Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2005187414A - 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法 - Google Patents

2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005187414A
JP2005187414A JP2003431834A JP2003431834A JP2005187414A JP 2005187414 A JP2005187414 A JP 2005187414A JP 2003431834 A JP2003431834 A JP 2003431834A JP 2003431834 A JP2003431834 A JP 2003431834A JP 2005187414 A JP2005187414 A JP 2005187414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
naphthoquinone
methyl
reaction mixture
methylnaphthalene
bisulfite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003431834A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Namekata
毅 行方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Air Water Inc
Original Assignee
Air Water Chemical Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Air Water Chemical Inc filed Critical Air Water Chemical Inc
Priority to JP2003431834A priority Critical patent/JP2005187414A/ja
Publication of JP2005187414A publication Critical patent/JP2005187414A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 脂肪族カルボン酸中、2−メチルナフタレンの過酸化水素酸化反応混合物から、簡単な操作で純度の高い2−メチル−1,4−ナフトキノンを、亜硫酸水素塩に転換し易い形で、高率で回収する方法を提供する。
【解決手段】 2−メチルナフタレンを脂肪族カルボン酸中で液相酸化して得られる酸化反応混合物を、蒸留により反応生成物濃度が30〜80重量%となるように濃縮し、これを芳香族炭化水素溶媒及び水と接触させて層分離し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを芳香族炭化水素層に回収することを特徴とする2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、水溶性溶媒の存在下に2−メチルナフタレンを液相酸化して得られる反応混合物から、2−メチル−1,4−ナフトキノンを効率よく分離する方法に関する。
2−メチル−1,4−ナフトキノンは、メナジオンあるいはビタミンKとして知られており、抗出血剤として有用である。この化合物は、熱や光により変質し易く、また皮膚に対して刺激性があるので、通常、亜硫酸水素塩の形で保存、流通されており、その亜硫酸水素塩もまた、医薬品や飼料の添加剤として有用である。
2−メチル−1,4−ナフトキノンを製造する方法としては、古くから種々提案されているが、工業的には、反応収率の高い2−メチルナフタレンのクロム酸酸化法が一般的であった。しかしながらこの方法は、廃液として有害なクロム酸塩が含まれるので、その除去処理が煩雑となり、また近年のグリーンケミストリーの流れから逸脱するという難点がある。このため別法として2−メチルナフタレンを過酸化水素もしくは有機過酸により酸化する方法がいくつか提案されている。
例えば、2−メチルナフタレンを脂肪族カルボン酸の存在下に、硫酸等の酸性触媒又は強酸性スルホン型イオン交換樹脂の存在下に酸化する方法(特許文献1)あるいは脂肪族カルボン酸の存在下、有機過酸で酸化する方法(特許文献2)などがある。これらの提案では、2−メチルナフタレンの転化率が低く抑えられており、反応混合物から2−メチル−1,4−ナフトキノンを分離するに際しては、2−メチルナフタレンの除去後に行うという煩雑な操作が採られている。
2−メチルナフタレンの転化率を高めた反応例としては、パラジウムを添着させたイオン交換樹脂を酢酸溶媒下に酸化する方法が提案されているが(特許文献3)、反応混合物から2−メチル−1,4−ナフトキノンを分離する方法については開示されていない。また酢酸溶媒中、酢酸パラジウムを触媒として、硫酸存在下で酸化する方法も知られている(特許文献4)。この提案においては、具体的には反応混合物からパラジウムを回収した後、蒸留して2−メチル−1,4−ナフトキノンを得たとしているが、2−メチル−1,4−ナフトキノンは留分としては回収されず、固体の蒸留残さとして蒸留釜に残り、その純度は高くない。この提案においては、別法として、反応終了後に反応混合物から水と非混和性の有機溶媒を用いて生成物を抽出する方法について言及されているが、具体的にどのように行なうのか記載されていない。
上記のような反応混合物に対し、濃縮後、水を添加することによって2−メチル−1,4−ナフトキノンを析出させ、これを回収する方法も知られているが(特許文献5)、後記比較例で示すように、2−メチル−1,4−ナフトキノンの亜硫酸水素ナトリウム塩の原料として良好なものは得られない。
特開昭53−50147号公報 特公昭59−53252号公報 特開昭61−227548号公報 特開平10−120614号公報 特開平6−257545号公報
上記のように、2−メチルナフタレンを過酸化水素もしくは有機過酸により2−メチル−1,4−ナフトキノンを製造する方法においては、一般的には反応溶媒として酢酸のような水溶性脂肪族カルボン酸が使用されるが、基質濃度が数%と希薄であり、このため目的物の単離には困難を伴うが、経済的かつ工業的に適当な方法は未だ見出されていなかった。また2−メチル−1,4−ナフトキノンは亜硫酸水素ナトリウム塩として流通しているため、酸化反応混合物から2−メチル−1,4−ナフトキノンが亜硫酸水素ナトリウムと反応し易い形で回収されることが望ましい。この場合、回収された2−メチル−1,4−ナフトキノン中に溶媒として用いた脂肪族カルボン酸が残留していると、亜硫酸水素ナトリウムとの反応によって得られる2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸ナトリウム塩の収率が低下するという問題があった。そのため本発明の目的は、上記のような水溶性溶媒下に2−メチルナフタレンを液相酸化して得られる反応混合物から、簡単な操作で純度の高い2−メチル−1,4−ナフトキノンを高率で回収する方法を提供することにある。本発明の目的はまた、前記反応混合物から2−メチル−1,4−ナフトキノンを亜硫酸水素塩と反応させ易い形で回収する方法を提供することにある。さらに本発明の他の目的は、このように回収された2−メチル−1,4−ナフトキノンと亜硫酸水素塩を反応させて、その亜硫酸水素塩を製造する方法を提供することにある。
すなわち本発明は、2−メチルナフタレンを水溶性溶媒下に液相酸化して得られる酸化反応混合物を、蒸留により反応生成物濃度が30〜80重量%となるように濃縮し、これを芳香族炭化水素溶媒及び水と接触させて層分離し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを芳香族炭化水素層に回収することを特徴とする2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法に関する。
本発明においてはまた、このように芳香族炭化水素層に回収された2−メチル−1,4−ナフトキノンと亜硫酸水素塩を反応させることを特徴とする2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法に関する。
本発明によれば、2−メチル−1,4−ナフトキノン濃度が希薄な反応混合物から、簡単な操作で、純度の高い目的物を高率で回収することができる。また2−メチル−1,4−ナフトキノンを亜硫酸水素塩と反応させ易い形で取得することができ、その反応によって2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩を高い収率で製造することができる。
本発明においては、2−メチルナフタレンを水溶性溶媒下に液相酸化して得られる反応混合物から2−メチル−1,4−ナフトキノンを回収するものである。このような反応混合物としては、水溶性溶媒が酢酸、プロピオン酸、酪酸などの脂肪族カルボン酸、とくに酢酸を使用したものが好ましく、また2−メチルナフタレンの転化率が70%以上、とくに85%以上となるように反応させたものが好ましい。このような反応混合物は、例えば脂肪族カルボン酸中、パラジウム触媒の存在下に、2−メチルナフタレンを過酸化水素又は有機過酸により酸化することによって得ることができる。
上記目的に使用されるパラジウム触媒としては、反応系に加えた場合に均一系を形成するものが望ましい。具体的には、酢酸パラジウム、カプリル酸パラジウムなどのカルボン酸塩、塩化パラジウム、臭化パラジウムなどのハロゲン化物、硫酸パラジウム、硝酸パラジウムなどの酸の塩、パラジウムアセチルアセトナート錯体、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリス(ジベンジリデンアセトン)クロロホルムジパラジウム等の錯体化合物などが挙げられ、とりわけ酢酸パラジウム及び硫酸パラジウムの使用が好ましい。また収率を高めるために、パラジウム触媒とともに硫酸を併用することが好ましい。硫酸としては濃硫酸を用いてもよく、また希硫酸を用いてもよい。また硫酸を反応溶媒である脂肪族カルボン酸に溶解したものを使用してもよい。
上記反応における酸化剤としては、好ましくは過酸化水素又は有機過酸が使用される。過酸化水素としては、30〜60%程度の水溶液を使用してもよく、また100%の過酸化水素を使用してもよい。また有機過酸としては過酢酸、m−クロロ過安息香酸などを使用することができる。これらは純粋な有機過酸としてあるいは適当な溶媒の溶液として使用することができる。また過酸化水素を予めカルボン酸と反応させて有機過酸を形成させたものを使用してもよい。
脂肪族カルボン酸溶媒の使用量は、反応収率及び容積効率を考慮すると、2−メチルナフタレン1重量部当り、1〜10重量部、とくに3〜7重量部程度とするのが好ましい。またパラジウム触媒は、パラジウム原子換算で脂肪族カルボン酸溶媒1000重量部当り、0.01〜0.5重量部程度、また硫酸は脂肪族カルボン酸溶媒1000重量部当り、5〜100重量部程度使用するのがよい。さらに過酸化水素又は有機過酸の使用量は、2−メチルナフタレン1モル当り、1〜10モル、とくに2〜5モルの範囲が好ましい。
2−メチルナフタレンの上記酸化反応は、25℃〜100℃、とくに40〜90℃の温度範囲で行なうのが好ましい。また反応時間は、触媒、酸化剤等の種類や反応温度によっても異なるが、通常30分〜10時間程度である。これら反応条件を適宜選択することにより、2−メチルナフタレンの転化率が70%以上、好ましくは85%以上の反応混合物を容易に得ることができる。
本発明においては、上記のような方法で製造することが可能な酸化反応混合物を蒸留により反応生成物濃度が30〜80重量%、好ましくは35〜70重量%となるように濃縮してから芳香族炭化水素溶媒及び水と接触させて層分離し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを芳香族炭化水素層として分離するものである。酸化反応混合物の濃縮に際しては、予め使用した硫酸をアルカリ水溶液等により中和し、またパラジウム触媒は硫化ナトリウムと作用させて硫化物とするかあるいは還元剤と作用させて金属パラジウムとして不溶化し、これを取り除いておくことが望ましい。このような酸化反応混合物の濃縮において、その程度が充分でないと、2−メチル−1,4−ナフトキノン中の脂肪族カルボン酸含量を減じるために多量の水を使用する必要が生じて好ましくなく、一方、濃縮を過度に行なうとハンドリングが難しくなり、そのため純度の高い目的物を高収率で得ることが難しくなる。
濃縮した酸化反応混合物と芳香族炭化水素溶媒及び水との接触は、好ましくは濃縮した酸化反応混合物に芳香族炭化水素溶媒を添加して希釈し、得られた溶液に水を添加して溶媒として使用した脂肪族カルボン酸を水層に抽出し、静置によって水層を除くことによって行なわれる。水を添加し、静置し、2層分離を行なう操作は複数回行なうことができる。この目的に使用される芳香族炭化水素溶媒としては、酸化反応混合物を溶解して粘調でない溶液を形成するものであって、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、あるいはこれらの混合物等などを挙げることができるが、とくにトルエンを使用することが好ましい。芳香族炭化水素溶媒の使用量は、濃縮した酸化反応混合物と均一層を形成するのに充分な量であり、通常は濃縮した酸化反応混合物の2〜10重量倍、とくに3〜5重量倍程度使用するのが好ましい。濃縮した酸化反応混合物と芳香族炭化水素溶媒の混合においては、通常、大気温度で行なわれるが、所望により加熱してもあるいは冷却してもよい。
濃縮した酸化反応混合物と芳香族炭化水素溶媒の混合物と水と接触させる場合、水の使用量としては、通常、濃縮した酸化反応混合物の1〜4重量倍、とくに2〜3重量倍程度使用するのが好ましい。水との接触は、上述したように複数回に分けて行なってもよい。この場合も通常は大気温度で行なわれるが、所望により加熱してもあるいは冷却してもよい。
濃縮した酸化反応混合物と芳香族炭化水素溶媒の混合物と水を接触させた後、静置することによって2−メチル−1、4−ナフトキノンを含有する芳香族炭化水素層と水層が分離するので、分液することにより2−メチル−1、4−ナフトキノンを含有する芳香族炭化水素層を得ることができる。このような芳香族炭化水素層から、濃縮等の手段により2−メチル−1、4−ナフトキノンを単離することは可能であるが、通常は、このようにして得られる2−メチル−1、4−ナフトキノンの芳香族炭化水素溶液には、2−メチル−1、4−ナフトキノンが1〜4重量%程度溶解しており、そのまま亜硫酸水素塩の製造原料として用いることができる。このような原料を使用することにより、高収率で2−メチル−1、4−ナフトキノンの亜硫酸水素塩を製造することができる。
2−メチル−1、4−ナフトキノンと反応させる亜硫酸水素塩としては、例えば亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸水素カルシウム、亜硫酸水素ジメチルピリジノールなどを使用することができるが、とくに亜硫酸水素アルカリ金属塩、とくに亜硫酸水素ナトリウムを使用することが好ましい。2−メチル−1、4−ナフトキノンの亜硫酸水素塩は、上記2−メチル−1、4−ナフトキノンの芳香族炭化水素溶液と亜硫酸水素塩の水溶液と接触させることによって製造することができる。この反応においては、亜硫酸水素塩は、2−メチル−1、4−ナフトキノン1モルに対して、通常1〜2モル、好ましくは1〜1.5モルの割合で使用され、また亜硫酸水素塩の水溶液としては、通常、亜硫酸水素塩濃度が5〜35重量%程度のものが使用される。反応温度は通常10〜50℃、好ましくは20〜40℃であり、反応時間は通常1〜3時間程度である。この反応によって2−メチル−1、4−ナフトキノンの亜硫酸水素塩が析出してくるので、これを濾過等により単離すればよい。かくして2−メチルナフタレンから高収率で2−メチル−1、4−ナフトキノンの亜硫酸水素塩を得ることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
[実施例1]
反応容器に2−メチルナフタレン30.0g(211.1ミリモル)、酢酸380g及び硫酸22.8gを仕込んだ後、酢酸パラジウム0.244gを仕込み、65℃に昇温した。所定温度に達したとき、60%過酸化水素水42.0gと酢酸118.3gの混合物を20分かけて滴下した。この温度で1.5時間保持した後、反応混合物を室温まで冷却した。次に反応混合物中の硫酸を中和した後、酢酸パラジウムを常法により硫化物として濾別することにより、2−メチル−1,4−ナフトキノンを含有する反応濾液を得た。この反応濾液につき、高速液体クロマトグラフィにより分析したところ、2−メチルナフタレンの転化率は95%であり、2−メチル−1,4−ナフトキノンの濃度は1.53重量%(121.6ミリモル)であった。
この反応濾液の414gを減圧下に濃縮し、反応生成物濃度39重量%の濃縮液53.1gを回収した。濃縮液は室温まで冷却しても流動性があり、次工程へのハンドリングは容易であった。次いでこの濃縮液に190gのトルエンを添加して溶解した後、水90gを添加した。これを40℃に昇温して30分間攪拌した後、20分静置し、水層を分液除去してトルエン層を得た。このトルエン層に水90gを添加し、40℃で再度攪拌した。同様に静置分液して2−メチル−1,4−ナフトキノンを含有するトルエン層215.5gを回収した。このトルエン層中の2−メチル−1,4−ナフトキノンを、高速液体クロマトグラフィにより分析したところ、2.86重量%であり、反応濾液からの回収率は97.4%であった。
このトルエン層に25%亜硫酸水素ナトリウム水溶液44.8gを添加し、温度25℃で2時間保持した。生成したケーキを乾燥して、純度95.0%の2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリウム塩7.35gを回収した。2−メチルナフタレン基準の収率は33.1モル%であった。
[比較例1]
実施例1の触媒を除去した反応濾液414gを減圧下に蒸留し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを含有する蒸留残さ20.8gを得た。蒸留残さ中の2−メチル−1,4−ナフトキノン濃度は26.5重量%であり、反応濾液からの2−メチル−1,4−ナフトキノンの回収率は87.0%であった。残さはピッチ様で室温まで冷却したときの流動性は無く、ハンドリングできなかったため、トルエン183g添加して強制的に回収した。このトルエン溶液に25%亜硫酸水素ナトリウム水溶液44.8gを添加し、温度25℃で2時間保持した。生成したケーキを乾燥して、純度88.4%の2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリウム塩3.46gを回収した。2−メチルナフタレン基準の収率は27.8モル%であった。
[比較例2]
実施例1の触媒を除去した反応濾液414gを減圧下に蒸留し、反応生成物濃度58.5%の濃縮液35.6gを回収した。この濃縮液に水70gを添加し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを含有する結晶を析出させた。粘性ある析出結晶を濾過により採取し、これを乾燥して10.0gの粗結晶を分離した。粗結晶中、2−メチル−1,4−ナフトキノン濃度は61.8重量%であり、反応濾液からの回収率は97.9%であった。
粗結晶にトルエン130gを添加して溶解し、この溶液に25重量%亜硫酸水素ナトリウム水溶液44.8gを添加し、温度25℃で2時間保持した。生成したケーキを乾燥して、純度96.6%の2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素ナトリウム塩3.73gを回収した。2−メチルナフタレン基準の収率は17.1モル%であった。

Claims (3)

  1. 2−メチルナフタレンを水溶性溶媒下に液相酸化して得られる酸化反応混合物を、蒸留により反応生成物濃度が30〜80重量%となるように濃縮し、これを芳香族炭化水素溶媒及び水と接触させて層分離し、2−メチル−1,4−ナフトキノンを芳香族炭化水素層に回収することを特徴とする2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法。
  2. 酸化反応混合物が、水溶性溶媒として酢酸を用い、2−メチルナフタレンの転化率が70%以上となるように酸化して得られたものである請求項1記載の2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法。
  3. 上記芳香族炭化水素層に回収した2−メチル−1,4−ナフトキノンと亜硫酸水素塩と反応させることを特徴とする2−メチル−1,4−ナフトキノン亜硫酸水素塩の製造方法。
JP2003431834A 2003-12-26 2003-12-26 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法 Withdrawn JP2005187414A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431834A JP2005187414A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431834A JP2005187414A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005187414A true JP2005187414A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34789718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003431834A Withdrawn JP2005187414A (ja) 2003-12-26 2003-12-26 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005187414A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102249886A (zh) * 2011-05-19 2011-11-23 南京大学 骨架含铁的MCM-41分子筛催化氧化β-甲基萘制备β-甲基萘醌的方法
CN105669413A (zh) * 2015-12-31 2016-06-15 聊城大学 一种微波辐射制备2-甲基-1,4-萘醌的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102249886A (zh) * 2011-05-19 2011-11-23 南京大学 骨架含铁的MCM-41分子筛催化氧化β-甲基萘制备β-甲基萘醌的方法
CN105669413A (zh) * 2015-12-31 2016-06-15 聊城大学 一种微波辐射制备2-甲基-1,4-萘醌的方法
CN105669413B (zh) * 2015-12-31 2019-06-11 聊城大学 一种微波辐射制备2-甲基-1,4-萘醌的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6437176B2 (en) Method for preparing aromatic carboxylic acids, aromatic aldehydes, and aromatic alcohols
JP4306430B2 (ja) アジピン酸の製造方法
JP2005187414A (ja) 2−メチル−1,4−ナフトキノンの製造方法
EP0202838B1 (en) Process for production of m-phenoxybenzyl alcohol
JP3419234B2 (ja) 含フッ素芳香族テトラカルボン酸二無水物の製造方法
WO2005110962A1 (ja) アジピン酸の製造方法
US6720426B2 (en) Process for producing 2-(4-pyridyl)ethanethiol
JP2001039913A (ja) ビナフトールの精製方法
US4447656A (en) Solvent system for oxidative coupling process
JPH0460457B2 (ja)
JP2697056B2 (ja) p―ヒドロキシベンズアルデヒドの製造法
JP5000031B2 (ja) 芳香族−o−ジアルデヒド化合物の製造方法
JPH043370B2 (ja)
JP2874281B2 (ja) ビフェニル―4,4’―ジオールの分離精製方法
JPH06116231A (ja) 4,4’−ジクロロジフェニルスルホンの精製法
JPS626537B2 (ja)
JPS63196536A (ja) m−フエノキシベンジルアルコ−ルの精製方法
EP4501899A1 (en) Method for producing 4,4'-dihydroxybiphenyl-3,3'-dicarboxylic acid
JP3841886B2 (ja) 1,2−インダンジオール類の製造方法
JPH07577B2 (ja) アニスアルデヒドの製造法
JP4273799B2 (ja) アルキレン誘導体の製造方法
JPS6293249A (ja) 2,6−ジ(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ナフタレンの製造方法
JPH1072397A (ja) 2−インダノン類の製造方法
JPS622576B2 (ja)
JPS61282333A (ja) 2,6−ナフタレンジオ−ルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060529

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306