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JP2006218468A - 破袋機 - Google Patents

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JP2006218468A
JP2006218468A JP2005068075A JP2005068075A JP2006218468A JP 2006218468 A JP2006218468 A JP 2006218468A JP 2005068075 A JP2005068075 A JP 2005068075A JP 2005068075 A JP2005068075 A JP 2005068075A JP 2006218468 A JP2006218468 A JP 2006218468A
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rotary
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JP2005068075A
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Hirotami Oyama
博民 大山
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TECHNICA MACHINERY KK
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TECHNICA MACHINERY KK
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Abstract

【課題】機械装置とその部品の寿命を延長すること、破袋時の衝撃音をさらに低くすること、処理能力を一層アップする。
【解決手段】部分円筒状の底面を有するケーシング12と、上記部分円筒の軸線上に設けた回転軸14に、一体に、かつ、上記部分円筒状の底面に対して微小隙間をあけて設けた螺旋推進翼15と、上記回転軸上に固着した回転刃16と、上記螺旋推進翼15の外周縁の回転軌跡から僅かに間隔をあけて刃先が位置するように設けられた複数の固定刃18とからなり、上記回転軸14の同心円上で螺旋推進翼15の翼間に複数の棒材19を回転軸14と平行に亘設し、上記固定刃18は、上記ケーシング12の骨格12bに列設してなる破袋機10において、上記固定刃18の全部、または、一部を鉤形刃18とし、この鉤形刃18をケーシング12の骨格12bに板バネを介して列設してなり、必要ならば、上記回転刃および固定刃に弾性鋼を用いてなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、家庭や事業所から出され、回収されたゴミ袋を破り、袋の中のゴミを解放し、ゴミ袋とゴミを分別するための破袋機に関する。
一般的なゴミ袋はポリエチレンを材料とするもので、その中に入っているゴミは、種々雑多なものが詰め込まれており、そのままでは燃えるもの、燃えないもの、あるいは燃やすと有害ガスが発生するもの、爆発するもの、焼却炉を損傷させるものなどが混ざっているため、焼却する前にゴミの分別をする必要がある。
本出願人は、これまでゴミ袋を破って、その中のゴミを解放すると共に、破ったゴミ袋を除去する機械・装置を提案し、また、特願2003−436418号でゴミ袋をより確実に、より能率良く破袋できる破袋機を提案した。
上記提案は、その要約に書いてある通り「部分円筒状の底面を有するケーシングと、上記部分円筒の軸線上に設けた回転軸に一体に、かつ、上記部分円筒状の底面に対して微小隙間をあけて設けた螺旋推進翼と、上記回転軸上に固着した回転刃と、上記螺旋推進翼の外周縁の回転軌跡から僅かに間隔をあけて刃先が位置するように設けられた複数の固定刃とからなり、上記回転軸の同心円上で螺旋推進翼の翼間に複数の棒材を回転軸と平行に亘設し、上記固定刃は、上記ケーシングの骨格に設け、上記ケーシングの上流側上部に被処理物を投入するホッパーを設け、下流側下部に処理済物を排出するシューターを設けてなる」ものである。
上記提案によって、機械装置の小型化、破袋能力のアップ、破袋時に発生する騒音の低下、機械装置および部品の寿命延長の効果を得ることができたが、その後の実使用現場の状況を観察すると、被処理物が機械装置に投入され破袋されるとき、袋に包まれたゴミと機械装置の各種部品との衝突で、部品の損傷が激しく、また、依然として衝撃音が大きく、その解決が求められていることが分かってきた。
上記状況に鑑みこの発明は、機械装置とその部品の寿命を延長すること、破袋時の衝撃音をさらに低くすること、処理能力を一層アップすることを課題とする。
上記課題を解決するためにこの発明は、部分円筒状の底面を有するケーシングと、上記部分円筒の軸線上に設けた回転軸に、一体に、かつ、上記部分円筒状の底面に対して微小隙間をあけて設けた螺旋推進翼と、上記回転軸上に固着した回転刃と、上記螺旋推進翼の外周縁の回転軌跡から僅かに間隔をあけて刃先が位置するように設けられた複数の固定刃とからなり、上記回転軸の同心円上で螺旋推進翼の翼間に複数の棒材を回転軸と平行に亘設し、上記固定刃は、上記ケーシングの骨格に列設してなる破袋機において、上記固定刃の全部、または、一部を鉤形刃とし、この鉤形刃をケーシングの骨格に板バネを介して列設し(請求項1)てなり、必要ならば、上記回転刃および固定刃に弾性鋼を用い(請求項2)、上記ケーシングの上部にピンを軸にして揺動可能なアームを取り付け、このアームに固定刃を取り付け(請求項3)、さらに、上記回転軸に固着した回転刃の刃先は、回転方向の後ろ側に傾斜・後退させ(請求項4)、また、上記回転刃は、回転軸と回転刃との間にピンとトーションスプリングを介して回転方向に対して前方に付勢され過負荷が加わると後方に逃げるようにし、ケーシングの骨格で、かつ、回転軸方向に鋸刃状の刃を設け(請求項5)てなる。
上記のごとく構成するこの発明によれば、螺旋推進翼と回転刃によりゴミの詰まった袋がケーシング内を回転し、推し進められる間に螺旋推進翼および回転刃と固定刃との間に挟まれて破袋される。このとき、鉤形刃は板バネ材を介して取り付けられており、また、回転刃も板バネ材を用いているので投入されたゴミと衝突したとき、板バネによって衝撃が吸収されて鉤形刃、回転刃の損傷を防止し、衝撃音を抑える効果を発揮し、高い破袋、除袋効率を維持し機械装置の小型化を可能にした。
また、螺旋推進翼の翼間に複数本の棒材を亘設することにより、ホースなど細長いものが中心軸に絡みつくのを防止し、安定した操業を続けることができ、ケーシングの底に設けたスリットを突き抜けて回転する鉤形カッターにより良好な破袋・除袋効果を得ることができる。
次にこの発明の実施の形態を、図1乃至図4および図7を参照しながら説明する。図1を参照して、フレーム11に支持されたケーシング12の両端に軸受け13が設けられ、この軸受け13に回転可能に支承された回転軸14には螺旋推進翼15と板バネ材を素材とする回転刃16が取り付けられている。
ケーシング12にはピンPを軸にして揺動可能な湾曲アーム17が取り付けられ(図2参照)、螺旋推進翼外周縁回転軌跡の外側円弧線上にバネ材を素材とする固定刃18aが取り付けられている。なお、上記回転刃16は角張ったものの他、薙刀形、鋸形(図2)のものを採用することができる。なお、上記回転刃16はピンP1とトーションスプリングSt1を介して回転方向に付勢され過負荷が加わると後方に逃げるようにすれば回転刃の損傷を防止することができる。なお、上記湾曲アーム17は、ケーシングの骨格に固定としてもよい。
また、ケーシング12の骨格12bに、その長手方向に板バネSを介して鉤形の固定刃18b(図7参照)が列設され、回転刃16によって掻き揚げられるゴミ入り袋を、その回転刃16と上記固定刃18aおよび18bとの間に挟みこんで破袋する。また、図8に示すようにケーシング12の骨格12bに、その長手方向に鋸状の刃18cを設けることができる。この鋸状の刃18cを設けることにより回転刃16により遠心方向に投げられたゴミ入り袋が螺旋推進翼15との間に挟まれて破袋効果を上げることとなる。
上記固定刃18bは、図7に示すように板バネSを介して取り付けられているので大きいゴミ、あるいは大量のゴミが一挙に投入されたとき、板バネSが撓んで衝撃を吸収し、固定刃18bの損傷を防止すると共に、衝撃音の発生を抑える効果を発する。
上記固定刃18aの先端は、螺旋推進翼15の外周縁の回転軌跡に対して僅かに隙間をあけて設けられてあり、また、上記板バネSを介して取り付けられた固定刃18bの先端は、螺旋推進翼15の外周縁の回転軌跡に対して微小隙間をあけて設けられている。このように固定刃18bの先端と、螺旋推進翼15の外周縁の回転軌跡間を微小間隙とすることにより、通常時の破袋効果を向上させると共に、大きいゴミが投入されたとき、これを吸収して機械・装置および部品の損傷を防止し、衝撃音を和らげる効果を発する。
上記螺旋推進翼15の翼間(特に下流側)には複数本(この場合4本)の棒材19が回転軸14に対して平行に間隔をあけて亘設されている。このように棒材19を亘設することによって、例えばゴムホースのような長いものが一般ゴミに混在したとき、実質的に回転軸の軸径が大きくなったのと同様の状態になり、巻きつかずに一般ゴミとともに排出シュゥト側に送り出されることとなる。もし、万がいつ巻付いたとしても、回転軸との間に大きい隙間が存在するので機械を停止して簡単に切除することができる。
なお、必要ならばケーシング12の部分円筒状底面に、回転軸14に対して直角方向のスリット26を設け、このスリット26を設けたケーシング12の下側に回転軸27を配設し、この回転軸27に上記スリット26を突き抜けて回転する鉤形回転刃28を、支持体29を介して取り付け回転させることができる。
上記回転刃28を設けるときは、回転刃28が回転する部分の螺旋推進翼15に切り込みを入れて互いに干渉しないようにする必要がある。また、上記鉤形回転刃28は、ピンにより揺動可能になりトーションスプリングStで起立方向に付勢されており、衝撃が加わると退避するようになっている。また、鉤形回転刃28の外回りに円盤Rを介して棒材30を亘設し、ゴムホースなど長いものが絡みつかないようにしている。
以上説明したようにこの発明によれば、小型でありながら処理能力が大幅にアップし、騒音も少なくなり機械・装置とその部品の寿命を大幅に延長し、コストダウンにより小規模需要家にも設置可能とし、新しい市場を開拓に資するものとなった。
本発明に係る破袋機の横断面図 同縦断面図 同平面図 同側面図 破袋機の横断面図(その2) 同縦断面図(その2) 鉤形刃の詳細図 (a)破袋機の横断面図(その3)(b)同縦断面図(その3)
符号の説明
10 破袋機
11 フレーム
12 ケーシング
12b ケーシングの骨格
13 軸受け
14 回転軸
15 螺旋推進翼
16 回転刃
17 アーム
18a 固定刃
18b 鉤形固定刃
18c 鋸状の刃
19 棒材
20 蓋
21 蝶番
22 ホッパー
23 排出シューター
26 スリット
27 回転軸
28 鉤形回転刃
29 支持体
30 棒材
31 モーター
R 円盤
S 板バネ
St,St1 トーションスプリング
P,P1 ピン

Claims (5)

  1. 部分円筒状の底面を有するケーシングと、上記部分円筒の軸線上に設けた回転軸に、一体に、かつ、上記部分円筒状の底面に対して微小隙間をあけて設けた螺旋推進翼と、上記回転軸上に固着した回転刃と、上記螺旋推進翼の外周縁の回転軌跡から僅かに間隔をあけて刃先が位置するように設けられた複数の固定刃とからなり、上記回転軸の同心円上で螺旋推進翼の翼間に複数の棒材を回転軸と平行に亘設し、上記固定刃は、上記ケーシングの骨格に列設してなる破袋機において、上記固定刃の全部、または一部を鉤形刃とし、この鉤形刃をケーシングの骨格に板バネを介して列設したことを特徴とする破袋機。
  2. 上記回転刃および固定刃に弾性鋼を採用したことを特徴とする請求項1に記載の破袋機。
  3. 上記ケーシングの上部にピンPを軸にして揺動可能なアームを取り付け、このアームに固定刃を取り付けてなることを特徴とする請求項1または2に記載の破袋機。
  4. 上記回転軸に固着した回転刃の刃先は、回転方向の後ろ側に傾斜・後退させたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の破袋機。
  5. 上記回転刃は、回転軸と回転刃との間にピンとトーションスプリングを介して回転方向に対して前方に付勢され過負荷が加わると後方に逃げるようにし、ケーシングの骨格で、かつ、回転軸方向に鋸刃状の刃を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の破袋機。
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