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JP2006079319A - 搬送車の搬送制御装置 - Google Patents

搬送車の搬送制御装置 Download PDF

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JP2006079319A JP2004262094A JP2004262094A JP2006079319A JP 2006079319 A JP2006079319 A JP 2006079319A JP 2004262094 A JP2004262094 A JP 2004262094A JP 2004262094 A JP2004262094 A JP 2004262094A JP 2006079319 A JP2006079319 A JP 2006079319A
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Hirofumi Okada
宏文 岡田
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Nippon Yusoki Co Ltd
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Abstract

【課題】 荷が車体幅よりはみ出している場合には、目的の搬送先まで迂回ルートを走行し、荷が走行ルートに配されている固定設備と接触ないし衝突するのを防止し、また、衝突による荷の破損を防止すること。
【解決手段】 ステーションST1で荷15を受け取った無人搬送車20が目的の搬送先であるステーションST2へ走行するルート2の途中には、壁、柱、制御盤などの固定設備53、54が配されている。ステーションST1で受け取った荷15bが無人搬送車20の車体幅よりはみ出している場合には、ルート2を走行するのではなく、迂回ルートであるルート1を走行して搬送先のステーションST2まで走行する。これにより荷15bが固定設備53、54に接触ないし衝突するのを防止することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、床面に敷設されている誘導線に沿って荷を積載して走行する搬送車の搬送制御装置に関するものである。
現在、工場などにおいては、床面に例えば電磁誘導用の誘導線を所定のレイアウトに応じて敷設しておき、その誘導線に沿って走行する無人搬送車が導入されている。この無人搬送車は、所定のステーションで荷を積載し、指定されたステーションまで誘導線に沿って走行し、該ステーションで荷降ろしを行なう。
工場などの建物内には、壁、柱、制御盤などの固定設備が予め決まった位置に設けられており、これらの固定設備に無人搬送車自体が接触しないように誘導線が敷設されている。無人搬送車に積載される荷は基本的には該無人搬送車よりはみ出さない大きさとなっており、荷を積載して無人搬送車が走行しても固定設備に対して荷が接触したり衝突したりしないようになっている。しかしながら、無人搬送車に積載した荷が、該無人搬送車の車体幅より一定以上はみ出してしまうと、走行中に荷が固定設備に衝突するという問題がある。
ところで、無人搬送車が走行中に障害物を検出した場合には、該障害物に無人搬送車が当たらないようにしたものとして、例えば、下記に示す特許文献1がある。
特開平9−269828号公報
この特許文献1では、走行する無人搬送車に積載した荷の車体幅からのはみ出し量に対して固定設備に衝突するか否かを判断しているのではなく、走行している前方に正規位置に停車していない台車を検出した場合に、障害物(台車)を回避する迂回経路を自動的に設定するようにしたものである。そのため、自己の無人搬送車に積載した荷のはみ出し量が一定以上の場合には、障害物が正規位置に停止している場合でも荷が障害物に衝突するという問題を有している。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を持った搬送車の搬送制御装置を提供するものである。
(1)積載する荷の車体幅方向のはみ出しを認識し、荷が車体幅よりはみ出している場合には、目的の搬送先まで迂回ルートを走行し、荷が走行ルートに配されている固定設備と接触ないし衝突するのを防止し、また、衝突による荷の破損を防止すること。
そこで、本発明の請求項1に記載の搬送車の搬送制御装置では、荷を積載した搬送車が決められた走行ルートに沿って走行して目的の搬送先まで前記荷を搬送する搬送車の搬送制御装置において、
前記搬送車に積載した荷が車体幅よりはみ出している場合には前記走行ルートに配されている設備との衝突を回避すべく目的の搬送先まで迂回ルートを走行させる制御手段を備えていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の搬送車の搬送制御装置によれば、搬送車に積載した荷が車体幅よりはみ出している場合には、目的の搬送先まで迂回ルートを走行することで、前記走行ルートに配されている設備との接触ないし衝突を避けることができ、これにより衝突による荷の破損を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は入出庫のステーションとなるコンベア装置1と、走行してきた無人搬送車20との間で荷15の受け渡しを行なう場合の図を示している。コンベア装置1は、支柱2と、この支柱2に上面側に配されている枠体及び該枠体内に回転自在に多数配されたローラ(図示せず)からなるローラコンベア3と、このローラコンベア3のローラを回転させるためのモータ4等で構成されている。
また、図2はコンベア装置1の電気系統のブロック図を示し、全体の制御を行ないCPUからなる制御部6と、この制御部6にて制御されて前記モータ4を駆動する駆動部7と、コンベア装置1の作業者により手入力が行なわれる操作部8と、無人搬送車20と光信号にてデータの授受を行なう光伝送部9とで構成されている。
パレット14の上に荷15が積載された状態でコンベア装置1のローラコンベア3にて搬送され、パレット14ごと無人搬送車20側に移載される。一方の荷15aはパレット14より小さいが、他方の荷15bは、一部が無人搬送車20の車体幅からはみ出している。なお、ここでは、荷15の形状ないし大きさは荷15aと荷15bの2つのパターンとする。すなわち、一方の荷15aは無人搬送車20の車体幅内に納まる大きさであり、他方の荷15bは無人搬送車20の車体幅よりはみ出す大きさである。
図3は無人搬送車20の平面図を示し、この無人搬送車20の車体21の上面には正逆に回転駆動される複数のローラ22が配されており、このローラ22の回転によりパレット14が移送され、後述するように無人搬送車20の略中央となる位置までパレット14が移送される。図4は無人搬送車20の車体幅よりはみ出した荷15bを積載したパレット14を移載した状態を示している。
図5は無人搬送車20の電気系統のブロック図を示し、全体の制御を司るCPUからなる制御部30と、ROM及びRAMからなる記憶部31と、図外のスプロケットやチェーンにより前記ローラ22を回転駆動するためのローラ駆動部32と、コンベア装置1の光伝送部9との間で荷15のデータのやりとりを行なう光伝送部36と、図3及び図4に示すように車体21の一方の端部の左右に設けられ、パレット14の左右の位置を検出して移送されてきた該パレット14を車体21の中央に停止させるべく左在荷検出センサ33及び右在荷検出センサ37と、図6に示すドライブタイヤ23を駆動するドライブ駆動部34と、操舵用のステアリングタイヤ24を駆動するステアリング駆動部35と、床面に敷設されている誘導線51からの磁束を検出して車体21の横ズレを検出するガイド検出センサ38と、誘導線51に沿って所定の間隔毎に床面に埋設されているカウント用磁石52を検出するカウント検出センサ39等で構成されている。
ここで、図6に示すように、壁、柱、制御盤等の固定設備53と無人搬送車20との間のクリアランスをL1とし、荷15が無人搬送車20の車体幅よりはみ出していない場合には、荷15が固定設備53に衝突することなく走行することができる。しかし、荷15bの車体幅からのはみ出し量がL2とし、L2>L1の関係の場合には、荷15bが固定設備53に衝突することになる。
次に、図1及び図2にてコンベア装置1から無人搬送車20に荷15を受け渡す場合の制御動作について説明する。先ず、コンベア装置1の制御部6では作業者が操作部8を操作して、パレット14上の荷15の形状(車体幅からの荷15のはみ出しの有無)を記憶する。また、パレット14は固定された大きさの形状であり、荷15のはみ出し量(オーバーハング量)も一定であり、上述したように荷15aと荷15bの2つのパターンとしている。
無人搬送車20が荷15の受け取りの定位置に停止すると、無人搬送車20の制御部30(図5参照)より光伝送部36からコンベア装置1の光伝送部9へ荷受けの指令を送信し、この信号が光伝送部9から制御部6へ送られる。コンベア装置1の制御部6は1つ目の荷15bの形状と受け渡しをスムーズに行なうための信号を光伝送部9から無人搬送車20の光伝送部36を介して制御部30へ送信すると同時に、コンベア装置1の制御部6は駆動部7に受け渡し方向への信号を送り、ローラコンベア3を回転させる。
無人搬送車20の制御部30は、光伝送部36からの信号を受け取ると、車体21の上部のローラ駆動部32にローラ22の回転指令を与え、搬送物(パレット14と荷15b)を受け取ると同時に、上記で受信した荷15bの形状(車体幅からのはみ出し量)を記憶部31にて記憶させる。また、この時点では、搬送されてきたパレット14を光電センサからなる右在荷検出センサ37にて検出し、この検出した時点でローラ駆動部32を停止させることで、パレット14つまり荷15bを車体21の中央に位置させることになる。図4がこの状態を示しており、パレット14の中央に積載されている荷15bがパレット14つまり無人搬送車20の車体21の中央に位置し、荷15bのはみ出し量も左右にほぼ同じ量となっている。
次に、本発明の制御動作について説明する。図7及び図8に示すように、荷15を無人搬送車20にて前記コンベア装置1で構成されるステーションST1からステーションST2まで搬送する場合で、その走行の最短距離をルート2とする。このルート2には固定設備53と固定設備54とがあり、また、この固定設備53、54を回避するための迂回路としてのルート1が設けてある。
上述のように無人搬送車20がステーションST1で荷15を受け取った後に無人搬送車20は走行を開始し、無人搬送車20がステーションST1から少し走行したA位置に達した時点で(ステップS1参照)、積載している荷15のはみ出し量を記憶部31からデータを読み取って制御部30が判断を行ない(ステップS2参照)、はみ出しの無い荷15aの場合であれば、固定設備53、54とは接触ないし衝突しないとしてルート2を走行し(ステップS4参照)、ステーションST2まで荷15を搬送する。
しかし、積載している荷15が車体21の幅よりはみ出している荷15bの場合には、ルート2を走行すれば固定設備53、54と衝突すると判断し、ステップS3に示すようにルート1を介してステーションST2まで走行する。これにより、無人搬送車20の車体幅よりはみ出している荷15bの場合であっても、固定設備53、54が無いルート1を迂回して走行することで、荷15bの固定設備53、54との接触ないし衝突を回避でき、荷15bの破損を防止することができる。なお、荷15のはみ出し量の有無の判断は、ステーションST1で受け取って直ぐに認識できるので、図8に示すステップS1は無くても良い。
次に、無人搬送車20の走行ルートの選択制御について説明する。図5に示すように、無人搬送車20の記憶部31では、予めレイアウトに応じて無人搬送車20の現在位置データを記憶している。その現在位置は図6に示すように、カウント用磁石52をカウント検出センサ39が検出する度に、数値化し番地(アドレス)として認識する。また、この番地(アドレス)毎に、固定設備53の位置データや、該固定設備53の位置とのクリアランス(図6ではL1)データも記憶部31にて記憶している。
そして、無人搬送車20は、現在位置データと荷の搬送先のステーションを判断し、ドライブ駆動部34に前進または後進、及び速度指示の信号を与えることで、ドライブタイヤ23が駆動されて走行する。一方、床面に埋設された誘導線51をガイド検出センサ38により横ズレを判断し、その横ズレの度合いに応じてステアリング駆動部35に左右方向の車体移動指示の信号を与えることにより、目的のルートを走行する。
また、図6に示す中央の番地(アドレス)のカウント用磁石52の位置のようなルート1とルート2の分岐位置では、行き先(目的のステーションST2)の方向または無人搬送車20の搬送物のはみ出し量(図中のL2>L1)によりガイド検出センサ38が分岐方向にトレースするようにステアリング駆動部35に車体21の移動指示を与えることにより、走行ルートをルート2からルート1に変更する。これにより搬送する荷15のはみ出し量の有無に応じて、ルートを任意に選択して目的のステーションST2まで走行することができる。
本発明の実施の形態におけるコンベア装置から無人搬送車に荷の受け渡しを行なう場合の説明図である。 本発明の実施の形態におけるコンベア装置の電気系統のブロック図である。 本発明の実施の形態における無人搬送車の平面図である。 本発明の実施の形態における車体幅よりはみ出した荷を積載した状態の無人搬送車の平面図である。 本発明の実施の形態における無人搬送車の電気系統のブロック図である。 本発明の実施の形態における無人搬送車の走行ルートの選択制御を行なう場合の説明図である。 本発明の実施の形態における制御動作を示す図である。 本発明の実施の形態における荷の搬送制御を行なう場合のフローチャートである。
符号の説明
1 コンベア装置
15 荷
15b 荷
20 無人搬送車
30 制御部
53、54 固定設備

Claims (1)

  1. 荷を積載した搬送車が決められた走行ルートに沿って走行して目的の搬送先まで前記荷を搬送する搬送車の搬送制御装置において、
    前記搬送車に積載した荷が車体幅よりはみ出している場合には前記走行ルートに配されている設備との衝突を回避すべく目的の搬送先まで迂回ルートを走行させる制御手段を備えていることを特徴とする搬送車の搬送制御装置。
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