。
図8(c)を参照に、所定の絶縁層52およびマスク層60を、例えば弗酸(HF)系水溶液で除去する。図8(d)を参照に、チップを、ハンドリング基板66より剥離し、フォトレジスト64およびマスク層58を除去する。以上により、角速度センサのチップが完成する。
支持半導体層54、絶縁層52および上部半導体層50は、それぞれ図3および図4で示した上部半導体層14、絶縁層12および支持半導体層10に相当する。上記角速度センサのチップは、支持半導体層10側で積層パッケージ30のダイアタッチ部に、例えば銀ペースト等のボンディング材24を用い実装する。電極18、19、支持半導体層10または上部半導体層14は、パッド32とワイヤボンディングされ、積層パッケージ30のパッド32または32aと接続される。積層パッケージ30がキャップされ、角速度センサチップを実装した半導体装置が完成する。
実施例8はフレキシブルプリント基板(FPC)に実装された半導体装置の例である。図9(a)は実施例8に係る半導体装置の断面図であり、図9(b)はFPCとチップとの接続部分の上視図である(電極19は図示していない)。実装されるチップは実施例4と同じであり、同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。FPC100上に上述のチップがボンディング材24を用いダイボンドされ実装されている。FPC100の表面には銅配線102が形成され、支持半導体層10上まで設けられている。半田ペースト104により、電極19と銅配線102とが接続している。FPC100の裏面には外部端子106が設けられており、FPC100に設けられた接続孔(図示せず)により、銅配線102と外部端子106とが接続している。以上の構成のように、FPC100(実装基板)に設けられた外部端子106(端子)と支持半導体層10の表面上の電極19(端子)とをFPCの銅配線(接続手段)を用い電気的に接続している。
実施例1ないし実施例8において、支持半導体層10の表面または表面上の電極19から電気的に接続する接続手段として、金属ワイヤ22の例、およびフレキシブルプリント基板の配線の例を説明した。接続手段としては、支持半導体層10と実装基板とを接続する手段であれば、他の手段であってもよい。また、チップを実装する実装基板として、積層パッケージの例、およびフレキシブルプリント基板の例を説明した。チップを実装する基板であれば、例えば、積層セラミック基板、プリント基板等であってもよい。駆動部として、ジンバル部等を有する例をした。駆動部は機械的に駆動すればよく、例えばアクチェータであってもよい。これら駆動部を有する半導体装置も、本発明を適用することにより、バンプ形成時における駆動部の破損を防止することができる。また、トーションバーといった微細な機械構造部の破損も同様に防ぐことができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 支持半導体層
12 絶縁層
14 上部半導体層
18、19 電極
22 ワイヤ
24 ダイボンド材
25 接続孔
26 バンプ
30 積層パッケージ
32、32a パッド
100 FPC
102 銅配線
104 半田ペースト
12 絶縁層
14 上部半導体層
18、19 電極
22 ワイヤ
24 ダイボンド材
25 接続孔
26 バンプ
30 積層パッケージ
32、32a パッド
100 FPC
102 銅配線
104 半田ペースト
Claims (5)
- 支持半導体層と、該支持半導体層上に設けられた絶縁層と、該絶縁層上に設けられた上部半導体層を有するチップと、
該チップが、前記支持半導体層側で実装された実装基板と、
該チップの前記上部半導体層および前記絶縁層に形成された開口部を通り、前記実装基板に設けられた端子と前記支持半導体層の表面または表面上の端子とを電気的に接続する接続手段と、を具備することを特徴とする半導体装置。 - 前記チップは駆動部を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記接続手段は金属ワイヤまたはフレキシブルプリント基板の配線であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記接続手段は、前記上部半導体層および前記支持半導体層の表面と電気的に接続することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
- 前記上部半導体層と前記支持半導体層とを接続する接続部を有し、
前記接続手段は前記支持半導体層を介し前記上部半導体層と電気的に接続することを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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- 2006-08-08 EP EP06254161A patent/EP1752734A2/en not_active Withdrawn
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