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JP2006000222A - X線ct装置 - Google Patents

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JP2006000222A
JP2006000222A JP2004177402A JP2004177402A JP2006000222A JP 2006000222 A JP2006000222 A JP 2006000222A JP 2004177402 A JP2004177402 A JP 2004177402A JP 2004177402 A JP2004177402 A JP 2004177402A JP 2006000222 A JP2006000222 A JP 2006000222A
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ray
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JP2004177402A
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Hiroyuki Urushiya
裕之 漆家
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Canon Inc
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Abstract

【課題】撮影の対象部位に応じて撮影幾何条件を変更しても、安定して高画質なCT画像を得る。
【解決手段】先ずステップS1で撮影条件の設定がなされ、ステップS2で撮影条件の中でX線源と被写体との距離、被写体とX線検出器との距離などによる撮影幾何条件のチェックを行う。前回の撮影から撮影幾何条件が変更されている場合には、ステップS3で変更された撮影幾何条件に合わせてテーブルから再構成関数を選択し、ステップS4の撮影後にステップS5の再構成処理では、この変更された再構成関数を用いて処理を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、被写体との距離等の撮影幾何条件を任意に変更し得るX線CT装置に関するものである。
従来、図6に示すようなX線CT(Computer Tomography)装置においては、被写体Sを挟んでX線源1とセンサ2が対向して配置され、X線源1とセンサ2とが被写体Sの周囲を回転しながら撮影が行われる。この際のX線源1、センサ2、被写体S中心の幾何学的位置関係は、通常は機械的に固定されている。
しかし、撮影対象となる部位を考えた場合には、図7に示すように例えば胸部SBと頭部SHではその大きさが異なっているため、X線源1とセンサ2を同時に距離dだけ移動し、撮影対象の胸部SB、頭部SHの大きさに合わせて撮影する撮影方式も採用されている。
また近年では、二次元センサを用いて単純撮影と同じようなコーンビームX線によって、必要な部位の投影像を一度に取得した後に再構成し、体軸方向にも断層画像と同等の高精細な解像度を有する三次元画像データを得ることができるコーンビームX線CT装置も実用化されつつある。このようなコーンビームX線CT装置においては、X線源1とセンサ2を被写体Sの周囲を回転させながら撮影する方式と、被写体Sを回転させる方式とがある。
一般に、診断に必要な体軸方向の長さは常に一定ではなく、撮影部位によって異なる。従って、診断に必要な体軸方向の長さが小さな撮影部位については、X線源1とセンサ2間の距離が小さくとも、診断に必要な範囲では十分な画質を得ることが可能である。
また、散乱線の影響を減少させるためには、グレーデル効果による被写体Sとセンサ2の間の距離を大きくとることが効果的である。従って、例えば胸部、腹部等の散乱線の大きな部位については、被写体Sとセンサ2間の距離も大きくとりながら、X線源1とセンサ2間の距離を決定する必要がある。
しかし、一次元センサによるX線CT装置の場合には、X線源1とセンサ2の同時シフトだけでは様々な撮影部位に対応することは困難である。
また、コーンビームX線を用いたX線CT装置における再構成アルゴリズムにはFeldkampの方法が用いられているが、このFeldkampの方法はファンビームの二次元再構成法であるコンボリューションバックプロジェクション法を三次元に拡張した近似的な再構成法である。
ここで近似的と述べているのは、コーンビームX線によるX線CT装置の場合には、その回転による撮影だけでは再構成に必要な全ての投影データが得られるわけではなく、欠落したデータ、所謂ミッシングデータが存在してしまうため、厳密な再構成アルゴリズムは存在しない。
従って、より高精度の再構成を行うとすれば、できるだけX線源1とセンサ2間の距離を大きくする必要がある。これはX線源1とセンサ2間の距離を大きくすればするほど平行ビームに近付くため、ミッシングデータも減少して再構成の精度も向上するためである。このため、コーンビームX線CT装置においても、再構成に必要な精度を確保したX線源1とセンサ2間の距離を用い、この距離を固定して撮影を行っている。
また、コーンビームX線CT装置においては、二次元センサを用いているため、散乱線の影響を無視することはできない。一次元センサ或いは一次元センサを少数並べたセンサにおいては、センサの画素毎に散乱線吸収体を配置して散乱線の侵入を防止したり、センサの体軸方向の空いた領域に散乱線検出用の検出器を配置することにより、散乱線補正を行ったりすることができるが、二次元センサではこのようなことができない。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、撮影幾何条件に対応して常に最適な再構成関数を用いて再構成し、高画質なCT画像を得ることができるX線CT装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るX線CT装置は、X線源と被写体間の第1の距離、及び被写体とセンサ間の第2の距離を任意の距離に設定可能とし、これらの撮影幾何条件を撮影対象部位に合わせて変更可能としたことを特徴とする。
本発明に係るX線CT装置によれば、撮影の対象となる部位に応じて最適な撮影幾何条件を選択することができ、この撮影幾何条件に対応して常に最適な再構成関数で再構成されるため、安定して高画質なCT画像を得ることができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1はX線CTシステムの構成図を示している。患者である被写体Sを挟んでX線源11とX線検出器12が配置されており、X線源11と被写体間の距離D1、被写体SとX線検出器12間の距離D2は任意に変更可能とされている。
また、X線源11には撮影システム制御部13の出力が、X線発生制御部14を介して接続され、X線検出器12の出力は画像入力部15を介して撮影システム制御部13に接続されている。更に、撮影システム制御部13には、画像処理部16、画像保存部17、診断モニタ18、操作部19、ネットワーク20が接続されており、ネットワーク20にはプリンタ21、診断ワークステーション22、画像データベース23が接続されている。
X線発生制御部14により制御されたX線源11から発生したX線は、被写体Sを透過してX線検出器12により検知され、検知されたX線は投影画像として画像入力部15に入力される。このX線源11とX線検出器12は被写体Sを回転中心として回転を行いながら、所定の回転角度毎に撮影システム制御部13を介して画像保存部17において投影画像の収集を行う。或いは図2に示すように、X線源11とX線検出器12の位置関係を保持しながら、回転テーブル上に固定した被写体Sを回転させてもよい。
画像入力部15に入力された各回転角度の投影画像は、撮影システム制御部13を介して画像処理部16によって補正、対物変換を含めた前処理や、再構成処理等の画像処理がなされ、断層画像群が作成される。作成された断層画像群は診断モニタ18に表示、画像保存部17に保存、ネットワーク20を介してプリンタ21、診断ワークステーション22、画像データベース23に出力される。表示のウインドウ操作や体軸方向の断層画像の切換表示操作や断面変換操作、三次元表面表示操作等の種々の操作は操作部19によって行われる。
図3は上述のシステムにおける撮影動作のフローチャート図を示し、先ずステップS1で操作部19により撮影条件の設定がなされる。次にステップS2において、撮影システム制御部13は設定された撮影条件の中でX線源11と被写体Sとの距離D1、被写体SとX線検出器12との距離D2などによる撮影幾何条件のチェックを行う。
前回の撮影から撮影幾何条件が変更されている場合には、ステップS3で再構成関数を変更された撮影幾何条件に合わせて選択し、ステップS4で撮影を行う。
このステップS4の撮影時には、病院システム(HIS)や放射線システム(RIS)等から撮影要求が入力され、撮影部位が選択される。撮影部位が選択されると、その選択された撮影部位に最適な撮影距離が診断モニタ18の操作画面に表示され、操作者はこの距離に合わせて距離D1、距離D2を調整する。
例えば、天井走行型のX線源11を用いていれば、天井走行のレールに目盛を付しておき、距離D1、D2をこの目盛に合わせる。X線源11とX線検出器12が一体となっている場合には、距離D1又はD2を任意に変更できるような機構とする。
つまり、図4に示すように、距離D1、D2を任意の距離に設定できるようにして、距離D1、D2を撮影の対象部位に合わせて相互に変更する。撮影部位に対応して予め決められている距離D1、D2は、個々の被写体Sの体の大きさ、体厚に合わせて調整してもよい。調整した距離D1、D2は、システムに撮影時の距離として自動的或いは操作部19を介して撮影しシステム制御部13に入力しておく。なお、この距離D1、D2の調整は自動的に行ってもよい。
撮影後に、ステップS5の再構成処理では、この変更された再構成関数を用いて撮影システム制御部13、画像処理部16において再構成処理を行う。そして、再構成された画像をステップS6で表示した後に、必要に応じて出力装置に転送し、ステップS7で次の撮影に移行する。
このように、距離D1、D2が変更され、異なった撮影幾何条件で撮影された投影データを、同じ再構成関数を用いて再構成しても最適な画質を得ることはできない。そこで図4に示すように、撮影時の撮影幾何条件に最も近い撮影幾何条件の再構成関数を、例えば次表に示すような予め作成してあるテーブルから求め、使用する再構成関数を選択する。撮影が実行され投影データが得られれば、この再構成関数を用いて再構成を行い断層画像を作成する。

距離D1 距離D2 使用する再構成関数
200 50 再構成関数1
40 再構成関数2
30 再構成関数3
20 再構成関数4
180 50 再構成関数5
40 再構成関数6
30 再構成関数7
・・・ ・・ ・・・
この撮影距離条件−再構成関数テーブルは、例えば距離D1とD2の和が大きいと焦点ぼけが大きくなるため、図5のグラフ図に示すように距離D2に従って、高周波成分を強調する再構成関数とする。或いは、距離D2についても、これが大きいと散乱線含有量が大きくなるため、距離D2が大きくるにつれ高周波成分を強調する再構成関数としている。
X線CTシステムの構成図である。 被写体が回転する場合の説明図である。 撮影動作のフローチャート図である。 撮影幾何条件ごとの再構成関数テーブルの説明図である。 撮影幾何条件による再構成関数の周波数特性のグラフ図である。 X線CT装置の幾何学的配置の説明図である。 従来のシフト機構の説明図である。
符号の説明
11 X線源
12 X線検出器
13 撮影システム制御部
14 X線発生制御部
15 画像入力部
16 画像処理部
17 画像保存部
18 診断モニタ
19 操作部
20 ネットワーク
S 被写体

Claims (4)

  1. X線源と被写体間の第1の距離、及び被写体とセンサ間の第2の距離を任意の距離に設定可能とし、これらの撮影幾何条件を撮影対象部位に合わせて変更可能としたことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記撮影幾何条件に応じて再構成関数を選択し、前記センサで得られた画像に対し再構成処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記撮影幾何条件と前記再構成関数のテーブルから、前記再構成関数を選択することを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記再構成関数は前記第2の距離が大きくなるにつれ高周波成分を強調するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載のX線CT装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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