JP2006321556A - 流体封入袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の流体封入袋は、使用時に流体を指などで流体封入袋外部から圧力をかけて押し出すため、無駄なく全て押し出すのは困難である。流体を無駄なく押し出せ、また、指などに流体が付着することなく押し出せる流体封入袋を提供する。
【解決手段】、シート16とシート17とシート18とを圧着シールする圧着シール部2と、シート17とシート18とを圧着シールする圧着シール部4と、シート16とシート17間に流体を封入するための空間層11と、シート17とシート18間に気体を封入するための空間層19を形成し、空間層11のみを開口される開口部3を設け、開口部3を開口したとき、圧着シール部4によって空間層11のみが開口され、空間層19に対しては封止状態が維持され、両空間層に外部から圧力をかけると、空間層19の気体圧力が上昇し空間層11へ間接的に圧力をかけ、流体を無駄なく押し出す。
【選択図】図3
【解決手段】、シート16とシート17とシート18とを圧着シールする圧着シール部2と、シート17とシート18とを圧着シールする圧着シール部4と、シート16とシート17間に流体を封入するための空間層11と、シート17とシート18間に気体を封入するための空間層19を形成し、空間層11のみを開口される開口部3を設け、開口部3を開口したとき、圧着シール部4によって空間層11のみが開口され、空間層19に対しては封止状態が維持され、両空間層に外部から圧力をかけると、空間層19の気体圧力が上昇し空間層11へ間接的に圧力をかけ、流体を無駄なく押し出す。
【選択図】図3
Description
本発明は、調味料、薬品、薬剤、その他液体あるいは流動体(以下単に流体と記す)などを封入するためのシートを積層または、シートを折り返すことで積層状態とし、その周囲または流体を封入するための周囲部分を圧着シールすることで形成される流体封入袋に関する。
流体封入袋は、調味料、薬品、薬剤等の流体を封入し、使用時に開口して封入されていた流体を使用するというように広い分野で使用されている。図6、図7は、従来の流体封入袋の一例を示す平面図である。また、図8は図6に示すC−C′断面図であり、図9は、図7に示すD−D′断面図である。図6に示す従来の流体封入袋は、シートを積層にし、シート間に流体を封入するための空間部26を形成して、その周囲の圧着シール部27に対し圧着シールすることで流体の封入を行っており、使用時には、流体封入袋の開口手段となる切り口28より指などで切り取り開口し、流体封入袋外部から指などで圧力をかけ押し出して使用している。
また、図7に示す従来の流体封入袋では、シートを折り返すことで積層状態として、シート間に流体を封入するための空間部29を形成し、圧着シール部30を圧着シールすることで流体の封入を行っている。使用時には図6に示す流体封入袋と同様に、流体封入袋の開口手段となる切り口31より指などで切り取り開口し、流体封入袋外部から指などで圧力をかけ押し出して使用している。
しかしながら、上記で示した流体封入袋は、使用時に流体を指などで流体封入袋外部から圧力をかけ押し出すため、無駄なく全て押し出すのは困難であり、流体が流体封入袋に残ってしまうなどの問題がある。また、流体が調味料等の場合は、そのために味が変わってしまったり、更には、味が変わらぬようにするため、流体の残ってしまう量を見込んだ量で流体を封入するなど無駄が発生する。また更には、使用者が無駄なく押し出そうとして、指などに流体が付着してしまうという課題も解決する必要がある。
本発明では上記に示した問題を解決し、流体が無駄なく押し出せ、また、使用者が流体を押し出す際に、指などに流体が付着することなく押し出せる流体封入袋を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の請求項1記載の流体封入袋は、シートを積層またはシートを折り返すことで積層状態とした、ある一対のシート間に流体を封入する第一空間層と、該第一空間層と対向状態となる一対のシート間に気体を封入する第二空間層とを形成し、前記第一空間層の流体のみを排出させるための開口部と該開口部を開口するための開口手段とを設け、両空間層内の流体と気体とを封入した状態時において、前記第一空間層と前記第二空間層とを封止するとともに、前記開口部を前記開口手段より開口することで、前記第一空間層は開口され、前記第二空間層へは封止状態を維持されるよう圧着シール部を形成し、圧着シールすることを特徴としている。
したがって、前記開口部を前記開口手段より開口し、流体封入袋外部から前記第一空間層の流体を押し出すための圧力をかけることにより、前記第二空間層の気体への圧力を同時に上昇させ、前記第二空間層に対向した前記第一空間層の面に対し、間接的に圧力をかけることで前記第一空間層の流体が無駄なく押し出すことができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すると、下記の通りである。
(1)本発明によれば、流体封入袋に気体を封入した第二空間層を形成することで流体の封入されている第一空間層の面に対し、間接的に流体を押し出すための圧力をかけられることで無駄なく流体を押し出すことができる。
(2)本発明によれば、流体封入袋に気体を封入した第二空間層を形成することで流体の封入されている第一空間層の面に対し、間接的に流体を押し出すための圧力をかけられることで、使用者が流体を押し出す際に、指などへ流体が付着することなく押し出せることができる。
(1)本発明によれば、流体封入袋に気体を封入した第二空間層を形成することで流体の封入されている第一空間層の面に対し、間接的に流体を押し出すための圧力をかけられることで無駄なく流体を押し出すことができる。
(2)本発明によれば、流体封入袋に気体を封入した第二空間層を形成することで流体の封入されている第一空間層の面に対し、間接的に流体を押し出すための圧力をかけられることで、使用者が流体を押し出す際に、指などへ流体が付着することなく押し出せることができる。
以下、本発明の実施の形態についてを図面に基づいて説明する。
図1は、流体封入袋の一実施形態を示す平面図である。また、図3は図1に示すA−A′断面図である。図1に示す流体封入袋の一実施形態では、シートを積層にして流体を封入する空間部1を形成した流体封入袋で、図3に示すシート16とシート17とシート18とを圧着シールする圧着シール部2と、図3に示すシート17とシート18とを圧着シールする圧着シール部4と、流体のみを排出させる開口部3を開口する開口手段の切り口5とからなり、図3の断面図よりシート16とシート17間に流体を封入するための空間層11と、シート17とシート18間に気体を封入するための空間層19を形成している。
このため圧着シール部4によって切り口5より開口部3を開口したとき、空間層11のみを開口し、空間層19に対しては開口されず封止状態を維持するようになっている。
次に、図2に示す流体封入袋は、シートを折り返し積層状態として流体封入袋を形成した一実施形態の平面図である。また、図4は図2に示すB−B′断面図である。図2に示す流体封入袋の一実施形態では、図4に示すシート23を図面上の左右方向に折り返し積層状態として、図4に示すシート23′を形成し、流体を封入する空間部6を形成しており、図4に示すシート23とシート23′とシート24とを圧着シールする圧着シール部7と、図4に示すシート23とシート24とを圧着シールする圧着シール部9と、流体のみを排出させる開口部8を開口する開口手段の切り口10とからなり、図4の断面図よりシート23とシート23′間に流体を封入するための空間層12とシート23とシート24間に気体を封入するための空間層25を形成している。
このため図2に示す圧着シール部9によって切り口10より開口部8を開口したとき、空間層12のみを開口し、空間層25に対しては開口されず封止状態を維持するようになっている。
次に、上記のように形成した流体封入袋についての作用を図1の流体封入袋の一実施形態を用いて図1のA−A′断面図となる図5より説明する。先ず、使用者が指などで図1に示す切り口5より図1に示す開口部3に沿って開口する。次に、開口部3を目的の場所に向け、圧力方向20の方向へ指などで圧力をかけ流体を押し出す。このとき流体は開口部3に向けて押し出されるとともに、気体が封入されている空間層19にも流体を押し出すための圧力が同様にかかる。
しかし空間層19に封入されている気体に対しては圧着シール部2と圧着シール部4により封止状態が維持されるため、シート17とシート18の面に対して圧力方向21に示す方向へ気体の圧力がかかる。これによりシート17とシート18は外側へ膨らんだような状態となり、シート17は、シート16側へ流体を押し出すための圧力をかけることとなる。
このとき空間層19の気体はシート17とシート18の面に対して均一な圧力となるため、シート17を均一に押すこととなり空間層11に封入されていた流体を排出方向22の方向へ無駄なく押し出される。また、これにより使用者は開口部3付近まで指などで流体を押し出すことをせずとも流体は押し出され、使用者の指などに流体を付着させることなく押し出すことができる。
以上により本発明の一実施形態について述べてきたが、本発明の一実施形態に過ぎず、上記一実施形態に限定されることなく変更が可能であり、例えば、気体を封入する第二空間層を、流体を封入する第一空間層全体に対向させて形成することも有効であり、また、気体を封入する第二空間層が、流体を封入する第一空間層に対向させて形成する範囲を、流体の押し出されるための有効となる範囲にのみ形成することでも同じような効果を得ることができる。
1 空間部
2 圧着シール部
3 開口部
4 圧着シール部
5 切り口
6 空間部
7 圧着シール部
8 開口部
9 圧着シール部
10 切り口
11 空間層
12 空間層
13 空間層
14 空間層
16 シート
17 シート
18 シート
19 空間層
20 圧力方向
21 圧力方向
22 排出方向
23 シート
23′ シート
24 シート
25 空間層
26 空間部
27 圧着シール部
28 切り口
29 空間部
30 圧着シール部
31 切り口
35 シート
36 シート
37 シート
2 圧着シール部
3 開口部
4 圧着シール部
5 切り口
6 空間部
7 圧着シール部
8 開口部
9 圧着シール部
10 切り口
11 空間層
12 空間層
13 空間層
14 空間層
16 シート
17 シート
18 シート
19 空間層
20 圧力方向
21 圧力方向
22 排出方向
23 シート
23′ シート
24 シート
25 空間層
26 空間部
27 圧着シール部
28 切り口
29 空間部
30 圧着シール部
31 切り口
35 シート
36 シート
37 シート
Claims (1)
- シートを積層またはシートを折り返すことで積層状態とした、ある一対のシート間に流体を封入する第一空間層と、該第一空間層と対向状態となる一対のシート間に気体を封入する第二空間層とを形成し、前記第一空間層の流体のみを排出させるための開口部と該開口部を開口するための開口手段とを設け、両空間層内に流体と気体とを封入した状態時において、前記第一空間層と前記第二空間層とを封止するとともに、前記開口部を前記開口手段より開口することで、前記第一空間層は開口され、前記第二空間層へは封止状態を維持されるよう圧着シール部を形成し、圧着シールすることを特徴とした流体封入袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005176923A JP2006321556A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 流体封入袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005176923A JP2006321556A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 流体封入袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006321556A true JP2006321556A (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=37541513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005176923A Pending JP2006321556A (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 流体封入袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006321556A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009023694A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口部付き自立袋 |
-
2005
- 2005-05-20 JP JP2005176923A patent/JP2006321556A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009023694A (ja) * | 2007-07-20 | 2009-02-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 注出口部付き自立袋 |
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