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JP2005346815A - ディスク装置、そのヘッドの位置決め制御方法、及び信号処理回路 - Google Patents

ディスク装置、そのヘッドの位置決め制御方法、及び信号処理回路 Download PDF

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JP2005346815A JP2004164535A JP2004164535A JP2005346815A JP 2005346815 A JP2005346815 A JP 2005346815A JP 2004164535 A JP2004164535 A JP 2004164535A JP 2004164535 A JP2004164535 A JP 2004164535A JP 2005346815 A JP2005346815 A JP 2005346815A
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Abstract

【課題】
バースト信号のノイズを確実かつ簡単な方法にて除去する。
【解決手段】
HDDのリード処理部410は、ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を複数求め、当該複数の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力するノイズ除去回路420を有する。ノイズ除去回路420は、N周期分のバースト信号からノイズを除去する回路であって、N周期分のバースト信号における各周期毎の波形の絶対値を積分し、各周期毎の積分値を相互に比較し、その最小値及び最大値を除いた残りをノイズ除去済データとして後段のサーボ・データ・デコーダ418に出力する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、サーボ信号によってヘッドを位置決め制御するディスク装置及びそのヘッドの位置決め制御方法、並びにディスク装置に搭載され、サーボ信号のノイズを除去する処理を行う信号処理回路に関し、特に、外乱などによりサーボ信号に重畳されるインパルスノイズ等を除去するに好適なディスク装置、そのヘッドの位置決め制御方法、及び信号処理回路に関する。
データ記憶装置として、光ディスクや磁気テープなどの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハード・ディスク・ドライブ(Hard Disk Drive:HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。更に、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
このようなデータ記憶装置において、一般に、ヘッドによりデータの記録再生を行う例えば磁気ディスク装置などにおいては、ディスク上に配置されたサーボセクタのサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ・データに基づきヘッドの位置決め制御を行ういわゆるセクタサーボ方式が適用される。
磁気ディスク装置においては、近時の高記録密度化に伴い、磁気抵抗効果(Magneto Resistive:MR)を利用したMRヘッド、巨大磁気抵抗効果(Giant Magneto Resistive:GMR)を利用したGMRヘッド、媒体との接触によるサーマル・アスベリティ(thermal Asperity:TA)の抑制に優れた効果を示すヘッド構成として、2枚のMR素子で構成するDSMR(Dual Stripe Magneto Resistive)ヘッド等を再生ヘッドとし、薄膜ヘッドで記録を行うMR再生/薄膜記録複合ヘッド(以下、MRヘッドという。)が使用される。
ところで、このMRヘッドは、MRヘッドを構成するMR素子の磁気感度が急激に変化してヘッド再生出力に不規則なノイズが重畳する、いわゆるバルクハイゼンノイズが発生する場合がある。また、ヘッドは、薄膜ヘッド及びMR素子などを使用しているため、外乱の静電気放電(Electrostatic discharge:ESD)によるノイズ等が発生する場合がある。このようなノイズが発生すると、バーストデータの再生信号に基づき求められるべきヘッドの位置情報がヘッドの位置を正しく反映しないものとなり、正しくヘッドの位置決めを行うことができない。このような問題に対し、例えば下記特許文献1においては、バルクハイゼンノイズなどの不規則なノイズが重畳した場合にこれを自動的に検出するデータ記録再生装置が開示されている。
この特許文献1に記載のデータ記録再生装置は、サーボ・データに含まれるバースト信号(バーストA、B、C、D)を用いてセクタサーボ方式でヘッドの位置決め制御する場合に、バーストA〜Dのピーク値であるバースト出力A〜Dを使用してバースト信号にノイズが重畳しているか否かを判断し、ノイズが重畳していると判断した場合はライト動作を禁止するものである。このため、バースト出力の和(A+B+C+D)を使用する。すなわち、不規則なノイズが重畳していないことが最後に確認されたバースト出力の和又は所定の期待値を保持しておき、これと現在のバースト出力との和との差を求め、この差が所定の閾値以上である場合には、書き込み動作を禁止するものである。
また、近時の磁気ディスクにおけるBPI(Byte Per Inch)の増加及びTPI(Tracks Per Inch)の向上により、ヘッド位置のより高い検出精度が要求されている。したがって、上述のようなサーボ信号のピーク値からヘッド位置を検出する、いわゆるピークホールド方式から、サーボ信号の波形の絶対値を積分し、積分値でヘッド位置を検出する、いわゆる面積サーボ方式による位置制御が行われる(例えば特許文献2など)。
この方式においても、サーボ検出回路は、前段の自動ゲイン制御(Automatic Gain Control:AGC)回路にてゲインが調整されたサーボ信号を検出し、サーボ・データに含まれるバースト信号により磁気ヘッドの現在位置を検出し誤差信号を生成して制御部へ出力する。図10は、特許文献2に記載のサーボ検出回路を示すブロック図である。図10に示すように、サーボ検出回路500は、サーボバースト信号を全波整流する全波整流器501と、全波整流されたサーボバースト信号を積分する積分回路502と、積分回路502にて得られた積分値をディジタルデータに変換するA/D変換器503と、ゲイン調整されたサーボバースト信号のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出器504と、入力されるバースト信号のゼロクロス点の数をカウントし、予め設定された値になったときに積分回路502の積分値を保持するよう積分回路502を制御する積分制御回路505とを有する。
サーボ信号は所定の周期で複数回繰り返し記録されており、サーボ検出回路500は、ゼロクロス検出器504の検出結果に基づき例えば10周期分のバースト信号の積分値を出力する。後段の制御部は、バーストAの積分値とバーストBの積分値との差などを使用してヘッドの位置決め制御を行う。なお、バースト信号のゼロクロス点近傍にノイズが重畳されると、ノイズを間違えてゼロクロス点としてカウントしてしまうなどすることで正確な数の周期分の積分値を出力することができなくなるため、特許文献2においては、ゼロクロス点をカウントするのみでなく、ゼロクロス点のカウントを開始してから所定の時間経過するまでは、カウント値が目標の値を超えても積分を停止しないような処理を行っている。
特開平11−185203号公報 特開平10−255415号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術においては、現在のバースト出力の和と比較するための比較値である、ノイズが重畳していないことが最後に確認されたバースト出力の和又はノイズが重畳していない場合の期待値(以下、比較値)が必要であり、この比較値を予め準備又は保持することが困難であるという問題点がある。すなわち、バースト出力にノイズが重畳されているか否かを確認したり、また予め所定の値を上記比較値として準備することは、その比較値となるバースト出力の和(A+B+C+D)が、例えばディスク毎、装置毎に同一ではないため、容易に予測するなどして準備することができないという問題点がある。
また、面積サーボ方式のヘッド位置制御方法においては、バースト信号にノイズが重畳された場合であっても積分回路にて加算されてしまうため、ノイズが重畳された信号の積分値にてヘッドの位置決め制御を行うこととなり、正確な位置決め制御を行うことができず、更に特許文献1と同様、ノイズがない場合の比較値と比較しようとした場合、上述したように、比較値を設定することが非常に困難であるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、バースト信号のノイズを確実かつ簡単な方法にて除去することができるディスク装置、ヘッドの位置決め制御方法、及びバースト信号からノイズを除去する処理を行うことができる信号処理回路を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明にかかるディスク装置は、ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置において、前記ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、当該所定の周期数分の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力するノイズ除去部と、前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
本発明においては、サーボ信号に含まれるバースト信号の積分値の和や差を利用してヘッドの位置決め制御を行うディスク装置において、通常複数周期繰返して記録されているバースト信号の周期毎の積分値を求め、これらの積分値のうち、最大値、最小値又は最小値及び最大値を除いたものを、ノイズ除去済データとし、当該ノイズ除去済データに基づきヘッドの位置決め制御を実行するため、ESDノイズなどがバースト信号に重畳されて積分値が本来得られる値より大きくなったり小さくなってしまっても取り除くことができ、よってノイズがないサーボ信号を使用してヘッドの位置決め制御を行うことができる。
また、前記ノイズ除去部は、前記所定の周期数の積分値からその最大値及び最小値を除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力することができ、最大値及び最小値を取り除くこととすればノイズ除去部の構成を簡単化することができる。
更に、前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、当該所定の周期数分の積分値をその最大値から最小値の順序に並べたときの、最大値からその値が小さくなる順に所定数分及び最小値からその値が大きくなる順に所定数分の積分値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力することができ、最大値及び最小値のみならず、最大値近傍及び最初値近傍のデータを取り除き、平均値付近のデータのみを使用することで更に位置決め精度を向上させることができる。
更にまた、前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記積分値算出部にて求められた前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び/又は最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する比較部とを有する構成としてもよい。
また、前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記積分値算出部にて求められた前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する比較部と、前記所定の周期数分の積分値のうち最大値を格納するための第1の記憶部と、前記所定の周期数分の積分値のうち最小値を格納するための第2の記憶部と有し、前記比較部は、前記所定の周期数分の積分値のうち2つを比較し、その大きい方を前記第1の記憶部に格納し、小さい方を前記第2の記憶部に格納し、残りを前記第1及び第2の記憶部に格納した積分値と比較し、前記第1の記憶部に格納した積分値より大きい場合にはその値を入れ換え、前記第2の記憶部に格納した積分値より小さい場合にはその値を入れ換え、前記第1の記憶部に格納した積分値より大きく前記第2の記憶部に格納した積分値より小さい場合に前記ノイズ除去済みデータとして出力することができる。これにより、2つの記憶部を利用して所定の周期数分の積分値を比較し、ノイズ除去済みデータを出力することができる。ここで、第1及び第2の記憶部に格納した積分値と比較する上記残りのデータが第1の記憶部に格納した積分値と同一の場合、及び第2の積分値と同一の場合には、データを入れ換えてもよく、またノイズ除去済みデータとして出力してもよい。
また、前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記積分値算出部にて求められた前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び/又は最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する比較部と、前記比較部からの出力を周期単位で平均して前記ノイズ除去済データとして出力する出力部とを有することができ、積分値の平均を出力することで、バースト信号の種類毎に、異なる個数の積分値を求めることができる。
更に、前記ノイズ除去部として、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を入力とするα−トリムド平均値フィルタを有してもよく、α−トリムド平均値フィルタなどの順序統計フィルタ処理によりノイズを除去してもよい。
本発明にかかる他のディスク装置は、ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置において、前記ヘッドにより読み出されたバースト信号の振幅を所定数求め、当該所定数の振幅からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力するノイズ除去部と、前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
本発明においては、サーボ信号に含まれるバースト信号の振幅の和や差を利用してヘッドの位置決め制御を行うディスク装置において、通常複数周期繰返して記録されているバースト信号の振幅を複数求め、これらの振幅値のうち、最大値、最小値又は最小値及び最大値を除いたものを、ノイズ除去済データとし、当該ノイズ除去済データに基づきヘッドの位置決め制御を実行するため、ESDノイズなどがバースト信号に重畳されて振幅値が本来得られる値より大きくなったり小さくなってしまっても取り除くことができ、よってノイズがないサーボ信号を使用してヘッドの位置決め制御を行うことができる。
ここで、振幅は、例えば、信号x(nT)(Tはサンプリング周期)と同一周波数のサイン波との積を求め、その平均を取るか又は平均の平方を取ること等で得ることができる。
本発明にかかるヘッドの位置決め方法は、ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置のヘッドの位置決め方法において、前記ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、前記所定の周期数分の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力し、前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行うことを特徴とする。
本発明にかかる他のヘッドの位置決め方法は、ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置のヘッドの位置決め方法において、前記ヘッドにより読み出されたバースト信号の振幅を所定数求め、当該所定数の振幅からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力し、前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行うことを特徴とする。
本発明にかかる信号処理回路は、ヘッドの位置決め制御を行うためにディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を処理する信号処理回路において、前記ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記所定の周期数分の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力する出力部とを有することを特徴とする。
本発明においては、上述したノイズ除去処理を行ったサーボ信号の積分値を出力することができ、これをディスク装置に搭載することで、正確なヘッドの位置決め制御を実行することができる。
本発明にかかる他の信号処理回路は、ヘッドの位置決め制御を行うためにディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を処理する信号処理回路において、前記ヘッドにより読み出されたバースト信号の振幅を所定数求める振幅算出部と、前記振幅算出部にて求められた所定数の振幅からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力する出力部とを有することを特徴とする。
本発明においては、上述したノイズ除去処理を行ったサーボ信号の振幅値を出力することができ、これをディスク装置に搭載することで、正確なヘッドの位置決め制御を実行することができる。
本発明にかかる信号処理回路によれば、ESDノイズなどがバースト信号に重畳されて積分値が本来得られる値より大きくなったり小さくなってしまってもそれを取り除いたサーボ信号を出力することができる。
また、本発明にかかるディスク装置及びディスク装置のヘッド制御方法によれば、ヘッドの位置決め制御を実行する際、バースト信号の周期毎の積分値又は振幅から、最大値、最小値又は最小値及び最大値を除いた残りをノイズ除去済データとして使用することができ、ヘッドの位置決め精度が向上する。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるハード・ディスク・ドライブ(HDD)100の概略構成を示している。
図1に示すように、HDD100は、筺体110内に、メディアの一例である磁気ディスク111、ヘッドの一例であるヘッド素子部112、アーム電子回路(アームエレクトロニクス:AE)113、スピンドル・モータ(SPM)114、ボイス・コイル・モータ(VCM)115を備えている。また、HDD100は、筺体110の外側に固定された回路基板120を備えている。回路基板120上には、リード・ライト・チャネル(R/Wチャネル)121、モータ・ドライバ・ユニット122、ハード・ディスク・コントローラ(HDC)/MPU集積回路(以下HDC/MPU)123、及びメモリの一例としてのRAM124を備えている。
外部ホストからの書き込みデータは、HDC/MPU123によって受信され、R/Wチャネル121、AE113を介して、ヘッド素子部112によって磁気ディスク111に書き込まれる。また、磁気ディスク111に記憶されているデータは、ヘッド素子部112によって読み出され、読み出しデータは、AE113、R/Wチャネル121を介して、HDC/MPU123から外部ホストに出力される。
次に、HDDの各構成要素について説明する。まず、図2を参照して、磁気ディスク111及びヘッド素子部112の駆動機構の概略を説明する。磁気ディスク111は、SPM114の回転軸に固定されている。SPM114は、モータ・ドライバ・ユニット122によって駆動され、SPM114は所定の速度で磁気ディスク111を回転する。磁気ディスク111は、データを記録する記録面を両面に備え、各記録面に対応するヘッド素子部112(不図示)が設けられている。各ヘッド素子部112はスライダ201に固定されている。また、スライダ201は、キャリッジ202に固定されている。キャリッジ202はVCM115に固定され、VCM115は、揺動することによってスライダ201及びヘッド素子部112を移動する。
磁気ディスク111からのデータの読み取り/書き込みのため、キャリッジ202は回転している磁気ディスク111表面のデータ領域上にヘッド素子部112を移動する。キャリッジ202が揺動することによって、ヘッド素子部112が磁気ディスク111の表面の半径方向に沿って移動する。これによって、ヘッド素子部112が所望の領域にアクセスすることができる。
ヘッド素子部112において、典型的には、磁気ディスク111への記憶データに応じて電気信号を磁界に変換する記録ヘッド、及び磁気ディスク111からの磁界を電気信号に変換する再生ヘッドが一体的に形成されている。磁気ディスク111に対向するスライダ201のABS(Air Bearing Surface)面と回転している磁気ディスク111との間の空気の粘性による圧力が、キャリッジ202によって磁気ディスク111方向に加えられる力とバランスすることによって、ヘッド素子部112は磁気ディスク111上を一定のギャップを置いて浮上する。このギャップをヘッド浮上高と呼ぶ。なお、磁気ディスク111は、1枚以上あればよく、記録面は、磁気ディスク111の片面及び両面に形成することができる。
続いて、図1を参照して、各回路部の説明を行う。AE113は、複数のヘッド素子部112の中からデータ・アクセスが行われる1つのヘッド素子部112を選択し、選択されたヘッド素子部112により再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル121に送る。また、R/Wチャネル121からの記録信号を選択されたヘッド素子部112に送る。
R/Wチャネル121は、ホストから転送されたデータについて、ライト処理を実行する。ライト処理において、R/Wチャネル121はHDC/MPU123から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号(電流)に変換してAE113に供給する。また、ホストにデータを供給する際にはリード処理を行う。
リード処理において、R/Wチャネル121はAE113から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・データは、HDC/MPU123に供給される。
HDC/MPU123は、MPUとHDCが一つのチップに集積された回路である。MPUは、RAM124にロードされたマイクロ・コードに従って動作し、ヘッド素子部112のポジショニング制御、インターフェース制御、ディフェクト管理などのハード・ディスク・ドライブ100の全体の制御のほか、データ処理に関する必要な処理を実行する。ハード・ディスク・ドライブ100の起動に伴い、RAM124には、MPU上で動作するマイクロ・コードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク111あるいはROM(不図示)からロードされる。
HDC/MPU123は、ホストとの間のインターフェース機能を備えており、ホストから伝送されたユーザ・データ及びリード・コマンドやライト・コマンドといったコマンドなどを受信する。受信したユーザ・データは、R/Wチャネル121に転送される。また、R/Wチャネル121から取得した磁気ディスクからの読み出しデータを、ホストに伝送する。HDC/MPU123は、更に、ホストから取得した、あるいは、磁気ディスク111から読み出したユーザ・データについて、誤り訂正(ECC)のための処理を実行する。
R/Wチャネル121によって読み出されるデータは、ユーザ・データの他に、サーボ・データを含んでいる。HDC/MPU123は、サーボ・データを使用したヘッド素子部112の位置決め制御を行う。HDC/MPU123からの制御データはモータ・ドライバ・ユニット122に出力される。モータ・ドライバ・ユニット122は制御信号に応じて駆動電流をVCM115に供給する。また、HDC/MPU123は、サーボ・データを使用して、データのリード/ライト処理の制御を行う。
図3を参照して、磁気ディスク111上の記録データについて説明する。図3は、磁気ディスク111の記録面の記録データの状態を模式的に示している。図3に示されるように、磁気ディスク111の記録面には、磁気ディスク111の中心から半径方向に放射状に延び、所定の角度毎に複数のサーボ領域301が形成され、隣り合う2つのサーボ領域301の間にデータ領域302が形成されている。サーボ領域301とデータ領域302とは、所定の角度で交互に設けられている。各サーボ領域301には、ヘッド素子部112の位置決め制御を行うためのサーボ・データが記録される。各データ領域302には、ユーザ・データが記録される。
磁気ディスク111の記録面には、半径方向の所定幅を有し、同心円状に形成された複数本のトラック303が形成される。サーボ・データ及びユーザ・データは、トラック303に沿って記録される。サーボ領域301間の一つのトラック303は、複数のデータ・セクタ(ユーザ・データの記録単位)を備えている。また、トラック303は、磁気ディスク111の半径方向の位置に従って、複数のゾーンにグループ化されている。1つのトラック303に含まれるセクタの数は、ゾーンのそれぞれに設定される。図3においては、3つのゾーンが例示されている。ゾーン毎に記録周波数を変更することで、記録密度を向上することができる。
以下に、R/Wチャネル121におけるリード処理について説明する。図4は、R/Wチャネル121における、本形態のリード処理に関連する論理構成を示すブロック図である。図4に示すように、R/Wチャネル121は、磁気ディスクからのデータ・リード処理を実行するリード処理部410と、リード処理部410のデータ・リード処理を制御するチャネル制御部450とを有している。チャネル制御部450は、リード処理部410のパラメータを設定することによって、リード処理を制御することができる。また、チャネル制御部450はレジスタ451を備え、リード処理部410から取得したパラメータを記憶する。本形態においては、特に、AGC(Auto Gain Control)コントローラ415からのゲイン・データが、レジスタ451に記憶される。
磁気ディスク111からデータを読み出すリード処理について説明する。図4に示すように、リード処理部410は、VGA(Variable Gain Amp)411、波形等化フィルタ412、ADコンバータ413、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ414、AGCコントローラ415、データ・デコーダ416、シリアル−パラレル変換器417、及び、サーボ・データ・デコーダ418を有している。
VGA411は、AGCコントローラ415の制御によって、出力が一定となるようにゲインを変化させる。波形等化フィルタ412は、入力アナログ信号の波形等化処理を行う。ADコンバータ413は、アナログ信号のサンプリング及び量子化を行う。トランスバーサル・フィルタの一例であるFIRフィルタ414は、デジタル信号のトランスバーサル等化処理を行う。AGCコントローラ415は入力電圧が一定となるように、VGA411を制御する。データ・デコーダ416は、入力されたデータの復号処理信及び復調処理を行う。シリアル−パラレル変換器417は、入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換する。サーボ・データ・デコーダ418は、サーボ信号のサーボ・アドレスを復号し、HDC/MPU123に出力する。
ヘッド素子部112により再生され、AE113により一定のゲインで増幅(プリアンプ)されたリード信号は、VGA411に入力される。VGA411は、その入力信号をHDC/MPU123で処理される信号レベルに増幅する。AGCコントローラ415は、再生信号がユーザ・データのときには、増幅された再生信号の振幅が一定範囲になるように、デジタル的な処理に基づくフィードバック制御により再生信号の信号レベルの変化に追従してゲインを自動的に調整する。AGCコントローラ415は、再生信号がサーボ・データのときには、サーボ信号の先頭部分に基づいてゲインを決定し、決定された一定のゲインに従って先頭部分に後続する部分のサーボ信号を増幅する。
波形等化フィルタ412はローパス・フィルタとしての機能を有している。波形等化フィルタ412は、後の信号処理のため、入力信号からのノイズ除去、及び信号波形をスリミングする波形等化処理を行う。波形等化フィルタ412からの出力は、ADコンバータ413によるサンプリング及び量子化によってデジタル信号に変換され、FIRフィルタ414に入力される。
FIRフィルタ414は正確にデータを復元するために入力波形を整形し、入力波形を目標波形に等化する。FIRフィルタ414の出力信号は、データ・デコーダ416に入力される。データ・デコーダ416は、FIRフィルタで等化された波形をPRML(Partial Response Maximum Likelihood)処理回路で処理し、RLL(Run Length Limited)信号を生成、所定のアルゴリズムに従って、データ列における前後関係から、最も確からしいデータ列を決定する。更に、符号化されたRLL信号を元信号に復調する。データ・デコーダ416が復調したシリアルデータは、シリアル−パラレル変換器417によってパラレルデータに変換され、HDC/MPU123に転送される。サーボ・データの場合、サーボ・データ・デコーダ418は、FIRフィルタ414によって波形整形されたサーボ信号のサーボ・アドレスを復号し、HDC/MPU123に出力する。サーボ・データ・デコーダ418により読み出されたサーボ・データに含まれるバースト信号がHDC/MPU123に送られ、HDC/MPU123によりバースト信号に基づきモータ・ドライバ・ユニット122を介してVCM115を駆動制御することでヘッドを目標位置に移動させるシーク制御を行い、その後、当該目標位置から一定の範囲内に収めるためのヘッド位置決め制御を実行する。
次に、磁気ディスク111に記憶されているサーボ信号について説明する。データ記録用磁気ヘッドを記録メディアであるディスク上には、同心円状トラックにフォロイングするためにサーボ・データが書かれている。サーボ・データは、トラック上に複数個所書かれており、図5(a)に示すように、データの同期を取るためのSyncデータが記録されるSync部D1、サーボ・データの開始を示すサーボマークが記録されるSTM(Servo track mark)部D2、トラックが何番目のトラックであるかなどを示す位置情報を有するトラックID部D3、細かい位置制御をするためのバースト・パターン信号が記録されるBurst部D4などの周知の領域からなる。Sync部D1は、サーボ・データを読み出す前に信号アンプの増幅率を調整して振幅を一定にするサーボAGCを含む。
Burst部D4に記録されるバースト・パターンは、例えば図5(b)に示すように、4種類のバースト・パターンである、バーストA、B、C、Dからなり、ヘッドによりこれを再生し、その再生信号(バースト信号)の振幅の変化を数値化し、ヘッド素子部112のトラッキング制御(トラック・フォローイング)等に使用される。
トラック中心をTc、トラック境界をTb、トラック幅をLtとしたとき、バーストA、Bは、トラック中心Tcから隣接する一方のトラック中心Tc、他方のトラック中心Tcにかけて交互に一定周期で記録された信号であり、バーストC、バーストDは、1つのトラック内に一定周期で記録された信号であり、それぞれ異なるトラックに記録される。そして、これらバーストA〜Dは、トラックが延びる方向にそれぞれ10周期程度繰り返して記録される。ヘッド素子部112は、トラック中心Tcの位置に制御される。ヘッドの位置ずれは、例えばバーストA、Bのサーボ信号の波形を積分した積分値の差に応じて生成された誤差信号により行うことができる。また、バーストC、Dを利用して位置決めすることもできる。なお、サーボ信号のピーク値からヘッド位置を検出するピークホールド方式により位置制御することもできる。
ここで、本実施の形態においては、サーボ信号に外乱ESDノイズなどにより重畳されたノイズを除去するためのノイズ除去回路420を有している。このノイズ除去回路420は、読み出したサーボ・データに含まれるバースト信号からノイズが乗ったバースト信号のみを取り除き、ノイズ除去後のデータであるノイズ除去済データのみを後段のサーボ・データ・デコーダ418に出力するものである。
具体的には、バースト信号の波形の絶対値の1周期毎の積分値を所定の周期数分求め、この所定の周期数分の積分値をその値が大きい順に並べた場合の最大値又は最大値を含む複数個及び最小値又は最小値を含む複数個はノイズが乗っている可能性が高いとして除去し、その残りのデータをノイズ除去後のデータとして出力するものである。
図6は、バースト信号を示す模式図である。上述した4つのバースト信号のうち、例えばバーストAを読み出した結果が図6に示す信号波形として得られた場合について説明する。図6に示すように、1つのバースト信号には、一定周期の信号が10周期程度記録されている。ノイズ除去回路420では、先ず読み出されたバースト信号を各周期毎にその絶対値を積分して各周期毎の積分値を求める。そして、例えば、10周期分のバースト信号を読み出した場合、10周期分の積分値をその大きさ順に並び替え、その積分値が最大値から小さくなる順に所定数、本実施の形態においては大きいもから例えば2つと、積分値が最小値から大きくなる順に所定数、本実施の形態においては小さいものから例えば2つとを除いた6つのバースト信号を、ノイズを除去した後のデータとするものである。これにより、大きく、短い外乱ESDノイズ等が生じた場合、そのノイズの影響を受けたバースト信号を除去することができる。
積分値の値順に並べて最も大きいものから、及び最も小さいものから所定数を除く処理の一例として、順序統計量に基づくフィルタの例えばα-トリムド平均値フィルタ(α-Trimmed Mean Filter)を使用することができる。α-トリムド平均値フィルタは、信号を、その信号値の大きさ順に並び替えた信号列に対するフィルタ処理を施すものであり、その出力は、下記式(1)となる。
Figure 2005346815
上記式(1)において、Nはサンプル数を示す。ここで、一般的なα−トリムド平均値フィルタにおいては、x(i)として信号そのもの、すなわち、例えば上述のFIRフィルタ414の出力を使用するものであるが、本実施の形態においては、x(i)として、FIRフィルタ414の出力信号の絶対値を各周期で積分した値とする。
この式(1)に示すように、α−トリムド平均値フィルタは、信号値、すなわち本実施の形態においは積分値、を大きさ順に並び変えたとき大きさが1番目付近と、N番目付近のサンプルを除去した平均値を出力するものである。上述した例で説明すると、10周期分(N=10)のサーボ信号において、1周期毎のバースト信号の積分値を求めて積分値の値順に並べた場合に、値が大きいものから2個と、小さいものから2個とを除いたデータを出力する場合、すなわち、αN=2とするためには、N=10であるため、α=1/5となる。これにより、ノイズ除去後のバースト信号として出力されるのは、10周期分のサーボ信号の絶対値の積分値をその面積順に並べた際の、積分値が大きいもの及び小さいものをそれぞれ2つ取り除いた3乃至8番目の信号(k=3〜8)の平均値となる。
すなわち、図6において、各周期毎の信号波形の絶対値の積分値をA0〜A9とする。この際、これらの面積値A0〜A9が下記式(2)の関係を満たす場合、α=1/5とした場合のα-トリムド平均値フィルタの出力Fは、下記式(3)となる。
Figure 2005346815
Figure 2005346815
なお、ここでは、バーストAについて説明したが、他のバースト信号B、C、Dいずれのバースト信号も同様に面積比を計算することで、詳細かつ正確な位置情報を得ることができる。
また、通常、バーストA〜Dの読み出す周期数Nは同一であり、読み出した周期数分の積分値から、取り除く積分値の数、すなわち、最大値からの所定数、最小値からの所定数を同一に設定しておけば、ノイズ除去済みデータとして含まれる積分値の個数は同一になり、したがってそのような場合においては、ノイズ除去済みデータを周期単位の平均とせず、そのまま出力してもよい。例えば、ノイズを除去したバースト信号を周期毎に平均せず後段のサーボ・データ・デコーダ418に送り、サーボ・データ・デコーダ418にて平均するようにしてもよい。また、ノイズを除去された後の各バースト信号の絶対値の積分値の周期数が同一の所定数となるよう設定できる場合には、例えばノイズ除去済みの積分値を上記所定数加算した加算値をサーボ・データ・デコーダ418に出力し、サーボ・データ・デコーダ418がこの加算値を利用して位置決め制御するようにしてもよい。
また、上述の説明においては、例えばα-トリムド平均値フィルタなど、積分値をその値の順序に並び換えた場合の最大値から所定数及び最小値から所定数を除くものとしたが、処理の目的、取り除くべきノイズの種類に応じて、ノイズが重畳した波形の絶対値の積分値が通常より大きくなることが予想できる場合は、積分値Anの最大値又は最大値から所定数を除いた残りをノイズ除去済データとしてもよい。例えば、ヘッドの不安定さ(Instability)により生じるノイズは、装置の仕様によって正又は負のいずれか一方のノイズとして現れる。正又は負のいずれかのノイズが重畳された信号がAE113からハイパスフィルタ(カップリングキャパシタ)を介してノイズ除去回路420に入力される、ノイズが重畳された信号は、その絶対値の積分値が大きくなることが予想され、従って最大値のみを除去することにより、ノイズを除去することができる。
同様に、ノイズが重畳した波形の絶対値の積分値が通常より小さくなることが予想できる場合は、積分値Anの最小値又は最小値から所定数を除いた残りをノイズ除去済データとしてもよい。
次に、このようなノイズ除去回路の一例について説明する。図7は、本実施の形態におけるノイズ除去回路の一具体例を示すブロック図である。図7に示すように、ノイズ除去回路420は、N周期分のバースト信号からノイズを除去する回路であって、N周期分のバースト信号が入力され、各周期毎の波形の絶対値を積分して出力する積分回路421と、各周期毎の波形の絶対値を積分した積分値を格納するレジスタ422〜レジスタ422(以下、レジスタ422という。)と、各レジスタ422に格納されている各積分値を相互に比較し、積分値の大きさ順に並び換え、並び換えられたデータのうち、その値が最も小さいもから大きくなる順に所定数及びその値が最も大きいものから小さくなる順に所定数を除いた残りを出力する比較回路423と、比較回路423からの出力を受け取り、周期毎の平均値を算出して後段のサーボ・データ・デコーダ418に出力する出力部424とを有する。
なお、ここで、出力部424は、積分値の大きいもの及び小さいものを除いた残りの平均をとった平均値を出力する平均処理機能を有するものとしたが、上述したように、平均値ではなく、積分値の大きいもの及び小さいものを除いたデータを加算して出力したり、そのまま順次出力するようにしてもよい。この場合、上記残りの平均を求めるための出力部424を設ける必要はない。また、比較部423は、上述したように、最も大きいもの又は小さいものから例えば1つのみ、すなわち最大値のみ又は最小値のみを除去することで、取り除くべきノイズ等を除去することができる場合には、比較部423にて最も大きい値のみを選択除去して出力するようにすればよい。
また、上述したように、最大値及び最小値を1つ除くのみの構成とすれば、回路を更に簡単化することができる。すなわち、最大値及び最小値をそれぞれ1つずつ取り除く場合には、読み出したサーボ信号の積分値を相互に比較して積分値の値順に並び換える必要はない。図8は、本実施の形態におけるノイズ除去回路の他の具体例を示すブロック図である。図8に示すノイズ除去回路430は、所定の周波数分の波形の積分値を算出した場合、その最大値及び最小値を除去して出力する回路であり、上記式(2)において、N=10であれば、α=1/10とした場合の例を示すものである。
図8に示すように、ノイズ除去回路430は、バースト信号が入力され、各周期毎に信号波形を積分した値を順次出力する積分回路431と、各周期毎に信号波形を積分した値の最小値及び最大値をそれぞれ保持する第2の記憶部としてのレジスタ(Min)433及び第1の記憶部としてのレジスタ(Max)434と、積分回路431にて積分された積分値が順次入力され、Min433、Max434に格納されている値と比較する比較回路432とを有する。
比較回路432は、第1、2番目の積分値が入力されると大小を比較してレジスタMin433、Max434に比較用最小値Amin、比較用最大値Amaxとして格納する。その後、入力されるバースト信号の積分値(以下、入力積分値Anという。)とレジスタMin433に格納された比較用最小値Aminと比較し、入力積分値Anの方が小さい場合にはレジスタMin433に格納されている比較用最小値Aminと入力積分値Anとを入れ換え、入力積分値Anを比較用最小値とする。また、入力積分値Anが比較用最小値Aminより大きい場合には、レジスタMax434に格納されている比較用最大値Amaxと比較し、比較用最大値Amaxより入力積分値Anが大きければレジスタMax434の比較用最大値Amaxを入力積分値Anと入れ換える。すなわち、入力積分値Anが比較用最小値Amin以上、比較用最大値Amax以下である場合には、そのまま出力する。
なお、入力積分値が比較用最小値Aminと同一、又は最大値Amaxと同一の値であった場合には、それぞれレジスタMin433及びレジスタMax434の値と入れ換えるようにしてもよい。また、入力積分値Anを比較用最大値Amaxと比較してから比較用最小値Aminと比較するようにしてもよいことは勿論である。これにより、積分値A0〜A10を入力すると、最も積分値が大きいデータ及び最も積分値が小さいデータ以外が出力されることになる。なお、図7に示したように、出力部を設けて順次出力されるデータから平均を求めて出力するようにしてもよい。
また、以上のノイズ除去処理は、図4に示すように、サーボ・データ・デコーダ418の前段に設けられたノイズ除去回路にて行うものとして説明したが、サーボ・データ・デコーダ418内にて行うようにしてもよい。また、サーボ・データ・デコーダ418から送られるバースト信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うHDC/MPU123内にて行うようにしてもよいことは勿論である。すなわち、位置決め制御に使用する、例えばバーストA〜Dの積分値をS〜Sとした場合に、(S−S)/(S+S)などの値を使用して位置決め制御が行われるが、この値を求める前段までの処理において、上記のノイズ除去処理が実行されていればよい。なお、ここで、S〜Sは、平均値であっても、所定の周期数分の積分値が加算されたものであってもよい。
次に、例えばHDC/MPU123内においてノイズ除去処理を実行する場合について説明する。図9は、α-トリムド平均値フィルタを使用した場合のノイズ除去方法を示すフローチャートである。図9に示すように、先ず読み込むべきバースト信号を検索し(ステップS1)、バースト信号を読み込んだら現在のバースト信号数が読み込むべき所定の目的数Nより小さいか否かを判断し(ステップS2)、所定の目的数Nより小さい場合には、1周期分の信号波形の絶対値の面積データを取得し、A(N)に積分値を格納し、バースト信号数N=N+1に書き換える。バースト信号をN個読み込み終わったら(ステップS2:YES)、A(N)に格納されている全データの積分値を比較し、積分値が大きい順に並び変える(ステップS4)。これをB(N)=B(0),B(1),・・・,B(8),B(9)とする。
そして、積分値が最小のデータから値が大きくなる順にαN(N=10の場合は、10α)番目のデータまでを取り除く。更に、(N(1−α)+1)(N=10の場合、11−10α)番目から積分値が大きくなる順にN番目までのデータを取り除く(ステップS5)。すなわち、N=10であれば、B(0)〜B(10α)と、B(11−10α)〜B(9)とを除き、残りのデータB(αN+1)〜B(10−10α)をノイズが除去されたデータとして出力する。
ここで、上述したように、積分値が小さいデータから2つ、大きいデータから2つを取り除いて出力する場合、α=1/5となり、最小値及び最大値を除去する場合はα=1/10とすればよい。
本実施の形態においては、ノイズ除去回路にて複数のバースト信号の周期毎の面積を比較し、積分値が最大値及び最小値、又は最大値から所定数及び最小値から所定数を除くようにしたことから、外乱ESDなどによるノイズが生じたデータを除去したバースト信号を得ることができる。ノイズ除去処理は、バースト信号の波形の絶対値の積分値を複数求め、その最大値及び最小値を除去するのみでよく、従来の方法に比して処理が極めて簡単且つ高速に行うことができる。HDD100においては、このノイズ除去済みデータであるサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を実行することにより、正確にヘッドの位置決めを行うことができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、上述の実施の形態においては、サーボ信号の波形の絶対値を積分した積分値でヘッドを位置決め制御するものとして説明したが、サーボ信号の振幅のピーク値を使用してヘッドの位置を検出し制御するようにしてもよい。振幅は、例えば、下記式(4)に示すように、信号x(nT)(Tはサンプリング周期)に同じ周波数のサイン波を掛け、その平均を取ることで得ることができる。
Figure 2005346815
なお、上記式(4)の平方根をとるようにしてもよい。この場合においもても、各サーボ信号から振幅のピーク値を複数個求め、その値が大きい順に並べ換え、最も大きい値から所定数及び/又は最も小さい値から所定数を除いたピーク値をトラッキング用のサーボ・データとして使用すればよい。これにより、外乱などにピーク近傍にノイズが重畳した場合などは、これを排除してヘッドの位置決め精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態におけるHDDの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における磁気ディスク及びヘッド素子部の駆動機構の概略を示す図である。 本発明の実施の形態における磁気ディスクの記録面の記録データの状態を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態におけるR/Wチャネルにおけるリード処理に関連する論理構成を示すブロック図である。 (a)は、サーボ・データの一例を示す模式図、(b)は、バースト信号のバーストA、B、C、Dを説明するための図である。 バースト信号の波形の一例を示す模式図である。 本実施の形態におけるノイズ除去回路の一具体例を示すブロック図である。 本実施の形態におけるノイズ除去回路の他の具体例を示すブロック図である。 α-トリムド平均値フィルタを使用した場合のノイズ除去方法を示すフローチャートである。 特許文献2に記載のサーボ検出回路を示すブロック図である。
符号の説明
111 磁気ディスク、112 ヘッド素子部
120 回路基板、121 チャネル
122 モータ・ドライバ・ユニット
201 スライダ、202 キャリッジ
301 サーボ領域、302 データ領域、303 トラック
410 リード処理部、412 波形等化フィルタ
413 コンバータ、414 フィルタ
415 コントローラ、416 データ・デコーダ
417 パラレル変換器、418 サーボ・データ・デコーダ
420,430 ノイズ除去回路、421,431 積分回路
422〜422、422 レジスタ
423,432 比較回路、424 出力部
433 レジスタMin、434 レジスタMax
450 チャネル制御部、451 レジスタ
500 サーボ検出回路、501 全波整流器
502 積分回路、503 変換器
504 ゼロクロス検出器、
505 積分制御回路

Claims (18)

  1. ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置において、
    前記ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、当該所定の周期数分の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力するノイズ除去部と、
    前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行う制御部と
    を有することを特徴とするディスク装置。
  2. 前記ノイズ除去部は、前記所定の周期数の積分値からその最大値及び最小値を除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、当該所定の周期数分の積分値をその最大値から最小値の順序に並べたときの、最大値からその値が小さくなる順に所定数分及び最小値からその値が大きくなる順に所定数分の積分値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  4. 前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記積分値算出部にて求められた前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する比較部と、前記所定の周期数分の積分値のうち最大値を格納するための第1の記憶部と、前記所定の周期数分の積分値のうち最小値を格納するための第2の記憶部と有し、
    前記比較部は、前記所定の周期数分の積分値のうち2つを比較し、その大きい方を前記第1の記憶部に格納し、小さい方を前記第2の記憶部に格納し、残りを前記第1及び第2の記憶部に格納した積分値と比較し、前記第1の記憶部に格納した積分値より大きい場合にはその値を入れ換え、前記第2の記憶部に格納した積分値より小さい場合にはその値を入れ換え、前記第1の記憶部に格納した積分値より大きく前記第2の記憶部に格納した積分値より小さい場合に前記ノイズ除去済みデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項2記載のディスク装置。
  5. 前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記積分値算出部にて求められた前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び/又は最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する比較部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  6. 前記ノイズ除去部は、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、前記積分値算出部にて求められた前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び/又は最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する比較部と、前記比較部からの出力を周期単位で平均して前記ノイズ除去済データとして出力する出力部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  7. 前記ノイズ除去部として、前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を入力とするα−トリムド平均値フィルタを有する
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
  8. ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置において、
    前記ヘッドにより読み出されたバースト信号の振幅を所定数求め、当該所定数の振幅からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力するノイズ除去部と、
    前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行う制御部と
    を有することを特徴とするディスク装置。
  9. ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置のヘッドの位置決め方法において、
    前記ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、
    前記所定の周期数分の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力し、
    前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行う
    ことを特徴とするヘッドの位置決め方法。
  10. 前記所定の周期数分の積分値を相互に比較しその最大値及び最小値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する
    ことを特徴とする請求項9記載のヘッドの位置決め方法。
  11. 前記所定の周期数分の積分値をその最大値から最小値の順序に並べたときの、最大値からその値が小さくなる順に所定数分及び最小値からその値が大きくなる順に所定数分の積分値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する
    ことを特徴とする請求項9記載のヘッドの位置決め方法。
  12. 前記所定の周期数分の積分値をその最大値から最小値の順序に並べたときの、最大値からその値が小さくなる順に所定数分及び最小値からその値が大きくなる順に所定数分の積分値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを出力し、得られた値を周期単位で平均して前記ノイズ除去済データとして出力する
    ことを特徴とする請求項9記載のヘッドの位置決め方法。
  13. 前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求め、
    前記所定の周期数分の積分値のうち2つを比較した大きい方を第1の記憶部に格納し、小さい方を第2の記憶部に格納し、
    前記第1及び第2の記憶部に格納した積分値と前記所定の周期数分の積分値の残りとを比較し、前記第1の記憶部に格納した積分値より大きい場合にはその値を入れ換え、前記第2の記憶部に格納した積分値より小さい場合にはその値を入れ換え、前記第1の記憶部に格納した積分値より小さく前記第2の記憶部に格納した積分値より大きい場合には前記ノイズ除去済みデータとして出力する
    ことを特徴とする請求項10記載のヘッドの位置決め方法。
  14. ディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を含むサーボ信号に基づきヘッドの位置決め制御を行うディスク装置のヘッドの位置決め方法において、
    前記ヘッドにより読み出されたバースト信号の振幅を所定数求め、
    当該所定数の振幅からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力し、
    前記ノイズ除去済データに基づき前記ヘッドの位置決め制御を行う
    ことを特徴とするヘッドの位置決め方法。
  15. ヘッドの位置決め制御を行うためにディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を処理する信号処理回路において、
    前記ヘッドにより読み出されたバースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、
    前記所定の周期数分の積分値からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力する出力部と
    を有することを特徴とする信号処理回路。
  16. 前記出力部は、前記所定の周期数分の積分値をその最大値から最小値の順序に並べたときの、最大値からその値が小さくなる順に所定数分及び最小値からその値が大きくなる順に所定数分の積分値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを前記ノイズ除去済データとして出力する
    ことを特徴とする請求項15記載の信号処理回路。
  17. 前記ヘッドにより読み出された前記バースト信号における各周期毎の波形の絶対値の積分値を所定の周期数分求める積分値算出部と、
    前記所定の周期数分の積分値をその最大値から最小値の順序に並べたときの、最大値からその値が小さくなる順に所定数分及び最小値からその値が大きくなる順に所定数分の積分値を当該所定の周期数分の積分値から除いた残りを周期単位で平均して前記ノイズ除去済データとして出力する出力部と
    ことを特徴とする請求項15記載の信号処理回路。
  18. ヘッドの位置決め制御を行うためにディスク上に配置されたサーボ領域に記録されている複数のバースト信号を処理する信号処理回路において、
    前記ヘッドにより読み出されたバースト信号の振幅を所定数求める振幅算出部と、
    前記振幅算出部にて求められた所定数の振幅からその最大値及び/又は最小値を除いた残りをノイズ除去済データとして出力する出力部と
    を有することを特徴とする信号処理回路。
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