JP2005140981A - 顕微鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 より簡単な構成で照明光の光量を検出できる顕微鏡装置を提供すること。
【解決手段】 励起光と標本27からの蛍光とを分離する光学分離手段21と、前記光学分離手段21を透過した前記入射励起光の光量を検出する検出手段22を有する顕微鏡装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 励起光と標本27からの蛍光とを分離する光学分離手段21と、前記光学分離手段21を透過した前記入射励起光の光量を検出する検出手段22を有する顕微鏡装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、顕微鏡装置に関し、特に安定した光量の照明光を照射できる顕微鏡装置に関する。
従来、レーザ光を照明光として用いる顕微鏡では、照明光の光量を検出するために、レーザ光源を含む照明装置の光路途中にレーザ光を主光束と参照光束とに分離する平面ガラス等を配置し、参照光束をフォトダイオード(PD)で受光することで出射光量を検出していた。さらに、PDの受光信号を用いてレーザ照明装置からの出射強度を照明装置に設けられた調光部で制御し所定の光量のレーザ光を標本に照射していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−282426号公報
しかし、照明光の光路中に光量検出のみのために平面ガラス等の光学部材を配置しなければならず、光学系の構成が複雑になったり、光学系の調整が難しくなったりする虞があった。
本発明は、上記課題に鑑みて行われたものであり、より簡単な構成で照明光の光量を検出、調整できる顕微鏡装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、励起光と標本からの蛍光とを分離する光学分離手段と、前記光学分離手段を透過した前記励起光の光量を検出する検出手段を有することを特徴とする顕微鏡装置を提供する。
また、本発明にかかる顕微鏡装置では、少なくとも1つの照明光源と、前記照明光源の光量を調整する調光手段と、前記検出手段の検出結果に基づき、前記励起光の光量を所定の光量に調整する制御手段を有することが好ましい。
また、本発明は、少なくとも1つの照明光源と、前記照明光源の光量を調整する調光手段を有する照明ユニットと、前記照明ユニットからの励起光と標本からの蛍光を分離する光学分離手段と、前記光学分離手段の近傍に配置され、前記光学分離手段を透過した前記励起光の光量を検出する検出手段を有する顕微鏡ユニットと、前記検出手段からの信号を用いて前記調光手段を制御する制御手段と前記顕微鏡ユニットからの蛍光像を処理して画像表示する画像処理手段とを含む制御ユニットとを具備してなることを特徴とする顕微鏡装置を提供する。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、前記光学分離手段と前記標本との間に前記励起光を遮断する遮断手段を有し、前記励起光の光量を調整する際に、前記励起光を遮断することが好ましい。
また、本発明にかかる顕微鏡装置では、前記遮断手段は、前記光学分離手段の近傍に配置され前記励起光を走査する走査手段であることが好ましい。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、前記励起光の出射光量に応じて、前記検出手段からの信号の増幅率を切換える切換手段を有することが好ましい。
また、本発明にかかる顕微鏡装置では、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果を用いて、前記調光手段により前記励起光の光量を所定の光量に自動的に調整するフィードバック機能を有することが好ましい。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、時間間隔毎に前記励起光の光量を前記検出手段により検出して検出結果を記憶する記憶手段と、前記時間間隔毎に蛍光画像を取得する画像取得手段とを有し、前記検出結果のいずれか1つの検出結果を基準として、前記励起光の光量比率を演算し、前記蛍光画像の強度を前記光量比率に基づき規格化する演算処理部を有することが好ましい。
本発明によれば、より簡単な構成で照明光の光量を検出、調整できる顕微鏡装置を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置に関し図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成図である。図2は第1実施の形態に用いられている光学分離手段の分光特性を示す図である。図3は第1実施の形態の顕微鏡装置を用いて蛍光測定を行った例を示す図である。図4は本発明の第2実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成図である。図5は第2実施の形態の顕微鏡装置を用いて蛍光測定を行った例を示す図である。図6は本発明の第3実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成図である。
(第1実施の形態)
図1において、照明ユニット11にはArレーザ光源12a(波長488nm)とGreen−HeNeレーザ光源12b(波長543nm)の2種類のレーザ光源を有し、それぞれのレーザ光源の出射光路上にレーザ光の光量を調整する調光手段として音響光学素子(以後、AOMと記す)14a、14bがそれぞれ配置されている。Arレーザ光源12aとAOM14aとの間にはシャッタ13aが、Green−HeNeレーザ光源12b(以後、GHeNeと記す)とAOM14bとの間にはシャッタ13bが、それぞれ配置されている。
図1において、照明ユニット11にはArレーザ光源12a(波長488nm)とGreen−HeNeレーザ光源12b(波長543nm)の2種類のレーザ光源を有し、それぞれのレーザ光源の出射光路上にレーザ光の光量を調整する調光手段として音響光学素子(以後、AOMと記す)14a、14bがそれぞれ配置されている。Arレーザ光源12aとAOM14aとの間にはシャッタ13aが、Green−HeNeレーザ光源12b(以後、GHeNeと記す)とAOM14bとの間にはシャッタ13bが、それぞれ配置されている。
GHeNeレーザ光源12bからのレーザ光は、AOM14bで光量が調整された後、全反射ミラー15で反射されダイクロイックミラー16に入射する。Arレーザ光源12aからのレーザ光は、AOM14aで光量が調整された後、ダイクロイックミラー16に入射し、GHeNeレーザ光源12bからのレーザ光と同じ光路になるように結合される。結合されたレーザ光は、照明ユニット11に結合されている光ファイバー18の端面に集光レンズ17で集光され、光ファイバー18によってレーザ光がレーザスキャニング顕微鏡19に伝達される。
光ファイバー18の出射端はレーザスキャニング顕微鏡ユニット19に結合されている。光ファイバー18の出射端から出射したレーザ光(以後、入射励起光と記す)はコリメータレンズ20で略平行光束にされダイクロイックミラー21に入射する。ダイクロイックミラー21は図2に示す分光特性を有し、これで反射された入射励起光は、ガルバノスキャナ23に入射し2次元的に走査される。ガルバノスキャナ23を出射した入射励起光は、第1集光レンズ24と第2集光レンズ25を介して対物レンズ26に入射し、出射して標本27上を2次元的に照明する。
標本27を照明した入射励起光の反射光(以後、反射励起光と記す)と標本27から発生する蛍光は、対物レンズ26で集光され、第2集光レンズ25、第1集光レンズ24、およびガルバノスキャナ23を介してダイクロイックミラー21に入射する。ダイクロイックミラー21に入射した光束の内、反射励起光は主にダイクロイックミラー21で入射励起光側に反射され、標本27からの蛍光はダイクロイックミラー21を透過して、ダイクロイックミラー21を透過してしまう一部の反射励起光のもれ光を阻止するバリアフィルタ28を透過し、結像レンズ29で高感度検出器(以後、PMTと記す)30に結像される。PMT30からの信号はコントローラ31内の画像処理部32にて処理され、コンピュータ33に結合されているモニタ34上で標本27からの蛍光像として観察される。コントローラ31、コンピュータ33およびモニタ34で制御ユニットが構成されている。
また、ダイクロイックミラー21を透過した入射励起光(透過光)の光路上に透過光量を検出するフォトダイオード(以後、PDと記す)22が配置されている。PD22からの信号はI/V変換部35により電圧に変換、増幅されてコンピュータ33に入力され入射励起光の光量が測定されモニタ34上に数値表示される。
ダイクロイックミラー21は、図2に示すような分光特性を有し、Arレーザ光源12aの入射励起光は99%反射し1%透過し、GHeNeレーザ光源12bの入射励起光も99%反射し1%透過する特性を有している。このため、それぞれの入射励起光の略1%がダイクロイックミラー21を透過してPD22で検出され、それぞれの入射励起光の光量測定に用いられる。なお、ダイクロイックミラー21の分光特性は図2に限らず、反射及び透過率を適宜選択して用いることが出来る。
コントローラ31には、Arレーザ光源12aとGHeNeレーザ光源12bの光路上にそれぞれ配置されているAOM14a、14bをそれぞれ制御する調光制御手段36が設けられている。コンピュータ33からの指示により、所定の光量になるように調光制御手段36を介してAOM14a、14bにそれぞれ電圧を与え光量をそれぞれ調整する。調整されたレーザ光の光量はPD22で検出されモニタ34に表示され確認することが出来る。
また、コントローラ31には、照明ユニット11のシャッタ13a、13bをそれぞれ制御するシャッタ制御手段38が設けられている。シャッタ制御手段38は、Arレーザ光源12aからのレーザ光と、GHeNeレーザ光源12bからのレーザ光をレーザスキャニング顕微鏡ユニット19に導入、非導入を切替える制御を行う。それぞれのシャッタ13a、13bの開閉指示はコンピュータ33の操作によって行う。
そして、それぞれの入射励起光の光量測定では、Arレーザ光源12aの光量測定の際は、シャッタ13aを開きシャッタ13bを閉じて行い、GHeNeレーザ光源12bの光量測定の際は、シャッタ13aを閉じシャッタ13bを開いて行う。所定の光量に設定した後、シャッタ13a、13bを開放して、標本27へ励起光を照射する。
また、コントローラ31には、ガルバノスキャナ23のスキャン状態を制御するスキャン制御手段37が設けられている。スキャン制御手段37は、コントローラ31の画像処理部32と同期して動作させることによって、標本27からの蛍光像を画像情報として取得することが出来る。
また、スキャン制御手段37は、標本27に照射される入射励起光の光量を測定する際に、シャッタとして動作し、入射励起光が標本27に照射されないように入射励起光を光路外に偏向する機能を有している。このように、入射励起光の光量を測定する際に標本27に入射励起光を照射することがないので、蛍光の退色現象を防止することが出来る。なお、ガルバノスキャナ23にシャッタ機能を持たせる以外に、ダイクロイックミラー21と対物レンズ26との間の光路内にシャッタを設けても良い。また、対物レンズ26と標本27との間に設けても良い。
このようにして、本発明の第1実施の形態にかかる顕微鏡装置が構成されている。
本第1実施の形態にかかる顕微鏡装置では、入射励起光の光量をレーザスキャニング顕微鏡ユニット19内に配置されているダイクロイックミラー21を透過する入射励起光の透過光路に配置したPD22で検出するので、入射励起光の光量を常時検出、測定することが出来る。また、PD22はダイクロイックミラー21を透過した入射励起光の光路上に配置され、ダイクロイックミラー21を透過した入射励起光の光量を検出するため、ビームスプリッタ等の光学分離手段を新たに設ける必要もなく、光学系が簡単となり光学系の調整も容易となる。また、レーザスキャニング顕微鏡ユニット19内は筐体に覆われており、PD22をこの筐体内に配置すればPD22のノイズの原因となる外部照明光の影響を防止することが出来る。
次に、本第1実施の形態にかかる顕微鏡装置による蛍光測定の一例について説明する。
標本27からの蛍光を測定する方法の1つにタイムラプスと呼ばれる方法がある。この方法は、所定の時間間隔(例えば、1分から1時間毎)で長時間(例えば、5時間程度)標本27からの蛍光の変化を観察する方法である。このとき、室温変化等により図3(a)に示すように励起光であるレーザ光の強度(光量)が変動し、得られる蛍光の強度も図3(b)に示すように励起光の変動成分を含んだ結果となり、正確な蛍光の変化を捉えることが出来ない虞がある。
本第1実施の形態にかかる顕微鏡装置では、PMT30で蛍光画像を取り込む時に、PD22でその時の入射励起光の光量をコンピュータ33に取り込み記憶し、レーザ光の強度の変動が生じていない観察時の最初に取り込んだ入射励起光の光量を基準として光量比率を算出し、この光量比率を用いて蛍光画像から得られる蛍光強度を規格化することで、図3(c)に示すように、入射励起光の径時変化に影響されない蛍光の強度変化を捉えることが可能となる。
なお、図3(c)の測定時間30分から60分間の段差は、細胞に刺激を与えた結果細胞活動が変化したことに起因する蛍光強度の変化によるものである。
本第1実施の形態にかかる顕微鏡装置では、蛍光強度を入射励起光の光量に基づき規格化する演算処理部を有しているため、入射励起光の光量変動があっても入射励起光の光量変動に影響されずに蛍光の強度変化を測定することが出来る。
なお、励起光の光源はレーザ光源に限定されず、ハロゲンランプや水銀ランプを光源等を用いても良い。また、調光手段として可変NDフィルタを用いることで同様の効果を奏することが出来る。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態にかかる顕微鏡装置に関し説明する。
次に、本発明の第2実施の形態にかかる顕微鏡装置に関し説明する。
図4は、本発明の第2実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成図である。本第2実施の形態と第1実施の形態との相違点は、入射励起光の光量調整を自動的に行うフィードバック機能を有するところにある。第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し説明を省略する。
図4において、ダイクロイックミラー21を透過した入射励起光の光路上に透過光量を検出するPD22が配置されている。PD22からの信号はI/V変換部35により電圧に変換、増幅されてコントローラ31の調光制御手段36に入力され入射励起光の光量が測定されモニタ34上に数値表示される。調光制御手段36はコンピュータ33から指示された光量と入射励起光の光量とを比較演算し、指定された入射励起光の光量となるように調光制御手段36からAOM14a、14bに制御電圧を与える。これにより標本27に励起光が照射されている間、コンピュータ33から指定された入射励起光の光量を保持するフィードバック制御が行われる。
本第2実施の形態にかかる顕微鏡装置では、図5(a)に示すように、タイムラプス測定中において、常に一定の入射励起光の光量を自動的に維持できるため、図5(b)に示すような入射励起光の光量変化の影響を受けない蛍光測定がより容易に可能となる。
また、調光手段に高速のAOM14a、14bを用いているので、励起光を標本27に照射して蛍光観察をしている最中に入射励起光の光量変動があっても、光量を指定された値に修正するフィードバック制御が働き、更に容易に一定光量での蛍光観察が可能となる。
その他の作用、効果は第1実施の形態と同様であり説明を省略する。
(第3実施の形態)
次に、本発明の第3実施の形態にかかる顕微鏡装置に関し説明する。
次に、本発明の第3実施の形態にかかる顕微鏡装置に関し説明する。
図6は、本発明の第2実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成図である。本第3実施の形態と第2実施の形態との相違点は、入射励起光の光源であるレーザ光源の切換えに対応してI/V変換部の増幅率を切換えるところにある。第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し説明を省略する。
図6において、ダイクロイックミラー21を透過した入射励起光の光路上に透過光量を検出するPD22が配置されている。PD22からの信号はI/V変換部40により電圧に変換、増幅されてコントローラ31の調光制御手段36に入力され入射励起光の光量が測定されモニタ34上に数値表示される。調光制御手段36はコンピュータ33から指示された光量と入射励起光量とを比較演算し、指定された入射励起光の光量となるように調光制御手段36からAOM14a、14bに制御電圧を与える。これにより標本27に励起光が照射されている間、コンピュータ33から指定された入射励起光の光量を保持するフィードバック制御が行われる。
本第3実施の形態にかかる顕微鏡装置では、レーザ光源12a、12bの切換に対応してI/V変換部40の増幅率を切換えている。例えば、Arレーザ光源12aを用いる場合、レーザ光の出力が約10mW程度と大きく、ダイクロイックミラー21の透過率が1%とするとPD22は約0.1mWの光量を受光する。一方、GHeNeレーザ光源を用いる場合、レーザ光の出力は約1mW程度と小さく、同じくダイクロイックミラー21の透過率が1%とするとPD22は約0.01mWの光量を受光する。また、AOM14a、14bにより入射励起光をそれぞれ0.1%から100%まで調整出来るとするとPD22からの信号を変換するI/V変換部40のダイナミックレンジは4桁必要となり、広帯域の増幅器が必要となる。
本第3実施の形態にかかる顕微鏡装置では、I/V変換部40に、レーザ光源12a、12bに対応した最適な増幅率を有するI/V変換部35a、35bを設け、Arレーザ光源12aから励起光を入射する場合には、増幅率の小さいI/V変換部35aに、GHeNeレーザ光源12bから励起光を入射する場合には、増幅率の大きいI/V変換部35bに切換えることによって、最適な光量制御を達成することが可能となる。I/V変換部35a、35bの切換は、コンピュータ33からの指示により、入射するレーザ光源が選択され、調光制御手段36、シャッタ制御手段38と連動して行われる。
なお、第3実施の形態では、レーザ光源が2個の場合について説明しているが、レーザ光源の数には限定されないことは言うまでもない。また、上記I/V変換部35a、35bの切換は、同一のレーザ光源において異なる出力範囲を用いる場合にも使用可能である。例えば、Arレーザ光源12aを用い励起光の最大出力を10mWとする場合と、最大出力を1mWにする場合とで切換えて使用することも出来る。
また、本第3実施の形態は、第1実施の形態を組み合わせた構成とすることも可能である。
その他の作用、効果は第2実施の形態と同様であり説明を省略する。
上述べたように、本発明によれば、レーザスキャニング顕微鏡ユニット内のダイクロイックミラーを透過した入射励起光の光量を検出するため、標本からの蛍光を観察中に常時入射励起光の光量を検出することが出来る。また、調光手段と調光制御手段によりレーザ光源の光量変動を補正可能なフィードバック制御が可能となる。
また、検出器がレーザスキャニング顕微鏡ユニット内に配置される場合、ノイズの原因となる外部照明光の影響を防止することが出来る。
また、顕微鏡ユニット内にシャッタを設けて蛍光測定以外の場合には入射励起光を遮断でき、標本の退色現象を防止することが可能となる。
また、レーザ光源に対応した増幅率を有するI/V変換部を有し、レーザ光源に対応して切換可能であり、レーザ光源の強度や、波長、ダイクロイックミラーの特性等により、最適なI/V変換部を選択することが可能となり、選択されたレーザ光源に最適な光量制御が可能となる。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
11 照明ユニット
12 レーザ光源
13 シャッタ
14 音響光学素子(AOM)
15 全反射ミラー
16 ダイクロイックミラー
17 集光レンズ
18 光ファイバー
19 レーザスキャニング顕微鏡ユニット
20 コリメータレンズ
21 ダイクロイックミラー
22 フォトダイオード(PD)
23 ガルバノスキャナ
24 第1集光レンズ
25 第2集光レンズ
26 対物レンズ
27 標本
28 バリアフィルタ
29 結像レンズ
30 高感度検出器(PMT)
31 コントローラ
32 画像処理部
33 コンピュータ
34 モニタ
35 I/V変換部
36 調光制御手段
37 スキャン制御手段
38 シャッタ制御手段
40 I/V変換部
12 レーザ光源
13 シャッタ
14 音響光学素子(AOM)
15 全反射ミラー
16 ダイクロイックミラー
17 集光レンズ
18 光ファイバー
19 レーザスキャニング顕微鏡ユニット
20 コリメータレンズ
21 ダイクロイックミラー
22 フォトダイオード(PD)
23 ガルバノスキャナ
24 第1集光レンズ
25 第2集光レンズ
26 対物レンズ
27 標本
28 バリアフィルタ
29 結像レンズ
30 高感度検出器(PMT)
31 コントローラ
32 画像処理部
33 コンピュータ
34 モニタ
35 I/V変換部
36 調光制御手段
37 スキャン制御手段
38 シャッタ制御手段
40 I/V変換部
Claims (8)
- 励起光と標本からの蛍光とを分離する光学分離手段と、
前記光学分離手段を透過した前記励起光の光量を検出する検出手段を有することを特徴とする顕微鏡装置。 - 少なくとも1つの照明光源と、
前記照明光源の光量を調整する調光手段と、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記励起光の光量を所定の光量に調整する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。 - 少なくとも1つの照明光源と、前記照明光源の光量を調整する調光手段を有する照明ユニットと、
前記照明ユニットからの励起光と標本からの蛍光を分離する光学分離手段と、前記光学分離手段の近傍に配置され、前記光学分離手段を透過した前記励起光の光量を検出する検出手段を有する顕微鏡ユニットと、
前記検出手段からの信号を用いて前記調光手段を制御する制御手段と前記顕微鏡ユニットからの蛍光像を処理して画像表示する画像処理手段とを含む制御ユニットとを具備してなることを特徴とする顕微鏡装置。 - 前記光学分離手段と前記標本との間に前記励起光を遮断する遮断手段を有し、
前記励起光の光量を調整する際に、前記励起光を遮断することを特徴とする請求項1または2または3に記載の顕微鏡装置。 - 前記遮断手段は、前記光学分離手段の近傍に配置され前記励起光を走査する走査手段であることを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡装置。
- 前記励起光の出射光量に応じて、前記検出手段からの信号の増幅率を切換える切換手段を有することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の顕微鏡装置。
- 前記制御手段は、前記検出手段の検出結果を用い、前記調光手段により前記励起光の光量を所定の光量に自動的に調整するフィードバック機能を有することを特徴とする請求項2または3に記載の顕微鏡装置。
- 時間間隔毎に前記励起光の光量を前記検出手段により検出して検出結果を記憶する記憶手段と、
前記時間間隔毎に蛍光画像を取得する画像取得手段とを有し、
前記検出結果のいずれか1つの検出結果を基準として、前記励起光の光量比率を演算し、前記蛍光画像の強度を前記光量比率に基づき規格化する演算処理部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の顕微鏡装置。
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JP2003377164A JP2005140981A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 顕微鏡装置 |
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