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JP2005036034A - Curable composition and sealing material composition - Google Patents

Curable composition and sealing material composition Download PDF

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JP2005036034A JP2003197546A JP2003197546A JP2005036034A JP 2005036034 A JP2005036034 A JP 2005036034A JP 2003197546 A JP2003197546 A JP 2003197546A JP 2003197546 A JP2003197546 A JP 2003197546A JP 2005036034 A JP2005036034 A JP 2005036034A
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  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a curable composition having excellent operating efficiency which is curable by moisture or the like in the air or the like to form a rubbery elastomer exhibiting excellent properties, prevents the surface of the cured product or the surface of a coating applied on the cured product from being stained and has a wide range of applications for a sealing material, an adhesive, a coating or the like. <P>SOLUTION: The curable composition and the sealing material composition each comprises a liquid urethane resin (A), which is obtained by reacting a polyoxyalkylene-based alcohol with an organic isocyanate, substantially contains neither an isocyanate group nor a hydroxy group and has a molecular weight distribution (Mw/Mn) of at most 1.6, and a curable resin (B). <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大気中などの水分により硬化して作業性や耐汚染性に優れたゴム状弾性体硬化物になる、シーリング材などの応用範囲の広い硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
架橋性シリル基含有樹脂やイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーなどの硬化性樹脂はゴム弾性などが良好であるため、建築用、土木用、自動車用などのシーリング材、接着剤、塗料など多方面に使用されている。シーリング材や塗料などに使用する場合は、作業効率と美感上の点から、低い粘度と、塵埃付着による表面汚染がないことが特に要求される。
このような用途に使用する場合、粘度や物性を調整するために、例えばジオクチルフタレートなどの低分子量の可塑剤を添加することが一般的に行われているが、一方では耐候性が低下してしまうという欠点がある。さらに、この可塑剤には、硬化物の表面に移行(ブリード)したり、或いは硬化物表面に塗料をさらに上塗りした場合は塗料の表面に可塑剤が移行するため、表面が粘着性となり、塵埃が付着して汚染が発生するという欠点がある。
【0003】
これらの欠点を改良するために、種々の技術が提案されている。
例えば、ウレタンプレポリマーに、ポリアルキレンエーテルモノオールと有機イソシアネートとの反応物を配合して、乾燥性、耐ブリード性、接着性に優れたシーリング材及び接着剤が提案されている(特許文献1参照。)。分子量200〜10,000のモノオールと有機イソシアネートとを反応させて得られるウレタン化合物からなる可塑化効果、物性改質効果、耐ブリード性に優れたウレタン系改質剤も提案されている(特許文献2参照。)。特定水酸基価、特定総不飽和度のモノオール或いはジオール及びその誘導体から選ばれる希釈剤とイソシアネート基末端ポリウレタンプレポリマーを含有する耐移行性に優れたポリウレタン系硬化性組成物も提案されている(特許文献3参照。)。ポリエーテルモノオールと脂肪族イソシアネートとの反応物からなる粘度が低い可塑剤も提案されている(特許文献4参照。)。特定の変性ポリイソシアネートとモノオールとの反応物をベース樹脂に可塑剤として配合して長期に渡ってブリード性を改善する技術も提案されている(特許文献5参照。)。
しかし、これらの技術はいずれも、粘度を低下させるために希釈剤等の分子量を低めにすると、高温においてベース樹脂からブリードし汚染性を低下させ、ブリード防止を目的として分子量を高めにすると、ベース樹脂の粘度低下効果を発揮できなくなり、粘度低下とブリード防止とを両立させることは非常に困難である。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−251459号公報
【特許文献2】
特開昭63−251472号公報
【特許文献3】
特開平05−295073号公報
【特許文献4】
特開2000−119390号公報
【特許文献5】
特開2000−234014号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来公知技術の問題点を解決して、大気中などの水分などにより硬化して、物性に優れたゴム状弾性体となり、かつ硬化物の表面或いは硬化物に上塗りした塗料の表面汚染を防止した、シーリング材、接着剤、塗料など応用範囲の広い作業性に優れた硬化性組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、鋭意検討を重ねた結果、ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネートとを反応させて得られる、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布の狭い常温で液状のウレタン樹脂を硬化性樹脂に配合することにより、粘度が低く作業性に優れた性質と、硬化後、特に夏場のような高温時期においても液状ウレタン樹脂が硬化物の表面にブリードしない耐汚染性に優れた性質を両立した硬化性組成物及びシーリング材組成物が得られることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、以下の(1)〜(12)に示されるものである。
【0007】
(1) ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネートとを反応させて得られる、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の液状ウレタン樹脂(A)と、硬化性樹脂(B)とを含有すること、を特徴とする硬化性組成物。
【0008】
(2) 前記液状ウレタン樹脂(A)が、ポリオキシアルキレン系モノオールと有機イソシアネートとの反応生成物である、前記(1)の硬化性組成物。
【0009】
(3) 前記液状ウレタン樹脂(A)が、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機モノイソシアネートとの反応生成物である、前記(1)の硬化性組成物。
【0010】
(4) 前記ポリオキシアルキレン系モノオールの分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下である、前記(2)の硬化性組成物。
【0011】
(5) 前記ポリオキシアルキレン系ポリオールの分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下である、前記(3)の硬化性組成物。
【0012】
(6) 前記硬化性樹脂(B)が、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーである、前記(1)の硬化性組成物。
【0013】
(7) 前記硬化性樹脂(B)が、架橋性シリル基含有樹脂である、前記(1)の硬化性組成物。
【0014】
(8) 前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機イソシアネートとを水酸基に対してイソシアネート基過剰の条件で反応させて得られるイソシアネート基含有ポリオキシアルキレン系ウレタンプレポリマーである、前記(6)の硬化性組成物。
【0015】
(9) 前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機ポリイソシアネートと有機モノイソシアネートとを水酸基に対してイソシアネート基過剰の条件で反応させて得られるイソシアネート基含有ポリオキシアルキレン系ウレタンプレポリマーである、前記(6)の硬化性組成物。
【0016】
(10) 前記架橋性シリル基含有樹脂が、ポリオキシアルキレン系ポリオールと架橋性シリル基含有イソシアネート化合物とを反応させて得られる架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂(a)及び/又はこれ以外の架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系樹脂(b)である、前記(7)の硬化性組成物。
【0017】
(11) 更に添加剤を含有する、前記(1)〜(10)のいずれかの硬化性組成物。
【0018】
(12) ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネートとを反応させて得られる、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の液状ウレタン樹脂(A)と、硬化性樹脂(B)とを含有すること、を特徴とするシーリング材組成物。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明における実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の液状ウレタン樹脂(A)(以下、液状ウレタン樹脂(A)という。)は、ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネートとを反応させて得られる、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有していない高分子量の樹脂である。従来のウレタン系の可塑剤や希釈剤は分子量分布が広いため、低分子量域の部分はブリードし易いため汚染防止性に乏しく、高分子量域の部分はブリードし難いが、高粘度になり作業性が悪くなるという欠点を有し、汚染防止性能と作業性を両立させることは困難であったが、本発明において、液状ウレタン樹脂(A)の分子量分布(Mw/Mm)を1.6以下、特に好ましくは1.0〜1.3と狭いものにすることにより、液状ウレタン樹脂(A)が高分子量であっても粘度を低く抑えることに成功し、これを使用することにより硬化性組成物及びシーリング材組成物において、本発明の目的である作業性に優れた性質と硬化後の耐ブリード汚染防止性能、特に夏場の高温時期における優れた汚染防止性能とを両立させることができたものである。
具体的には、ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネート(好ましくは、ポリオキシアルキレン系モノオールと有機イソシアネート、又は、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機モノイソシアネート)を、イソシアネート基/水酸基の当量比が0.9〜1.1/1.0となる範囲で、最も好ましくは1/1で反応させて好適に製造することができる。当量比が0.9/1.0を下回ると水酸基の含有量が多くなるため、得られる硬化性組成物及びシーリング材組成物の耐水性や耐汚染性が悪化し、また1.1/1.0を上回るとイソシアネート基の含有量が多くなり硬化物のゴム弾性物性に対する影響が無視できなくなる点で好ましくない。
液状ウレタン樹脂(A)の分子量は1,000〜200,000、更に2,000〜60,000、特に2,000〜20,000が好ましく、2,000〜10,000が最も好ましい。
なお、本発明において、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しないとは、反応の際、イソシアネート基/水酸基の当量比が前記の範囲内で1/1以外のとき液状ウレタン樹脂(A)に極めて少量のイソシアネート基或いは水酸基が含有される場合があるが、本発明の目的を達成する上で、イソシアネート基又は水酸基を含有しないとみなしても不都合を生じないことを意味する。
【0020】
前記ポリオキシアルキレン系アルコールとしては、具体的には、ポリオキシアルキレン系モノオール、ポリオキシアルキレン系ポリオール、これらの混合物が挙げられるが、本発明において得られる液状ウレタン樹脂(A)がブリードしない点と粘度の低い点の両立性が優れていることにより、ポリオキシアルキレン系モノオールが好ましい。
【0021】
ポリオキシアルキレン系モノオールとしては、活性水素を1個含有するアルキル化合物などの開始剤にアルキレンオキシドを開環付加重合させたものなどである。ポリオキシアルキレン系モノオールの数平均分子量は500〜100,000、更には1,000〜30,000、特に1,000〜10,000であることが好ましい。数平均分子量が500未満では得られる液状ウレタン樹脂(A)がブリードし易くなり、100,000を超えると液状ウレタン樹脂(A)の粘度が高くなり、硬化性組成物及びシーリング材組成物の作業性が悪くなる。これらのうちポリオキシプロピレンモノオールが好ましい。
この開始剤としては、具体的に例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノール、tert−ブタノール、シクロヘキサノール、フェノール、これらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうちでは、メタノール、エタノール等の、炭素数5以下の化合物が好ましい。
アルキレンオキシドとしては、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン、これらの2種以上の混合物が挙げられる。これらのうちでは、プロピレンオキシドが好ましい。
更に、ポリオキシアルキレン系モノオールは、その製造時に使用する触媒として、セシウム系化合物(水素化セシウム、セシウムメトキシド、セシウムエトキシド等のセシウムアルコキシド、水酸化セシウムなど)、ジエチル亜鉛、塩化鉄、金属ポルフィリン、ホスファゼニウム化合物、複合金属シアン化錯体など、なかでも亜鉛ヘキサシアノコバルテートのグライム錯体やジグライム錯体等の複合金属シアン化錯体を使用して得られる、総不飽和度が0.1meq/g以下、更に0.07meq/g以下、特に0.04meq/g以下のものが好ましく、分子量分布〔ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比=Mw/Mn〕が1.6以下、特に1.0〜1.3の狭いものが好ましい。特に低粘度の液状ウレタン樹脂(A)を得るには、分子量分布の狭いポリオキシアルキレン系モノオールを使用することが好ましい。
なお、本発明において、ポリオキシアルキレン系モノオールとは、分子1モルの水酸基を除いた部分の50質量%以上、更に80質量%以上、特に好ましくは90質量%以上がポリオキシアルキレンで構成されていれば、残りの部分がエーテル、ウレタン、エステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアクリレート、ポリオレフィンなどで変性されていてもよいことを意味するが、本発明においては、水酸基を除いた分子の95質量%以上がポリオキシアルキレンから成るモノオールが最も好ましい。
【0022】
ポリオキシアルキレン系ポリオールは、アルキレンオキシドを開環付加重合させたものや、活性水素を2個以上含有する有機化合物などの開始剤にアルキレンオキシドを開環付加重合させたものなどである。
開始剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン等の低分子多価アルコール類、ソルビトール、シュークロース、グルコース、ラクトース、ソルビタン等の糖類系低分子多価アルコール類、ビスフェノールA、ビスフェノールF等の低分子多価フェノール類、エチレンジアミン、ブチレンジアミン等の低分子ポリアミン類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン等の低分子アミノアルコール類、アジピン酸、テレフタル酸等の低分子ポリカルボン酸類、これらの少なくとも1種にアルキレンオキシドを反応させて得られる前記ポリオキシアルキレン系ポリオールよりも低分子量のポリオキシアルキレンポリオール、これらの2種以上の混合物が挙げられる。
アルキレンオキシドとしては、ポリオキシアルキレン系モノオールの製造におけるものが挙げられる。
すなわち、ポリオキシアルキレン系ポリオールは、具体的には、ポリオキシエチレン系ポリオール、ポリオキシプロピレン系ポリオール、ポリテトラメチレンエーテル系ポリオール、ポリ(オキシエチレン)−ポリ(オキシプロピレン)−共重合系ポリオール、ポリ(オキシプロピレン)−ポリ(オキシブチレン)−共重合系ポリオールなどを挙げることができ、また、これらの各種ポリオールとトルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの有機ポリイソシアネートとを、イソシアネート基に対し水酸基過剰で反応させて、分子末端を水酸基としたものも挙げられる。
これらは単独で或いは2種以上を組み合わせて使用できるが、これらのうち得られる液状ウレタン樹脂(A)の粘度が低く、かつブリードしないため、硬化性組成物及びシーリング材組成物の作業性と耐汚染性が良好な点で、ポリオキシプロピレンポリオールが好ましい。
ポリオキシアルキレン系ポリオールは、良好な作業性や耐汚染性などの理由で、数平均分子量が500〜100,000、更に1,000〜30,000、特に1,000〜10,000のものが好ましく、また、1分子当たり平均のアルコール性水酸基の個数は2個以上、更に2〜4個が好ましく、2個が最も好ましい。
更に、ポリオキシアルキレン系ポリオールは、その製造時に使用する触媒として、ポリオキシアルキレン系モノオールの製造におけるのと同様の複合金属シアン化錯体などを使用して得られる、総不飽和度が0.1meq/g以下、更に0.07meq/g以下、特に0.04meq/g以下のものが好ましく、分子量分布〔ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比=Mw/Mn〕が1.6以下、特に1.0〜1.3の狭いものが好ましい。特に低粘度の液状ウレタン樹脂(A)を得るには、分子量分布の狭いポリオキシアルキレン系ポリオールを使用するのが好ましい。
なお、本発明において、ポリオキシアルキレン系ポリオールとは、分子1モルの水酸基を除いた部分の50質量%以上、更に80質量%以上、特に好ましくは90質量%以上がポリオキシアルキレンで構成されていれば、残りの部分がエーテル、ウレタン、エステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアクリレート、ポリオレフィンなどで変性されていてもよいことを意味するが、本発明においては、水酸基を除いた分子の95質量%以上がポリオキシアルキレンから成るポリオールが最も好ましい。
【0023】
前記有機イソシアネートとしては、具体的には、有機モノイソシアネート、有機ポリイソシアネート、これらの混合物が挙げられる。
【0024】
有機モノイソシアネートは、分子内にイソシアネート基を1個含有すればよいが、架橋性シリル基は含有していない。有機モノイソシアネートのイソシアネート基以外の有機基としては、湿気などの水分硬化性の官能基を含有していない疎水性の有機基が好ましい。具体的には、n−ブチルモノイソシアネート、n−ヘキシルモノイソシアネート、n−テトラデシルモノイソシアネート、n−ヘキサデシルモノイソシアネート、オクタデシルモノイソシアネート、n−クロロエチルモノイソシアネートなどの脂肪族モノイソシアネート、クロロフェニルモノイソシアネート、3,5−ジクロロフェニルモノイソシアネート、p−フルオロフェニルモノイソシアネート、2,4−ジフルオロフェニルモノイソシアネート、o−トリフルオロメチルフェニルモノイソシアネート、p−ニトロフェニルモノイソシアネート、p−イソプロピルフェニルモノイソシアネート、2,6−ジイソプロピルモノイソシアネート、p−トルエンスルホニルモノイソシアネート、p−ベンジルオキシフェニルモノイソシアネートなどの芳香族モノイソシアネート、その他に2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどが挙げられる。これらは単独で或いは2種以上を混合して使用できる。
このうち、脂肪族モノイソシアネートが好ましく、特にオクタデシルモノイソシアネートが好ましい。
【0025】
有機ポリイソシアネートは、分子内にイソシアネート基を2個以上含有すればよいが、架橋性シリル基は含有していない。具体的には例えば、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート等のジフェニルメタンジイソシアネート類、1,2−フェニレンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、クロロフェニレン−2,4−ジイソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシジフェニル−4,4′−ジイソシアネートなどの芳香族ポリイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート、o−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート等のキシリレンジイソシアネート類などの芳香脂肪族ポリイソシアネート、1,4−シクロヘキシルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トルエンジイソシアネート、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂環式ポリジイソシアネートが挙げられる。更に、ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネート、クルードトルエンジイソシアネートなどの有機ポリイソシアネートも使用できる。
また、これらの有機イソシアネートを変性して得られる、ウレトジオン結合、イソシアヌレート結合、アロファネート結合、ビュレット結合、ウレトンイミン結合、カルボジイミド結合、ウレタン結合、ウレア結合などを1以上含有する変性イソシアネートも使用できる。
これらは単独で或いは2種以上を混合して使用できる。
これらのうち、得られる液状ウレタン樹脂(A)の粘度が低い点で、脂肪族ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネート、脂環式ポリイソシアネートが好ましく、更に芳香脂肪族ポリイソシアネートが好ましく、更にキシリレンジイソシアネート類が好ましく、m−キシリレンジイソシアネートが最も好ましい。
【0026】
液状ウレタン樹脂(A)の合成には、オクチル酸錫、オクチル酸ジルコニウムなどの、亜鉛、錫、鉛、ジルコニウム、ビスマス、コバルト、マンガン、鉄等の金属とオクチル酸、ナフテン酸等の有機酸との塩、ジブチル錫ジアセチルアセトナート、ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、チタンテトラアセチルアセトナート、EXCESTAR C−501(旭硝子社製)等の有機金属キレート化合物、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の有機金属と有機酸との塩などの有機金属化合物、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルアミン等の有機アミンやその塩等の公知のウレタン化触媒を用いることができる。これらのうち有機金属化合物が好ましく、更にジブチル錫ジラウレートが好ましい。
また、更に公知の有機溶媒を用いることもできる。
【0027】
本発明における硬化性樹脂(B)としては、室温硬化性樹脂、溶剤揮散型樹脂などが挙げられ、これらのうち多様な用途に対して適用できることから、室温硬化性樹脂が好ましい。室温硬化性樹脂は、室温において、空気中の水分との反応により、ラジカル発生剤などの混合によるラジカル重合や酸化重合により、或いは主剤と硬化剤との架橋反応などにより、架橋・高分子化して硬化するものである。溶剤揮散型樹脂は、樹脂を有機溶剤に溶解して使用し、揮散させるものである。
これらはいずれも単独で或いは2種以上を混合して使用することができる。
【0028】
前記室温硬化性樹脂としては、具体的には、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー、架橋性シリル基含有樹脂、ポリサルファイド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などと場合により更に触媒とからなる一液型、又はこれらや、エポキシ樹脂、活性水素含有ウレタン系樹脂、活性水素含有フッ素樹脂などと硬化剤や触媒などとからなる二液型を例示することができる。これらのうち、作業性が優れていることにより一液湿気硬化型の(場合により触媒を含む)イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーと架橋性シリル基含有樹脂が好ましい。
【0029】
前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーは、イソシアネート基が湿気(水分)と反応し、尿素結合を形成して架橋、硬化するものであり、活性水素化合物と、前記有機イソシアネート(有機モノイソシアネートや有機ポリイソシアネート)とを、合計で活性水素(基)に対してイソシアネート基過剰の条件で、逐次或いは同時に反応させて得られるものである。
具体的には、活性水素化合物と有機イソシアネートとを、或いは活性水素化合物と有機モノイソシアネートと有機ポリイソシアネートとを、原料合計のイソシアネート基/活性水素(基)の当量比が1.3〜5/1.0、更には1.5〜2.5/1.0となる範囲で同時或いは逐次に反応させて、好適に製造することができる。当量比が1.3/1.0を下回ると、得られるウレタンプレポリマーの架橋点が少なくなりすぎ、硬化性組成物及びシーリング材組成物の硬化後の伸びや引張強度などが低下し、ゴム弾性物性や接着性が乏しいものとなり、当量比が5/1.0を超えると、湿気と反応したとき炭酸ガスの発生量が多くなり発泡の原因となるため好ましくない。
また、活性水素化合物と有機モノイソシアネートと有機ポリイソシアネートとの反応において、逐次に反応させる場合は、まず活性水素化合物と有機モノイソシアネートとを、好ましくは反応前の活性水素(基)の数の1〜99%と、更には10〜90%と、特に好ましくは10〜50%と反応させて、分子中に活性水素(基)を残存させたモノイソシアネート変性活性水素化合物を合成する。有機モノイソシアネートと反応させる活性水素(基)の数が1%を下回ると、得られるウレタンプレポリマーの粘度低下の効果がなくなるとともに、イソシアネート基濃度が高まって発泡の原因となり、99%を超えると、硬化性組成物及びシーリング材組成物の硬化後の伸びや引張強度等のゴム弾性物性や接着性が低いものとなる。次いで、このモノイソシアネート変性活性水素化合物と前記有機ポリイソシアネートとを、原料合計のイソシアネート基/活性水素(基)の当量比が1.3〜5/1.0、更には1.5〜2.5/1.0となる範囲で反応させて、好適に製造することができる。
本発明においては、得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの物性調節のし易さと粘度の低い点で、活性水素化合物と有機モノイソシアネートと有機ポリイソシアネートとを反応させたものが好ましい。
【0030】
前記活性水素化合物としては、ポリオール、アミノアルコール、ポリアミンなどが挙げられる。これらのうち、高分子のポリオールが好適である。
高分子のポリオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエステルアミドポリオール、前記ポリオキシアルキレン系ポリオール、ポリエーテル・エステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリ(メタ)アクリルポリオール、炭化水素系ポリオール等が挙げられ、数平均分子量500以上のものである。
ポリエステルポリオール、ポリエステルアミドポリオールとしては、例えば、公知のコハク酸、アジピン酸、テレフタル酸等のジカルボン酸、それらの酸エステル、酸無水物等と、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、クオドロール或いはビスフェノールAのエチレンオキサイド或いはプロピレンオキサイド付加物等の低分子ポリオール、又はエチレンジアミン、ジエチレントリアミン等の低分子ポリアミン、モノエタノールアミン等のアミノアルコール等の単独、又はこれらの混合物との脱水縮合反応で得られる化合物が挙げられる。さらに、ε−カプロラクトン等の環状エステル(すなわちラクトン)モノマーの開裂重合により得られるラクトン系ポリエステルポリオール等が挙げられる。また、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの変性用として、ポリオキシアルキレンモノアルコール、ブチルアルコール、オクタデシルモノアルコール等の高分子のモノアルコールや低分子のモノアルコールなども使用できる。
前記ポリオキシアルキレン系ポリオールとは、前記液状ウレタン樹脂(A)の製造におけるものと同様のものが挙げられ、得られる硬化性組成物及びシーリング材組成物の粘度が低く作業性が良好な点と、硬化後のゴム弾性物性や接着性が高い点で、数平均分子量は500〜100,000、更には1,000〜50,000、特に1,000〜30,000が好ましく、また、1分子当たり平均のアルコール性水酸基の個数は2個以上、更に2〜10個、特に2〜4個が好ましく、更にまた前記と同様の分子量分布(Mw/Mn)の狭いものが好ましい。
ポリエーテル・エステルポリオールとしては、例えば、前記ポリオキシアルキレン系ポリオールと前記のジカルボン酸、酸無水物等とから製造される化合物が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、前記のポリエステルポリオールの製造に用いる低分子ポリオールとジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート等との反応から得られる化合物が挙げられる。
ポリ(メタ)アクリルポリオールとしては、水酸基を含有したヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどを他の(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体と共重合したものなどが挙げられる。
炭化水素系ポリオールとしては、ポリブタジエンポリオールや水素添加ポリブタジエンポリオールなどが挙げられる。
ポリオールとしては更に、前記ポリエステルポリオールの製造原料として挙げた数平均分子量500未満の低分子ポリオールが挙げられる。
ポリアミンとしては、ポリプロピレングリコールの末端ジアミノ化物などの、数平均分子量500以上でポリエーテルポリオールの末端がアミノ基となったポリエーテルポリアミン等の高分子ポリアミンが挙げられる。
ポリアミンとしては更に、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジエチレントリアミン等の数平均分子量500未満の低分子ポリアミンが挙げられる。
アミノアルコールとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−メチルジプロパノールアミン、N−フェニルジエタノールアミン等が挙げられる。
また、一般にポリウレタン工業において公知の活性水素基を含有する、数平均分子量500以上の、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等も挙げられる。
これらは単独で或いは2種以上を組み合わせて使用できるが、これらのうち得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの粘度が低く、硬化後の物性が良好なため、これから得られる硬化性組成物及びシーリング材組成物の粘度が低く作業性が良好な点と、硬化後のゴム弾性物性や接着性が高い点で、ポリオキシアルキレン系ポリオール、更にポリオキシプロピレン系ポリオールが好ましい。
【0031】
前記有機イソシアネート(有機モノイソシアネートや有機ポリイソシアネート)としては、液状ウレタン樹脂(A)の製造におけるものと同様のものが挙げられる。
すなわち、有機モノイソシアネートは、物性調節のためイソシアネート基の官能基数を調節する目的と得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの粘度を低下させる目的で使用するものであり、得られるプレポリマーの粘度が低い点で脂肪族モノイソシアネートが好ましく、特にn−オクタデシルモノイソシアネートが好ましい。
有機ポリイソシアネートとしては、得られる硬化性組成物及びシーリング材組成物の伸び等のゴム弾性物性が良好な点で、芳香族ポリイソシアネートや芳香脂肪族ポリイソシアネートが好ましく、更にはキシリレンジイソシアネート類や、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート等のジフェニルメタンジイソシアネート類が好ましい。
【0032】
イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの合成の際にも、金属と有機酸との塩、有機金属キレート化合物、有機金属と有機酸との塩などの有機金属化合物、有機アミンやその塩等の公知の前記ウレタン化触媒を用いることができる。これらのうち有機金属化合物が好ましい。
また、更に公知の有機溶媒を用いることもできる。
【0033】
イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーのイソシアネート基含有量は0.3〜15.0質量%が好ましく、特に0.5〜5.0質量%が好ましく、最も好ましくは0.5〜2.5質量%である。イソシアネート基含有量が0.3質量%未満の場合は、プレポリマー中の架橋点が少ないため、十分な接着性が得られない。イソシアネート基含有量が15.0質量%を超える場合は、プレポリマー中の架橋点が多くなりゴム弾性が悪化する点と、湿気との反応による炭酸ガスの発生量が多くなり硬化物が発泡する点で好ましくない。
【0034】
イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーは、大気中の水分(湿気)と室温で反応硬化することにより一液硬化型として使用できるし、また、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを主剤とし、ポリアミンやポリオールなどの活性水素化合物を硬化剤とした二液硬化型としても使用できる。
【0035】
前記架橋性シリル基含有樹脂としては、一般にシリコーン樹脂と変成シリコーン樹脂と呼ばれているものを好適に挙げることができ、湿気(水)と反応してシロキサン結合を形成することにより架橋してゴム状硬化物を形成する、分子内に架橋性シリル基を含有する樹脂である。本発明においては、変成シリコーン樹脂が好ましい。
【0036】
シリコーン樹脂は主鎖がオルガノポリシロキサンであり、分子内に架橋性シリル基を含有する樹脂である。
具体的には、主成分として末端にシラノール基を持つオルガノポリシロキサンと架橋成分として架橋性シリル基含有低分子化合物とを含有する一液型シリコーン樹脂と、主剤として末端にシラノール基を持つオルガノポリシロキサンと硬化剤としてアミノキシアルキルシランとを含有する二液型シリコーン樹脂が代表例として挙げられる。架橋性シリル基含有低分子化合物としては、アシルオキシアルキルシラン、アミノキシアルキルシラン、アルコキシアルキルシランなどが挙げられる。
【0037】
変成シリコーン樹脂としては、例えば、特開昭52−73998号公報、特開昭55−9669号公報、特開昭59−122541号公報、特開昭60−6747号公報、特開昭61−233043号公報、特開昭63−6003号公報、特開昭63−112642号公報、特開平3−79627号公報、特開平4−283259号公報、特開平5−287186号公報、特開平11−80571号公報、特開平11−116763号公報、特開平11−130931号公報中に開示されているもの、具体的には、分子内に架橋性シリル基を含有する、主鎖がビニル系重合体、ポリオキシアルキレン系重合体、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタンジエンなどの脂肪族炭水化水素系重合体、ポリエステル系重合体、ポリサルファイド重合体、これらの共重合体、混合物などが挙げられる。
変成シリコーン樹脂の主鎖は、硬化後の引張接着性、モジュラスなどの物性の点から、ポリオキシアルキレン系重合体が好ましい。
架橋性シリル基は、組成物の硬化性や硬化後の物性などの点から、分子内に0.1個以上、更に0.3〜5.0個、特に0.3〜2.0個含まれるのが好ましい。
更に、架橋性シリル基は、架橋しやすく製造しやすい次の一般式で示されるものが好ましい。
【0038】
【化1】

Figure 2005036034
(式中、Rは炭化水素基であり、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。Xで示される反応性基はハロゲン原子、水素原子、水酸基、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミド基、酸アミド基、メルカプト基、アルケニルオキシ基及びアミノオキシ基より選ばれる加水分解性の基であり、Xが複数の場合には、Xは同じ基であっても異なった基であってもよい。このうちXはアルコキシ基が好ましく、メトキシ基又はエトキシ基が最も好ましい。aは0、1又は2の整数であり、0又は1が最も好ましい。)
【0039】
架橋性シリル基の主鎖への導入は、例えば、以下の公知の方法で行うことができる。
(1)末端に水酸基などの官能基を有するポリオキシアルキレン系やビニル系などの重合体に、この官能基に対して反応性を示す活性基及び不飽和基を有する有機化合物(例えばアリルイソシアネート)を反応させ、次いで、得られる反応生成物に加水分解性基を有するヒドロシランを作用させてヒドロシリル化する。
(2)末端に水酸基、エポキシ基やイソシアネート基などの官能基を有するポリオキシアルキレン系やビニル系などの重合体に、この官能基に対して反応性を示す官能基及び架橋性シリル基を有する化合物を反応させる。
この反応性官能基及び架橋性シリル基を有する化合物としては、アミノ基含有シラン類、メルカプト基含有シラン類、エポキシ基含有シラン類、ビニル型不飽和基含有シラン類、塩素原子含有シラン類、イソシアネート基含有シラン類、ハイドロシラン類などが挙げられる。
(3)重合性不飽和結合と架橋性シリル基を有する化合物(例えば、CH=CHSi(OCH やCH=CHCOO(CHSi(OCH)と(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体とを共重合させる。
(4)重合性不飽和結合と官能基を有する化合物(例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート或いは(メタ)アクリル酸アリルなど)を(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体に添加して共重合させ、次いで生成する共重合体を前記の反応性官能基及び架橋性シリル基を有する化合物(例えば、イソシアネート基と−Si(OCH 基を有する化合物や、トリメトキシシラン、トリエトキシシランなどの加水分解性基を有するヒドロシラン類)と反応させる。
【0040】
シリコーン樹脂、変成シリコーン樹脂の数平均分子量は1,000以上、特に6,000〜30,000で分子量分布の狭いものが、硬化性組成物の粘度が低いので取り扱い易く、硬化後の強度、伸び、モジュラスなどの物性が優れているので好適である。
【0041】
架橋性シリル基含有樹脂として好ましい架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂は、具体的には、ポリオキシアルキレン系ポリオールと、架橋性シリル基含有イソシアネート化合物とを、反応させて得ることができる。
ポリオキシアルキレン系ポリオールは、前記液状ウレタン樹脂(A)の製造におけるものと同様のものが挙げられ、得られる硬化性組成物及びシーリング材組成物の粘度が低く作業性が良好な点と、硬化後のゴム弾性物性や接着性が高い点で、前記と同様の数平均分子量が好ましく、また、1分子当たり平均のアルコール性水酸基の個数は2個以上、更に2〜10個、特に2〜4個が好ましく、更にまた前記と同様の分子量分布(Mw/Mn)の狭いものが好ましい。
前記ポリオキシアルキレン系ポリオールと、架橋性シリル基含有イソシアネート化合物とは、イソシアネート基/水酸基の当量比が0.1〜1.5/1.0、更には0.5〜1.0/1.0となる範囲で反応させるのが好ましい。
この反応の際にも、金属と有機酸との塩、有機金属キレート化合物、有機金属と有機酸との塩などの有機金属化合物、有機アミンやその塩等の公知の前記ウレタン化触媒を用いることができる。これらのうち有機金属化合物が好ましい。
また、更に公知の有機溶媒を用いることもできる。
【0042】
架橋性シリル基含有イソシアネート化合物は、分子内に1個以上のイソシアネート基と1個以上の架橋性シリル基を少なくとも含有すればよいが、反応の制御のしやすさ、硬化後のゴム弾性が良好な点から、分子内に1個のイソシアネート基と1個の架橋性シリル基を含有する化合物が好ましい。
架橋性シリル基含有イソシアネート化合物としては、具体的には、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルメチルジエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルイソプロポキシシラン、イソシアネートトリメトキシシラン、ジイソシアネートジメトキシシランなどが挙げられ、これらは単独で或いは2種以上混合して使用できる。これらのうち、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシランが好ましい。
【0043】
前記ポリサルファイド樹脂は、ポリサルファイド骨格と末端にメルカプト基を有する重合体である。
メルカプト基を末端に有するポリサルファイド樹脂としては、一般式: HS−(R −Sx )n −R−SH で示される構造のものが好ましい。この一般式中のxは1〜4の整数であり、その平均値は1.5 〜2.5である。nは1〜120であり、好ましくは6〜50である。また、この一般式中のR 及びR は2価の脂肪族基であり、具体的には−C −、−C −、−C −等が挙げられるが、特にエーテル結合を有するものが好ましく、具体的には例えば以下のものが挙げられる。
−C−O−C
−C−O−C
−C −O−C
−C −O−CH−O−C
−C −O−CH −O−C
−C−O−CH−O−C
上記メルカプト基を末端に有するポリサルファイド樹脂の数平均分子量は、200〜20000、特に1000〜8000の範囲が好ましい。
ポリサルファイド樹脂は、過酸化カルシウムなどの金属酸化物を配合したものを大気中に暴露することにより、湿気により過酸化水素が生成し、樹脂を室温で酸化、硬化させる一液硬化型として使用できるし、また、ポリサルファイド樹脂を主剤とし、二酸化鉛やポリイソシアネートなどを硬化剤とし、これらを使用の際に混合することにより硬化させる二液硬化型としても使用できる。
【0044】
前記不飽和ポリエステル樹脂としては、無水マレイン酸やフマル酸などの不飽和二塩基酸とプロピレングリコールなどのグリコール類をエステル化した不飽和ポリエステル樹脂を、反応性希釈剤のスチレンモノマーなどの重合性モノマーに溶解したものなどが挙げられる。
硬化触媒として有機過酸化物を主としたものとコバルトなどの金属塩を混合することにより、室温でラジカル重合、硬化させる二液硬化型としても使用できる。
【0045】
前記アルキッド樹脂としては、無水フタル酸などの多塩基酸とグリセリンなどの多価アルコールとのエステル化物を骨格とし、これを大豆油などの乾性油で変性した純アルキッド樹脂や、これを更にロジンなどで変性した変性アルキッド樹脂などが挙げられる。硬化剤としてナフテン酸コバルトなどの乾燥用触媒を混合することにより室温で酸化、硬化させる二液硬化型としても使用できる。
【0046】
前記エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂や、これらを水素添加したエポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ウレタンプレポリマーの末端をエポキシ化したウレタン変性エポキシ樹脂、フッ素化エポキシ樹脂、ポリブタジエン或いはNBRを含有するゴム変性エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールAのグリシジルエーテル等の難燃型エポキシ樹脂が挙げられる。
【0047】
また、エポキシ樹脂の硬化剤としては、例えば、脂肪族アミン、脂環族アミン、芳香族アミン、ポリアミノアミド、イミダゾール、ジシアンジアミド、エポキシ変性アミン、マンニッヒ変性アミン、マイケル付加変性アミン、ケチミン、酸無水物、アルコール類、フェノール類が挙げられる。
【0048】
更に、有機ポリイソシアネートに対し、ポリオールなどの活性水素化合物をイソシアネート基に対し活性水素(基)過剰の条件で反応して得られる活性水素(基)含有ウレタン系プレポリマーを主剤とし、前記有機ポリイソシアネートを硬化剤とした二液硬化型樹脂も挙げられる。
【0049】
その他、水酸基などの活性水素(基)を有する含フッ素樹脂を主剤とし、前記有機ポリイソシアネートを硬化剤として室温で硬化させる二液硬化型樹脂も挙げられる。
【0050】
前記溶剤揮散型樹脂としては、具体的には、天然ゴム、合成ゴム(例えば、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、アクリロニトリルゴム、塩化ゴム)、(メタ)アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂などが挙げられる。これらはトルエン、キシレン、酢酸エチル等の有機溶剤と共に使用する。
【0051】
本発明における添加剤としては、硬化触媒、耐候安定剤、酸素硬化性不飽和化合物、充填剤、カップリング剤、接着性付与剤、揺変性付与剤、保存安定性改良剤(脱水剤)、着色剤、意匠性付与剤などが挙げられる。
【0052】
硬化触媒は、室温硬化性樹脂の硬化を促進させるための触媒であり、イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーや架橋性シリル基含有樹脂の硬化を促進させるための触媒、、ポリサルファイド樹脂や不飽和ポリエステル樹脂の硬化を促進させるための(ラジカル重合)触媒、アルキッド樹脂の硬化を促進させるための乾燥用触媒などが挙げられる。
イソシアネート基含有ウレタン系プレポリマーや架橋性シリル基含有樹脂の硬化を促進させるための触媒としては、具体的には、有機金属化合物、アミン類等が挙げられ、例えば、オクチル酸錫、ナフテン酸錫等の2価の有機錫化合物、ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジマレエート、ジブチル錫ジステアレート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジバーサテート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ビス(トリエトキシシリケート)、ジブチル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物等の4価の有機錫化合物、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)、錫系キレート化合物の旭硝子社製EXCESTAR C−501、ジルコニウムテトラキス(アセチルアセトナート)、チタンテトラキス(アセチルアセトナート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトナート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アセチルアセトンコバルト、アセチルアセトン鉄、アセチルアセトン銅、アセチルアセトンマグネシウム、アセチルアセトンビスマス、アセチルアセトンニッケル、アセチルアセトン亜鉛、アセチルアセトンマンガン等の各種金属のキレート化合物、オクチル酸鉛等の有機酸鉛塩、テトラ−n−ブチルチタネート、テトラプロピルチタネート等のチタン酸エステル類、オクチル酸ビスマス、ビスマスバーサテイト等の有機ビスマス化合物、ブチルアミン、オクチルアミン等の第1級アミン類、ジブチルアミン、ジオクチルアミン等の第2級アミン類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン類、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン等の第1級、第2級アミン類、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエチレンジアミン、N−エチルモルフォリン等の第3級アミン類、或いはこれらのアミン類とカルボン酸等の塩類、カオリンクレー、塩酸等の無機系酸性化合物、エチルアシッドホスフェート、2−エチルヘキシルアシッドホスフェート等の有機燐酸系酸性化合物、或いはこれらとアミンとの塩類などが挙げられる。これらのうち、反応速度が高く、毒性及び揮発性の比較的低い液体である点から有機錫化合物や金属キレート化合物が好ましく、更に錫系キレート化合物が好ましく、ジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)が最も好ましい。
ポリサルファイド樹脂や不飽和ポリエステル樹脂の硬化を促進させるための(ラジカル重合)触媒としては、二酸化鉛、二酸化マンガン、過酸化カルシウム、過酸化亜鉛、過ホウ酸ソーダ、パラキノンジオキシム、ジニトロベンゼン、メチルエチルケトンパーオキサイド−コバルト石鹸等が挙げられる。
アルキッド樹脂の硬化を促進させるための乾燥用触媒としては、ナフテン酸コバルト等が挙げられる。
硬化触媒は、硬化速度、硬化物の物性などの点から、硬化性樹脂(B)100重量部に対して、0〜10重量部、特に0.01〜2重量部配合するのが好ましい。
【0053】
耐候安定剤は、架橋性シリル基含有樹脂の硬化後の酸化や光劣化、熱劣化を防止して、耐候性だけでなく耐熱性を更に向上させるために使用する。耐候安定剤としては具体的には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光硬化性化合物などを挙げることができる。
【0054】
酸化防止剤としては具体的には、ヒンダードアミン系やヒンダードフェノール系の酸化防止剤を挙げることができ、ヒンダードアミン系酸化防止剤としては、例えば、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)[[3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]ブチルマロネート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、メチル−1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルセバケート、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなどが挙げられる。また、三共社製の商品名サノールLS−292などの他、旭電化工業社製の商品名アデカスタブシリーズのLA−52、LA−57、LA−62、LA−67、LA−77、LA−82、LA−87などの分子量1,000未満の低分子量ヒンダードアミン系酸化防止剤、同じくLA−63P、LA−68LD或いはチバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製の商品名CHIMASSORBシリーズの119FL、2020FDL、944FD、944LDなどの分子量1,000以上の高分子量ヒンダードアミン系酸化防止剤なども挙げられる。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、例えば、ペンタエリストール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、N,N′−ヘキサン−1,6−ジイルビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオナミド)]、ベンゼンプロパン酸3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシC7−C9側鎖アルキルエステル、2,4−ジメチル−6−(1−メチルペンタデシル)フェノールなどが挙げられる。
【0055】
紫外線吸収剤としては、例えば、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール等のトリアジン系紫外線吸収剤、オクタベンゾン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート系紫外線吸収剤が挙げられる。
【0056】
光硬化性化合物としては、アクリロイル基やメタクリロイル基等の光によって反応硬化する基を分子内に1個以上含有する化合物が挙げられ、具体的には例えば、イソシアネート基含有ウレタン樹脂に水酸基含有アクリレート化合物や水酸基含有メタクリレート化合物を反応させたウレタンアクリレートやウレタンメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートやトリメチロールプロパントリメタクリレート等のエステルアクリレートやエステルメタクリレート、ポリエチレンアジペートポリオールのアクリレートやメタクリレート等のポリエステルアクリレートやポリエステルメタクリレート、ポリエーテルポリオールのアクリレートやメタクリレート等のポリエーテルアクリレートやポリエーテルメタクリレート、或いはポリケイ皮酸ビニル類、アジド化樹脂などが挙げられ、分子量10,000以下、更に分子量5,000以下の単量体、オリゴマーが好ましく、特にアクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を1分子当たり平均して2個以上含有する物が好ましい。
【0057】
耐候安定剤は、硬化性樹脂(B)100重量部に対して、0.01〜30重量部、特に0.1〜10重量部配合するのが好ましい。
【0058】
酸素硬化性不飽和化合物は、空気中などの酸素により反応して硬化する不飽和基を分子内に有する化合物であり、硬化性組成物及びシーリング材組成物に配合することにより、硬化後の表面に移行して硬化被膜を形成することにより硬化物表面の粘着をなくすため、長期に渡る表面汚染防止効果を発揮するものである。
酸素硬化性不飽和化合物としては、具体的には、乾性油、乾性油の各種変性物、ジエン系化合物の重合体や共重合体(以下、「重合体や共重合体」を(共)重合体という。)、該(共)重合体の各種変性物(マレイン化変性物、ボイル油変性物など)などが挙げらる。
乾性油(広義に半乾性油も含む。)としては、桐油、大豆油、アマニ油、脱水ヒマシ油、ヤシ油、ヒマシ油などが挙げられ、乾性油の変性物としては、前記乾性油を変性して得られる各種アルキッド樹脂、乾性油により変性されたアクリル系重合体、エポキシ系樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
ジエン系化合物の(共)重合体としては、1,2−ブタジエン、1,4−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、イソプレン、クロロプレン等のC〜Cジエン系化合物の重合体やこれら2種以上の共重合体、或いはこれらとスチレン、アクリロニトリル等の他の単量体との共重合体(SBR、NBRなど)などが挙げられ、ジエン系化合物の(共)重合体の変性物としては、前記ジエン系化合物の(共)重合体のマレイン化物、ボイル化物、エポキシ化物などが挙げられる。
酸素硬化性不飽和化合物は、硬化性樹脂(B)100重量部に対して0〜50重量部、特に1〜20重量部使用するのが好ましい。
【0059】
充填剤、カップリング剤、接着性付与剤、揺変性付与剤、保存安定性改良剤(脱水剤)、着色剤、意匠性付与剤などは、それぞれ補強や増量、接着性向上、揺変性向上、貯蔵安定性向上、着色、硬化物の表面の艶消しや凹凸付与(ざらつき感付与)等の意匠性付与などのために使用することができる。
【0060】
充填剤としては、例えば、マイカ、カオリン、ゼオライト、グラファイト、珪藻土、白土、クレー、タルク、スレート粉、無水ケイ酸、石英微粉末、アルミニウム粉末、亜鉛粉末、沈降性シリカなどの合成シリカ、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等の無機粉末状充填剤、アスベスト、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維状充填剤などの無機系充填剤、或いはこれらの表面を脂肪酸等の有機物で処理した充填剤、木粉、クルミ穀粉、もみ殻粉、パルプ粉、木綿チップ、ゴム粉末、さらにポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等の熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂の粉末などの有機系充填剤などの他、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウム等の難燃性付与充填剤なども挙げられ、粒径0.01〜1,000μmのものが好ましい。
【0061】
カップリング剤としては、シラン系、アルミニウム系、ジルコアルミネート系などの各種カップリング剤及び/又はその部分加水分解縮合物が挙げられる。これらのうちシラン系カップリング剤及び/又はその部分加水分解縮合物が接着性に優れている点で好ましい。
シランカップリング剤としては、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、n−オクチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシランなどの炭化水素基結合アルコキシシラン類、ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルトリイソプロペノキシシランなどの炭化水素基結合イソプロペノキシシラン類、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペノキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等の官能基を有するアルコキシシラン類やイソプロペノキシシラン類などの分子量500以下、好ましくは400以下の低分子化合物及び/又はこれらシランカップリング剤の1種又は2種以上の部分加水分解縮合物で分子量200〜3,000の化合物が挙げられる。
【0062】
接着性付与剤としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂、アルキルチタネート類、有機ポリイソシアネート等が挙げられる。
【0063】
揺変性付与剤としては、コロイダルシリカ、石綿粉、前記脂肪酸処理炭酸カルシウム等の無機揺変剤、有機ベントナイト、変性ポリエステルポリオール、脂肪酸アマイド等の有機揺変剤が挙げられる。
【0064】
保存安定性改良剤としては、組成物中に存在する水分と反応する、前記ビニルトリメトキシシランなどの低分子の架橋性シリル基含有化合物、酸化カルシウム、p−トルエンスルホニルイソシアネートなどが挙げられる。
【0065】
着色剤としては、酸化チタンや酸化鉄などの無機系顔料、銅フタロシアニンなどの有機系顔料、カーボンブラックなどが挙げられる。
【0066】
意匠性付与剤は、硬化性組成物及びシーリング材組成物に配合することにより硬化物表面の艶を消す補助をしたり、表面の艶を消すと共に凹凸を付与し天然のざらついた岩石を模した外観を付与したりして意匠性を付与する効果を発揮させるものであり、具体的に、艶消しを付与するものとしては、例えば、蜜ロウ、カルナバワックス、モンタンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類やステアリン酸アミド等の高級脂肪族化合物などが挙げられる。
表面の艶を消すとともに凹凸を付与するものとしては、粒状物やバルーンなどが挙げられ、粒状物としては前記充填剤として挙げたものと同様のもので、粒径が50μm以上の大きなものが挙げられる。
バルーンは中空の物質であり、その形状は球状だけでなく、立方状、直方状、金平糖状など各種あり、また硬化性組成物及びシーリング材組成物に対する凹凸付与効果を消失させない程度にバルーンを少し破壊したものも挙げられるが、硬化性組成物及びシーリング材組成物の作業性の良さから球状が好ましい。具体的に例えば、ガラスバルーン、シラスバルーン、シリカバルーン、セラミックバルーン等の無機系バルーン、フェノール樹脂バルーン、尿素樹脂バルーン、ポリスチレンバルーン、ポリエチレンバルーン、サランバルーン等の有機系バルーン、或いは無機系化合物と有機系化合物を混合したり積層したりした複合化バルーンなどが挙げられる。
また、これらのバルーンをコーティングしたり表面処理したりしたものも使用でき、例えば、無機系バルーンを前記シランカップリング剤などで表面処理したもの、有機系バルーンを炭酸カルシウム、タルク、酸化チタンなどでコーティングしたものなども挙げられる。
これらのうち、意匠性付与効果の大きさの点から、粒状物及び/又はバルーンが好ましく、更に粒状無機系充填剤及び/又は無機系バルーンが好ましく、特に粗粒重質炭酸カルシウム及び/又はセラミックバルーンが好ましい。
粒状物及び/又はバルーンの粒径は、意匠性付与効果の大きさの点から50μm以上、更には100〜1,000μmが好ましい。
【0067】
充填剤、カップリング剤、接着性付与剤、揺変性付与剤、保存安定改良剤(脱水剤)、着色剤及び意匠性付与剤の合計の配合量は、硬化性樹脂(B)100重量部に対して、0〜500重量部、特に10〜300重量部が好ましい。
【0068】
本発明において、前記各添加剤成分はそれぞれ単独で或いは2種以上混合して使用することができる。
【0069】
本発明においては、可塑剤は特に必要としないが、硬化性組成物の用途によっては本発明の目的を損なわない範囲で使用することができる。
可塑剤としては、例えば、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ(2−エチルヘキシル)フタレート、ブチルベンジルフタレート、ブチルフタリルブチルグリコレート等のフタル酸エステル類、ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の非芳香族2塩基酸エステル類、トリクレジルホスフェート、トリブチルホスフェート等のリン酸エステルが挙げられ、比較的高分子量タイプの可塑剤としては、例えば、2塩基酸と2価アルコールとからのポリエステル類等のポリエステル系可塑剤、ポリプロピレングリコールやそのエーテル化誘導体等のポリエーテル類、ポリ−α−メチルスチレン等のポリスチレン類、低粘度の(メタ)アクリル酸エステル系共重合体、その他、プロセスオイル類、アルキルベンゼン類が挙げられる。
【0070】
本発明の硬化性組成物は粘度が低いため、有機溶剤は使用しなくてもよいか、使用しても極めて少ない量で済み、環境負荷物質を放出しないので安全性が高い。
有機溶剤としては、n−ヘキサンなどの脂肪族系溶剤、シクロヘキサンなどの脂環族系溶剤、トルエンやキシレンなどの芳香族系溶剤など従来公知の有機溶剤が挙げられ、これらは組成物の各成分に反応しないものであればどのようなものでも使用することができる。
【0071】
なお、本発明の硬化性組成物、シーリング材組成物は用途に応じて一液型としても、二液型としても使用できるが、主剤と硬化剤を混合する手間が無く、また混合不良による硬化不良などの不具合も無く作業性に優れているため、一液型の硬化性組成物が好ましく、更に一液湿気硬化型室温硬化性組成物が好ましい。
また、本発明の硬化性組成物及びシーリング材組成物は、使用する液状ウレタン樹脂(A)が50〜100℃の高温雰囲気中でも揮発しないものであり、更に揮発性の高い有機溶剤を使用しなくても粘度が低く押出し作業性の良好なものとなるため、硬化途中においても硬化後においても揮発性物質を放散しないことより、食品、半導体、精密機器等の製造或いはこれらの試験などにおいて使用される、揮発性物質を放出しないことが要求されるクリーンルームの壁パネルや付帯設備の密封用或いは防水用のシーリング剤としても好適に使用することができる。
【0072】
【実施例】
以下、本発明について実施例などにより更に詳細に説明する。
ここにおいて、硬化性組成物の例としてシーリング材組成物を示したが、これに限定されるものではない。
【0073】
合成例1
攪拌機、温度計、窒素シール管及び冷却器の付いた加温反応容器に、窒素気流下で、ポリオキシプロピレンモノオール(旭硝子社製XS−M3000、数平均分子量3,243、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.1)300g(OH当量:0.0925)を仕込み、攪拌しながらジブチル錫ジラウレート0.1gとm−キシリレンジイソシアネート(武田薬品社製タケネート500、分子量188)9.1g(NCO当量:0.0968)(R値(NCO当量/OH当量)=1.05)を加えたのち、加温して70〜80℃で4時間攪拌して、イソシアネート基含有量が理論値(0.06質量%)以下となった時点で反応を終了し、液状のウレタン樹脂U−1を製造した。
この液状ウレタン樹脂U−1は、滴定による実測イソシアネート基含有量0.04質量%、粘度3,300mPa・s/25℃、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.1、常温で透明の液体であった。
【0074】
合成例2
合成例1と同様の加温反応容器に、窒素気流下で、ポリオキシプロピレンジオール(旭硝子社製PML−4010、数平均分子量9,930、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.1)800g(OH当量:0.161)を仕込み、攪拌しながらn−オクタデシルモノイソシアネート(保土谷化学工業社製ミリオネートO、分子量295)49.9g(NCO当量:0.169)(R値(NCO当量/OH当量)=1.05)とジブチル錫ジラウレート0.1gを加えたのち、加温して70〜80℃で4時間攪拌して、イソシアネート基含有量が理論値(0.04質量%)以下となった時点で反応を終了し、液状のウレタン樹脂U−2を製造した。
この液状ウレタン樹脂U−2は、滴定による実測イソシアネート基含有量0.03質量%、粘度6,800mPa・s/25℃、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.1、常温で半透明の液体であった。
【0075】
合成例3
合成例1と同様の加温反応容器に、窒素気流下で、ポリオキシプロピレントリオール(旭硝子社製エクセノール−5030、数平均分子量5,010、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.2)881.9g(OH当量:0.528)を仕込み、攪拌しながらn−オクタデシルモノイソシアネート(保土谷化学工業社製ミリオネートO、分子量295)41.5g(NCO当量:0.141)(R値(NCO当量/OH当量)=0.267)とジブチル錫ジラウレート0.1gを加えたのち、加温して70〜80℃で2時間攪拌を行い、FTIRによりイソシアネート基のピークの消失を確認し、常温まで冷却した。次いでこの中に、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(日本ポリウレタン工業社製ミリオネートMT、分子量250)96.9g(NCO当量:0.775)(R′値(原料合計のNCO当量/OH当量)=1.73)を加えたのち、加温して70〜80℃で2時間攪拌して、イソシアネート基含有量が理論値(1.59質量%)以下となった時点で反応を終了し、イソシアネート基含有ポリオキシプロピレン系ウレタンプレポリマーO−1を製造した。
このイソシアネート基含有ポリオキシプロピレン系ウレタンプレポリマーO−1は、滴定による実測イソシアネート基含有量1.50質量%、粘度28,300mPa・s/25℃、常温で半透明の液体であった。
【0076】
合成例4
合成例1と同様の加温反応容器に、窒素気流下で、ポリオキシプロピレンジオール(数平均分子量16,000、総不飽度0.02meq/g、旭硝子社製PML−4016、分子量分布(Mw/Mn)1.0〜1.2)800g(OH当量:0.1)を仕込み、攪拌しながら3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー社製Y−5187、分子量205.4)10.3g(NCO当量:0.05)(R値(NCO当量/OH当量)=0.5)とジブチル錫ジラウレート0.08gを加えたのち、加温して70〜80℃で1時間攪拌を行い、FTIRによりイソシアネート基のピークの消失を確認し、常温まで冷却して反応を終了させた。
得られたトリメトキシシリル基含有ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂は、常温で透明の理論、滴定による実測イソシアネート基含有量0.00質量%、粘度16,400mPa・s/25℃の液体であった。この樹脂をO−2と称する。
【0077】
実施例1
加熱、冷却装置及び窒素シール管付き混練容器に、窒素気流下で、合成例1で得た液状ウレタン樹脂U−1 50g、合成例3で得たイソシアネート基含有ポリオキシプロピレン系ウレタンプレポリマーO−1 100g、ヒンダードフェノール系酸化防止剤:ペンタエリスリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製イルガノックス1010)1.0g、脂肪酸(表面)処理炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製カルファン200M)145g及びトルエン15gを仕込み、内容物が均一になるまで攪拌、混合し、次いで減圧脱泡し、容器に充填、密封して、シーリング材組成物を調製した。
【0078】
実施例2
実施例1において、液状ウレタン樹脂U−1の代わりにU−2 50gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0079】
比較例1
実施例1において、液状ウレタン樹脂U−1の代わりにジオクチルフタレート
50gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0080】
実施例3
実施例1と同様の混練容器に、窒素気流下で、合成例1で得た液状ウレタン樹脂U−1 200g、合成例4で得たトリメトキシシリル基含有ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂O−2 200g、ヒンダードアミン系酸化防止剤:下記化学式(A)で示される化合物(三共社製サノールLS−292)9g、炭酸カルシウム(白石カルシウム社製ホワイトンB)255.7g、脂肪酸(表面)処理炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製N−2)265.2gを仕込み、攪拌、混合しながら100〜110℃で2時間減圧(20〜70hPa)脱水を行い、冷却後、ビニルトリメトキシシラン(チッソ社製サイラエースS210)17.0g及びジブチル錫ビス(アセチルアセトナート)(日東化成社製ネオスタンU−220)2.0gを仕込み、均一になるまで攪拌、混合し、次いで減圧脱泡し容器に充填、密封して、シーリング材組成物を調製した。
【0081】
【化2】
Figure 2005036034
【0082】
実施例4
実施例3において、合成例4で得たトリメトキシシリル基含有ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂O−2 200gの代わりに、合成例4で得たトリメトキシシリル基含有ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂O−2 100gと架橋性シリル基含有ポリオキシプロピレン系樹脂(鐘淵化学工業社製S303)100gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0083】
実施例5
実施例3において、液状ウレタン樹脂U−1の代わりにU−2 200gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0084】
実施例6
実施例3において、合成例4で得たトリメトキシシリル基含有ポリオキシプロピレン系ウレタン樹脂O−2の代わりに、架橋性シリル基含有ポリオキシプロピレン系樹脂(鐘淵化学工業社製S303)200gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0085】
比較例2
実施例4において、液状ウレタン樹脂U−1の代りにポリオキシプロピレンジオール(数平均分子量3,200)200gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0086】
比較例3
実施例4において、液状ウレタン樹脂U−1の代りにポリオキシプロピレントリオール(数平均分子量12,000)200gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0087】
比較例4
実施例4において、液状ウレタン樹脂U−1の代りにジオクチルフタレート 200gを使用した以外は同様にして、シーリング材組成物を調製した。
【0088】
〔性能試験〕
前記実施例1〜6と比較例1〜4で調製したシーリング材組成物それぞれを用いて、以下の試験を行った。
(1)スランプ
JIS A1439:1997「建築用シーリング材の試験方法」の「4.1スランプ試験」に準拠して、スランプ(縦)を測定した(測定温度23℃)。
(2)作業性
作業性を評価する試験として、JIS A1439:1997「建築用シーリング材の試験方法」の「4.14試験用カートリッジによる押出し試験」に準拠して押出し時間を測定した(測定温度23℃)。
(3)タックフリー時間
JIS A1439:1997「建築用シーリング材の試験方法」の「4.19タックフリー試験」に準拠して測定した。
(4)塗料汚染性
厚さ5mmのスレート板を使用し、深さ5mm、幅25mm、長さ150mmの目地を作製し、その目地にシーリング材組成物を打設し、余分のシーリング材をヘラでかきとり、表面を平らにしたものを、23℃、50%相対湿度で7日間養生硬化した後、その表面に水性アクリル塗料(日本ペイント社製タイルラック水性トップスーパーホワイト)を塗布し、23℃、50%相対湿度で更に7日間養生して試験体を作製した。
養生後の試験体を50℃の恒温器中に、別の試験体を70℃の恒温器中に入れ、それぞれ7日間加熱処理した後、恒温器より取り出し、試験体の表面に黒色珪砂(粒径70〜110μm)をふりかけ、直ちに試験体を裏返し、底面を手で軽く叩いて余分の黒色珪砂を落とした。表面に付着して残った黒色珪砂(汚れ)の状態を目視により観察し、汚染性を判定した。
判定基準
○:シーリング材の硬化表面に黒色珪砂の付着がなくきれいな状態
×:シーリング材の硬化表面に黒色珪砂が多量に付着し黒く汚れた状態
液状ウレタン樹脂の合成結果をまとめて表1に示し、シーリング材組成物の組成及びその性能をまとめて表2〜4に示す。
【0089】
【表1】
Figure 2005036034
【0090】
【表2】
Figure 2005036034
【0091】
【表3】
Figure 2005036034
【0092】
【表4】
Figure 2005036034
【0093】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明における実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の液状ウレタン樹脂(A)は、分子量分布が狭いため高分子のウレタン樹脂であっても粘度が低く、かつブリードしないものであるため、これを含有する硬化性組成物及びシーリング材組成物は、作業性に優れた性能と、特に夏場の高温時期においても硬化物の表面或いは硬化物表面に上塗り塗装した塗膜表面にブリードしない汚染防止性に優れた性能を両立することが可能となった。更に本発明の硬化性組成物及びシーリング材組成物は可塑剤や有機溶剤などの環境汚染物質を使用しなくても、或いは使用しても極めて少ない量で作業性に優れているため、最近益々高まっている、毒性がなくて環境を汚染しない安全かつ高性能な製品の供給という要求に対応できる。従って、本発明の硬化性組成物及びシーリング材組成物は、建築用、土木用、自動車用などの接着剤、防水材、シーリング材、特に建築物外壁目地用、土木目地用、自動車目地用などの作業性と表面汚染防止性に優れ、かつ安全で環境を汚染しない高性能のシーリング材に適している。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a curable composition having a wide range of application, such as a sealing material, which is cured by moisture in the air or the like to become a rubber-like elastic cured product having excellent workability and contamination resistance.
[0002]
[Prior art]
Curable resins such as crosslinkable silyl group-containing resins and isocyanate group-containing urethane prepolymers have good rubber elasticity and are used in many areas such as sealing materials for construction, civil engineering, and automobiles, adhesives, and paints. Has been. When used for sealing materials, paints, etc., it is particularly required from the viewpoint of work efficiency and aesthetics that the viscosity is low and that there is no surface contamination due to dust adhesion.
In order to adjust the viscosity and physical properties, for example, a low molecular weight plasticizer such as dioctyl phthalate is generally added, but on the other hand, the weather resistance is reduced. There is a disadvantage that it ends up. Furthermore, the plasticizer migrates (bleeds) to the surface of the cured product, or when the paint is further overcoated on the surface of the cured product, the plasticizer migrates to the surface of the paint, so that the surface becomes sticky and dusty. There is a disadvantage that contamination occurs due to adhesion.
[0003]
Various techniques have been proposed to remedy these drawbacks.
For example, a sealing material and an adhesive excellent in drying property, bleed resistance and adhesiveness have been proposed by blending a reaction product of polyalkylene ether monool and organic isocyanate with a urethane prepolymer (Patent Document 1). reference.). A urethane-based modifier excellent in plasticizing effect, physical property-modifying effect, and bleed resistance comprising a urethane compound obtained by reacting a monool having a molecular weight of 200 to 10,000 with an organic isocyanate has also been proposed (patent) Reference 2). A polyurethane-based curable composition excellent in migration resistance containing a diluent selected from a monool or diol having a specific hydroxyl value and a specific total unsaturation and a derivative thereof and an isocyanate group-terminated polyurethane prepolymer has also been proposed ( (See Patent Document 3). A plasticizer having a low viscosity composed of a reaction product of a polyether monool and an aliphatic isocyanate has also been proposed (see Patent Document 4). A technique has also been proposed in which a reaction product of a specific modified polyisocyanate and monool is blended with a base resin as a plasticizer to improve bleeding properties over a long period of time (see Patent Document 5).
However, in any of these technologies, if the molecular weight of a diluent or the like is lowered in order to reduce the viscosity, the base resin bleeds at a high temperature to reduce contamination, and if the molecular weight is increased for the purpose of preventing bleeding, the base The effect of reducing the viscosity of the resin cannot be exhibited, and it is very difficult to achieve both reduction in viscosity and prevention of bleeding.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-open No. Sho 63-251459
[Patent Document 2]
JP-A-63-251472
[Patent Document 3]
JP 05-295073 A
[Patent Document 4]
JP 2000-119390 A
[Patent Document 5]
JP 2000-234014 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves the above-mentioned problems of the prior art, cures with moisture in the atmosphere, etc., becomes a rubber-like elastic body having excellent physical properties, and is a coating of the coating on the surface of the cured product or the cured product. An object of the present invention is to provide a curable composition excellent in workability with a wide range of applications such as a sealing material, an adhesive and a paint, which prevents surface contamination.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, urethane obtained by reacting a polyoxyalkylene alcohol and an organic isocyanate and having a narrow molecular weight distribution and containing substantially no isocyanate group or hydroxyl group at room temperature. By blending the resin with the curable resin, it has excellent properties such as low viscosity and excellent workability, and after curing, the liquid urethane resin does not bleed on the surface of the cured product even at high temperatures such as in summer. The present inventors have found that a curable composition and a sealing material composition having compatible properties can be obtained, and have reached the present invention.
That is, this invention is shown by the following (1)-(12).
[0007]
(1) a liquid urethane resin (A) having a molecular weight distribution (Mw / Mn) of 1.6 or less, substantially free of isocyanate groups or hydroxyl groups, obtained by reacting a polyoxyalkylene alcohol and an organic isocyanate; A curable composition comprising a curable resin (B).
[0008]
(2) The curable composition according to (1), wherein the liquid urethane resin (A) is a reaction product of a polyoxyalkylene monool and an organic isocyanate.
[0009]
(3) The curable composition according to (1), wherein the liquid urethane resin (A) is a reaction product of a polyoxyalkylene polyol and an organic monoisocyanate.
[0010]
(4) The curable composition according to (2), wherein the polyoxyalkylene monool has a molecular weight distribution (Mw / Mn) of 1.6 or less.
[0011]
(5) The curable composition according to (3), wherein the polyoxyalkylene polyol has a molecular weight distribution (Mw / Mn) of 1.6 or less.
[0012]
(6) The curable composition according to (1), wherein the curable resin (B) is an isocyanate group-containing urethane prepolymer.
[0013]
(7) The curable composition according to (1), wherein the curable resin (B) is a crosslinkable silyl group-containing resin.
[0014]
(8) The isocyanate group-containing urethane prepolymer is an isocyanate group-containing polyoxyalkylene urethane prepolymer obtained by reacting a polyoxyalkylene polyol and an organic isocyanate with hydroxyl group-excess conditions with respect to a hydroxyl group. The curable composition of (6).
[0015]
(9) Isocyanate group-containing polyoxyalkylene urethane obtained by reacting the isocyanate group-containing urethane prepolymer with a polyoxyalkylene polyol, an organic polyisocyanate, and an organic monoisocyanate in an excess of isocyanate groups with respect to hydroxyl groups. The curable composition according to (6), which is a prepolymer.
[0016]
(10) The crosslinkable silyl group-containing polyoxyalkylene urethane resin (a) and / or the crosslinkable silyl group-containing resin obtained by reacting a polyoxyalkylene polyol and a crosslinkable silyl group-containing isocyanate compound. The curable composition according to (7), which is a crosslinkable silyl group-containing polyoxyalkylene resin (b) other than the above.
[0017]
(11) The curable composition according to any one of (1) to (10), further containing an additive.
[0018]
(12) A liquid urethane resin (A) having a molecular weight distribution (Mw / Mn) of 1.6 or less, substantially free of isocyanate groups or hydroxyl groups, obtained by reacting a polyoxyalkylene alcohol and an organic isocyanate, A sealing material composition comprising a curable resin (B).
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
The liquid urethane resin (A) (hereinafter referred to as the liquid urethane resin (A)) having a molecular weight distribution (Mw / Mn) substantially not containing an isocyanate group or a hydroxyl group in the present invention is 1.6 or less is a polyoxyalkylene type. It is a high molecular weight resin substantially free of isocyanate groups or hydroxyl groups, obtained by reacting alcohol and organic isocyanate. Conventional urethane plasticizers and diluents have a wide molecular weight distribution, so the low molecular weight region is easy to bleed, so the anti-contamination property is poor, and the high molecular weight region is difficult to bleed, but the viscosity becomes high and workability is high. However, in the present invention, the molecular weight distribution (Mw / Mm) of the liquid urethane resin (A) is 1.6 or less, Particularly preferably, by making the width as narrow as 1.0 to 1.3, the liquid urethane resin (A) succeeded in keeping the viscosity low even when the liquid urethane resin (A) has a high molecular weight. In the sealing material composition, it was possible to achieve both the property excellent in workability, which is the object of the present invention, and the anti-bleeding anti-bleeding performance after curing, particularly the excellent anti-fouling performance at high temperatures in summer. A.
Specifically, a polyoxyalkylene alcohol and an organic isocyanate (preferably a polyoxyalkylene monool and an organic isocyanate, or a polyoxyalkylene polyol and an organic monoisocyanate) have an isocyanate group / hydroxyl equivalent ratio of 0. In the range of .9 to 1.1 / 1.0, the reaction can be preferably carried out by preferably reacting at 1/1. If the equivalent ratio is less than 0.9 / 1.0, the hydroxyl group content increases, so that the water resistance and stain resistance of the resulting curable composition and sealing material composition deteriorate, and 1.1 / 1. If it exceeds 0.0, the content of isocyanate groups increases, and the influence on the rubber elastic properties of the cured product cannot be ignored.
The molecular weight of the liquid urethane resin (A) is 1,000 to 200,000, more preferably 2,000 to 60,000, particularly preferably 2,000 to 20,000, and most preferably 2,000 to 10,000.
In the present invention, “substantially free of isocyanate groups or hydroxyl groups” means that the liquid urethane resin (A) has an extremely low isocyanate group / hydroxyl group equivalent ratio of 1/1 in the above range. Although a small amount of isocyanate groups or hydroxyl groups may be contained, it means that in order to achieve the object of the present invention, there is no inconvenience even if it is regarded as not containing isocyanate groups or hydroxyl groups.
[0020]
Specific examples of the polyoxyalkylene alcohol include polyoxyalkylene monools, polyoxyalkylene polyols, and mixtures thereof, but the liquid urethane resin (A) obtained in the present invention does not bleed. A polyoxyalkylene monool is preferred because of its excellent compatibility with low viscosity.
[0021]
Examples of the polyoxyalkylene monool include those obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide to an initiator such as an alkyl compound containing one active hydrogen. The number average molecular weight of the polyoxyalkylene monool is preferably 500 to 100,000, more preferably 1,000 to 30,000, and particularly preferably 1,000 to 10,000. If the number average molecular weight is less than 500, the resulting liquid urethane resin (A) tends to bleed, and if it exceeds 100,000, the viscosity of the liquid urethane resin (A) increases, and the curable composition and the sealing material composition work. Sexuality gets worse. Of these, polyoxypropylene monool is preferred.
Specific examples of the initiator include methanol, ethanol, n-propanol, iso-propanol, n-butanol, iso-butanol, tert-butanol, cyclohexanol, phenol, and a mixture of two or more thereof. . Of these, compounds having 5 or less carbon atoms such as methanol and ethanol are preferred.
Examples of the alkylene oxide include ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, tetrahydrofuran, and a mixture of two or more thereof. Of these, propylene oxide is preferred.
Furthermore, the polyoxyalkylene monool is a catalyst used at the time of its production, as a cesium compound (cesium hydride, cesium methoxide, cesium alkoxide such as cesium ethoxide, cesium hydroxide, etc.), diethyl zinc, iron chloride, Total unsaturation of 0.1 meq / g or less obtained by using metalloporphyrin compounds, phosphazenium compounds, complex metal cyanide complexes, etc., among others, complex metal cyanide complexes such as zinc hexacyanocobaltate glyme complex and diglyme complex Furthermore, 0.07 meq / g or less, particularly 0.04 meq / g or less is preferable, and molecular weight distribution [weight average molecular weight (Mw) and number average molecular weight (Mn) in terms of polystyrene by gel permeation chromatography (GPC)] Ratio = Mw / Mn] is 1.6 or less, especially Narrow is preferred of .0~1.3. In particular, in order to obtain a low-viscosity liquid urethane resin (A), it is preferable to use a polyoxyalkylene monool having a narrow molecular weight distribution.
In the present invention, the polyoxyalkylene monool is 50% by mass or more, more preferably 80% by mass or more, and particularly preferably 90% by mass or more of the portion excluding the hydroxyl group of 1 mol of the molecule. Means that the remaining part may be modified with ether, urethane, ester, polycarbonate, polyamide, polyacrylate, polyolefin, etc., but in the present invention, 95% by mass of the molecule excluding the hydroxyl group. Most preferred is a monool composed of polyoxyalkylene.
[0022]
Polyoxyalkylene polyols include those obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide and those obtained by ring-opening addition polymerization of alkylene oxide in an initiator such as an organic compound containing two or more active hydrogens.
Initiators include low molecular weight compounds such as ethylene glycol, diethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, neopentyl glycol, 1,4-butanediol, 1,6-hexanediol, glycerin, trimethylolpropane, pentaerythritol, and diglycerin. Low molecular weight polyamines such as polyhydric alcohols, low molecular weight polyhydric alcohols such as bisphenol A and bisphenol F, low molecular weight polyamines such as ethylenediamine and butylenediamine, sorbitol, sucrose, glucose, lactose, sorbitan, etc. Low molecular amino alcohols such as monoethanolamine and diethanolamine, low molecular polycarboxylic acids such as adipic acid and terephthalic acid, and at least one of these are reacted with alkylene oxide. Than the polyoxyalkylene polyol obtained Te polyoxyalkylene polyol having a low molecular weight, a mixture of two or more of these mentioned.
Examples of the alkylene oxide include those in the production of polyoxyalkylene monools.
That is, the polyoxyalkylene polyol is specifically a polyoxyethylene polyol, a polyoxypropylene polyol, a polytetramethylene ether polyol, a poly (oxyethylene) -poly (oxypropylene) -copolymer polyol, Poly (oxypropylene) -poly (oxybutylene) -copolymerization type polyols can be mentioned, and these various polyols and organic polyisocyanates such as toluene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, isophorone diisocyanate, There may be mentioned those having a hydroxyl group at the molecular end by reacting with an isocyanate group in an excess of hydroxyl group.
These can be used alone or in combination of two or more. However, since the viscosity of the liquid urethane resin (A) obtained is low and does not bleed, the workability and resistance of the curable composition and the sealing material composition are reduced. A polyoxypropylene polyol is preferable in terms of good contamination.
The polyoxyalkylene-based polyol has a number average molecular weight of 500 to 100,000, more preferably 1,000 to 30,000, particularly 1,000 to 10,000 for reasons such as good workability and contamination resistance. The average number of alcoholic hydroxyl groups per molecule is preferably 2 or more, more preferably 2 to 4, and most preferably 2.
Further, the polyoxyalkylene-based polyol has a total unsaturation degree of 0. 0, which is obtained by using the same double metal cyanide complex as in the production of the polyoxyalkylene-based monool as a catalyst used in the production thereof. 1 meq / g or less, more preferably 0.07 meq / g or less, particularly preferably 0.04 meq / g or less. Molecular weight distribution [weight average molecular weight (Mw) and number average molecular weight in terms of polystyrene by gel permeation chromatography (GPC) (Mn) ratio = Mw / Mn] is preferably 1.6 or less, and particularly preferably a narrow one of 1.0 to 1.3. In particular, in order to obtain a low-viscosity liquid urethane resin (A), it is preferable to use a polyoxyalkylene polyol having a narrow molecular weight distribution.
In the present invention, the polyoxyalkylene-based polyol is composed of 50% by mass or more, more preferably 80% by mass or more, particularly preferably 90% by mass or more of the portion excluding 1 mol of hydroxyl group in the molecule. Means that the remaining part may be modified with ether, urethane, ester, polycarbonate, polyamide, polyacrylate, polyolefin, etc., but in the present invention, 95% by mass or more of the molecule excluding the hydroxyl group. Most preferred is a polyol consisting of polyoxyalkylene.
[0023]
Specific examples of the organic isocyanate include organic monoisocyanates, organic polyisocyanates, and mixtures thereof.
[0024]
The organic monoisocyanate may contain one isocyanate group in the molecule, but does not contain a crosslinkable silyl group. The organic group other than the isocyanate group of the organic monoisocyanate is preferably a hydrophobic organic group that does not contain a moisture-curable functional group such as moisture. Specifically, aliphatic monoisocyanates such as n-butyl monoisocyanate, n-hexyl monoisocyanate, n-tetradecyl monoisocyanate, n-hexadecyl monoisocyanate, octadecyl monoisocyanate, n-chloroethyl monoisocyanate, chlorophenyl monoisocyanate Isocyanate, 3,5-dichlorophenyl monoisocyanate, p-fluorophenyl monoisocyanate, 2,4-difluorophenyl monoisocyanate, o-trifluoromethylphenyl monoisocyanate, p-nitrophenyl monoisocyanate, p-isopropylphenyl monoisocyanate, 2 , 6-Diisopropyl monoisocyanate, p-toluenesulfonyl monoisocyanate, p-benzyloxyphenyl monoisocyanate Aromatic monoisocyanate such as, and other 2-methacryloyloxyethyl isocyanate. These can be used alone or in admixture of two or more.
Of these, aliphatic monoisocyanates are preferable, and octadecyl monoisocyanate is particularly preferable.
[0025]
The organic polyisocyanate may contain two or more isocyanate groups in the molecule, but does not contain a crosslinkable silyl group. Specifically, for example, diphenylmethane diisocyanates such as 2,4-toluene diisocyanate, 2,6-toluene diisocyanate, 4,4′-diphenylmethane diisocyanate, 2,4′-diphenylmethane diisocyanate, 2,2′-diphenylmethane diisocyanate, , 2-phenylene diisocyanate, 1,3-phenylene diisocyanate, 1,4-phenylene diisocyanate, 1,4-naphthalene diisocyanate, 1,5-naphthalene diisocyanate, chlorophenylene-2,4-diisocyanate, 4,4'-diphenyl ether diisocyanate 3,3'-dimethyldiphenylmethane-4,4'-diisocyanate, 3,3'-dimethoxydiphenyl-4,4'-diisocyanate, etc. Cyanate, 1,6-hexamethylene diisocyanate, 1,4-tetramethylene diisocyanate, 2,2,4-trimethyl-1,6-hexamethylene diisocyanate, 2,4,4-trimethyl-1,6-hexamethylene diisocyanate, Aliphatic polyisocyanates such as decamethylene diisocyanate and lysine diisocyanate, o-xylylene diisocyanate, m-xylylene diisocyanate, xylylene diisocyanate such as p-xylylene diisocyanate, 1,4-cyclohexyl diisocyanate , Cyclophoric polydiiso, such as isophorone diisocyanate, hydrogenated toluene diisocyanate, hydrogenated xylene diisocyanate, hydrogenated diphenylmethane diisocyanate Aneto and the like. Furthermore, organic polyisocyanates such as polyphenylene polymethylene polyisocyanate and crude toluene diisocyanate can also be used.
In addition, modified isocyanates containing one or more uretdione bonds, isocyanurate bonds, allophanate bonds, burette bonds, uretonimine bonds, carbodiimide bonds, urethane bonds, urea bonds, and the like obtained by modifying these organic isocyanates can also be used.
These can be used alone or in admixture of two or more.
Of these, aliphatic polyisocyanate, araliphatic polyisocyanate, and alicyclic polyisocyanate are preferable, and araliphatic polyisocyanate is more preferable, and xylylene diisocyanate in that the viscosity of the liquid urethane resin (A) to be obtained is low. Isocyanates are preferred, and m-xylylene diisocyanate is most preferred.
[0026]
For the synthesis of the liquid urethane resin (A), a metal such as zinc, tin, lead, zirconium, bismuth, cobalt, manganese and iron, such as tin octylate and zirconium octylate, and an organic acid such as octyl acid and naphthenic acid are used. Organic metal chelate compounds such as dibutyltin diacetylacetonate, zirconium tetraacetylacetonate, titanium tetraacetylacetonate, EXCESTAR C-501 (manufactured by Asahi Glass Co., Ltd.), and organic metals such as dibutyltin dilaurate and dioctyltin dilaurate Known urethanization catalysts such as organic metal compounds such as salts with acids, organic amines such as triethylenediamine, triethylamine and tri-n-butylamine, and salts thereof can be used. Of these, organometallic compounds are preferred, and dibutyltin dilaurate is more preferred.
Further, a known organic solvent can also be used.
[0027]
As curable resin (B) in this invention, room temperature curable resin, solvent volatilization type resin, etc. are mentioned, Since it can apply with respect to various uses among these, room temperature curable resin is preferable. Room temperature curable resins are crosslinked and polymerized at room temperature by reaction with moisture in the air, by radical polymerization or oxidative polymerization by mixing radical generators, or by crosslinking reaction between the main agent and curing agent. It cures. The solvent volatilization type resin is used by dissolving the resin in an organic solvent and volatilizing it.
Any of these may be used alone or in admixture of two or more.
[0028]
As the room temperature curable resin, specifically, a one-pack type comprising an isocyanate group-containing urethane prepolymer, a crosslinkable silyl group-containing resin, a polysulfide resin, an unsaturated polyester resin, an alkyd resin, and optionally further a catalyst, Alternatively, a two-component type including an epoxy resin, an active hydrogen-containing urethane resin, an active hydrogen-containing fluororesin, and a curing agent or a catalyst can be exemplified. Among these, a one-component moisture-curing type (including a catalyst in some cases) isocyanate group-containing urethane prepolymer and a crosslinkable silyl group-containing resin are preferable because of excellent workability.
[0029]
The isocyanate group-containing urethane prepolymer is one in which an isocyanate group reacts with moisture (moisture) to form a urea bond to crosslink and cure, and an active hydrogen compound and the organic isocyanate (organic monoisocyanate or organic polyisocyanate). ) In an excess of isocyanate groups with respect to the active hydrogen (groups) in total or simultaneously.
Specifically, an active hydrogen compound and an organic isocyanate, or an active hydrogen compound, an organic monoisocyanate, and an organic polyisocyanate, the equivalent ratio of isocyanate group / active hydrogen (group) of the total raw material is 1.3 to 5 / It can be suitably produced by reacting simultaneously or sequentially within a range of 1.0, and further 1.5 to 2.5 / 1.0. When the equivalence ratio is less than 1.3 / 1.0, the resulting urethane prepolymer has too few cross-linking points, and the curable composition and the sealing material composition are reduced in elongation, tensile strength, and the like. If the elastic properties and adhesiveness are poor and the equivalent ratio exceeds 5 / 1.0, the amount of carbon dioxide generated when reacting with moisture increases, which is not preferable.
In the reaction of the active hydrogen compound, the organic monoisocyanate, and the organic polyisocyanate, when the reaction is sequentially performed, the active hydrogen compound and the organic monoisocyanate are first, preferably 1 of the number of active hydrogens (groups) before the reaction. A monoisocyanate-modified active hydrogen compound in which active hydrogen (group) remains in the molecule is synthesized by reacting with -99%, further 10-90%, particularly preferably 10-50%. When the number of active hydrogens (groups) to be reacted with the organic monoisocyanate is less than 1%, the effect of lowering the viscosity of the resulting urethane prepolymer is lost, and the isocyanate group concentration increases to cause foaming. When the number exceeds 99% Further, the elastic properties and adhesiveness of rubber such as elongation and tensile strength after curing of the curable composition and the sealing material composition are low. Subsequently, the monoisocyanate-modified active hydrogen compound and the organic polyisocyanate have an equivalent ratio of isocyanate group / active hydrogen (group) of the total raw materials of 1.3 to 5 / 1.0, and more preferably 1.5 to 2. It can react suitably in the range used as 5 / 1.0, and can manufacture suitably.
In the present invention, it is preferable to react an active hydrogen compound, an organic monoisocyanate, and an organic polyisocyanate from the viewpoint of easy physical property adjustment of the resulting isocyanate group-containing urethane prepolymer and low viscosity.
[0030]
Examples of the active hydrogen compound include polyols, amino alcohols, and polyamines. Of these, polymeric polyols are preferred.
Examples of the polymer polyol include polyester polyol, polyester amide polyol, polyoxyalkylene polyol, polyether / ester polyol, polycarbonate polyol, poly (meth) acryl polyol, hydrocarbon polyol, and the like. That's all.
Examples of the polyester polyol and polyester amide polyol include known dicarboxylic acids such as succinic acid, adipic acid, and terephthalic acid, their acid esters, acid anhydrides, ethylene glycol, propanediol, butanediol, pentanediol, and hexane. Low molecular polyols such as diol, neopentyl glycol, trimethylol propane, glycerin, quadrol or bisphenol A ethylene oxide or propylene oxide adducts, low molecular polyamines such as ethylenediamine and diethylenetriamine, and amino alcohols such as monoethanolamine alone Or a compound obtained by a dehydration condensation reaction with a mixture thereof. Furthermore, a lactone polyester polyol obtained by cleavage polymerization of a cyclic ester (ie, lactone) monomer such as ε-caprolactone can be used. In addition, high molecular monoalcohols such as polyoxyalkylene monoalcohol, butyl alcohol, and octadecyl monoalcohol, and low molecular monoalcohols can be used for modifying the isocyanate group-containing urethane prepolymer.
Examples of the polyoxyalkylene-based polyol include those similar to those used in the production of the liquid urethane resin (A). The resulting curable composition and the sealing material composition have low viscosity and good workability. The number average molecular weight is preferably 500 to 100,000, more preferably 1,000 to 50,000, and particularly preferably 1,000 to 30,000, in terms of high rubber elastic properties and adhesion after curing. The average number of alcoholic hydroxyl groups per hit is preferably 2 or more, more preferably 2 to 10, and particularly preferably 2 to 4, more preferably those having a narrow molecular weight distribution (Mw / Mn) as described above.
Examples of the polyether ester polyol include compounds produced from the polyoxyalkylene polyol and the dicarboxylic acid, acid anhydride and the like.
Examples of the polycarbonate polyol include compounds obtained from a reaction between a low molecular polyol used for the production of the polyester polyol and diethyl carbonate, diphenyl carbonate, or the like.
Examples of the poly (meth) acrylic polyol include those obtained by copolymerizing hydroxyethyl (meth) acrylate containing a hydroxyl group with other (meth) acrylic acid alkyl ester monomers.
Examples of the hydrocarbon polyol include polybutadiene polyol and hydrogenated polybutadiene polyol.
Examples of the polyol further include low molecular weight polyols having a number average molecular weight of less than 500, which are cited as the raw materials for producing the polyester polyol.
Examples of the polyamine include polymer polyamines such as polyether polyamines having a number average molecular weight of 500 or more and a polyether polyol terminal having an amino group, such as a terminal diaminated product of polypropylene glycol.
Examples of the polyamine further include low molecular weight polyamines having a number average molecular weight of less than 500, such as ethylenediamine, hexamethylenediamine, isophoronediamine, diaminodiphenylmethane, and diethylenetriamine.
Examples of amino alcohols include monoethanolamine, diethanolamine, N-methyldiethanolamine, N-methyldipropanolamine, and N-phenyldiethanolamine.
In addition, polyamide resins, polyester resins and the like having a number average molecular weight of 500 or more, which generally contain active hydrogen groups known in the polyurethane industry, are also included.
These can be used singly or in combination of two or more. Among them, the isocyanate group-containing urethane prepolymer obtained has a low viscosity and good physical properties after curing. Therefore, a curable composition and a sealing material obtained therefrom are used. Polyoxyalkylene-based polyols and polyoxypropylene-based polyols are preferred from the viewpoint of low viscosity of the composition and good workability and high rubber elastic properties and adhesiveness after curing.
[0031]
As said organic isocyanate (organic monoisocyanate and organic polyisocyanate), the thing similar to the thing in manufacture of liquid urethane resin (A) is mentioned.
That is, the organic monoisocyanate is used for the purpose of adjusting the number of functional groups of the isocyanate group for adjusting the physical properties and the purpose of reducing the viscosity of the resulting isocyanate group-containing urethane prepolymer, and the viscosity of the resulting prepolymer is low. In this respect, an aliphatic monoisocyanate is preferable, and n-octadecyl monoisocyanate is particularly preferable.
The organic polyisocyanate is preferably an aromatic polyisocyanate or an araliphatic polyisocyanate in view of good rubber elastic properties such as elongation of the resulting curable composition and sealing material composition, and more preferably xylylene diisocyanates and the like. Diphenylmethane diisocyanates such as 4,4'-diphenylmethane diisocyanate and 2,4'-diphenylmethane diisocyanate are preferred.
[0032]
When synthesizing an isocyanate group-containing urethane prepolymer, a known metal or organic acid salt, an organic metal chelate compound, an organic metal compound such as a salt of an organic metal and an organic acid, an organic amine or a salt thereof, and the like. A urethanization catalyst can be used. Of these, organometallic compounds are preferred.
Further, a known organic solvent can also be used.
[0033]
The isocyanate group content of the isocyanate group-containing urethane prepolymer is preferably 0.3 to 15.0% by mass, particularly preferably 0.5 to 5.0% by mass, and most preferably 0.5 to 2.5% by mass. is there. When the isocyanate group content is less than 0.3% by mass, there are few crosslinking points in the prepolymer, so that sufficient adhesiveness cannot be obtained. When the isocyanate group content exceeds 15.0% by mass, the number of crosslinking points in the prepolymer increases and the rubber elasticity deteriorates, and the amount of carbon dioxide generated by the reaction with moisture increases and the cured product foams. It is not preferable in terms.
[0034]
Isocyanate group-containing urethane prepolymers can be used as a one-part curable type by reacting and curing with moisture (humidity) in the atmosphere at room temperature, and are based on isocyanate group-containing urethane prepolymers and are active as polyamines and polyols. It can also be used as a two-component curing type using a hydrogen compound as a curing agent.
[0035]
Preferred examples of the crosslinkable silyl group-containing resin include those generally referred to as silicone resins and modified silicone resins, which are crosslinked to form rubber by reacting with moisture (water) to form siloxane bonds. It is a resin containing a crosslinkable silyl group in the molecule that forms a cured product. In the present invention, a modified silicone resin is preferred.
[0036]
The silicone resin is a resin having a main chain of organopolysiloxane and a crosslinkable silyl group in the molecule.
Specifically, a one-part silicone resin containing an organopolysiloxane having a silanol group at the terminal as a main component and a low-molecular compound containing a crosslinkable silyl group as a crosslinking component, and an organopolysiloxane having a silanol group at the terminal as a main component A typical example is a two-part silicone resin containing siloxane and an aminoxyalkylsilane as a curing agent. Examples of the crosslinkable silyl group-containing low molecular weight compound include acyloxyalkylsilane, aminoxyalkylsilane, and alkoxyalkylsilane.
[0037]
As the modified silicone resin, for example, JP-A-52-73998, JP-A-55-9669, JP-A-59-122541, JP-A-60-6747, JP-A-61-233043 JP, 63-6003, JP 63-112642, JP 3-79627, JP 4-283259, JP 5-287186, JP 11-80571. , JP-A-11-116663, JP-A-11-130931, specifically, a polymer containing a crosslinkable silyl group in the molecule, the main chain being a vinyl polymer, Aliphatic hydrocarbon polymers such as polyoxyalkylene polymers, polyisoprene, polyisobutylene, polybutanediene, polyester polymers, polysulfide Polymers, copolymers thereof, and mixtures thereof.
The main chain of the modified silicone resin is preferably a polyoxyalkylene polymer from the viewpoint of physical properties such as tensile adhesion after curing and modulus.
The number of crosslinkable silyl groups is 0.1 or more, more preferably 0.3 to 5.0, and particularly 0.3 to 2.0 in the molecule from the viewpoint of the curability of the composition and the physical properties after curing. Preferably.
Further, the crosslinkable silyl group is preferably one represented by the following general formula which is easily crosslinked and easy to produce.
[0038]
[Chemical 1]
Figure 2005036034
Wherein R is a hydrocarbon group, preferably an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms, an aryl group having 6 to 20 carbon atoms or an aralkyl group having 7 to 20 carbon atoms, and most preferably a methyl group. The reactive group is a hydrolyzable group selected from a halogen atom, hydrogen atom, hydroxyl group, alkoxy group, acyloxy group, ketoximate group, amide group, acid amide group, mercapto group, alkenyloxy group and aminooxy group, When X is plural, X may be the same group or different groups, among which X is preferably an alkoxy group, most preferably a methoxy group or an ethoxy group, and a is 0, 1, or 2. And is most preferably 0 or 1.)
[0039]
Introduction of the crosslinkable silyl group into the main chain can be performed, for example, by the following known method.
(1) An organic compound (for example, allyl isocyanate) having an active group and an unsaturated group which are reactive with this functional group in a polymer such as a polyoxyalkylene or vinyl polymer having a functional group such as a hydroxyl group at the terminal. Then, the resulting reaction product is hydrosilylated by allowing hydrosilane having a hydrolyzable group to act.
(2) Polyoxyalkylene and vinyl polymers having functional groups such as hydroxyl groups, epoxy groups and isocyanate groups at the ends have functional groups and crosslinkable silyl groups that are reactive with these functional groups. The compound is reacted.
Examples of the compound having a reactive functional group and a crosslinkable silyl group include amino group-containing silanes, mercapto group-containing silanes, epoxy group-containing silanes, vinyl type unsaturated group-containing silanes, chlorine atom-containing silanes, and isocyanates. Examples thereof include group-containing silanes and hydrosilanes.
(3) A compound having a polymerizable unsaturated bond and a crosslinkable silyl group (for example, CH2= CHSi (OCH3  )3  And CH2= CHCOO (CH2)2Si (OCH3  )3) And a (meth) acrylic acid alkyl ester monomer.
(4) A compound having a polymerizable unsaturated bond and a functional group (for example, hydroxyethyl (meth) acrylate or allyl (meth) acrylate) is added to the (meth) acrylic acid alkyl ester monomer and copolymerized. Then, the resulting copolymer is converted into a compound having a reactive functional group and a crosslinkable silyl group (for example, an isocyanate group and —Si (OCH3)3  And hydrosilanes having hydrolyzable groups such as trimethoxysilane and triethoxysilane).
[0040]
Silicone resins and modified silicone resins have a number average molecular weight of 1,000 or more, especially those having a narrow molecular weight distribution of 6,000 to 30,000, and are easy to handle because the viscosity of the curable composition is low, and the strength and elongation after curing. It is preferable because of its excellent physical properties such as modulus.
[0041]
Specifically, the crosslinkable silyl group-containing polyoxyalkylene urethane resin preferable as the crosslinkable silyl group-containing resin can be obtained by reacting a polyoxyalkylene polyol with a crosslinkable silyl group-containing isocyanate compound. .
Examples of the polyoxyalkylene-based polyol include those similar to those used in the production of the liquid urethane resin (A). The resulting curable composition and sealing material composition have low viscosity and good workability, and are cured. The number average molecular weight is the same as described above in view of high rubber elastic properties and adhesion later, and the average number of alcoholic hydroxyl groups per molecule is 2 or more, further 2 to 10, particularly 2 to 4. Those having a narrow molecular weight distribution (Mw / Mn) as described above are also preferred.
The polyoxyalkylene polyol and the crosslinkable silyl group-containing isocyanate compound have an isocyanate group / hydroxyl group equivalent ratio of 0.1 to 1.5 / 1.0, more preferably 0.5 to 1.0 / 1. The reaction is preferably performed within the range of 0.
Also in this reaction, a known urethanization catalyst such as a salt of a metal and an organic acid, an organic metal chelate compound, a salt of an organic metal and an organic acid, or an organic amine or a salt thereof is used. Can do. Of these, organometallic compounds are preferred.
Further, a known organic solvent can also be used.
[0042]
The crosslinkable silyl group-containing isocyanate compound may contain at least one isocyanate group and one or more crosslinkable silyl groups in the molecule, but it is easy to control the reaction and has good rubber elasticity after curing. From this point, a compound containing one isocyanate group and one crosslinkable silyl group in the molecule is preferable.
Specific examples of the crosslinkable silyl group-containing isocyanate compound include 3-isocyanatepropyltrimethoxysilane, 3-isocyanatepropyltriethoxysilane, 3-isocyanatopropylmethyldiethoxysilane, 3-isocyanatepropylmethyldimethoxysilane, 3- Examples thereof include isocyanate propyl isopropoxy silane, isocyanate trimethoxy silane, diisocyanate dimethoxy silane and the like, and these can be used alone or in admixture of two or more. Of these, 3-isocyanatopropyltrimethoxysilane is preferred.
[0043]
The polysulfide resin is a polymer having a polysulfide skeleton and a mercapto group at the terminal.
The polysulfide resin having a mercapto group at the end may be represented by the general formula: HS- (R1  -Sx) n-R2A structure represented by —SH 2 is preferred. X in this general formula is an integer of 1 to 4, and the average value is 1.5 to 2.5. n is 1-120, preferably 6-50. In addition, R in this general formula1  And R2  Is a divalent aliphatic group, specifically -C2  H4  -, -C3  H6  -, -C4H8  In particular, those having an ether bond are preferable, and specific examples include the following.
-C2H4-OC2H4
-C3H6-OC3H6  −
-C4  H8  -OC4  H8  −
-C2H4  -O-CH2-OC2  H4  −
-C3  H6  -O-CH2  -OC3  H6  −
-C4  H8-O-CH2-OC4H8
The number average molecular weight of the polysulfide resin having a mercapto group at the terminal is preferably 200 to 20000, particularly preferably 1000 to 8000.
Polysulfide resin can be used as a one-part curing type in which hydrogen peroxide is generated by moisture when a compound containing a metal oxide such as calcium peroxide is exposed to the atmosphere, and the resin is oxidized and cured at room temperature. Moreover, it can also be used as a two-component curable type in which polysulfide resin is used as a main ingredient and lead dioxide, polyisocyanate or the like is used as a curing agent, and these are cured by mixing at the time of use.
[0044]
Examples of the unsaturated polyester resin include unsaturated polyester resins obtained by esterifying unsaturated dibasic acids such as maleic anhydride and fumaric acid and glycols such as propylene glycol, and polymerizable monomers such as styrene monomer as a reactive diluent. And the like dissolved in
By mixing an organic peroxide mainly as a curing catalyst with a metal salt such as cobalt, it can be used as a two-component curing type in which radical polymerization and curing are performed at room temperature.
[0045]
As the alkyd resin, a pure alkyd resin in which an esterified product of a polybasic acid such as phthalic anhydride and a polyhydric alcohol such as glycerin is modified with a drying oil such as soybean oil, or a rosin is further used. And modified alkyd resins modified with 1. By mixing a drying catalyst such as cobalt naphthenate as a curing agent, it can be used as a two-component curing type that is oxidized and cured at room temperature.
[0046]
Examples of the epoxy resin include a bisphenol A type epoxy resin, a bisphenol F type epoxy resin, a bisphenol AD type epoxy resin, a bisphenol S type epoxy resin, an epoxy resin obtained by hydrogenating these, a glycidyl ester type epoxy resin, and a glycidyl amine type. Epoxy resin, cycloaliphatic epoxy resin, novolak type epoxy resin, urethane modified epoxy resin with epoxidized end of urethane prepolymer, fluorinated epoxy resin, rubber modified epoxy resin containing polybutadiene or NBR, glycidyl of tetrabromobisphenol A Examples include flame retardant epoxy resins such as ether.
[0047]
Examples of the epoxy resin curing agent include aliphatic amine, alicyclic amine, aromatic amine, polyaminoamide, imidazole, dicyandiamide, epoxy-modified amine, Mannich-modified amine, Michael addition-modified amine, ketimine, and acid anhydride. , Alcohols and phenols.
[0048]
Furthermore, an active hydrogen (group) -containing urethane-based prepolymer obtained by reacting an active hydrogen compound such as polyol with an isocyanate group under an excess of active hydrogen (group) with respect to the organic polyisocyanate as a main component, A two-component curable resin using isocyanate as a curing agent is also included.
[0049]
In addition, a two-component curable resin in which a fluorine-containing resin having an active hydrogen (group) such as a hydroxyl group is a main component and the organic polyisocyanate is a curing agent is cured at room temperature.
[0050]
Specific examples of the solvent-volatile resin include natural rubber, synthetic rubber (for example, styrene-butadiene rubber, chloroprene rubber, nitrile rubber, butyl rubber, acrylonitrile rubber, chlorinated rubber), (meth) acrylic resin, vinyl chloride. -Vinyl acetate copolymer resin etc. are mentioned. These are used together with organic solvents such as toluene, xylene and ethyl acetate.
[0051]
Examples of the additive in the present invention include a curing catalyst, a weather resistance stabilizer, an oxygen curable unsaturated compound, a filler, a coupling agent, an adhesion imparting agent, a thixotropic agent, a storage stability improving agent (dehydrating agent), and coloring. Agents, designability-imparting agents, and the like.
[0052]
The curing catalyst is a catalyst for accelerating the curing of the room temperature curable resin, the catalyst for accelerating the curing of the isocyanate group-containing urethane prepolymer and the crosslinkable silyl group-containing resin, polysulfide resin and unsaturated polyester resin. (Radical polymerization) catalyst for accelerating the curing of the catalyst, and a drying catalyst for accelerating the curing of the alkyd resin.
Specific examples of the catalyst for accelerating the curing of the isocyanate group-containing urethane prepolymer and the crosslinkable silyl group-containing resin include organometallic compounds and amines. For example, tin octylate and tin naphthenate. Divalent organic tin compounds such as dibutyltin dioctoate, dibutyltin dilaurate, dibutyltin diacetate, dibutyltin dimaleate, dibutyltin distearate, dioctyltin dilaurate, dioctyltin diversate, dibutyltin oxide, dibutyltin bis (triethoxysilicate) EXCESTAR C-501 manufactured by Asahi Glass Co., Ltd., a tetravalent organic tin compound such as a reaction product of dibutyltin oxide and a phthalate ester, dibutyltin bis (acetylacetonate), and a tin-based chelate compound. G), titanium tetrakis (acetylacetonate), aluminum tris (acetylacetonate), aluminum tris (ethylacetoacetate), acetylacetone cobalt, acetylacetone iron, acetylacetone copper, acetylacetone magnesium, acetylacetone bismuth, acetylacetone nickel, acetylacetone zinc, acetylacetone manganese Chelate compounds of various metals such as lead acid salts such as lead octylate, titanates such as tetra-n-butyl titanate and tetrapropyl titanate, organic bismuth compounds such as bismuth octylate and bismuth versatate, butylamine, Primary amines such as octylamine, secondary amines such as dibutylamine and dioctylamine, monoethanolamine, diethanol Alkanolamines such as amine and triethanolamine, primary and secondary amines such as diethylenetriamine and triethylenetetramine, tertiary amines such as triethylamine, tributylamine, triethylenediamine and N-ethylmorpholine, or Salts of these amines and carboxylic acids, inorganic acidic compounds such as kaolin clay and hydrochloric acid, organic phosphoric acid acidic compounds such as ethyl acid phosphate and 2-ethylhexyl acid phosphate, and salts of these with amines . Of these, organotin compounds and metal chelate compounds are preferred because of their high reaction rate and relatively low toxicity and volatility, and tin-based chelate compounds are more preferred, with dibutyltin bis (acetylacetonate) being the most preferred. preferable.
(Radical polymerization) catalysts for promoting curing of polysulfide resins and unsaturated polyester resins include lead dioxide, manganese dioxide, calcium peroxide, zinc peroxide, sodium perborate, paraquinone dioxime, dinitrobenzene, and methyl ethyl ketone. Examples include peroxide-cobalt soap.
Examples of the drying catalyst for accelerating the curing of the alkyd resin include cobalt naphthenate.
The curing catalyst is preferably blended in an amount of 0 to 10 parts by weight, particularly 0.01 to 2 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the curable resin (B) from the viewpoints of curing speed and physical properties of the cured product.
[0053]
The weathering stabilizer is used to prevent oxidation, photodegradation, and thermal degradation after curing of the crosslinkable silyl group-containing resin and further improve not only the weather resistance but also the heat resistance. Specific examples of the weather resistance stabilizer include an antioxidant, an ultraviolet absorber, and a photocurable compound.
[0054]
Specific examples of the antioxidant include hindered amine-based and hindered phenol-based antioxidants. Examples of the hindered amine-based antioxidant include bis (1,2,2,6,6-pentamethyl). -4-piperidyl) [[3,5-bis (1,1-dimethylethyl) -4-hydroxyphenyl] methyl] butyl malonate, bis (1,2,2,6,6-pentamethyl-4-piperidyl) Examples include sebacate, methyl-1,2,2,6,6-pentamethyl-4-piperidyl sebacate, 4-benzoyloxy-2,2,6,6-tetramethylpiperidine. In addition to Sanyo LS-292, trade names manufactured by Sankyo Co., Ltd., trade names Adeka Stub series LA-52, LA-57, LA-62, LA-67, LA-77, LA- 82, LA-87 and other low molecular weight hindered amine antioxidants with a molecular weight of less than 1,000, also LA-63P, LA-68LD or Ciba Specialty Chemicals' product names CHIMASSORB series 119FL, 2020FDL, 944FD, 944LD And high molecular weight hindered amine antioxidants having a molecular weight of 1,000 or more.
Examples of the hindered phenol antioxidant include pentaerythritol tetrakis [3- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], octadecyl-3- (3,5-di-). tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate], N, N′-hexane-1,6-diylbis [3- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenylpropionamide)], benzenepropanoic acid Examples include 3,5-bis (1,1-dimethylethyl) -4-hydroxy C7-C9 side chain alkyl ester, 2,4-dimethyl-6- (1-methylpentadecyl) phenol, and the like.
[0055]
Examples of the ultraviolet absorber include benzotriazole-based ultraviolet absorbers such as 2- (3,5-di-tert-butyl-2-hydroxyphenyl) -5-chlorobenzotriazole, and 2- (4,6-diphenyl- Triazine-based UV absorbers such as 1,3,5-triazin-2-yl) -5-[(hexyl) oxy] -phenol, benzophenone-based UV absorbers such as octabenzone, 2,4-di-tert-butylphenyl Examples include benzoate-based ultraviolet absorbers such as -3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenzoate.
[0056]
Examples of the photocurable compound include a compound containing one or more groups that are reactively cured by light such as an acryloyl group or a methacryloyl group in the molecule. Specifically, for example, a hydroxyl group-containing acrylate compound is added to an isocyanate group-containing urethane resin. Polyester acrylate or polyester methacrylate such as urethane acrylate or urethane methacrylate, ester acrylate or ester methacrylate such as trimethylolpropane triacrylate or trimethylolpropane trimethacrylate, acrylate or methacrylate of polyethylene adipate polyol, etc. Polyether acrylate such as ether polyol acrylate or methacrylate, polyether methacrylate, or poly Examples thereof include vinyl cinnamates and azido resins, and monomers and oligomers having a molecular weight of 10,000 or less, and more preferably a molecular weight of 5,000 or less are preferred. Particularly, acryloyl groups and / or methacryloyl groups are averaged per molecule. The thing containing 2 or more is preferable.
[0057]
The weathering stabilizer is preferably blended in an amount of 0.01 to 30 parts by weight, particularly 0.1 to 10 parts by weight, based on 100 parts by weight of the curable resin (B).
[0058]
An oxygen curable unsaturated compound is a compound having in its molecule an unsaturated group that reacts and cures with oxygen, such as in the air, and is added to the curable composition and the sealing material composition to obtain a cured surface. In order to eliminate the adhesion of the surface of the cured product by forming a cured film by shifting to, the effect of preventing surface contamination over a long period of time is exhibited.
Specific examples of oxygen-curable unsaturated compounds include drying oils, various modified products of drying oils, polymers and copolymers of diene compounds (hereinafter referred to as “copolymers” and “copolymers”). And various modified products of the (co) polymer (maleinized modified products, boiled oil modified products, etc.).
Examples of drying oil (including semi-drying oil in a broad sense) include paulownia oil, soybean oil, linseed oil, dehydrated castor oil, coconut oil, castor oil, and the like. And various alkyd resins obtained, acrylic polymers modified with drying oil, epoxy resins, silicone resins, and the like.
Examples of (co) polymers of diene compounds include C 1,2,2-butadiene, 1,4-butadiene, 1,3-pentadiene, isoprene, chloroprene and the like.4~ C8Examples thereof include polymers of diene compounds and copolymers of two or more of these, or copolymers of these with other monomers such as styrene and acrylonitrile (SBR, NBR, etc.). Examples of the modified product of the (co) polymer include maleated products, boiled products, and epoxidized products of the (co) polymer of the diene compound.
The oxygen-curable unsaturated compound is preferably used in an amount of 0 to 50 parts by weight, particularly 1 to 20 parts by weight, based on 100 parts by weight of the curable resin (B).
[0059]
Fillers, coupling agents, adhesion-imparting agents, thixotropic agents, storage stability improvers (dehydrating agents), coloring agents, design-improving agents, etc. are reinforced, increased, improved adhesion, improved thixotropic properties, It can be used for improving the storage stability, coloring, imparting design properties such as matting of the surface of the cured product and imparting unevenness (giving a feeling of roughness).
[0060]
Examples of fillers include mica, kaolin, zeolite, graphite, diatomaceous earth, white clay, clay, talc, slate powder, anhydrous silicic acid, quartz fine powder, aluminum powder, zinc powder, and synthetic silica such as precipitated silica, heavy Inorganic fillers such as calcium carbonate, light calcium carbonate, magnesium carbonate, alumina, calcium oxide, magnesium oxide, inorganic fillers such as asbestos, glass fibers, carbon fibers, etc., or their surface Fillers treated with organic substances such as fatty acids, wood flour, walnut flour, rice husk flour, pulp powder, cotton chips, rubber powder, polyamide resin, polyester resin, polyurethane resin, silicone resin, vinyl chloride resin, vinyl acetate resin, Polyolefin resin such as polyethylene and polypropylene, acrylic resin In addition to organic fillers such as epoxy resin, phenolic resin, urea resin, melamine resin and other thermoplastic resins or thermosetting resin powder, flame retardant fillers such as magnesium hydroxide and aluminum hydroxide And a particle size of 0.01 to 1,000 μm is preferable.
[0061]
Examples of the coupling agent include various coupling agents such as silane, aluminum and zircoaluminate and / or partial hydrolysis condensates thereof. Of these, a silane coupling agent and / or a partially hydrolyzed condensate thereof is preferred because of its excellent adhesiveness.
As silane coupling agents, methyltrimethoxysilane, dimethyldimethoxysilane, trimethylmethoxysilane, n-propyltrimethoxysilane, ethyltrimethoxysilane, diethyldiethoxysilane, n-butyltrimethoxysilane, n-hexyltriethoxysilane , N-octyltrimethoxysilane, phenyltrimethoxysilane, diphenyldimethoxysilane, cyclohexylmethyldimethoxysilane and other hydrocarbon group-bonded alkoxysilanes, dimethyldiisopropenoxysilane, methyltriisopropenoxysilane and other hydrocarbon group-bonded Isopropenoxysilanes, 3-glycidoxypropylmethyldimethoxysilane, 3-glycidoxypropyltrimethoxysilane, vinyltrimethoxysilane, vinyldimethylmeth Sisilane, 3-aminopropyltrimethoxysilane, N- (2-aminoethyl) -3-aminopropylmethyldimethoxysilane, 3-mercaptopropyltrimethoxysilane, 3-mercaptopropylmethyldimethoxysilane, 3-glycidoxypropylmethyl Diisopropenoxysilane, 3-glycidoxypropyltriethoxysilane, N- (2-aminoethyl) -3-aminopropyltrimethoxysilane, 3-acryloxypropyltrimethoxysilane, 3-methacryloxypropyltrimethoxysilane , 3-acryloxypropyltriethoxysilane, N-phenyl-3-aminopropyltrimethoxysilane and other functional groups such as alkoxysilanes and isopropenoxysilanes having a molecular weight of 500 or less, preferably 400 or less. Compounds having a molecular weight 200 to 3,000 are exemplified in compound and / or one or more partially hydrolyzed condensate of the silane coupling agent.
[0062]
Examples of the adhesion-imparting agent include epoxy resins, phenol resins, alkyd resins, alkyl titanates, and organic polyisocyanates.
[0063]
Examples of the thixotropic agent include inorganic thixotropic agents such as colloidal silica, asbestos powder, and fatty acid-treated calcium carbonate, and organic thixotropic agents such as organic bentonite, modified polyester polyol, and fatty acid amide.
[0064]
Examples of the storage stability improver include low-molecular crosslinkable silyl group-containing compounds such as vinyltrimethoxysilane, calcium oxide, and p-toluenesulfonyl isocyanate, which react with moisture present in the composition.
[0065]
Examples of the colorant include inorganic pigments such as titanium oxide and iron oxide, organic pigments such as copper phthalocyanine, and carbon black.
[0066]
Designability-imparting agents can be used to aid in delustering the surface of the cured product by blending it into the curable composition and the sealing material composition, or to erase the surface luster and impart irregularities to simulate natural rough rocks. For example, various waxes such as beeswax, carnauba wax, montan wax, paraffin wax, etc. And higher aliphatic compounds such as stearamide.
Examples of the material that removes the gloss of the surface and imparts irregularities include granular materials and balloons, etc. The granular materials are the same as those mentioned as the filler, and large particles having a particle size of 50 μm or more are mentioned. It is done.
The balloon is a hollow substance, and the shape of the balloon is not only spherical, but also various shapes such as a cubic shape, a rectangular shape, and a confetti shape, and the balloon is slightly removed to the extent that the unevenness imparting effect on the curable composition and the sealing material composition is not lost. Although what was destroyed is also mentioned, spherical shape is preferable from the good workability | operativity of a curable composition and a sealing material composition. Specifically, for example, inorganic balloons such as glass balloons, shirasu balloons, silica balloons, ceramic balloons, organic balloons such as phenol resin balloons, urea resin balloons, polystyrene balloons, polyethylene balloons, saran balloons, or inorganic compounds and organic Examples thereof include a composite balloon in which a system compound is mixed or laminated.
Also, those coated or surface-treated with these balloons can be used. For example, inorganic balloons surface-treated with the silane coupling agent, etc., organic balloons with calcium carbonate, talc, titanium oxide, etc. Examples of coatings are also included.
Of these, from the viewpoint of the effect of imparting designability, granular materials and / or balloons are preferable, and granular inorganic fillers and / or inorganic balloons are more preferable, especially coarse heavy calcium carbonate and / or ceramics. A balloon is preferred.
The particle size of the granular material and / or balloon is preferably 50 μm or more, and more preferably 100 to 1,000 μm, from the viewpoint of the effect of providing designability.
[0067]
The total amount of filler, coupling agent, adhesiveness imparting agent, thixotropic imparting agent, storage stability improving agent (dehydrating agent), colorant and designability imparting agent is 100 parts by weight of curable resin (B). On the other hand, 0 to 500 parts by weight, particularly 10 to 300 parts by weight are preferred.
[0068]
In the present invention, each additive component can be used alone or in admixture of two or more.
[0069]
In the present invention, a plasticizer is not particularly required, but can be used within a range not impairing the object of the present invention depending on the use of the curable composition.
Examples of the plasticizer include phthalates such as dibutyl phthalate, diheptyl phthalate, dioctyl phthalate, di (2-ethylhexyl) phthalate, butyl benzyl phthalate, butyl phthalyl butyl glycolate, dioctyl adipate, dioctyl sebacate and the like. Non-aromatic dibasic acid esters, phosphate esters such as tricresyl phosphate, tributyl phosphate and the like, and relatively high molecular weight type plasticizers include, for example, polyesters from dibasic acids and dihydric alcohols. Polyester plasticizers such as polypropylene glycol and polyethers such as etherified derivatives thereof, polystyrenes such as poly-α-methylstyrene, low viscosity (meth) acrylic acid ester copolymers, and other process oils , Alkyl Benzene compounds and the like.
[0070]
Since the curable composition of the present invention has a low viscosity, it is not necessary to use an organic solvent, or even if it is used, it requires only a very small amount and does not release an environmentally hazardous substance, so it is highly safe.
Examples of the organic solvent include conventionally known organic solvents such as aliphatic solvents such as n-hexane, alicyclic solvents such as cyclohexane, aromatic solvents such as toluene and xylene, and the like. Anything that does not react to the above can be used.
[0071]
The curable composition and the sealing material composition of the present invention can be used as a one-pack type or a two-pack type depending on the application, but there is no need to mix the main agent and the curing agent, and curing due to poor mixing. Since there are no defects such as defects and excellent workability, a one-component curable composition is preferable, and a one-component moisture-curable room temperature curable composition is more preferable.
Moreover, the curable composition and the sealing material composition of the present invention are those in which the liquid urethane resin (A) to be used does not volatilize even in a high temperature atmosphere of 50 to 100 ° C., and does not use a highly volatile organic solvent. However, since it has low viscosity and good extrusion workability, it does not dissipate volatile substances during or after curing, so it is used in the manufacture of foods, semiconductors, precision equipment, etc. or in these tests. It can also be suitably used as a sealing agent for sealing or waterproofing clean room wall panels and incidental facilities that are required not to emit volatile substances.
[0072]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Here, although the sealing material composition was shown as an example of a curable composition, it is not limited to this.
[0073]
Synthesis example 1
In a warming reaction vessel equipped with a stirrer, thermometer, nitrogen seal tube and cooler, under a nitrogen stream, polyoxypropylene monool (XS-M3000 manufactured by Asahi Glass Co., Ltd., number average molecular weight 3,243, molecular weight distribution (Mw / Mn) 1.0-1.1) 300 g (OH equivalent: 0.0925) was charged and 0.1 g of dibutyltin dilaurate and m-xylylene diisocyanate (Takenate 500, molecular weight 188, Takeda Pharmaceutical Co., Ltd.) with stirring. 1 g (NCO equivalent: 0.0968) (R value (NCO equivalent / OH equivalent) = 1.05) was added, and the mixture was heated and stirred at 70-80 ° C. for 4 hours. The reaction was terminated when the value (0.06% by mass) or less was reached, and liquid urethane resin U-1 was produced.
This liquid urethane resin U-1 has a measured isocyanate group content of 0.04% by mass, a viscosity of 3,300 mPa · s / 25 ° C., a molecular weight distribution (Mw / Mn) of 1.0 to 1.1, and is transparent at room temperature. It was a liquid.
[0074]
Synthesis example 2
A polyoxypropylene diol (PML-4010 manufactured by Asahi Glass Co., Ltd., number average molecular weight 9,930, molecular weight distribution (Mw / Mn) 1.0 to 1.1 in a warming reaction vessel similar to Synthesis Example 1 under a nitrogen stream. ) 800 g (OH equivalent: 0.161) was charged, and 49.9 g (NCO equivalent: 0.169) (R value (NCO) of n-octadecyl monoisocyanate (Millionate O, molecular weight 295, manufactured by Hodogaya Chemical Co., Ltd.) with stirring. Equivalent / OH equivalent) = 1.05) and 0.1 g of dibutyltin dilaurate were added, and the mixture was heated and stirred at 70-80 ° C. for 4 hours. The isocyanate group content was the theoretical value (0.04% by mass). ) The reaction was terminated when it became below, and liquid urethane resin U-2 was produced.
This liquid urethane resin U-2 has an isocyanate group content of 0.03% by mass measured by titration, a viscosity of 6,800 mPa · s / 25 ° C., a molecular weight distribution (Mw / Mn) of 1.0 to 1.1, and half at room temperature. It was a clear liquid.
[0075]
Synthesis example 3
Polyoxypropylene triol (Exenol-5030 manufactured by Asahi Glass Co., Ltd., number average molecular weight 5,010, molecular weight distribution (Mw / Mn) 1.0 to 1.2 in a warming reaction vessel similar to Synthesis Example 1 under a nitrogen stream. ) 881.9 g (OH equivalent: 0.528) was charged, and 41.5 g (NCO equivalent: 0.141) (R value) of n-octadecyl monoisocyanate (Millionate O, molecular weight 295, manufactured by Hodogaya Chemical Co., Ltd.) with stirring. (NCO equivalent / OH equivalent) = 0.267) and 0.1 g of dibutyltin dilaurate, and then heated and stirred at 70-80 ° C. for 2 hours, and confirmed the disappearance of the isocyanate group peak by FTIR. And cooled to room temperature. Next, 96.9 g (NCO equivalent: 0.775) (R ′ value (total NCO equivalent / OH equivalent) of raw materials) = 4,4′-diphenylmethane diisocyanate (Millionate MT manufactured by Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd., molecular weight 250) = 1.73) was added, and the mixture was heated and stirred at 70 to 80 ° C. for 2 hours. When the isocyanate group content became the theoretical value (1.59% by mass) or less, the reaction was terminated. A group-containing polyoxypropylene-based urethane prepolymer O-1 was produced.
This isocyanate group-containing polyoxypropylene-based urethane prepolymer O-1 was a translucent liquid at room temperature with a measured isocyanate group content of 1.50% by mass and a viscosity of 28,300 mPa · s / 25 ° C.
[0076]
Synthesis example 4
A polyoxypropylene diol (number average molecular weight 16,000, total unsaturation 0.02 meq / g, PML-4016 manufactured by Asahi Glass Co., Ltd., molecular weight distribution (Mw / Mn) 1.0-1.2) 800 g (OH equivalent: 0.1) was charged and stirred with stirring 3-isocyanatopropyltrimethoxysilane (Y-5187, Nippon Unicar Co., Ltd., molecular weight 205.4) 10.3 g. (NCO equivalent: 0.05) (R value (NCO equivalent / OH equivalent) = 0.5) and 0.08 g of dibutyltin dilaurate were added, followed by heating and stirring at 70-80 ° C. for 1 hour. The disappearance of the isocyanate group peak was confirmed by FTIR, and the reaction was terminated by cooling to room temperature.
The obtained trimethoxysilyl group-containing polyoxypropylene urethane resin was a liquid having a theory of transparency at room temperature, an isocyanate group content of 0.00 mass% measured by titration, and a viscosity of 16,400 mPa · s / 25 ° C. This resin is referred to as O-2.
[0077]
Example 1
In a kneading vessel with a heating and cooling device and a nitrogen seal tube, under a nitrogen stream, 50 g of the liquid urethane resin U-1 obtained in Synthesis Example 1 and the isocyanate group-containing polyoxypropylene urethane prepolymer O- obtained in Synthesis Example 3 1 100 g, hindered phenolic antioxidant: pentaerythritol-tetrakis [3- (3,5-di-tert-butyl-4-hydroxyphenyl) propionate] (Irganox 1010 manufactured by Ciba Specialty Chemicals) 0g, 145g of fatty acid (surface) -treated calcium carbonate (Calphan 200M manufactured by Maruo Calcium Co., Ltd.) and 15g of toluene, stirred and mixed until the contents were uniform, then degassed under reduced pressure, filled in a container, sealed, A sealant composition was prepared.
[0078]
Example 2
A sealing material composition was prepared in the same manner as in Example 1 except that 50 g of U-2 was used instead of the liquid urethane resin U-1.
[0079]
Comparative Example 1
In Example 1, instead of the liquid urethane resin U-1, dioctyl phthalate
A sealant composition was prepared in the same manner except that 50 g was used.
[0080]
Example 3
In a similar kneading container as in Example 1, 200 g of liquid urethane resin U-1 obtained in Synthesis Example 1 and 200 g of trioxysilyl group-containing polyoxypropylene-based urethane resin O-2 obtained in Synthesis Example 4 in a nitrogen stream Hindered amine antioxidant: 9 g of a compound represented by the following chemical formula (A) (Sanol LS-292 manufactured by Sankyo Co., Ltd.), 255.7 g of calcium carbonate (Whiteon B manufactured by Shiroishi Calcium Co., Ltd.), fatty acid (surface) treated calcium carbonate ( Maruo Calcium Co., Ltd. N-2) 265.2g was charged and dehydrated under reduced pressure (20-70 hPa) for 2 hours at 100-110 ° C. with stirring and mixing, and after cooling, vinyltrimethoxysilane (Chiasso Silaace S210) 17.0 g and 2.0 g of dibutyltin bis (acetylacetonate) (Neostan U-220 manufactured by Nitto Kasei Co., Ltd.) The mixture was stirred and mixed until uniform, then degassed under reduced pressure, filled in a container, and sealed to prepare a sealant composition.
[0081]
[Chemical formula 2]
Figure 2005036034
[0082]
Example 4
In Example 3, instead of 200 g of the trimethoxysilyl group-containing polyoxypropylene urethane resin O-2 obtained in Synthesis Example 4, the trimethoxysilyl group-containing polyoxypropylene urethane resin O-2 obtained in Synthesis Example 4 was used. A sealing material composition was prepared in the same manner except that 100 g and 100 g of a crosslinkable silyl group-containing polyoxypropylene resin (S303 manufactured by Kaneka Chemical Co., Ltd.) were used.
[0083]
Example 5
In Example 3, a sealing material composition was prepared in the same manner except that 200 g of U-2 was used instead of the liquid urethane resin U-1.
[0084]
Example 6
In Example 3, instead of the trimethoxysilyl group-containing polyoxypropylene-based urethane resin O-2 obtained in Synthesis Example 4, 200 g of a crosslinkable silyl group-containing polyoxypropylene-based resin (S303 manufactured by Kaneka Chemical Industry Co., Ltd.) A sealant composition was prepared in the same manner except that it was used.
[0085]
Comparative Example 2
In Example 4, a sealing material composition was prepared in the same manner except that 200 g of polyoxypropylene diol (number average molecular weight 3,200) was used instead of the liquid urethane resin U-1.
[0086]
Comparative Example 3
In Example 4, a sealing material composition was prepared in the same manner except that 200 g of polyoxypropylene triol (number average molecular weight 12,000) was used instead of the liquid urethane resin U-1.
[0087]
Comparative Example 4
In Example 4, a sealing material composition was prepared in the same manner except that 200 g of dioctyl phthalate was used instead of the liquid urethane resin U-1.
[0088]
〔performance test〕
The following tests were performed using the sealing material compositions prepared in Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 to 4, respectively.
(1) Slump
In accordance with “4.1 Slump Test” of JIS A1439: 1997 “Testing Method of Sealant for Building”, slump (longitudinal) was measured (measurement temperature 23 ° C.).
(2) Workability
As a test for evaluating workability, the extrusion time was measured according to “4.14 Extrusion Test with Cartridge for Testing” in JIS A1439: 1997 “Testing Method of Sealant for Building” (measurement temperature: 23 ° C.).
(3) Tack-free time
Measured in accordance with “4.19 Tack-free test” in JIS A1439: 1997 “Testing method for architectural sealing material”.
(4) Paint contamination
Using a slate plate with a thickness of 5 mm, create a joint with a depth of 5 mm, a width of 25 mm, and a length of 150 mm, place a sealing material composition on the joint, scrape off the excess sealing material with a spatula, and flatten the surface After curing for 7 days at 23 ° C. and 50% relative humidity, a water-based acrylic paint (Tile Rack aqueous top super white made by Nippon Paint Co., Ltd.) was applied to the surface, and at 23 ° C. and 50% relative humidity. The specimen was further cured for 7 days to prepare a test specimen.
Place the test specimen after curing in a 50 ° C. incubator and another test specimen in a 70 ° C. incubator for 7 days, then remove from the incubator and place black quartz sand (grains) on the test specimen surface. The test specimen was immediately turned over, and the bottom surface was lightly tapped by hand to remove excess black silica sand. The state of black silica sand (dirt) remaining on the surface was visually observed to determine the contamination.
Judgment criteria
○: Black silica sand does not adhere to the cured surface of the sealing material and is clean
X: A state in which a large amount of black silica sand adheres to the cured surface of the sealing material and is blackened
The synthesis results of the liquid urethane resin are summarized in Table 1, and the composition of the sealing material composition and the performance thereof are summarized in Tables 2 to 4.
[0089]
[Table 1]
Figure 2005036034
[0090]
[Table 2]
Figure 2005036034
[0091]
[Table 3]
Figure 2005036034
[0092]
[Table 4]
Figure 2005036034
[0093]
【The invention's effect】
As explained above, the liquid urethane resin (A) having a molecular weight distribution (Mw / Mn) substantially not containing an isocyanate group or a hydroxyl group in the present invention having a molecular weight distribution of 1.6 or less is a high molecular weight urethane resin. The curable composition and the sealing material composition containing this are low in viscosity and do not bleed. It has become possible to achieve both excellent anti-contamination performance that does not bleed on the surface of the coating that has been overcoated on the surface of the cured product. Further, since the curable composition and the sealing material composition of the present invention are excellent in workability even if they do not use or use environmental pollutants such as plasticizers and organic solvents, they are excellent in workability. It can meet the growing demand for safe and high-performance products that are non-toxic and do not pollute the environment. Therefore, the curable composition and the sealing material composition of the present invention are adhesives for construction, civil engineering, automobiles, etc., waterproofing materials, sealing materials, especially for exterior wall joints, for civil joints, for automobile joints, etc. It is excellent in workability and surface contamination prevention, and is suitable for high-performance sealing materials that are safe and do not pollute the environment.

Claims (12)

ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネートとを反応させて得られる、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の液状ウレタン樹脂(A)と、硬化性樹脂(B)とを含有すること、を特徴とする硬化性組成物。A liquid urethane resin (A) obtained by reacting a polyoxyalkylene alcohol and an organic isocyanate and having a molecular weight distribution (Mw / Mn) substantially not containing an isocyanate group or a hydroxyl group of 1.6 or less, and a curable resin A curable composition comprising (B). 前記液状ウレタン樹脂(A)が、ポリオキシアルキレン系モノオールと有機イソシアネートとの反応生成物である、請求項1に記載の硬化性組成物。The curable composition according to claim 1, wherein the liquid urethane resin (A) is a reaction product of a polyoxyalkylene monool and an organic isocyanate. 前記液状ウレタン樹脂(A)が、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機モノイソシアネートとの反応生成物である、請求項1に記載の硬化性組成物。The curable composition according to claim 1, wherein the liquid urethane resin (A) is a reaction product of a polyoxyalkylene polyol and an organic monoisocyanate. 前記ポリオキシアルキレン系モノオールの分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下である、請求項2に記載の硬化性組成物。The curable composition of Claim 2 whose molecular weight distribution (Mw / Mn) of the said polyoxyalkylene type monool is 1.6 or less. 前記ポリオキシアルキレン系ポリオールの分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下である、請求項3に記載の硬化性組成物。The curable composition of Claim 3 whose molecular weight distribution (Mw / Mn) of the said polyoxyalkylene-type polyol is 1.6 or less. 前記硬化性樹脂(B)が、イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーである、請求項1に記載の硬化性組成物。The curable composition of Claim 1 whose said curable resin (B) is an isocyanate group containing urethane prepolymer. 前記硬化性樹脂(B)が、架橋性シリル基含有樹脂である、請求項1に記載の硬化性組成物。The curable composition of Claim 1 whose said curable resin (B) is crosslinkable silyl group containing resin. 前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機イソシアネートとを水酸基に対してイソシアネート基過剰の条件で反応させて得られるイソシアネート基含有ポリオキシアルキレン系ウレタンプレポリマーである、請求項6に記載の硬化性組成物。The isocyanate group-containing urethane prepolymer is an isocyanate group-containing polyoxyalkylene urethane prepolymer obtained by reacting a polyoxyalkylene polyol and an organic isocyanate with an isocyanate group-excess condition with respect to a hydroxyl group. The curable composition according to 1. 前記イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーが、ポリオキシアルキレン系ポリオールと有機ポリイソシアネートと有機モノイソシアネートとを水酸基に対してイソシアネート基過剰の条件で反応させて得られるイソシアネート基含有ポリオキシアルキレン系ウレタンプレポリマーである、請求項6に記載の硬化性組成物。The isocyanate group-containing urethane prepolymer is an isocyanate group-containing polyoxyalkylene urethane prepolymer obtained by reacting a polyoxyalkylene-based polyol, an organic polyisocyanate, and an organic monoisocyanate with a hydroxyl group-excessive condition. The curable composition according to claim 6. 前記架橋性シリル基含有樹脂が、ポリオキシアルキレン系ポリオールと架橋性シリル基含有イソシアネート化合物とを反応させて得られる架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系ウレタン樹脂(a)及び/又はこれ以外の架橋性シリル基含有ポリオキシアルキレン系樹脂(b)である、請求項7に記載の硬化性組成物。The crosslinkable silyl group-containing resin is a crosslinkable silyl group-containing polyoxyalkylene urethane resin (a) obtained by reacting a polyoxyalkylene polyol and a crosslinkable silyl group-containing isocyanate compound and / or other crosslinks. The curable composition according to claim 7, which is a functional silyl group-containing polyoxyalkylene resin (b). 更に添加剤を含有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の硬化性組成物。Furthermore, the curable composition as described in any one of Claims 1-10 containing an additive. ポリオキシアルキレン系アルコールと有機イソシアネートとを反応させて得られる、実質的にイソシアネート基又は水酸基を含有しない分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下の液状ウレタン樹脂(A)と、硬化性樹脂(B)とを含有すること、を特徴とするシーリング材組成物。A liquid urethane resin (A) obtained by reacting a polyoxyalkylene alcohol and an organic isocyanate and having a molecular weight distribution (Mw / Mn) substantially not containing an isocyanate group or a hydroxyl group of 1.6 or less, and a curable resin A sealing material composition comprising (B).
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