JP2005107820A - データ転送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のDMAコントローラ使用時のCPUに対する割り込み回数を抑える。
【解決手段】 ディスクリプタに、或るDMAコントローラ10Aによるディスクリプタa1に基づくデータ転送終了を他のDMAコントローラ10Bへ通知することを示す転送終了通知先105の情報と、当該データ転送終了の通知を受けることをデータ転送開始の条件とする転送開始条件104の情報とを含み、DMAコントローラ10Aにおけるデータ転送終了後、当該データ転送終了をDMAコントローラ10Bへ通知し、この通知を受けたDMAコントローラ10Bは、ディスクリプタb1に基づくデータ転送を開始する。同様にしてディスクリプタa2、a3、b2に基づくデータ転送が行われ、最後にディスクリプタb3に基づくデータ転送が終了した後、CPU2に対してデータ転送終了の通知が行われる。
【選択図】 図3
【解決手段】 ディスクリプタに、或るDMAコントローラ10Aによるディスクリプタa1に基づくデータ転送終了を他のDMAコントローラ10Bへ通知することを示す転送終了通知先105の情報と、当該データ転送終了の通知を受けることをデータ転送開始の条件とする転送開始条件104の情報とを含み、DMAコントローラ10Aにおけるデータ転送終了後、当該データ転送終了をDMAコントローラ10Bへ通知し、この通知を受けたDMAコントローラ10Bは、ディスクリプタb1に基づくデータ転送を開始する。同様にしてディスクリプタa2、a3、b2に基づくデータ転送が行われ、最後にディスクリプタb3に基づくデータ転送が終了した後、CPU2に対してデータ転送終了の通知が行われる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、デジタル複写機、ファクシミリ、プリンタ又はスキャナ等の画像入出力機器、あるいはこれら画像入出力機器の機能のうちの複数の機能を備えたデジタル複合機等の画像処理装置などに搭載されるデータ転送装置に関し、特に、ディスクリプタの情報に基づいてDMAデータ転送を行うデータ転送装置に関する。
従来、複数のDMA(Direct Memory Access)コントローラ(DMAチャンネル)を有し、ディスクリプタの情報に基づいてデータ転送(DMAデータ転送)を行うデータ転送装置では、例えば、或るDMAコントローラA(DMAチャンネルA)によってデータ転送を行ったデータを、別のDMAコントローラB(DMAチャンネルB)によって更に転送しようとする場合、DMAコントローラAにおけるデータ転送終了を示す割り込み信号に応じ、ソフトウェアによって次のDMAコントローラBに対するデータ転送の開始タイミングなどを制御するものであった(例えば、特許文献1)。
特開2000−298640号公報
しかしながら、上記従来技術では、複数のDMAコントローラを用いたデータ転送の制御を行いたい場合、各DMAコントローラによるデータ転送が終了する毎に割り込み信号を発生させ、ソフトウェアによって当該各DMAコントローラによるデータ転送の制御を行わなければならず、CPUに対して頻繁に割り込み信号が発生することによりシステム全体の性能が低下するという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、CPUに対する割り込み回数を抑えて、複数のDMAコントローラを用いたデータ転送を制御でき、ひいては、システム全体の性能向上を図ることができるデータ転送装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、所定のプログラムを実行することにより装置全体の動作を制御する演算処理手段と、所定のデータを記憶する記憶手段と、装置における各種機能部それぞれに対して設けられ、演算処理手段を介さずに記憶手段と機能部との間のデータ転送を制御する複数の転送手段とを備え、前記記憶手段は、前記複数の転送手段における一の転送手段によるデータ転送が終了したことを通知すべき他の転送手段を特定するための第1の転送終了通知先情報と、データ転送を開始する条件を特定するための転送開始条件情報とをデータ転送制御情報として前記転送手段ごとに記憶し、前記一の転送手段は、前記記憶手段に記憶された第1の転送終了通知先情報に基づいて、当該一の転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを他の転送手段へ通知し、前記他の転送手段は、通知を受けた後に、前記記憶手段に記憶された転送開始条件情報に基づいてデータ転送を開始することを特徴とするデータ転送装置である。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載のデータ転送装置において、前記転送開始条件情報は、前記一の転送手段からのデータ転送終了通知を受信したことであり、前記他の転送手段は、前記通知を受けることによってデータ転送を開始することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載のデータ転送装置において、前記記憶手段は、前記転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを通知すべき前記演算処理手段を特定するための第2の転送終了通知先情報を含む前記データ転送制御情報を記憶し、前記転送手段は、前記記憶手段に記憶された第2の転送終了通知先情報に基づいて、当該転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを演算処理手段へ通知することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、所定のプログラムを実行することにより装置全体の動作が演算処理手段によって制御され、所定のデータが記憶手段によって記憶される。そして、複数の転送手段が、装置における各種機能部それぞれに対して設けられ、当該複数の転送手段によって、演算処理手段を介さずに記憶手段と機能部との間のデータ転送が制御される。また、記憶手段によって、複数の転送手段における一の転送手段によるデータ転送が終了したことを通知すべき他の転送手段を特定するための第1の転送終了通知先情報と、データ転送を開始する条件を特定するための転送開始条件情報とがデータ転送制御情報として転送手段ごとに記憶され、一の転送手段によって、記憶手段に記憶された第1の転送終了通知先情報に基づいて、当該一の転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことが他の転送手段へ通知され、他の転送手段によって、通知を受けた後に、記憶手段に記憶された転送開始条件情報に基づいてデータ転送が開始される。
このように、一の転送手段によって、第1の転送終了通知先情報に基づいて当該一の転送手段によるデータ転送が終了したことが他の転送手段へ通知され、他の転送手段によって、当該通知を受けた後、転送開始条件情報に基づいてデータ転送が開始される構成であるため、各転送手段におけるデータ転送が終了する毎に演算処理手段に対する割込み信号を発生させることなく各転送手段によるデータ転送が行われ、演算処理手段に対する割り込み信号の発生回数を抑えることができ、ひいては、システム全体の性能向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、転送開始条件情報は、前記一の転送手段からのデータ転送終了通知を受信したことであり、他の転送手段によって、当該通知を受けることによりデータ転送が開始される。
このように、他の転送手段は、一の転送手段からのデータ転送終了通知を受信することによってデータ転送が開始される、すなわち、データ転送終了通知を受信することを転送開始の条件としてデータ転送を行う構成であるため、複数の転送手段によるデータ転送を行う場合の、各転送手段によるデータ転送の開始条件が簡易な設定となり、各転送手段を用いたデータ転送の効率を向上することができる。
請求項3記載の発明によれば、転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを通知すべき演算処理手段を特定するための第2の転送終了通知先情報を含むデータ転送制御情報が記憶手段によって記憶され、記憶手段に記憶された第2の転送終了通知先情報に基づいて、転送手段によるデータ転送の終了後、当該転送手段によってデータ転送が終了したことが演算処理手段へ通知される。
このように、第2の転送終了通知先情報に基づいて、転送手段によるデータ転送の終了後、当該データ転送が終了したことが演算処理手段へ通知される、すなわち、演算処理手段に対して当該データ転送終了を示す割り込み信号が送信されるため、この割り込み信号の演算処理手段による検出に基づいて、複数の転送手段を用いたデータ転送を制御することができる。
以下、本発明に係るデータ転送装置の一例として、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びコピー機能等の機能を備えたデジタル方式の複合機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるデータ転送装置の一例である複合機1の内部構成を概略的に示す断面図である。複合機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、本体部200のフロント部に配設された操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読取部500と、原稿読取部500の上部に配設された原稿給送部600とから構成される。
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備えている。タッチパネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は印刷実行指令等の入力に用いられ、テンキー403は印刷部数等の入力に用いられる。
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読取部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は、搬送されてきた原稿を順次読み取る。そして、スキャナ501によって読み取られた原稿は、原稿排出部602へ排出される。
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックの各色用の現像装置207Y、207M、207C、及び207K、定着ローラ208、排出口209、並びに排出トレイ210等を備える。
感光体ドラム205は、当該感光体ドラム205を示す図中の矢印方向に回転しながら、図略の帯電装置によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読取部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム205に各色別に静電潜像を形成する。現像装置207Y、207M、207C及び207Kは、各色の現像剤を感光体ドラム205上に供給して各色別のトナー画像を形成する。中間転写体ローラ204は、感光体ドラム205から各色のトナー像が転写されることによって、当該中間転写体ローラ204上にカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出して転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送されてきた記録紙に中間転写体ローラ204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、トナー像が定着された記録紙は、本体部20
0の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、トナー像が定着された記
録紙は必要に応じて排出トレイ210へ排出される。
0の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、トナー像が定着された記
録紙は必要に応じて排出トレイ210へ排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて、同図中の矢印方向に上下動可能に構成されている。
図2は、図1に示す複合機1の電気的構成を主に示すブロック図である。複合機1は、
CPU(中央演算処理装置)2、記憶部3、操作パネル部4、I/F部5、ファクシミリ通信部6、スキャナ部7、画像処理部8、プリンタ部9、DMAコントローラ10A〜10C及びDMA終了信号デコーダ11を備える。
CPU(中央演算処理装置)2、記憶部3、操作パネル部4、I/F部5、ファクシミリ通信部6、スキャナ部7、画像処理部8、プリンタ部9、DMAコントローラ10A〜10C及びDMA終了信号デコーダ11を備える。
CPU2、記憶部3、操作パネル部4、I/F部5、スキャナ部7及び画像処理部8は、図1に示す操作部400、原稿読取部500及び原稿給送部600に相当し、これら各部によりスキャナ機能が実現される。CPU2、記憶部3、操作パネル部4、ファクシミリ通信部6、スキャナ部7、画像処理部8及びプリンタ部9は、同図に示す本体部200、操作部400、原稿読取部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりファクシミリ機能が実現される。CPU2、記憶部3、操作パネル部4、I/F部5、画像処理部8及びプリンタ部9は、同図に示す本体部200及び操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。CPU2、記憶部3、操作パネル部4、I/F部5、スキャナ部7、画像処理部8及びプリンタ部9は、同図に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読取部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
CPU2は、操作パネル部4あるいはPC(Personal Computer)(又はホスト)等の情報処理装置から入力された指示情報や、複合機1の各所に設けられているセンサからの検出信号に応じて、後述するROM32等に記憶された複合機1の制御プログラムを順次実行することにより装置全体の動作を制御するものである。
記憶部3は、画像データ等のデータを記憶するものであり、RAM31及びROM32を備える。RAM31は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等からなり、後述するスキャナ部7による原稿の読み取りによって取得されたり、I/F部5を介して外部装置から送信されてきた画像データや、当該画像データ等を圧縮した圧縮データ(圧縮コード)、あるいは後述するディスクリプタ等のデータを記憶するものである。ROM32は、上記制御プログラム等を記憶するものである。
操作パネル部4は、ユーザがコピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令(コマンド)等をCPU2に与えるものである。操作パネル部4は、タッチパネル401等から構成される表示部41と、スタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部42とを含む。表示部41は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたカラー表示可能なタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面を表示するものである。例えば、ファクシミリ機能実行時において、ユーザ選択、送信先選択、送信設定等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部42は、ユーザによるコピー実行開始指令、あるいはファクシミリ送信開始指令といった種々の指示入力を行うために用いられる。
I/F部5は、CPU2と上記情報処理装置やその他各種外部機器とのインターフェースであり、図略のネットワークI/F部、パラレルI/F部及びシリアルI/F部等を含んでいる。ところで、ネットワークI/F部とは、ネットワークインタフェース(例えば10/100Base-TX)等を用い、LANなどのネットワークを介して接続された情報処理装置との間での種々のデータの送受信を制御するものである。例えば、ネットワークI/F部は、スキャナ部7によって読み取られた原稿画像データのPC2等への送信を行う。また、パラレルI/F部は、高速双方向パラレルインターフェイス(例えばIEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送により外部機器等から印刷データ等を受信等するものである。シリアルI/F部は、シリアルインターフェイス(例えばRS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送により外部機器等から種々のデータ等を受信等するものである。
ファクシミリ通信部6は、図略の変復調部及びNCU(Network Control Unit)を含み、スキャナ部7による原稿読み取りによって得られるなどした画像データを電話回線を介してファクシミリ装置へ送信したり、ファクシミリ装置から送信されてきた画像データを受信するものである。ところで、上記変復調部は、後述する画像処理部8において圧縮・符号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調するものである。また、NCUは、送受信先となるファクシミリ装置との電話回線による接続を制御するものである。
スキャナ部7は、原稿の画像を光学的に取得して画像データを生成するものである。スキャナ部7は、スキャナ501を構成する露光ランプ71及びCCD(Charge Coupled Device)72を含んでいる。スキャナ部7は、露光ランプ71により原稿を照射し、その反射光をCCD72で受光して原稿画像の情報を電気信号に変換することにより、原稿の読み取りを行う。この読み取りによって得られた原稿画像データは、当該原稿画像を構成する各画素のデータ(画素データ)が例えば256階調などの濃度階調の情報を有したものとなっている。この読み取りによって得られた画像データは画像処理部8へ出力される。スキャナ部7は、モノクロ原稿だけでなく、カラー原稿や写真原稿の読み取りも可能な構成となっている。
画像処理部8は、画像データに対する各種画像処理を行うものである。例えば、画像処理部8は、スキャナ部7により読み取られるなどして得られた画像データに対して、レベル補正、γ補正等の所定の補正処理、拡大又は縮小処理等の種々の画像処理(加工処理)を行う。画像処理部8は、符号化部81及び復号化部82を備える。
符号化部81は、画像データを例えばJPEGのような符号データ(圧縮コード)へ変換するもの、すなわち、画像データの圧縮・符号化を行うものである。符号化部81によって圧縮・符号化された画像データは、例えばファクシミリ通信部6に転送され、変復調部によって変調された後、ファクシミリ装置へ送信される。
復号化部82は、上記JPEGのような符号データを元の画像データへ変換するもの、すなわち、符号データの伸長・復号化を行うものである。復号化部82は、例えば、ファクシミリ通信部6によって受信され、変復調部によって復調された後転送されてきた符号データの伸長・復号化を行う。
プリンタ部9は、スキャナ部7によって読み取られた原稿の画像データ、I/F部5を介してPC等から送信された画像データ、及びファクシミリ通信部6を用いてファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データに対する画像を所定の記録紙に印刷するものである。プリンタ部9は、図1に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部91、中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206、及び現像装置207Y、207M、207C、207K等から構成される画像形成部92、転写ローラ203等から構成される転写部93、及び定着ローラ208等から構成される定着部94を含む。具体的には、用紙搬送部91は記録紙を画像形成部92へ搬送し、画像形成部92は上記画像データに対応するトナー像を形成し、転写部93はトナー像を記録紙に転写し、定着部94はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成する。
DMAコントローラ10A〜10Cは、RAM31に記憶された後述するディスクリプタに基づいて、バス12を経由して、CPU2を介さずにRAM31(記憶部3)に直接アクセスすることにより、RAM31と、スキャナ部7、画像処理部8及びプリンタ部9といった複合機1の各種機能部との間のデータ転送(DMA方式のデータ転送)の制御を行うものである。
ここでは、DMAコントローラ10A〜10Cは、それぞれ、スキャナ部7、画像処理部8及びプリンタ部9に対して設けられている。DMAコントローラ10Aは、スキャナ部7によって読み取られた画像データをRAM31へ転送し、この画像データをRAM31の所定のアドレス(データ領域)に格納する。DMAコントローラ10Bは、RAM31の所定のアドレスに格納されている画像データを符号化部81(画像処理部8)へ転送し、符号化部81で圧縮・符号化されたデータを再びRAM31へ転送して所定のアドレスに格納する。DMAコントローラ10Cは、RAM31の所定のアドレスに格納されている画像データをプリンタ部9へ転送する。
なお、DMAコントローラは、スキャナ部7、画像処理部8及びプリンタ部9に対してのみでなく、その他の複合機1における機能部、例えば図2におけるI/F部5やファクシミリ通信部6、あるいは図略のI/O制御部などに対して設けられてもよい。
DMA終了信号デコーダ11は、ディスクリプタ毎の各DMAコントローラによるデータ転送が終了したことを示すDMAデータ転送終了信号(以降、転送終了信号という)をデコードし、転送終了信号を出力したDMAコントローラによる或る1つのディスクリプタに基づくデータ転送が終了したことを(示す信号を)、該当する次のDMAコントローラに対して、あるいはCPU2に対して通知(送信)するものである。
上記各DMAコントローラからの転送終了信号は、バス12とは別の符号13に示す経
路でDMA終了信号デコーダ11へ送信される。また、DMA終了信号デコーダ11から出力される、上記データ転送終了を通知するための信号(以降、通知信号という)は、各DMAコントローラに対しては符号14に示す経路で送信され、CPU2に対しては符号15に示す経路で送信される。
路でDMA終了信号デコーダ11へ送信される。また、DMA終了信号デコーダ11から出力される、上記データ転送終了を通知するための信号(以降、通知信号という)は、各DMAコントローラに対しては符号14に示す経路で送信され、CPU2に対しては符号15に示す経路で送信される。
なお、複合機1では、上述の各機能を組み合わせて種々の機能が実現される。例えば、
スキャナ機能として、PC送信機能、E−mail送信機能、FAX送信機能等が実現されてもよい。ここで、PC送信機能とは、原稿から読み取った画像データを複合機1からLANを介して任意のPC(又はホスト)へ直接送信する機能である。E−mail送信機能とは、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして複合機1からLANを介して例えば図略のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバへ直接送信し、さらにこのSMTPサーバからインターネットを介して任意の外部PC等へ当該電子メールを送信することにより、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能である。FAX送信機能とは、原稿から読み取った画像データを複合機1から電話回線等を介して任意のファクシミリ装置等へ直接送信する機能である。
スキャナ機能として、PC送信機能、E−mail送信機能、FAX送信機能等が実現されてもよい。ここで、PC送信機能とは、原稿から読み取った画像データを複合機1からLANを介して任意のPC(又はホスト)へ直接送信する機能である。E−mail送信機能とは、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして複合機1からLANを介して例えば図略のSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバへ直接送信し、さらにこのSMTPサーバからインターネットを介して任意の外部PC等へ当該電子メールを送信することにより、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能である。FAX送信機能とは、原稿から読み取った画像データを複合機1から電話回線等を介して任意のファクシミリ装置等へ直接送信する機能である。
図3は、ディスクリプタ及びディスクリプタに基づく各DMAコントローラによるデータ転送について説明する図である。図3に示すように、ディスクリプタa1〜a3、ディスクリプタb1〜b3は、それぞれCPU2によって生成されてRAM31に記憶される情報であり、各DMAコントローラによるデータ転送に関する各種情報が纏められたデータ転送情報である。ディスクリプタa1〜a3は、DMAコントローラ10Aに対して用いられるものであり、DMAコントローラ10Aにおいてディスクリプタa1、a2、a3の順に用いられる。また、ディスクリプタb1〜b3は、DMAコントローラ10Bに対して用いられるものであり、DMAコントローラ10Bにおいてディスクリプタa1、a2、a3の順に用いられる。
これらディスクリプタは、例えばディスクリプタa1に示すように、転送元アドレス101の情報、転送先アドレス102の情報、転送データ量103の情報、転送開始条件104の情報、及び転送終了通知先105の情報を有している。転送元アドレス101は、各DMAコントローラにおいてデータ転送されるデータ(以降、転送用データという)の転送元の場所の情報を示している。ここでは、転送用データはRAM31に記憶されるため、転送元の場所の情報は、RAM31のアドレス情報を示している。転送先アドレス102は、転送先として転送用データが記憶されるRAM31のアドレス情報を示している。転送データ量103は、各ディスクリプタに対応して転送される所定のデータ量を示しており、例えば、或る原稿画像データ(この原稿画像データは複数の画素ラインから構成されている)のうちの数百ライン分のデータ(例えば200ライン分のデータ)を示している。なお、図3においては、この転送されるデータ量のことを「αワード」として示している。
転送開始条件104は、各ディスクリプタに対応するDMAコントローラによる、当該各ディスクリプタに示される転送元アドレスから転送先アドレスへの転送用データのデータ転送を開始する条件を示している。この場合、このDMAコントローラが、他のDMAコントローラからのデータ転送終了の通知を受けることが当該DMAコントローラによるデータ転送の開始条件となっている。例えば、ディスクリプタb1における符号106に示す「DMAC_A」は、DMAコントローラ10Aからの転送終了の通知を受けるということを示しており、DMAコントローラ10Bは、この転送終了の通知を受けてデータ転送を開始する。
転送終了通知先105は、或るDMAコントローラにおけるデータ転送が終了したことを通知する通知先の情報を示している。ところで、或るDMAコントローラにおけるデータ転送終了後に、さらに他のDMAコントローラにおけるデータ転送を行う場合、すなわち、複数のDMAコントローラ間においてデータ転送動作を継続される場合には、上記通知先はDMAコントローラとなり、また、或るDMAコントローラにおけるデータ転送終了後に、さらに他のDMAコントローラにおけるデータ転送を行わない場合には、通知先はCPU2となる。
前者の場合に関し、例えば、符号107に示す「DMAC_B」は、データ転送が終了したことをDMAコントローラ10Bに対して通知するということを示すものであり、この場合、ディスクリプタa1に基づくDMAコントローラ10Aによるデータ転送が終了したことがDMAコントローラ10Bへ通知される。また、後者の場合に関し、符号108に示す「CPU」は、データ転送が終了したことをCPU2に対して通知するということを示すものであり、この場合、ディスクリプタb3に基づくDMAコントローラ10Bによるデータ転送が終了したことがCPU2へ通知される。
なお、例えばDMAコントローラ10Bが、DMAコントローラ10Aからのデータ転送終了の通知を受けることを、以降、DMAコントローラ10Bからの転送終了信号を受信すると表現する。ただし、この転送終了信号を受信するとは、図2において説明したように、DMAコントローラ10BからDMA終了信号デコーダ11に対して転送終了信号が出力され、この信号を受けたDMA終了信号デコーダ11から通知先のDMAコントローラ(又はCPU2)に対して当該転送終了信号に対応する通知信号が出力され、この通知信号がDMAコントローラ10B(又はCPU2)によって受信される一連の動作を示すものとする。
ここで、複数のDMAコントローラによる各ディスクリプタに基づく動作について、例えば、DMAコントローラ10A、10Bの2つを用いてスキャナ部7から読み取った画像データを符号化する過程を一例に挙げて説明する。まず、CPU2によって、ディスクリプタa1〜a3、及びディスクリプタb1〜b3に示すようなディスクリプタのリストが作成され、これらがRAM31の所定の領域に記憶される。そして、DMAコントローラ10Aは、RAM31からディスクリプタa1を読み込む。このとき転送開始条件は「なし」となっているため、転送開始条件を受けることなく、スキャナ部7からの画像データを、転送先アドレスの「番地A」に示されるRAM31上の領域に転送データ量が「αワード」に達するまで順次転送する。
一方、DMAコントローラ10Bは、RAM31からディスクリプタb1を読み込む。ディスクリプタb1に示された転送開始条件は「DMAC_A」であるため、DMAコントローラ10Bは、DMAコントローラ10Aからの転送終了信号を受信するまでデータ転送を開始せずに待機する。
DMAコントローラ10Aは、データ転送量がディスクリプタa1に示された「αワード」に達すると、符号109の矢印に示すように、ディスクリプタa1に示された転送終了通知先であるディスクリプタ10Bに対して転送終了信号を送信するとともに、符号110の矢印に示すようにRAM31から次のディスクリプタa2を読み込む。そして、DMAコントローラ10Aは、このディスクリプタa2に基づくデータ転送を行う、すなわち、上記ディスクリプタa1の場合と同様に、スキャナ部7からの画像データを転送先アドレスの「番地B」に示されるRAM31の領域に転送データ量が「αワード」に達するまで順次転送する。
DMAコントローラ10Bは、上記符号109の矢印に示すようにDMAコントローラ10Aからの転送終了信号を受信すると、ディスクリプタb1に基づくデータ転送を行う、すなわち、RAM31における転送元アドレス「番地A」から画像データを順次読み込
み、「αワード」に達するまで符号化部81へ転送し、さらに符号化部81において符号
化された画像データをRAM31の「番地X」へ転送する。
み、「αワード」に達するまで符号化部81へ転送し、さらに符号化部81において符号
化された画像データをRAM31の「番地X」へ転送する。
DMAコントローラ10Bは、このディスクリプタb1に基づくデータ転送が終了すると、符号111の矢印に示すように次のディスクリプタb2を読み込む。ただし、この場合、ディスクリプタb1に示された転送終了通知先は「なし」であるため、当該DMAコントローラ10Bから転送終了信号は出力されない。
ディスクリプタb2に示された転送開始条件は「DMAC_A」であるため、ディスクリプタb2の読み込みが完了した時点でDMAコントローラ10Aにおけるディスクリプタa2に対するデータ転送が終了していなければ、DMAコントローラ10Bは、DMAコントローラ10Aから転送終了信号が送信されてくるまでデータ転送を開始せずに待機する。
DMAコントローラ10Aによるディスクリプタa2に基づくデータ転送が終了すると、DMAコントローラ10Aは、符号112の矢印に示すようにDMAコントローラ10AからDMAコントローラ10Bに対して転送終了信号を送信するとともに、符号113の矢印に示すように次のディスクリプタa3を読み込み、上記と同様に、当該ディスクリプタa3に基づいてスキャナ部7からRAM31の番地Cに示すアドレスへ、転送データ量がαワードに達するまでデータ転送を行う。
上記符号112の矢印に示すようにDMAコントローラ10Aからの転送終了信号を受信したDMAコントローラ10Bは、ディスクリプタb2に示されたRAM31における転送元アドレス「番地B」から画像データを順次読み込んで「αワード」に達するまで符号化部81へ転送し、さらに、符号化部81において符号化された画像データをRAM31の「番地Y」へ転送する。ディスクリプタb2に基づくデータ転送が終了すると、さらにDMAコントローラ10Bは、符号114の矢印に示すように次のディスクリプタb3を読み込み、DMAコントローラ10Aからの転送終了信号を受信した後、当該ディスクリプタb3に基づいて、RAM31における転送元アドレス「番地C」から画像データを順次読み込んで「αワード」に達するまで符号化部81へ転送し、符号化部81において符号化された画像データをRAM31の「番地Z」へ転送する。DMAコントローラ10Bは、ディスクリプタb3に基づく上記データ転送が終了すると、CPU2に対して転送終了信号を送信する。
以上のように、各DMAコントローラによる各ディスクリプタに基づくデータ転送によって、スキャナ部7から読み込まれた画像データは、順にRAM31の番地A、B、Cに記憶され、さらに、符号化部81へ転送されて当該符号化部81において符号化された後、RAM31の番地X、Y、Zに記憶される。
図4は、ディスクリプタに基づくDMAコントローラの動作の一例を説明するフローチャートである。まず、CPU2によって作成されてRAM31に記憶されたディスクリプタのうちの1つのディスクリプタが、このディスクリプタに対応するDMAコントローラによって読み込まれる(ステップS1)。DMAコントローラによって、読み込まれたディスクリプタに転送開始条件情報が有ると判別された場合において(ステップS2のYES)、転送開始条件が満たされた場合には、すなわち、他のDMAコントローラからのデータ転送終了通知を受信した場合には(ステップS3のYES)、上記ステップS1において読み込んだディスクリプタに基づいて、すなわち、このディスクリプタにおける転送元の場所の情報及び転送先の場所の情報に基づいて、転送元にある転送用データが転送先へ転送される(ステップS4)。
上記ステップS3において転送開始条件が満たされない場合には(ステップS3のNO)、転送開始条件が満たされるまでデータ転送が開始されない(待機状態とされる)。上記ステップS2において転送開始条件が無いと判別された場合には(ステップS2のNO)、上記ステップS4におけるデータ転送が行われる。
次に、DMAコントローラによって、転送終了通知先情報が有ると判別された場合において(ステップS5のYES)、当該データ転送終了を通知する通知先が(他の)DMAコントローラである場合には(ステップS6のYES)、当該通知先であるDMAコントローラに対して、上記ステップS4におけるデータ転送が終了したことが通知される(ステップS7)。また、上記ステップS6において通知先がDMAコントローラでない場合(ステップS6のNO)、すなわち、通知先がCPU2である場合には、このCPU2に対して上記ステップS4におけるデータ転送が終了したことが通知される(ステップS8)。上記ステップS5において、ディスクリプタに転送終了通知先情報が無いと判別された場合には(ステップS5のNO)、上記ステップS1において読み込んだディスクリプタの次のディスクリプタ(例えばステップS1において読み込んだディスクリプタがディスクリプタa1であったとすると、次のディスクリプタは、ディスクリプタa2となる)がRAM31に記憶されているとDMAコントローラによって判別されると(ステップS9のYES)、上記ステップS1に戻って、当該次のディスクリプタの読み込みが行われ
る。次のディスクリプタが記憶されていないと判別されると(ステップS9のNO)、デ
ィスクリプタに基づくDMAコントローラによるデータ転送が終了となる。
る。次のディスクリプタが記憶されていないと判別されると(ステップS9のNO)、デ
ィスクリプタに基づくDMAコントローラによるデータ転送が終了となる。
以上のとおり、本発明のデータ転送装置によれば、所定のプログラムを実行することにより装置全体の動作がCPU2によって制御され、所定のデータがRAM31によって記憶される。そして、装置における各種機能部それぞれに対して設けられた複数のDMAコントローラによって、CPU2を介さずにRAM31と機能部との間のデータ転送が制御される。また、RAM31によって、複数のDMAコントローラにおける一のDMAコントローラによるデータ転送が終了したことを通知すべき他のDMAコントローラを特定するための第1の転送終了通知先情報(例えば図3における符号107に示す情報)と、データ転送を開始する条件を特定するための転送開始条件情報とがディスクリプタとしてDMAコントローラごとに記憶され、一のDMAコントローラによって、RAM31に記憶された第1の転送終了通知先情報に基づいて、当該一のDMAコントローラによるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことが他のDMAコントローラへ通知され、他のDMAコントローラによって、通知を受けた後に、RAM31に記憶された転送開始条件情報に基づいてデータ転送が開始される。
このように、一のDMAコントローラによって、第1の転送終了通知先情報に基づいて当該一のDMAコントローラによるデータ転送が終了したことが他のDMAコントローラへ通知され、他のDMAコントローラによって、当該通知を受けた後、転送開始条件情報に基づいてデータ転送が開始される構成であるため、各DMAコントローラにおけるデータ転送が終了する毎にCPU2に対する割込み信号を発生させることなく各DMAコントローラによるデータ転送が行われ、よって、CPU2に対する割り込み信号の発生回数を抑えることができ、ひいては、システム全体の性能向上を図ることができる。
また、上記転送開始条件情報は、一のDMAコントローラからのデータ転送終了通知を受信したことであり、上記他のDMAコントローラは、データ転送終了通知を受信する(通知を受ける)ことによってデータ転送を開始する。このように、他のDMAコントローラは、一のDMAコントローラからのデータ転送終了通知を受信することによってデータ転送が開始される、すなわち、データ転送終了通知を受信することを転送開始の条件としてデータ転送を行う構成であるため、複数のDMAコントローラによるデータ転送を行う場合の、当該データ転送の開始条件が簡易な設定となり、よって、各DMAコントローラを用いたデータ転送の効率を向上することができる。
さらに、DMAコントローラによるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを
通知すべきCPU2を特定するための第2の転送終了通知先情報をさらに含むディスクリプタがRAM31によって記憶され、RAM31に記憶された第2の転送終了通知先情報(例えば図3における符号108に示す情報)に基づいて、DMAコントローラによるデータ転送の終了後、当該DMAコントローラによってデータ転送が終了したことがCPU2へ通知される。このように、第2の転送終了通知先情報に基づいて、DMAコントローラによるデータ転送の終了後、当該データ転送が終了したことがCPU2へ通知される、すなわち、CPU2に対して当該データ転送終了を示す割り込み信号が送信されるため、CPU2によるこの割り込み信号の検出に基づいて、複数のDMAコントローラを用いたデータ転送の制御を行うことができる。なお、本発明は以下の態様をとることができる。
通知すべきCPU2を特定するための第2の転送終了通知先情報をさらに含むディスクリプタがRAM31によって記憶され、RAM31に記憶された第2の転送終了通知先情報(例えば図3における符号108に示す情報)に基づいて、DMAコントローラによるデータ転送の終了後、当該DMAコントローラによってデータ転送が終了したことがCPU2へ通知される。このように、第2の転送終了通知先情報に基づいて、DMAコントローラによるデータ転送の終了後、当該データ転送が終了したことがCPU2へ通知される、すなわち、CPU2に対して当該データ転送終了を示す割り込み信号が送信されるため、CPU2によるこの割り込み信号の検出に基づいて、複数のDMAコントローラを用いたデータ転送の制御を行うことができる。なお、本発明は以下の態様をとることができる。
(A)本実施形態においては、ディスクリプタ及び転送用データが同じメモリ(RAM31)に記憶されているが、同じメモリに記憶されなくともよく、それぞれ別のメモリに記憶される構成であってもよい。また、転送用データを記憶するメモリを複数備え、例えば転送元(転送元アドレス)のメモリと、転送先(転送先アドレス)のメモリとを別々に備えてもよい。
(B)本実施形態においては、図3に示すようにDMAコントローラ10A、10Bの2つを用いて(画像データがスキャナ部7からRAM31、RAM31から画像処理部8、画像処理部8からRAM31へ転送されるように)順にデータ転送を行ったが、例えば、DMAコントローラ10A、10B、10Cを用い、画像データをスキャナ部7からRAM31、RAM31から画像処理部8、(画像処理部8において所定の画像処理を施した後)画像処理部8からRAM31、さらにRAM31からプリンタ部9(プリンタ部9で印刷)へ転送するといったように3つ以上のDMAコントローラを用いてデータ転送してもよい。この場合、CPU2によって、ディスクリプタa1〜a3、b1〜b3の他にDMAコントローラ10Cに対するディスクリプタc1〜c3(図略)を作成し、図3で説明した動作と同様に、ディスクリプタa1、b1、c1、ディスクリプタa2、b2、c2、ディスクリプタa3、b3、c3といった順になるように、αワードの画像データをDMAコントローラ10A、10B、10Cの順にデータ転送する構成であってもよい。ただし、この場合のディスクリプタb1〜b3における転送終了通知先は、「なし」(又は「CPU」)ではなくて、DMAコントローラ10Cに対する転送終了の通知を示す「DMAC_C」となる。また、ディスクリプタc3における転送終了通知先は、「CPU」となる。
(C)複数のDMAコントローラを用いる場合、例えば上記変形態様(B)に示すDMAコントローラ10A、10B、10Cの順といったようにDMAコントローラを所定の順で用いる構成でなくともよい。例えば、DMAコントローラE、DMAコントローラF、DMAコントローラGがあるとすると、DMAコントローラE、G、F、G、E、F、
・・・などというように各DMAコントローラを任意の順に用いてデータ転送を行う構成
であってもよい。
・・・などというように各DMAコントローラを任意の順に用いてデータ転送を行う構成
であってもよい。
1 複合機(データ転送装置)
2 CPU(演算処理手段)
3 記憶部
31 RAM(記憶手段)
32 ROM
4 操作パネル部
5 I/F部(機能部)
6 ファクシミリ通信部(機能部)
7 スキャナ部(機能部)
8 画像処理部(機能部)
81 符号化部
82 復号化部
9 プリンタ部(機能部)
10A〜10C DMAコントローラ(転送手段)
11 DMA出力信号デコーダ
a1〜a3 ディスクリプタ(データ転送制御情報)
b1〜b3 ディスクリプタ(データ転送制御情報)
101 転送元アドレス
102 転送先アドレス
103 伝送データ量
104 転送開始条件
105 転送終了通知先
2 CPU(演算処理手段)
3 記憶部
31 RAM(記憶手段)
32 ROM
4 操作パネル部
5 I/F部(機能部)
6 ファクシミリ通信部(機能部)
7 スキャナ部(機能部)
8 画像処理部(機能部)
81 符号化部
82 復号化部
9 プリンタ部(機能部)
10A〜10C DMAコントローラ(転送手段)
11 DMA出力信号デコーダ
a1〜a3 ディスクリプタ(データ転送制御情報)
b1〜b3 ディスクリプタ(データ転送制御情報)
101 転送元アドレス
102 転送先アドレス
103 伝送データ量
104 転送開始条件
105 転送終了通知先
Claims (3)
- 所定のプログラムを実行することにより装置全体の動作を制御する演算処理手段と、
所定のデータを記憶する記憶手段と、
装置における各種機能部それぞれに対して設けられ、演算処理手段を介さずに記憶手段と機能部との間のデータ転送を制御する複数の転送手段とを備え、
前記記憶手段は、前記複数の転送手段における一の転送手段によるデータ転送が終了したことを通知すべき他の転送手段を特定するための第1の転送終了通知先情報と、データ転送を開始する条件を特定するための転送開始条件情報とをデータ転送制御情報として前記転送手段ごとに記憶し、
前記一の転送手段は、前記記憶手段に記憶された第1の転送終了通知先情報に基づいて、当該一の転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを他の転送手段へ通知し、前記他の転送手段は、通知を受けた後に、前記記憶手段に記憶された転送開始条件情報に基づいてデータ転送を開始することを特徴とするデータ転送装置。 - 前記転送開始条件情報は、前記一の転送手段からのデータ転送終了通知を受信したことであり、
前記他の転送手段は、前記通知を受けることによってデータ転送を開始することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 前記記憶手段は、前記転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを通知すべき前記演算処理手段を特定するための第2の転送終了通知先情報を含む前記データ転送制御情報を記憶し、
前記転送手段は、前記記憶手段に記憶された第2の転送終了通知先情報に基づいて、当該転送手段によるデータ転送の終了後、データ転送が終了したことを演算処理手段へ通知することを特徴とする請求項1又は2記載のデータ転送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339701A JP2005107820A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | データ転送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003339701A JP2005107820A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | データ転送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005107820A true JP2005107820A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34534822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003339701A Withdrawn JP2005107820A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | データ転送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005107820A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010218263A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2013205928A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体集積回路およびそのdma制御方法 |
-
2003
- 2003-09-30 JP JP2003339701A patent/JP2005107820A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010218263A (ja) * | 2009-03-17 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置および画像処理方法 |
JP2013205928A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 半導体集積回路およびそのdma制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061205 |