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JP2006254341A - スパニングツリープロトコルネットワークにおけるブリッジ装置および制御パケット処理方法 - Google Patents

スパニングツリープロトコルネットワークにおけるブリッジ装置および制御パケット処理方法 Download PDF

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JP2006254341A JP2005071372A JP2005071372A JP2006254341A JP 2006254341 A JP2006254341 A JP 2006254341A JP 2005071372 A JP2005071372 A JP 2005071372A JP 2005071372 A JP2005071372 A JP 2005071372A JP 2006254341 A JP2006254341 A JP 2006254341A
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孝 鷹取
Yasushi Sasagawa
靖 笹川
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Abstract

【課題】 スパニングツリープロトコルが動作できない障害または動作不能が発生しても、通信を継続させるとともに、さらにその後のネットワーク状態の変化への追従までも可能とするブリッジ装置および制御パケット処理方法を提供すること。
【解決手段】 他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置であって、スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、上記他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートと、上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する障害検出部と、上記障害検出部が上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信する障害時用BPDU送信部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、スパニングツリープロトコル(Spanning Tree Protocol:STP)をサポートするブリッジ装置間で送受信される制御パケットを処理するブリッジ装置および制御パケット処理方法に関する。
スパニングツリープロトコルは、ネットワーク上の任意ブリッジ装置間で物理的な冗長ルート(2つ以上のルート)を持つ場合、特定のポートを介したデータフレーム中継を抑止(ブロッキング)することで、任意ブリッジ装置間のフレーム中継経路を一意に決めることを可能にするプロトコルであり、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.1D(Media Access Control (MAC) Bridges)により標準化されている。
具体的には、複数のブリッジ装置で構成されるネットワークにおいて、ブリッジプロトコルデータユニット(Bridge Protocol Data Unit:BPDU)と呼ばれる制御パケットを送受信することで、まずルートとなるブリッジ装置を1つ決める。それぞれのブリッジ装置は、設定変更可能な16ビットのBridge Priorityとそれぞれのブリッジ装置が持つ48ビットのMACアドレスにより構成される64ビットのBridge IDを持っており、それをBPDUに格納し隣接するブリッジ装置間で送受信することで、最も小さいBridge IDを持つブリッジ装置をルートブリッジ装置として決定することになる。
次に、ルートブリッジ装置が決定されると、そのルートブリッジ装置からツリー状に経路を設定し、そのツリー状の経路以外の経路(リンク)をデータが通ることを禁じる(ブロッキングにする)ことで、任意のブリッジ装置間において、経路を一意に決定することを可能としている。経路の決定の仕方としては、任意のブリッジ装置間に2以上の経路が存在する可能性がある場合に、隣接するブリッジ装置間を接続するリンクのリンク速度に対応するコスト(通常は、リンク速度が大きいほどコストは小さい。)に基づいて、経路全体のコストを計算し、最も小さいコストの値の経路以外の経路をブロッキングすることで決定する。
ツリー状の経路が決定した後は、BPDUは、ルートブリッジ装置を起点として、ツリー状のリーフ方向に定期的に送信される。定期的にBPDUを送信する間隔のことをHello Timeと呼び、その間隔のデフォルトは一般的に2秒に設定される。
図13は、定常状態におけるブリッジ装置間でのBPDU送受信の例を示す図である。
図13において、ネットワーク10は、ブリッジ装置11、21、31および41からなり、このうちブリッジ装置11がルートブリッジ装置として割り当てられている。そして、ブリッジ装置31のポート(デジグネーテッドポート)33に対向するブリッジ装置41のポート43が、オルタネートポートとしてブロックされている。
このような構成のネットワーク10において、BPDUは、ブリッジ装置11のポート(デジグネーテッドポート)12および13から、矢印の方向(リーフ方向)に向かって他のブリッジ装置21、31、41間を順番に転送される。すなわち、ブリッジ装置11のポート(デジグネーテッドポート)12から送信されたBPDUは、ブリッジ装置21のポート(ルートポート)22で受信され、ブリッジ装置11のポート(デジグネーテッドポート)13から送信されたBPDUは、ブリッジ装置31のポート(ルートポート)32で受信される。また、ブリッジ装置21のポート(デジグネーテッドポート)23から送信されたBPDUは、ブリッジ装置41のポート(ルートポート)42で受信される。
ここで、仮にブリッジ装置21において、ソフトウェア障害または動作不能、バグの発生、ソフトウェア更新などによりスパニングツリープロトコルの動作が継続不可能になった場合は、隣接するブリッジ装置11、41との間で正常なBPDU送受信ができなくなる。この結果、ネットワーク10内でブロッキングすべき箇所(ポート43)を正確に判断できないことから、ネットワーク10内にループを形成してしまう可能性がある。このループの形成を回避するため、障害または動作不能の発生したブリッジ装置21においては、ポートの運用を強制的に閉塞させる(ポートをLinkdownさせるか、データフレームをブロッキングさせる)手法が一般的である。
また、ルータ、ブリッジ、スイッチングHUB等のLANのセグメント間を接続する装置を、スパンニングツリープロトコルによるネットワーク内へ増設する際、又はネットワーク内での動作再開の際、このような装置から一定期間BPDUメッセージを送信せずに、各ポートからBPDUメッセージの受信のみを行ない、受信したBPDUメッセージ内の全てのBridge IDよりも大きな値を自装置のBridge IDに設定することにより、自装置をネットワークに追加してもトポロジーを変化させない技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−330152号公報
しかしながら、スパニングツリープロトコルにより冗長構成としたネットワークにおいて、任意のブリッジ装置のスパニングツリープロトコルが動作できなくなった場合には、当該ブリッジ装置のポートを閉塞させる必要があり、そのブリッジ装置を介した通信の一切が不可能になるという問題点があった。これはスパニングツリープロトコルが動作しなくなるというような障害または動作不能時だけでなく、スパニングツリープロトコルが動作するソフトウェアを更新する際にも同様である。
この問題を解決するため、スパニングツリープロトコルが動作できなくなった場合には、今まで送信していたBPDUと同一のBPDUをハードウェアにより送信させ、それを継続させることで、ポート運用を継続可能にする技術(本出願人が出願した特願2003−431154号、関連出願という)などが考えられる。
ただし、スパニングツリープロトコルが正常に動作していた時に送信していたBPDUと同一のBPDUを固定的に(ハードウェア的に)繰り返し送信させているため、その間、ネットワークに何らかの設定変更や障害または動作不能が発生した場合に、その変化に追従することは不可能であるという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、スパニングツリープロトコルが動作できない障害または動作不能が発生しても、通信を継続させるとともに、さらにその後のネットワーク状態の変化への追従までも可能とするブリッジ装置および制御パケット処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明のブリッジ装置は、他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置であって、スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、上記他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートと、上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する障害検出部と、上記障害検出部が上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信する障害時用BPDU送信部とを備えることを特徴とする。
また、本発明のブリッジ装置は、上記障害時用BPDU送信部が送信する障害時用ブリッジプロトコルデータユニットが、上記他のブリッジ装置が有するルート識別子の値よりも小さい値のルート識別子を有していることが望ましい。
また、本発明のブリッジ装置は、上記障害時用BPDU送信部が、上記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットをフォワーディング状態の全てのポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信することが望ましい。
また、本発明のブリッジ装置は、上記障害時用BPDU送信部が、上記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを全てのポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信し、上記ポートが、非フォワーディング状態をフォワーディング状態に設定することが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の制御パケット処理方法は、スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートとを備え、上記他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置において実行される制御パケット処理方法であって、上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出し、上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信することを特徴とする。
本発明によれば、スパニングツリープロトコルをサポートするブリッジ装置において、スパニングツリープロトコルが動作不可能な障害または動作不能発生時や、ソフトウェア更新時であっても全ての通信を継続し、さらにネットワーク状態変化にも追従可能なネットワークを提供することが可能になる。
以下、図面に基づいて本発明を適用した実施の形態を説明する。
まず、本発明の概略を説明する。
本発明の特徴は、スパニングツリープロトコルをサポートする複数のブリッジ装置が互いに接続することにより構成されるネットワークにおいて、スパニングツリープロトコルが動作不可能な障害または動作不能の発生やソフトウェアの更新によって、あるブリッジ装置のスパニングツリープロトコルが動作できなくなった際、そのブリッジ装置から最小のRoot IDを有するBPDUを送信することにより、ネットワークを再構築するというものである。
なお、ブリッジ装置とは、イーサネット(登録商標)フレームを受信し、そのフレーム内の宛先MACアドレスから適切な宛先ポートを決定して、受信したフレームを転送する装置である。
まず、図13を例にして、スパニングツリープロトコルの動作概要を説明する。
図13は、定常状態におけるブリッジ装置間でのBPDU送受信の例を示す図である。また、図14は、BPDUフォーマットの例を示す図である。
図13において、各ブリッジ装置11、21、31および41が起動した直後は、それぞれのブリッジ装置、例えばブリッジ装置11が隣接するブリッジ装置21および31からBPDUを受信していない状態であるため、ブリッジ装置11は自身をルートブリッジ装置であると認識し、隣接するブリッジ装置21および31に対して「Bridge IDフィールド(自装置のPriorityとMACアドレスを含む)」および「Root IDフィールド(自装置のBridge IDを含む)」のBPDU(図14参照)を定期的に送信する。そのBPDUを受信したブリッジ装置21および31では、受信したBPDUのRoot IDフィールドに設定されたBridge IDと自身(ブリッジ装置21または31)のBridge IDを比較し、小さい値を持つ方(例えば、ブリッジ装置11)をルートブリッジ装置として認識し、その小さい方の値をRoot IDフィールドに設定したBPDUを、現時点で認識しているルートブリッジ装置から遠い方向へ定期的に送信するようになる。
この動作を全ての隣接するブリッジ装置11、21、31および41間で行うことで、ネットワーク10内で最も小さなBridge IDを持つルートブリッジ装置(例えば、ブリッジ装置11)が全ブリッジ装置11、21、31および41で認識される。また、BPDUはルートブリッジ情報だけでなく、ルートブリッジ装置(例えば、ブリッジ装置11)からのコスト(距離)情報をも伝搬させており、各ブリッジ装置21、31および41の各ポートがルートブリッジ装置(例えば、ブリッジ装置11)からどの程度離れているかを認識することが可能であり、どのポートをブロッキングすべきかということも判断可能になる。
図13に示した例では、ブリッジ装置11が最も小さなBridge IDを持っており、ブリッジ装置11、21、31および41においてブリッジ装置11がルートブリッジ装置11となることを、2秒毎にルートブリッジ装置11を起点に定期的に送信されるBPDUにより認識している。
ここで、ルートブリッジ装置であるブリッジ装置11が、隣接するブリッジ装置21、31および41からBPDUを仮に受信しても、それが自身(ブリッジ装置11)のBridge IDよりも小さいRoot IDを持つことがないのであれば、受信したBPDUの情報を使用して、ネットワークトポロジーを変化(自身(ブリッジ装置11)のポートをブロッキングさせたり、それを解除したりすること)させたり、自身(ブリッジ装置11)が送信するBPDUの値に反映させたりすることが必須ではなくなる。
本発明は、スパニングツリープロトコルネットワークを構成するルートブリッジ装置における上記特性、すなわちBPDU受信が必須ではなくなるという特性を利用する。
図13において、ブリッジ装置21が障害または動作不能により、スパニングツリープロトコルの動作が不可能になったと仮定する。この場合、従来技術では、ブリッジ装置21に属するポート(ルートポート)22およびポート(デジグネーテッドポート)23を閉塞させることになる。また、関連出願では、ポート(デジグネーテッドポート)23から今まで送信していたBPDUと同一のBPDUの送信をハードウェア自律で強制的に継続させることになる。
前者の方法では、ブリッジ装置21と他のブリッジ装置11、31および41との通信が不可能になってしまう。後者の方法では、通信を継続することは可能であるものの、その後の他ブリッジ装置11、31および41において設定変更や障害または動作不能が発生し、ブリッジ装置21で受信されるBPDUやブリッジ装置21が送信すべきBPDUに変更がある場合に対応ができず、ネットワーク10内にループを生成させる危険性がある。
ここで、本発明では、ブリッジ装置21のスパニングツリープロトコルが動作できなくなった場合に、ネットワーク10内で最も小さな値(例えば0)のRoot IDフィールドを持つBPDUを、隣接するブリッジ装置11および41に強制的に送出させることにより、図1に示す様に、ブリッジ装置21をルートブリッジ装置としたトポロジーを再構築させることができる。なお、送信するBPDUのBridge IDフィールドには、Root IDと同一の値を設定することが望ましい。
すなわち、図1において、ブリッジ装置21が障害または動作不能により、スパニングツリープロトコルの動作が不可能になると、ブリッジ装置21は自身をルートブリッジ装置であると認識し、隣接するブリッジ装置11および41に対して「Bridge IDフィールド(例えば0)」および「Root IDフィールド(自装置のBridge ID=0を含む)」のBPDU、すなわち、ルート識別子としてのRoot IDがネットワーク内で最も小さくなるBPDUを定期的に送信する。そのBPDUを受信したブリッジ装置11および41では、受信したBPDUのRoot IDフィールドに設定されたBridge ID=0と自身(ブリッジ装置11または41)のBridge IDとを比較し、小さい値を持つ方(0であるブリッジ装置21)をルートブリッジ装置として認識し、その小さい方の値(0)をRoot IDフィールドに設定したBPDUを、現時点で認識しているルートブリッジ装置(ブリッジ装置21)から遠い方向へ定期的に送信するようになる。
この動作を全ての隣接するブリッジ装置11、21、31および41間で行うことで、全ブリッジ装置11、21、31および41は、ネットワーク10内で最も小さなBridge ID(0)を持つブリッジ装置21がスパニングツリープロトコルにおけるルートブリッジ装置であることを認識する。
そして、各装置は、スパニングツリープロトコルに従って、ルートブリッジ装置21をルートとするツリー状の経路を形成することになる。
また、図1のような状態において、例えば、図2に示すようにブリッジ装置31−ブリッジ装置41間でリンク障害が発生したとしても、スパニングツリープロトコルにより経路の切り替え動作が正常に働き、通信を継続することが可能である。
図3は、本発明を適用したブリッジ装置の構成を示す図である。
図3において、ブリッジ装置100は、ソフトウェアによりスパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部101と、BPDUを他のブリッジ装置へ送信する複数のBPDU送信部(ポート)102と、障害または動作不能を検出する障害検出部103と、障害検出部103が障害または動作不能を検出した場合にBPDU送信部(ポート)102を介して障害時用BPDUを他のブリッジ装置へ送信する障害時用BPDU送信部104と、MAC学習テーブル105とを備えている。
MAC学習テーブルの構成例を図4に示す。
フレームの入力時には、入力フレームのソース(送信元)MACアドレスと入力ポートのポート番号との組が、MAC学習テーブル内に記録される。
また、フレームの出力時には、出力フレームのディスティネーション(宛先)MACアドレスがMAC学習テーブル内に存在するか否かを検索し、存在した場合にはそのMACアドレスに対応したポート番号のポートにフレームを出力する。他方、存在しない場合には入力ポート以外の全てのフォワーディング状態のポートからフレームを出力する。
図3の説明に戻る。
このようなブリッジ装置100が複数個互いに接続されてネットワークを形成する場合において、ソフトウェア障害または動作不能、バグの発生、ソフトウェア更新などにより、あるブリッジ装置100のスパニングツリープロトコルの動作が継続不可能になった場合は、その障害または動作不能を障害検出部103が検出し、障害時用BPDU送信部104が、BPDU送信部(ポート)102を介してBridge ID=0を含む障害時用BPDUを他のブリッジ装置へ送信する。
ところが、例えば図13におけるブリッジ装置41の様に、定常状態においてブロッキング状態のポート(オルタネ−トポート)43を持つブリッジ装置41においてスパニングツリープロトコルが動作不可能になった場合、ブリッジ装置41が上述のブリッジ装置100のような機能を有していたとすると、図5の様な形でトポロジー再構築されてしまい、不必要にブロッキングされる箇所(ブリッジ装置11のポート(オルタネートポート12)が存在することから、一部のブリッジ装置間(ブリッジ装置11とブリッジ装置41間)での通信ができなくなるという不具合が発生する可能性がある。
そこで、このような不具合の発生を防止するために、各ブリッジ装置11、21、31および41において、非フォワーディング状態のポートからはBPDUを送出せずに、フォワーディング状態のポートからのみBPDUを送出する機能を持たせる。
すると、図13におけるブリッジ装置41の様に、定常状態においてブロッキング状態のポート(オルタネ−トポート)43を持つブリッジ装置41においてスパニングツリープロトコルが動作不可能になった場合でも、図6に示すように正常なトポロジーの再構築がなされる。
また、上述のような不具合の発生を防止する他の方策として、各ブリッジ装置11、21、31および41において、全ポートからBPDUを送出するが、非フォワーディング状態であったポートを全てフォワーディング状態にする機能を持たせる。
すると、図13におけるブリッジ装置41の様に、定常状態においてブロッキング状態のポート(オルタネ−トポート)43を持つブリッジ装置41においてスパニングツリープロトコルが動作不可能になった場合でも、図7に示すように正常なトポロジーの再構築がなされる。
さらに、本発明を適用したトポロジーの再構築が行なわれる際に、MAC学習テーブル105を積極的に消去することで、新たなトポロジーで通信が再開されるまでの時間を短縮することができる。図3に示したブリッジ装置100では、入力されたイーサネット(登録商標)フレームのソースMACアドレスと入力ポートとの関係を学習しておき、その結果作成されたMAC学習テーブル105に基づいてイーサネット(登録商標)フレームの出力ポートを決定する。したがって、このMAC学習テーブル105がエージング(通常、数分間)されるまでは、トポロジー変更が行われても実際の通信はその変更に追従できない可能性がある。
よって、スパニングツリープロトコルが動作不能になったブリッジ装置100のMAC学習テーブル105を消去させ、通信が再開されるまでの時間を短縮する。
また、スパニングツリープロトコルの動作不能時に送出するBPDUに対して、一定時間(もしくはスパニングツリー動作不能時は常に)TC(Topology Change)フラグを設定することにより、他のブリッジ装置のMAC学習テーブルを消去させ、通信が再開されるまでの時間を短縮する。
また、隣接するブリッジ装置側であらかじめ決められた値(例えばAll“0”)のRoot IDを持つBPDUの受信時にMAC学習テーブルを消去させることで、スパニングツリープロトコルの動作が不能になったブリッジ装置が送出するBPDUにTCフラグを設定することを不要にすることが可能になる。
なお、スパニングツリープロトコルが動作不能になったブリッジ装置がネットワーク上に同時に2台以上存在した場合には正常に機能しない可能性がある。しかしながら、他装置があらかじめ決められた値(例えばAll“0”)のRoot IDを送出している場合は、従来技術の様に全ポートを閉塞させることが可能である。
次に、本発明を適用した実施の形態を詳細に説明する。
図8は、本発明を適用した第1の実施の形態におけるブリッジ装置の構成を示す図である。
図8において、ブリッジ装置200は、STPプロトコル処理部201、自装置障害検出部202、障害時用BPDU送信部203、Port閉塞判定・処理部204、他装置障害検出部205、Port#1BPDU受信部206、Port#1BPDU送信部207、Port#2BPDU受信部208、およびPort#2BPDU送信部209を備えている。
このように構成されたブリッジ装置200において、まずは障害または動作不能の全く発生していない状態で運用されている場合の動作について説明する。
Port#1において隣接するブリッジ装置から受信したBPDUは、Port#1BPDU受信部206を経由して、STPプロトコル処理部201に転送される。同様に、Port#2において隣接するブリッジ装置から受信したBPDUは、Port#2BPDU受信部208を経由して、STPプロトコル処理部201に転送される。
すると、STPプロトコル処理部201においては、受信したBPDU内の情報に基づいて、適切なポートに対して、適切なデータが設定されたBPDUを送信する。
ここでは障害または動作不能が発生していない状態での動作であり、自装置障害検出部202および他装置障害検出部205は、障害または動作不能を一切検出しない。したがって、障害時用BPDU送信部203およびPort閉塞判定・処理部204が動作することはなく、Port#1BPDU送信部207およびPort#2BPDU送信部209を介して障害時用のBPDUが隣接するブリッジ装置に送信されることはない。また、全Portがshutdownされることもない。
次に、障害または動作不能が発生していない上述の状態から、ブリッジ装置200自身(自装置)で障害または動作不能が発生あるいはソフトウェアを更新し、TPプロトコル処理部201が動作できなくなった場合の処理、およびその状態からブリッジ装置200(自装置)の障害または動作不能が復旧した場合の処理シーケンスについて説明する。
図9は、自装置障害または動作不能発生から回復までの処理シーケンスを示す図である。
正常状態からブリッジ装置200(自装置)の障害または動作不能(ソフトウェアの更新を含む)が発生すると、ステップS901において、STPプロトコル処理部201が停止する。すると、ステップS902において、STPプロトコル処理部201を監視している自装置障害検出部202がSTPプロトコル処理部201の停止を検出し、ステップS903において、自装置障害検出部202から「STPプロトコル処理部201が停止している旨」の通知を受けたPort閉塞判定・処理部204がブリッジ装置200(自装置)の停止を検出する。
そして、ステップS904において、Port#1BPDU受信部206あるいはPort#2BPDU受信部207を介して対向する他のブリッジ装置(他装置)からBPDUを受信した他装置障害検出部205が、ネットワークを形成している他のブリッジ装置(他装置)に障害または動作不能が発生しているか否かを判断する。なお、他のブリッジ装置(他装置)に障害または動作不能が発生しているか否かの判断についての詳細は、図10を用いて後述する。
他のブリッジ装置(他装置)に障害または動作不能が発生していると判断した場合(ステップS904:Yes)は、ステップS905において、ネットワークを構成する全てのブリッジ装置の全てのポートのshutdown処理を実施して、他のブリッジ装置との接続を切り離すことにより、ネットワーク全体でスパニングツリープロトコルが不安定な状態になることを回避することが可能となる。
次に、ステップS906において、障害時用BPDU送信部203が、Root ID=0、Bridge ID=0のBPDUを隣接する他のブリッジ装置(他装置)に周期的に送信する。すると、このBPDUを隣接する他のブリッジ装置(隣接装置)が受信し、さらにその隣接装置からその隣接装置に隣接するブリッジ装置に対してもRoot ID=0の情報がBPDUによって伝搬されていくため、ネットワーク内の全ての他のブリッジ装置(他装置)がブリッジ装置200をルートブリッジ装置として認識することが可能になる。
そして、ブリッジ装置200(自装置)の障害または動作不能(ソフトウェアの更新を含む)が復旧すると、ステップS907において、STPプロトコル処理部201の正常動作が再開され、再度、Port#1BPDU送信部207およびPort#2BPDU送信部209を介するBPDUの送信を実施する。すると、ステップS908において、STPプロトコル処理部201を監視している自装置障害検出部202がSTPプロトコル処理部201の再開を検出し、ステップS909において、自装置障害検出部202から「STPプロトコル処理部201が再開している旨」の通知を受けたPort閉塞判定・処理部204がブリッジ装置200(自装置)の再開を検出する。
そして、ステップS910において、ネットワークを構成する全てのブリッジ装置の全てのポートのshutdown処理が実施済みであるか否かを判断する。
実施済みであると判断した場合(ステップS910:Yes)は、ステップS911において、ネットワークを構成する全てのブリッジ装置の全てのポートのshutdown処理を解除して、再度、隣接するブリッジ装置間での接続を確立させることにより、元の状態に回復させることが可能となる。
次に、ステップS912において、障害時用BPDU送信部203において、実施していたBPDUの周期送信指示(Root ID=0、Bridge ID=0のBPDUを隣接する他のブリッジ装置(他装置)に周期的に送信)を解除する。すると、障害時用BPDU送信部203において実施していたRoot ID=0のBPDUの送信指示が停止することになり、その結果、ブリッジ装置200から送出するBPDUは、STPプロトコル処理部201からの指示によるBPDUのみとなるため、元の正常な状態に回復することが可能となる。
ただし、上述した障害または動作不能発生および障害または動作不能回復時の動作は、他のブリッジ装置の障害または動作不能が発生していないことが前提となっている。仮に、他のブリッジ装置の障害または動作不能中に同様の動作を行ってしまうと、ネットワーク内にRoot ID=0のBPDUを送出するブリッジ装置が複数存在することになってしまい、ルートブリッジ装置が一意に決まらないことからスパニングツリープロトコルが不安定になってしまう可能性がある。したがってRoot ID=0のBPDUを受信した際には、他のブリッジ装置で障害または動作不能が発生していると認識する必要がある。
図10は、他装置障害または動作不能発生から回復時までの処理シーケンスを示す図である。
まず、ステップS1001において、初期設定としてブリッジ装置200を立ち上げ、ステップS1002において、他装置障害中フラグを0(障害または動作不能なし)に設定する。
次に、ステップS1003において、他装置障害検出部205は、Port#1BPDU受信部206およびPort#2BPDU受信部208を介して受信した他のブリッジ装置から送信され、他のブリッジ装置でソフトウェアの更新を含む障害または動作不能の発生が起こっていることを示すRoot ID=0の情報を含むBPDUを受信する。
そして、Port閉塞判定・処理部204は、ステップS1004において、他のブリッジ装置でソフトウェアの更新を含む障害または動作不能の発生が起こっている旨を受信し、ステップS1005において、他のブリッジ装置でソフトウェアの更新を含む障害または動作不能の発生が起こっている旨を認識し、ステップS1006において、他装置障害中フラグを1(障害または動作不能あり)に設定する。このステップS1005での認識は、上述の図9に示したS904の判断に用いる。
次に、ステップS1007において、他装置障害検出部が、他のブリッジ装置でソフトウェアの更新を含む障害または動作不能の発生が起こっていることを示すRoot ID=0の情報を含むBPDUを一定期間以上受信しなくなったことを検出すると、ステップS1008において、
Port閉塞判定・処理部204は、他のブリッジ装置の障害または動作不能が回復したことを認識し、ステップS1009において、他装置障害中フラグを0(障害または動作不能なし)に設定する。このステップS1008での認識も、上述の図9に示したS904の判断に用いる。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、本発明が適用されるブリッジ装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、図11に示したように、バス1109に接続されたCPU1101、ROMやRAMのメモリ1102、入力装置1103、出力装置1104、外部記録装置1105、媒体駆動装置1106、可搬記録媒体1110、ネットワーク接続装置1107で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムコードを記録したROMやRAMのメモリ1102、外部記録装置1105、可搬記録媒体1110を、ブリッジ装置に供給し、そのブリッジ装置のコンピュータがプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体1110等から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した可搬記録媒体1110等は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための可搬記録媒体1110としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置1107(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、図12に示すように、コンピュータ(情報処理装置)1200がメモリ1201上に読み出したプログラムコードを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ1200上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体1210から読み出されたプログラムコードやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)1220が、コンピュータ1200に挿入された機能拡張ボードやコンピュータ1200に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリ1201に書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。ここで、上述した実施の形態の特徴を列挙すると、以下の通りである。
(付記1)
他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置において、
スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、
上記他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートと、
上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する障害検出部と、
上記障害検出部が上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信する障害時用BPDU送信部と、
を備えることを特徴とするブリッジ装置。
(付記2)
上記障害時用BPDU送信部が送信する障害時用ブリッジプロトコルデータユニットは、上記他のブリッジ装置が有するルート識別子の値よりも小さい値のルート識別子を有していることを特徴とする付記1に記載のブリッジ装置。
(付記3)
上記障害時用BPDU送信部が送信する障害時用ブリッジプロトコルデータユニットは、値が0であるルート識別子を有していることを特徴とする付記2に記載のブリッジ装置。
(付記4)
上記障害時用BPDU送信部は、上記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットをフォワーディング状態の全てのポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信することを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記5)
上記障害時用BPDU送信部は、上記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを全てのポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信し、
上記ポートは、非フォワーディング状態をフォワーディング状態に設定することを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記6)
上記障害検出部は、上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した後、MACアドレスが記録されたMAC学習テーブルのデータを消去することを特徴とする付記1乃至5の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記7)
上記障害検出部は、上記MAC学習テーブルを消去した後予め定められた所定時間、上記MAC学習テーブルへの書き込みを実行しないことを特徴とする付記6に記載のブリッジ装置。
(付記8)
上記ポートは、上記障害検出部が上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、送信するブリッジプロトコルデータユニットのトポロジーチェンジフラグを予め定めた所定時間オンに設定することを特徴とする付記1乃至7の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記9)
上記障害検出部は、オンに設定されたトポロジーチェンジフラグを有するブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートが受信した場合、MACアドレスが記録されたMAC学習テーブルのデータを消去することを特徴とする付記1乃至8の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記10)
上記障害検出部は、予め定められた値のルート識別子を有するブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートが受信した場合、MACアドレスが記録されたMAC学習テーブルのデータを消去することを特徴とする付記1乃至9の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記11)
上記障害検出部は、値が0のルート識別子を有するブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートが受信した場合、MACアドレスが記録されたMAC学習テーブルのデータを消去することを特徴とする付記10に記載のブリッジ装置。
(付記12)
上記障害検出部が上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出し、かつ、上記ポートが予め定められた値のルート識別子を有するブリッジプロトコルデータユニットを受信した場合、上記障害時用BPDU送信部は、上記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記他のブリッジ装置へ送信しないことを特徴とする付記1乃至11の何れか1項に記載のブリッジ装置。
(付記13)
スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートとを備え、上記他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置において実行される制御パケット処理方法であって、
上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出し、
上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信することを特徴とする制御パケット処理方法。
(付記14)
スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートとを備え、上記他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置に実行させるためのコンピュータ実行可能な制御パケット処理プログラムであって、
上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する手順と、
上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信する手順と、
を実行させるための制御パケット処理プログラム。
(付記15)
スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートとを備え、上記他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置に実行させるためのコンピュータ実行可能な制御パケット処理プログラムを記録した記録媒体であって、
上記制御パケット処理プログラムは、
上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する手順と、
上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信する手順と、
を上記ブリッジ装置に実行させることを特徴とする制御パケット処理プログラムを記録した記録媒体。
(付記16)
スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートとを備え、上記他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置に実行させるためのコンピュータ実行可能な制御パケット処理プログラムを搬送する搬送信号であって、
上記制御パケット処理プログラムは、
上記STPプロトコル処理部を監視して上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する手順と、
上記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを上記ポートを介して上記他のブリッジ装置へ送信する手順と、
を上記ブリッジ装置に実行させることを特徴とする制御パケット処理プログラムを搬送する搬送信号。
ブリッジ装置21障害時のトポロジー再構築の例を示す図(その1)である。 ブリッジ装置21障害時のトポロジー再構築の例を示す図(その2)である。 本発明を適用したブリッジ装置の構成を示す図である。 MAC学習テーブルの構成例を示す図である。 ブリッジ装置41障害時のトポロジー再構築の例を示す図(その1)である。 ブリッジ装置41障害時のトポロジー再構築の例を示す図(その2)である。 ブリッジ装置41障害時のトポロジー再構築の例を示す図(その3)である。 本発明を適用した第1の実施の形態におけるブリッジ装置の構成を示す図である。 自装置障害または動作不能発生から回復までの処理シーケンスを示す図である。 他装置障害または動作不能発生から回復時までの処理シーケンスを示す図である。 本発明におけるブリッジ装置の構成を示す図である。 本発明における制御パケット処理プログラムのコンピュータへのローディングを説明するための図である。 定常状態におけるブリッジ装置間でのBPDU送受信の例を示す図である。 BPDUフォーマットの例を示す図である。
符号の説明
10 ネットワーク
11 ブリッジ装置
12 ポート
13 ポート
21 ブリッジ装置
22 ポート
23 ポート
31 ブリッジ装置
32 ポート
33 ポート
41 ブリッジ装置
42 ポート
43 ポート
100 ブリッジ装置
101 STPプロトコル処理部
102 BPDU送信部
103 障害検出部
104 障害時用BPDU送信部
105 MAC学習テーブル
200 ブリッジ装置
201 STPプロトコル処理部
202 自装置障害検出部
203 障害時用BPDU送信部
204 Port閉塞判定・処理部
205 他装置障害検出部
206 Port#1BPDU受信部
207 Port#1BPDU送信部
208 Port#2BPDU受信部
209 Port#2BPDU送信部
1101 CPU
1102 メモリ
1103 入力装置
1104 出力装置
1105 外部記録装置
1106 媒体駆動装置
1107 ネットワーク接続装置
1109 バス
1110 可搬記録媒体
1200 コンピュータ
1201 メモリ
1210 可搬記録媒体
1220 プログラム(データ)

Claims (5)

  1. 他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置において、
    スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、
    前記他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートと、
    前記STPプロトコル処理部を監視して前記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出する障害検出部と、
    前記障害検出部が前記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを前記ポートを介して前記他のブリッジ装置へ送信する障害時用BPDU送信部と、
    を備えることを特徴とするブリッジ装置。
  2. 前記障害時用BPDU送信部が送信する障害時用ブリッジプロトコルデータユニットは、前記他のブリッジ装置が有するルート識別子の値よりも小さい値のルート識別子を有していることを特徴とする請求項1に記載のブリッジ装置。
  3. 前記障害時用BPDU送信部は、前記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットをフォワーディング状態の全てのポートを介して前記他のブリッジ装置へ送信することを特徴とする請求項1または2に記載のブリッジ装置。
  4. 前記障害時用BPDU送信部は、前記障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを全てのポートを介して前記他のブリッジ装置へ送信し、
    前記ポートは、非フォワーディング状態をフォワーディング状態に設定することを特徴とする請求項1または2に記載のブリッジ装置。
  5. スパニングツリープロトコルを実行するSTPプロトコル処理部と、他のブリッジ装置との間でブリッジプロトコルデータユニットを送受信するポートとを備え、前記他のブリッジ装置と接続することによりネットワークを構成するブリッジ装置において実行される制御パケット処理方法であって、
    前記STPプロトコル処理部を監視して前記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出し、
    前記スパニングツリープロトコルの障害または動作不能を検出した場合、障害時用ブリッジプロトコルデータユニットを前記ポートを介して前記他のブリッジ装置へ送信することを特徴とする制御パケット処理方法。
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