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JP2005218525A - 清拭用シート - Google Patents

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JP2005218525A
JP2005218525A JP2004027326A JP2004027326A JP2005218525A JP 2005218525 A JP2005218525 A JP 2005218525A JP 2004027326 A JP2004027326 A JP 2004027326A JP 2004027326 A JP2004027326 A JP 2004027326A JP 2005218525 A JP2005218525 A JP 2005218525A
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wiping sheet
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Naohiro Shimizu
直弘 清水
Akihito Abe
昭仁 阿部
Takashi Kawai
隆 川合
Akemi Yuji
朱実 湯地
Kenji Ishikawa
賢司 石川
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Abstract

【課題】 強度が高いにもかかわらず風合いが良好であり、また皮脂を除去する効果が高く、更に清拭後に皮膚にベタツキが残りにくい清拭用シートを提供すること。
【解決手段】 本発明の清拭用シートは、セルロース系繊維を少なくとも構成繊維の一部とする不織布に、(a)少なくとも1種類の無機粉体、(b)少なくとも1種類の低級アルコール、(c)少なくとも1種類の消炎剤、(d)少なくとも1種類の清涼剤を含有する洗浄液が含浸されてなる。不織布は、精製セルロース繊維を含むスパンレース不織布であることが好ましい。(a)はベントナイト又はカオリンの1種類以上、(b)はエタノール、(c)はグリチルリチン酸ジカリウム、ユーカリエキス、パントテニルアルコール又はビサボロールの1種類以上、(d)はl−メントールであることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、皮脂のふき取り性能が高く、使用時にシートがよれたり、毛羽立つことなく使用でき、使用後も清涼感が持続し、肌のべたつきを押さえる性能に優れた、皮膚の清拭に特に好適に用いられる湿式の清拭用シートに関する。
従来、皮脂汚れを除去するために、界面活性剤を主体とする固形又はペースト状又は液状の洗浄剤を用いたり、洗浄液をしみこませたシートで拭き取る方法が用いられている。しかしながら、これらの界面活性剤を主体とする洗浄剤では、皮脂汚れを可溶化又は乳化して除去するために水で洗い流さなければならず、水場での使用に限定され、洗面台や洋服が汚れたり、すすぎきれない部位(髪の生え際、顎など)に活性剤が残る問題があった。また、シート状の洗浄剤は肌の汚れを除去する効果はあるが、皮脂汚れは完全に除去できず、肌にべたつきが残る、夏場等に使用した場合の清涼感が水で洗う場合に比べて劣る等の問題がある。また、通常の界面活性剤を主体とする洗浄剤に比べて洗浄力が劣るといった問題がある。更に従来のシートでは、拭き取った際にシートが毛羽立ち、繊維が皮膚上に残留することがある。
このような背景のもと、連続長繊維からなる不織布に、吸油粉体及び低級アルコールを含有してなる清拭用シートが提案されている(特許文献1参照)。この清拭用シートは、皮膚の汚れだけでなく皮脂に対して高い洗浄力を有し、皮膚を清浄に保ち、場所を選ぶことなく皮膚を洗浄することができる。
特開平11−299538号公報
本発明の目的は、前述した従来技術の清拭用シートに比較して更に性能が向上した清拭用シートを提供することにある。
本発明は、セルロース系繊維を少なくとも構成繊維の一部とする不織布に、(a)成分として少なくとも1種類の無機粉体、(b)成分として少なくとも1種類の低級アルコール、(c)成分として少なくとも1種類の消炎剤、及び(d)成分として少なくとも1種類の清涼剤を含有する洗浄液が含浸されてなる清拭用シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の清拭用シートは、強度が高いにもかかわらず風合いが良好である。従って本発明の清拭用シートは、皮膚を清拭したときの感触が良好であり、シートのヨレや毛羽立ちが生じにくい。また、本発明の清拭用シートは、皮脂を除去する効果が高く、液の徐放性が高く清拭時及び清拭後の清涼感が非常に高く、更に清拭後に皮膚にベタツキが残りにくい。また、本発明のシートは包装袋に保管時に圧力がかかっても液が染み出しにくく、無機粉体が包装袋内に流出しにくい。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明の清拭用シートは、基材シートに洗浄液が含浸されてなるものである。基材シートとしては、セルロース系繊維を少なくとも構成繊維の一部とする不織布からなる。セルロース系繊維は、吸水性が高く、皮膚にやさしい感触を与える。セルロース系繊維としては、天然セルロースを主原料とする繊維を用いることが好ましい。そのような繊維としては、例えば、天然繊維であるコットン、再生繊維であるレーヨンやキュプラ、半合成繊維であるアセテート等が挙げられる。特に好ましいセルロース系繊維は、精製セルロース繊維である。精製セルロース繊維は吸水性が高く、またレーヨンやコットンに比べて強度が高い繊維である。精製セルロース繊維は、特に湿潤状態での強度の低下が少なく、使用時にやぶれにくい。また強度が高いにもかかわらず、柔らかい感触を呈する。従って精製セルロース繊維を原料として不織布を製造することで、得られる不織布は強度が高く、しかも柔軟となる。その結果、皮膚を清拭したときの感触が良好となる。またシートのヨレや使用時の毛羽立ちが生じにくくなる。また洗浄液を含浸させても強度の低下が少ない。また、精製セルロース繊維からなる不織布は乾燥が速いため、低級アルコールを含む洗浄液を含浸させて使用することで気化熱をより多く奪い、使用時の清涼感を向上させることができる。
特に好ましい精製セルロース繊維は、パルプを精製した精製セルロース繊維である。精製にはアミンオキサイドなどの溶剤が用いられる。溶剤によって精製されたパルプは、無数の細かい孔から押し出される。これによって連続フィラメントが得られ、フィラメントを切断してステープルファイバーを得る。このようにして得られる精製セルロース繊維としては、例えばアコーディス社(イギリス)のテンセル(登録商標)、レンチング社(オーストリア)のリヨセル(登録商標)等が知られており、これらのメーカーから入手可能である。
基材シートとして用いられる不織布は、公知の不織布製造方法によって製造される。当該不織布の構成繊維が精製セルロース繊維であることを考慮すると、当該不織布は、乾式スパンレース法、湿式スパンレース法、サーマルボンド法、レジンボンド法などで製造されることが好ましい。特に、風合いが良好になる点から、乾式スパンレース法や湿式スパンレース法で製造されることが好ましい。
セルロース系繊維はその繊維長に特に制限はなく、不織布の製造方法に応じて適切な長さのものが用いられる。例えば、不織布をスパンレース法で製造する場合には、ステープルファイバーが好適に用いられる。繊維長は一般に0.5〜100mmであることが好ましく、特に乾式スパンレース法で製造される場合は25〜60mmであることがより好ましい。
セルロース系繊維はその太さにも特に制限はない。不織布の強度を保ち且つ風合いを良好にする点からは、0.88〜5.5dtexであることが好ましく、0.99〜4.4dtexであることが更に好ましく、1.1〜3.3dtexであることが一層好ましい。セルロース系繊維は捲縮を有していてもよい。その場合のクリンプ数としては0.1〜3個/cmが好ましい。クリンプがあることで、洗浄液の徐放性に優れ、使用時の清涼感を向上させることができる。また、適度なクッション性を持つために使用時の感触が優れている。
不織布は、セルロース系繊維100%から構成されていてもよく、或いはセルロース系繊維を主体とし且つ他の繊維を少量含有していてもよい。他の繊維としては、例えば不織布の強度を向上させる目的で用いられる熱融着性繊維や、嵩高性の向上や洗浄液の徐放性を向上させる目的で用いられる合成繊維等が挙げられる。風合いを良好にする観点からは、不織布はセルロース系繊維のみから構成されていることが好ましい。また、加工条件を選ぶことによりセルロース系繊維をフィブリル化させても良い。フィブリル化することで毛細管力が上昇して液保持性を高めることができる。
不織布は、単層(1プライ)のシートとして用いることができる。或いは同種の単層のシートを複数枚重ね合わせるか又は単層のシートを折り畳み複数層の状態にして用いてもよい。更に必要に応じ、他のシートと積層して用いてもよい。好ましくは、単層のシートとして用いるか、同種の単層のシートを複数枚重ね合わせるか、又は単層のシートを折り畳み複数層の状態にして用いる。単層のシートの厚みは、洗浄液を含浸させる前の状態において0.2〜0.7mmであることが好ましく、0.25〜0.55mmであることが更に好ましく、0.3〜0.5mmであることが一層好ましい。
セルロース系繊維からなる不織布は、それが単層及び複数層の何れである場合であっても、その坪量が15〜110g/m2、特に20〜80g/m2であることが、不織布の強度を保ち且つ風合いを良好にする点から好ましい。
不織布はその表面が平滑であっても良いが、多数の小開孔を有しておりメッシュ状となっていることが好ましい。これによって、肌触りが良好になる。また外観の印象も良好になる。小開孔の大きさは、直径で表して0.05〜5mm程度であることが好ましい。小開孔の形状は特に制限されず円形、楕円形、多角形等又はこれらの組み合わせの形状や各孔ごとに不定形な形状でも良い。開孔率は10〜90%程度であることが好ましい。開孔率は不織布をデジタルカメラ等で撮影して画像を取り込み、画像処理ソフトなどで面積を計算することで求められる。小開孔を有する不織布は、例えばスパンレース法において、ウエブを水流交絡させる際に該ウエブを搬送するための透水性コンベアとして、多数の凹凸を有するものを用いることで製造される。
不織布に含浸される洗浄液は、以下の(a)ないし(d)成分を含有するものである。
(a)成分として少なくとも1種類の無機粉体。
(b)成分として少なくとも1種類の低級アルコール。
(c)成分として少なくとも1種類の消炎剤。
(d)成分として少なくとも1種類の清涼剤。
(a)成分である無機粉体としては、例えばシリカ、アルミナ、タルク、カオリン、マイカ、雲母チタン、酸化チタン、ベントナイト、ゼオライト、グンジョウ、亜鉛華、酸化鉄等を用いることができる。特に皮脂を除去し、使用後の皮膚にベタツキが残ることを防止するためには、ベントナイトやカオリンを配合することが好ましい。効果を一層高めるためには、ベントナイトとカオリンの両方を配合することがより好ましい。この目的のために、ベントナイトやカオリンは、その平均粒径が1〜20μm、特に1.5〜10μmのものであることが好ましい。平均粒径はレーザー回析式粒度分布測定機等によって測定される。
(a)成分である無機粉体は、その配合量が少量であっても所望の効果を発現することが本発明者らの検討の結果判明した。具体的には(a)成分の配合量は、0.01〜10重量%、特に0.01〜5重量%程度であれば、所望の効果が十分に発現する。
特に、前記の平均粒径を有するベントナイトやカオリンを前記の配合量で以して含有する洗浄液を、精製セルロースからなる不織布に含浸させることで、皮膚の清拭を行ったときに、皮脂の吸収やさらさら感の向上といった効果が得られる。
(b)成分である低級アルコールとしては、例えばエチルアルコールやイソプロピルアルコールが好適に用いられる、安全性や臭いの点からエチルアルコールを用いることが好ましい。低級アルコールは揮発性が高いので使用時の清涼感に優れる。
(b)成分である低級アルコールの含有量は1〜50重量%、特に5〜30重量%程度であれば、所望の効果が十分に発現する。
(c)成分である消炎剤としては、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、ヒアルロン酸ナトリウム、アラントイン、パントテニルアルコール、ビサボロール、テトラメチルトリヒドロキシヘキサデカン、ユーカリエキス、アロエベラエキス、シコンエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス等を用いることができる。にきびや毛嚢炎等に対し消炎効果を持ち、スキンケア効果をより発揮させるためには、グリチルリチン酸ジカリウム、ユーカリエキス、パントテニルアルコール又はビサボロールの何れかの一種類以上を配合することが好ましい。さらに、当該効果を一層高める観点からは、前記4種の消炎剤のうちの2種類以上が配合されていることがより好ましく、さらに前記4種の消炎剤すべてが含まれていることがより一層好ましい。
(c)成分も、その配合量が少量であっても所望の効果を発現することが本発明者らの検討の結果判明した。具体的には(c)成分の配合量は、0.001〜1重量%、特に0.01〜0.5重量%程度であれば、所望の効果が十分に発現する。
(d)成分である清涼剤としてはl−メントール、d−メントール、dl−メントール、カンファー、チモール等を用いることができる。(d)成分においてもその配合量が少量であっても所望の効果を発現することが本発明者らの検討の結果判明した。具体的には(d)成分の配合量は、0.05〜1重量%程度であれば、所望の効果が十分に発現する。特に低級アルコールであるエタノールと、l−メントールやd−メントール、dl−メントールといったメントールとを組み合わせることで、使用時及び使用後の清涼感を向上させることができる。とりわけ、エタノールの配合量が15〜25重量%で、メントールの配合量が0.05〜0.15重量%であるときに、一層高い清涼感を得ることができる。
更に洗浄液には、ポリエチレンアルキルエーテル、ポリエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン系界面活性剤、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、グリコールエーテル、香料、防腐剤、有機酸やリン酸などのpH調整剤、電解質物質等を配合することができる。
洗浄液は、基材シートとしての不織布に100〜500重量%、特に250〜400重量%含浸されることが、十分な清拭効果の発現の点、及び使用時における洗浄液の滴り落ちを防止する点から好ましい。
本発明の清拭用シートは、その使用前は所定の包装材に包装されていることが好ましい。包装形態は特に限定されないが、携帯して外出先で使用することを考慮すると、5〜30枚のシートを重ね合わせ、非透湿性で且つ液不透過性の袋状の包装物の中に収納された状態で包装されるのが好ましい。このような包装形態の場合は、カバンやハンドバック、ポケット等に収納された状態で持ち運びされる。このような場合、シートに外部からの圧力がかかりシートがつぶれやすくなってしまう。シートがつぶれることにより、洗浄液がシートから滲みだし、無機粉体が洗浄液と流出することがある。これに起因して無機粉体の配合量が変化し、清拭用シートの性能が低下する場合がある。無機粉体の流出を防止するために、不織布を構成するセルロース系繊維にクリンプをつけておき、不織布を嵩高でクッション性を有するようにすることが好ましい。これによって、他の繊維からなる不織布に比べてつぶれにくくなり、清拭用シートからの洗浄液及び無機粉体の流出を効果的に防ぐことができ、清拭用シート本来の性能を十分に発揮できる。
また、前記のような包装形態の場合には、店頭にフック等で吊り下げた状態で陳列されることが多い。長時間吊り下げられることにより、洗浄液が重力により下方に下がってしまうことがある。この様な場合、洗浄液がシートから滲み出して無機粉体がシートから流出してしまうことがある。無機粉体の流出を防止するために、不織布を構成するセルロース系繊維として先に述べた精製セルロース繊維を用いることが好ましい。これによって不織布を嵩高で液保持性が高いものとすることができ、洗浄液が下方に下がりにくくシートから滲み出しにくくなる。
本発明の清拭用シートは、毛髪や皮膚を清拭するシートとして、特に顔を清拭するシートとして好適である。その使用方法は、顔等を常法に従いふきとり操作をすればよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されるものではない。特に断らない限り「%」は「重量%」を意味する。
〔実施例1〕
(1)不織布の製造
パルプを精製した精製セルロース繊維(テンセル(登録商標))のステープルファイバーを原料とし、カード機を用いてウエブを製造した。太さは1.7dtex、繊維長は38mm、クリンプ数は2.3個/cmであった。このウエブを水流交絡させてスパンレース不織布を得た。不織布の坪量は30g/m2、厚さは0.4mmであった。不織布には、長径1.3mmで短径0.7mmの楕円形の小開孔が多数形成されていた。開孔率は41%であった。
(2)洗浄液の調製
以下の表1に示す組成を有する洗浄液を調製した。
・ベントナイト(平均粒径7μm) 0.1%
・カオリン(平均粒径2μm) 0.2%
・パンテノール 0.03%
・ビサボロール 0.01%
・グリチルリチン酸二カリウム 0.05%
・ユーカリエキス 0.03%
・エチルアルコール 20%
・l−メントール 0.1%
・精製水 残部
(3)清拭用シートの製造
(1)で得られた不織布に、(2)で得られた洗浄液を含浸させて清拭用シートを得た。洗浄液の含浸率は300%であった。
〔実施例2〜4〕
洗浄液として以下の表1に示す組成のものを用い、且つ基材シートとして同表に示す不織布を用いる以外は実施例1と同様にして清拭用シートを得た。
〔比較例1〕
PET/PE芯鞘繊維のステープルファイバーを原料として、カード機を用いてウェブを製造した。太さは3.3dtexで繊維長は51mmであった。このウェブをエアスルー法でエアスルー不織布を得た。不織布の坪量は54g/m2、厚さ0.6mmであった。不織布表面はプレーンであった。こうして得られた不織布シートに洗浄液として以下の表1に示す洗浄液を含浸させて清拭用シートを得た。洗浄液の含浸率は300%であった。
〔比較例2〕
PP/低融点PP芯鞘繊維のステープルファイバーを原料として、カード機を用いてウェブを製造した。太さは2.2dtexで繊維長は44mmであった。このウェブをヒートエンボス法でヒートエンボス不織布を得た。不織布の坪量は18g/m2、厚さ0.2mmであった。不織布表面はプレーンであった。こうして得られた不織布シートに洗浄液として以下の表1に示す洗浄液を含浸させて清拭用シートを得た。洗浄液の含浸率は300%であった。
〔性能評価〕
実施例及び比較例で得られた清拭用シートについて、10人のパネラーを対象として顔の清拭を行わせ、以下の基準で外観、感触、拭き取り性、清涼感を評価した。その結果を表1に示す。
・外観:シートの外観について以下の基準に従い評価をした。
◎:大変良い 「10人中、8人以上が外観が良いと回答」
○:良い 「10人中、7人が外観が良いと回答」
○〜△:ふつう 「10人中、6人が外観が良いと回答」
△:悪い 「10人中、4人以上5人以下が外観が良いと回答」
×:大変悪い 「10人中、外観が良いと回答した人が3人以下」
・感触:シートで清拭時の洗浄液の残留感、べたつきの無さ、さっぱり感等の使用感全体について以下の基準に従い評価をした。
◎:大変良い 「10人中、8人以上が感触が良いと回答」
○:良い 「10人中、7人が感触が良いと回答」
○〜△:ふつう 「10人中、6人が感触が良いと回答」
△:悪い 「10人中、4人以上5人以下が感触が良いと回答」
×:大変悪い 「10人中、感触が良いと回答した人が3人以下」
・拭き取り性:シートで清拭時の汚れの取りやすさについて以下の基準に従い評価をした。
◎:大変良い 「10人中、8人以上が拭き取り性が良いと回答」
○:良い 「10人中、7人が拭き取り性が良いと回答」
○〜△:ふつう 「10人中、6人が拭き取り性が良いと回答」
△:悪い 「10人中、4人以上5人以下が拭き取り性が良いと回答」
×:大変悪い 「10人中、拭き取り性が良いと回答した人が3人以下」
・清涼感:シートで清拭時及び清拭後の清涼感について以下の基準に従い評価をした。
◎:大変良い 「10人中、8人以上が清涼感が良いと回答」
○:良い 「10人中、7人が清涼感が良いと回答」
○〜△:ふつう 「10人中、6人が清涼感が良いと回答」
△:悪い 「10人中、4人以上5人以下が清涼感が良いと回答」
×:大変悪い 「10人中、清涼感が良いと回答した人が3人以下」
Figure 2005218525
表1に示す結果から明らかなように、実施例の清拭用シート(本発明品)は、比較例の清拭用シートに比較して、外観、感触、拭き取り性のすべてにおいて優れていることが判る。

Claims (5)

  1. セルロース系繊維を少なくとも構成繊維の一部とする不織布に、(a)成分として少なくとも1種類の無機粉体、(b)成分として少なくとも1種類の低級アルコール、(c)成分として少なくとも1種類の消炎剤、及び(d)成分として少なくとも1種類の清涼剤を含有する洗浄液が含浸されてなる清拭用シート。
  2. 前記セルロース系繊維が、精製セルロース繊維である請求項1記載の清拭用シート。
  3. 前記不織布がスパンレース不織布である請求項1又は2記載の清拭用シート。
  4. 前記不織布は多数の小開孔を有しておりメッシュ状となっている請求項1ないし3の何れかに記載の清拭用シート。
  5. 前記(a)成分の無機粉体がベントナイト若しくはカオリン又はその両方であり、前記(b)成分の低級アルコールがエチルアルコールであり、前記(c)成分の消炎剤がグリチルリチン酸ジカリウム、ユーカリエキス、パントテニルアルコール又はビサボロールの何れか1種類以上であり、(d)成分の清涼剤がメントールである洗浄液が含浸されてなる請求項1ないし4の何れかに記載の清拭用シート。
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