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JP2006171248A - 光学モジュールの製造方法 - Google Patents

光学モジュールの製造方法 Download PDF

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JP2006171248A
JP2006171248A JP2004362126A JP2004362126A JP2006171248A JP 2006171248 A JP2006171248 A JP 2006171248A JP 2004362126 A JP2004362126 A JP 2004362126A JP 2004362126 A JP2004362126 A JP 2004362126A JP 2006171248 A JP2006171248 A JP 2006171248A
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Satoru Kato
悟 加藤
Takaomi Nishi
尊臣 西
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Abstract

【課題】 品質の良好なカメラモジュールを安価に提供する。
【解決手段】 (a)配線基板の第1の面に第1電子部品を搭載し、(b)第1電子部品を封止体により封止し、(c)配線基板の第2の面にイメージセンサを含む第2電子部品を搭載し、(d)配線基板の第2の面に上端側にレンズホルダを取り付け、中段にフィルタを載置固定する鏡筒を第2電子部品を覆うように接合し、(e)配線基板に外部電極端子を有するフレキシブル配線基板を接続する各工程を有し、前記工程(e)では、配線基板上に鏡筒を第2の接着剤を介して重ねるとともに、鏡筒の所定箇所にフィルタを第1の接着剤を介して重ね、前記第1及び第2の接着剤を同時に硬化処理して鏡筒及びフィルタの固定を行ってカメラモジュールを製造する。フィルタは、透明なガラス基板と、このガラス基板の一面に形成したコーティング膜とからなり、コーティング膜が上面になる状態で鏡筒にフィルタを接合する。
【選択図】 図2

Description

本発明は光学モジュールの製造方法に関し、例えば、携帯電話機及びビデオカメラ等に搭載する光学モジュール(カメラモジュール)の製造方法に適用して有効な技術に関する。
携帯電話機やビデオカメラ等にはカメラモジュール(固体撮像装置)が搭載されている。カメラモジュールは基板に搭載した画像取込素子(固体撮像素子),CMOSセンサ,CCDセンサ等のイメージセンサに、撮像用のレンズ(光学用凸レンズ)で集光した光(光信号)を取込み、この光信号を画素の配列により電気信号に変換して所定の映像を得る装置である。
固体撮像装置は、回路基板の表面に固体撮像素子が搭載され、裏面に固体撮像素子を駆動するプロセッサー等を含む部品が搭載される構造になっている。固体撮像装置の小型化を図る製造方法として、回路基板の裏面に固体撮像素子を駆動するプロセッサー等を含む部品を搭載した後、回路基板の裏面側に前記部品等を覆うように平板状の成形封止部を形成し、ついで回路基板の表面に固体撮像素子を実装しかつワイヤボンディングを行う方法が知られている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1による固体撮像装置の製造方法では、前記回路基板の表面にマウント台座を取り付け、マウント台座にレンズマウントを取り付ける。また、レンズマウント内の中段にガラスフィルターを取り付け、ついでレンズマウントの上端側にレンズを重ね、このレンズをレンズマウントに固定するレンズキャップで固定して固体撮像装置を製造している。
特開2003−32557号公報
携帯電話機やビデオカメラ等の電子装置に組み込むカメラモジュールは、さらなる製造コストの低減が要請されている。
カメラモジュールの製造方法はその工程数が多く、カメラモジュールの製造コスト増加の原因となっている。例えば、特許文献1にも記載されているように、カメラモジュールの製造においては、回路基板(配線基板)にレンズマウントと呼称される鏡筒を取り付ける工程と、フィルタ(ガラスフィルター)を前記鏡筒に取り付ける工程は別工程となっている。
また、これは本出願人における実験等によって明らかにされたものであるが、鏡筒を配線基板に接着剤で接続固定する場合、つぎのような問題が発生することが判明した。フィルタを取り付けた鏡筒を例えば熱硬化型の接着剤で配線基板に接着固定する場合おいて、フィルタ取付箇所よりも下方の鏡筒部分は配線基板及び接着剤によって密閉された空間を形成することになる。このため、接着剤を加熱して硬化させる際、密閉された空間の空気が膨張し高圧状態になる。そして、この高圧力が原因となり、配線基板と鏡筒下面との間に存在する硬化前の接着剤を外部に吹き出してしまう現象が発生することがわかった。この噴出した飛散物は、製品に付着して製品を汚すばかりでなく、組立装置等周囲をも汚し、作業の中断をももたらすことになる。また接着剤が抜けて出来た穴から異物が侵入して、イメージセンサ上に付着する。この為モニター上に黒い点またはシミが発現して、製品自体は不良品になる。穴が空かなくても、他から接着剤は飛び散って付着した製品は外観不良となる。
本発明の目的は、品質の優れた光学モジュールの製造が可能な光学モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の目的は、製造工程の低減が可能な光学モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の目的は、製造歩留りの向上が達成できる光学モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明の光学モジュール(カメラモジュール)の製造方法は、
(a)第1の面とその反対側の第2の面とを有する配線基板を準備する工程、
(b)前記配線基板の第1の面に第1電子部品を搭載する工程、
(c)前記第1電子部品を封止体により封止する工程、
(d)前記配線基板の第2の面に、イメージセンサを含む第2電子部品を搭載する工程、
(e)前記配線基板の第2の面に、上端側にレンズホルダを取り付け、中段にフィルタを載置固定する鏡筒を、前記第2電子部品を覆うように接合する工程、
(f)前記配線基板に外部電極端子を有するフレキシブル配線基板を接続する工程を有し、
前記工程(e)では、
(g)前記鏡筒と前記フィルタの取り付け部分の少なくともどちらか一方に第1の接着剤を塗布し、かつ前記鏡筒と前記配線基板の接続部分の少なくともどちらか一方に第2の接着剤を塗布する工程、
(h)前記鏡筒内に上方から前記フィルタを位置決め載置し、かつ前記配線基板上に前記鏡筒を位置決め載置する工程、
(i)前記第1の接着剤及び前記第2の接着剤を硬化処理する工程、
(j)前記鏡筒に前記レンズホルダを取り付ける工程を有する。
また、前記工程(g)では、前記第1の接着剤及び前記第2の接着剤は熱硬化性樹脂を用いる。また、前記工程(g)乃至(i)では、前記フィルタとして、透明なガラス基板と、このガラス基板の一面に形成したコーティング膜とからなるものを使用し、前記コーティング膜が前記イメージセンサから遠い位置になるように上面となる状態で前記鏡筒に接合する。また、前記工程(e)では、前記フィルタの取り付け箇所から前記配線基板の接続箇所に至る鏡筒部分に、鏡筒の内外を連通する空気抜け孔を形成しておく。また、前記工程(e)では、前記鏡筒に第1の係止部を形成し、前記配線基板に前記第1の係止部に係止される第2の係止部を設けておき、前記鏡筒を前記第1及び第2の係止部の係止によって位置決めを行って前記配線基板上に接合する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)このような光学モジュールの製造技術によれば、(a)鏡筒内にフィルタを固定する作業と、配線基板上に鏡筒を固定する作業を同時に行うことから工程数の低減が図れ、製造コストの低減が可能になる。
(b)フィルタはコーティング膜が上面となるように鏡筒に取り付けることが可能になることから、コーティング膜が下面となる状態で鏡筒に取り付けられる場合に比較して、イメージセンサからコーティング膜が遠い位置になる。この結果、コーティング膜の表面に異物が付着しても、コーティング膜からイメージセンサまでの距離が長くなることから、異物に起因する像がイメージセンサ面に明瞭に結ばれ難くなり、画像にしみと呼称される汚れが発生し難くなる。これにより、品質の高い光学モジュールを製造することができる。
(c)フィルタの取り付け箇所と配線基板との接続箇所との間の鏡筒部分に、鏡筒の内外を連通する空気抜け孔が形成されていることから、接着剤で鏡筒を配線基板に接着する際、フィルタの取り付け箇所から配線基板の接続箇所との間の鏡筒部分は密閉された空間となることがなく、密閉された空間の高圧状態が発生しない。この結果、接着剤硬化処理時の加熱下において、高圧空気の鏡筒外への噴出も発生せず、噴出に伴う接着剤の飛散が防止でき、製造の歩留りが向上するとともに、組立作業の稼働率も向上する。これらにより、光学モジュールの製造コストの低減が達成できる。
(d)鏡筒と配線基板の位置決めは第1の係止部と第2の係止部の係止によって行われる結果、配線基板と鏡筒との間の位置決めは容易になり、組立の作業性が向上する。
(e)フィルタを鏡筒に取り付けた後、反転させることなく鏡筒を配線基板に取り付けることが可能なため、(フィルタを鏡筒に取り付けた後、一度反転させてから鏡筒を配線基板に取り付けることが不要となることから、)製造工程を低減することができる。この結果、製造コストを下げることができる。
(f)上記(a)乃至(e)により、品質の優れた光学モジュール、即ちカメラモジュールを安価に提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。なお、発明の実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1乃至図18は本実施例の光学モジュールの製造方法に係わる図、具体的にはカメラモジュールの製造に係わる図である。図1及び図2はカメラモジュールの構造を示す図であり、図3乃至図18はカメラモジュールの製造方法に係わる図である。
本実施例1のカメラモジュール、例えば携帯電話、TV電話、PCカメラ、PDA(Personal Digital Assistants :携帯情報端末)、光学マウス、ドアホン、監視カメラ、指紋認識装置または玩具等の画像入力部に使用できるカメラモジュールである。
カメラモジュール1(固体撮像装置)は図1及び図2に示す構造になっている。図1は本実施例1のCMOSセンサ型のカメラモジュール1の平面図であり、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
カメラモジュール1は、図1及び図2に示すように、外観的には配線基板2と、この配線基板2の図2では下面となる第1の面2a全域に形成された封止体3と、配線基板2の図2では上面となる第2の面2bに固定された筒状の鏡筒30と、鏡筒30の上部に取り付けられたレンズホルダ20と、鏡筒30から外れた配線基板2の第2の面2bに接合部材7によって内端が接続されたフレキシブル配線基板8とからなっている。前記レンズホルダ20の上面中央には円形の窓(受光窓)5が設けられている。レンズホルダ20にはレンズ6が取り付けられていて、受光窓5からレンズ6を覗くことができる。
配線基板2は、例えばガラスエポキシ系樹脂を絶縁材料とする多層プリント配線基板からなる。配線基板2は、第1の面2aと、この第1の面2aの反対面である第2の面2bとを有し、第1の面2aにはシステム系部品を搭載するシステム系部品搭載面を各所に有し、第2の面2bには光学系部品を搭載する光学系部品搭載面を有している。
配線基板2のシステム系部品搭載面には、第1電子部品が搭載されている。第1電子部品は、例えば、ロジック用の半導体チップ(以下、単にロジックチップという)10、メモリ用の半導体チップ(以下、単にメモリチップという)11及びチップ部品12等である。これらロジックチップ10、メモリチップ11及びチップ部品12は、配線基板2の第2の面2bに搭載される後述する光学系部品であるセンサチップで得られた電気信号の処理やセンサチップのCMOSイメージセンサ回路の動作を制御するシステム構築用の電子部品である。
ロジックチップ10には、例えばDSP(Digital Signal Processor)等のようなデジタル信号処理用の演算回路が形成されている。ロジックチップ10の図示しない電極は、ワイヤ15を介して配線基板2の配線(ランド)に電気的に接続されている。また、メモリチップ11には、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等のような不揮発性メモリ回路が形成されている。メモリチップ11の図示しない電極は、ワイヤ16を介して配線基板2の配線(ランド)に電気的に接続されている。ワイヤ15,16は、例えば金(Au)等からなる。チップ部品12には、例えばコンデンサや抵抗等のような受動素子が形成されている。チップ部品12の両端の電極は、例えば半田により配線基板2のランド(配線)と接合され電気的に接続されている。
このようなシステム系部品搭載面のロジックチップ10、メモリチップ11、チップ部品12及びワイヤ15,16等は、封止体3により封止されている。封止体3は、例えばシリカフィラー入りエポキシ系樹脂等のような絶縁性の熱硬化性樹脂からなる。
一方、配線基板2の第2の面2bの光学系部品搭載面には、第2電子部品が搭載されている。第2電子部品は、具体的には光センサ用の半導体チップ(撮像素子、固体撮像素子、以下、単にセンサチップという)17である。このセンサチップ17は、受光素子の受光面が露出し、図2においては上面となっている。このセンサチップ17の主面には、CMOSイメージセンサ回路が形成されている。このCMOSイメージセンサ回路は、半導体装置の製造工程で標準的に使用されるCMOSプロセスにより形成されており、センサアレイと、そのセンサアレイで得られた電気信号を処理するアナログ回路とを有している。前記センサアレイには、複数の受光素子がセンサチップ17の主面に沿って縦横方向に規則的に並んで配置されている。個々の受光素子は、CMOSイメージセンサ回路の画素を形成する部分であり、入射された光信号を電気信号に変換する光電変換機能を有している。この受光素子としては、例えばフォトダイオードまたはフォトトランジスタが使用されている。
また、センサチップ17の主面外周縁には、その外周に沿って電極(ボンディングパッド)が複数の配置されている。このボンディングパッドは、前記CMOSイメージセンサ回路の引出電極であり、ワイヤ18を通じて前記配線基板2のランド(配線)に電気的に接続されている。ワイヤ18は、例えば金(Au)等からなる。また、配線基板2の光学系部品搭載面には、鏡筒30が、前記センサチップ17を覆うように固定されている。
鏡筒30は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)等のような絶縁材料で形成されている。鏡筒30は、脚部31と、この脚部31上の本体32とからなっている。本体32と脚部31との間には仕切板33が設けられている。この仕切板33の中央、即ち、前記センサチップ17のセンサアレイに対向する位置には、仕切板33の上下面を貫通する平面矩形状の開口部34が形成されている。この開口部34は、前記仕切板33の上面に第1の接着剤38を介して接着されたフィルタ(IRフィルタ)36によって塞がれている。
フィルタ36は、透明なガラス基板36aと、このガラス基板36aの一面に形成したコーティング膜36bとからなっている。コーティング膜36bはIRフィルタを構成する膜であり、可視光は通すが、所定の周波数以上の不要な赤外線を遮断する機能を有している。フィルタ36は、ガラス基板36aが下となり、コーティング膜36bが上面となる状態でフィルタ36に取り付けられている。即ち、フィルタ36のガラス基板36aと仕切板33が第1の接着剤38で接着されている。第1の接着剤38は、例えば熱硬化性の接着剤(エポキシ樹脂系)が使用され、本実施例では熱処理温度(ベーク)が80℃以上で熱処理時間が10分以上の条件下で硬化させている。
フィルタを鏡筒に取り付けるのには、本実施例で適用する熱硬化性樹脂に限定されず、UV硬化性樹脂の接着剤が使用される場合もある。しかしながら、UV硬化性樹脂を使用した場合、次のような問題があることを本発明者は見出した。1つ目は、フィルタ36を仕切り版33の下側に搭載する場合、コーティング膜36bと仕切り版33が接着剤38を介して接合させる。接着剤38にUV硬化性樹脂を用いると、硬化させるための紫外線を照射する。しかしながら、紫外線の照射によるコーティング膜36b自体の分光性は硬化である。すなわり、コーティング膜36bは硬化されるため、フィルタ36と仕切り版33との接着力が低下する。2つ目は、更には鏡筒30の本体32の部分が壁となり、照射する紫外線が十分にUV硬化性樹脂に当たらないため、接着力が低下する。
フィルタ36は仕切り版33に対して上側に取り付けるとことで、製造工程数の削減が可能である。このことについては、後ほど説明する。またフィルタ36が仕切り版33に対して下側に取り付ける場合に比べ、イメージセンサ(センサチップ17)からコーティング膜36bが遠い位置になる。この結果、コーティング膜36bの表面に異物が付着しても、コーティング膜36bからイメージセンサまでの距離が長くなるため、異物に起因する像がイメージセンサ面に明瞭に結ばれ難くなり、画像にしみと呼称される汚れが発生し難くなる。このしみによる不良の発生率は、異物の大きさ、レンズの焦点距離等によって決まるが、異物からイメージセンサまでの距離を大きくすることによって、異物の大きさに対するシミ不良の発現率を下げることができる。例えば、フィルタ上に30μm以下の異物をシミとして認識させないようにするのに必要な、異物からイメージセンサまでの距離を検討する。1/3インチのイメージセンサ、F値(レンズの絞りの数値)約5のレンズを使い、焦点距離fを約5mmとした場合、異物からイメージセンサまでの距離は少なくとも1.1mm以上必要になる。許容できる範囲内で、この距離を1.1mmより少しでも大きくすることにより、不良の発現率を下げることができる。
また上記フィルタ36の取り付けにおいて、コーティング面36bはガラス基板36aよりも更に上側に位置するように実装することで、センサチップ17からの距離を仕切り版33にコーティング面36bを搭載する場合に比べ長く(大きく)することが可能である。本発明者の検討によれば、仕切り版33とコーティング面36bが接着するようにガラス基板36aよりも下側にコーティング面36bが位置するように搭載すると、コーティング膜36bとPBT材料からなる鏡筒30との接着力は充分でなく、結果的にフィルタ36と鏡筒30間での充分な接着力が得られなくなることがわかった。この結果、コーティング面36bをガラス基板36aよりも上側に搭載することで、フィルタ36と鏡筒30との接着力は向上し、更にシミ不良対策はより向上できる。
鏡筒30の脚部31の下部は筒状となり、その下面が第2の接着剤39を介して配線基板2の光学系部品搭載面に接合されている。第2の接着剤39は、第1の接着剤38と同様な熱硬化性の接着剤が使用されている。これは、鏡筒30を配線基板2に接合する際、予めフィルタ36を仕切板33(鏡筒30)に接着剤38を介して搭載しておき、接着剤38,39の熱硬化処理工程を同時に行えるため、製造工程数の削減が可能となる。
鏡筒30の上部(頭部)には、レンズホルダ(レンズ保持部)20が鏡筒30の頭部の開口を塞ぐように取り付けられている。このレンズホルダ20と鏡筒30とは、鏡筒30の頭部側の筒内周面に形成された雌ねじと、レンズホルダ20の下部外周面に形成された雄ねじとが螺合されることで連結され、さらにその連結部の外周に塗布された図示しない接着剤によりしっかりと固定されている。
レンズホルダ20は、例えば前記鏡筒30と同一の材料で形成されている。レンズホルダ20の内部には、レンズ(光学レンズ)6が、メタル等からなる裏絞り板21によってしっかりと支持された状態で収容されている。レンズ6は、受光用の凸レンズからなり、例えばプラスチック等のような安価で軽量な材料からなり、前記センサチップ17の主面のセンサアレイに対向するように設置されている。レンズホルダ20の上面には、例えば平面円形状の受光窓5が、前記レンズ6との相対的な平面位置が合わされた状態で開口されている。カメラモジュール1の外界の光は、受光窓5、レンズ6、フィルタ36の順に透過してセンサチップ17のセンサアレイに照射されるようになっている。
さらに、前記配線基板2の鏡筒30の固定領域から外れた第2の面2bには、複数の接続端子37が配線基板2の一辺に沿うように並んで配置されている。この接続端子37は、カメラモジュール1内の回路と外部装置とを電気的に接続するための端子である。即ち、この接続端子37は、配線基板2の配線を通じてカメラモジュール1内の回路と電気的に接続されている。また、接続端子37は、例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電フィルム)等のような接合部材7を通じてフレキシブル配線基板8の配線と電気的に接続され、さらにこのフレキシブル配線基板8を通じて外部装置と電気的に接続されるようになっている。フレキシブル配線基板8は、図1において、その下面側の外端縁(右端)に所定ピッチで外部電極端子が形成されていて、例えば、携帯電話機の実装基板の上面のランド(配線)に重ねて接続されるようになっている。
つぎに、本実施例1のカメラモジュール1の製造方法の一例を図3乃至図18を参照しながら説明する。カメラモジュール1は、図3のフローチャートで示すように、配線母基板(配線基板)準備(S01)、部品搭載(S02)、ワイヤボンディング(S03)、樹脂層形成(S04)、基板ハーフダイシング(S05)、部品搭載(S06)、ワイヤボンディング(S07)、鏡筒及びフィルタ接合(S08)、レンズホルダ固定(S09)、配線母基板切断(S10)、フレキシブル配線基板接続(S11)の各工程を経て製造される。
カメラモジュール1の製造においては、図4乃至図6に示すような配線母基板(配線基板)2fを準備する(S01)。
配線母基板2fは、多数のカメラモジュール1を製造するべく複数の製品形成部を有する配線基板である。図4及び図5には、製品形成部40を四角の点線で示してある。互いに隣接する製品形成部40の間の細い領域が最終的に切断によって除去される領域である。配線母基板2fには、製品形成部40が3列5行、合計で15個配置した構造になっている。この数値は、説明の便宜上であり、実際の製造ではさらに多くの数となっている。各製品形成部40の構造は、既に説明した配線基板2の構造である。図4は配線母基板2fの第1の面2aを示し、図5は配線母基板2fの第2の面2bを示してある。また、配線母基板2fの隅部には円形孔からなるガイド孔41及び長孔からなるガイド孔42が設けられている。これらのガイド孔41,42は配線母基板2fの位置決め等において利用される。
配線母基板1の厚さは極めて薄く、例えば0.3mm程度である。配線母基板2fは、例えばガラスエポキシ系樹脂を絶縁材料とする多層配線構造を有しており、例えばサブトラクティブ法により形成されている。
製品形成部40の第1の面2aには、システム系部品を搭載するための配線パターンが設けられているが、図面を見やすくするため図4では省略してある。また、製品形成部40の第2の面2bは光学系部品を搭載するための配線パターンが設けられているが、図面を見やすくするため図5では、製品形成部40の1辺側に配列される複数の接続端子37以外は省略してある。製品形成部40は配線母基板2fを切断することによって配線基板2となることから、表裏面は勿論のこととして内部にも配線が形成されているが、ここでは接続端子37を表記する以外は省略してある。なお、接続端子37は図6乃至図18においても省略してある。
配線母基板2fの配線材料は、例えば銅(Cu)からなる。また、半導体チップの搭載部分,チップ部品の電極付け部分、ワイヤ接続部分(ランド,ワイヤボンディングパッド等)等を形成する配線部分の表面には、必要に応じてめっき膜が形成されている。めっき膜は、例えばニッケル(Ni)及び金(Au)のメッキ処理が施されている。
つぎに、図6に示すように、配線母基板2fの各製品形成部40の第1の面2aにシステム系部品を構成する第1電子部品を搭載する(S02)。即ち、第1電子部品としてロジックチップ10,メモリチップ11,チップ部品12を搭載する。図6では隣接する3個の製品形成部40を示す。矢印で示す範囲が製品形成部40部分である。配線母基板2fを分割するまでは、以降の図では主として隣接する3個の製品形成部40にて説明する。
つぎに、図7に示すように、ワイヤボンディングが必要な箇所にワイヤボンディングを行う(S03)。即ち、ロジックチップ10及びメモリチップ11の電極と配線母基板2fの配線とを導電性のワイヤ15,16で接続する。
つぎに、図8に示すように、各製品形成部40の第1の面2a側に絶縁性樹脂からなる樹脂層(封止体)3fを所定の厚さ形成して、ロジックチップ10,メモリチップ11,チップ部品12等を覆う(S04)。この樹脂層3fは第1電子部品を保護することになる。樹脂としては、例えばシリカフィラー入りエポキシ系樹脂等のような熱硬化性樹脂が使用される。本実施例では、樹脂層3fは、配線母基板2fの略全面を一括して封止する一括封止方法が採用されている。一括封止方法として、例えばトランスファモールディング法が使用される。
つぎに、図9に示すように、樹脂層3fの表面から配線母基板2fの表層に至る切断溝45を形成する(S05)。この切断溝45は、図10に示すように、各製品形成部40の境界に沿って縦横に形成される。これにより樹脂層3fは分断されて封止体3となる。図9以降において、切断溝45は太い実線で示す。配線母基板2fは、切断溝45の深さが配線母基板2fの厚さ方向の例えば、2/3程度の深さで止まっており完全には切断されていない。このように一括封止体(樹脂層)3fを切断溝45によって分離することにより、一括封止体(樹脂層)3fの収縮に起因する配線母基板2fの反りや捻れ等を低減できることから、後述する光学系部品搭載のワイヤボンディングのワイヤのボンダビリティを向上させることができ、カメラモジュール1の製造歩留まりを向上させることができる。なお、切断溝45は、一括封止体(樹脂層)3fを完全に分離するが配線母基板2fの第1の面2aに達していなくても良い。この場合でも前記一括封止体(樹脂層)3fの収縮に起因する配線母基板2fへの応力を緩和できる。また、切断溝45は、一括封止体(樹脂層)3fを完全に分離せず、一括封止体(樹脂層)3fの厚さ方向の途中の位置までに達するものでも良い。この場合でも前記応力をある程度緩和できる。
つぎに、図11に示すように、配線母基板2fの第2の面2bを上面とした状態で各製品形成部40の第2の面2bの光学系部品搭載面に第2電子部品を搭載する(S06)。第2電子部品として、センサチップ17を受光面を上に向けた状態で搭載する。その後、図12に示すように、製品形成部40において、センサチップ17の電極と配線母基板2fの配線とを導電性のワイヤ18で接続する(S07)。このワイヤボンディングにおいて、前述の切断溝45の存在によって配線母基板2fに反りや捩れが発生していないことから、良好なワイヤボンディングが可能になり、ボンダビリティが向上し、製造歩留りの向上を図ることができる。
つぎに、図13に示すように、各製品形成部40において、センサチップ17を覆うように第2の接着剤39によって鏡筒30を配線母基板2fに接合するとともに、鏡筒30に第1の接着剤38によってフィルタ36を接合する(S08)。第1の接着剤38及び第2の接着剤39の硬化処理(ベーク処理)は一回の硬化処理で行う。図14はフィルタ36及び鏡筒30を接合(固定)する方法を説明する模式図である。鏡筒30の仕切板33上面に、例えばディスペンサを用いてリング状に第1の接着剤38を塗布するとともに、鏡筒30を固定する配線母基板2fの上面部分に鏡筒30の脚部31に対向する位置に、リング状に第2の接着剤39を塗布する。接着剤38,39はリング状に塗布することで、鏡筒30と配線母基板2fとの隙間を完全に埋めることができるので、カメラモジュール1の外部からの異物の進入を抑制できる。フィルタ36を仕切り版33の下側に固定する場合、鏡筒30の上下を反転させた状態で固定し、フィルタ36が鏡筒30から脱落しないよう、先に硬化処理をする必要がある。前記硬化処理の後、鏡筒30を反転した後、接着剤39を介して配線母基板2fに鏡筒30を固定する工程となるため、製造工程数が多くなることから、製造コストの低減が困難であった。これに対し、本実施例では、フィルタ36を仕切り版33の上側に、鏡筒30を配線母基板2fに固定するための接着剤39と同じ材料からなる接着剤38を介して固定することで、硬化処理も同一工程においてできるため、製造工程数の低減を実現できる。
鏡筒30の固定において、画像認識が可能な装置を使って、先ず前記配線基板上のイメージセンサの受光面を認識し、次に前記鏡筒の外形または開口部(窓枠)を認識して、イメージセンサの光軸と鏡筒に搭載されたレンズの光軸が少なくとも約±100μmの精度で位置合わせする。これにより、レンズ6の光軸合わせ及び焦点合わせが可能となり、品質の優れたカメラモジュール1が製造できる。
つぎに、鏡筒30の本体32内にフィルタ36を入れ、仕切板33上にフィルタ36を載置する。この際、フィルタ36のガラス基板36aが下面となり、コーティング膜36bが上面となるようにしてフィルタ36を仕切板33上の第1の接着剤38上に位置決め載置する。また、フィルタ36を挿入載置した鏡筒30を配線母基板2fの第2の面2b上にセンサチップ17を覆うように位置決め載置する。鏡筒30の脚部31の下面は第2の接着剤39上に載るようになる。第1の接着剤38及び第2の接着剤39は、例えば、熱硬化性のエポキシ樹脂からなる接着剤が使用される。
つぎに、図示はしないが、ベーク炉に配線母基板2fを入れ、所定の温度(例えば、80℃以上)で、所定の時間(例えば、90分以上)ベーク処理を行い、第1の接着剤38及び第2の接着剤39を硬化させる。この硬化処理によって、図13に示すように、フィルタ36は鏡筒30に固定され、鏡筒30は配線母基板2fに固定される。
つぎに、図15に示すように、鏡筒30の頭部(上部)にレンズホルダ20を固定する(S09)。図16はレンズホルダ20を鏡筒30に接合(固定)する方法を示すための模式図である。レンズホルダ20にはレンズ6が挿入され、かつ裏絞り板21によって固定されている。このレンズホルダ20の下部外周面には雄ねじが形成されていることから、この下部を鏡筒30の上部(頭部)の開口部に挿入し、かつ前記開口部に形成された雌ねじにはめ込み、ねじ締めしてレンズホルダ20を鏡筒30に連結固定する。また、図示はしないが、連結部の外周に接着剤を塗布して封止する。これにより、図15に示すように、鏡筒30にレンズホルダ20が固定される。
つぎに、配線母基板2fを前記切断溝45の底でそれぞれ切断し、図17に示すような個片50を複数形成する(S10)。
つぎに、各個片50の図17では省略してある接続端子37に接合部材7を介してフレキシブル配線基板8を取り付け、図18に示すようなカメラモジュール1を複数製造する。
本実施形態1によれば以下の効果を有する。
(1)鏡筒30内にフィルタ36を固定する作業と、配線基板2(配線母基板2f)上に鏡筒30を固定する作業を同時に行うことから工程数の低減が図れ、カメラモジュール1の製造コストの低減が可能になる。
(2)フィルタ36はコーティング膜36bが上面となるように鏡筒30に取り付けられることから、コーティング膜が下面となる状態で鏡筒に取り付けられる場合に比較して、イメージセンサ(センサチップ17)からコーティング膜36bが遠い位置になる。この結果、コーティング膜36bの表面に異物が付着しても、コーティング膜からイメージセンサまでの距離が長くなることから、異物に起因する像がイメージセンサ面に明瞭に結ばれ難くなり、画像にしみと呼称される汚れが発生し難くなる。この結果、品質(特性)の優れたカメラモジュール1を製造することができる。
(3)上記(1)及び(2)により、品質の優れたカメラモジュール1を安価に製造することができる。
図19乃至図21は本発明の実施例2であるカメラモジュールに係わる図である。図19はカメラモジュールの平面図、図20は図19のカメラモジュールの断面図、図21はカメラモジュールの製造において、配線母基板に鏡筒を取り付ける際、同時に鏡筒にフィルタを取り付ける状態を示す模式的断面図である。
本実施例2のカメラモジュール1は、実施例1のカメラモジュール1の製造において、図20に示すように、フィルタ36の取り付け箇所から配線基板2(配線母基板)の接続箇所に至る鏡筒30部分に、鏡筒30の内外を連通する空気抜け孔55を形成してある。空気抜け孔55は、図20に示すように、脚部31の上面に設けられている。この空気抜け孔55は、図19に示すように、鏡筒30の脚部31の上面に一箇所設けられている。この空気抜け孔55によって鏡筒30を配線基板2に固定した場合、フィルタ36の下方の鏡筒30によって形成される空間は密閉されず、鏡筒30の内外を連通させることになる。前記空気抜け孔55は、接着剤38,39の熱硬化処理が完了後、例えば常温硬化型の接着材(接着剤)若しくは紫外線硬化型の接着材(接着剤)を用いることがより好ましい。これにより、加熱処理を行うことなく空気抜け孔55を埋めることができるので、空気抜け孔55を埋めて鏡筒30が密封された状態で加熱されて鏡筒30内で膨張した空気が鏡筒30外に噴出するのを防止できる。
従って、第1の接着剤38及び第2の接着剤39を硬化処理する際の熱によって前記空間内が高圧状態になることもない。この結果、鏡筒外に接着剤が噴出する現象の発生もなく、接着剤の噴出に伴う製造歩留りの低下や組立装置の稼働率の低下が起きなくなり、カメラモジュール1の製造コストの低減が達成できる。
また、前記空気抜け孔55は、最終的にその開口部を埋めるため、新たにカメラモジュール1の外部からの異物の進入を抑制することができる。
本実施例2のカメラモジュール1は、実施例1のカメラモジュール1の製造において、配線基板2(配線母基板)に鏡筒30を固定する際、位置決めが正確に行えるようになっている。図19及び図21に示すように、鏡筒30の脚部31の下面の2箇所(鏡筒30の外形寸法よりも外側の位置)に係止部としてのピン56が取り付けられているとともに、これら係止部に対応する配線基板2(配線母基板)の第2の面2bに前記ピン56が挿入できる係止部としての挿入孔57が設けられている。更に説明すると、前記封止体3が形成される箇所とは平面的に重ならない位置に配置されている。これにより、封止体3を形成する際、配線基板2の第1の面2aから第2の面2bに封止用の樹脂が漏れることがない。
そして、図21に示すように、鏡筒30を配線母基板2fに載置する際、鏡筒30に設けた第1の係止部であるピン56を、配線母基板2fに設けた第2の係止部である挿入孔57に挿入して位置決めを行い、第2の接着剤39で鏡筒30を配線母基板2fに固定する。鏡筒30を固定し、配線母基板2fを個片化する際、前記ピン56も切断するため、最終的にカメラモジュール1にはピン56が残らない。
この結果、配線母基板2f(配線基板2)と鏡筒30との間の位置決めは容易になり、組立の作業性が向上し、製造コストの低減を図ることができる。なお、図21において、挿入孔57を明瞭とするため、右側の挿入孔57部分に塗布される第2の接着剤39は省略する。また、係止部及びその配置位置は前記実施例の構造に限定されるものではない。例えば、鏡筒30の周面を部分的に張り出させ、この張り出し部分の下面に係止部を形成するようにしてもよい。また、空気抜け孔55の数及び配置箇所も実施例に限定されるものではなく、他の場所に設けてもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるCMOSイメージセンサを用いたカメラモジュールに適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いたカメラモジュール等のような他のカメラモジュールにも適用できる。本発明は少なくとも他の光学モジュールの製造に適用することができる。
本発明の実施例1であるカメラモジュールの平面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 前記カメラモジュールの製造方法を示すフローチャートである。 前記カメラモジュールの製造で使用する複数の製品形成部を有する配線母基板の第1の面を示す平面図である。 前記配線母基板の第2の面を示す平面図である。 前記各製品形成部の第1の面に第1電子部品としてのチップ部品及び半導体チップを搭載した配線母基板を示す断面図である。 前記半導体チップと前記配線母基板をワイヤで接続した配線母基板を示す断面図である。 前記配線母基板の第1の面に樹脂層を一括して設けて前記第1電子部品を覆った状態を示す配線母基板を示す断面図である。 前記樹脂層の表面から配線母基板の表面に亘って切断溝を形成した配線母基板を示す断面図である。 前記切断溝が設けられた配線母基板の平面図である。 前記各製品形成部の第2の面にイメージセンサを形成する第2電子部品を搭載した配線母基板を示す断面図である。 前記第2電子部品と前記配線母基板をワイヤで接続した配線母基板を示す断面図である。 前記各製品形成部の第2の面にイメージセンサを覆うように鏡筒を取り付けた配線母基板を示す断面図である。 前記配線母基板に鏡筒を取り付ける際、同時に鏡筒にフィルタを取り付ける状態を示す模式的断面図である。 前記各鏡筒にレンズホルダを取り付けた状態を示す配線母基板の断面図である。 前記各鏡筒にレンズホルダを取り付ける状態を示す模式的断面図である。 前記配線母基板を各製品形成部ごとに分割して配線基板を含む個片を形成した状態を示す断面図である。 前記配線基板にフレキシブル配線基板を接続した状態を示す正面図である。 本発明の実施例2であるカメラモジュールの平面図である。 図19のカメラモジュールの断面図である。 本実施例2のカメラモジュールの製造において、配線母基板に鏡筒を取り付ける際、同時に鏡筒にフィルタを取り付ける状態を示す模式的断面図である。
符号の説明
1…カメラモジュール、2…配線基板、2a…第1の面、2b…第2の面、2f…配線母基板、3…封止体、3f…樹脂層、5…窓(受光窓)、6…レンズ、7…接合部材、8…フレキシブル配線基板、10…ロジック用の半導体チップ(ロジックチップ)、11…メモリ用の半導体チップ(メモリチップ)、12…チップ部品、15,16…ワイヤ、17…光センサ用の半導体チップ(センサチップ)、18…ワイヤ、20…レンズホルダ(レンズ保持部)、21…裏絞り板、30…鏡筒、31…脚部、32…本体、33…仕切板、34…開口部、36…フィルタ(IRフィルタ)、36a…ガラス基板、36b…コーティング膜、37…接続端子、38…第1の接着剤、39…第2の接着剤、40…製品形成部、41,42…ガイド孔、45…切断溝、50…個片、55…空気抜け孔、56…ピン、57…挿入孔

Claims (6)

  1. (a)第1の面とその反対側の第2の面とを有する配線基板を準備する工程、
    (b)前記配線基板の第1の面に第1電子部品を搭載する工程、
    (c)前記第1電子部品を封止体により封止する工程、
    (d)前記配線基板の第2の面に、イメージセンサを含む第2電子部品を搭載する工程、
    (e)前記配線基板の第2の面に、上端側にレンズホルダを取り付け、中段にフィルタを載置固定する鏡筒を、前記第2電子部品を覆うように接合する工程、
    (f)前記配線基板に外部電極端子を有するフレキシブル配線基板を接続する工程を有し、
    前記工程(e)では、
    (g)前記鏡筒と前記フィルタの取り付け部分の少なくともどちらか一方に第1の接着剤を塗布し、かつ
    前記鏡筒と前記配線基板の接続部分の少なくともどちらか一方に第2の接着剤を塗布する工程、
    (h)前記鏡筒内に上方から前記フィルタを位置決め載置し、かつ前記配線基板上に前記鏡筒を位置決め載置する工程、
    (i)前記第1の接着剤及び前記第2の接着剤を硬化処理する工程、
    (j)前記鏡筒に前記レンズホルダを取り付ける工程を有することを特徴とする光学モジュールの製造方法。
  2. 請求項1記載の光学モジュールの製造方法において、前記工程(g)では、前記第1の接着剤及び前記第2の接着剤は熱硬化性樹脂を用いることを特徴とする光学モジュールの製造方法。
  3. 請求項1記載の光学モジュールの製造方法において、前記工程(g)乃至(i)では、前記フィルタとして透明なガラス基板と、このガラス基板の一面に形成したコーティング膜とからなるものを使用し、前記コーティング膜が前記イメージセンサから遠い位置になるように上面となる状態で前記鏡筒に接合することを特徴とする光学モジュールの製造方法。
  4. 請求項1記載の光学モジュールの製造方法において、前記工程(e)では、前記フィルタの取り付け箇所から前記配線基板の接続箇所に至る鏡筒部分に、鏡筒の内外を連通する空気抜け孔を形成しておくことを特徴とする光学モジュールの製造方法。
  5. 請求項1記載の光学モジュールの製造方法において、前記工程(e)では、前記鏡筒に第1の係止部を形成し、前記配線基板に前記第1の係止部に係止される第2の係止部を設けておき、前記鏡筒を前記第1及び第2の係止部の係止によって位置決めを行って前記配線基板上に接合することを特徴とする光学モジュールの製造方法。
  6. 請求項1記載の光学モジュールの製造方法において、前記工程(e)では、画像認識が可能な装置を使って、先ず前記配線基板上のイメージセンサの受光面を認識し、次に前記鏡筒の外形または窓枠を認識して、イメージセンサの光軸と鏡筒に搭載されたレンズの光軸が少なくとも±100μmの精度で位置合わせすることを特徴とする光学モジュールの製造方法。
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