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JP2005152361A - 注射針用キャップ - Google Patents

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JP2005152361A
JP2005152361A JP2003396255A JP2003396255A JP2005152361A JP 2005152361 A JP2005152361 A JP 2005152361A JP 2003396255 A JP2003396255 A JP 2003396255A JP 2003396255 A JP2003396255 A JP 2003396255A JP 2005152361 A JP2005152361 A JP 2005152361A
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injection needle
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JP2003396255A
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Yuhei Miyata
雄平 宮田
Hideo Namiki
秀男 並木
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Frontier Co Ltd
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Frontier Co Ltd
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Abstract

【課題】使用後の注射針に安全に、かつ確実にキャップを被着できる注射針用キャップを提供する。
【解決手段】注射針2の保護用キャップ10であって、キャップ10は把持部15と、キャップ本体11の開口面の縁部14に形成された切欠き部12とからなるので、注射針2にキャップ10を被着する際、把持部15を挟持し、切欠き部12に注射針2を入れ、注射針2の針先2aをキャップ本体11の内側面に当接させ、その後注射針2を該内側面に沿わせてキャップ10の奥にそのままスライドさせることによってキャップ10の中に導くことができる。したがって、注射針2の針先が容易にキャップ内に誘導され安全に、かつ確実にキャップ10を被着できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、注射針にキャップを被着する場合の誤刺をなくすことにより、安全にキャップを被着できる注射針用キャップに関するものである。
病院などで使用する注射器には注射針が装着されたまま廃棄されるので、廃棄時に人体に刺さらないように安全性を確保する目的で注射針を保護するキャップが被着されている。しかしながら、キャップの開口部が小さいため、これに注射針を挿入する際、針先で指等を刺す事故が発生し、また注射針を介してウイルス感染したという例が報告されるなど社会的問題となっている。
このような問題を解決する注射針用の保護キャップとして、例えば特許文献1及び特許文献2などに、筒状のキャップ本体の一端開口面の縁部から軸線方向に、注射針が通る形状の切れ込みを形成した注射針用の保護キャップが開示されている。
これらの特許文献に記載の保護キャップの使用時には、注射針の胴部を横から切れ込み溝に入れ、その状態でスライドさせて注射針の針先を保護キャップの中に差し入れる。このように注射針に対して横から被せることができるため、保護キャップの被着時に誤って針先で指を刺す虞がないというものである。
したがって、筒状の保護キャップ本体に切れ込み溝を形成した保護キャップにより、注射針の処理において、ある程度針刺し事故を防止できている。しかしながら、この切れ込み溝が縦長に設けてあり、保護キャップ本体を両側からつまんで注射針を差し入れるため、急いで作業するときなど指等を刺してしまう危険があった。
実開平7−18739号公報 特開平8−89573号公報
本発明は、使用後の注射針に安全に、かつ確実にキャップを被着できる注射針用キャップを提供することである。
本発明の請求項1記載の注射針用キャップは、キャップ本体に把持部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の注射針用キャップは、請求項1において、注射針の保護用キャップであって、キャップ本体の開口面の縁部に切欠き部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の注射針用キャップは、注射針の保護用キャップであって、キャップ本体の開口面の縁部に突起部を延設したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の注射針用キャップは、請求項3において、前記突起部とほぼ同軸上の前記キャップ本体に把持部を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の注射針用キャップによれば、把持部を持って注射針を差し入れるため、キャップ本体を両側から挟持しないので指等を刺してしまうことなく安全にキャップを被着できる。
本発明の請求項2記載の注射針用キャップによれば、注射針にキャップを被着する際、切欠き部に注射針を入れ、注射針の針先をキャップ本体の内側面に当接させ、その後注射針を該内側面に沿わせてキャップの奥にそのままスライドさせることによってキャップの中に導くことができる。したがって、注射針の針先が容易にキャップ内に誘導され安全に、かつ確実にキャップを被着できる。また、把持部を持って注射針を差し入れるため、キャップ本体を両側から挟持しないので指等を刺してしまうことなく安全にキャップを被着できる。さらに、キャップ本体に切欠き部を設けているため、成型が容易であって製造コストを安価に抑えることができる。
本発明の請求項3記載の注射針用キャップによれば、注射針にキャップを被着する際、注射針の針先を突起部とキャップの開口面の縁部との間に入れ、注射針の針先をキャップ本体の内側面に当接させ、その後注射針を該内側面に沿わせてキャップの奥にそのままスライドさせることによってキャップの中に導くことができる。したがって、注射針の針先が容易にキャップ内に誘導され安全に、かつ確実にキャップを被着できる。
本発明の請求項4記載の注射針用キャップによれば、突起部とほぼ同軸上のキャップの本体に把持部が設けられているので、注射針の針先が指の位置と反対側の位置にくるため、針先が指や手に刺さる虞がない。さらに、注射針の針先が容易にキャップ内に誘導され安全に、かつ確実にキャップを被着できる。
以下、本発明の注射針用キャップを実施例により具体的に説明する。
本発明の第1実施形態を添付図面を参照して説明する。図1に示すように、注射器1は、通常医療現場で使用されている公知のものであり、注射器1の本体部5と、その本体部5に取り付けられた取付け部4と接続部3とを有する注射針2とからなる。
本発明の注射用キャップ10は、外周は円柱形状で一端は略半球型であり、他端は開口し、プラスチックなどの合成樹脂から成型されている。また、キャップ10は、キャップ本体11の開口面の縁部14から側面にかけて形成されたV字状の切欠き部12と、V字状の切欠き部12の先端とほぼ同軸上のキャップ本体11の中央部に設けられた把持部15とからなる。この把持部15は、親指と人差し指とで挟持し易いように台形状に形成されている。
注射針2にキャップ10を被着する際、親指と人差し指で把持部15を挟持し、切欠き部12に注射針2を入れ、注射針2の針先2aをキャップ本体11の内側面に当接させ、その後注射針2を傾け、該内側面に沿わせてキャップ10の奥にそのままスライドさせることによってキャップ10の中に導くことができる。したがって、注射針2の針先が容易にキャップ内に誘導され安全に、かつ確実にキャップ10を被着できるので、針刺し事故等を防止することができる。また、把持部15を設けたから、注射針2の針先2aが指の位置と反対側に位置するため、針先2aが指や手に刺さる虞がない。さらに、キャップ本体11に切欠き部12を設けているため、成型が容易であって製造コストを安価に抑えることができる。
このように本実施形態では、請求項1に対応して、把持部15を設けたから、注射針2の針先2aが指の位置と反対側に位置するため、針先2aが指や手に刺さる虞がない。また、安全にキャップ10を被着できるので、針刺し事故等を防止することができる。
このように本実施形態では、請求項2に対応して、注射針2の保護用キャップ10であって、キャップ本体11の開口面の縁部14に切欠き部12を形成したので、注射針2にキャップ10を被着する際、切欠き部12に注射針2を入れ、注射針2の針先2aをキャップ本体11の内側面に当接させ、その後注射針2を該内側面に沿わせてキャップ10の奥にそのままスライドさせることによってキャップ10の中に導くことができる。したがって、注射針2の針先が容易にキャップ内に誘導され安全に、かつ確実にキャップ10を被着できる。また、キャップ本体11に切欠き部12を設けているため、成型が容易であって製造コストを安価に抑えることができる。
また、実施例上の効果として、机の上などの平らな場所にキャップ10を置いた際、通常の円柱形状のキャップ10と異なり本実施例のキャップ10は把持部15を有するため、この把持部15がストッパーとなりキャップ10の転がりを防止することができる。また、取り外したキャップが転がることにより紛失してしまうなどの不都合を防ぐことができる。
本発明の第2実施形態を添付図面を参照して説明する。上記第1実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の注射針用キャップ10は、図2に示すように、キャップ本体11と、キャップ本体11の開口面の縁部14に延設した突起部13とからなる。突起部13はU字状の形状を有し、キャップ本体11の側面と一体に形成されている。
注射針にキャップを被着する際、注射針2の針先2aを突起部13に当接させると、突起部13がU字状になっているため針先2aが開口面の縁部14に滑り落ち、注射針2の針先2aが突起部13とキャップ10の開口面の縁部14との間に位置する。次に、注射針2の針先2aをキャップ本体11の内側面に当接させ、その後注射針2を該内側面に沿わせてキャップ10の奥にそのままスライドさせることによってキャップ10の中に導くことができる。したがって、注射針2の針先2aが容易にキャップ10内に誘導され安全に、かつ確実にキャップ10を被着できる。
このように本実施形態では、請求項3に対応して、注射針2の保護用キャップ10であって、キャップ10の開口面の縁部14に突起部13を延設したから、注射針2にキャップ10を被着する際、注射針2の針先2aを突起部13とキャップ10の開口面の縁部14との間に入れ、注射針2の針先2aをキャップ本体の内側面に当接させ、その後注射針を該内側面に沿わせてキャップの奥にそのままスライドさせることによってキャップの中に導くことができる。したがって、注射針の針先が容易にキャップ10内に誘導され安全に、かつ確実にキャップを被着できる。
図3〜図4は本発明の第3実施形態を示し、上記実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の注射針用キャップ10は、キャップ本体11と、キャップ本体11の開口面の縁部14に延設した突起部13と、突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11に設けた把持部15とからなる。また、突起部13はU字状の形状を有し、キャップ本体11の側面と一体に形成されている。さらに、把持部15は、突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11のほぼ中央部に台形状に形成され、把持部15の中心部が切り取られた枠体のみとなっている。
注射針2にキャップ10を被着する際、親指と人差し指で把持部15を挟持し、注射針2の針先2aを突起部13とキャップ10の開口面の縁部14との間に入れ、注射針2の針先2aをキャップ本体11の内側面に当接させ、その後注射針2を傾け該内側面に沿わせてキャップ10の奥にそのままスライドさせることによってキャップ10の中に導くことができる。したがって、注射針2の針先2aが容易にキャップ10内に誘導され安全に、かつ確実にキャップ10を被着できる。
また、突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11に把持部15を設けたから、注射針2の針先2aが指の位置と反対側の位置にくるため、針先2aが指や手に刺さる虞がない。
このように本実施形態では、請求項1及び3に対応して、上記実施例と同様な作用,効果を奏する。
また、このように本実施形態では、請求項4に対応して、突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11に把持部15を設けたから、注射針2の針先2aが指の位置と反対側の位置にくるため、針先2aが指や手に刺さる虞がない。さらに、注射針2の針先2aが容易にキャップ10内に誘導され安全に、かつ確実にキャップを被着できる。
また、実施例上の効果として、机の上などの平らな場所にキャップ10を置いた際、通常の円柱形状のキャップ10と異なり本実施例のキャップ10は把持部15を有するため、この把持部15がストッパーとなりキャップ10の転がりを防止することができる。また、取り外したキャップが転がることにより紛失してしまうなどの不都合を防ぐことができる。
図4は本発明の第4実施形態を示し、前記実施形態と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の注射針用キャップ10は、キャップ本体11と、キャップ本体11の開口面の縁部14に延設した突起部13と、突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11に設けた把持部15´とからなる。また、突起部13はU字状の形状を有し、キャップ本体11の側面と一体に形成されている。また、把持部15´は略L字状に形成され、把持部15´の短軸側の一端が突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11の一端近傍の側面と接続している。
注射針2にキャップ10を被着する際、親指と人差し指で把持部15´を挟持し、突起部13とほぼ同軸上のキャップ本体11に把持部15´を設けたから、注射針2の針先2aが指の位置と反対側の位置にくるため、針先2aが指や手に刺さる虞がない。
この例においても請求項1及び請求項3〜4に対応して上記実施例と同様な作用,効果を奏する。
また、実施例上の効果として、机の上などの平らな場所にキャップ10を置いた際、通常の円柱形状のキャップ10と異なり本実施例のキャップ10は把持部15´を有するため、この把持部15´がストッパーとなりキャップ10の転がりを防止することができる。また、取り外したキャップが転がることにより紛失してしまうなどの不都合を防ぐことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。突起部13は、半円状,V字状など注射針2の針先2aが容易にキャップ10内に誘導される形状であればこれに限定されるものではなく、各種の形状のものを用いることができる。さらに、把持部15は、中心部が切り取られていない形状でもよく、掴み易い形状であればこれに限定されるものではなく、各種の形状のものを用いることができる。
主に、日常業務で注射針を頻繁に取り扱う医療従事者にとって、使用済みの注射針による指刺し事故を防ぐことができる。
本発明の実施例1を示す注射針用キャップの使用説明図である。 本発明の実施例2を示す注射針用キャップの使用説明図である。 本発明の実施例3を示す注射針用キャップの斜視図である。 同上、注射針用キャップを注射針に被着した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例4を示す注射針用キャップの斜視図である。
符号の説明
10 注射針用キャップ(キャップ)
11 キャップ本体
12 切欠き部
13 突起部
14 縁部
15 把持部

Claims (4)

  1. 注射針の保護用キャップであって、キャップ本体に把持部を形成したことを特徴とする注射針用キャップ。
  2. 注射針の保護用キャップであって、キャップ本体の開口面の縁部に切欠き部を形成したことを特徴とする請求項1記載の注射針用キャップ。
  3. 注射針の保護用キャップであって、キャップ本体の開口面の縁部に突起部を延設したことを特徴とする注射針用キャップ。
  4. 前記突起部とほぼ同軸上の前記キャップ本体に把持部を設けたことを特徴とする請求項3記載の注射針用キャップ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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