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JP2005198083A - Pll回路 - Google Patents

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JP2005198083A
JP2005198083A JP2004003009A JP2004003009A JP2005198083A JP 2005198083 A JP2005198083 A JP 2005198083A JP 2004003009 A JP2004003009 A JP 2004003009A JP 2004003009 A JP2004003009 A JP 2004003009A JP 2005198083 A JP2005198083 A JP 2005198083A
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JP
Japan
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gain
pll
loop gain
loop
charge pump
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Pending
Application number
JP2004003009A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Maeda
昌克 前田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】PLLシンセサイザにおいて、高速性と高C/Nを両立する。
【解決手段】ループゲイン切替制御回路13の出力とループフィルタ5の間にキャンセル電流発生回路14を設け、PLLループゲインを切替えるために位相比較器3およびチャージポンプ4のゲインを高い状態から低く切替えた瞬間か、あるいはチャージポンプ4を動作状態から停止状態へ切替えた瞬間から、任意の一定のキャンセル電流(Ican)17をループフィルタ5にキャンセル電流発生回路14により任意の時間供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PLL回路に係り、特にPLL周波数シンセサイザの高速化技術に関するものである。
従来、この種のPLLシンセサイザについては、特許文献1に記載された技術などが知られている。
図4は従来のPLLシンセサイザの構成を示すブロック図であり、温度補償水晶発振器(TCXO)11にて発生する基準信号(Fref)と電圧制御発振器(VCO)1の出力信号(fo)9を可変分周器2により分周した信号(Fdiv)との位相差を位相比較器(PD)3で検出し、その位相差に応じたパルス幅の電圧パルスが位相比較器3からチャージポンプ(CP)4に送られる。
チャージポンプ4は、位相比較器3の出力に応じて電圧もしくは電流を出力する。このチャージポンプ4の出力は、ループフィルタ(LPF)5で平滑化されて、電圧制御発振器1の制御電圧となる。電圧制御発振器1の出力信号(fo)9は、可変分周器2により周波数を分周された可変分周器出力信号(Fdiv)6として位相比較器3へフィードバックされる。
したがって、電圧制御発振器1の出力信号(fo)9は、可変分周器2の分周比(M値)8をM、基準信号(Fref)の周波数をfrefとすれば、(数1)のように表される。
(数1)
fo=M×fref
また、一般的にPLLループゲインGは、KPFD:位相比較器3のゲイン、KCP:チャージポンプ(CP)4のゲイン、KLPF:ループフィルタ(LPF)5のゲイン、KVCO:電圧制御発振器1のゲイン、M:分周比として、(数2)にて表される。
(数2)
G=(KPFD×KCP×KLPF×KVCO)/M
図5は図4に示す従来のPLLシンセサイザの動作タイミング図であり、高速性と高C/Nを両立するため、周波数引込み時とロック時とにおいて、ループゲインの切替えを行っている。
まず、Ch切換え信号15がループゲイン切替制御回路13へ入力された瞬間から、ある一定の時間、ループゲイン切替制御回路13の出力信号であるループゲイン切替制御回路出力信号(Cnt_gain)16が“H”(High)を出力する。この信号を受け、位相比較器3およびチャージポンプ4のゲインは高くなる。この結果、PLLループゲインも高くなり、高速に周波数と位相を引込みを完了させる。その後、PLLループゲインを下げ、高C/Nを実現している。
特開2001−16103号公報
前記従来の技術において、M値8を変更した際、電圧制御発振器1の出力信号の周波数が、所望精度にて一定の値に落着くまでの時間(以下、周波数切換え時間という)は、前記(数2)の式で表されるPLLループゲインに反比例するため、高速に周波数切換えするためにはPLLループゲインを高くする必要がある。
しかし、PLLのループ帯域外ノイズキャリア比(以下、C/Nという)は、PLLループゲインに反比例するため、良好なC/Nを得るためにはPLLループゲインを低くしなければならない。このため、高速性と高C/Nを両立する対策として、周波数引込み時とロック時とにおいて、ループゲインを切替えることが有効だが、更なる高速化に対応するには、切替時に周波数揺れを発生させる位相誤差成分をなくす必要があった。
前記課題を解決するため、本発明のPLLシンセサイザの構成図では、図4に示した従来の構成に加えて、ループゲイン切替制御回路の出力とループフィルタ間に接続されるキャンセル電流発生回路を備えて、PLLループゲインを切替えた瞬間から、キャンセル電流発生回路にて、任意の一定のキャンセル電流をループフィルタへ任意の時間供給する。これにより、切替時に周波数揺れを発生させる位相誤差成分をキャンセルさせることが可能となり、PLLの高速化が実現される。
本発明に係るPLL回路によれば、高速性と高C/Nを両立することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態を説明するためPLLシンセサイザの構成を示すブロック図、図2は本実施形態の要部の構成を示すブロック図、図3は本実施形態の動作タイミング図である。
本実施形態では、図4に示した従来のPLLシンセサイザの構成に加え、図1に示したように、ループゲイン切替制御回路13の出力とループフィルタ5の間に接続されるキャンセル電流発生回路14を備えており、PLLループゲインを切替えるため、位相比較器3、およびチャージポンプ(CP)4のゲインを高い状態から低く切替えた瞬間か、もしくは1つ以上のチャージポンプ(CP)4の内のいくつかを、動作状態から停止状態へ切替えた瞬間から、キャンセル電流発生回路14にて、任意の一定のキャンセル電流(Ican)17をループフィルタ5へ任意の時間供給する構成になっている。
図2に示すように、キャンセル電流発生回路14は、ループゲイン切替制御回路13の出力信号であるループゲイン切替制御回路出力信号(Cnt_gain)16が入力されるインバータ10と、クロック信号11を受けて動作する可変カウンタ12と、可変カウンタ12のオーバーフロー信号(OVF)とインバータ10の出力が入力され、可変カウンタ12のリセット制御と定電流源21の起動・停止を制御するD−FF(フリップフロップ)20とで構成されている。定電流源21はD−FF20の出力信号を受けてループフィルタ5へキャンセル電流(Ican)17を供給する。
次に、図3を参照して本実施形態の動作タイミングを説明する。
Ch切換え信号15が、ループゲイン切替制御回路13に入力されると、それまで停止していたタイマが動作し始め、所定の一定時間の間ループゲイン切替制御回路13の出力信号(Cnt_gain)16は“H”を出力する。これにより位相比較器3,チャージポンプ(CP)4などのゲインが高い状態に設定される。また、複数のチャージポンプ(CP)4を持つPLLの場合は、全てのチャージポンプ(CP)4が動作モードとなる。この結果、PLLループゲインは、高い状態になり、高速に周波数と位相を引込みを完了させることができる。
所定の一定時間経過後、ループゲイン切替制御回路13の出力信号(Cnt_gain)16は“L”を出力する。これにより、位相比較器3,チャージポンプ(CP)4などのゲインが低い状態に設定される。また、複数のチャージポンプ(CP)4を持つPLLの場合は、ロック後も動作するチャージポンプ(CP)4を残して停止モードとなる。この結果、PLLループゲインは、低い状態になり、良好なループ帯域外ノイズキャリア比(C/N)を得ることができる。
さらに、従来では周波数引込み時とロック時とにおいて、ループゲインを切替えた際に、非常に大きな周波数揺れが発生していたが、本実施形態によれば、図2に示した回路構成にて周波数揺れを軽減し、PLLの高速化が実現できる。
すなわち、キャンセル電流発生回路14は、PLLループゲインが高い状態で、所定の一定時間経過した後、つまり周波数と位相を引込みを完了させた後、ループゲイン切替制御回路13の出力信号(Cnt_gain)16が“L”を出力した瞬間をインバータ10にて検出する。検出した信号はD−FF20に送られ、D−FF20の出力は、“L”から“H”へ変化する。これによりD−FF20の出力信号を受けてループフィルタ5へキャンセル電流(Ican)17を供給する定電流源21と、クロック信号11を受けて動作する可変カウンタ12が動作モードになる。
その後、可変カウンタ12に設定された値をカウントし終わったときに、可変カウンタ12は、オーバーフロー信号(OVF)を出力する。この信号により、D−FF20の出力は“H”から“L”へ変化する。これにより、D−FF20の出力信号を受けてループフィルタ5へキャンセル電流(Ican)17を供給する定電流源21と、クロック信号11を受けて動作する可変カウンタ12が停止モードになる。そして、新たなCh切換信号15がループゲイン切替制御回路13に入力されるまで、この状態を維持する。
本発明は、PLL周波数シンセサイザの高速化技術に適用され、特に高速性と高C/Nとが両立することを要求されるPLLシンセサイザに実施して有効である。
本発明の実施形態を説明するためPLLシンセサイザの構成を示すブロック図 本実施形態の要部の構成を示すブロック図 本実施形態の動作タイミング図 従来のPLLシンセサイザの構成を示すブロック図 本実施形態のPLLシンセサイザの動作タイミング図
符号の説明
1 電圧制御発振器(VCO)
2 可変分周器
3 位相比較器(PD)
4 チャージポンプ(CP)
5 ループフィルタ(LPF)
6 分周した信号(Fdiv)
7 基準信号(Fref)
8 分周比(M値)
9 出力周波数(fo)
10 インバータ
11 温度補償水晶発振器(TCXO)
12 可変カウンタ
13 ループゲイン切替制御回路
14 キャンセル電流発生回路
15 ch切換信号
16 ループゲイン切替制御回路出力信号(Cnt_gain)
17 キャンセル電流(Ican)
18 クロック信号(clk)
19 定電流源
20 D−FF(フリップフロップ)
21 定電流源

Claims (3)

  1. 位相比較器,チャージポンプ,ループフィルタ,電圧制御発振器,可変分周器,ループゲイン切換制御回路から構成されるPLL回路であって、
    少なくとも1つの前記チャージポンプと、前記ループフィルタと前記ループゲイン切換制御回路の出力との間に接続されるキャンセル電流発生回路とを備え、PLLループゲインを切換えるために前記位相比較器および前記チャージポンプのゲインを高い状態から低い状態に切換えた瞬間、あるいは任意の前記チャージポンプを動作状態から停止状態へ切換えた瞬間から、前記キャンセル電流発生部にて、任意の一定キャンセル電流を前記ループフィルタへ任意の時間供給することを特徴とするPLL回路。
  2. 前記電圧制御発振器のゲインを切換えることにより、PLLループゲインを切換えることを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  3. 前記キャンセル電流発生部にて発生させる前記キャンセル電流の電流値および時間を、前記可変分周器の分周比と、前記電圧制御発振器の制御電圧で変化させることを特徴とする請求項1または2記載のPLL回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100778374B1 (ko) 2007-02-16 2007-11-22 인하대학교 산학협력단 확산비율 조절가능 대역 확산 클록 발생기
JP2021002800A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 株式会社デンソー Pll回路

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