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JP2006030322A - 反射表示装置およびディスプレイ機器 - Google Patents

反射表示装置およびディスプレイ機器 Download PDF

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JP2006030322A JP2004205321A JP2004205321A JP2006030322A JP 2006030322 A JP2006030322 A JP 2006030322A JP 2004205321 A JP2004205321 A JP 2004205321A JP 2004205321 A JP2004205321 A JP 2004205321A JP 2006030322 A JP2006030322 A JP 2006030322A
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Abstract

【課題】発光部からの光を透明板に形成した反射部で反射させて機器の操作状況や動作状態などを表示する反射表示装置で、透明板に表示用の反射部を容易に形成できるようにする。
【解決手段】ディスプレイ機器の外枠の上側部を構成する外枠上側板110の内面に貼り付ける、枠状の透明部の上側部を構成する透明上側板210に、その内面に臨ませて溝孔215G,215Rおよび215Bを形成する。溝孔215G,215Rおよび215Bの周面は粗面とする。溝孔215G,215Rおよび215Bの位置において透明上側板210の内面側に、緑色LED82G、赤色LED82Rおよび青色LED82Bを配置する。緑色LED82G、赤色LED82Rおよび青色LED82Bから出射した光は、それぞれ溝孔215G,215Rおよび215Bの周面で乱反射する。
【選択図】図2

Description

この発明は、LED(発光ダイオード)などの発光部からの光を透明板に形成した反射部で反射させて機器の操作状況や動作状態などを表示する反射表示装置、および、この反射表示装置および画像表示用ディスプレイを備えるディスプレイ機器に関する。
機器の操作状況や動作状態などを表示するために、LEDなどの発光部(発光素子)からの光を透明板に照射し、透明板に形成した反射部で反射させて、機器使用者に認識させる装置が考えられている。
具体的に、特許文献1(特開2004−61922号公報)には、図15に示すように、PDP(プラズマディスプレイパネル)本体91の手前の前面ガラス板92の裏面に、黒色塗装部93より周辺側の部分において、裏面に光反射部95が形成された透明板94を貼り付けるとともに、PDP本体91の背後の筐体96の裾部に発光部97を設け、この発光部97から出射した光98を、透明板94に入射させて、光反射部95で反射させ、反射光99として正面側に出射させることが示されている。
光反射部95は、具体的には、球状の面の一部、傾斜面、または円筒面の一部を有する凹部とされる。
上に挙げた先行技術文献は、以下のとおりである。
特開2004−61922号公報
しかしながら、上述した従来の反射表示装置では、球状の面の一部、傾斜面、または円筒面の一部を有する凹部からなる光反射部95を形成するために、例えば、透明板94をアクリル板などとして金型による成形によって作成する場合には、特殊な金型を必要とし、また、光反射部95として傾斜した鏡面を形成して、反射光99を透明板94の板面に垂直な方向に出射させるには、鏡面の傾斜角を正確に設定する必要があり、光反射部95の形成が複雑となる。
そこで、この発明は、発光部からの光を透明板に形成した反射部で反射させて機器の操作状況や動作状態などを表示する反射表示装置において、透明板に表示用の反射部を容易に形成できるようにしたものである。
この発明の反射表示装置は、透明板と、この透明板の一面側に配置された発光部とを備え、前記透明板には、前記一面に臨んで、前記発光部から出射した光が照射される、周面が粗面とされた孔が形成されたものとする。
上記の構成の、この発明の反射表示装置では、発光部から出射した光が、透明板の一面側から透明板の孔内に照射され、孔の粗面とされた周面で乱反射して、透明板の孔の部分が浮き出るように表示される。
この発明によれば、表示用の反射部を構成する、周面が粗面とされた孔は、特殊な金型を使用して透明板を作成し、または傾斜角を正確に設定して鏡面を形成するなどの方法によらずに、平板状の透明板の作成後、ドリル加工などによって容易に形成することができ、表示用の反射部を容易に形成することができる。
〔ディスプレイ機器の一例の概要:図1〕
図1は、この発明の反射表示装置の一例を備える、この発明のディスプレイ機器の一例を示し、画像表示用ディスプレイとして液晶ディスプレイパネルを備える場合である。
この例のディスプレイ機器は、枠組み装置10と液晶ディスプレイパネル20を備え、スタンド51に取り付けられる。
枠組み装置10は、外枠100、図1では省略した内枠(キャビネット)、および外枠100と内枠との間に介在された透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240を備え、外枠100の左上、右上、左下および右下のコーナー部に、コーナーカバー510,520,530および540が設けられたものである。
透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240は、全体として枠状の透明部を形成するものであり、ディスプレイ機器を正面側(図1の紙面の表側)から見たとき、これら透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230、透明右側板240および外枠100は、浮いた感じに見えるものである。
透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240は、それぞれ、アクリル板やポリカーボネート板などによって形成され、例えば、上下方向または左右方向の厚みが10mm前後、奥行方向(前後方向)の幅が数cm以上、というように、厚みが幅に比べて十分に小さいものとされる。
液晶ディスプレイパネル20は、内枠の内側に取り付けられ、液晶表示素子およびバックライトを備え、さらに液晶表示素子およびバックライトを駆動する回路部や電源部を備えるものである。
液晶ディスプレイパネル20の表示画面の周縁と、透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240の内側の縁との間のエリアには、内部を覆い隠すようにフロントマスク890が配置される。
図では省略したが、フロントマスク890には、左右のスピーカの配置位置に相当する位置に多数の微細な放音用丸穴が形成される。
この発明の反射表示装置は、この例では、以下に示すように、以上のようなディスプレイ機器の少なくとも一辺部に設けられる。
なお、以下では、液晶ディスプレイパネル20の表示画面の縦方向を上下方向、表示画面の横方向を左右方向、表示画面に垂直な方向(図1の紙面に垂直な方向)を奥行方向(前後方向)、より表示画面の中心に近づく方向を内側、より表示画面の中心から遠ざかる方向を外側とし、奥行方向については、図1の紙面の表側を正面側、図1の紙面の裏側を背面側とする。
〔反射表示装置の例:図2〜図5〕
図2および図3に、この発明の反射表示装置の一例を示す。この例は、図1に示したディスプレイ機器の上辺部に反射表示装置を設ける場合である。
具体的に、図2では、フロントマスク890の一部を切り欠き、透明上側板210の一部を断面にして示すように、透明上側板210には、それぞれ、その内面(図2の下側の面)に臨んで、その厚み方向(図2の上下方向)に、3個の溝孔215G,215Rおよび215Bが形成されるとともに、透明上側板210の内側の図2では省略した内枠の内側には、それぞれ、溝孔215G,215Rおよび215Bと対向する位置において、緑色LED82G、赤色LED82Rおよび青色LED82Bが、回路基板81上に取り付けられて配置される。
図3に示すように、溝孔215G,215Rおよび215Bの周面216G,216Rおよび216Bは、それぞれ粗面とされる。このような、周面216G,216Rおよび216Bが粗面の溝孔215G,215Rおよび215Bは、ドリル加工などによって容易に形成することができる。
また、透明上側板210を正面側(図2および図3の紙面の表側)から見たとき、透明上側板210の外側の外枠上側板110の内面、透明上側板210の内側の内枠、および後述の貼り付け用の両面接着テープなどが見えないように、透明上側板210の外面および内面には、印刷によって鏡面薄膜213および214が形成される。図1に示した透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240についても、同じである。
なお、溝孔215G,215Rおよび215Bの断面形状は、円形、四角形、三角形など、いずれでもよい。
以上の図2および図3の例の反射表示装置では、緑色LED82Gから出射した緑色光1G、赤色LED82Rから出射した赤色光1R、および青色LED82Bから出射した青色光1Bが、それぞれ、透明上側板210の内面側から溝孔215G,215Rおよび215Bに入射し、溝孔215G,215Rおよび215Bの粗面とされた周面216G,216Rおよび216Bで乱反射して、透明上側板210の溝孔215G,215Rおよび215Bの部分が浮き出るように表示される。具体的に、この場合の照明は、やわらかな、広がりのある感じのものとなる。
この例の反射表示装置の表示例としては、例えば、図1の例のディスプレイ機器(上記のようにスピーカによって音声も出力する)の電源がオンにされているときには、緑色LED82Gが駆動点灯されることによって、溝孔215Gが緑色に表示され、ディスプレイ機器がスタンバイ状態にあるときには、赤色LED82Rが駆動点灯されることによって、溝孔215Rが赤色に表示され、消音モードで画像(映像)が表示されている状態、または消画モードで音声のみが出力されている状態では、青色LED82Bが駆動点灯されることによって、溝孔215Bが青色に表示されるようにすることができる。
図4の例に示すように、透明上側板210に、図2および図3のような溝孔215G,215Rおよび215Bに代えて、貫通孔217G,217Rおよび217Bを形成してもよい。この場合も、貫通孔217G,217Rおよび217Bの周面は粗面とする。
ただし、この場合、透明上側板210の外面には、それぞれ、貫通孔217G,217Rおよび217Bを塞ぐように反射膜218G,218Rおよび218Bを形成する。これは、上記の鏡面薄膜213を形成した後にドリル加工などによって貫通孔217G,217Rおよび217Bを形成した場合には、鏡面薄膜213中の貫通孔217G,217Rおよび217Bに臨む部分が剥げ落ちてしまい、逆にドリル加工などによって貫通孔217G,217Rおよび217Bを形成した後に鏡面薄膜213を形成する場合には、貫通孔217G,217Rおよび217Bに臨む部分には鏡面薄膜213を形成することができず、反射膜218G,218Rおよび218Bを形成しないと、貫通孔217G,217Rおよび217Bの周面で乱反射した光が透明上側板210の外側に抜け、透明上側板210の外側の上述した両面接着テープなどに吸収されてしまうからである。
反射膜218G,218Rおよび218Bを形成することによって、透明上側板210の外側に進む光は反射膜218G,218Rおよび218Bで反射して、貫通孔217G,217Rおよび217B内に戻り、貫通孔217G,217Rおよび217Bの部分が表示されるようになる。
図5の例に示すように、透明上側板210に、深さ(長さ)が異なる複数の溝孔219a,219b,219c,219dおよび219eを形成し、その溝孔219a,219b,219c,219dおよび219eの位置において、透明上側板210の内面側に、LED83a,83b,83c,83dおよび83eを配置してもよい。
この例では、例えば、出力音量レベルが最低レベル範囲にあるときには、LED83aのみが駆動点灯されることによって、溝孔219aのみが表示され、出力音量レベルが2番目に低いレベル範囲にあるときには、LED83bのみが、またはLED83aおよび83bが駆動点灯されることによって、溝孔219bのみが、または溝孔219aおよび219bが表示され、出力音量レベルが中程度のレベル範囲にあるときには、LED83cのみが、またはLED83a,83bおよび83cが駆動点灯されることによって、溝孔219cのみが、または溝孔219a,219bおよび219cが表示され、出力音量レベルが2番目に高いレベル範囲にあるときには、LED83dのみが、またはLED83a,83b,83cおよび83dが駆動点灯されることによって、溝孔219dのみが、または溝孔219a,219b,219cおよび219dが表示され、出力音量レベルが最高レベル範囲にあるときには、LED83eのみが、またはLED83a,83b,83c,83dおよび83eが駆動点灯されることによって、溝孔219eのみが、または溝孔219a,219b,219c,219dおよび219eが表示されるようにするなど、ディスプレイ機器の量的な操作状況や動作状態を表示することができる。
以上の例は、反射表示装置を図1に示したディスプレイ機器の上辺部に設ける場合であるが、反射表示装置は、図1に示した透明下側板220、透明左側板230または透明右側板240に関連づけて、ディスプレイ機器の下辺部、左辺部または右辺部に設けてもよい。もちろん、ディスプレイ機器の複数の辺部に設けてもよい。
〔枠組み装置の例:図6〜図14〕
図6に、図1に示した枠組み装置10の内枠を除く部分を示す。
外枠100は、外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140によって構成される。外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140は、それぞれ、例えばアルミニウムの押し出し材によって形成される。
外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140の内面には、それぞれ透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240が、それぞれ両面接着テープによって貼り付けられる。
透明上側板210の内面には、左側の位置にホルダー610が、右側の位置にホルダー620が、中央の位置にホルダー630が、それぞれ両面接着テープによって貼り付けられる。透明下側板220の内側にも、左側の位置にホルダー650が、右側の位置にホルダー660が、中央の位置にホルダー670が、それぞれ両面接着テープによって貼り付けられる。
同様に、透明左側板230の内側には、上側の位置にホルダー710が、下側の位置にホルダー720が、中央の位置にホルダー730が、それぞれ両面接着テープによって貼り付けられ、透明右側板240の内側にも、上側の位置にホルダー750が、右側の位置にホルダー760が、中央の位置にホルダー770が、それぞれ両面接着テープによって貼り付けられる。
ホルダー610には突片611,612,613および614が、ホルダー620には突片621,622,623および624が、ホルダー630には突片631および633が、というように、各ホルダーには、これらが貼り付けられた透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240が貼り付けられた外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140、すなわち外枠100を、内枠に取り付けるための突片が、それぞれ一体に形成され、これら突片がネジによって内枠に締結されることによって、外枠100と内枠が合体され、枠組み装置10が構成される。
図7に、内枠の一例を示す。この例の内枠900は、内枠上側板部910、内枠下側板部920、内枠左側板部930および内枠右側板部940からなる内枠本体部950と、内枠前面部960とを有し、プラスチックが一体成型されることによって形成される。
内枠本体部950の内側には、上記の各ホルダーの各突片がネジ止めされるネジ孔部970が形成され、内枠前面部960の左右の板部には、スピーカが臨む透孔980が形成される。
そして、上述したように、このように一体化された内枠900に、図6に示したように透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240が貼り付けられた外枠100が取り付けられる。
図8に、外枠100の上側部の構成を示す。図1および図6では示していないが、図8(A)に示すように、透明上側板210の左右の端面211および212は、左右方向および上下方向に対して45度の傾きの傾斜面とされる。
ホルダー610,620および630は、それぞれ両面接着テープによって、図8(B)に示すように透明上側板210の内面に貼り付けられ、そのホルダー610,620および630が貼り付けられた透明上側板210は、両面接着テープによって、図8(B)に示すように外枠上側板110の内面に貼り付けられる。
外枠100の上側部の構成部品としては、そのほか、図6に示した左上コーナー部11の組立て用に、コーナーブラケット310、コーナージョイント410およびコーナーカバー510が用いられ、図6に示した右上コーナー部12の組立て用に、コーナーブラケット320、コーナージョイント420およびコーナーカバー520が用いられる。
外枠100の下側部は、上述した上側部に対して上下対称に構成される。
図9に、外枠100の左側部の構成を示す。図1および図6では示していないが、図9(A)に示すように、透明左側板230の上下の端面231および232は、左右方向および上下方向に対して45度の傾きの傾斜面とされる。
ホルダー710,720および730は、それぞれ両面接着テープによって、図9(B)に示すように透明左側板230の内面に貼り付けられ、そのホルダー710,720および730が貼り付けられた透明左側板230は、両面接着テープによって、図9(B)に示すように外枠左側板130の内面に貼り付けられる。
外枠100の右側部は、上述した左側部に対して左右対称に構成される。
図10に、外枠上側板110の右端部の構成を示す。図10(A)は、正面側から見た図であり、図10(B)は、内側から見た図である。
外枠上側板110の正面側端部112の右端には、傾斜凹部112aが形成され、背面側端部113の右端にも、傾斜凹部113aが形成される。
外枠上側板110の右端部の内面111は、正面側端部112および背面側端部113より低い面とされ、その右端には、右端溝部115および右端凸部114が形成される。右端凸部114は、内面111と同じ高さであり、右端溝部115は、その右端凸部114と平行なものである。
内面111の正面側端部112寄りの部分には、後述のように2段の屋根状の係合板部116が一体に形成され、背面側端部113寄りの部分にも、同様の係合板部117が一体に形成される。さらに、内面111の奥行方向の中央部には、屋根状の係止板部118および119が一体に形成される。
外枠上側板110の左端部は、上記の右端部に対して左右対称に形成される。また、外枠下側板120の左端部は、外枠上側板110の左端部に対して上下対称に形成され、外枠下側板120の右端部は、外枠上側板110の右端部に対して上下対称に、すなわち外枠下側板120の左端部に対して左右対称に形成される。
図11に、図8に示した外枠上側板110の右端部で用いられるコーナーブラケット320の構成を示す。図11(A)は、正面側から見た図であり、図11(B)は、内側から見た図である。
コーナーブラケット320は、外枠上側板110の右端部に沿う上側板部321と、これに対して垂直な、外枠右側板140の上端部に沿う右側板部327とが、一体に形成されたものとされる。
その上側板部321の正面側および背面側には、脚部322および323が形成され、その脚部322,323間の右端には、端面326が形成される。
さらに、上側板部321の正面側および背面側の縁には、係合爪324および325が、例えば2個ずつ形成される。
図8に示した外枠上側板110の左端部で用いられるコーナーブラケット310は、上記のコーナーブラケット320に対して左右対称に形成される。また、外枠下側板120の左端部および右端部で用いられるコーナーブラケットは、それぞれコーナーブラケット310および320に対して上下対称に形成される。
各コーナー部11,12,13および14を組立てる前に、以下の工程を以下の順序で行う。
(1)まず、外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140の内面に、それぞれ両面接着テープを貼り付ける。
(2)次に、図6に示したホルダー610,620,630,650,660,670,710,720,730,750,760および770に、それぞれ両面接着テープを貼り付ける。
(3)次に、そのホルダー610,620および630を透明上側板210に貼り付け、ホルダー650,660および670を透明下側板220に貼り付け、ホルダー710,720および730を透明左側板230に貼り付け、ホルダー750,760および770を透明右側板240に貼り付ける。
(4)次に、その透明上側板210を外枠上側板110の内面に貼り付け、透明下側板220を外枠下側板120の内面に貼り付け、透明左側板230を外枠左側板130の内面に貼り付け、透明右側板240を外枠右側板140の内面に貼り付ける。
以上の工程を行った後、以下のように、外枠上側板110のコーナー部11,12および外枠下側板120のコーナー部13,14を組立てる。
外枠上側板110の右上コーナー部12の組立てについて示すと、まず、後述のように、図8に示したコーナーカバー520をコーナージョイント420に貼り付け、そのコーナーカバー520が貼り付けられたコーナージョイント420を外枠上側板110の右端部に挿入する。
次に、図12(A)に示すように、コーナーブラケット320の上側板部321の係合爪324および325を内側に曲げ、さらに、図12(B)の矢印328で示すように、そのコーナーブラケット320の上側板部321を、外枠上側板110の右端部の係合板部116および117と内面111との間に圧入する。
係合板部116および117は、それぞれ、図10に示した外枠上側板110の正面側端部112および背面側端部113に近い部分が、内面111からの距離が相対的に小さい低い屋根とされ、その部分より係止板部118および119に近い部分が、内面111からの距離が相対的に大きい高い屋根とされ、上記のようにコーナーブラケット320の上側板部321を係合板部116および117と内面111との間に圧入したとき、上側板部321の係合爪324および325は、その低い屋根の部分に圧入される。
ただし、図12では、上記のコーナーカバー520およびコーナージョイント420を省略している。図12(C)に示すように、コーナーブラケット320の上側板部321は、端面326が係止板部118および119に突き当たり、右側板部327が外枠上側板110の右端溝部115の一部を覆う位置まで圧入される。
このようにコーナーブラケット320が圧入された状態では、図12(B)の矢印329で示すようにコーナーブラケット320を引き抜こうとしても、係合爪324および325が係合板部116および117に喰い込むために、コーナーブラケット320を引き抜くことができない。したがって一旦、コーナーカバー520、コーナージョイント420およびコーナーブラケット320を外枠上側板110の右端部に組立てた後は、その組立て部を破壊するなどの非常手段によらない限り、組立て状態が保持される。
図13に、その組立て状態を示す。コーナージョイント420は、外側横板部421、外側縦板部422、内側横板部423、内側縦板部424および連結板部425が一体に形成されたものとされ、その外側横板部421は、図11および図12に示したコーナーブラケット320の上側板部321と同様に、2つの脚部を有するものとされる。
ただし、コーナージョイント420の奥行方向(図13の紙面に垂直な方向)の幅は、外枠上側板110のそれ(奥行方向の幅)より小さくされる。
図6に示した右上コーナー部12のコーナーカバー520は、図13に示すようなコーナーカバー基部523の奥行方向(図13の紙面に垂直な方向)の両端に、図13では省略した透明上側板210の右端および透明右側板240の上端を覆い隠す形状の端板部が一体に形成されたものとされる。図1および図6のコーナーカバー520は、その正面側の端板部を示したものである。
コーナーカバー基部523は、45度の角度を形成する2つの板部521および522によって形成され、板部521の両端に上記の端板部が形成される。
右上コーナー部12の組立てに当たっては、図13に示すように、板部521を両面接着テープ820によって連結板部425に貼り付けることによって、コーナーカバー520(コーナーカバー基部523)をコーナージョイント420に取り付け、次に、そのコーナーカバー520が取り付けられたコーナージョイント420の外側横板部421を、外枠上側板110の右端部の図10および図12に示した係合板部116および117と内面111との間に、外側横板部421が係止板部118および119に突き当たる位置まで挿入する。
このとき、外側横板部421は、上述した高い屋根の部分に挿入され、外側横板部421と外枠上側板110との間には、コーナーブラケット320の上側板部321を圧入できる分のスペースが形成される。
このようにコーナージョイント420を外枠上側板110の右端部に挿入した後、上述したようにコーナーブラケット320を外枠上側板110の右端部に圧入する。
以上で、外枠上側板110の右上コーナー部12の組立てが終了する。同様に、外枠上側板110の左上コーナー部11の組立てが終了することによって、図8(B)の状態となる。
外枠下側板120についても、外枠上側板110と同様の組立てを行う。
次に、上述したように組立てられた外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140を、内枠900に組立てる。
まず、外枠左側板130および外枠右側板140を内枠900に取り付けるが、このとき、外枠左側板130および外枠右側板140側の各ホルダーの突片を内枠本体部950にネジで固定することによって、外枠左側板130および外枠右側板140を内枠900に取り付ける。
次に、コーナー部11〜14を合わせて、外枠上側板110および外枠下側板120側の各ホルダーの突片を内枠本体部950にネジで固定することによって、外枠上側板110および外枠下側板120を内枠900に取り付ける。
図13および図14に、外枠右側板140の上端部の構成の一例、および外枠上側板110と外枠右側板140の嵌合状態の一例を示す。
外枠右側板140の上端の正面側には、図10に示した外枠上側板110の傾斜凹部112aに嵌合する傾斜凸部142aが形成され、外枠右側板140の上端の背面側にも、図10に示した外枠上側板110の傾斜凹部113aに嵌合する傾斜凸部が形成される。
また、外枠右側板140の上端には、図10および図12に示した外枠上側板110の右端溝部115に嵌合する上端凸部144が形成される。さらに、外枠右側板140の上端右面には、正面側および背面側の端部に上端係止部144xおよび144yが形成される。
そして、上述したようにコーナーブラケット320を外枠上側板110の右端部に圧入した後、外枠右側板140の上端凸部144を外枠上側板110の右端溝部115に挿入し、外枠右側板140の正面側の傾斜凸部142aを外枠上側板110の傾斜凹部112aに突き当て、外枠右側板140の背面側の傾斜凸部を外枠上側板110の傾斜凹部113aに突き当て、外枠上側板110の右端凸部114が外枠右側板140の上端係止部144x,144y間に嵌合するように、外枠右側板140を外枠上側板110に嵌合する。
このように右上コーナー部12は、ネジやリベットなどによらずに、外枠上側板110と外枠右側板140との嵌合によって組立てられ、美観的にも優れたものとなる。
左上コーナー部11、左下コーナー部13および右下コーナー部14も、同様に構成され、同様に嵌合によって組立てる。
このように組立てられた枠組み装置10では、右上コーナー部12につき示すと、外枠上側板110と外枠右側板140の組立て状態は、左右方向、上下方向および奥行方向(前後方向)のいずれの方向にも、ほとんど位置ずれを生じない。左上コーナー部11における外枠上側板110と外枠左側板130の組立て状態、左下コーナー部13における外枠下側板120と外枠左側板130の組立て状態、および右下コーナー部14における外枠下側板120と外枠右側板140の組立て状態についても、同じである。
さらに、図14に示すように、右上コーナー部12では、透明上側板210の右端の傾斜した端面212、および透明右側板240の上端の傾斜した端面241が、コーナーカバー520の上述した端板部によって覆い隠される。これによって、透明上側板210および透明右側板240につき、製作上の誤差や、外枠上側板110および外枠右側板140への取り付け(貼り付け)位置の誤差を生じても、右上コーナー部12において透明上側板210の右端および透明右側板240の上端が見えることがなく、製品の品位が保持される。
左上コーナー部11、左下コーナー部13および右下コーナー部14についても、同様である。
また、この例のように、外枠100を、上下左右の枠部を一体に形成することなく、外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140によって構成する場合には、金型を使用したアルミニウムダイキャストなどの一体成形によらずに、アルミニウムの押し出し成型などの方法によって、外枠100を容易に製造することができる。
さらに、以上の例のように、枠状の透明部を構成する透明上側板210、透明下側板220、透明左側板230および透明右側板240の外側に、アルミニウムなどからなる外枠100を設けることによって、ディスプレイ装置の外観もシャープで質感のあるものとなる。
〔他の実施形態〕
反射表示装置についての上述した例は、図1に示したディスプレイ機器の辺部に反射表示装置を設ける場合であるが、反射表示装置は、任意の電子機器の任意の位置に設けることができる。
また、ディスプレイ機器についての上述した例は、外枠100を外枠上側板110、外枠下側板120、外枠左側板130および外枠右側板140によって構成する場合であって、上記のように外枠100を容易に製造することができるが、外枠は、上下左右の側板部を一体に形成してもよい。
また、ディスプレイ機器についての上述した例は、画像表示用ディスプレイとして液晶ディスプレイパネルを用いる場合であるが、ディスプレイ機器についての、この発明は、画像表示用ディスプレイとして、プラズマディスプレイパネルなどの、他のフラットディスプレイパネルを用いる場合や、フラットディスプレイパネル以外のディスプレイを用いる場合にも、適用することができる。
この発明のディスプレイ機器の一例を示す図である。 この発明の反射表示装置の一例を示す図である。 図2の例の反射表示装置の要部を示す図である。 この発明の反射表示装置の他の例の要部を示す図である。 この発明の反射表示装置のさらに他の例の要部を示す図である。 枠組み装置の一例の内枠を除く部分を示す図である。 内枠の一例を示す図である。 枠組み装置の上側部の一例を示す図である。 枠組み装置の左側部の一例を示す図である。 外枠上側板の右端部の一例を示す図である。 コーナーブラケットの一例を示す図である。 外枠上側板の右端部にコーナーブラケットが圧入された状態を示す図である。 枠組み装置の右上コーナー部の組立て状態を示す図である。 枠組み装置の右上コーナー部の組立て状態を示す図である。 特許文献1に示された反射表示装置の一例を示す図である。
符号の説明
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。

Claims (7)

  1. 透明板と、この透明板の一面側に配置された発光部とを備え、前記透明板には、前記一面に臨んで、前記発光部から出射した光が照射される、周面が粗面とされた孔が形成された反射表示装置。
  2. 請求項1の反射表示装置において、
    前記孔は、前記透明板の前記一面と反対側の面に貫通しない溝孔であることを特徴とする反射表示装置。
  3. 請求項1の反射表示装置において、
    前記孔は、前記透明板の前記一面と反対側の面に貫通した孔であり、その貫通孔の位置において前記反対側の面には、反射面が形成されたことを特徴とする反射表示装置。
  4. 請求項1の反射表示装置において、
    前記孔は、ドリル加工によって形成されたものであることを特徴とする反射表示装置。
  5. 請求項2の反射表示装置において、
    前記透明板に、前記溝孔として深さが異なる複数の溝孔が形成され、その各溝孔に対応して前記一面側に発光部が配置されたことを特徴とする反射表示装置。
  6. 画像表示用ディスプレイの外側の少なくとも一辺部に、請求項1〜5のいずれかの反射表示装置が設けられたディスプレイ機器。
  7. 請求項6のディスプレイ機器において、
    前記画像表示用ディスプレイがフラットディスプレイパネルであるディスプレイ機器。
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