JP2005017786A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置本体101の上部位置に配置されたスキャナ部3と、装置本体の下部位置に配置された作像部1と、前記スキャナ部3と前記作像部1との間の装置本体101に設けられた空間である胴内排紙部4と、前記スキャナ部3の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源302と、前記スキャナ部3の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源302の光を透過する光透過部309とを有し、前記原稿読み取り用光源302からの光が前記光透過部309を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部4を照らす画像形成装置100において、排出された用紙のサイズにより前記光透過部309に設けられた円盤型の光透過部材311によって前記胴内排紙部4を照らす光の色調を変更する。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関し、さらに詳しく言えば、原稿読み取り部と作像部との間の装置本体に胴内排紙部となる空間を設けた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディジタル複写機において、原稿読み取り部と作像部の間に排紙空間を設け、コピー、ファクシミリ受信など記録紙が装置の内側に排出される胴内排紙型のものが普及している。こうした胴内排紙型複写機は、排紙トレイを装置側面に張り出したウィング型に比べて、省スペースの点で優れているが、内部に記録紙が排出されるため、ユーザに排出された記録を視認させにくいという問題もあった。
【0003】
そこで、従来、原稿読み取り部の筐体の胴内排紙部側に光透過手段を設け、該光透過手段により原稿読み取り用光源からの光を胴内排紙部に導き、排出された紙(コピー動作やファクシミリ受信により記録された用紙)を照らし、胴内排紙部の視認性を向上させるようにしているものがある(特許文献1、2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−194565号公報 (第3図参照)
【特許文献2】
特開2000−78330号公報 (第3図参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の画像形成装置では、胴内排紙部の視認性は向上するものの、排出された用紙を単に照らすのみなので、その用紙に関する排出情報(例えば、用紙サイズ、プリント指令を発したパーソナルコンピュータ、プリントジョブの進捗状況など)を明確に得ることは困難である。
【0006】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、胴内排紙部に排紙される用紙に関する排出情報を明確に表示することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、装置本体の上部位置に配置された原稿読み取り部と、装置本体の下部位置に配置された作像部と、前記原稿読み取り部と前記作像部との間の装置本体に設けられた空間である胴内排紙部と、前記原稿読み取り部の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源と、前記原稿読み取り部の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源の光を透過する光透過手段とを有し、前記原稿読み取り用光源からの光が前記光透過手段を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部を照らす画像形成装置において、前記原稿読み取り用光源の点灯パターンを変更することにより用紙に関する排出情報を提供することを特徴とする。
【0008】
或いは、装置本体の上部位置に配置された原稿読み取り部と、装置本体の下部位置に配置された作像部と、前記原稿読み取り部と前記作像部との間の装置本体に設けられた空間である胴内排紙部と、前記原稿読み取り部の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源と、前記原稿読み取り部の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源の光を透過する光透過手段とを有し、前記原稿読み取り用光源からの光が前記光透過手段を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部を照らす画像形成装置において、前記光透過手段によって前記胴内排紙部を照らす光の色調を変更することにより用紙に関する排出情報を提供することを特徴とする。
【0009】
或いは、装置本体の上部位置に配置された原稿読み取り部と、装置本体の下部位置に配置された作像部と、前記原稿読み取り部と前記作像部との間の装置本体に設けられた空間である胴内排紙部と、前記原稿読み取り部の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源と、前記原稿読み取り部の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源の光を透過する光透過手段とを有し、前記原稿読み取り用光源からの光が前記光透過手段を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部を照らす画像形成装置において、前記光透過手段を前記原稿読み取り用光源の原稿走査方向に並んで複数設け、前記原稿読み取り用光源からの光が前記胴内排紙部を照らす位置によって用紙に関する排出情報を提供することを特徴とする。
【0010】
なお、前記光透過手段は、前記原稿読み取り部の筐体の底板に設けられた開口と、該開口を覆う光透過部材とから構成されるものである。
【0011】
また、画像形成装置本体に人の接近を検知する検知手段を設け、該検知手段が人の接近を検知した場合に、前記原稿読み取り用光源を点灯させることを特徴とする。或いは、画像形成装置本体に前記胴内排紙部の周囲の明るさを検知する検知手段を設け、該検知手段が所定以上の照度を検知したときは、前記原稿読み取り用光源を点灯させないことを特徴とする。
【0012】
そして、画像形成装置が省電力モードに移行したときは、前記原稿読み取り用光源を点灯させないことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す正面図である。画像形成装置100は、その装置本体101と、装置本体101の上面にオプションとして装着された自動原稿給送装置(以下、ADFという。)102とで構成されている。この画像形成装置100は、複写機、プリンタの機能とファクシミリの機能とを併せ持ち、また、読み取った原稿の画像情報(光信号)を電気信号に変換して作像を行う、いわゆるディジタル複合機である。
【0014】
本体装置101は、そのほぼ中央部に作像部1が配置され、その下方に給紙部2が位置している。また、本体最上部には原稿読み取り部としてのスキャナ部3が配置されている。そして、そのスキャナ部3と作像部1との間の装置本体101には図2に示すように、空間が設けられ、この空間が胴内排紙部4として構成されている。
【0015】
装置本体101において、作像部1は従来周知の電子写真方式によるプリントエンジンとして構成され、図示しないレーザ書き込み装置、電子写真プロセス手段、定着装置等を内蔵している。給紙部2は、2段の給紙カセット21を有しており、作像部1に記録用紙を供給する。各カセット21は装置手前側に引き出して用紙補給を行うフロントローディング・タイプであり、カセット前面の中央部に引き出し用の取っ手が設けられている。
【0016】
上記スキャナ部3は、図2〜図4に示すように、その上面にコンタクトガラス301が配置され、その下方にスキャナユニットとして光源302及び第1ミラー303を搭載する走行体としての第1キャリッジ304と、ダハミラー305を搭載する第2キャリッジ306と、原稿光像を光電変換素子としてのCCD308に結像するレンズ307とを有している。上記第1キャリッジ304と第2キャリッジ306は、通常、図6に示すホームポジションに位置され、原稿の読み取りを開始すると、異なる速度で矢印方向に走向される。
【0017】
胴内排紙部4、正面を除く三方の側面、すなわち図1における左右両側と装置奥側が壁面によって取り囲まれ、さらにスキャナ部3及び作像部1の筐体により上下を囲まれている。この胴内排紙部4には、その最下部に排紙トレイ41が設けられ、排紙トレイ41は作像部1の上面に形成または設置されたものである。図1において、左側の排紙部側壁45内には用紙搬送路(図示せず)が設けられ、作像部1で記録が行われた用紙は、この側壁45の高さ方向における中央や下の位置から排紙トレイ41上に排出される。なお、側壁45内の用紙搬送路の適宜位置に、用紙排出切換機構を設けてやれば、排紙トレイ41の上部に複数の補助トレイを装着して用紙を排出することが可能となる。
【0018】
ADF102は、装置奥側に設けられたヒンジ(図示せず)により本体101の上部に装着され、スキャナ部3の上面のコンタクトガラス301を開閉及び閉鎖可能に覆うように設置されている。ADF102の構成及び作用は従来周知のものと同様であるので詳しい説明を省略するが、その原稿台71上にセットされた原稿束(図示せず)は、下側から1枚ずつコンタクトガラス301上に搬送され、スキャナ部3による読み取り操作が終了した原稿は、原稿排紙台72上に排出される。自動給紙によらないコピーや、本又はノートなどのコピーのときは、ADF102を圧板として用いることができる。なお、オプションであるADF102を装着しない場合は、スキャナ部3の上面には、コンタクトガラス301上の原稿を押える圧板が装着される。
【0019】
ここで、本実施形態の画像形成装置100における複写動作について、ADF102を圧板として使用する場合を例にとって簡単に説明する。ADF102を開放し、スキャナ部3上面のコンタクトガラス301上に原稿を載置する。ADF102を閉めた後、後述する操作部により複写枚数などを指定しスタートボタンを押下する。すると、スキャナユニットによる原稿の読み取りが開始され、読み取られた原稿の画像情報は光電変換によりディジタル化されて画像処理される。その処理された信号に基づいて作像部1で画像形成が行われ、本体給紙部2の給紙カセット21から給送された用紙に顕画像(トナー像)が転写される。用紙上に転写されたトナー像は定着装置により定着され、胴内排紙部4の排紙トレイ41上に排出される。なお、作像部1における電子写真方式による画像形成については周知であるので説明を省略する。
【0020】
また、画像形成装置100をファクシミリとして使用する場合は、ADF102にセットした原稿をスキャナ部3で読み取って送信を行う。そして、受信した画像情報を記録する場合は、給紙部2から給送した用紙に作像部1で記録して排紙トレイ41上に排出する。
【0021】
排紙トレイ41上の排紙された用紙は、胴内排紙型画像形成装置であるためにその正面側のみしか開放されていないので装置周囲から光が差し込みにくく、暗くて見えにくいという問題がある。
【0022】
そこで、本実施形態では図2に示すように、光透過手段としてスキャナ部3の底板31に形成した開口31Aを光透過部材310で覆った光透過部309を設けている。この場合、この光透過部材310としては透明若しくは半透明のプラスチック、ガラス等により形成されている。また、本実施形態の光透過部309は胴内排紙部4全域の視認性が向上するように、胴内排紙部4のほぼ中央に対応する位置に設けられている。
【0023】
このように構成された画像形成装置100は、スキャナ部3内に設けられている原稿読み取り用光源302を点灯すれば、該光源302からの光が光透過部309を介して胴内排紙部4を照らし、該胴内排紙部4に排紙されたコピー動作やファクシミリの受信により記録された用紙を容易に視認することができる。かくして、原稿読み取り用光源302を利用して胴内排紙部4の視認性を向上することが可能である。
【0024】
ところで、原稿読み取り用光源302は図6に示す図の左端がホームポジションであって、その本来の役目である原稿を露光走査するとき、該位置より右方へ移動走査する。したがって、原稿読み取り用光源302は通常そのホームポジションに位置されている。上記のように、この原稿読み取り用光源302を利用して胴内排紙部4を照らすとき、ホームポジションに光透過部309を設けて、原稿読み取り用光源302をホームポジションで点灯しても胴内排紙部4全域を良好に照らすことが難しい。
【0025】
そこで、本実施形態では一枚若しくは一連のコピー等が終了して胴内排紙部4に用紙Pが排出されると、図5に示すように原稿読み取り用光源302を、ほぼ中央の光透過部309の近傍まで移動させて点灯させる。このようにすれば、胴内排紙部4全域を良好に照らすことができるとともに、このときコピー動作やファクシミリ読み取り動作において画像読み取り動作は既に終了しているので、原稿読み取り用光源302の移動が読み取り動作に支障をきたすことはない。
【0026】
この場合、単に原稿読み取り用光源302を点灯させるだけであると、ユーザは胴内排紙部4に排出された用紙Pのサイズを視認することは難しい。
【0027】
そこで、本実施形態ではさらに、用紙PがA4用紙の場合は原稿読み取り用光源302を点滅させたり、B5用紙の場合は常時点灯させたりして、用紙サイズによって点灯パターンを変更する。このようにすれば、コピー時或いはファクシミリ受信時に、ユーザに排出された用紙のサイズを示すこともできるようになり、使い勝手がよくなる。
【0028】
なお、ディジタル複合機である画像形成装置100を、ネットワークプリンタとして使用する場合は、図7に示すように、複数台のパーソナルコンピュータPC1〜PCnがLAN回線を介して画像形成装置100に接続される。そして、各パーソナルコンピュータPC1〜PCnにインストールされたプリンタドライバを使用してプリントを行う。パーソナルコンピュータPC1〜PCnからプリントの指令が出されると、画像形成装置100は、指令ごとにジョブを記憶する。
【0029】
本実施形態では一回のジョブが終了して胴内排紙部4に用紙Pが排出されると、図5に示すように原稿読み取り用光源302を、ほぼ中央の光透過部309の近傍まで移動させて点灯させる。これにより、胴内排紙部4全域を良好に照らすことができる。
【0030】
この場合、単に原稿読み取り用光源302を点灯させるだけであると、ユーザはどのパーソナルコンピュータからのプリント指令に基づいてジョブが終了したものであるか視認することは難しい。
【0031】
そこで、本実施形態ではさらに、ジョブ終了がパーソナルコンピュータPC1からのプリント指令による場合は点滅させたり、パーソナルコンピュータPC2の場合は常時点灯させたりして、ネットワーク上のパーソナルコンピュータごとにジョブ終了時の点灯パターンを変更する。このようにすれば、プリント時に、ユーザにプリント指令を発したパーソナルコンピュータを特定させることもできるようになり、使い勝手がよくなる。さらに、ジョブ終了時のみならず、ジョブの進捗状況に応じて、ジョブ受付時は短い間隔で点滅、ジョブ実行中は点灯というように、胴内排紙部4を照らすようにしてもよい。
【0032】
この原稿読み取り用光源302の点灯は、所定の時間が経過すると消灯させることが不必要な電力の消費を防ぐことからも好ましい。そして、この一定時間の設定は装置操作部から任意に設定できるようにすることも可能である。
【0033】
また、このスキャナ部3の第1のキャリッジ304の移動制御と原稿読み取り用光源302の点灯、消灯制御は胴内排紙部4の排紙トレイ41に排紙された用紙の有無を検出するセンサを設け、制御してもよく、このとき、胴内排紙部4の紙の有無による原稿読み取り用光源302の効果的な点灯が可能であるから、省電力化が図られる。さらに、コピーやファクシミリの作像系が一連の動作を終了し、排紙トレイ41へ用紙があるときは、当然画像読み取り動作も終了しているので、胴内排紙部4の視認性向上、すなわち胴内排紙部4を照らすことができる。
【0034】
さらに、胴内排紙部4の明るさを検出するセンサを設け、環境照度により、胴内排紙部4が充分に明るい場合は、不必要な電力消費を抑えるため、胴内排紙部4の照明を行わないようにしてもよい。またさらに、画像形成装置100がスリープモードやオートシャットオフモードなどの省エネモードに移行したときは、省エネを優先させるため、排紙部の照明を行わないようにするとよい。ただし、この場合であっても、プリンタ出力時に個人情報やジョブ進捗状況を示す場合は、遠くからでも視認できるように、胴内排紙部4の照明を行う。
【0035】
また、上記実施形態では原稿読み取り用光源302が用紙Pを排紙後、一定時間点灯してから消灯するように構成している。よって、用紙Pが排紙されたことに気づかず、一定時間経過して原稿読み取り用光源302が消灯されてしまうと、その後用紙を取り出すとき等の視認性に問題が生ずる。
【0036】
そこで、画像形成装置100の前に人がいることを検知するセンサ、若しくは胴内胴内排紙部4内に手が入れられたことを検出するセンサを設けることにより、排出直後(または一定時間内)でなくても、ユーザが排出紙を取ろうとするときは、任意に胴内排紙部4を照らすことを可能とすることができる。
【0037】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は、第2の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。図9は、そのスキャナ部及び排紙部を示す正面断面説明図である。これらの図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0038】
本実施形態では図8、図9に示すように、光透過手段としてスキャナ部3の底板31に形成した開口31Aを円盤型の光透過部材311で覆った光透過部309を設けている。この場合、この光透過部材311は、透明若しくは半透明のプラスチック、ガラス等により形成された中心角120°の扇形の光透過片311R,311G,311Bを円盤型に貼り合せて合体したものであり、各扇形の部分が互いに色分けされるように光透過片311R,311G,311Bはそれぞれ赤、緑、青色の材料を用いて作られている。光透過部材311の円盤の中心には、回転軸312が設けられ、この回転軸312により光透過部材311は底板31に対して回転可能に取り付けられている。
【0039】
また、本実施形態の開口31Aは胴内排紙部4全域の視認性が向上するように、胴内排紙部4のほぼ中央に対応する位置に設けられている。開口31Aは、底板31に回転可能に取り付けられた円盤型の光透過部材311に覆われているが、このとき、開口31Aの上には色調の異なる3つの扇形の光透過片311R,311G,311Bのいずれかが位置している。光透過部材311は、図8中の矢印のように、時計回りに中心角120°刻みで回転可能になっている。
【0040】
このように構成された画像形成装置100は、スキャナ部の底板31に開口31Aを光透過部材311で覆った光透過部309を設けたので、スキャナ部3内に設けられている原稿読み取り用光源302を点灯すれば、該光源302からの光が光透過部309を介して、すなわち開口31A上の光透過片311R,311G,311Bのいずれか一つを通過して、胴内排紙部4を色分けした形で照らし、該胴内排紙部4に排紙されたコピー動作やファクシミリの受信により記録された用紙を容易に視認することができる。かくして、原稿読み取り用光源302を利用して胴内排紙部4の視認性を向上することが可能である。
【0041】
この場合、胴内排紙部4を単一の色調で照らすだけだと、ユーザは胴内排紙部4に排出された用紙Pのサイズを視認することは難しい。
【0042】
そこで、本実施形態ではさらに、光透過部材311を回転させることにより、用紙PがA4用紙の場合は原稿読み取り用光源302からの光を光透過片311Rに通過させて赤色の光で照らしたりたり、B4用紙の場合は光透過片311Gに通過させて緑色の光で照らしたりたり、B5用紙の場合は光透過片311Bに通過させて青色の光で照らしたりすることにより、用紙サイズによって胴内排紙部4を照らす色調を変更する。このようにすれば、コピー時或いはファクシミリ受信時に、ユーザに排出された用紙のサイズを示すこともできるようになり、使い勝手がよくなる。
【0043】
なお、画像形成装置100をネットワークプリンタとして使用する場合は、ネットワーク上のパーソナルコンピュータごとにジョブ終了時に胴内排紙部4を照らす色調を変更する。このようにすれば、プリント時に、ユーザにプリント指令を発したパーソナルコンピュータを特定させることもできるようになり、使い勝手がよくなる。
【0044】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図10は、第2の実施形態に係る画像形成装置の斜視図である。図11は、そのスキャナ部及び排紙部を示す正面断面説明図である。これらの図において、上記第1の実施形態と共通の部材には同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0045】
本実施形態では図10、図11に示すように、光透過手段としてスキャナ部3の底板31に、原稿読み取り用光源302の露光走査方向に並んで略中央、左端(ホームポジション)、右端の3カ所に形成した開口31A、31B,31Cをそれぞれ光透過部材313A,313B,313Cで覆った光透過部309A,309B,309Cを設けている。この場合、これらの光透過部材313A,313B,313Cとしては、透明若しくは半透明のプラスチック、ガラス等により形成されている。
【0046】
このように構成された画像形成装置100は、スキャナ部の底板31に開口31A、31B,31Cを光透過部材311A,311B,311Cで覆った光透過部309A,309B,309Cを設けたので、いずれかの位置でスキャナ部3内に設けられている原稿読み取り用光源302を点灯すれば、該光源302からの光が光透過部309A,309B,309Cを介して胴内排紙部4を照らし、該胴内排紙部4に排紙されたコピー動作やファクシミリの受信により記録された用紙を容易に視認することができる。かくして、原稿読み取り用光源302を利用して胴内排紙部4の視認性を向上することが可能である。
【0047】
この場合、常に原稿読み取り用光源302を同じ位置(すなわち、略中央の光透過部309Aの近傍、或いは左端の光透過部309B近傍又は右端の光透過部309C近傍)で点灯させるだけだと、ユーザは胴内排紙部4に排出された用紙Pのサイズを視認することは難しい。
【0048】
そこで、本実施形態ではさらに、図11に示すように、原稿読み取り用光源302を移動させることにより、用紙PがA4用紙の場合は原稿読み取り用光源302からの光が光透過部309Aを介して胴内排紙部4を照らしたり、B4用紙の場合は光透過部309Bを介して胴内排紙部4を照らしたり、B5用紙の場合は光透過部309Cを介して胴内排紙部4を照らしたりすることにより、用紙サイズによって胴内排紙部4を照らす位置を変更する。このようにすれば、コピー時或いはファクシミリ受信時に、ユーザに排出された用紙のサイズを示すこともできるようになり、使い勝手がよくなる。
【0049】
なお、画像形成装置100をネットワークプリンタとして使用する場合は、ネットワーク上のパーソナルコンピュータごとにジョブ終了時に胴内排紙部4を照らす位置を変更する。このようにすれば、プリント時に、ユーザにプリント指令を発したパーソナルコンピュータを特定させることもできるようになり、使い勝手がよくなる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、原稿読み取り用光源によって胴内排紙部を照らし、コピー動作、ファクシミリの受信、或いはプリント動作により該胴内排紙部に排紙された用紙を容易に視認することができるとともに、ユーザに用紙に関する排出情報(例えば、用紙サイズ、プリント指令を発したパーソナルコンピュータ、プリントジョブの進捗状況など)を提供することができるようになり、使い勝手の良い画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の示す正面図である。
【図2】上記画像形成装置のスキャナ部の内部を示す斜視図である。
【図3】上記画像形成装置の排紙部を示す側面断面説明図である。
【図4】上記画像形成装置のスキャナ部及び排紙部を示す正面断面説明図である。
【図5】光源が点灯している状態を示す正面説明図である。
【図6】光源がホームポジションにある状態を示す正面説明図である。
【図7】画像形成装置をLAN接続してネットワークプリンタとして使用する場合の概念的なブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置のスキャナ部の内部を示す斜視図である。
【図9】上記画像形成装置のスキャナ部及び排紙部を示す正面断面説明図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置のスキャナ部の内部を示す斜視図である。
【図11】上記画像形成装置のスキャナ部及び排紙部を示す正面断面説明図である。
【符号の説明】
1 作像部
2 スキャナ部(原稿読み取り部)
4 胴内排紙部
31A 開口
101 装置本体
302 原稿読み取り用光源
304 第1キャリッジ
309,309A,309B,309C 光透過部
310,311,313A,313B,313C 光透過部材
311R,311G,311B 光透過片
Claims (7)
- 装置本体の上部位置に配置された原稿読み取り部と、装置本体の下部位置に配置された作像部と、前記原稿読み取り部と前記作像部との間の装置本体に設けられた空間である胴内排紙部と、前記原稿読み取り部の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源と、前記原稿読み取り部の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源の光を透過する光透過手段とを有し、前記原稿読み取り用光源からの光が前記光透過手段を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部を照らす画像形成装置において、前記原稿読み取り用光源の点灯パターンを変更することにより用紙に関する排出情報を提供することを特徴とする画像形成装置。
- 装置本体の上部位置に配置された原稿読み取り部と、装置本体の下部位置に配置された作像部と、前記原稿読み取り部と前記作像部との間の装置本体に設けられた空間である胴内排紙部と、前記原稿読み取り部の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源と、前記原稿読み取り部の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源の光を透過する光透過手段とを有し、前記原稿読み取り用光源からの光が前記光透過手段を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部を照らす画像形成装置において、前記光透過手段によって前記胴内排紙部を照らす光の色調を変更することにより用紙に関する排出情報を提供することを特徴とする画像形成装置。
- 装置本体の上部位置に配置された原稿読み取り部と、装置本体の下部位置に配置された作像部と、前記原稿読み取り部と前記作像部との間の装置本体に設けられた空間である胴内排紙部と、前記原稿読み取り部の筐体内に設けられた原稿読み取り用光源と、前記原稿読み取り部の筐体の前記胴内排紙部側に設けられ前記原稿読み取り用光源の光を透過する光透過手段とを有し、前記原稿読み取り用光源からの光が前記光透過手段を透過し、用紙が排出された前記胴内排紙部を照らす画像形成装置において、前記光透過手段を前記原稿読み取り用光源の原稿走査方向に並んで複数設け、前記原稿読み取り用光源からの光が前記胴内排紙部を照らす位置によって用紙に関する排出情報を提供することを特徴とする画像形成装置。
- 前記光透過手段が、前記原稿読み取り部の筐体の底板に設けられた開口と、該開口を覆う光透過部材とから構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像形成装置本体に人の接近を検知する検知手段を設け、該検知手段が人の接近を検知した場合に、前記原稿読み取り用光源を点灯させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像形成装置本体に前記胴内排紙部の周囲の明るさを検知する検知手段を設け、該検知手段が所定以上の照度を検知したときは、前記原稿読み取り用光源を点灯させないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像形成装置が省電力モードに移行したときは、前記原稿読み取り用光源を点灯させないことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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