JP2005159238A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 封止体の上面に電極板を露出する表面実装構造の小型の半導体装置の提供。
【解決手段】 半導体装置は、上面及び下面並びに側面を有する封止体と、封止体内に位置し第1の主面にソース電極及びゲート電極を有し第2の主面にドレイン電極を有する半導体チップと、一面に半導体チップのドレイン電極を接続し他の一面を封止体の上面に露出させるドレイン電極板と、一部が封止体の内部に位置して半導体チップのゲート電極及びソース電極に別々に接続され他の一部が封止体の側面から突出して封止体の第2の面側で表面実装可能を端子構造となるソース電極板及びゲート電極板と、ドレイン電極板の一縁から突出し封止体の側面に沿って延在しかつ屈曲して封止体の下面側で表面実装可能となる引き回し端子とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体装置は、上面及び下面並びに側面を有する封止体と、封止体内に位置し第1の主面にソース電極及びゲート電極を有し第2の主面にドレイン電極を有する半導体チップと、一面に半導体チップのドレイン電極を接続し他の一面を封止体の上面に露出させるドレイン電極板と、一部が封止体の内部に位置して半導体チップのゲート電極及びソース電極に別々に接続され他の一部が封止体の側面から突出して封止体の第2の面側で表面実装可能を端子構造となるソース電極板及びゲート電極板と、ドレイン電極板の一縁から突出し封止体の側面に沿って延在しかつ屈曲して封止体の下面側で表面実装可能となる引き回し端子とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は半導体装置に係わり、例えば、サーバのDC−DCコンバータに使用されるパワートランジスタ等に適用して有効な技術に関する。
パワートランジスタとして、絶縁性樹脂からなる封止体内にパワーMOSFETチップを組み込んだ構造が知られている。パワートランジスタとして、絶縁性樹脂からなる封止体の下面にドレイン端子となる金属部材を露出させ,封止体の側面にソース用リード端子及びゲート用リード端子を配置した構造が知られている。封止体から突出するソース用リード端子及びゲート用リード端子は一部で屈曲し、その先端は表面実装が可能な構造になっている。封止体内に延在するソース用リード端子及びゲート用リード端子は、前記金属部材上に固定された半導体チップの上面のソース電極及びゲート電極にそれぞれ電気的に接続されている。これらリードは、ソース電極及びゲート電極上にワイヤのボールボンディング法によって均等に配置されたAuバンプに超音波圧着されている(例えば、特許文献1)。また、特許文献1には、ソース用リード端子及びゲート用リード端子の一部が封止体の上面に露出する構造も開示されている。
一方、同様の構造のパワートランジスタの製造方法において、半導体ウエハの段階で金バンプを形成し、その後半導体ウエハをダイシングして金バンプを有する半導体チップを形成する技術も知られている(例えば、特許文献2)。
前記パワートランジスタは、封止体の下面にドレイン端子になる電極板(ドレイン電極板)が露出し、封止体の側面から突出するソース端子(ソース電極板)及びゲート端子(ゲート電極板)は一段屈曲し、先端の実装部分が前記ドレイン電極板と略同じ高さに位置して表面実装可能な構造になっている。
一方、ドレイン電極板を封止体の上面に露出させ、この露出させたドレイン電極板に放熱フィンを取り付けて使用する実装形態が要請されている。
本発明の一つの目的は、封止体の上面に電極板を露出する表面実装構造の半導体装置を提供することにある。
本発明の一つの目的は、封止体の上面に電極板を露出する表面実装構造の小型の半導体装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)本発明の半導体装置は、
第1の面(上面)、前記第1の面の反対の面となる第2の面(下面)及び前記第1の面と前記第2の面を接続する側面を有する絶縁性樹脂からなる封止体と、
前記封止体内に位置し第1の主面に複数の電極(ソース電極及びゲート電極)を有し、前記第1の主面の反対の第2の主面に電極(ドレイン電極)を有する半導体チップと、
一面に前記半導体チップの第2の主面を接続し、前記一面の反対面となる他の一面を前記封止体の前記第1の面に露出させる電極板(ドレイン電極板)と、
一部が前記封止体の内部に位置して前記半導体チップの所定の前記電極に接続され、他の一部が前記封止体の側面から突出して前記封止体の第2の面側で表面実装可能を端子構造となる複数の電極板(ソース電極板及びゲート電極板)と、
前記封止体の前記第1の面に一面を露出させる前記電極板の一縁から突出し、前記封止体の側面に沿って延在し、かつ屈曲して前記封止体の第2の面側で表面実装可能となる引き回し端子(ドレイン電極板)とを有することを特徴とする。
第1の面(上面)、前記第1の面の反対の面となる第2の面(下面)及び前記第1の面と前記第2の面を接続する側面を有する絶縁性樹脂からなる封止体と、
前記封止体内に位置し第1の主面に複数の電極(ソース電極及びゲート電極)を有し、前記第1の主面の反対の第2の主面に電極(ドレイン電極)を有する半導体チップと、
一面に前記半導体チップの第2の主面を接続し、前記一面の反対面となる他の一面を前記封止体の前記第1の面に露出させる電極板(ドレイン電極板)と、
一部が前記封止体の内部に位置して前記半導体チップの所定の前記電極に接続され、他の一部が前記封止体の側面から突出して前記封止体の第2の面側で表面実装可能を端子構造となる複数の電極板(ソース電極板及びゲート電極板)と、
前記封止体の前記第1の面に一面を露出させる前記電極板の一縁から突出し、前記封止体の側面に沿って延在し、かつ屈曲して前記封止体の第2の面側で表面実装可能となる引き回し端子(ドレイン電極板)とを有することを特徴とする。
また、前記引き回し端子の表面実装部分は前記封止体の側面から突出する電極板(ソース電極板及びゲート電極板)の表面実装部分よりも長くなっていることを特徴とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
前記(1)の手段によれば、(a)封止体の上面にドレイン電極板が露出するとともに、このドレイン電極板から引き回し端子が封止体の下面側に引き回されて表面実装構造の端子となっている。この引き回し端子は、封止体の1辺に沿って延在する構造になることから、封止体の側方に長く突出しなくなり、半導体装置全体の大きさを小さくすることができる。
(b)封止体の上面に平坦なドレイン電極板の1面が露出することから、この露出面に放熱フィンを取り付けることができ、熱放散性の良好な半導体装置になる。
(c)前記引き回し端子の表面実装部分は前記封止体の側面から突出する電極板(ソース電極板及びゲート電極板)の表面実装部分よりも長くなっていることから、接続強度が大きくなり、実装の信頼性が高くなる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1乃至図17は本発明の実施例1である半導体装置に係わる図である。図1〜9は半導体装置の構造に係わる図であり、図10〜図14は半導体装置の製造に係わる図である。図15〜図17は放熱フィンを取り付けた状態の半導体装置を示す図である。
本実施例1の半導体装置は、パワートランジスタを構成し、封止体の内部に縦型のパワーMOSFETを形成した半導体チップが組み込まれている。半導体チップの第1の主面には、第1電極であるソース(S)電極と、制御電極であるゲート(G)電極が設けられ、前記第1の主面の反対面となる第2の主面には第2電極となるドレイン(D)電極が設けられる構造になっている。
半導体装置1は、図2乃至図6及び図8に示すように、外観的には偏平四角形状の絶縁性樹脂からなる封止体(パッケージ)2を有する。封止体2は第1の面(上面)と、第1の面の反対面となる第2の面(下面)と、第1の面第2の面を接続する側面とを有する構造になっている。
封止体2にはその内外に亘って延在する銅合金からなる3本の電極板4,5,6を有する。第1の電極板(電極板4)はドレイン電極板4であり、第2の電極板(電極板5)はゲート電極板5であり、第3の電極板(電極板6)はソース電極板6である。
また、図8及び図3に示すように、封止体2内には半導体チップ7が位置している。この半導体チップ7の第1の主面にはゲート電極8及びソース電極9が設けられている。また、第1の主面の反対の第2の主面にはドレイン電極(特に符号は付さず)が設けられている。ドレイン電極は半導体チップ7の第2の主面の略全域に亘って設けられている。ゲート電極8上には突起電極(バンプ電極)8aが設けられている。また、ソース電極9上には複数の突起電極(バンプ電極)9aが設けられている。ゲート電極8は狭い領域であることから、例えば、1個のバンプ電極8aを設けているが、余裕があれば複数のバンプ電極としてもよい。ソース電極9は広い面積であることから、給電状態を一様にするために所定箇所に点在してある。図では5個としてあるがこれに限定されるものではない。
ドレイン電極板4はその一面に接続材11を介して半導体チップ7の第2の主面側を接続(固定)する構造になっている(図1参照)。これにより、半導体チップ7の第2の主面に設けられたドレイン電極はドレイン電極板4に電気的に接続されることになる。
ドレイン電極板4の前記一面の反対面となる他の一面は封止体2の上面に露出している。ドレイン電極板4の一部は四角形状の封止体2の1辺側に幅広状態で突出するとともに、この幅広突出部分4aの一縁、即ち、幅広突出部分4aの中間寄りの部分から引き回し端子4bが突出している。引き回し端子4bは、突出部分から突出する突出部分4cと、この突出部分4cに連なり封止体2の側面(1辺)に沿って延在する延在部分4dとからなっている。また、延在部分4dは途中で封止体2の下面側に一段階段状に屈曲している。屈曲した先端部分は半導体装置1の表面実装時、実装(接続)される部分(実装部分4e)となる(図9参照)。ドレイン電極板4の幅広突出部分4a以外の縁部分は封止体2によって覆われている(図2参照)。
半導体装置1の小型化のため、幅広突出部分4a及び突出部分4cは、その突出長さができるだけ短くなるように設計されている。即ち、ドレイン電極板4は、板材をプレス加工やエッチング加工によって形成するが、この加工時、幅広突出部分4aと、この幅広突出部分4aに平行に延在する延在部分4dとの間隔が最も短くできるような寸法あるいはこれに近似した寸法が選ばれる。
また、封止体2内に位置するドレイン電極板4の側面は、図1に示すように、斜面4gが設けられて庇状になり、ドレイン電極板4が封止体2から抜け難くなっている。封止体2が形成されるドレイン電極板領域には四角形状の開口部4fが設けられている。この開口部4fには封止体2を形成する樹脂が入り込むことから、ドレイン電極板4と樹脂との接触面積を増大させ、封止体2からドレイン電極板4が剥離し難くなっている。
一方、一部が封止体2の内部に位置して半導体チップ7の第1の主面の所定の電極に接続され、他の一部が封止体2の側面から突出して封止体2の第2の面側で表面実装可能な端子構造となるゲート電極板5及びソース電極板6が設けられている。
ゲート電極板5は、例えば、0.5mm程度の細い1本構造となり、一部(内端)は屈曲(屈曲部5a)して半導体チップ7のゲート電極8上に形成されたバンプ電極8aに電気的に接続されている。封止体2から突出する他の一部(外端)は表面実装が可能な構造になっている。即ち、封止体2の側面から突出するゲート電極板5は途中で封止体2の下面側に一段階段状に屈曲し、屈曲した先端部分は半導体装置1の表面実装時、実装される部分(実装部分5e)となる(図3、図8参照)。
ソース電極板6の一部(内端)は半導体チップ7のソース電極9に対面するように幅広の板材(幅広部6a)となり、図1、図3及び図8に示すように、半導体チップ7のソース電極9上に設けられた複数のバンプ電極9aに電気的に接続されている。図8に示すように、幅広部6aからは3本の端子部6bが突出し、これら3本の端子部6bが封止体2の側面から外部に平行に突出している。この端子部6b、換言するならば、ソース電極板6の他の一部(外端)は表面実装が可能な構造になっている。即ち、封止体2の側面から突出する端子部6bは途中で封止体2の下面側に一段階段状に屈曲し、屈曲した先端部分は半導体装置1の表面実装時、実装される部分(実装部分6e)となる(図4、図5参照)。ドレイン電極板4の実装部分4eの下面高さ、ゲート電極板5の実装部分5eの下面高さ及びソース電極板6の実装部分6eの下面高さは同じ高さとなり、半導体装置1の表面実装が可能になっている。
なお、ソース電極板6において、封止体2の側面から3本の端子部6bを突出させる構造にすることによって、半導体装置1を実装基板に半田等の接合材料で接合する際、面積が広いと半田が集まりすぎて盛り上がるのを防止し、半田が所定量ずつ分散するようにするためである。
また、図7に示すように、封止体2の表面に円形窪20が偏って設けられている。この円形窪20によって、半導体装置1の方向性(極性)を認識することができる。
図10は本実施例の変形例である。図10に示す半導体装置1は、実施例1において、ドレイン電極板4の引き回し端子4bを長くし、実装部分4eの長さを、ゲート電極板5及びソース電極板6の実装部分5e,6eの長さよりも長くし、実装強度向上を図るものである。図10の半導体装置1のドレイン電極板4の実装部分4eの長さは、図5及び図6に示すゲート電極板5及びソース電極板6の実装部分5e,6eの長さよりも3倍程度長くなっている。
つぎに、このような半導体装置1の製造方法について説明する。半導体装置1の製造においては、図11及び図12に示すドレイン電極板4を形成するリードフレーム25と、図14に示すゲート電極板5及びソース電極板6を形成するリードフレーム45が使用される。いずれのリードフレームも一対の外枠と、これら外枠を一定の間隔で連結する内枠とからなり、外枠と内枠で形成される四角形状の領域に所定のリードパターンを形成したパターンになっている。いずれのリードフレームも一部を示すものである。リードフレームは銅合金板を所望のパターンに形成したものである。
図11及び図12に示すドレイン電極板4を形成するリードフレーム25は、それぞれ両端が内枠に連結される連結部26を有している。この連結部26の両側にはそれぞれ突出したドレイン用突片27が形成されている。このドレイン用突片27は半導体チップ7を搭載する部分を有するとともに、連結部26との境界部分に1辺を近接させた前述の開口部4fが形成されている。ドレイン用突片27の露出側面の周縁には前述の斜面4gが形成されている。また、連結部26には角張ったS字状のスリット28が直列に2本設けられている。各スリット28は各ドレイン用突片27に対応している。このスリット28によって囲まれた部分が前述のドレイン電極板4の幅広突出部分4a及び引き回し端子4bを形成する部分になる。
従って、外枠と横枠で形成される四角形状領域には4個の半導体装置1を製造できるリードパターンが形成されていることになる。このため、図14に示すゲート電極板5及びソース電極板6を形成するリードフレーム45もリードフレーム25に対応した構造になっている。
リードフレーム45においては、一対の外枠46の内側の2箇所で4本のリードが平行に内側に延在している。隣り合う3本のリード47は四角形状の幅広部6aに連なっている。幅広部6aから突出する3本のリード47を封止体2を形成した後、途中で切断することによって半導体装置1のソース電極板6の端子部6bが形成される。3本のリード47に隣接する残りの1本のリード48はその先端が幅広部6a側に屈曲して屈曲部5aを形成している。リード48を封止体2を形成した後、途中で切断することによって半導体装置1のゲート電極板5が形成される。幅広部6a及び屈曲部5aはリードフレーム25のドレイン用突片27上に重なるようになっている。
半導体装置1の製造においては、図13に示すように、各ドレイン用突片27のチップ固定側面に導電性の接続材11を介して半導体チップ7を固定する。半導体チップ7これにより、半導体チップ7の第2の主面に設けられたドレイン電極はドレイン用突片27に電気的に接続されることになる。半導体チップ7の第1の主面にはゲート電極8及びソース電極9が設けられている。ゲート電極8上にはバンプ電極8aが接続され、ソース電極9上には複数のバンプ電極9aが接続されている。
つぎに、図14に示すように、リードフレーム45をリードフレーム25上に位置決めして重ね合わせ、各半導体チップ7のゲート電極8のバンプ電極8aにリード48の屈曲部5aを接続し、かつソース電極9の各バンプ電極9aに幅広部6aを接続させる。この接続は、半田等からなるバンプ電極8a,9aのリフローによって行う。
つぎに、常用のトランスファモールディングによって絶縁性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)からなる封止体2を形成し、ついでリード47,48及び連結部26を所定箇所で切断し、かつ成型して図1乃至図9に示す表面実装型の半導体装置1を製造する。
図16は実施例1の半導体装置1に放熱フィン50を取り付けた状態を示す模式的断面図であり、図1に示す半導体装置1のドレイン電極板4上に接合材51を介して放熱フィン50を固定した状態を示す図である。放熱フィン50は台座部52と、この台座部52の上面側に複数平行に設けられる突条のフィン53とからなっている。接合材51は、熱伝導性が良好である材質であれば何でもよい。このように放熱フィン50を取り付けることによって放熱性の良好な半導体装置を提供することができる。
図17及び図18は実施例1の半導体装置1を実装基板55に複数実装し、かつ各半導体装置1に共通の放熱フィン56を取り付けた状態を示すものである。図17は模式的断面図であり、図18は模式的平面図である。
図では4個の半導体装置1を一列に実装した状態を示すが、実装の数はこれに限定されるものではない。放熱フィン56はフィン57を有するフィン部58と、このフィン部58の両端に延在するフィン57を有しない平坦な取付部59からなっている。取付部59は実装基板55に固定された支柱60上にビス61によってネジ止めされている。各半導体装置1の上面と放熱フィン56との間にはバッファ62が介在されている。このバッファ62は、例えば、高熱電導性ゴム体で形成されている。従って、バッファ62はビス61の締め付けによって弾力的に変形しながらそれぞれ半導体装置1のドレイン電極板に接触するため、半導体装置1の高さばらつきがあっても半導体装置1を締め付けで損傷させることがない。バッファ62は放熱フィン56や半導体装置1に接着させるものであっても、あるいは単に介在させるだけのものでもよい。
このような構造では、フィン部58の1側に突出する延在部分4dの封止体2からの突出長さが短くできることから複数の半導体装置の実装面積の縮小化が図れる。
実施例1によれば以下の効果を有する。
(1)封止体2の上面にドレイン電極板4が露出するとともに、このドレイン電極板4から引き回し端子4bが封止体2の下面側に引き回されて表面実装構造の端子となっている。この引き回し端子4bは、封止体2の1辺に沿って延在する構造になることから、封止体2の側方に長く突出しなくなり、半導体装置全体の大きさを小さくすることができる。
(1)封止体2の上面にドレイン電極板4が露出するとともに、このドレイン電極板4から引き回し端子4bが封止体2の下面側に引き回されて表面実装構造の端子となっている。この引き回し端子4bは、封止体2の1辺に沿って延在する構造になることから、封止体2の側方に長く突出しなくなり、半導体装置全体の大きさを小さくすることができる。
(2)封止体2の上面に平坦なドレイン電極板4の1面が露出することから、この露出面に放熱フィン50を取り付けることができ、熱放散性の良好な半導体装置1になる。
(3)引き回し端子4bの表面実装部分は封止体2の側面から突出するゲート電極板5及びソース電極板6の表面実装部分よりも長くなる構造では、接続強度が大きくなり、実装の信頼性が高くなる。
(4)実装基板55上に一列に半導体装置1を実装し、これら半導体装置1上に1本の放熱フィン56を延在させる実装構造では、半導体装置1の小型化から実装面積の縮小化が可能になる。また、各半導体装置1の上面と放熱フィン56との間には弾力的に作用するバッファ62が介在されていることから、バッファ62をビス61の締め付けによって実装基板55に取り付ける際締め付けによって半導体装置1を損傷させることもない。
図19乃至図23は本発明の実施例2である半導体装置に係わる図である。図19は半導体装置1の模式的平面図、図20は半導体装置の左側面図、図21は半導体装置の右側面図、図22は半導体装置の底面図、図23は半導体装置の背面図である。
本実施例2の半導体装置1は、実施例1の半導体装置1において、封止体2の1辺から突出する幅広突出部分4aの両端を細く延長させ、これら延長端部4hを表面実装構造としたものである。即ち、幅広突出部分4aから延長される延長端部4hを途中で一段封止体2の下面側に屈曲させて先端を実装部分4eとしたものである。
本実施例2の半導体装置1は幅広突出部分4aの一縁から引き回し端子4bを形成することなく、幅広突出部分4aの両端を延長させて実装部分4eを形成することから、半導体装置1の小型化を図ることができる。図19では、実装部分4eが封止体2の両端から外側に突出した構造になっているが、実装部分4eの先端を封止体2の両端から突出しないようにすることによってさらに小型化、即ち、実装面積の縮小化が可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。実施例では、パワーMOSFETを半導体チップに組み込んだ例を示したが、組み込む素子としてはMISFET,パワーバイポーラトランジスタ,IGBT等のトランジスタ、あるいはトランジスタを含むICでもよい。
1…半導体装置、2…封止体(パッケージ)、4…ドレイン電極板、4a…幅広突出部分、4b…引き回し端子、4c…突出部分、4d…延在部分、4e…実装部分、4f…開口部、4g…斜面、4h…延長端部、5…ゲート電極板、5a…屈曲部、5e…実装部分、6…ソース電極板、6a…幅広部、6b…端子部、6e…実装部分、7…半導体チップ、8…ゲート電極、8a…突起電極(バンプ電極)、9…ソース電極、9a…突起電極(バンプ電極)、11…接続材、20…円形窪、25…リードフレーム、26…連結部、27…ドレイン用突片、28…スリット、45…リードフレーム、46…外枠、47,48…リード、50…放熱フィン、51…接合材、52…台座部、53…フィン、55…実装基板、56…放熱フィン、57…フィン、58…フィン部、59…取付部、60…支柱、61…ビス、62…バッファ
Claims (5)
- 第1の面、前記第1の面の反対の面となる第2の面及び前記第1の面と前記第2の面を接続する側面を有する絶縁性樹脂からなる封止体と、
前記封止体内に位置し第1の主面に複数の電極を有し、前記第1の主面の反対の第2の主面に電極を有する半導体チップと、
一面に前記半導体チップの第2の主面を接続し、前記一面の反対面となる他の一面を前記封止体の前記第1の面に露出させる電極板と、
一部が前記封止体の内部に位置して前記半導体チップの所定の前記電極に接続され、他の一部が前記封止体の側面から突出して前記封止体の第2の面側で表面実装可能な端子構造となる複数の電極板と、
前記封止体の前記第1の面に一面を露出させる前記電極板の一縁から突出し、前記封止体の側面に沿って延在し、かつ屈曲して前記封止体の第2の面側で表面実装可能となる引き回し端子とを有することを特徴とする半導体装置。 - 前記引き回し端子の表面実装部分は前記封止体の側面から突出する前記電極板の表面実装部分よりも長くなっていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記引き回し端子は前記電極板の両端側から突出し、かつ前記封止体の1辺に沿って延在していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記封止体の前記第1の面に一面を露出させる前記電極板上には熱伝導性の良好な弾性体を介して放熱フィンが固定されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記半導体チップにはトランジスタが形成され、前記半導体チップの前記第2の主面には第2の電極が設けられ、
前記半導体チップの前記第1の主面には第1の電極と制御電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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2003
- 2003-11-28 JP JP2003399196A patent/JP2005159238A/ja active Pending
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