JP2006170251A - Disk brake - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はディスクブレーキに関し、より詳細には、ディスクブレーキキャリパにおけるディスクブレーキの引きずりを軽減する技術に関する。 The present invention relates to a disc brake, and more particularly, to a technique for reducing disc brake drag in a disc brake caliper.
一般にディスクブレーキにおいては、キャリパの内側にディスクロータを挟んだ状態で一対のパッドが配設されている。車両の非回転部分に固定されたマウンティングは、ディスクの周方向間に隔置された左右一対の支持アームを有し、支持アームにはガイド孔が設けられている。キャリパには、ガイド孔に摺動自在に嵌挿されたスライドピンがボルトにより固定されている。ガイド孔およびスライドピンを介してキャリパがディスクロータの軸方向に移動すると、パッドによりディスクロータが挟圧されて車輪の制動が行われる。 In general, in a disc brake, a pair of pads are disposed with a disc rotor sandwiched inside a caliper. The mounting fixed to the non-rotating portion of the vehicle has a pair of left and right support arms spaced between the circumferential directions of the disc, and the support arms are provided with guide holes. A slide pin that is slidably inserted into the guide hole is fixed to the caliper by a bolt. When the caliper moves in the axial direction of the disc rotor via the guide hole and the slide pin, the disc rotor is clamped by the pad to brake the wheel.
上記ディスクブレーキ構造において、ブレーキパッドがディスクロータに対して均一に押し付けられなかったり、または、除圧後にもブレーキパッドが元通りの位置にまで戻らないことがある。このような現象が起こると、制動時に面圧不均一に起因するブレーキ振動やブレーキ鳴きが発生したり、ディスクロータの偏摩耗が生じたりする。 In the disc brake structure, the brake pad may not be pressed uniformly against the disc rotor, or the brake pad may not return to its original position even after the pressure is released. When such a phenomenon occurs, brake vibration or brake squeal due to uneven surface pressure occurs during braking, or uneven wear of the disk rotor occurs.
そこで、除圧後にブレーキパッドを戻りやすくして、ブレーキ振動や引きずりを防止する技術が考案されている。例えば、押圧方向とは逆向きの付勢力をブレーキパッドに作用させておく技術(特許文献1、2を参照)や、ブレーキパッドが嵌合するトルク受け部を傾斜面とすることで、パッドを戻りやすくした技術(特許文献3を参照)が知られている。
しかしながら、上記特許文献1〜3においては、ディスクロータのトレーリング側におけるブレーキパッドの移動を滑らかにすることは記載されていない。ブレーキパッドをディスクロータに押し付けると、トレーリング側のマウンティングのトルク受け部には接触力が発生し、それに対しリーディング側にはクリアランスが生じるため、ブレーキパッド押圧時に左右のバランスが崩れブレーキパッドの挙動が不安定となり、面圧不均一によるブレーキ鳴きやブレーキ振動が生じることがある。 However, Patent Documents 1 to 3 do not describe smooth movement of the brake pad on the trailing side of the disk rotor. When the brake pad is pressed against the disc rotor, a contact force is generated in the torque receiving part of the mounting on the trailing side, while a clearance is generated on the leading side. May become unstable and brake squeal or vibration may occur due to uneven surface pressure.
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、面圧の不均一を原因とするブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減する技術を提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a condition, The objective is to provide the technique which reduces the brake vibration and brake squeal caused by the nonuniformity of a surface pressure.
本発明のある態様は、車輪とともに回転するディスクロータと、前記ディスクロータの摩擦摺動面に対向して配置されるブレーキパッドと、前記ブレーキパッドの前記ディスクロータに対向しない面に貼付され、該ディスクロータの円周方向に突出する凸部が形成された裏金と、前記ディスクロータの回転軸と平行な方向に前記裏金を押圧して、前記ブレーキパッドをディスクロータの摩擦摺動面に押し当てる押圧手段と、車体側に固定され、前記裏金の押圧時に前記凸部と接触して前記ブレーキパッドの制動トルクを受けるトルク受け部が形成されたマウンティングと、前記凸部と前記トルク受け部の接触部分に配置される接触力低減手段と、を備えることを特徴とするディスクブレーキである。 An aspect of the present invention is affixed to a disk rotor that rotates with a wheel, a brake pad that is disposed to face a frictional sliding surface of the disk rotor, and a surface of the brake pad that does not face the disk rotor, Pressing the back plate in a direction parallel to the rotation axis of the disk rotor and pressing the brake pad against the friction sliding surface of the disk rotor A pressing means; a mounting fixed to the vehicle body side; and a torque receiving portion that receives the braking torque of the brake pad by contacting the convex portion when the back metal is pressed; and the contact between the convex portion and the torque receiving portion And a contact force reducing means disposed on the portion.
この態様によれば、ブレーキパッドをディスクロータの摩擦摺動面に押し当てるときに、トレーリング側の接触力低減手段によってブレーキパッドを左右均等に押し当てることができるので、面圧の不均一を原因とするブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減することができる。 According to this aspect, when the brake pad is pressed against the friction sliding surface of the disc rotor, the brake pad can be pressed evenly by the contact force reducing means on the trailing side. Brake vibration and brake noise can be reduced.
前記接触力低減手段は、複数の弾性体片を並置してなる弾性部と、前記弾性体片の上面に載置され前記凸部と接触する薄板と、を含み、前記弾性部が前記ディスクロータの回転軸と平行な方向に変形可能に構成されているものでもよい。これによると、ブレーキパッドをディスクロータの摩擦摺動面に押し当てるときに、弾性部がディスクロータ側に倒れ込むように変形するため、裏金の移動を妨げることがなくなる。したがって、ブレーキパッドの全面がディスクロータに対して密着し、面圧の不均一を原因とするブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減することができる。 The contact force reducing means includes: an elastic portion formed by juxtaposing a plurality of elastic body pieces; and a thin plate placed on the upper surface of the elastic body piece and contacting the convex portion, wherein the elastic portion is the disk rotor. It may be configured to be deformable in a direction parallel to the rotation axis. According to this, when the brake pad is pressed against the frictional sliding surface of the disc rotor, the elastic portion is deformed so as to fall toward the disc rotor side, so that the movement of the back metal is not hindered. Accordingly, the entire surface of the brake pad is in close contact with the disc rotor, and brake vibration and brake squeal caused by uneven surface pressure can be reduced.
前記接触力低減手段は、摩擦係数を小さくされた面を互いに合わせてなる二枚の薄板であってもよく、この場合、一方の薄板は前記凸部と接触し、他方の薄板は前記トルク受け部に貼付されてもよい。これによると、ブレーキパッドをディスクロータの摩擦摺動面に押し当てるときに、一方の薄板が凸部に引きずれられてディスクロータ側に移動し、この薄板はもう一方の薄板に対して滑らかに移動する。これによって、ブレーキパッドのトレーリング側の引きずりが起こりにくくなるので、ブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減することができる。 The contact force reducing means may be two thin plates formed by aligning surfaces with a reduced friction coefficient. In this case, one thin plate is in contact with the convex portion, and the other thin plate is the torque receiving member. It may be affixed to the part. According to this, when the brake pad is pressed against the frictional sliding surface of the disc rotor, one thin plate is dragged by the convex portion and moves to the disc rotor side, and this thin plate is smooth against the other thin plate. Moving. This makes it difficult for the trailing side of the brake pad to be dragged, so that brake vibration and brake noise can be reduced.
本発明のディスクブレーキによれば、トレーリング側の接触力低減手段によってブレーキパッドを左右均等に押し当てることができるので、面圧の不均一を原因とするブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減することができる。 According to the disc brake of the present invention, the brake pad can be pressed evenly left and right by the contact force reducing means on the trailing side, so that it is possible to reduce brake vibration and brake squeal due to uneven surface pressure. it can.
図1は、本発明の一実施形態に係るディスクブレーキ10を示す。ディスクブレーキ10は、図示しない車両の非回転部材に固定されたマウンティング12と、マウンティング12に摺動自在に支持されるキャリパ16とを備えている。キャリパ16は、内部にピストン32を備えるシリンダ部と、シリンダ部から伸び出してディスクロータ26を間にしてシリンダ部と対向する図示しない爪部とを有している。キャリパ16の内側の、シリンダ部と爪部との間には、車輪とともに同軸に回転するディスクロータ26を挟んで、インナパッド30b、アウタパッド28bが対向して配設されている。インナパッド30bおよびアウタパッド28bの、ディスクロータ26に対向していない側には、それぞれ裏金30a、28aが固定されている。裏金30aは、ディスクロータ26のインナ側において、マウンティング12によりディスクロータ26の軸方向に摺動可能に支持されている。また、裏金28aは、ディスクロータ26のアウタ側において、マウンティング12によりディスクロータ26の軸方向に摺動可能に支持されている。
FIG. 1 shows a
裏金30aの背部には、上述したキャリパ16のシリンダ部が配設されている。ピストン32が作動して裏金30aを押すと、インナパッド30bがディスクロータ26のインナ側に(図1に示す矢印50の方向に)押圧される。また、裏金28aの背部には、キャリパ16の図示しない爪部が配置されている。この爪部が移動して裏金28aを押すと、アウタパッド28bがディスクロータ26のアウタ側に(図1に示す矢印52の方向に)押圧されるように構成されている。
The above-described cylinder portion of the
マウンティング12は、内部に互いに平行なガイド孔20が形成された一対のアーム部14を備えている。キャリパ16は、シリンダ部からディスクロータ26の周方向に延在する一対のキャリパアーム18を備えている。このキャリパアーム18には、スライドピン22をキャリパアーム18にボルト締結するための、互いに平行なピンボルト孔34が形成されている。ディスクロータ26の軸方向に向けて、スライドピン22がそれぞれピンボルト24にて固定される。スライドピン22のガイド孔20に嵌挿される部分の長さは、ガイド孔20の深さよりも大きくされている。そして、スライドピン22は、相対する前記ガイド孔20に所定の間隙を有する状態で摺動自在に嵌挿される。これにより、キャリパ16は、スライドピン22を介してディスクロータ26の軸方向に摺動可能な状態でマウンティング12に支持される。
The
以上のように構成されたディスクブレーキ10において、ピストン32が矢印50の方向に突き出されると、インナパッド30bがディスクロータ26のインナ側に押し付けられるとともに、その反力でキャリパ16がピストン32の突き出し方向とは反対の方向(矢印52の方向)へ移動され、図示しない爪部によりアウタパッド28bがディスクロータ26のアウタ側に押し付けられる。これにより、ディスクロータ26がアウタパッド28bおよびインナパッド30bにより挟圧されて、車輪が制動される。
In the
スライドピン22の基部と、アーム部14のガイド孔20の開口端の間には、ゴム等の可撓性部材で作成された筒状のピンブーツ(ダストブーツともいう)40が取り付けられている。ガイド孔20の開口端部内周面には環状溝64が形成されており、この環状溝64内に、ピンブーツ40の一端の取付部42がスライドピン22との間に締め代をもって嵌合されている。また、スライドピン22の基部の外周にも環状溝66が形成されており、この環状溝66内にピンブーツ40の他端の取付部62が嵌合されている。そして、ガイド孔側の取付部42とスライドピン側の取付部62とを連結する蛇腹状の環状連結部60は、両取付部に比して薄肉であり、スライドピン22の摺動変位に追従して伸縮するようになっている。この環状連結部60によって、スライドピン22とガイド孔20の摺動面が被覆されており、摺動面に塵や埃等の異物が侵入するのを防止している。
A cylindrical pin boot (also referred to as a dust boot) 40 made of a flexible member such as rubber is attached between the base portion of the
図2は、図1のA−A断面を図1中の矢印方向から見たときの、マウンティング12と裏金30aの構造を簡略化して示す。マウンティング12には、凹状のトルク受け部72が形成されている。また、裏金30aの両側面には凸部70が形成されている。凸部70がマウンティング12に設けられたトルク受け部72に嵌めあわされることで、ブレーキ制動中にインナパッド30bがディスクロータ26に引きずられた場合でも、インナパッド30bをディスクロータ26に対向する位置に留めておくことができる。裏金28aについても同様の凸部が形成されており、これを嵌め合わせるトルク受け部がマウンティング12に形成されている。
FIG. 2 shows a simplified structure of the
ところで、ブレーキパッドがディスクロータに押し付けられると、ブレーキパッドにはディスクロータ接線方向に接線力が作用し、トレーリング側のトルク受け部に凸部が押し付けられるため、トルク受け部に押圧力が発生する。ブレーキパッドがディスクロータの軸線方向に移動しようとするとき、この押圧力によって、トルク受け部と凸部との間に移動方向とは逆向きの接触力が発生し、ブレーキパッドの軸方向への円滑な移動を妨げるようになる。これに対し、ブレーキパッドのリーディング側におけるトルク受け部と凸部との間にはクリアランスが生じるので、このような摩擦力は発生しない。したがって、ブレーキパッドをディスクロータに押し付けるとき、ブレーキパッドのリーディング側はディスクロータの摺動摩擦面に対して密着するが、トレーリング側ではブレーキパッドはディスクロータの摺動摩擦面に密着しなくなる。これによって、ブレーキパッドの面圧が不均一に分布するようになるため、ブレーキパッドが安定的に保持されずブレーキパッドが振動して、ブレーキ鳴きの発生原因ともになる。また、ディスクロータの回転中の厚さ変化に対してブレーキパッドの追従性が低下するため、トルク変動が発生してブレーキ振動の原因にもなる。 By the way, when the brake pad is pressed against the disc rotor, a tangential force acts on the brake pad in the tangential direction of the disc rotor, and the convex portion is pressed against the torque receiving portion on the trailing side, so that pressing force is generated at the torque receiving portion. To do. When the brake pad tries to move in the axial direction of the disc rotor, this pressing force generates a contact force in the direction opposite to the moving direction between the torque receiving portion and the convex portion. Prevents smooth movement. On the other hand, since a clearance is generated between the torque receiving portion and the convex portion on the leading side of the brake pad, such a frictional force is not generated. Therefore, when the brake pad is pressed against the disc rotor, the leading side of the brake pad is in close contact with the sliding friction surface of the disc rotor, but the brake pad is not in close contact with the sliding friction surface of the disc rotor on the trailing side. As a result, the surface pressure of the brake pads is unevenly distributed, so that the brake pads are not stably held, and the brake pads vibrate, causing the occurrence of brake noise. In addition, since the followability of the brake pad is reduced with respect to the thickness change during the rotation of the disk rotor, torque fluctuation occurs, which also causes brake vibration.
そこで、本実施の形態では、トルク受け部と凸部の間に発生する接触力を小さくすることによって、トレーリング側のブレーキパッドのディスクロータに対する追従性を高めて、ブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減するようにした。 Therefore, in this embodiment, by reducing the contact force generated between the torque receiving portion and the convex portion, the followability to the disc rotor of the brake pad on the trailing side is improved, and brake vibration and brake squeal are reduced. I tried to do it.
図3は、図2のC−C断面の拡大図であり、本発明の一実施例を示す。マウンティング12のトルク受け部72には、裏金30aの凸部70とトルク受け部72との間の接触力を低減する接触力低減手段80が設けられている。接触力低減手段80は、例えばSUS鋼で作成された薄板82(例えば、厚さ0.4〜0.5mm)と、ゴムなどの弾性材料で形成された弾性部84から構成される。弾性部84は複数の柱86からなる。各柱86は図3の奥行き方向に延びる四角柱形状であり、その上端が同一平面を形成するように配列される。各柱86の間の間隔は、柱86が図3中の上下方向に変形可能な程度に離されている。柱86の上端と薄板82とは接着されている。
FIG. 3 is an enlarged view of the CC cross section of FIG. 2, showing an embodiment of the present invention. The
インナパッド30bがディスクロータ26に押圧されると、トレーリング側の凸部70はトルク受け部72の薄板82に強く押し付けられるため、摩擦力が発生し、薄板82は裏金30aに引張られてディスクロータ26側に移動しようとする。弾性部84は、上述のように複数の柱が間隔を空けて配置された構成となっているため、ディスクロータの回転軸方向には比較的容易に変形するが、ディスクロータの円周方向の変形量は小さい。したがって、このとき、図4に示すように、弾性部84がディスクロータ26側に倒れ込むように変形するため、裏金30aの移動を妨げることがなくなる。これによって、インナパッド30bの全面がディスクロータ26に対して密着するようになるので、面圧の不均一を原因とするブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減することができる。ピストン32によるインナパッド30bの押圧力がなくなると、弾性部84の復元力が、薄板82をディスクロータ26から離す方向に作用する。なお、裏金28aとアウタパッド28bについても、上記と同様の構成を取りうることは言うまでもない。
When the
ディスクロータによるブレーキパッドの引きずりが強いときは、上記構造の接触力低減手段80では、凸部70が薄板82を押し込んでしまい、ブレーキパッドの軸方向への円滑な動きを妨げてしまう場合が起こりうる。そこで、本発明の別の実施例では、図5に示すように、接触力低減手段90として、二枚のSUS鋼で作成された薄板92a、92bを互いに面接触させて配置する。薄板92aは凸部70に接触し、薄板92bはトルク受け部72の底面に貼り付けられる。そして、これら薄板90a、90bの間に、潤滑油やグリースなどを塗布して、摩擦係数を小さくする。この構成において、インナパッド30bをディスクロータ26に押し付けると、図6に示すように、薄板92aは凸部70に引きずれられてディスクロータ側に移動するが、薄板92aは薄板92bに対して滑らかに移動する。これによって、ブレーキパッドのトレーリング側の引きずりが起こりにくくなるので、ブレーキ振動やブレーキ鳴きを低減することができる。なお、裏金28aとアウタパッド28bについても、上記と同様の構成を取りうることは言うまでもない。
When the brake pad is strongly dragged by the disc rotor, in the contact force reducing means 80 having the above structure, the
なお、薄板92aと92bは、接触面の摩擦力が比較的低く、かつブレーキパッド押圧時にトレーリング側の凸部によって大きく変形しない程度の強度を有する材料であれば、SUS鋼板に限られず、例えば、自己潤滑性のある薄い樹脂板であってもよい。
The
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、そのような変形例を述べる。 The present invention has been described above based on the embodiment. It should be understood by those skilled in the art that these embodiments are exemplifications, and that various modifications can be made to the combination of each component and each processing process, and such modifications are also within the scope of the present invention. Such modifications will be described below.
ブレーキパッドのトルク受け部に、ピストンの除圧時にブレーキパッドをディスクロータから引き離す力を作用させる手段を設けてもよい。これを図7を参照して説明する。 A means for applying a force for pulling the brake pad away from the disc rotor when the piston is depressurized may be provided in the torque receiving portion of the brake pad. This will be described with reference to FIG.
図7は、裏金の凸部を、ディスクロータの円周方向から見たときの様子を示す。この実施例では、裏金30aの凸部94は、短辺がディスクロータ26側にある台形断面形状に形成されている。図示しないトルク受け部には、弾性力のある板片を折り曲げて成形されたサポートクリップ96が嵌め込まれている。このサポートクリップ96は、台形断面の凸部94を上下方向から挟み込むように配置される。この構成において、凸部94は、サポートクリップ96の弾性力によってディスクロータ26から離間する方向に押し戻される。このため、ピストンの除圧時にはインナパッド30bとディスクロータ26の間にクリアランスができるので、除圧時の引きずりが低減される。これによって、ブレーキの振動要因となるディスクロータの肉厚差成長を抑制することができるされる。このサポートクリップ96が嵌め込まれたトルク受け部は、図5および図6に示した実施例のように、接触力低減手段90によってインナパッド30bをディスクロータ26から引き離す力が作用しない場合には、特に有用である。
FIG. 7 shows a state when the convex portion of the back metal is viewed from the circumferential direction of the disk rotor. In this embodiment, the
また、凸部94を図7の上下方向から挟み込むようにサポートクリップ96を配置することで、凸部94が裏金30aから突出する方向から裏金30aを挟み込んで裏金30aを支持するよりも、ブレーキパッドのトレーリング側で裏金30aを安定して保持することができる。また、図8に示すように、二つのサポートクリップ96で凸部94を上下方向から挟み込むようにして、凸部94に対して弾性力を作用させるようにしてもよい。
Further, by arranging the
10 ディスクブレーキ、 12 マウンティング、 14 アーム部、 16 キャリパ、 18 キャリパアーム、 20 ガイド孔、 22 スライドピン、 24 ピンボルト、 26 ディスクロータ、 28a 裏金、 28b アウタパッド、 30a 裏金、 30b インナパッド、 32 ピストン、 70 凸部、 72 トルク受け部、 80 接触力低減手段、 82 薄板、 84 弾性部、 86 柱、 90 接触力低減手段、 92a 薄板、 92b 薄板、 94 凸部、 96 サポートクリップ。 10 Disc brake, 12 Mounting, 14 Arm part, 16 Caliper, 18 Caliper arm, 20 Guide hole, 22 Slide pin, 24 Pin bolt, 26 Disc rotor, 28a Back metal, 28b Outer pad, 30a Back metal, 30b Inner pad, 32 Piston, 70 Convex part, 72 Torque receiving part, 80 Contact force reducing means, 82 Thin plate, 84 Elastic part, 86 Column, 90 Contact force reducing means, 92a Thin plate, 92b Thin plate, 94 Convex part, 96 Support clip.
Claims (3)
前記ディスクロータの摩擦摺動面に対向して配置されるブレーキパッドと、
前記ブレーキパッドの前記ディスクロータに対向しない面に貼付され、該ディスクロータの円周方向に突出する凸部が形成された裏金と、
前記ディスクロータの回転軸と平行な方向に前記裏金を押圧して、前記ブレーキパッドをディスクロータの摩擦摺動面に押し当てる押圧手段と、
車体側に固定され、前記裏金の押圧時に前記凸部と接触して前記ブレーキパッドの制動トルクを受けるトルク受け部が形成されたマウンティングと、
前記凸部と前記トルク受け部の接触部分に配置される接触力低減手段と、
を備えることを特徴とするディスクブレーキ。 A disk rotor that rotates with the wheels;
A brake pad disposed opposite to the friction sliding surface of the disk rotor;
A back metal that is affixed to a surface of the brake pad that does not face the disk rotor and that has a convex portion that protrudes in the circumferential direction of the disk rotor;
A pressing means that presses the backing metal in a direction parallel to the rotation axis of the disk rotor and presses the brake pad against the friction sliding surface of the disk rotor;
A mounting that is fixed to the vehicle body and has a torque receiving portion that receives the braking torque of the brake pad in contact with the convex portion when the back metal is pressed;
Contact force reducing means disposed at a contact portion between the convex portion and the torque receiving portion;
A disc brake comprising:
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