JP2005026049A - 非水電解質電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】正極2と、負極3と、非水電解質とを備え、上記負極は、アルゴンレーザ光を用いて測定された表面増強ラマン分光スペクトルから、式(1)によって求められるGs値が20以下である黒鉛を負極活物質として用いる。Gs=Hsg/Hsd ・・・(1)(ここでHsgは、1580cm−1〜1620cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さであり、Hsdは、1350cm−1〜1400cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さである。)
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、負極活物質の高容量化、高充填化及び低温負荷特性を向上させた非水電解質電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器の小型化、ポータブル化に伴い、その駆動電源として軽量でエネルギー密度が高いリチウムイオン二次電池が注目されている。その負極活物質としては炭素材料、リチウム金属、リチウム合金などが知られており、その中でもリチウムを吸蔵/放出できる炭素材料が、充放電可逆性やクーロン効率が高く、リチウムのデンドライトの生成が起こりにくいので負極材料として非常に有望である。この負極材料とリチウム含有複合酸化物の正極とを組み合わせて商品化まで至った。さらに電子機器の小型化、多機能化が進むにつれリチウムイオン二次電池に高容量、長寿命などの要求が大きくなってきた。
【0003】
特許文献1には、鱗片状黒鉛と、球状黒鉛、塊状黒鉛、繊維状黒鉛、難黒鉛化炭素又はカーボンブラックのうち少なくとも一種類以上の炭素材料とからなる負極活物質を用いることで、高容量かつ高サイクル特性を有し、大電流放電においても高い体積エネルギー密度を有する非水電解質電池が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、Cu−Kα線源を用いた粉末X線回折法による(002)面と(110)面とのピーク強度比を1000以下に規制した黒鉛を負極活物質として使用することで、充填密度を向上させた非水電解質電池が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−8655号公報
【特許文献2】
特開2001−283844号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電子機器の小型化、多機能化は目覚しい進歩をみせており、それに伴い、リチウムイオン二次電池に求められる要求は非常に大きく、それらを十分に満足しているとはいえない。
【0007】
本発明はこのような従来の実状に鑑みて提案されたものであり、負極活物質の高容量化、高充填化及び低温負荷特性を向上させた非水電解質電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の非水電解質電池は、正極と、負極と、非水電解質とを備え、上記負極は、アルゴンレーザ光を用いて測定された表面増強ラマン分光スペクトルから、式(1)によって求められるGs値が20以下である黒鉛を負極活物質として用いたことを特徴とする。
【0009】
Gs=Hsg/Hsd ・・・(1)
ここでのHsgは、1580cm−1〜1620cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さであり、Hsdは、1350cm−1〜1400cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さである。
【0010】
上述したような本発明に係る非水電解質電池では、負極活物質となる黒鉛のGs値を規定することで電子導電性を制御し、初充電時の不可逆容量を大きく低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した非水電解質電池の好適な実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の非水電解質電池の一構成例を示す縦断面図である。この非水電解液電池1は、フィルム状の正極2と、フィルム状の負極3とが、セパレータ4を介して密着状態で巻回された巻層体が、電池缶5内部に装填されてなる。
【0012】
上記正極2は、正極活物質と結着剤とを含有する正極合剤を集電体上に塗布、乾燥することにより作製される。集電体には例えばアルミニウム箔等の金属箔が用いられる。
【0013】
正極活物質には、目的とする電池の種類に応じて金属酸化物、金属硫化物又は特定の高分子を用いることができる。
【0014】
例えば正極活物質としては、LiMxO2(式中Mは一種以上の遷移金属を表し、xはMの価数であって電池の充放電状態によって異なり、通常0.05以上、1.10以下である。)を主体とするリチウム複合酸化物等を使用することができる。このリチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、Co、Ni、Mn等が好ましい。このようなリチウム複合酸化物の具体例としてはLiCoO2、LiNiO2、LiNiyCo1−yO2(式中yはNiの価数であり、0<y<1である。)、LiMn2O4等を挙げることができる。これらのリチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極活物質となる。正極2には、これらの正極活物質の複数種をあわせて使用してもよい。
【0015】
また、上記正極合剤の結着剤としては、通常、電池の正極合剤に用いられている公知の結着剤を用いることができるほか、上記正極合剤に導電剤等、公知の添加剤を添加することができる。
【0016】
負極3は、負極活物質と結着剤とを含有する負極合剤を、集電体上に塗布、乾燥することにより作製される。上記集電体には、例えば銅箔等の金属箔が用いられる。
【0017】
本発明のリチウムイオン電池では、負極活物質として、以下に示すような物性パラメータを有する黒鉛を負極活物質として用いている。本発明者らは、鋭意検討の結果、黒鉛粒子の表面物性パラメータを以下のように規定することで、表面電子構造、ひいては電子導電性を制御できることに想到し、低温での高い負荷特性を発揮できる負極用黒鉛材料を実現するに至った。
【0018】
すなわち、本発明では、アルゴンレーザ光を用いて測定した、表面増強ラマン分光スペクトルから求められるGs値を、20以下に規定している。黒鉛のGs値を20以下に規定することで、初充電時の不可逆容量を大きく低減することができる。
【0019】
Gs=Hsg/Hsd ・・・(1)
ここでのHsgは、1580cm−1〜1620cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さであり、Hsdは、1350cm−1〜1400cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さである。
【0020】
ここで、物性パラメータGsの測定方法について述べる。本発明で用いる物性パラメータGsは、ラマン分光法を応用した表面増強ラマン分光法によって測定される。表面増強ラマン分光法は、試料表面に銀、金などの金属薄膜を成膜して測定する方法で、1974年、Fleischmannらにより発明された。固体金属以外にも、金属ゾル粒子上でも測定が可能である。
【0021】
本明細書中においては、試料表面に銀を10nm蒸着し、波長514.5nmのアルゴンレーザを利用して、波数分解能4cm−1のラマン分光器で測定した。
【0022】
1580cm−1〜1620cm−1付近に見られるピーク(Psg)は、黒鉛結晶質構造に由来する振動モードであり、1350cm−1〜1400cm−1付近に見られるピーク(Psd)は、非結晶質の乱層構造に由来する振動モードである。
【0023】
そして、Psgの強度(高さHsg)とPsdの強度(高さHsd)との比、すなわち物性パラメータGsは、表面の黒鉛化度を表わす。表面部分の非結晶性部分が多くなるほど、すなわちHsgが大きくなるほど、Gs値は小さくなる。粒子表面に非結晶性部分が多くなると、粒子は固くなり、つぶれにくくなる。しかし、粒子表面に非結晶性部分が多すぎると、表面抵抗が大きくなってしまう。
【0024】
そこで、本発明では、黒鉛のGs値を20以下に規定している。Gs値を20以下に規定することで、黒鉛粒子表面の非結晶部分の割合を最適化することができ、適度な固さと表面抵抗とを両立することができる。これにより初充電時の不可逆容量を大きく低減することができる。Gs値は3以上、10以下の範囲がより好ましい。
【0025】
さらに、本発明者らは、黒鉛粒子の表面電子構造に加えて、黒鉛の真比重を規定することで高い可逆容量を実現できることに想到した。すなわち、この黒鉛は、真比重が2.20g/cm3以上であることが好ましい。黒鉛の真比重を2.20g/cm3以上とすることで、充放電時の高い可逆容量を実現することができる。黒鉛の真比重は、2.24g/cm3以上、2.256g/cm3以下の範囲であることがより好ましい。なお、本明細書中において、黒鉛の真比重は、真比重測定器オートトゥルーデンサー:MAT5000(セイシン企業製)により測定した。
【0026】
さらに本発明者らは、所定の体積あたりの活物質の充填性を規定することで高い放電容量を発揮でき、かつ、電池内部での接触抵抗を低減することで、低温での負荷特性に優れた電池を実現できることに想到した。
【0027】
具体的には、黒鉛を錠剤成型器により加圧成型し、当該錠剤の密度測定を行なった。これは黒鉛粒子の柔軟さを測る指標となる。測定は錠剤直径13mmの錠剤成型器に黒鉛粒子サンプルを0.25g量りとり、5tf/cm2において加圧し成型体を作製しその密度を算出した。
【0028】
このような錠剤の密度は、1.70g/cm3以上であることが好ましい。黒鉛粒子を加圧することにより、粒子が変形するとともに、粒子間の隙間が埋まることになる。これにより、錠剤内で黒鉛粒子間の接点が多くなり、抵抗が小さくなる。すなわち、黒鉛の錠剤密度を1.70g/cm3以上とすることで、粒子間の接点が多くなり、電気抵抗が低減することから、高い放電容量を発揮することができる。錠剤密度は、1.70g/cm3以上、2.25g/cm3以下の範囲であることがより好ましい。錠剤密度が1.70g/cm3より小さい場合、上述した作用効果を得ることが困難になる。一方、錠剤密度が2.25g/cm3より大きい場合、例えば錠剤内に非水電解液等を貯留させておくスペースが少なくなって電気抵抗が大きくなり電池特性が低下する虞がある。
【0029】
また、上記と同様に黒鉛が加圧成型されてなる錠剤の表面抵抗は、50Ω/cm以下であることが好ましい。錠剤の表面抵抗を50Ω/cm以下とすることで、電池内部での接触抵抗を低減することができ、低温での負荷特性に優れた電池を実現することができる。なお、錠剤の表面抵抗は、4端子抵抗測定器により測定される。
【0030】
本発明では、上述したようなパラメータを有する黒鉛を負極活物質として用いている。上記負極合剤の結着剤としては、通常リチウムイオン電池の負極合剤に用いられている公知の結着剤を用いることができるほか、上記負極合剤に公知の添加剤等を添加することができる。
【0031】
非水電解液は、電解質塩を非水溶媒に溶解して調製される。電解質塩としては、通常、電池電解液に用いられている公知の電解質塩を使用することができる。具体的には、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiClO4、LiCF3SO3、LiN(SO2CF3)2、LiC(SO2CF3)3、LiAlCl4、LiSiF6等のリチウム塩を挙げることができる。その中でも特にLiPF6、LiBF4が酸化安定性の点から望ましい。
【0032】
このような電解質塩は、非水溶媒中に0.1モル/リットル〜3.0モル/リットルの濃度で溶解されていることが好ましい。さらに好ましくは、0.5モル/リットル〜2.0モル/リットルである。
【0033】
また、非水溶媒としては、従来より非水電解液に使用されている種々の非水溶媒を使用することができる。例えば、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等の環状炭酸エステルや、炭酸ジエチル、炭酸ジメチル等の鎖状炭酸エステル、プロピオン酸メチルや酪酸メチル等のカルボン酸エステル、γ−ブチルラクトン、スルホラン、2−メチルテトラヒドロフランやジメトキシエタン等のエーテル類等を使用することができる。これらの非水溶媒は単独で使用してもよく、複数種を混合して使用してもよい。その中でも特に、酸化安定性の点からは、炭酸エステルを用いることが好ましい。
【0034】
上述したような正極2と、負極3とは、セパレータ4を介して密着して渦巻型に多数回巻回されて巻層体を構成する。そして、内側にニッケルメッキを施した鉄製の電池缶5の底部に絶縁板6が配されており、絶縁板6上に上記巻層体が収納されている。
【0035】
そして、負極の集電をとるための、例えばニッケルからなる負極リード7の一端が負極3に接続され、他端が電池缶5に溶接されている。これにより、電池缶5は負極3と導通をもつこととなり、非水電解液電池1の外部負極となる。
【0036】
また、正極2の集電をとるための、例えばアルミニウムからなる正極リード8の一端が正極2に取り付けられ、他端が電流遮断用薄板9を介して電池蓋10と電気的に接続されている。この電流遮断用薄板9は、電池内圧に応じて電流を遮断するものである。これにより、電池蓋10は正極2と導通をもつこととなり、非水電解液電池1の外部正極となる。
【0037】
そして、この電池缶5の中には非水電解液が注入されており、巻回体を浸している。そして、アスファルトを塗布した絶縁封口ガスケット11を介して電池缶5がかしめられており、これにより電池蓋10が固定されている。
【0038】
なお、この非水電解液電池1においては、図1に示すように、巻層体の略中心には例えば巻回時に巻き芯等となるセンターピン12が設けられているとともに、電池内部の圧力が所定値よりも高くなったときに内部の気体を抜くための安全弁装置13及び電池内部の温度上昇を防止するためのPTC素子14が電池蓋10近傍に設けられている。
【0039】
このようにして得られる非水電解液電池1は、黒鉛の物性パラメータを規定することで、初充電時の不可逆容量を大きく低減して、高い可逆容量を有するものとなる。これにより、この非水電解液電池1は、高い放電容量を発揮でき、かつ、低温での負荷特性に優れた電池となる。
【0040】
なお、上述した実施の形態では、非水電解液を用いた非水電解液電池を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、導電性高分子化合物の単体あるいは混合物を含有する高分子固体電解質を用いた固体電解質電池や、膨潤溶媒を含有するゲル状の固体電解質を用いたゲル状電解質電池についても適用可能である。
【0041】
固体電解質としては、リチウムイオン導電性を有する材料であれば無機固体電解質、高分子固体電解質いずれも用いることができる。無機固体電解質として、窒化リチウム、よう化リチウムが挙げられる。高分子固体電解質は電解質塩とそれを溶解する高分子化合物からなり、その高分子化合物はポリ(エチレンオキサイド)や同架橋体などのエーテル系高分子、ポリ(メタクリレート)エステル系、アクリレート系などを単独あるいは分子中に共重合、または混合して用いることができる。
【0042】
ゲル状電解質のマトリックスとしては上記非水電解液を吸収してゲル化するものであれば種々の高分子が利用できる。たとえばポリ(ビニリデンフルオロライド)やポリ(ビニリデンフルオロライド−co−ヘキサフルオロプロピレン)などのフッ素系高分子、ポリ(エチレンオキサイド)や同架橋体などのエーテル系高分子、またポリ(アクリロニトリル)などを使用できる。特に酸化還元安定性から、フッ素系高分子を用いることが望ましい。電解質塩を含有させることによりイオン導電性を賦与する。
【0043】
また、上述した実施の形態では、二次電池を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一次電池についても適用可能である。また、本発明の電池は、円筒型、角型、コイン型、ボタン型等、その形状については特に限定されることはなく、また、薄型、大型等の種々の大きさにすることができる。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の効果を確認すべく行った実施例について説明するが、本発明はこの例に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0045】
<サンプル1>
以下のようにして黒鉛粉末を得た。まず、石油ピッチコークスに石炭ピッチを添加して混合した後、150℃にて加圧成型した。これを不活性雰囲気中300℃で熱処理しさらに700℃まで昇温した後、粉砕、分級して1000℃で不活性雰囲気にて熱処理し黒鉛前駆体を得た。この黒鉛前駆体を、不活性雰囲気中2800℃で1時間熱処理し、黒鉛粉末を得た。
【0046】
以上のようにして得られた黒鉛粉末について、錠剤成型密度、真比重測定、ラマン分光測定を行なった。そして以下の方法で筒型電池を作製し低温負荷特性などを測定した。
【0047】
負極は次のようにして作製した。上記のようにして得た黒鉛粉末を90重量部と、結着材としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を10重量部とを混合し、負極合剤を調製した。この負極合剤を、溶剤であるN−メチルピロリドンに分散させてスラリー(ペースト状)にした。負極集電体として厚さ10μmの帯状の銅箔を用い、この集電体の両面に負極合剤スラリーを塗布し、乾燥させた後圧縮成型して帯状負極を作製した。
【0048】
正極は次のようにして作製した。まず炭酸リチウムを0.5モルと炭酸コバルトを1モルとを混合し、900℃の空気中で5時間焼成してLiCoO2を得た。正極活物質としてこのLiCoO2を91重量部と、導電剤としてグラファイトを6重量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを3重量部とを混合し、正極合剤とした。この正極合剤をN−メチルピロリドンに分散させてスラリー(ペースト状)にした。正極集電体として厚さ20μmの帯状のアルミニウム箔を用い、この集電体の両面に均一に正極合剤スラリーを塗布し、乾燥させた後圧縮成型して帯状正極を作製した。
【0049】
帯状負極、帯状正極及び厚さ25μmの微多孔性ポリプロピレンフィルムよりなるセパレータを、負極、セパレータ、正極、セパレータの順に積層してから、この積層体を渦巻型に多数回巻回し、最外周セパレータ最終端部を、テープで固定し渦巻式電極素子を作製した。
【0050】
このようにして作製した渦巻式電極素子を、図1に示すように、ニッケルめっきを施した直径18mm、高さ65mmの鉄製の電池缶(内径17.38mm、缶肉厚0.31mm)に収納した。渦巻式電極の上下両面には絶縁板を配設し、アルミニウム製正極リードを正極集電体から導出して電池蓋に、ニッケル製負極リードを負極集電体から導出して電池缶に溶接した。この電池缶の中にプロピレンカーボネート(以下、PCと記す。)、エチレンカーボネート(以下、ECと記す。)、ジメチルカーボネート(以下、DMCと記す。)を1対2対2の体積比で混合した混合溶媒中にLiPF6を1モル/リットルの割合で溶解した電解液を注入した。
【0051】
アスファルトで表面を塗布した絶縁封口ガスケットを介して電池缶をかしめることにより、電池蓋を固定し、電池内の気密性を保持させた。以上のような構成で、円筒型非水電解液二次電池を作製した。なお、以下の説明では、便宜上、円筒型非水電解液二次電池を単に電池と記す。
【0052】
<サンプル2>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中2850℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0053】
<サンプル3>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中2900℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0054】
<サンプル4>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中2950℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0055】
<サンプル5>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中3000℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0056】
<サンプル6>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中3050℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0057】
<サンプル7>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中3100℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0058】
<サンプル8>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中3150℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0059】
<サンプル9>
黒鉛粉末を得る際に、黒鉛前駆体を不活性雰囲気中3200℃で1時間熱処理したこと以外はサンプル1と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0060】
<サンプル10>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて3倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0061】
<サンプル11>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて2倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0062】
<サンプル12>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて1.6倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0063】
<サンプル13>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて1.3倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0064】
<サンプル14>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて0.8倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0065】
<サンプル15>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて0.5倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0066】
<サンプル16>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて0.3倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0067】
<サンプル17>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて0.2倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0068】
<サンプル18>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチをサンプル1に比べて0.1倍添加して混合したこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0069】
<サンプル19>
黒鉛粉末を得る際に、石油ピッチコークスに石炭ピッチを添加させなかったこと以外は、サンプル5と同様にして黒鉛粉末を得て、この黒鉛粉末を用いて同様にして電池を作製した。
【0070】
(評価)
以上のようにして得られた黒鉛粉末について、錠剤成型密度、真比重測定、ラマン分光測定を行なった。また、電池について、充放電試験を行い、放電容量、容量ロス、充放電効率、電池容量、低温負荷特性について評価を行った。
【0071】
ラマン分光測定は、試料表面に銀を10nm蒸着し、波長514.5nmのアルゴンレーザを利用して、波数分解能4cm−1のラマン分光器で測定した。
【0072】
錠剤密度は、錠剤直径13mmの錠剤成型器に黒鉛粒子サンプルを0.25g量りとり、5tf/cm2において加圧し成型体を作製しその密度を算出した。
【0073】
錠剤の表面抵抗は、上記と同様に加圧成型された錠剤について、4端子抵抗測定器により測定した。
【0074】
黒鉛の真比重は、真比重測定器オートトゥルーデンサー:MAT5000(セイシン企業製)により測定した。
【0075】
<放電容量、容量ロス及び充放電効率の測定方法>
また、各サンプルの放電容量、容量ロス、充放電効率は、次のようにして測定した。
【0076】
各サンプルにおける黒鉛粉末の放電容量及び容量ロスの測定は、これらを測定するためのテストセルを作製して行った。テストセルを作製する際は、先ず、各サンプルにおける黒鉛粉末にAr雰囲気中、昇温速度約 30℃/分、到達温度600℃、到達温度保持時間1時間となる条件で前熱処理を施す。なお、この前熱処理は以下に示す負極ミックス作製工程の直前行う。次に、この前熱処理を施した黒鉛粉末を90重量%と、バインダーとなるPVDFを10重量%とに溶媒としてジメチルホルムアミドを混合し、乾燥して負極ミックスを作製する。次に、この負極ミックスを37mg秤量し、Niメッシュと一緒に加圧形成して直径15.5mmのペレット状にした作用電極を作製する。次に、対極としてリチウム金属を用い、作用電極と対極との間にポリプロピレン多孔質膜からなるセパレータを介して積層した状態で、PC、EC、DMCを1対1対1の割合で混合した混合溶媒中にLiPF6を1モル/リットルの割合で溶解した電解液と共に直径20mm、厚さ2.5mmとなる外装缶に封入してコイン型のテストセルを作製した。
【0077】
次に、以上のようにして作製したテストセルを用いて放電容量及び容量ロスの測定する際は、以下の条件で行った。なお、この測定において、黒鉛粉末へのリチウムのドープ/脱ドープは、黒鉛粉末にリチウムがドープされる過程は充電ではなく放電であり、脱ドープされる過程は放電ではなく充電であるが、便宜上実電池での実体にあわせるものとする。すなわち、ここでは、黒鉛粉末に対するリチウムのドープ過程を充電、リチウムの脱ドープ過程を放電と称することにする。
【0078】
テストセルを充電(リチウムを黒鉛粉末にドープ)する際は、テストセル当たり1mAの定電流、定電圧0mV(Li/Li+)で充電を開始し、充電電流が0Aになるまで充電した。テストセルを放電(リチウムを黒鉛粉末より脱ドープ)する際は、テストセル当たり1mAの定電流で、端子電圧が1.5Vになるまで放電した。そして、このような条件で充放電して得られた放電容量より、黒鉛粉末1g当たりの放電容量を換算した。
【0079】
また、充電容量より放電容量を差し引くことで容量ロスを求めた。如何なる炭素質材料を用いても、初回の充放電においては、放電容量は充電容量より小さい値となる。これは、炭素質材料が、通常、充電されても放電されない電気量を有しているからである。ここでは、黒鉛粉末に充電されて放電されなかった電気容量を便宜上容量ロスと定義した。この容量ロスの値も黒鉛粉末を評価する上で重要である。
【0080】
さらに、テストセルにおける初回の充電容量に対す初回の放電容量の比率を充放電効率とした。
【0081】
<電池容量および低温負荷特性評価方法>
また、各サンプルの電池を用いて、容量評価、低温負荷特性評価を行なった。各サンプルに対して電位領域が充電電圧を4.2V迄とし、充電電流値を1000mAとする定電流定電圧充電を行い、充電後、放電電流値を1000mAとする3V迄の定電流放電を行ったときの初回の放電容量の値を電池容量とした。また、低温負荷特性評価は、上述した充電条件で充電した各サンプルを0℃環境下で放電電流値を5Aとする3V迄の定電流放電を行い、放電直後の電圧低下極小値を測定した。
【0082】
サンプル1〜サンプル19の黒鉛及び電池についての特性評価結果を表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】
表1に示す評価結果より、先ず、黒鉛のGs値についてみると、Gs値が20よりも大きいサンプル19では、ロス容量が大きくなり充放電効率が低く十分な電池容量及び低温負荷特性が得られていないことがわかる。その他のサンプル、すなわちGs値が20以下のサンプルにおいては、Gs値が3よりも小さいサンプル10で放電能力が低く十分な電池容量が得られていないことがわかる。また、Gs値が10よりも大きいサンプル16〜サンプル18でロス容量が大きくなり充放電効率が低く十分な電池容量が得られていないことがわかる。
【0085】
また、黒鉛の錠剤密度についてみると、錠剤の密度が1.7g/cm3よりも小さいサンプル1〜サンプル3で粒子間の接点が十分に確保されず表面抵抗が高くなってしまっている。これにより、充放電効率が低く十分な電池容量及び低温負荷特性が得られていないことがわかる。一方、錠剤の密度が2.258g/cm3のサンプル9でロスが多くなり、充放電効率が低くなっていることがわかる。
【0086】
さらに、錠剤の表面抵抗についてみると、表面抵抗が50Ω/cmより大きいサンプル1〜サンプル3で容量ロスが多くなり、充放電効率が低く十分な電池容量及び低温負荷特性が得られていないことがわかる。
【0087】
さらにまた、黒鉛の真比重についてみると、2.2g/cm3よりも小さいサンプル1では、電池容量及び低温負荷特性が十分に得られていないことがわかる。
【0088】
これらのサンプルに対し、Gs値が20以下で、さらに好ましくは3以上、10以下であり、錠剤の密度が1.7g/cm3以上、2.25g/cm3以下の範囲であり、表面抵抗が50Ω/cm以下であり、真比重が2.24g/cm3以上、2.256g/cm3以下の範囲にあるサンプル4〜サンプル8、及びサンプル11〜サンプル15では、ロスが低く抑えられ、放電容量、充放電効率、電池容量、低温負荷特性が高められており、これらの全ての特性で良好な結果が得られていることがわかる。
【0089】
以上の結果から、黒鉛粒子のGs値を20以下、具体的には3以上、10以下の範囲とすることで高い可逆容量、かつ負荷特性を達成できることがわかる。さらに、黒鉛粒子の錠剤密度を1.70g/cm3以上、表面抵抗を50Ω/cm以下、真比重を2.20g/cm3以上と規定することで、より高い可逆容量、かつ負荷特性を達成することができる。
【0090】
【発明の効果】
本発明では、負極活物質となる黒鉛のパラメータを規定することで、初充電時の不可逆容量を大きく低減して、高い可逆容量を有するものとなる。これにより、本発明では、高い放電容量を発揮でき、かつ、低温での負荷特性に優れた非水電解質電池を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非水電解液電池の一構成例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 非水電解液電池、2 正極、3 負極、4 セパレータ、5 電池缶、6絶縁板、7 負極リード、8 正極リード、9 電流遮断用薄板、10 電池蓋、11 絶縁封口ガスケット、12 センターピン、13 安全弁装置、14PTC素子
Claims (5)
- 正極と、負極と、非水電解質とを備え、
上記負極は、アルゴンレーザ光を用いて測定された表面増強ラマン分光スペクトルから、式(1)によって求められるGs値が20以下である黒鉛を負極活物質として用いたことを特徴とする非水電解質電池。
Gs=Hsg/Hsd ・・・(1)
(ここでのHsgは、1580cm−1〜1620cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さであり、Hsdは、1350cm−1〜1400cm−1の範囲にピークを有するシグナルの高さである。) - 上記黒鉛のGs値が、3以上、10以下の範囲であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池。
- 上記黒鉛の真比重が2.20g/cm3以上であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池。
- 上記黒鉛は、直径13mmの錠剤成型器にサンプルを0.25g量りとり、5tf/cm2において加圧し成型されてなる錠剤の密度が1.70g/cm3以上であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池。
- 上記黒鉛は、直径13mmの錠剤成型器にサンプルを0.25g量りとり、5tf/cm2において加圧し成型されてなる錠剤の表面抵抗が50Ω/cm以下であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池。
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