JP2006514210A - 内燃機関用の燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
本発明は、燃料噴射弁であって、弁本体(1)内に孔(3)が形成されていて、該孔(3)がその燃焼室側の端部において円錐形の弁座(13)によって画成され、該弁座(13)から複数の噴射通路(11)が延びており、弁座(13)における噴射通路(11)の入口開口(16)が、孔(3)の長手方向軸線(7)に関して同じ高さに位置しており、孔(3)内に弁ニードル(5;60;62)が長手方向摺動可能に配置されていて、該弁ニードル(5;60;62)と孔(3)の壁との間に圧力室(20)が形成されており、該圧力室(20)に、噴射圧下の燃料が充てん可能であり、弁ニードル(5;60;62)の燃焼室側の端部に、第1の円錐面(40)と、該第1の円錐面(40)の下流側に配置された第2の円錐面(42)とが配置されており、両円錐面(40;42)の間にシール縁(45)が形成されている形式のものに関する。このような形式の燃料噴射弁において本発明の構成では、弁ニードル(5;60;62)の第2の円錐面(42)に環状の第1のリング溝(50)が形成されていて、該第1のリング溝(50)が、弁ニードル(5;60;62)の長手方向軸線(7)に対する半径方向平面において延びていて、上流側の縁部(51)と下流側の縁部(52)とを有しており、下流側の縁部(52)が弁ニードル(5;60;62)の閉鎖位置において、噴射通路(11)の入口開口(16)の高さにおいて延在している。
Description
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、内燃機関用の燃料噴射弁に関する。
このような形式の燃料噴射弁は例えばドイツ連邦共和国特許公開第19844638号明細書に基づいて公知である。この公知の燃料噴射弁は、弁本体を有していて、この弁本体に設けられた孔内において、ピストン状の弁ニードルが長手方向摺動可能に案内されている。孔は、燃焼室側の端部において円錐形の弁座によって画成され、この弁座からは複数の噴射通路が延びており、これらの噴射通路は燃料噴射弁の取付け位置において内燃機関の燃焼室に開口している。また各噴射通路の入口開口は、孔の長手方向軸線に関して同じ高さに位置している。弁ニードルは弁座に向けられた燃焼室側の端部に、ほぼ円錐形の弁シール面を有しており、この弁シール面は第1の円錐面と、この第1の円錐面の下流側に配置された第2の円錐面とを有している。両円錐面の間にはシール縁が形成されており、このシール縁で弁ニードルはその閉鎖位置において弁座と共働し、その結果弁座への弁ニードルの接触時には、弁ニードルと孔の壁との間に形成された圧力室から噴射通路への燃料流が中断されるようになっている。
公知の燃料噴射弁は弁シール面にリング溝を有しており、このリング溝は少なくとも弁ニードルの閉鎖位置において、噴射通路の入口開口を覆う。このことは一方では、弁ニードル軸線と弁座軸線とが互いに幾分ずれていたとしても、燃料が個々の噴射通路に均一に分配されることによって、噴射通路への燃料の流入を促進する。また他方では、噴射通路への弁座の移行部における種々異なった曲率によって生じる変動が、リング溝によってあまり作用しなくなる。それというのは、この場合リング溝によって燃料の流入部における絞りが減じられるからである。
しかしながらこの公知の燃料噴射弁には次のような欠点がある。すなわち公知の燃料噴射弁では、リング溝が比較的大きな容積を有していて、弁ニードルの閉鎖時にも燃料が噴射通路から内燃機関の燃焼室に達することがあり、これによって内燃機関の炭化水素エミッションが高まってしまう。
発明の利点
請求項1の特徴部に記載されたように構成されている本発明による燃料噴射弁には、公知のものに比べて次のような利点がある。すなわち本発明による燃料噴射弁では、噴射通路への燃料の流入が絞られることを軽減できるのみならず、内燃機関の炭化水素エミッションに対する不都合な影響を回避することができる。そのために弁ニードルの第2の円錐面に、環状の第1のリング溝が形成されていて、この第1のリング溝は、弁ニードルの長手方向軸線に対する半径方向平面において延びている。環状の第1のリング溝はこの場合上流側の縁部と下流側の縁部とを有していて、下流側の縁部は弁ニードルの閉鎖位置において噴射通路の入口開口の高さにおいて延びている。この第1のリング溝によって、圧力室から弁シール面と弁座との間を貫いて噴射通路に流れる燃料の流入が、噴射通路への流入時に絞られなくなる。この流入箇所は特に臨界的である。それというのは、そこでは燃料流の方向が強く変化し、これによって一般的にエネルギ損失が生じ、ひいては効果的な噴射圧が減じられてしまうからである。また、弁座から噴射通路への移行部は通常丸く面取りされて形成されているが、このような加工はすべての噴射通路において正確に同じに再現することはできない。このような噴射通路への移行部における加工のばらつきに基づく変動をも、リング溝は補償することができる。すなわち上に述べた理由に基づいて、それぞれの噴射通路は入口開口において通常、幾分異なった曲率半径を有しており、これらの種々異なった曲率半径は第1のリング溝によって補償され、これによってすべての噴射通路において等しい流入特性が生ぜしめられる。
請求項1の特徴部に記載されたように構成されている本発明による燃料噴射弁には、公知のものに比べて次のような利点がある。すなわち本発明による燃料噴射弁では、噴射通路への燃料の流入が絞られることを軽減できるのみならず、内燃機関の炭化水素エミッションに対する不都合な影響を回避することができる。そのために弁ニードルの第2の円錐面に、環状の第1のリング溝が形成されていて、この第1のリング溝は、弁ニードルの長手方向軸線に対する半径方向平面において延びている。環状の第1のリング溝はこの場合上流側の縁部と下流側の縁部とを有していて、下流側の縁部は弁ニードルの閉鎖位置において噴射通路の入口開口の高さにおいて延びている。この第1のリング溝によって、圧力室から弁シール面と弁座との間を貫いて噴射通路に流れる燃料の流入が、噴射通路への流入時に絞られなくなる。この流入箇所は特に臨界的である。それというのは、そこでは燃料流の方向が強く変化し、これによって一般的にエネルギ損失が生じ、ひいては効果的な噴射圧が減じられてしまうからである。また、弁座から噴射通路への移行部は通常丸く面取りされて形成されているが、このような加工はすべての噴射通路において正確に同じに再現することはできない。このような噴射通路への移行部における加工のばらつきに基づく変動をも、リング溝は補償することができる。すなわち上に述べた理由に基づいて、それぞれの噴射通路は入口開口において通常、幾分異なった曲率半径を有しており、これらの種々異なった曲率半径は第1のリング溝によって補償され、これによってすべての噴射通路において等しい流入特性が生ぜしめられる。
本発明による燃料噴射弁の別の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
本発明の第1の有利な構成では、第1のリング溝の幅が、噴射通路の入口開口の直径よりも小さい。このように寸法設定することによって、第1のリング溝の容積が極めて小さい場合でも、噴射通路への燃料の流入は絞られることが減じられ、その結果炭化水素エミッションの上昇は確実に回避される。
本発明の別の有利な構成では、第1のリング溝の上流側の縁部及び/又は下流側の縁部が、丸く面取りされて形成されている。リング溝がこのように構成されていると、噴射通路への燃料の流入はさらに容易になり、絞られなくなる。
本発明の別の有利な構成では、第1のリング溝の上流側の縁部が、弁座への弁ニードルの接触時におけるシールのために働くシール縁として形成されている。このシール作用は付加的に第1のリング溝によって強化される。それというのは、この場合当該領域においてはより高い面圧が生じるからである。
本発明の別の有利な構成では、弁ニードルの第2の円錐面に第2のリング溝が形成されており、該第2のリング溝が第1のリング溝の下流に配置されていて、該第1のリング溝に対して平行であり、入口開口の下流側の縁部が第2のリング溝の内部に位置している。この第2のリング溝によって燃料の流入は、噴射通路の入口開口の下流側の縁部においても絞られなくなり、その結果第2のリング溝によって流入がさらに促進される。このような構成において、第1のリング溝と第2のリング溝との間に存在する円錐面の領域が、噴射通路の入口開口の直径よりも小さな高さを有していると、特に有利である。
前記課題を解決するための別の構成を有する本発明による燃料噴射弁は、請求項1記載の燃料噴射弁と同じ利点を有している。この本発明による別の燃料噴射弁では、第2の円錐面における第1のリング溝の代わりに、弁座に環状のリング溝が形成されており、該リング溝が孔の長手方向軸線に対する半径方向平面において延びていて、上流側の縁部と下流側の縁部とを有しており、下流側の縁部が噴射通路の入口開口を貫いて延在している。この弁座に設けられたリング溝の絞り作用軽減効果は、弁ニードルの第2の円錐面における第1のリング溝のもつ絞り作用軽減効果と同じであるが、この場合には弁ニードルはその本来の形状を保つことができる。
請求項7に記載された本発明による燃料噴射弁の有利な構成では、弁座に形成されたリング溝の幅が、噴射通路の入口開口の直径よりも小さい。これによって僅かな容積しか形成されず、噴射通路への燃料の流入が絞られることは、確実に減じられる。この場合さらに、弁座に形成されたリング溝の上流側の縁部及び/又は下流側の縁部が、丸く面取りされて形成されていると、特に有利である。このような構成においてもさらに、弁ニードルの第2の円錐面に第2のリング溝が形成されており、該第2のリング溝が、弁座に形成されたリング溝の下流側に配置されていて、該リング溝に対して平行であり、入口開口の下流側の縁部が第2のリング溝の内部に位置していると、有利である。
図面
次に図面を参照しながら本発明による燃料噴射弁の複数の実施例を説明する。
次に図面を参照しながら本発明による燃料噴射弁の複数の実施例を説明する。
図1は、燃料噴射弁を示す縦断面図であり、
図2は、図1に示された燃料噴射弁の弁座の領域を拡大して示す図であり、
図3は、燃料噴射弁の別の実施例を示す図であり、
図4は、燃料噴射弁のさらに別の実施例を拡大して示す図であり
図5は、互いに同軸的に入れ子式に案内される2つの弁ニードルを備えた燃料噴射弁の別の実施例を示す図である。
図2は、図1に示された燃料噴射弁の弁座の領域を拡大して示す図であり、
図3は、燃料噴射弁の別の実施例を示す図であり、
図4は、燃料噴射弁のさらに別の実施例を拡大して示す図であり
図5は、互いに同軸的に入れ子式に案内される2つの弁ニードルを備えた燃料噴射弁の別の実施例を示す図である。
実施例の記載
図1には本発明による燃料噴射弁の縦断面図が示されている。燃料噴射弁は弁本体1を有しており、この弁本体1は、内燃機関における燃料噴射弁の取付け状態において燃焼室側の端部が燃焼室8内に進入している。弁本体1は緊締ナット2を用いて絞り体4を介して保持体6に押し付けられ、この場合緊締ナット2は、図示されていない雌ねじ山で保持体6の対応する雄ねじ山に係合している。弁本体1には孔3が形成されており、この孔3は燃焼室とは反対の側でばね室22に向かって拡大している。ばね室22には、保持体6と絞り体4と弁本体1とを貫いて延びている流入通路10が開口しており、この流入通路10を介してばね室22ひいては孔は、高圧下の燃料で満たされることができる。燃焼室側において孔3は円錐形の弁座13によって画成されており、弁本体1の燃焼室側の端部には複数の噴射通路11が形成されていて、これらの噴射通路11は内燃機関の燃焼室8に開口している。孔3内にはピストン形の弁ニードル5が長手方向摺動可能に配置されており、この弁ニードル5は長手方向軸線7を有していて、孔3の中央の区分において案内されている。弁ニードル5は燃焼室側の端部に、ほぼ円錐形の弁シール面9を有しており、この弁シール面9で弁ニードル5は弁座13と共働する。孔3の壁と弁ニードル5との間には圧力室20が形成されており、この圧力室20は燃焼室とは反対の側でばね室22に開口していて、この圧力室20を介して燃焼はばね室22から噴射開口11へと流れる。弁シール面9と弁座13との共働は次のように行われる。すなわち弁座13に弁ニードル5が接触すると、圧力室20から噴射開口11への燃料流が中断され、弁ニードル5が弁座13から上昇すると、燃料は弁シール面9と弁座13との間を貫流して噴射開口11へと流れる。ばね室22から噴射開口11への燃料流は、弁ニードル5が孔3において案内されている領域において、十分な流過横断面を形成する複数の研削面(Anschliffe)17によって導かれる。
図1には本発明による燃料噴射弁の縦断面図が示されている。燃料噴射弁は弁本体1を有しており、この弁本体1は、内燃機関における燃料噴射弁の取付け状態において燃焼室側の端部が燃焼室8内に進入している。弁本体1は緊締ナット2を用いて絞り体4を介して保持体6に押し付けられ、この場合緊締ナット2は、図示されていない雌ねじ山で保持体6の対応する雄ねじ山に係合している。弁本体1には孔3が形成されており、この孔3は燃焼室とは反対の側でばね室22に向かって拡大している。ばね室22には、保持体6と絞り体4と弁本体1とを貫いて延びている流入通路10が開口しており、この流入通路10を介してばね室22ひいては孔は、高圧下の燃料で満たされることができる。燃焼室側において孔3は円錐形の弁座13によって画成されており、弁本体1の燃焼室側の端部には複数の噴射通路11が形成されていて、これらの噴射通路11は内燃機関の燃焼室8に開口している。孔3内にはピストン形の弁ニードル5が長手方向摺動可能に配置されており、この弁ニードル5は長手方向軸線7を有していて、孔3の中央の区分において案内されている。弁ニードル5は燃焼室側の端部に、ほぼ円錐形の弁シール面9を有しており、この弁シール面9で弁ニードル5は弁座13と共働する。孔3の壁と弁ニードル5との間には圧力室20が形成されており、この圧力室20は燃焼室とは反対の側でばね室22に開口していて、この圧力室20を介して燃焼はばね室22から噴射開口11へと流れる。弁シール面9と弁座13との共働は次のように行われる。すなわち弁座13に弁ニードル5が接触すると、圧力室20から噴射開口11への燃料流が中断され、弁ニードル5が弁座13から上昇すると、燃料は弁シール面9と弁座13との間を貫流して噴射開口11へと流れる。ばね室22から噴射開口11への燃料流は、弁ニードル5が孔3において案内されている領域において、十分な流過横断面を形成する複数の研削面(Anschliffe)17によって導かれる。
ばね室22にはスリーブ24が配置されており、このスリーブ24は弁ニードル5の、燃焼室とは反対側の端部を取り囲んでいて、絞り体4に接触している。弁ニードル5の、燃焼室とは反対側の端面32と、スリーブ24と絞り体4とによって、制御室26が画成されており、この制御室26は、スリーブ24に形成された流入絞り34を介してばね室22と接続されている。制御室26は、絞り体4に形成された流出絞り36を介して、図示されていない漏れオイル室と接続可能であり、この場合接続は制御弁14を用いて閉鎖可能である。ばね室22内には、弁ニードル5の、燃焼室とは反対側の端部を取り囲んで、閉鎖ばね28が配置されており、この閉鎖ばね28は一端でスリーブ24に支持され、かつ他端で、弁ニードル5を取り囲むばね受30に支持されており、閉鎖ばね28は圧縮方向で予負荷(Druckvorspannung)されている。閉鎖ばね28の予負荷によって、ばね受30に作用する力が、ひいては、ばね受30が弁ニードル5に支持されていることに基づいて、弁ニードル5に作用する力が生ぜしめられ、その結果弁ニードル5はその弁シール面9で弁座13に押し付けられる。
燃料噴射の制御は次のように、すなわち噴射サイクルの開始時に制御弁14が流出絞り36を閉鎖するように行われ、その結果制御室26には流入絞り34を介して、ばね室22内におけると同じ圧力が生じ、これによって液圧力が弁ニードル5の端面32に作用し、この液圧力によって弁ニードル5は弁座13に押し付けられ、これにより噴射通路11が閉鎖される。噴射を行いたい場合には、制御弁14が流出絞り36を開放し、これによって制御室26において圧力降下が生じる。この圧力降下によって今や、受圧肩部15及び弁シール面9の部分に作用する液圧力が優位を占め、その結果弁ニードル5は弁座13から持ち上がり、燃料が圧力室20から噴射通路11に流れる。制御弁14の新たな操作によって、再び高い燃料圧が制御室26内において形成され、弁ニードル5はその閉鎖位置へと滑り戻る。
図2には、図1にIIで示された範囲が拡大して示されている。弁ニードル5の弁シール面9は、第1の円錐面40と、この第1の円錐面40の下流に位置する第2の円錐面42とを有している。第2の円錐面42への第1の円錐面40の移行部には、シール縁45が形成されており、このシール縁45は、弁座13への弁ニードル5の接触時におけるシールのために働く。第2の円錐面42には第1のリング溝50が形成されており、この第1のリング溝50は、弁ニードル5の長手方向軸線7に対する半径方向平面において延びていて、上流側の縁部51と下流側の縁部52とを有している。下流側の縁部52は噴射通路11の入口開口16の高さにおいて延びているので、噴射通路11への燃料の流入は絞りを減じられる(entdrosseln)。噴射通路11の流入開口16は、噴射通路11の直径Dよりも大きな直径aを有しており、このことは次のことによって、すなわち入口開口16の上流側の端部18と下流側の端部52とが弁座13への噴射通路11の移行部に半径Rをもって丸く面取りされていることによって、実現される。
燃料が圧力室20からシール縁45のそばを通って第2の円錐面42と弁座13との間を噴射通路11へと流れる場合、燃料は噴射通路11への流入時に強い方向転換を実施しなくてはならない。これは通常、大きなエネルギ損失を生ぜしめ、ひいては噴射通路11内における相応に減じられた噴射圧を生ぜしめることになる。入口開口16における面取り半径Rによって、このような作用は幾分和らげられるが、しかしながら依然として存在し、噴射圧を減じることになる。第1のリング溝50によって噴射通路11への燃料の流入は絞りを減じられるので、噴射通路11における燃料の速度は高くなり、ひいては相応に高い効果的な噴射圧が得られる。噴射通路11への燃料の流入をさらに促進するために、第2の円錐面42には第1のリング溝50に対して平行に、第2のリング溝53が形成されており、この第2のリング溝53もまた同様に上流側の縁部54と下流側の縁部55とを有している。入口開口16の下流側の端部19は、弁ニードル5の閉鎖位置において長手方向軸線7に関して、第2のリング溝53の上流側の縁部54と下流側の縁部55との間に位置している。これによって第2のリング溝53もまた、入口開口16の下流側の端部19の臨界的な位置において、噴射通路11への燃料の流入を促進する。
噴射通路11への燃料の流入時における絞り作用の減少は、特に部分行程範囲において、つまり弁ニードル5が弁座13から上昇してはいるが、その最大行程に達していない場合に、重要である。従って効果的な絞り作用低減のためには、第1のリング溝50の上流側の縁部51と第2のリング溝53の下流側の縁部55との間の間隔(図2における符号e)が、入口開口16の上流側の端部18と下流側の端部19との間の間隔よりも大きいことが重要である。第2のリング溝53の高さyにほぼ等しい第1のリング溝50の高さxはこの場合有利には、噴射通路11の直径Dよりも小さい。このような構成が、効果的な絞り作用低減のために十分であり、弁ニードル5の閉鎖位置においてシール縁45の下流側で第2の円錐面42と弁座13との間に僅かに大きな容量しか生ぜしめない。この容量が小さければ小さいほど、内燃機関の炭化水素エミッションは有利になる。それというのは、本来の噴射過程の間に噴射通路11を通ってコントロールされずに燃焼室8に達することができるのは、極めて僅かな燃料だけだからである。
図3には本発明による燃料噴射弁の別の実施例が示されており、この場合左半部だけが示されている。第2の円錐面42におけるリング溝50,53の構成は、図2に示された配置形式に対して幾分異なっている。すなわちこの実施例では第1のリング溝50はシール縁45に直に接続しており、その結果第1の円錐面40は第2の円錐面42に直接的に接続していない。入口開口16はこの実施例では、第1のリング溝50及び第2のリング溝53に対する入口開口16もしくは噴射通路11の等しい配置形式が与えられるように、配置されている。
図3と同様に左半部だけが示されている図4には、さらに別の実施例が示されている。この実施例では弁ニードル5は第2の円錐面42に第2のリング溝53だけを有しており、第1のリング溝50は省かれている。その代わりに弁本体1における弁座13にリング溝57が形成されており、このリング溝57は弁ニードル5の閉鎖位置において、長手方向軸線7に関して、第1のリング溝50が図2に示された実施例において弁座13への弁ニードル5の接触時に占めるのと、ほぼ同じ高さに延在している。この弁座13に設けられたリング溝57によって、噴射通路11への燃料の流入は、図2に示された実施例における第1のリング溝50による絞り作用低減と同様に、絞りを減じられるが、しかしながら流入特性は弁ニードル5の行程に僅かしか影響を受けない。それというのは、この実施例では入口開口16に対するリング溝57の位置は弁ニードル5の行程によって変化しないからである。入口開口16の下流側の端部19における絞り作用低減は、既に述べた実施例におけるように、第2のリング溝53によって行われる。第2の円錐面42にはさらに長手方向溝56が設けられており、この長手方向溝56は第2のリング溝53を、弁ニードル5の燃焼室側の端面47と弁本体1との間に形成される容積室に接続している。この第2のリング溝53の圧力軽減によって、噴射通路11への流入の絞り作用低減が付加的に促進される。
弁本体1に設けられたリング溝57の上流側の縁部58と下流側の縁部59とは、絞り作用低減を最適化するために丸く面取りされて形成されている。それというのは、鋭い縁部は速い燃料流において容易に流れの剥離を引き起こし、ひいては流れ抵抗を高めるからである。リング溝57の最適な作用のために、弁ニードル5の閉鎖位置においてリング溝57の上流側の縁部58とシール縁45との間の間隔は、約0.02〜0.2mmである。
図5に示された別の実施例では、ただ1つの弁ニードルが設けられているのではなく、互いに同軸的に入れ子式に案内される2つの弁ニードルが設けられている。弁ニードル60はその燃焼室側の端部に第1の円錐面63と第2の円錐面64とを有しており、この第2の円錐面64にリング溝70が形成されている。弁ニードル60は長手方向孔61を有しており、この長手方向孔61には内側弁ニードル62が長手方向摺動可能に配置されている。内側弁ニードル62の燃焼室側の端部には円錐形の弁シール面66が形成されており、この弁シール面66にリング溝72が形成されている。長手方向軸線7に関して同じ高さに位置しているただ一列の噴射開口11の代わりに、この実施例では2つの噴射通路列11a,11bが設けられており、外側の噴射通路列11aは弁ニードル60によって制御され、かつ内側の噴射通路列11bは内側弁ニードル62によって制御される。上流側の噴射通路列11aへの燃料の流入を、既に述べた実施例におけるように、絞り作用を低減して達成するために、この実施例ではリング溝70が同様な形式で働く。同様に、下流側の噴射通路列11bへの燃料の流入は、リング溝72によって絞り作用が低減され、このリング溝72は上流側の縁部73と下流側の縁部74とを有していて、下流側の縁部74は、弁ニードル62が閉鎖位置を占めている場合に、内側の噴射通路列11bの入口開口の高さに延在している。
噴射通路11の直径Dはすべての実施例において有利には80〜150μmであり、このことは、リング溝50,53,57の直径が噴射通路11の直径Dよりも小さいことを必要とする。このように精密なリング溝は、有利にはレーザを用いて弁ニードル5もしくは弁座13に形成することができる。それというのは、通常の機械加工法によっては、必要な精度を得ることができないからである。
Claims (11)
- 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁本体(1)内に孔(3)が形成されていて、該孔(3)がその燃焼室側の端部において円錐形の弁座(13)によって画成され、該弁座(13)から複数の噴射通路(11)が延びており、弁座(13)における噴射通路(11)の入口開口(16)が、孔(3)の長手方向軸線(7)に関して同じ高さに位置しており、孔(3)内に弁ニードル(5;60;62)が長手方向摺動可能に配置されていて、該弁ニードル(5;60;62)と孔(3)の壁との間に圧力室(20)が形成されており、該圧力室(20)に、噴射圧下の燃料が充てん可能であり、弁ニードル(5;60;62)の燃焼室側の端部に弁シール面(9)が形成されていて、該弁シール面(9)が第1の円錐面(40)と、該第1の円錐面(40)の下流側に配置された第2の円錐面(42)とを有しており、両円錐面(40;42)の間にシール縁(45)が形成されていて、該シール縁(45)で弁ニードル(5;60;62)がその閉鎖位置において弁座(13)と共働して、弁座(13)における弁ニードル(5;60;62)の接触時に圧力室(20)から噴射通路(11)への燃料流が中断される形式のものにおいて、弁ニードルの第2の円錐面(42)に環状の第1のリング溝(50)が形成されていて、該第1のリング溝(50)が、弁ニードル(5;60;62)の長手方向軸線(7)に対する半径方向平面において延びていて、上流側の縁部(51)と下流側の縁部(52)とを有しており、下流側の縁部(52)が弁ニードル(5;60;62)の閉鎖位置において、噴射通路(11)の入口開口(16)の高さにおいて延在していることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁。
- 第1のリング溝(50)の幅が、噴射通路(11)の入口開口(16)の直径(D)よりも小さい、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 第1のリング溝(50)の上流側の縁部(51)及び/又は下流側の縁部(52)が、丸く面取りされて形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 第1のリング溝(50)の上流側の縁部(51)がシール縁(45)を形成している、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 弁ニードル(5;60;62)の第2の円錐面(42)に第2のリング溝(53)が形成されており、該第2のリング溝(53)が第1のリング溝(50)の下流に配置されていて、該第1のリング溝(50)に対して平行であり、入口開口(16)の下流側の端部(19)が第2のリング溝(53)の内部に位置している、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 第1のリング溝(50)と第2のリング溝(53)との間に存在する、第2の円錐面(42)の領域が、噴射通路(11)の入口開口(16)の直径よりも小さな高さを有している、請求項5記載の燃料噴射弁。
- 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁本体(1)内に孔(3)が形成されていて、該孔(3)がその燃焼室側の端部において円錐形の弁座(13)によって画成され、該弁座(13)から複数の噴射通路(11)が延びており、弁座(13)における噴射通路(11)の入口開口(16)が、孔(3)の長手方向軸線(7)に関して同じ高さに位置しており、孔(3)内に弁ニードル(5;60;62)が長手方向摺動可能に配置されていて、該弁ニードル(5;60;62)と孔(3)の壁との間に圧力室(20)が形成されており、該圧力室(20)に、噴射圧下の燃料が充てん可能であり、弁ニードル(5;60;62)の燃焼室側の端部に弁シール面(9)が形成されていて、該弁シール面(9)が第1の円錐面(40)と、該第1の円錐面(40)の下流側に配置された第2の円錐面(42)とを有しており、両円錐面(40;42)の間にシール縁(45)が形成されていて、該シール縁(45)で弁ニードル(5;60;62)がその閉鎖位置において弁座(13)と共働して、弁座(13)における弁ニードル(5;60;62)の接触時に圧力室(20)から噴射通路(11)への燃料流が中断される形式のものにおいて、弁座(13)にリング溝(57)が形成されており、該リング溝(57)が孔(3)の長手方向軸線(7)に対する半径方向平面において延びていて、上流側の縁部(58)と下流側の縁部(59)とを有しており、下流側の縁部(59)が噴射通路(11)の入口開口(16)の内部において延在していることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁。
- 弁座に形成されたリング溝(57)の幅が、噴射通路(11)の入口開口(16)の直径よりも小さい、請求項7記載の燃料噴射弁。
- 弁座に形成されたリング溝(57)の上流側の縁部(58)及び/又は下流側の縁部(59)が、丸く面取りされて形成されている、請求項7記載の燃料噴射弁。
- 弁ニードル(5;60;62)の第2の円錐面(42)に第2のリング溝(53)が形成されており、該第2のリング溝(53)が、弁座に形成されたリング溝(57)の下流側に配置されていて、該リング溝(57)に対して平行であり、入口開口(16)の下流側の縁部(19)が第2のリング溝(53)の内部に位置している、請求項7記載の燃料噴射弁。
- 弁座(13)から2つの噴射通路列(11a;11b)が延びていて、両噴射通路列のうちの外側の噴射通路列(11a)が、内側の噴射通路列(11b)の上流側に配置されており、弁ニードル(60)に長手方向孔(61)が形成されていて、該長手方向孔(61)内に内側弁ニードル(62)が配置されていて、該内側弁ニードル(62)がその燃焼室側の端部に円錐形の弁シール面(66)を有しており、該弁シール面(66)にリング溝(72)が形成されていて、該リング溝(72)が上流側の縁部(73)と下流側の縁部(74)とを有しており、下流側の縁部(74)が内側弁ニードル(62)の閉鎖位置において、内側の噴射通路列(11b)の入口開口の高さに位置している、請求項1又は7記載の燃料噴射弁。
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