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JP2006123066A - 溝入れ研削加工方法 - Google Patents

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JP2006123066A JP2004313944A JP2004313944A JP2006123066A JP 2006123066 A JP2006123066 A JP 2006123066A JP 2004313944 A JP2004313944 A JP 2004313944A JP 2004313944 A JP2004313944 A JP 2004313944A JP 2006123066 A JP2006123066 A JP 2006123066A
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Abstract

【課題】加工時間を低減しつつ、所定の研削仕上げ幅の溝を高精度にかつ短時間に、しかも安価に加工することのできる溝入れ研削加工方法を提供する。
【解決手段】回転する研削砥石7の切り込みを連続的に行い、かつこの研削砥石7を溝18の仕上げ幅内で溝18の幅方向に周期的に往復動させながら、ワーク12,13,14,15を溝18の延設方向に往復動させることにより、ワーク12,13,14,15に対して溝入れ研削加工を行う。研削砥石7の切り込みが溝18の設定深さになると、研削砥石7による溝入れ研削加工が終了する。こうして、設定幅で設定深さの溝が形成される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば半導体チップを実装するためのリードフレームをプレスにより打抜き加工するために用いられる多数の溝を櫛刃状に有する打抜き用金型等の溝を有する打抜き用金型を研削加工により製造する際に、溝入れを行うことための溝入れ研削加工方法の技術分野に関する。
従来、例えば半導体チップを実装するために金属製のリードフレームが用いられているが、このリードフレームは所定のパターンに形成された多数のリードを有している。このようなリードフレームは、櫛刃状の打抜き用金型を用いて打抜き加工により製造されている。
櫛刃状の打抜き用金型は多数の溝を有していることから、この櫛刃状の打抜き用金型を製造するためには、多数の溝を形成するために溝入れ加工を行う必要がある。
従来の溝入れ加工として、図6に示すように研削加工により櫛刃状に配置された多数の溝aをワークbに形成することが知られている。
図7に示すように、ワークbを溝入れ加工する研削砥石cの側面をドレッシングして砥石cの厚みを溝aの所定の研削仕上げ幅の寸法に合わせるとともに、ワークbに対して溝aの所定の深さに等しい切り込み量の切り込みを砥石cに与えて溝入れ加工を行う方法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
この非特許文献1に開示の溝入れ研削加工方法では、砥石側面が摩耗して砥石cの厚みの寸法が減少すると、加工される溝aの寸法も所定の研削仕上げ幅の寸法より小さくなってしまう。そこで、砥石側面が摩耗して厚みの寸法が減少すれば、砥石自体を交換する必要がある。このため、砥石cの交換頻度が多くなり、交換に要する手間および時間がかかるばかりでなく、製造コストが高くなるという問題がある。
そこで、図8(a)および(b)に示すように側面のドレッシングにより厚みを溝aの研削仕上げ幅の寸法より小さくかつこの溝aの研削仕上げ幅の寸法の半分より少し大きく設定した研削砥石cを用いた溝入れ研削加工方法が提案されている。この溝入れ研削加工方法では、まず、図8(a)に示すように研削砥石cをワークbに対して加工しようとする溝aの片側(左側)で溝aの所定の仕上げ深さに等しい切り込み量の切り込みを研削砥石cに与えて、溝aの片側で所定の研削仕上げ幅の寸法より小さい寸法の幅の溝a′を研削加工し、次いで、図8(b)に示すように研削砥石cを溝aの幅方向(右方向)に所定量移動させた後、ワークbに対して加工しようとする溝aの反対の片側(右側)で溝aの所定の仕上げ深さとなるまで切り込むことで、所定の研削仕上げ幅の寸法の溝aを研削加工するという、2工程に分けて研削している。この溝入れ研削加工方法によれば、砥石側面が摩耗して厚みの寸法が減少しても、砥石cの溝幅方向への移動を補正することで、所定の研削仕上げ幅の寸法の溝aを研削加工することができるので、前述の図7に示す溝入れ研削加工方法に比べて、研削砥石cの交換頻度が減少し、その分、交換に要する手間および時間を節約できるとともに、製造コストの上昇を抑制することができる。
でか版技能ブックス7 研削盤活用マニュアル、編著 ツールエンジニア編集部、3版、2001年(平成13年)6月5日発行、株式会社大河出版発行、[102頁および図3「研削盤の性能を現場でチェックする、加工例]。
しかしながら、前述の図8(a)および(b)に示す溝入れ研削加工方法では、2工程に分けて研削加工を行うため、多くの加工時間がかかってしまう(図7に示す溝入れ研削加工方法に比べて約2倍の時間がかかる)。
また、図8(b)に示す2回目の研削加工時に、砥石cの逃げ(倒れ)によりワークbの端縁の溝開口部が広がってしまい、幅広の開口部を有する溝aに仕上がってしまい、所定の研削仕上げ幅の寸法の溝aを形成することが難しく、加工精度が低下するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、加工時間を低減しつつ、所定の研削仕上げ幅の溝を高精度にかつ短時間に、しかも安価に加工することのできる溝入れ研削加工方法を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明は、ワークに対して研削砥石の切込みを設定し、前記研削砥石を回転させながら前記ワークを形成する溝の延設方向に往復動させて研削加工を行うことで、前記ワークに溝を形成する溝入れ研削加工方法において、前記研削砥石または前記ワークを前記溝の仕上げ幅内で前記溝の幅方向に周期的に往復動させながら前記ワークに対して研削加工を行うことで、前記ワークに溝を形成することを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記研削砥石の切込みを連続的に行うことを特徴としている。
このように構成された本発明の溝入れ研削加工方法によれば、回転する研削砥石の切り込みを設定しかつ溝の仕上げ幅内で研削砥石またはワークの溝幅方向の周期的な往復動を行いながら、ワークを溝の延設方向に往復動させることにより、ワークに対して溝入れ研削加工を行うようにしているので、研削砥石にかかる負荷が局部的に大きくならず、研削砥石の砥粒の摩滅あるいは脱落を抑制することができる。これにより、研削砥石の厚み(砥石幅)を少なくすることができ、研削砥石のドレッシングの間隔を長くすることができるとともに、研削砥石の交換頻度を低減することができる。
また、研削砥石の溝幅方向の周期的な往復動を形成しようとする溝の仕上げ幅内で行っているので、溝幅の加工精度を高くすることができる。
研削砥石の切込みを連続的に行うことにより、図7および図8に示す従来の各溝入れ研削加工方法による溝形成に比べて、研削加工時間を短縮することができるとともに、安価に溝入れ加工を行うことができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係る溝入れ研削加工方法の実施の形態の一例に用いられる平面研削盤の一例を模式的にかつ概略的に示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
図1(a)および(b)に示すように、この例の溝入れ研削加工方法に用いられる平面研削盤1は、公知の平面研削盤と同様に、本体2に前後方向に往復動可能に設けられる前後方向移動テーブル3と、この前後方向移動テーブル3に左右方向に往復動可能に設けられた左右方向移動テーブル4と、この左右方向移動テーブル4に設けられ、ワークを固定してセットするチャック5と、本体2に上下動可能に設けられた上下方向移動部材6と、研削砥石7と、研削砥石7が交換可能に固定される台金8と、この台金8に連結された砥石回転軸9と、この砥石回転軸9を回転させる砥石回転用モータ10と、上下方向移動部材6に前後移動可能に設けられかつ砥石回転用モータ10を支持する砥石前後方向移動部材11と、この砥石前後方向移動部材11を前後方向に移動する砥石前後方向移動用サーボモータ11′とを備えている。
チャック5は固定チャック部材5aと可動チャック部材5bとからなり、これらの固定チャック部材5aと可動チャック部材5bとの間に、溝入れ研削加工が施されるワークが挟圧されてセットされるようになっている。すなわち図2に示すように、例えば4個の第1ないし第4ワーク12,13,14,15が順に互いに整合されかつ隣どうしが接触されて配置されるとともに、第1ワーク12に隣接して第1ダミー16を配置しかつ第4ワーク15に隣接して第2ダミー17を配置して、固定チャック部材5aにセットする。そして、可動チャック部材を締め付けることで、第1および第2ダミー16,17が第1ないし第4ワーク12,13,14,15を挟圧するようにして、4個の第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17をチャック5に固定する。このように、両側に第1および第2ダミー16,17を用いることで、第1ないし第4ワークの12,13,14,15の上面仕上げ時に両側のワークのエッジ部に生じるダレを第1および第2ダミー16,17に生じさせて、第1ないし第4ワーク12,13,14,15には生じさせないようにしている。
研削砥石7は、例えばダイヤモンドまたはCBNから直径d1の円盤状に形成される。図3に示すように、この研削砥石7は、外周面7aの幅(厚み)t1が研削加工しようとする溝18の幅Wより若干小さく設定されている。また、研削砥石7の両側面のうち、外周面7aから、この外周面7aの直径d1との差が溝18の深さDの2倍より大きい直径d2{(d1−d2) >2 D}の円周の間の部分は、外周面7aから直径d2の円周に向かって砥石7の厚みが直線的に漸減するバックテーパ面7b,7cとされている。これらのバックテーパ面7b,7cにより研削加工時の第1ないし第4ワーク12,13,14,15の研削屑を加工中の溝18から排出させて研削加工をし易くしている。この研削砥石7のバックテーパのドレッシングは、研削砥石7を平面研削盤1の台金8に固定した後に行われる。なお、研削砥石7の外周面7aのエッジはR部とされている。
そして、砥石前後方向移動用サーボモータ11′を駆動して砥石前後方向移動部材11を前後方向に移動することによりワークに対する研削砥石7の前後位置を設定(位置決め)するとともに、上下方向移動部材6によりワークに対する研削砥石7の切り込み量を設定する。次いで、砥石回転用モータ10を回転駆動させた後、図4に示すように左右方向移動テーブル4により第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17を左右方向、つまり溝18の延設方向に移動させる。これにより、第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17に対して研削砥石7による溝入れ研削加工が行われる。
次に、本発明の実施の形態におけるこの例の溝入れ研削加工方法について説明する。
図5に示すように、この例の溝入れ研削加工方法は、まず、第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17を前述のように平面研削盤1のチャック5に配置して固定する。次に、砥石前後方向移動用サーボモータ11′を駆動して駆動砥石前後方向移動部材11により研削砥石7を前後方向に移動させて、研削砥石7の幅方向の中心C1が加工しようとする溝18の中心C2に一致させる。そして、前述のように砥石回転用モータ10を回転駆動させた状態で、上下方向移動部材6により研削砥石7を連続的に下降させて、第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17に対して所定の切り込み速度v1で連続的に切込みを行いつつ、左右方向移動テーブル4により第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17を左右方向に所定の往復回数(例えば、1分間の左右方向の往復回数)n1で往復動させて、研削砥石7による溝18の研削加工を開始する。このとき、研削砥石7を溝18の幅方向(平面研削盤1の前後方向)αに研削砥石7の中心C1に関して等量だけ、つまり、溝18の所定の仕上げ幅Wと研削砥石7の外周面7aの幅t1との差の2分の1{(W−t1)/2}だけ、砥石前後方向移動用サーボモータ11′を駆動制御することで往復回数(例えば、1分間の溝幅方向の往復回数)n2で周期的に溝幅方向つまり前後方向に繰り返し往復動させる。
このように、研削砥石7を第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17に対して連続的に切り込みさせた状態で、研削砥石7を回転かつ溝18の幅方向に溝18の仕上げ幅W内で周期的に繰り返し往復動させながら、左右方向移動テーブル4により第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17を左右方向に往復動させて、研削砥石7による溝18の研削加工を行う。切り込み量が溝の仕上げ深さDになるまで、同様の研削加工を連続的に行う。こうして、第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17に、それぞれ所定の仕上げ幅Wかつ所定の深さDの溝18が1工程で1つ形成される。
次に、形成された溝18に隣接して、第1ないし第4ワーク12,13,14,15の溝加工位置(次の溝18の幅方向中心C2の位置)に前述と同様にして研削砥石7の幅方向の中心C1を一致させて、研削砥石7を設定する。前述と同様にして、研削砥石7による溝18の研削加工を行い、第1ないし第4ワーク12,13,14,15と第1および第2ダミー16,17に、それぞれ所定の仕上げ幅Wかつ所定の深さDの2つ目の溝18を形成する。以下、同様の研削砥石7による研削加工を繰り返すことで、第1ないし第4ワーク12,13,14,15に所定数の溝18が櫛刃状に形成された4個の打抜き用金型が形成される。このとき、第1および第2ダミー16,17のエッジ部にダレが生じる可能性はあるが、このダレは第1ないし第4ワーク12,13,14,15には生じなく、高品質の打抜き用金型が形成される。
この例の溝入れ研削加工方法によれば、回転する研削砥石7の切り込みを連続的に行いかつ研削砥石7の溝幅方向の周期的な往復動を行いながら、ワークを平面研削盤1の左右方向、つまり溝幅方向と直交方向に往復動させることにより、ワークに対して溝入れ研削加工を行うようにしているので、研削砥石7にかかる負荷が局部的に大きくならず、研削砥石7の砥粒の摩滅あるいは脱落を抑制することができる。これにより、研削砥石の厚み(砥石幅)t1を少なくすることができ、研削砥石7のドレッシングの間隔を長くすることができるとともに、研削砥石7の交換頻度を低減することができる。
また、研削砥石7の溝幅方向の周期的な往復動を形成しようとする溝18の仕上げ幅内で行っているので、溝幅の加工精度を高くすることができる。
更に、研削砥石7の切込みを連続的に行うことにより、図7および図8に示す従来の各溝入れ研削加工方法による溝形成に比べて、研削加工時間を短縮することができるとともに、安価に溝入れ加工を行うことができる。
なお、前述の例では、櫛刃状に設けられた多数の溝18を形成するための溝入れ研削加工方法について述べているが、本発明はこれに限定されるものではなく、1個以上の任意の数の溝18を形成するための溝入れ研削加工方法にも適用することができる。しかし、本発明の前述の効果を顕著に得るようにするためには、櫛刃状に設けられた多数の溝18の溝入れ研削加工に本発明の溝入れ研削加工方法を適用することが好ましい。
また、前述の例では、研削砥石7を溝幅方向に周期的に往復動させているが、本発明の溝入れ研削加工方法は、研削砥石7を溝幅方向に往復動させずに、ワークを溝幅方向に周期的に往復動させるようにすることもできる。
次に、本発明の溝入れ研削加工方法の具体例について説明する。
1. 研削砥石7について
(1)外径d1:φ150
(2)砥石:ダイヤモンド
(3)砥粒:#600
(4)外周面7aの厚み(幅)t1:0.28m
(5)外周面7aのエッジのR部:0.1mm
(6)直径d2:φ139
(7)厚み(幅)t2:0.27mm
2. ワークについて
(1)ワークおよびダミー材質:超硬
(2)ワークの板厚:1.5mm
(3)ダミーの板厚:1.0mm
(4)ワークの枚数:4枚
(5)ダミーの枚数:2枚
(6)溝の幅W:0.30mm
(7)溝の深さD:4.0mm
(8)溝間の櫛刃の幅:0.2mm
(9)溝数:20
(10)ワークの溝方向の全長:10.2mm
3. 研削条件について
(1)研削砥石の回転数:3600rpm
(2)研削砥石の周速:約1700m/min
(3)ワークの左右方向の往復回数n1:500回往復/min
(4)連続切込み速度v1(1分間の砥石切込み量):0.5mm/min
(5)ワークの溝幅方向(前後方向)の往復回数n2:500回往復/min
(6)(W−t1)/2:0.01mm
4. 研削時間について
総研削時間T:T = t1+t2+t3 ≒ 200min
全溝研削加工時間t1:(溝の深さ×溝数)/1分間の砥石切込み量
=(4.0×20)/0.5 = 160min
非研削加工時間t2:砥石のワークへの移動等の実際の研削以外に要した時間
= 1溝あたり0.5mm×20 = 10min
計測・砥石ドレッシング時間t3:約10min
5. 本発明の研削方法による研削時間と従来の研削方法による研削時間との比較
(1)図7に示す従来の溝入れ研削加工方法による溝入れの研削時間
図7に示す溝入れ研削加工方法での条件
(a)研削砥石および ワークについては、それぞれ前述の本発明の具体例の1. 研削砥石およびワークと同じ。
(b)研削条件において、研削砥石の回転数、研削砥石の周速、およびワークの 左右方向の往復回数については、それぞれ前述の本発明の具体例の3. (1)ないし(3)と同じ。
従来一般に、通常の切込み寸法は左右テーブル4の1往復に対して片側の 復端毎に1μmの切込みに設定されている。したがって、連続切込み速度 v1(1分間の砥石切込み量):1μmm/secである。そこで、従来 の図7に示す溝入れ研削加工方法による全溝入れ研削加工時間は、
従来の溝入れ研削加工方法による溝入れの研削時間
= (4.0×20)/0.001 = 1333min
したがって、研削加工時間は、160/1333 = 1/8.3となり、本発明の溝入れ研削方法によれば、研削加工時間が図7に示す従来の溝入れ研削加工方法より、約1/8だけ短縮される。
6. 研削ピッチ等の精度
本発明の研削加工方法によって形成された溝幅は、いずれも、溝幅精度0.3±0.01mmをクリアした。また、溝と次の溝とのピッチは、いずれも、ピッチ精度0.5±0.002mmをクリアした。したがって、溝18の高い加工精度が得られることがわかった。
本発明の溝入れ研削加工方法は、例えば半導体チップを実装するためのリードフレームをプレスにより打抜き加工するために用いられる多数の溝を櫛刃状に有する打抜き用金型等の溝を有する打抜き用金型の研削加工に好適に利用することができる。
本発明に係る溝入れ研削加工方法の実施の形態の一例に用いられる平面研削盤の一例を模式的にかつ概略的に示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 この例の溝入れ研削加工方法におけるワークの平面研削盤へのセットの一例を示す図である。 この例の溝入れ研削加工方法に用いられる研削砥石を説明する図である。 この例の溝入れ研削加工方法による研削時のワークの移動を説明する図である。 この例の溝入れ研削加工方法を説明する図である。 従来の溝入れ研削加工方法により形成された櫛刃状の溝を有する加工物の一例を示す図である。 従来の溝入れ研削加工方法の一例を説明する図である。 従来の溝入れ研削加工方法の他の例を説明する図である。
符号の説明
1…平面研削盤、2…本体、3…前後方向移動テーブル、4…左右方向移動テーブル、5…チャック、6…上下方向移動部材、7…研削砥石、8…台金、9…砥石回転軸、10…砥石回転用モータ、11…砥石前後方向移動部材、11′…砥石前後方向移動用サーボモータ、12,13,14,15…第1ないし第4ワーク、18…溝

Claims (2)

  1. ワークに対して研削砥石の切込みを設定し、前記研削砥石を回転させながら前記ワークを形成する溝の延設方向に往復動させて研削加工を行うことで、前記ワークに溝を形成する溝入れ研削加工方法において、
    前記研削砥石または前記ワークを前記溝の仕上げ幅内で前記溝の幅方向に周期的に往復動させながら前記ワークに対して研削加工を行うことで、前記ワークに溝を形成することを特徴とする溝入れ研削加工方法。
  2. 前記研削砥石の切込みを連続的に行うことを特徴とする請求項1記載の溝入れ研削加工方法。
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