JP2006232440A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録材搬送ベルトを用いた画像形成装置のコストアップや大型化を抑える画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録材上に画像を作像する作像エンジン1(1a〜1c)と、この作像エンジン1に対向配置されて記録材を搬送する循環移動可能な記録材搬送ベルト2と、記録材への両面記録を可能とするために作像エンジン1による片面記録済みの記録材を作像エンジン1の上流側に戻す戻し搬送経路3とを備えた画像形成装置において、記録材搬送ベルト2は、記録材の通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分を戻し搬送経路3の一部に配置し、この戻し部分にて記録材を戻し搬送する。
【選択図】 図1
【解決手段】 記録材上に画像を作像する作像エンジン1(1a〜1c)と、この作像エンジン1に対向配置されて記録材を搬送する循環移動可能な記録材搬送ベルト2と、記録材への両面記録を可能とするために作像エンジン1による片面記録済みの記録材を作像エンジン1の上流側に戻す戻し搬送経路3とを備えた画像形成装置において、記録材搬送ベルト2は、記録材の通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分を戻し搬送経路3の一部に配置し、この戻し部分にて記録材を戻し搬送する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、記録材搬送ベルトを用いた画像形成装置に関する。
従来より、例えば電子写真方式を用いたプリンタとしては、複数の画像形成部(作像エンジン)を配設したカラープリンタが知られている。
また、これらのカラープリンタの中には、記録材としての用紙上に作像エンジンからの画像を順次転写するため、記録材搬送ベルトを用いる方式も提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
これらの特許文献では、例えば図9に示すように、作像エンジンとして4個のトナーカートリッジ101〜104が鉛直方向に配設され、また、これらのトナーカートリッジ101〜104に亘って循環搬送される用紙搬送ベルト105が配設された画像形成装置が提示されている。更に、夫々のトナーカートリッジ101〜104内の感光体に潜像を形成するための露光装置111〜114がトナーカートリッジ101〜104の背後に配設されている。
また、これらのカラープリンタの中には、記録材としての用紙上に作像エンジンからの画像を順次転写するため、記録材搬送ベルトを用いる方式も提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
これらの特許文献では、例えば図9に示すように、作像エンジンとして4個のトナーカートリッジ101〜104が鉛直方向に配設され、また、これらのトナーカートリッジ101〜104に亘って循環搬送される用紙搬送ベルト105が配設された画像形成装置が提示されている。更に、夫々のトナーカートリッジ101〜104内の感光体に潜像を形成するための露光装置111〜114がトナーカートリッジ101〜104の背後に配設されている。
そのため、シートトレイ110から供給された用紙は、用紙搬送ベルト105に静電吸着された状態で、用紙搬送ベルト105の循環移動に合わせて搬送され、トナーカートリッジ101〜104によるトナー像の転写が順次行われる。トナー像が順次転写された用紙搬送ベルト105上の用紙は用紙搬送ベルト105から、下流側に配設され且つ用紙上に転写されたトナー像を定着する定着装置120に達する。そして、定着装置120から、この定着装置120の下流側で画像形成装置の端部近傍に設けられた排出ロール121を通って、定着を終えた用紙が収容トレイに排出されるようになる。
このような用紙の通常搬送経路130に対し、一旦排出されかけた用紙の裏面に再度画像形成を行うため、排出ロール121の正逆切替を行って用紙を反転搬送させると、用紙は排出ロール121から戻し搬送経路140に沿って戻し搬送されるようになる。
このような用紙の通常搬送経路130に対し、一旦排出されかけた用紙の裏面に再度画像形成を行うため、排出ロール121の正逆切替を行って用紙を反転搬送させると、用紙は排出ロール121から戻し搬送経路140に沿って戻し搬送されるようになる。
しかしながら、このような方式にあっては、画像形成装置内に用紙搬送ベルトを用いた通常搬送経路と用紙搬送ベルトを用いない戻し搬送経路とを有することから、装置が大型化し易い懸念がある。また、戻し搬送経路に使用されるロール部材等の搬送部材は、装置に適用される用紙の最小サイズを考慮して配設されるため、その数量が多く必要になり、その分装置コストを上昇させる懸念もある。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、記録材搬送ベルトを用いた画像形成装置のコストアップや大型化を抑える画像形成装置を提供するものである。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、記録材搬送ベルトを用いた画像形成装置のコストアップや大型化を抑える画像形成装置を提供するものである。
すなわち、本発明は、図1に示すように、記録材上に画像を作像する作像エンジン1(1a〜1c)と、この作像エンジン1に対向配置されて記録材を搬送する循環移動可能な記録材搬送ベルト2と、記録材への両面記録を可能とするために作像エンジン1による片面記録済みの記録材を作像エンジン1の上流側に戻す戻し搬送経路3とを備えた画像形成装置において、記録材搬送ベルト2は、記録材の通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分を戻し搬送経路3の一部に配置し、この戻し部分にて記録材を戻し搬送するものであることを特徴とするものである。
このような技術的手段において、作像エンジン1は、記録材上に画像を形成できるものであればその数量は限定されず、また、その態様としては電子写真方式、静電記録方式、インクジェット方式等が挙げられる。
更に、記録材搬送ベルト2は、作像エンジン1に対向配置されて循環搬送され、記録材に搬送力を付与できるものであれば特にその体積抵抗率等は限定されず、作像エンジン1を複数備える態様にあっては、全ての作像エンジン1に対向配置して循環搬送される態様が安定した画像形成の観点から好ましいが、例えば記録材搬送ベルト2に対向しない他の作像エンジン1を配設したり、また、例えばオプションとして記録材搬送ベルト2に対向しない作像エンジン1を新たに追加するようにしてもよい。
更にまた、1個の作像エンジン1のみを用いて、記録材搬送ベルト2を配設しておき、例えばオプションとして他の作像エンジン1を後から記録材搬送ベルト2に対向配置させるように追加することも可能である。
更に、記録材搬送ベルト2は、作像エンジン1に対向配置されて循環搬送され、記録材に搬送力を付与できるものであれば特にその体積抵抗率等は限定されず、作像エンジン1を複数備える態様にあっては、全ての作像エンジン1に対向配置して循環搬送される態様が安定した画像形成の観点から好ましいが、例えば記録材搬送ベルト2に対向しない他の作像エンジン1を配設したり、また、例えばオプションとして記録材搬送ベルト2に対向しない作像エンジン1を新たに追加するようにしてもよい。
更にまた、1個の作像エンジン1のみを用いて、記録材搬送ベルト2を配設しておき、例えばオプションとして他の作像エンジン1を後から記録材搬送ベルト2に対向配置させるように追加することも可能である。
本発明においては、記録材の戻し搬送経路3の一部として、記録材搬送ベルト2が記録材の通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分(リターン部分)を使用して、記録材の戻し搬送を行うようにしたので、戻し搬送経路3を記録材搬送ベルト2より離れて設ける必要がなく、装置の大型化を防ぐことができる。また、戻し搬送経路3に記録材搬送ベルト2を使用しない態様に比べ、搬送ロール等の搬送部材を少なくすることができ、装置のコストアップを抑えることが可能になる。
更に、本発明では、記録材搬送ベルト2の戻し部分のうち移動方向入口近傍には記録材搬送ベルト2を帯電する帯電部材4を設け、一方、移動方向出口近傍には記録材搬送ベルト2を除電する除電部材5を設けることが、記録材搬送ベルト2での記録材の吸着及び剥離を容易にし、戻し搬送経路3での記録材の搬送をスムーズに行う観点から好ましい。
また、これらの帯電部材4及び除電部材5として、記録材搬送ベルト2に接触配置される回動可能なロール部材とすることが好ましく、この場合、これらを記録材搬送ベルト2の張架部材とすることもでき、同時に、高電圧印加時のオゾン発生を抑制することも可能になる。
また、これらの帯電部材4及び除電部材5として、記録材搬送ベルト2に接触配置される回動可能なロール部材とすることが好ましく、この場合、これらを記録材搬送ベルト2の張架部材とすることもでき、同時に、高電圧印加時のオゾン発生を抑制することも可能になる。
更にまた、戻し部分は略直線状に設けられると共に、記録材は、戻し部分の移動方向出口から記録材搬送ベルト2とは異なる迂回経路6を通って循環移動するようにすることが好ましく、このように迂回経路6を設けることで、曲率の小さい迂回経路6が可能になり、戻し搬送される記録材へのしわ等の発生を抑えることが可能になる。
そして、記録材を供給する記録材供給部7を作像エンジン1の下方に設けるようにすることが装置構成の観点から好ましく、また、記録材供給部7の数量は特に限定されず、1個でもよいし複数個あってもよい。更に、記録材供給部7を複数個備える場合、互いに異なる方向(例えば水平方向に対し異なる方向)から記録材を供給するような態様であっても差し支えない。
更にまた、上述の記録材供給部7を作像エンジン1の下方に設ける態様においては、作像エンジン1を複数具備し、これらの作像エンジン1を鉛直方向に配設させるようにすることが好ましく、この場合、所謂垂直インライン型の画像形成装置が可能になり、小型で処理速度の速い画像形成装置を提供することが可能になる。
更に、上述した画像形成装置のうち、静電潜像をトナーにて可視像化する方式の態様にあっては、最上部の作像エンジン1の上方に、記録材に形成された画像を定着する定着装置を設けることが好ましく、このようにすれば、例えば電子写真方式や静電記録方式における画像の安定した、小型、処理速度の速い画像形成装置を提供することが可能になる。
更にまた、上述の記録材供給部7を作像エンジン1の下方に設ける態様においては、作像エンジン1を複数具備し、これらの作像エンジン1を鉛直方向に配設させるようにすることが好ましく、この場合、所謂垂直インライン型の画像形成装置が可能になり、小型で処理速度の速い画像形成装置を提供することが可能になる。
更に、上述した画像形成装置のうち、静電潜像をトナーにて可視像化する方式の態様にあっては、最上部の作像エンジン1の上方に、記録材に形成された画像を定着する定着装置を設けることが好ましく、このようにすれば、例えば電子写真方式や静電記録方式における画像の安定した、小型、処理速度の速い画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明によれば、記録材搬送ベルトを用い、更に記録材への両面記録を可能にした画像形成装置において、両面記録時の記録材の戻し搬送経路の一部には、記録材搬送ベルトの記録材の通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分が配置され、この部分で記録材を戻し搬送するようにしたので、戻し搬送経路を他に設ける必要がなくなり、戻し搬送経路を他に設ける場合の設置スペースやその部分の記録材搬送に要する搬送部材を不要にでき、装置の大型化やコストアップを抑えることが可能になる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、本実施の形態における画像形成装置10は、ハウジングケース11内の下部に記録材としての用紙を供給する給紙カセット13が引き出し可能に設けられ、その上方にイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー像を作像する作像エンジンを構成する4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)を略鉛直方向に配設している。また、これらのトナーカートリッジ20の上部には給紙カセット13から搬送された用紙上にトナーカートリッジ20によって形成されたトナー像を定着する定着装置40を配設し、所謂垂直インライン型の画像形成装置を構成している。そして、定着装置40によって定着された用紙は、ハウジングケース11の一部で構成される収容トレイ11aに排出される。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、本実施の形態における画像形成装置10は、ハウジングケース11内の下部に記録材としての用紙を供給する給紙カセット13が引き出し可能に設けられ、その上方にイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー像を作像する作像エンジンを構成する4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)を略鉛直方向に配設している。また、これらのトナーカートリッジ20の上部には給紙カセット13から搬送された用紙上にトナーカートリッジ20によって形成されたトナー像を定着する定着装置40を配設し、所謂垂直インライン型の画像形成装置を構成している。そして、定着装置40によって定着された用紙は、ハウジングケース11の一部で構成される収容トレイ11aに排出される。
本実施の形態において、給紙カセット13の用紙搬送方向端部近傍には、この給紙カセット13から用紙を1枚ずつ送り出すための捌き機構14が設けられている。この捌き機構14では、ピックアップロール14aを使って給紙カセット13から送り出された用紙が、フィードロール14bとリタードロール14cの作用によって捌かれて、最上部の1枚の用紙のみが送り出されるようになっている。
また、夫々のトナーカートリッジ20内には、そのハウジングの開口部に面して静電潜像が担持される感光体21を設け、この感光体21の周囲には、感光体21を帯電する帯電ロール22、感光体21上の静電潜像を可視像化する現像ロール23等が設けられている。更に、この現像ロール23が感光体21と対向する位置と異なる位置には、現像ロール23へトナーを供給する供給ロール25が対向配置されている。
そして、トナーカートリッジ20の背後には、4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)内に収容された夫々の感光体21に静電潜像を形成するためのレーザ露光装置(ROS:Raster Output Scanner)26が設けられている。本実施の形態でのROS26は、複数のポリゴンや反射ミラー等を用いることで、1つのROS26によって4色の感光体21全てに静電潜像の形成がなされるようになっており、その分、4色の同期も取り易くなっている。
そして、トナーカートリッジ20の背後には、4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)内に収容された夫々の感光体21に静電潜像を形成するためのレーザ露光装置(ROS:Raster Output Scanner)26が設けられている。本実施の形態でのROS26は、複数のポリゴンや反射ミラー等を用いることで、1つのROS26によって4色の感光体21全てに静電潜像の形成がなされるようになっており、その分、4色の同期も取り易くなっている。
また、本実施の形態では、トナーカートリッジ20の外部で感光体21と対向する位置には、用紙を搬送する用紙搬送ベルト30が複数の張架ロール31〜34に張架されて設けられ、この用紙搬送ベルト30は、4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)に亘って循環搬送するようになっている。
そして、この用紙搬送ベルト30のY色のトナーカートリッジ20aの上流側近傍には、給紙カセット13から搬送された用紙を用紙搬送ベルト30上に吸着させる帯電装置35が張架ロール34をバックアップロールとして配設されている。また、帯電装置35の上流側には、給紙カセット13等から搬送された用紙の位置決め規制を行うレジストロール36が設けられている。
そして、この用紙搬送ベルト30のY色のトナーカートリッジ20aの上流側近傍には、給紙カセット13から搬送された用紙を用紙搬送ベルト30上に吸着させる帯電装置35が張架ロール34をバックアップロールとして配設されている。また、帯電装置35の上流側には、給紙カセット13等から搬送された用紙の位置決め規制を行うレジストロール36が設けられている。
一方、本実施の形態における定着装置40は、例えば加熱ロール41と加圧ロール42とで構成され、この定着装置40の用紙搬送方向下流側で画像形成装置10のハウジングケース11端部には、用紙を収容トレイ11a上に排出する排出ロール43が設けられている。尚、この排出ロール43は、用紙の両面に画像形成を行うための反転動作を可能とし、必要に応じて反転動作をするようになっている。
本実施の形態における用紙搬送経路は、給紙カセット13から搬送された用紙が、レジストロール36から、帯電装置35、4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)の感光体21、定着装置40を経由して排出ロール43に至る通常搬送経路51と、排出ロール43によって反転された用紙が、この排出ロール43から通常搬送経路51とは異なる経路でレジストロール36まで搬送される戻し搬送経路52とで構成されている。
特に、本実施の形態の戻し搬送経路52は、排出ロール43から張架ロール32までの戻し経路A52aと、張架ロール32から張架ロール33までの略直線状に設けられ且つ用紙搬送ベルト30が用紙通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分(リターン部分)を利用する戻し経路B52bと、張架ロール33からレジストロール36に至る迂回経路52cとで構成されている。
特に、本実施の形態の戻し搬送経路52は、排出ロール43から張架ロール32までの戻し経路A52aと、張架ロール32から張架ロール33までの略直線状に設けられ且つ用紙搬送ベルト30が用紙通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分(リターン部分)を利用する戻し経路B52bと、張架ロール33からレジストロール36に至る迂回経路52cとで構成されている。
このとき、本実施の形態では、戻し経路B52bとして循環移動する用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用するために、張架ロール32は反転搬送された用紙を用紙搬送ベルト30に吸着させるための帯電ロールを形成する一方、張架ロール33は用紙搬送ベルト30上に一旦吸着された用紙を剥離して迂回経路52cに搬送し易くするための除電ロールを形成している。
また、迂回経路52cは、この迂回経路52cを搬送される用紙がしわになり難く、用紙の搬送もスムーズに行われるように曲率が小さく保たれている。
また、迂回経路52cは、この迂回経路52cを搬送される用紙がしわになり難く、用紙の搬送もスムーズに行われるように曲率が小さく保たれている。
次に、本実施の形態における画像形成装置10の作動について用紙搬送を中心にして説明する。
先ず、用紙の片面に画像形成を行う場合を想定すると、以下のようになる。
給紙カセット13から捌き機構14によって送り出された用紙は、レジストロール36にて位置決め規制が行われた後、通常搬送経路51を進み、帯電装置35によって用紙搬送ベルト30上に吸着される。そして、用紙搬送ベルト30の循環搬送経路に沿って、Y色、M色、C色、K色の順番に用紙上にトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置40によってトナー像の用紙への定着が行われた後、排出ロール43から収容トレイ11aに排出されるようになる。
先ず、用紙の片面に画像形成を行う場合を想定すると、以下のようになる。
給紙カセット13から捌き機構14によって送り出された用紙は、レジストロール36にて位置決め規制が行われた後、通常搬送経路51を進み、帯電装置35によって用紙搬送ベルト30上に吸着される。そして、用紙搬送ベルト30の循環搬送経路に沿って、Y色、M色、C色、K色の順番に用紙上にトナー像が転写される。トナー像が転写された用紙は、定着装置40によってトナー像の用紙への定着が行われた後、排出ロール43から収容トレイ11aに排出されるようになる。
そこで、上述のように用紙片面にトナー像が形成された用紙に対し、更に、その反対面にも画像を形成しようとすると、排出ロール43によって収容トレイ11aに用紙が排出される前に、排出ロール43の反転動作が開始される。
すなわち、排出ロール43に用紙後端近傍がニップされた条件下で、排出ロール43が反転動作を開始すると、この排出ロール43の反転動作により、用紙は収容トレイ11aに排出されることなく、通常搬送経路51とは異なる戻し搬送経路52に搬送されるようになる。
すなわち、排出ロール43に用紙後端近傍がニップされた条件下で、排出ロール43が反転動作を開始すると、この排出ロール43の反転動作により、用紙は収容トレイ11aに排出されることなく、通常搬送経路51とは異なる戻し搬送経路52に搬送されるようになる。
戻し搬送された用紙は、戻し経路A52aを搬送された後、張架ロール32の帯電作用によって用紙搬送ベルト30上に吸着され、戻し経路B52bを張架ロール33の位置まで用紙搬送ベルト30の移動に伴って搬送されるようになる。
そして、張架ロール33の位置では、張架ロール33の除電作用により用紙は用紙搬送ベルト30から離れ、そのまま迂回経路52cに導かれる。迂回経路52cを搬送された用紙は、レジストロール36まで搬送された後、再度、通常搬送経路51に導かれ、用紙の裏面(先にトナー像が形成された面と反対面)に新たなトナー像が形成されるようになる。そして、裏面にトナー像が形成された用紙は、定着装置40、排出ロール43を通って、収容トレイ11aに排出される。
そして、張架ロール33の位置では、張架ロール33の除電作用により用紙は用紙搬送ベルト30から離れ、そのまま迂回経路52cに導かれる。迂回経路52cを搬送された用紙は、レジストロール36まで搬送された後、再度、通常搬送経路51に導かれ、用紙の裏面(先にトナー像が形成された面と反対面)に新たなトナー像が形成されるようになる。そして、裏面にトナー像が形成された用紙は、定着装置40、排出ロール43を通って、収容トレイ11aに排出される。
以上のように、本実施の形態においては、例えば用紙両面に画像形成を行うため、用紙の反転搬送を行う際、用紙の戻し搬送経路52の一部の戻し経路B52bとして、用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用したので、用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用しないタイプに比べ、画像形成装置10の小型化を図ることができるようになる。
また、用紙搬送ベルト30を利用することで、戻し経路B52bでは、例えば適用される用紙の最小サイズに合わせて用紙搬送に必要な搬送部材(搬送ロール等)を不要にすることができ、画像形成装置10のコスト低減が可能になる。
更に、用紙搬送ベルト30による用紙搬送を行うことで、用紙の搬送を一層安定させることが可能になる。
また、用紙搬送ベルト30を利用することで、戻し経路B52bでは、例えば適用される用紙の最小サイズに合わせて用紙搬送に必要な搬送部材(搬送ロール等)を不要にすることができ、画像形成装置10のコスト低減が可能になる。
更に、用紙搬送ベルト30による用紙搬送を行うことで、用紙の搬送を一層安定させることが可能になる。
更にまた、本実施の形態では、給紙カセット13を1段備える構成を示したが、これに限らず、給紙カセット13を複数段備える構成であっても差し支えない。また、本実施の形態では、トナーカートリッジ20はY,M,C,Kの4色の構成を示したが、これに限らず、更に、色の順番についても適宜選定してもよいことは云うまでもない。
◎実施の形態2
図3は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態2を示す。本実施の形態は、実施の形態1の画像形成装置10と略同様に構成されるが、用紙を供給する供給手段として、給紙カセット13の他に手差しトレイ15を設けた点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図3は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態2を示す。本実施の形態は、実施の形態1の画像形成装置10と略同様に構成されるが、用紙を供給する供給手段として、給紙カセット13の他に手差しトレイ15を設けた点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態は、適用できる用紙の種類を拡大させるために、給紙カセット13の他に、画像形成装置10のハウジングケース11の給紙カセット13を引き出す面と対向する面に、用紙の手差し供給を可能にする手差しトレイ15を設けている。
また、この手差しトレイ15の下流側には、用紙を搬送するピックアップロール54が設けられ、手差しトレイ15から搬送された用紙は、このピックアップロール54から手差し給紙経路53を通って戻し搬送経路52中の迂回経路52cの途中に導かれ、この迂回経路52cに沿って搬送されるようになっている。
また、この手差しトレイ15の下流側には、用紙を搬送するピックアップロール54が設けられ、手差しトレイ15から搬送された用紙は、このピックアップロール54から手差し給紙経路53を通って戻し搬送経路52中の迂回経路52cの途中に導かれ、この迂回経路52cに沿って搬送されるようになっている。
そのため、本実施の形態においても、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、用紙の供給手段として手差しトレイ15も備えたので、同時に複数の用紙を適用させることが可能になり、画像形成装置10の汎用性を一層向上させることが可能になる。
◎実施の形態3
図4は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態3を示す。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態1の画像形成装置10と略同様に構成されるが、モノクロ用画像形成装置からカラー用画像形成装置へのアップグレードを可能にしたもので、アップグレードに際しては、モノクロ用画像形成装置のハウジングケース11内に後述するカラーユニット12を装着させることで実現しようとしたものである。尚、図4では、カラーユニット12を装着する途次を表しており、また、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図4は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態3を示す。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態1の画像形成装置10と略同様に構成されるが、モノクロ用画像形成装置からカラー用画像形成装置へのアップグレードを可能にしたもので、アップグレードに際しては、モノクロ用画像形成装置のハウジングケース11内に後述するカラーユニット12を装着させることで実現しようとしたものである。尚、図4では、カラーユニット12を装着する途次を表しており、また、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態におけるモノクロ用画像形成装置としては、図4のカラーユニット12が装着されていない状態で構成され、画像形成装置10内の作像エンジンとしては、最上部にブラック色(K色)のトナーカートリッジ61のみが設けられている。このK色のトナーカートリッジ61の背後には、K色のトナーカートリッジ61内の感光体62を露光するROS65が配設されている。
また、K色のトナーカートリッジ61の感光体62と用紙搬送ベルト30を挟んで対向する位置には、感光体62上のトナー像を用紙上に転写する転写ロール63が配設されている。
そして、本実施の形態における用紙搬送ベルト30は、転写ロール63と複数の張架ロール31〜34に張架され、将来カラー用画像形成装置へのアップグレード時のカラーユニット12の装着を想定して、画像形成装置10内の下方に配設されたレジストロール36の近傍まで循環するように構成されている。
また、K色のトナーカートリッジ61の感光体62と用紙搬送ベルト30を挟んで対向する位置には、感光体62上のトナー像を用紙上に転写する転写ロール63が配設されている。
そして、本実施の形態における用紙搬送ベルト30は、転写ロール63と複数の張架ロール31〜34に張架され、将来カラー用画像形成装置へのアップグレード時のカラーユニット12の装着を想定して、画像形成装置10内の下方に配設されたレジストロール36の近傍まで循環するように構成されている。
したがって、モノクロ用画像形成装置としては、将来カラーユニット12が装着される領域には、何も実装されず、空間をなしている。
また、用紙搬送ベルト30の内周面で、カラーユニット12が装着された場合の夫々のトナーカートリッジ71(71a〜71c)内の感光体72(72a〜72c)に対向する位置には、用紙搬送ベルト30に当接して夫々の転写ロール64(64a〜64c)が配設されている。
また、用紙搬送ベルト30の内周面で、カラーユニット12が装着された場合の夫々のトナーカートリッジ71(71a〜71c)内の感光体72(72a〜72c)に対向する位置には、用紙搬送ベルト30に当接して夫々の転写ロール64(64a〜64c)が配設されている。
本実施の形態では、以上のようなモノクロ用画像形成装置から、カラー用画像形成装置へのアップグレードに際しては、画像形成装置10内部に空いた空間に、例えば画像形成装置10のハウジングケース11の一部を取り外し、そこからカラーユニット12を挿入して装着するようにすればよい。
本実施の形態におけるカラーユニット12は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のトナーカートリッジ71(71a〜71c)と、これらのトナーカートリッジ71の背後に設けられたROS73にて構成されている。このROS73は、Y,M,C3色の感光体71(72a〜72c)を一括して露光できるように構成されている。
そして、このカラーユニット12を装着することで、実施の形態1の画像形成装置10と同様に、フルカラーの画像形成が可能になる。
本実施の形態におけるカラーユニット12は、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のトナーカートリッジ71(71a〜71c)と、これらのトナーカートリッジ71の背後に設けられたROS73にて構成されている。このROS73は、Y,M,C3色の感光体71(72a〜72c)を一括して露光できるように構成されている。
そして、このカラーユニット12を装着することで、実施の形態1の画像形成装置10と同様に、フルカラーの画像形成が可能になる。
以上のように、本実施の形態では、モノクロ用画像形成装置のときから、用紙搬送ベルト30を長尺に設け、戻し搬送経路52に用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用するようにしたので、実施の形態1と同様の効果を奏する。また、カラーユニット12を装着したカラー用画像形成装置においても、同様の効果を奏することはいうまでもない。
更に、本実施の形態では、ユーザーがモノクロ用画像形成装置を導入し、その後カラー用画像形成装置へのアップグレードを行うことも可能で、そのため、ユーザーニーズに適合した画像形成装置10を提供することが可能になる。そして、そのアップグレードに際しても、容易な構成が実現できる。
更に、本実施の形態では、ユーザーがモノクロ用画像形成装置を導入し、その後カラー用画像形成装置へのアップグレードを行うことも可能で、そのため、ユーザーニーズに適合した画像形成装置10を提供することが可能になる。そして、そのアップグレードに際しても、容易な構成が実現できる。
◎実施の形態4
図5は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態4を示す。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態1の画像形成装置10と略同様に構成されるが、実施の形態1の画像形成装置10のC色のトナーカートリッジ20cとK色のトナーカートリッジ20dとの間で分割され、夫々上方にあるモノクロユニット10Aと、下方にある本体ユニット10Bとに分割可能になるようになっている。そして、分割されたユニット間に新たな特色ユニット10Cを装着し、フルカラー+特色が可能な構成を採っている。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここでは、その詳細な説明は省略する。
図5は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態4を示す。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態1の画像形成装置10と略同様に構成されるが、実施の形態1の画像形成装置10のC色のトナーカートリッジ20cとK色のトナーカートリッジ20dとの間で分割され、夫々上方にあるモノクロユニット10Aと、下方にある本体ユニット10Bとに分割可能になるようになっている。そして、分割されたユニット間に新たな特色ユニット10Cを装着し、フルカラー+特色が可能な構成を採っている。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここでは、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、Y,M,Cの3色及びK色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)の背後には、夫々専用のROS27(27a〜27d)が配設されている。また、用紙搬送ベルト30は、本体ユニット10B側の3色のトナーカートリッジ20(20a〜20c)によるトナー像形成が可能になるように張架ロール31〜34に掛け渡されている。
そのため、モノクロユニット10A内のK色のトナーカートリッジ20dに対向する部位には用紙搬送ベルト30が設けられておらず、この部位での用紙の搬送は、K色のトナーカートリッジ20d内の感光体21と、この感光体21に対向配置される転写ロール24によってなされるようになっている。
そのため、モノクロユニット10A内のK色のトナーカートリッジ20dに対向する部位には用紙搬送ベルト30が設けられておらず、この部位での用紙の搬送は、K色のトナーカートリッジ20d内の感光体21と、この感光体21に対向配置される転写ロール24によってなされるようになっている。
また、モノクロユニット10Aと本体ユニット10Bとの間に装着された特色ユニット10Cは、特色用のトナーカートリッジ81と、その背後には、このトナーカートリッジ81内の感光体82に潜像を形成するROS84が設けられている。また、感光体82と対向する位置には、転写ロール83が配設されている。そのため、この特色ユニット10Cにおいても、モノクロユニット10A同様、用紙は感光体82と転写ロール83によって搬送されるようになっている。
このような構成の画像形成装置10において、給紙カセット13から搬送された用紙は、捌き機構14からレジストロール36を介して通常搬送経路51に導かれた後、用紙搬送ベルト30上に達する。そして、用紙搬送ベルト30上に吸着された用紙上に、Y,M,C3色のトナー像が転写された後、用紙搬送ベルト30から剥離され、特色のトナー像が転写された後、K色のトナー像が転写され、定着装置40に至る。定着装置40によってトナー像が定着された用紙は、排出ロール43から収容トレイ11aに至る。
ここで、排出ロール43にニップされた状態で反転搬送がなされると、用紙は戻し搬送経路52に搬送され、戻し経路A52aから戻し経路B52b、迂回経路52cを通ってレジストロール36に至る。
このように、本実施の形態においても、用紙の戻し搬送経路52の一部に用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用しているため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
このように、本実施の形態においても、用紙の戻し搬送経路52の一部に用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用しているため、実施の形態1と同様の効果を奏する。
◎実施の形態5
図6は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態5を示す。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態2の画像形成装置10と略同様に構成されるが、実施の形態2の画像形成装置10(図3参照)のうち、Y,M,C,Kの4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)が含まれる本体ユニット10Bと、上部の定着装置40が含まれる定着ユニット10Dとが着脱自在に構成され、これらのユニット間に特色ユニット10Cを装着したものとなっている。尚、実施の形態2のROS26(図3参照)が一体構成であったが、本実施の形態では夫々分割された構成となっている。また、実施の形態2と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここでは、その詳細な説明は省略する。
図6は、本発明が適用された画像形成装置10の実施の形態5を示す。本実施の形態における画像形成装置10は、実施の形態2の画像形成装置10と略同様に構成されるが、実施の形態2の画像形成装置10(図3参照)のうち、Y,M,C,Kの4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)が含まれる本体ユニット10Bと、上部の定着装置40が含まれる定着ユニット10Dとが着脱自在に構成され、これらのユニット間に特色ユニット10Cを装着したものとなっている。尚、実施の形態2のROS26(図3参照)が一体構成であったが、本実施の形態では夫々分割された構成となっている。また、実施の形態2と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここでは、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態における画像形成装置10は、Y,M,C,Kの4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)の上方、特色用のトナーカートリッジ81を備え、このトナーカートリッジ81の上方に定着装置40を備えている。
また、用紙搬送ベルト30は、本体ユニット10Bにのみ設けられ、特色ユニット10Cでは、トナーカートリッジ81内の感光体82と、この感光体82に対向配置された転写ロール83にて用紙はニップ搬送される。尚、符号84は、特色用のトナーカートリッジ81内の感光体82に潜像を形成するROS84である。
また、用紙搬送ベルト30は、本体ユニット10Bにのみ設けられ、特色ユニット10Cでは、トナーカートリッジ81内の感光体82と、この感光体82に対向配置された転写ロール83にて用紙はニップ搬送される。尚、符号84は、特色用のトナーカートリッジ81内の感光体82に潜像を形成するROS84である。
そのため、本実施の形態では、給紙カセット13から搬送された用紙は、捌き機構14を介してレジストロール36に導かれ、通常搬送経路51を通って排出ロール43から収容トレイ11aへ排出される。一方、排出ロール43にニップされた状態で反転搬送がなされると、用紙は戻し搬送経路52に導かれ、戻し経路A52a、戻し経路B52b、迂回経路52cを通ってレジストロール36へと戻し搬送される。
このとき、本実施の形態においても、戻し経路B52bとして用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用していることから、実施の形態1と同様の効果を奏する。
更に、本実施の形態においては、給紙カセット13の他に手差しトレイ15による給紙も可能となり、同時に適用できる用紙の種類を増やすことができ、汎用性の高い画像形成装置10を提供することが可能になる。
このとき、本実施の形態においても、戻し経路B52bとして用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用していることから、実施の形態1と同様の効果を奏する。
更に、本実施の形態においては、給紙カセット13の他に手差しトレイ15による給紙も可能となり、同時に適用できる用紙の種類を増やすことができ、汎用性の高い画像形成装置10を提供することが可能になる。
◎実施の形態6
図7は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態6を示す。本実施の形態は、実施の形態1の画像形成装置10の構成を略水平方向に配設したものである。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
図7は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態6を示す。本実施の形態は、実施の形態1の画像形成装置10の構成を略水平方向に配設したものである。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、Y,M,C,Kの4色のトナーカートリッジ20(20a〜20d)を略水平方向に配設し、用紙の戻し搬送経路52の一部に用紙搬送ベルト30の搬送経路を利用したので、実施の形態1と同様の効果を奏する。特に、本実施の形態における小型化は、画像形成装置10の高さを抑制することが可能な点が挙げられる。
◎実施の形態7
図8(a)は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態7を示す概略図である。本実施の形態は、上述した実施の形態と異なり、用紙搬送ベルト30の張架ロール32,33が帯電及び除電機能を持たないため、用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用した戻し経路B52bに別途搬送ロール91,92を備えたものとなっている。このとき、これらの搬送ロール91,92と用紙搬送ベルト30を挟んで対向する位置には、用紙搬送ベルト30の撓みを防止するため、用紙搬送ベルト30との摩擦係数が小さい表面処理等が施された摺動部材93,94が設けられている。
図8(a)は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態7を示す概略図である。本実施の形態は、上述した実施の形態と異なり、用紙搬送ベルト30の張架ロール32,33が帯電及び除電機能を持たないため、用紙搬送ベルト30のリターン部分を利用した戻し経路B52bに別途搬送ロール91,92を備えたものとなっている。このとき、これらの搬送ロール91,92と用紙搬送ベルト30を挟んで対向する位置には、用紙搬送ベルト30の撓みを防止するため、用紙搬送ベルト30との摩擦係数が小さい表面処理等が施された摺動部材93,94が設けられている。
一方、図8(b)は、比較例として戻し経路に用紙搬送ベルト30を使用しない場合の構成を示したもので、両面記録のためにシートを戻し搬送するため、戻し経路に相当する部分には、複数の一対の搬送ロール95〜98が設けられる。
このように、本実施の形態においては、(a)のように用紙搬送ベルト30のリターン部分を戻し経路B52bに使用することで、(b)に比べ、小型でコストが低減される画像形成装置を提供することが可能となる。
このように、本実施の形態においては、(a)のように用紙搬送ベルト30のリターン部分を戻し経路B52bに使用することで、(b)に比べ、小型でコストが低減される画像形成装置を提供することが可能となる。
1(1a〜1c)…作像エンジン,2…記録材搬送ベルト,3…戻し搬送経路,4…帯電部材,5…除電部材,6…迂回経路,7…記録材供給部
Claims (7)
- 記録材上に画像を作像する作像エンジンと、
この作像エンジンに対向配置されて記録材を搬送する循環移動可能な記録材搬送ベルトと、記録材への両面記録を可能とするために作像エンジンによる片面記録済みの記録材を作像エンジンの上流側に戻す戻し搬送経路とを備えた画像形成装置において、
記録材搬送ベルトは、記録材の通常搬送方向と逆方向に移動する戻し部分を戻し搬送経路の一部に配置し、この戻し部分にて記録材を戻し搬送するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
記録材搬送ベルトの戻し部分のうち移動方向入口近傍には記録材搬送ベルトを帯電する帯電部材を設ける一方、前記移動方向出口近傍には記録材搬送ベルトを除電する除電部材を設けることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
帯電部材及び除電部材は、記録材搬送ベルトに接触配置され且つ回動可能なロール部材であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
戻し部分は略直線状に設けられると共に、記録材は、戻し部分の移動方向出口から記録材搬送ベルトとは異なる迂回経路を通って循環移動することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
記録材を供給する記録材供給部を作像エンジンの下方に設けることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5記載の画像形成装置において、
作像エンジンを複数具備し、これら複数の作像エンジンは、鉛直方向に配設されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項6記載の画像形成装置のうち静電潜像をトナーにて可視像化する方式の態様において、
最上部の作像エンジンの上方には、記録材上に形成された画像を定着する定着装置が設けられることを特徴とする画像形成装置。
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- 2005-02-23 JP JP2005047054A patent/JP2006232440A/ja active Pending
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