JP2006103846A - 物流管理システム、物流管理装置および物流管理方法並びに無線タグ用読取装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 物流管理の対象となる物品4の提供ルートに設けられ、当該物品4に付与されている無線タグ5と通信可能な所定の通信エリアA〜D内で通信を行う複数の無線タグ用読取装置3と、各無線タグ用読取装置3に通信ネットワーク2を介して接続された物流管理装置1とを備えている。そして、物流管理装置1は、通信エリアA〜Dに分類された物品IDごとの物品4の利用料を通信エリア別課金データベースに管理する。また、物流管理装置1は、無線タグ用読取装置3と無線タグ6との通信状況を示す通信履歴情報(通信開始時間,通信終了時間)を通信エリアA〜Dの別に通信エリア別通信履歴データベースに管理する。さらに、物流管理装置1は、監視用端末6からの要求を受けて、前記した物品4の利用料又は通信履歴情報の少なくとも一方の情報を通信エリアA〜Dの別に監視用端末6に送信する。
【選択図】 図1
Description
図1において、物流管理システムは、物流管理装置1と複数の無線タグ用読取装置3とを備えている。これを詳述すると、物流管理装置1は、インターネット等の通信ネットワーク2を介して、各無線タグ用読取装置3に接続されている。
各無線タグ用読取装置3は、例えば、ビールの販売店等(以下単に「販売店」という。)に設置され、後記する無線タグ5と通信可能な通信エリアA,B,C,Dを有している。なお、販売店では、ビール樽の管理者(ビール会社など)と取引契約を結ぶことにより、ビール樽のビールを顧客等に提供することが可能となる。
処理装置12は、CPU等であり、物流管理装置1に組み込まれている物流管理プログラムにしたがって動作するようになっている。前記した物流管理プログラムは、記憶装置11の所定領域にあらかじめ格納されていてもよいし、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み込まれてもよい。
また、エリア別課金データベース112には、図3(B)に示すように、前記した物品4の物品IDごとの利用料d3が、図1に示した通信エリアA〜Dの別に管理されている。利用料d3とは、物品4の利用者に課すべき利用料である。ここでは、ビール樽の利用料を想定している。
読取部31は、例えばアンテナであり、無線タグ5との通信により、無線タグ5に記録されている物品IDを読み込むようになっている。
通信状況判定部32は、読取部31における物品IDの読み込み状況から、無線タグ5と読取部31との通信状況を判定し、その結果を示す通信履歴情報を通信履歴情報保存部33に保存するようになっている。通信履歴情報は、図3(A)に示した通信開始時間d1および通信終了時間d2である。これを詳述する。
そして、読取部31において、物品IDの読み込みが終了すると、通信状況判定部32は、無線タグ5との通信を終了したと判定し、そのときの時間、すなわち通信終了時間d2をその物品IDごとに通信履歴情報保存部33に保存する。
例えば図5(A)に示す移動ルートに従って物品4が移動する場合、その物品4が図5(A)に示した「IN」の位置に移動したときに、通信状況判定部32は、その物品4の無線タグ5との通信を開始したと判定し、そのときの時間を通信開始時間d1として通信履歴情報保存部33に保存する。そして、図5(A)に示した「OUT」の位置に物品4が移動したときに、通信状況判定部32は、その無線タグ5との通信を終了したと判定し、そのときの時間を通信終了時間d2として通信履歴情報保存部33に保存する。つまり、通信履歴情報保存部33では、物品4が通信エリアAを出入りした時間を保存するようになっている。
したがって、図5(B)に示すように、物品4が通信エリアAを2回出入りした場合(同図(B)の「IN」「OUT」を参照)、通信状況判定部32は、物品4が通信エリアAを出入りするたびに、通信開始時間d1あるいは通信終了時間d2を通信履歴情報保存部33に保存することになる。
そして、課金処理部34は、課金した利用料d3を課金情報保存部35に保存するようになっている。保存される利用料d3は、物品IDに関連付けられる。なお、課金情報保存部35は、メモリ等の記憶装置である。
次に、図1に示した通信エリアAの無線タグ用読取装置3における全体的な処理を図6に基づいて説明する。ここでは、通信エリアAについて説明するが、他の通信エリアB〜Dについても同様である。
図6は、無線タグ用読取装置3における全体的な処理を示す処理手順である。ここでは、図5(A)に示した移動ルートに従い、無線タグ5を取り付けた物品4が移動する場合を例にして説明する。
これをさらに詳述すると、課金処理部34は、S12で課金処理を行った利用料d3を、読取部31で読み込まれた物品IDと関連付けて、課金情報保存部35に保存する。これにより、通信エリアAの利用者に対する物品4の利用料を徴収することが可能となる。
そうすると、図2に示した物流管理装置1では、処理装置12が、無線タグ用読取装置3の送信部36からの送信を受けて、送信部36から送信された物品IDごとの通信開始時間d1と通信終了時間d2とを通信エリア別通信履歴データベース111に登録する(図3(A)参照)。また、この処理装置12は、送信部36から送信された物品IDごとの利用料d3を通信エリア別課金データベース112に登録する(図3(B)参照)。このようにして、通信エリアAにおける通信開始時間d1、通信終了時間d2および利用料d3が、各データベース111,112内で物品IDごとに管理されることになる。
ここで、無線タグ用読取装置3での他の課金処理の具体例を説明する。図6のS12では、図4に示した課金処理部34が、課金条件に含まれている定額料金を利用料d3として課金処理を行う場合について説明したが、次のような課金処理を行うようにしてもよい。
また、課金処理部34は、通信履歴情報保存部33に保存されている通信開始時間d1の保存回数、すなわち無線タグ5との通信を新たに開始した回数に応じて利用料d3を課金してもよい。この場合、利用料d3は、例えば、課金条件に含まれている定額料金がその都度加算される。このようにすると、物品4の利用回数に着目して利用料d3を個別具体的に設定することが可能となる。
次に、物流管理装置1での検索処理について図7に基づいて説明する。
図7は、物流管理装置1における検索処理を示す処理手順である。ここでは、前記した通信開始時間d1、通信終了時間d2および利用料d3についての検索をある物品IDについて行う場合を例にして説明するが、この検索に限らない。例えば、通信開始時間d1のみ、通信終了時間d2のみ、あるいは利用料d3のみの検索であってもよい。また、これらの情報を組み合わせた検索であってもよい。
また、物流管理装置1や無線タグ用読取装置3の処理手順も、既知の技術により種々の変更が可能である。
3 無線タグ用読取装置
4 物品
5 無線タグ
6 監視用端末
11 記憶装置
12 処理装置
111 通信エリア別通信履歴データベース
112 通信エリア別課金データベース
Claims (7)
- 物流管理の対象となる物品の提供ルートに設けられ、当該物品に付与されている無線タグと通信可能な所定の通信エリア内で通信を行う複数の無線タグ用読取装置と、前記各無線タグ用読取装置に通信ネットワークを介して接続された物流管理装置とを備えた物流管理システムであって、
前記無線タグ用読取装置は、
前記通信エリア内における前記無線タグとの通信により、その無線タグに予め記録されている当該物品の識別情報を読み込み、前記読み込んだ識別情報ごとに、前記無線タグとの通信状況を示す通信履歴情報を保存するとともに、
前記読み込んだ識別情報ごとに、前記無線タグを付与している当該物品の利用者に課すべき利用料を予め設定された課金条件に基づいて課金し、
前記読み込んだ識別情報ごとに、前記課金した利用料と前記保存した通信履歴情報とを、前記物流管理装置に前記通信ネットワークを介して送信し、
前記物流管理装置は、
前記所定の通信エリア内で通信を行った無線タグ用読取装置から送信されてきた前記識別情報ごとの前記利用料と前記通信履歴情報とを前記通信エリアの別に管理し、
外部装置からの要求を受けて、前記管理した前記識別情報ごとの前記利用料又は前記通信履歴情報の少なくとも一方の情報を前記通信エリアの別に前記外部装置に送信する
ことを特徴とする物流管理システム。 - 前記無線タグ用読取装置は、
前記物品の識別情報を初回に読み込んだときにのみ前記利用料を課金することを特徴とする請求項1に記載の物流管理システム。 - 前記通信履歴情報には、前記無線タグとの通信を開始した通信開始時間とその通信を終了した通信終了時間とが含まれており、
前記無線タグ用読取装置は、
前記利用料を課金するに際し、前記通信履歴情報に含まれている通信開始時間と前記通信終了時間との時間差で示される通信時間に応じて前記利用料を課金することを特徴とする請求項1に記載の物流管理システム。 - 前記無線タグ用読取装置は、
前記利用料を課金するに際し、前記無線タグとの通信を新たに開始した回数に応じて前記利用料を課金することを特徴とする請求項1に記載の物流管理システム。 - 物流管理の対象となる物品の提供ルートに設けられ、当該物品に付与されている無線タグと所定の通信エリア内で通信を行う無線タグ用読取装置であって、
前記通信エリア内における前記無線タグとの通信により、その無線タグに予め記録されている当該物品の識別情報を読み込む読取部と、
前記読取部における読み込み状況から、前記無線タグとの通信状況を判定する通信状況判定部と、
前記読取部により読み込まれた識別情報ごとに、前記無線タグを付与している当該物品の利用者に課すべき利用料を予め設定された課金条件に基づいて課金する課金処理部と、
前記読取部により読み込まれた前記識別情報ごとに、前記通信状況判定部により判定された前記通信状況を示す通信履歴情報と、前記課金処理部により課金された前記利用料とを保存する情報保存部と、
前記情報保存部に保存されている前記識別情報ごとの前記通信履歴情報と前記利用料とを、前記物流管理装置に前記通信ネットワークを介して送信する送信部と
を備えたことを特徴とする無線タグ用読取装置。 - 請求項5に記載の無線タグ用読取装置の送信部から送信された前記識別情報ごとの前記利用料と前記通信履歴情報とを、前記無線タグ用読取装置が通信を行う前記通信エリアの別に管理する記憶装置と、
外部装置からの要求を受けて、前記記憶装置から読み出した前記識別情報に関連付けられた前記利用料又は前記通信履歴情報の少なくとも一方の情報を前記通信エリアの別に前記外部装置に送信する処理装置と
を備えたことを特徴とする物流管理装置。 - 物流管理の対象となる物品の提供ルートに設けられ、当該物品に付与されている無線タグと通信可能な所定の通信エリア内で通信を行う複数の無線タグ用読取装置と、前記各無線タグ用読取装置に通信ネットワークを介して接続された物流管理装置とを備えた物流管理システムにおける物流管理方法であって、
前記無線タグ用読取装置は、
前記通信エリア内における前記無線タグとの通信により、その無線タグに予め記録されている当該物品の識別情報を読み込むステップと、
前記読み込んだ識別情報ごとに、前記無線タグとの通信状況を示す通信履歴情報を保存するステップと、
前記読み込んだ識別情報ごとに、前記無線タグを付与している当該物品の利用者に課すべき利用料を予め設定された課金条件に基づいて課金するステップと、
前記読み込んだ識別情報ごとに、前記課金した使用料と前記保存した通信履歴情報とを、前記物流管理装置に前記通信ネットワークを介して送信するステップとを実行し、
前記物流管理装置は、
前記所定の通信エリア内で通信を行っている前記無線タグ用読取装置から送信されてきた前記識別情報ごとの前記利用料と前記通信履歴情報とを前記通信エリアの別に管理するステップと、
外部装置からの要求を受けて、前記管理した前記識別情報ごとの前記利用料又は前記通信履歴情報の少なくとも一方の情報を前記通信エリアの別に前記外部装置に送信するステップと
を実行することを特徴とする物流管理方法。
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- 2004-10-04 JP JP2004290897A patent/JP2006103846A/ja active Pending
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