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JP2005337053A - 車両用駆動トルク制御装置 - Google Patents

車両用駆動トルク制御装置 Download PDF

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JP2005337053A
JP2005337053A JP2004154486A JP2004154486A JP2005337053A JP 2005337053 A JP2005337053 A JP 2005337053A JP 2004154486 A JP2004154486 A JP 2004154486A JP 2004154486 A JP2004154486 A JP 2004154486A JP 2005337053 A JP2005337053 A JP 2005337053A
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Hiroyuki Ashizawa
裕之 芦沢
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Abstract

【課題】ダウンシフト時に運転者が感じる違和感を改善した車両用駆動トルク制御装置を提供する。
【解決手段】車両の運転状態から目標駆動トルクを演算する目標駆動トルク演算部20と、目標駆動トルクに基づきエンジントルク指令値を演算するエンジントルク指令値演算部21を備えた車両駆動トルク制御装置において、変速比変化に伴う実エンジントルク変化の応答遅れによる駆動トルクの変動を推定し、エンジントルク指令値を補正するエンジントルク指令値補正部22を備え、応答遅れによる駆動トルクの変動を少なくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用駆動トルク制御装置に関するものであり、特にダウンシフト時における駆動トルク制御に関するものである。
従来、運転者の加速操作量(アクセル開度)や車両の状態量に基づき求めた目標駆動トルクを達成するために出力指令値(目標駆動トルク×出力軸回転角速度)を入力し、等出力線とエンジン運転点の交点により求めた入力軸回転数に基づき作成したマップを用いて入力軸回転数(変速比)指令値を演算する。そして、目標駆動トルクを実際の変速比及び最終減速比で除算することにより、エンジントルク指令値を演算するものが、特許文献1に開示されている。
特開2001−047891号公報
しかし、上記の発明では、エンジンの応答遅れを考慮せずにエンジントルク指令値を演算しているので、例えば変速比指令がダウンシフトとなりエンジントルクに変化が生じた場合に実際のエンジントルク変化は、エンジントルク指令値よりも遅れて反応し、エンジントルク指令値と実際のエンジントルク(実エンジントルク)との間に偏差を生じる。これによって、駆動トルク(実駆動トルク)が目標とする値よりも大きくなる、すなわちオーバーシュートによって車両の加速度がアクセル開度に応じた加速度よりも大きくなり、運転者に違和感を感じさせてしまう、といった問題がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、エンジントルク指令値と実エンジントルクの偏差を小さくし、運転者の操作に応じた加速度を車両に与え、運転者の感じる違和感を改善することを目的とする。
本発明では、車両の運転状態から目標駆動トルクを演算する目標駆動トルク演算手段と、目標駆動トルクに基づきエンジントルク指令値を演算するエンジントルク演算手段と、実エンジントルクがエンジントルク指令値に追従するようにエンジンを制御するエンジントルク制御手段と、を備える車両駆動力制御装置において、変速比変化に伴う実エンジントルク変化の対応遅れによる駆動トルクの変動を推定し、エンジントルク指令値を補正するエンジントルク指令値補正手段を備える。
また、車両の運転状態に基づいて自動変速機の目標変速比を演算する目標変速比演算手段と、この目標変速比に基づいて自動変速機の変速比を制御する変速比制御手段と、を含む。
本発明によると、エンジントルク指令値と実エンジントルクとの偏差を少なくすることができ、実エンジントルクの応答遅れによる駆動トルクの変動を少なくし、例えばダウンシフト時などに目標駆動トルクよりも駆動トルクの変動が大きくなることによって運転者が感じる違和感を改善することができる。
本発明の実施形態の構成を図1の構成概略図を用いて説明する。
本発明のパワートレインは、エンジン1と、ロックアップ機構付きトルクコンバータ2と、無段変速機(以下、CVT)3で構成する。
エンジン1は、電子制御式スロットルアクチュエータ1aによりエンジン1への吸入空気を調整することで出力トルクを制御する。
トルクコンバータ2は、ロックアップ機構(図示しない)を備え、このロックアップ機構は、エンジン出力の極低速域のみで開放され、開放状態で車両の停車からの発進を可能とし、更に振動をダンピングする。中高速域では、ロックアップ機構によってトルクコンバータ2の入出力軸間を締結し、その締結力を調整することでエンジン1の出力を一部または完全にCVT3へ伝達する。
CVT3は、トルクコンバータ2と連結するプライマリプーリ4と、車両駆動側と連結するセカンダリプーリ5と、プライマリプーリ4とセカンダリプーリ5間に設け、プライマリプーリ4とセカンダリプーリ5の回転を伝達するベルト6を備え、プライマリプーリ4とセカンダリプーリ5の有効半径を油圧機構によって調節し、変速比を制御する。なお、CVT3はベルト式の無段変速機に限らず、トロイダル型無段変速機を使用してもよい。
車両を制御するコントローラは、車両の駆動トルクを制御する駆動トルク制御コントローラ10と、エンジントルクを制御するエンジントルクコントローラ11と、CVT3の変速比とクラッチを制御するCVTコントローラ12を備える。これらのコントローラは、CPU、ROM、RAM、デジタルポート、A/Dポート、各種タイマ機能を内蔵するワンチップマイコン(あるいは同機能を実現する機能チップ)と、高速通信用回路、各アクチュエータ駆動用回路などによって構成される。
また、コントローラで制御を行うための車両の状態を検出するセンサとして、ドライバーの操作するアクセル開度を計測するアクセルセンサ13と、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ14と、エンジンクランク軸(図示しない)に取り付けられ、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度センサ(クランク角センサ)15と、CVT3のプライマリプーリ軸に取り付けられ、プライマリプーリの回転速度を検出するプライマリ回転速度センサ16と、CVT3のセカンダリプーリ軸に取り付けられ、セカンダリプーリの回転速度を検出するセカンダリ回転速度センサ17と、エンジン1の運転点を燃費重視あるいは加速重視にするかを切り換えるエンジン運転点拘束線切換SW18と、を備える。なお、車輪速センサ14、エンジン回転速度センサ15、プライマリ回転速度センサ16、セカンダリ回転速度センサ17は電磁ピックアップなどを使用する。なお、エンジン運転点拘束線切換SW18は、運転者によって操作され、例えばシフトレバー近辺に設けられる。
駆動トルク制御コントローラ10のエンジントルク制御系について、図2のブロック図を用いて説明する。
駆動トルク制御コントローラ10のエンジントルク制御系は、車両の目標駆動トルクを演算する目標駆動トルク演算部(目標駆動トルク演算手段)20と、目標駆動トルクとCVT3の実変速比からエンジントルク指令値を演算するエンジントルク指令値演算部(エンジントルク演算手段)21と、目標駆動トルクとエンジントルク指令値と実変速比からエンジントルク指令値を補正した最終エンジントルク指令値を演算するエンジントルク指令値補正部(エンジン指令値補正手段)22と、エンジン1のトルクを制御するエンジントルク制御部(エンジントルク制御手段)23を備える。
次に駆動トルク制御コントローラ10の処理内容を図3のフローチャートを用いて説明する。図3のフローチャートは所定時間毎、例えば10msec毎に行われる。
ステップS1では、ドライバーの踏み込み量からアクセルセンサ13に設けられたA/Dポートによってアクセル信号を読み取り、アクセル開度Apoを計測する。
ステップS2では、車輪速センサ14に設けられたマイコンのタイマー機能の一つであるインプットキャプチャ機能を用いて計測された車輪速パルス幅(n周期分)の逆数から駆動輪の車輪速Vwを演算する。
ステップS3では、エンジン運転点拘束線切換SW18のON/OFF状態をマイコンのディジタルI/Oポートを用いて判定する。
ステップS4では、プライマリ速度センサ16からプライマリ回転速度ωp、セカンダリ速度センサ17からセカンダリ回転速度ωsを計測し、CVTコントローラ12によって演算した変速比Ipを、またクランク角センサ15から計測したエンジン回転速度ωeを高速通信受信バッファから読み取る。
ステップS5では、目標駆動トルク演算部20によって、アクセル開度Apoと車輪速Vwに基づき目標駆動トルクTd *を算出する。なお、目標駆動トルクTd *は、図4に示すマップから読み出す。図4はアクセル開度Apoと車輪速Vwに対する目標駆動トルクTd *を示すマップであり、アクセル開度Apoが大きくなると目標駆動トルクTd *は大きくなり、また車輪速Vwが遅くなると目標駆動トルクTd *は小さくなる。
また、ここでは目標駆動トルクTd *に対し、エンジンの伝達特性Ge’(s)と予め設定された或る所定の伝達特性Gt(s)から構成される式(1)のフィルタ処理により位相補償(第1の位相補償)を施しても良い。これによって、より運転者の違和感を少なくすることができる。なお、実際の演算ではタスティン近似などで離散化して得られた漸化式を用いて演算する(ステップ5が目標駆動トルク用位相補償手段を構成する)。
Figure 2005337053
式(1)の位相補償を施すことにより、実駆動トルクTdを設計時に予め設定した伝達特性とすることができる。なお、ここでの位相補償は、式(1)に限られず、或る所定の伝達特性Gt(s)を異なる伝達特性とすることも可能である。
また、路面勾配といった外乱が生じた場合にも目標とする実駆動トルクが得られるように目標駆動トルク(または加速度)に対しフィードバック制御を施しても良い。(ステップS5が目標エンジン駆動トルク演算手段を構成する)。
ステップS6では、目標駆動トルクTd *、駆動輪角速度ωw(ωw=車輪速Vw/タイヤ半径)およびエンジン運転点拘束線切換SW18の状態から予めメモリに記憶された図5に示すマップより目標プライマリ回転速度ωp *を読み出す。図5は、等出力線(駆動トルク×駆動輪角速度)とエンジン運転点拘束線とプライマリ回転速度ωp *とエンジントルクの関係を示す図であり、等出力線とエンジン運転点拘束線の交点から目標プライマリ回転速度ωp *を読み出す。また、エンジントルクが正の場合、すなわち等速度走行、または加速走行の場合には、エンジン運転点拘束線は、燃費を重視した最適燃費運転線と、エンジントルクに余裕を持たせ加速性能を重視した加速性重視線があり、運転者がエンジン運転点拘束線切換SW18を操作することによりどちらかのエンジン運転点拘束線に選択される。また、エンジントルクが負値の場合は、エンジンブレーキ特性線を示す。なお、図5ではエンジン運転点拘束線のうち最適燃費運転線を実線で示し、加速性重視線を破線で示し、等出力線を二点鎖線、等燃費消費線を一点鎖線で示す。一点鎖線で囲まれた領域はそれぞれ等燃料消費域である。
ステップS7では、目標プライマリ回転速度ωp *から、
p *=ωp */ωs 式(2)
に基づき目標変速比である変速比指令値Ip *を演算する(ステップS7が目標変速比演算手段を構成する)。
ステップS8では、エンジントルク指令値演算部21によって目標駆動トルクTd *および無段変速機の実変速比Ipから、
e *=Td */(Ip×If) 式(3)
に基づいて目標駆動トルクに対するエンジン1のトルク指令値である基本エンジントルク指令値Te *を演算する。ここで、If:最終減速比である(ステップS8がエンジントルク演算手段を構成する)。
ステップS9では、エンジントルク指令値補正部22によって目標駆動トルクTd *または基本エンジントルク指令値Te *と実変速比Ipから、変速比変化に伴うエンジントルク指令値変化に対する実エンジントルクの遅れ(偏差)を推定し、その遅れによる実駆動トルク変動分を推定し、この変動分を打ち消すための最終エンジントルク補正値Te_ERR’を演算する。このエンジントルク指令値補正部22の詳細については後述する。
ステップS10では、ステップS8で演算した基本エンジントルク指令値Te *と、ステップS9で演算した最終エンジントルク補正値Te_ERR’を加算し、最終エンジントルク指令値Te *’を演算する。これによってトルク指令値変化に対する実エンジントルクの遅れを補正するので、実駆動トルクが目標駆動トルクから大きく外れることを防止することができる(ステップS9、S10がエンジントルク指令値補正手段を構成し、ステップS10が最終エンジントルク指令値演算手段を構成する)。
ステップS11では、最終エンジントルク指令値Te *’をエンジントルクコントローラ11へ、変速比指令値Ip *をCVTコントローラ12へそれぞれ高速通信線を介して出力し、エンジントルク制御部23によってエンジン1のエンジントルクをエンジントルク指令値Te *’、CVT3のプライマリプーリ4とセカンダリプーリ5の変速比を変速比指令値Ip *に制御する(ステップS11がエンジントルク制御手段、変速比制御手段を構成する)。
以上の制御により、例えば運転者によるエンジン運転点拘束線切換SW18の操作によるエンジン運転点拘束線の変化、またはアクセル開度の増大によるダウンシフト時に実駆動トルクが目標駆動トルクから大きく外れる(目標駆動トルクよりも実駆動トルクが大きくなり加速側へ外れる)ことを防ぐことができ、運転者などに与える違和感を少なくすることができる。
次にステップS9で最終エンジントルク補正値Te_ERR’を演算するエンジントルク指令値補正部22の詳細について図6、図7、図8のブロック図を用いて説明する。なお、図7はステップ5においてフィルタ処理を施さない場合のブロック図であり、図8はステップ5においてフィルタ処理を施した場合のブロック図である。エンジントルク指令値補正部22は、目標駆動トルクから駆動トルク規範値を演算する駆動トルク規範値演算部30(駆動トルク規範値演算手段)と、目標駆動トルクと実変速比から駆動トルク推定値を演算する駆動トルク推定値演算部31(駆動トルク推定値演算手段)と、駆動トルク規範値と駆動トルク推定値からエンジントルク補正値を演算するエンジントルク補正値演算部32(エンジントルク補正値演算手段)と、エンジントルク指令値とエンジントルク補正値から最終エンジントルク指令値を演算する最終エンジントルク指令値演算部33(最終エンジントルク指令値演算手段)を備える。
駆動トルク規範値演算部30は、遅れ処理部40によってステップS5で演算した目標駆動トルクTd *を入力とし、式(4)または式(5)に示す伝達特性G1(s)の遅れ(一時遅れ+むだ時間)処理を施し、変速比変化によるエンジントルク指令値変化分に遅れが生じないと仮定した場合の駆動トルク規範値Td_REFを演算する。実際にはタスティン近似等で離散化して得られた漸化式を用いて演算する。なお式(4)はステップ5において目標駆動トルクに式(1)に示す位相補償を施していない場合の伝達特性であり、式(5)はステップ5において目標駆動トルクに式(1)に示す位相補償を施した場合の伝達特性である。
Figure 2005337053
Figure 2005337053
ただし、τe:エンジンの一次遅れ時定数、Le:むだ時間、であり、これらの値は図9、10に基づいて設定される。図9はエンジン1の回転速度とエンジン1の一次遅れ時定数の関係を示した図であり、エンジン回転速度が速くなると、エンジンの一次遅れ時定数は減少する。また、図10はエンジン1の回転速度とむだ時間の関係を示した図であり、エンジン回転速度が速くなるとむだ時間は減少する。ステップS5において目標駆動トルクに式(1)に示す位相補償を行った場合には式(5)の伝達特性を施すことで、エンジントルク規範値における駆動トルクの遅れ処理を精度良く行うことができる。
駆動トルク推定値演算部31では、まず遅れ処理部41によってステップS8において演算したエンジントルク指令値Te *’に式(4)に示すエンジン伝達特性相当の遅れ処理を施しエンジントルク指令値変化分に遅れが生じた場合のエンジントルク推定値Te_ESTを演算する。また、ステップS5においてフィードバック制御が行われている場合には、フィードバックによる補正が施される以前の目標駆動トルクを除算したエンジントルク指令値Te *に式(4)のエンジン伝達特性相当の遅れ処理を施し、エンジントルク推定値Te_ESTを演算しても良い。これにより、フィードバックの安定性を損なうことなく、エンジントルクの補正を行うことができる。
そして、エンジントルク推定値Te_ESTと実変速比Ipならびに最終減速比Ifから、積算部42によって、
d_EST=Te_EST×Ip×If 式(6)
により、エンジントルク指令値変化分に遅れが生じた場合の駆動トルク推定値Td_ESTを演算する。
エンジントルク補正値演算部32では、まず駆動トルク規範値Td_REFと駆動トルク推定値Td_ESTから、加算部43によって、
d_ERR=Td_REF−Td_EST 式(7)
により、エンジントルク指令値変化分に遅れが生じたことによって生じる駆動トルク変動Td_ERRを演算する。
次に、演算した駆動トルク変動Td_ERRを実変速比Ipならびに最終減速比Ifから、除算部44によって
e_ERR=Td_ERR/(Ip×If) 式(8)
によりエンジントルク補正値Te_ERRを演算する。
そして、演算したエンジントルク補正値Te_ERRに、位相補償部45において次式(9)に示す位相補償フィルタ(第2の位相補償)を施し、最終エンジントルク補正値Te_ERR’を演算する。実際の演算にはタスティン近似などで離散化して得られた漸化式を用いて算出する。
Figure 2005337053
ただし、τ1、τ2:位相補償定数であり、ここではτ2を上述したエンジン一次遅れ時定数(τe)とする。τ2をエンジン一次遅れ時定数とすることによりエンジントルクの遅れと位相補償を同期することでエンジンの応答特性が変化した場合でも安定した位相補償を得ることができる。
最終エンジントルク指令値演算部33は、上記ステップS10で説明したように基本エンジントルク指令値Te *と最終エンジントルク補正値Te_ERR’から最終エンジントルク指令値Te *’を演算する。
以上により、エンジントルク指令値補正部22によって最終エンジントルク指令値Te *’を演算する。
以上の制御によって、エンジントルク指令値に実エンジントルクの応答遅れ処理を施すことで、実駆動トルクの変動を応答遅れが無い場合の実駆動トルクに近づけることが可能な最終エンジントルク補正値を演算することができる。
次に本発明を用いない場合と、用いた場合の実駆動トルク変化を図11、図12に示すタイムチャートを用いて説明する。図11は本発明を用いずにエンジン運転点拘束線切換SW18を燃費性重視線から加速性重視線へ、操作したときの実駆動トルクなどの変化を示す図であり、図12は本発明を用いた場合の実駆動トルクなどの変化を示す図である。
まず本は発明を用いない場合について説明する。時間t1以前では、アクセル開度Apo1、変速比Ip1、エンジントルクTe1、実駆動トルクTd1であり、アクセル開度一定、かつ駆動トルクが走行抵抗と釣り合っている状態、すなわち車速一定の状態である。
そして時間t1において、運転者によりエンジン運転点拘束線切換SW18が切り換えられ、燃費性重視線から加速性重視線へ変更される。これにより、変速比指令値がIp1からIp2へ変更、すなわちダウンシフト方向へ変更される。なお、変速比の指令値が変化した場合に、指令値に対する機械的な遅れが生じるがここではその時間をt2とする。
時間t2では変速比指令に基づいてエンジントルク指令値が出され、ダウンシフトに伴いエンジントルク指令値は減少する。しかし実エンジントルク(図中実値)は例えば燃料の輸送遅れなどによってエンジントルク指令値に対して遅れて反応し、エンジントルク指令値と実エンジントルクとの間に偏差が生じる。実駆動トルクはエンジン運転点拘束切換SW18が変更されても、偏差がない場合にはアクセル開度は一定なので、駆動トルク規範値(図中目標値)は変化せずに一定となる。しかし、偏差がある場合には、変速比の実変化とエンジントルクの実変化にずれが生じるために実駆動トルク(図中実値)は増加する方向へ変化する。これにより実駆動トルクは、実エンジントルクがエンジントルク指令値に対する反応遅れに伴い減少し始める時間t3まで増加し、その後実エンジントルクの減少と共に減少する。このときアクセル開度が一定にも関わらず、実駆動トルクが大きく増加するため、運転者などの違和感を感じさせることがある。
時間t4では、実変速比が変速比指令値となり、時間t5では、実エンジントルクがエンジントルク指令値となり、実駆動トルクは駆動トルク規範値と一致する。
本発明を用いた場合には、エンジントルク指令値に対する実エンジントルクの応答遅れによる変動分を推定し補正を施す。時間t2までは、本発明を用いない場合と同じである。
時間t2から補正されたエンジントルク指令値(ステップS9、S10)が減少する。ここではエンジントルク指令値が補正されることで補正前のエンジントルク指令値と比較すると補正後のエンジントルク指令値は、その変化率(減少率)をt3’まで大きくし、その後エンジントルク指令値の変化率(増加率)を小さくする。これにより、若干の偏差が生じるものの実エンジントルクを変速比変化に応じたエンジントルク指令値、すなわち実駆動トルクに変動を生じさせないエンジントルク変化に近づけることができる。これにより、実駆動トルクが駆動トルク規範値に近くなり、運転者などが感じる実駆動トルクの変化による違和感を少なくすることができる。なお、補正によるエンジントルク指令値は、図12に示すような変化以外でもよく、エンジントルク指令値に補正を施すことで実駆動トルクが駆動トルク規範値に近づけることができる。
時間t4’では、実変速比が変速指令値となり、実エンジントルクがエンジントルク指令値となり、実駆動トルクが駆動トルク規範値と一致する。なお、実変速比と実エンジントルクは同時間において変速比指令値またはエンジントルク指令値を一致しない場合もあるが、この場合でも図11に示す時間t4から時間t5までと比較すると一致するまでの時間を短縮することができる。
さらにアクセル開度を開いた場合における本発明を用いない場合と、用いた場合の実駆動トルク変化を図13、図14に示すタイムチャートを用いて説明する。図13は本発明を用いずにアクセル開度を運転者が増大させた場合の実駆動トルクなどの変化を示す図であり、図14は本発明を用いた場合の実駆動トルクなどの変化を示す図である。
まず本発明を用いない場合のタイムチャートについて説明する。時間t1以前では、アクセル開度Apo3、変速比Ip3、エンジントルクTe3、実駆動トルクTd3の状態、アクセル開度一定、かつ実駆動トルクが走行抵抗と釣り合っている状態、すなわち車速一定の状態で走行している。
そして時間t1において、運転者によってアクセルが踏み込まれ、アクセル開度がApo3からApo4に変化する。これによって変速比の指令値がIp3からIp4へ、エンジントルクの指令値がTe3からTe4へ、実駆動トルクの目標値がTd3からTd4へ変化する。なお、エンジントルク指令値が変化した場合に、指令値に対する機械的な遅れが生じるがここではエンジントルクの変化開始をt2とする。
時間t2ではアクセル開度の増加によって、まず実エンジントルクが増加し始める。また、エンジントルクの増加に伴って実駆動トルクが増加する。
時間t3では変速比変化に基づいてエンジントルクが減少するようにエンジントルク指令値が出され、加速のためのダウンシフトに伴いエンジントルク指令値Te4からTe5へ減少する。しかし実エンジントルクは例えばスロットルの遅れなどによってエンジントルク指令値に対して遅れて反応し、エンジントルク指令値と実エンジントルクとの間に偏差が生じる。この偏差により実駆動トルクは偏差がない場合の駆動トルク規範値よりも増加する方向へ変化する。
時間t4では偏差によって駆動トルク規範値よりも大きくなった実駆動トルクがオーバーシュートを起こし、運転者のアクセル踏み込み量に応じた駆動トルク規範値よりも大きくなる。そのため運転者が要求する加速度よりも大きな加速度となり、運転者に違和感を感じさせる。駆動トルクは実エンジントルクと実変速比の積が減少する時間t5まで増加する。
時間t5以降では実エンジントルクが減少し、それに伴い実駆動トルクも減少し、時間t6において実変速比が変速比指令値となり、時間t7において実エンジントルクがエンジントルク指令値となり、実駆動トルクも駆動トルク規範値と一致する。
本発明を用いた場合には、エンジントルク指令値に対する実エンジントルクの遅れによる変動分を推定し補正を施す。時間t2までは、本発明を用いない場合と同じである。また、時間t2ではアクセル開度の増加によって、まず実エンジントルクが増加し始め、エンジントルクの増加に伴って実駆動トルクが増加する。
時間t3’からダウンシフトに伴い補正されたエンジントルク指令値(ステップS9、S10)が減少する。ここではエンジントルク指令値が補正されることで、補正前のエンジントルク指令値と比較すると補正後のエンジントルク指令値は、その変化率(減少率)が時間t4’まで大きくし、その後エンジントルク指令値の変化率を小さくする。これによって補正されたエンジントルク指令値に応じて実エンジントルクが変化するので、若干の偏差が生じるが、偏差を小さくすることができ、実駆動トルクを駆動トルク規範値に近づけることができる。これにより、実駆動トルクが駆動トルク規範値に近くなり、すなわち実駆動トルクの変動が少なくなり、運転者などが感じる実駆動トルクの変化による違和感を少なくすることができる。なお、補正によるエンジントルク指令値は、図14に示すような変化以外でもよく、エンジントルク指令値に補正を施すことで実駆動トルクが駆動トルク規範値に近づける。
時間t5’では、実駆動トルクが駆動トルク規範値よりも大きくなり、オーバーシュートを起こすが、本発明を用いない場合と比較するとその量は少なく、運転者が感じる違和感を少なくすることができる。
時間t6’では、実変速比が変速指令値となり、実エンジントルクがエンジントルク指令値となり、実駆動トルクが駆動トルク規範値と一致する。なお、実変速比と実エンジントルクは同時間において変速比指令値またはエンジントルク指令値を一致しない場合もあるが、この場合でも図13に示す時間t6から時間t7までと比較すると一致するまでの時間を短縮することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
本発明では、変速比変化に伴ってエンジントルクが変化する場合に、エンジントルク指令値にエンジンの応答遅れによる実駆動トルクの変動を推定し、エンジントルク指令値に補正を施すことで、応答遅れがない場合のエンジントルク指令値と実エンジントルクの偏差を少なくし、応答遅れがない場合の実駆動トルクと実際の実駆動トルクとの差を小さくする。これにより、例えばエンジン運転点拘束線切換SW18が操作された際、または運転者のアクセル踏み込み時によるダウンシフトの際に、エンジントルクの応答遅れによって生じる実駆動トルクの増加を小さくすることができ、運転者などが感じる違和感を改善することができる。
駆動トルク規範値演算部30、駆動トルク推定値演算部31において行うエンジンの遅れ処理の伝達特性をエンジンの伝達特性(式(4))とすることで、エンジントルクの補正を精度良く行うことができる。また、目標駆動トルクにフィードバック制御を行った際(ステップ5)には、フィードバック制御が施される前の目標駆動トルクに遅れ処理を施すことで、フィードバック制御の安定性を損なうことなくエンジントルクの補正を行うことができる。
また、目標駆動トルクに位相補償(式(1))を施した場合に、駆動トルク規範値演算部30において、位相補償(式(1))に応じた遅れ処理を行うことで、エンジントルクの補正を精度良く行うことができる。
エンジン1の遅れ処理を行う伝達特性(式(4))のエンジン一次遅れ時定数(τe)、エンジンむだ時間(Le)をエンジンの運転状態に応じて設定するので、エンジン1の運転状態に応じてエンジン1の遅れ処理を行い、エンジントルクの補正を正確に行うことができる。
エンジントルク補正値に進み位相補償(式(9))を施すことで、エンジントルクの応答遅れを小さくし、エンジントルクの補正を更に正確に行うことができる。また、進み位相補償の位相補償定数(τ2)をエンジン1の一次遅れ時定数(τe)とすることで、エンジンの運転状態に応じてエンジントルクの補正を更に正確に行うことができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
オートマチックトランスミッションを搭載して駆動力制御を行う車両などに利用することができる。
本発明の概略構成図である。 本発明の駆動トルク制御コントローラのブロック図である。 本発明の駆動トルク制御コントローラが行うフローチャートである。 本発明の目標駆動トルクを算出するマップである。 本発明の目標プライマリプーリの回転速度を算出するマップである。 本発明のエンジントルク指令値補正部を示すブロック図である。 本発明のエンジントルク指令値補正部を示すブロック図であり、目標駆動トルクに位相補償を施さない場合のブロック図である。 本発明のエンジントルク指令値補正部を示すブロック図であり、目標駆動トルクに位相補償を施す場合のブロック図である。 本発明のエンジンの一次遅れ時定数を算出するマップである。 本発明のエンジンのむだ時間を算出するマップである。 本発明を用いない場合においてエンジン運転点拘束線切換SWが操作された場合のタイムチャートである。 本発明を用いた場合においてエンジン運転点拘束線切換SWが操作された場合のタイムチャートである。 本発明を用いない場合においてアクセル開度が開かれた場合のタイムチャートである。 本発明を用いた場合においてアクセル開度が開かれた場合のタイムチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 無段変速機(CVT)
4 プライマリプーリ
5 セカンダリプーリ
10 駆動トルク制御コントローラ
11 エンジントルクコントローラ
12 CVT、クラッチコントローラ
18 エンジン運転点拘束線切換SW
20 目標駆動トルク演算部(目標駆動トルク演算手段)
21 エンジントルク指令値演算部(エンジントルク演算手段)
22 エンジントルク指令値補正部(エンジントルク指令値補正手段)
23 エンジントルク制御部(エンジントルク制御手段)
30 駆動トルク規範値演算部(駆動トルク規範値演算手段)
31 駆動トルク推定値演算部(駆動トルク推定値演算手段)
32 エンジントルク補正値演算部(エンジントルク補正値演算手段)
33 最終エンジントルク指令値演算部(最終エンジントルク指令値演算手段)

Claims (9)

  1. 車両の運転状態から目標駆動トルクを演算する目標駆動トルク演算手段と、
    前記目標駆動トルクに基づきエンジントルク指令値を演算するエンジントルク演算手段と、
    実エンジントルクが前記エンジントルク指令値に追従するようにエンジンを制御するエンジントルク制御手段と、を備える車両駆動力制御装置において、
    変速比変化に伴う前記実エンジントルク変化の応答遅れによる駆動トルクの変動を推定し、前記エンジントルク指令値を補正するエンジントルク指令値補正手段を備えることを特徴とする車両用駆動トルク制御装置。
  2. 前記エンジントルク演算手段は前記目標駆動トルクを実変速比で除算することによりエンジントルク指令値を演算し、
    前記エンジントルク指令値補正手段は、前記目標駆動トルクに直接遅れ処理を施し前記駆動トルクの変動が生じない場合の駆動トルク規範値を演算する駆動トルク規範値演算手段と、
    前記目標駆動トルクを前記実変速比で除算した結果に遅れ処理を施した後、前記実変速比を乗算することにより前記トルク変動が生じた場合の駆動トルク推定値を演算する駆動トルク推定値演算手段と、
    前記駆動トルク規範値と前記駆動トルク推定値から最終エンジントルク補正値を演算するエンジントルク補正値演算手段と、
    前記エンジントルク指令値と前記最終エンジントルク補正値から最終エンジントルク指令値を演算する最終エンジントルク指令値演算手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動トルク制御装置。
  3. 前記エンジントルク補正値演算手段は、前記駆動トルク規範値と前記駆動トルク推定値の偏差を前記実変速比で除算することにより前記エンジントルク補正値を演算することを特徴とする請求項2に記載の車両用駆動トルク制御装置。
  4. 前記駆動トルク規範値演算手段ならびに前記駆動トルク推定値演算手段における遅れ処理の伝達特性をエンジンの伝達特性とすることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用駆動トルク制御装置。
  5. エンジンの伝達特性と所定の伝達特性からなる第1の位相補償によって前記目標駆動トルクに位相補償を行う目標駆動トルク用位相補償手段を備え、
    前記目標駆動トルク用位相補償手段によって前記目標駆動トルクに第1の位相補償を施した場合に、
    前記駆動トルク規範値演算手段における遅れ処理の伝達特性を前記所定の伝達特性とし、
    前記駆動トルク推定値演算手段における遅れ処理の伝達特性を前記エンジンの伝達特性とすることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用駆動トルク制御装置。
  6. 前記エンジンの伝達特性は、ラプラス演算子とエンジン一次遅れ時定数とエンジンむだ時間からなる伝達特性であることを特徴とする請求項4または5に記載の車両用駆動トルク制御装置。
  7. 前記エンジン一次遅れ時定数と前記エンジンむだ時間は、前記エンジンの状態に基づいて設定することを特徴とする請求項6に記載の車両用トルク制御装置。
  8. 前記最終エンジントルク補正値は、前記駆動トルク規範値と前記駆動トルク推定値から算出されるエンジントルク補正値に第2の位相補償を施すことを特徴とする請求項4から7のいずれか一つに記載の車両用駆動トルク制御装置。
  9. 前記第2の位相補償は、少なくとも前記エンジンの一次遅れ時定数を有し、前記エンジンの伝達特性と同期させる位相補償であることを特徴とする請求項8に記載の車両用駆動トルク制御装置。
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